男「馬鹿で暑苦しいヤンデレ」(41)


ヤンデレ「うおおお!死んでくれ男くうううん!!!!」

男「果物ナイフを振り回すな。危ない」

ヤンデレ「わかった」スッ

男「果物ナイフを両手持ちで構えるな」

ヤンデレ「わかった」スッ

男「果物ナイフを熟練のナイフ使いと思わせるように構えるな」

ヤンデレ「わかった」スッ

男「果物ナイフを自分の力に酔っているナイフ使いのように構えるな」

ヤンデレ「じゃあどうすればいい!」

男「果物ナイフを置いてくれ。君にそれは似合わない」

ヤンデレ「…………」

男「何故俺を殺そうとするんだ」

ヤンデレ「キミが誰かの物になるなら、いっそ私が殺して私だけの物に」

男「俺はまだ誰の物でもない」

ヤンデレ「ならば私のこのナイフは必要ないと言うのか!!」


男「ああそうだ!果物ナイフは捨てろ!俺の家で夕食でもどうだ!」

ヤンデレ「喜んで!」

 ザクッ
男「ぐっ」

ヤンデレ「大丈夫か」

男「大丈夫だが何故指した」

ヤンデレ「夢かと思ったのさ!痛いか男くん!」

男「ああ、痛いな」

ヤンデレ「そうか!」ザクッ

男「何故自分を刺した」

ヤンデレ「男くんに痛い思いをさせた私が無傷では公平ではないだろう!」

男「そうか。確かにそうだな。じゃあ俺の家に行くぞ」

ヤンデレ「よしきた」


 男の家

男「それは何だ」

ヤンデレ「小瓶だ。常に持ち歩けるよう片手に収まる大きさだ」

男「その中身は何だ」

ヤンデレ「見ての通りどろりとした桃色の液体だ」

男「ただの液体ではないのか」

ヤンデレ「ああ。薬だ。世間様で媚薬と呼ばれる類の物だ」

男「媚薬か。効力をきいてもいいか」

ヤンデレ「即効性だ。薬の効果が切れるまでの約三時間もの間、誰かとぐっちゃぐっちゃな交尾がしたくてたまらなくなる」

男「交尾、セッ○スか」

ヤンデレ「ああ。セッ○スだ」

男「ぐっちゃぐっちゃなセッ○スをしたくなる薬をカレーの鍋にいれるのか」

ヤンデレ「そうだ。男くんと一つになりたいからな」

男「即効性なんだろ?」

ヤンデレ「即効性だ」


男「では君は俺のカレーをまともに食べる気はないんだな」

ヤンデレ「!」

男「手料理の意味などなかったか」

ヤンデレ「すまない。私は男くんのカレーをまともに食したい」

男「そうか。なら存分に食べてくれ」

ヤンデレ「ああ、食べよう」

 ポチャ
男「ほう、俺の皿のカレーに直接薬を入れるか」

ヤンデレ「ああ。これなら男くんの手料理を存分に味わえる」

男「そうか。ではきこう。この薬は無味か」

ヤンデレ「無味のはずだ」

男「そうか。俺は食べ物を粗末にしたくない」

ヤンデレ「それは有り難い」

男「ところで手は洗ったか。血がついているぞ」

ヤンデレ「手は洗ったはずだが、そういえば先程お腹の傷口に触れてしまった」


男「ならばもう一度洗わねばならんな。洗面所にあるキレイキ○イでもう一度手を洗うことを勧める」

ヤンデレ「そうだな。行ってくる」

男「……………」
















男「さて、ヤンデレの皿と取り替えるか」


 翌日
 学校

ヤンデレ「生殺しとは辛い物だ」

男の友人「いきなりどうしたのさヤンデレちゃん」

ヤンデレ「昨日男の家に行った」

男の友人「うん」

ヤンデレ「お手製のカレーを振る舞ってくれた」

男の友人「うん」

ヤンデレ「カレーの鍋に友人くんから貰った薬を入れようとした」

男の友人「うん」

ヤンデレ「鍋に入れようとしたが考え直し男くんの皿に入れた」

男の友人「うん」

ヤンデレ「食べる時皿を間違えた」

男の友人「そっか」

ヤンデレ「キミの言うとおりになった」


男の友人「ぐちゅぐちゅになった?」

ヤンデレ「そうだな、二人でぐっちゃぐっちゃになる予定が私だけがぐっちゅぐちゅになった」

男の友人「そっか。男はヤンデレちゃんに何もしなかったの?」

ヤンデレ「期待していた行為ではなかった。私が思うように動けないこてをいいことに私を椅子に縛り付け放置した」

男の友人「どんな気分だった?」

ヤンデレ「股間が滝のようだった。股間が切なくてたまらなかった。男は放置して何もしてくれない」

男の友人「そっか、それは辛かったね。もしそこに男以外の誰かがいたら慰めてあげただろうに」

ヤンデレ「それは御免だ。私は男くん以外を受け入れる気はない。受け入れるぐらいなら死を選ぼう」

男の友人「……そっか」





 放課後

ヤンデレ「男くん!」

男「ああ、ヤンデレか。どうした」

ヤンデレ「一緒に帰--!?」


クーデレ「……行こう、男くん」

ヤンデレ「クーデレ……!戻ってたのか!」

クーデレ「……私が家を開けている間に、男くんがお世話になったみたい。ありがとう」

ヤンデレ「くう……そのままくたばってしまえばよかったものを」

クーデレ「……私は死なないわ。あなたがいるもの」

男「クーデレ……」

ヤンデレ「なっ……ななな……!!私を挑発しているのか、くそっ、くそっ……!!」


男の友人「はいはい、そこまで。また男を狙う敵が来てるみたいだよ」


男「!!」

ヤンデレ「なっ……!しつこい奴らだ!私の男くんを攫おうとするなど!!」


どっかの組織から来た刺客「まずは一番弱そうな女を人質に」


ヤンデレ「私に来るか!!」

クーデレ「!!」

どっかの以下略「女が女を守るか」

クーデレ「ヤンデレ、さがってて」

ヤンデレ「私は守ってくれなどと一言も言ってないぞ!」

クーデレ「友人くん、ヤンデレを連れて逃げて。男は私の目の届く範囲にいて」

友人「行こう、ヤンデレちゃん」
ヤンデレ「嫌だ。男くんを置いていくなど!!」

男「行ってくれ、ヤンデレ。俺は大丈夫だから」

ヤンデレ「でも!」

男「言うことをきいてくれたら週末遊園地に行こう」

ヤンデレ「よしきた!行くぞ友人くん」
友人「そうだね、行こっか」






以下略「ははは!!お友達を逃がしたつもりか!?残念だが組織の者は俺以外にもぐっはあ!!」ザクッ

クーデレ「うるさい」

以下略「う……ぐ………男……オリハルコンを精製する貴様のそのち○こ……必ず我らが手に入れてみせる……」ガクッ


男「俺のち○こは人気者だな」

クーデレ「……そうね」









ヤンデレ「友人くん、このどっかの組織から来た刺客の死体の山、頼めるだろうか」

男の友人「うん。俺が処理するから任せてよ」

ヤンデレ「すまないな。重ねてもう一つ頼みがある」

男の友人「なに?」

ヤンデレ「男くんに果物ナイフは似合わないと言われた。新しい武器が欲しい」

男の友人「新しい武器か、さらに小さいナイフとか?」

ヤンデレ「いや、逆だ。私に可愛らしい刃物など似合わないと男くんは言いたいのだろう」

ヤンデレ「鯨を簡単に捌けるような大きさを希望したい」

男の友人「いいよ。任せて」

ip

新ジャンルですな。期待。


 数日後
 学校

男の友人「出来たよヤンデレちゃん。こんなのはどうかな」

ヤンデレ「おお!これが……!」

男の友人「包丁というより最早剣みたいだけどね」

ヤンデレ「凄いな……この大きさだと私の胴体など一振りで分断出来る」

男の友人「材質は今までの物と同じくオリハルコン製。切れ味と強度に問題は無いよ」

ヤンデレ「ふむ」ザクッ

男の友人「どう?」

ヤンデレ「本当だ、よく切れる」

男の友人「そしてこっちがケース。抜き身で持ち歩くには大きすぎるから」

ヤンデレ「そうだな。これなら楽器のケースだと誤魔化せる」

男の友人「誤魔化せなかったら何時も通り切るといいよ」

ヤンデレ「そうしよう。……世話をかけるな、友人くん」

男の友人「気にしないで。好きでやってることだから」


 週末
 遊園地

ヤンデレ「男く……なんてことだ」

男「来たぞ」
クーデレ「来たわ」

ヤンデレ「男くん」

男「なんだ」

ヤンデレ「何故クーデレがいるんだ」

男「俺と一緒に行くと言ってきかなくてな」

ヤンデレ「二人っきりのデートではなかったのか」

男「遊園地に行こうとは言ったが二人っきりとは言っていない」

ヤンデレ「そうだった」

男「納得したか」

ヤンデレ「納得した」

クーデレ「待った?ヤンデレ」

ヤンデレ「やはり納得出来ない」


クーデレ「……私達も一時間前に来てしまった。待った?」

ヤンデレ「私はたったの三時間前だ。待ったとは言わない」

ヤンデレ「ではなく」

ヤンデレ「何故キミがいるんだ」

クーデレ「あなたがいるから」

ヤンデレ「私と男くんを二人きりにさせないという寸法か」

クーデレ「寸法よ」

ヤンデレ「なんてことだ」

クーデレ「それだけじゃないわ。男くんは護衛対象だから」

ヤンデレ「むむむ、」

男「ヤンデレ」

ヤンデレ「なんだ、男くん」

男「背負っているその大きなケースは何かきいてもいいか」

ヤンデレ「いいぞ。表向きは楽器のケースだ」

男「そうか。本当は何かきいてもいいか」


ヤンデレ「いいぞ。私の武器だ。もちろん刃物だ」

男「そうか。ここは遊園地だ。刀傷沙汰は避けたい」

ヤンデレ「善処しよう」

クーデレ「ヤンデレ、ジェットコースターに乗りましょう」

ヤンデレ「無理のようだ」

男「どうどう」

ヤンデレ「むむむ、」

男「どうどう」






 遊園地
 ジェットコースター

クーデレ「きゃー」
男「うおー」

ヤンデレ「きゃああああああああああああああああああ!!!!」


 遊園地

クーデレ「楽しかった」
男「楽しかった」

ヤンデレ「……楽しかった」

ヤンデレ「ではなく」

ヤンデレ「何故キミの希望をきかねば」

クーデレ「ヤンデレ、次はコーヒーカップに乗りましょう」

ヤンデレ「誰がキミの希望をきくのだ」

男「俺も乗りたい」

ヤンデレ「次はコーヒーカップだ!」






 遊園地
 コーヒーカップ


クーデレ「回る。ぐるぐる」
男「回る。早い」

ヤンデレ「きゃああああああああああああああああああ!!!!」





 遊園地

クーデレ「楽しかった」
男「楽しかった」

ヤンデレ「……楽しかった」

ヤンデレ「ではなく」

ヤンデレ「何故キミの希望をきかねば」

クーデレ「ヤンデレ、次は--」
ヤンデレ「言わせんぞ。誰がキミの希望をきくのだ」

男「絶叫系を制覇したい。俺はそう思っている」

ヤンデレ「男くんがそう言うなら!」



 数時間後


クーデレ「楽しかった」
男「楽しかった」

ヤンデレ「……………」

クーデレ「ヤンデレ。顔色が悪い」

男「そうだな、辛そうだ」

ヤンデレ「……大丈夫だ」

クーデレ「私は満足した。後は任せる」

男「ヤンデレ、沢山付き合わせてしまった。何か乗りたい物はあるか」

ヤンデレ「……観覧車」

男「観覧車か」

ヤンデレ「男と二人で観覧車に乗りたい」

男「いいだろう。乗ろう」

クーデレ「私は」


ヤンデレ「二人っきりだ」
男「二人っきりと希望している」

クーデレ「むむむ」





 遊園地
 観覧車

ヤンデレ「男くん」

男「なんだ」

ヤンデレ「二人っきりだ」

男「そうだな」

ヤンデレ「ふふ……ふふっ!嬉しい!嬉しいよ男くん!!」

ヤンデレ「見て!あんなに遠くまで見える」

男「そうだな。あの辺が俺達の学校か」

ヤンデレ「ふふっ!あの方向に男くんの家がある!」

男「俺の家が見えるのか?」


ヤンデレ「いや、まだだ。だが観覧車が一番上にまで達すれば--!!!?」


クーデレ「………」


ヤンデレ「何故キミがいる」

クーデレ「あなたがいるから」

ヤンデレ「天井部分にしがみつき強風に耐えているようだが」

ヤンデレ「何を言っているのか全く聞こえない」

ヤンデレ「パンツが見えている」

男「モロ見えだ」

ヤンデレ「男くん」

男「何だ」

ヤンデレ「何故クーデレは天井に乗っている」

男「ついて行くと言ってきかなかった」

ヤンデレ「二人っきりではなかったのか」

男「二人っきりと言った。この空間では俺達は確かに二人っきりだ」


ヤンデレ「…………」

男「納得出来ないか」

ヤンデレ「……納得しよう。観覧車の天井部分は分類上外だろう」

男「では観覧車を楽しもう」

ヤンデレ「そうだな」

男「もうすぐ頂上だ」

ヤンデレ「そうだな。素晴らしい景色だ」

男「そうだな」

クーデレ「そうね」

ヤンデレ「…………男くん。やはり邪魔だ。殺していいか」

男「どうどう」

クーデレ「私は死なないわ。あなたがいるもの」

ヤンデレ「殺していいか」

男「どうどう」

面白い


 遊園地

ヤンデレ「だが楽しかった」
男「悪くなかった」

クーデレ「なかなか良かった」


ヤンデレ「次もっ!次も二人っきりがいい!!」

男「いいだろう。何に乗りたい」

ヤンデレ「えっと、えっと……!」

クーデレ「私は。私は」

ヤンデレ「お前はチェロスでも食っていろ」

クーデレ「……買ってくる」

ヤンデレ「邪魔者は消えた!さぁ……次は」



クーデレ「きゃあ」



男「クーデレの悲鳴だ」


ヤンデレ「クーデレがどうなろうと構わない」



クーデレ「男くん!逃げて!ヤンデレを連れて逃げて!」



男「ああ言っている」
ヤンデレ「言われなくても逃げるさ」



クーデレ「周りは敵!どっかの組織から来た刺客がそこらにうじゃうじゃいる!気をつけて!っ、」



男「クーデレが囲まれているようだ」
ヤンデレ「そのまま死んでしまえ」



クーデレ「私は死なないわ!あなたが--」

クーデレ「…………」

クーデレ「早く行って!早く!!」


男「いいのか」

ヤンデレ「何がだ」

男「君は立ち止まっている」

ヤンデレ「どこに逃げようか迷っているだけだ」

男「大きな包丁だ。最早剣だな」

ヤンデレ「男くんを守るために取り出しただけだ」

男「ヤンデレ」

ヤンデレ「何だ、男くん」

男「どっかの組織から来た刺客達は、クーデレの存在を知っている。だが君の存在を知っているわけではないようだ」

ヤンデレ「そのようだ。私は男くんのか弱い彼女とでも思われているのだろう」

男「だからここには来ない。クーデレさえ消せば、俺などすぐに攫えると思っている」

ヤンデレ「そのようだ。私がただのか弱い彼女ではないと思い知らせてやる」

男「ヤンデレ」

ヤンデレ「何だ、男くん」

男「君の美点は少し馬鹿な所だ。そして少しばかり暑苦しい」


ヤンデレ「ありがとう」

男「歪んでいるが真っ直ぐでもある。なんせ一途だ」

ヤンデレ「そうだな、私は男くん一筋だ」

男「俺は大丈夫だ。三分程なら捕まらずにいられる」

ヤンデレ「心配だ」

男「すぐ戻って来てくれ。俺は攫われたくない。俺のち○こは俺自身の意志で所有者を決めたい」

ヤンデレ「…………」

男「ヤンデレ」

ヤンデレ「……わかった」

ヤンデレ「ライバルが多いと面倒だからな。他意は無い。それだけだ。そう認識してくれ、男くん」

男「わかった」

ヤンデレ「--いくぞ、私の新たな武器よ。敵は全てぶった斬ってくれる」




どっかの組織から来た刺客1「ふはは!この数で囲めば手も足も出まい」

クーデレ「まだ手も足も出るわ」

どっかの組織以下略「ぐはぁ!!わ、私を倒した所で状況は変わらん……沢山の刺客がお前を……」

ヤンデレ「うるさいぞ」

以下略「げふっ」バタッ

クーデレ「!?ヤンデレ、何故ここに」

ヤンデレ「ライバルを殺すためだ」

クーデレ「逃げてと言った」

ヤンデレ「共倒れを望むがキミには荷が重いようだ。男くんが砂糖に群がる蟻の如くどっかの組織から来た刺客に群がられるのは好ましくない」


以下略「うわああ!!仲間の胴体が次々に切られ強制分裂させられていく!!」


ヤンデレ「男くんのためにライバルは全て消してみせよう」

クーデレ「私も殺すの?」



ヤンデレ「お前も殺す」


ヤンデレ「だが、今ではない」


ヤンデレ「お前を殺すのは私だ。私以外であってはならない」

ヤンデレ「だから、今死ぬのは許さん」



クーデレ「きゅん」



ヤンデレ「…………what?」



クーデレ「やっぱり私はあなたが好き」



ヤンデレ「なんと」


クーデレ「私は死なないわ。あなたがいるもの」

クーデレ「ヤンデレ……最愛の、あなたがいるもの」

ヤンデレ「なんと」


 ズドン ズドン ズドン


以下略「うわああああ!!仲間が次々とヘッドショットされ倒れていく!」


男の友人「ヤンデレちゃん。加勢に来たよ」

男「友人が来てくれた。俺は無事だ」


ヤンデレ「男くん!友人!」


クーデレ「ヤンデレ、結婚しましょう」

ヤンデレ「なんと」


男「おお、ついに言ったか」

ヤンデレ「キミは男くんが好きなのでは」


クーデレ「彼はただの護衛対象。それ以上でもそれ以下でも……いえ、違うわ」

クーデレ「私のライバルであり友でもある」

ヤンデレ「男くん!この話は本当か!?」

男「本当だ。クーデレはレズだ」

男「そして俺はホモだ」

ヤンデレ「なんと」

男「俺はち○このついていない生物に興味はない」

ヤンデレ「なんと」

男「しばらく前より俺の尻の穴は友人のち○こによってずぼずぼされ続けていた。結果、俺はち○こ狂いになってしまった」

ヤンデレ「ずぼずぼ……それは、セッ○クスか」

男「ああ、ホモセッ○スだ」

男「俺は友人のち○こが大好きだ。愛しているとさえ言える」

ヤンデレ「……友人、キミは」

男の友人「弁明させてよヤンデレちゃん。男のケツを掘れば材料がすぐ手に入るんだ」

ヤンデレ「材、料?」


男の友人「ヤンデレちゃんの武器はオリハルコン製。強度質共に最高の物質であるそれを人工的に作り出すことは、ほぼ不可能。--男の精液の使用を除けばね」

ヤンデレ「それは、知っている、が……そんな、これは……」

男の友人「俺は知ってるから。ヤンデレちゃんが一番喜んでくれるプレゼントは、男」

男の友人「男の体液で作ったそれなら必ず喜んでくれる。だから」

ヤンデレ「材料を手早く確保するために……男くんを犯したのか」

男の友人「そうだよ」

クーデレ「それだけじゃないわ」

男の友人「…………」

クーデレ「それだけじゃない。絶対に。……そろそろ、あなたも正直に白状するべき」

男「クーデレの言う通りだ。材料確保のためだけではないだろう」

男「俺がヤンデレと何かある度に、お前は俺を乱暴に犯したじゃないか」

男「恨み言を吐きながら、俺が泣き叫びやめてくれと懇願しても尚、ずぼずぼとぐちゃぐちゃに犯してくれた」

男「おかげで俺は立派なMだ」

男の友人「そうだね……材料のためだけじゃない。俺は……男に嫉妬してた」

ヤンデレ「……なん、だと?どういうことだ、」


男の友人「俺、ヤンデレちゃんが好きだ」

ヤンデレ「なんと」

男の友人「俺がタイミングよく登場したのもずっとヤンデレちゃんを遠くから見ていたからなんだ」

クーデレ「友人くんはストーカーなの」

ヤンデレ「なんと」

男の友人「……俺はね、ヤンデレちゃんが幸せならそれで良かった。……それで良かった、はず、なのに」

男の友人「気付いたら、男を……」

男「俺は親友だと思っていた同性の友人に突然後ろの処女を奪われたわけだ」

ヤンデレ「………………」

男の友人「男がち○こ狂いになったのは俺のせいだ。俺が暴走したから……だから!」

男の友人「俺は、ヤンデレちゃんに、殺されなきゃいけないんだと思う」

ヤンデレ「……私に、殺されたい……?死にたいのか、キミは」

男の友人「死にたくないよ。ヤンデレちゃんの存在する世界にいられなくなるなんて、嫌だから」

男の友人「でも、俺はそれだけの事をしてしまった」

男の友人「俺を殺してくれ、ヤンデレちゃん」



以下略(生き残ったのは自分だけ……!おかしな状況だがここは逃げる!)


ヤンデレ「……出来ない」

男の友人「!?どう、して……俺は殺す価値すら無いって事……?」

ヤンデレ「出来るわけがないだろう!」ポイッ


 ザクッ
以下略「ぐはっ」
以下略(投げ捨てた刃物がこうも見事に……)バタッ


ヤンデレ「確かにキミのせいだ!男くんがホモになってしまったのは!」

ヤンデレ「でも、キミは私の……一番の友達だ」

ヤンデレ「全宇宙で男くんの次に大切な生命体だ!!そんなキミを私の手で狩ろうなど……出来るわけがないだろう……」

男の友人「ヤンデレちゃん……」


クーデレ「ヤンデレ。私は。私は何番?全宇宙で何番?」

ヤンデレ「少し黙ってろ」


クーデレ「あなたがそう言うのなら」


ヤンデレ「……なぁ、友人くん」

男の友人「……なに?」

ヤンデレ「キミは、何時だって、どんな事だって、私の頼みをきいてくれた」

男の友人「うん」

ヤンデレ「それは、私の事が好きだったからか?」

男の友人「そうだよ」

ヤンデレ「私が、私が絶対にキミの事を好きになることは無いと知っていてか?」

男の友人「そうだよ。だって俺は病的なまでに一途な君を好きになったから」

ヤンデレ「……私は悪女になるぞ。嫌いになるのは今のうちだ。私はキミの気持ちを知っていて……キミを利用するだろう」

男の友人「俺はね、ヤンデレちゃん。君の幸せのためなら何だってするって考えてるんだ。君が望むなら世界を滅ぼしたっていい」


男「確かに友人になら滅ぼせるな」
クーデレ「私にはそれ程の力がない。悔しい」


男の友人「利用してよ、俺を。君に必要とされる事だけが、俺の生きる意味。……利用してくれないのなら、俺が生きる意味なんて無いよ」


ヤンデレ「ふふっ……わかったよ。友人くん」

男の友人「さぁ、ヤンデレちゃん。君の願いは?」


ヤンデレ「ち○こだ。私はち○こを所望する」

ヤンデレ「男くんを虜に出来るようなち○こを、私につけてくれ」


男「なんと」

クーデレ「……魔改造……でも、そんな事で私の愛は揺らがない」


ヤンデレ「出来るか?」

男の友人「俺は一度だって君に無理だと言った事がないのに」

ヤンデレ「ああ、そうだったな」

男の友人「--任せてよ。ヤンデレちゃん」


男の友人「必ず君に最高のち○こをつけてみせるから!」







 数週間後


ヤンデレ「男くん!これを見てくれ!!」ボロン

男「なんと」
クーデレ「……凶悪」
男の友人「我ながら良い仕事をしたなぁ」














 正気に戻ったからおわる。

わりと好き

スレタイが新ジャンルだったら支援投下してたな

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2015年12月31日 (木) 21:06:48   ID: R4cWzMF0

ヤンデレの子は神原駿河で再生されました。

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