足柄「提督。セックスをしましょう!」 (17)

とある鎮守府。ここに、もうじき夫婦になろうとする提督と艦娘がおりました。



足柄「提督…… 私たち、いよいよケッコンカッコカリ…… するのよね?」

提督「ああ、待たせて済まなかった。だが、もう少しだ。あと幾つかの任務をこなせば、ようやく晴れて……」



二人三脚で積み上げた努力と愛が実り、運命の日も目前となった二人――



足柄「でもその任務って、大事な項目が抜けているんじゃないかしら?」

提督「ん? 大本営の書類に不備があるわけ……」

足柄「書類上の話じゃなくて…… ほら、男女が一緒になるのだから、大事なコトがあるじゃない?」




皆に祝福される二人だが、問題が一つだけ――



提督「……あ、ああ。しかし、初めてだし心の準備とか……」

足柄「準備なんか要らないわ! さあ、そんな仕事5分で片付けてベッドへ行くわよ!

足柄「提督…… セックスをしましょう!」

提督「お…… おう」



――二人は≪童貞・処女≫だったのです。

……―-




提督「……で、裸になって二人でベッドに座ったは良いが」

足柄「提督、裸って寒いわ。暖房無いの?」

提督「情緒もくそもねえ」

足柄「チンコって思ったより小さいのね」

提督「寒いからな。勃起もまだしてないし」

足柄「提督が短小ということはないわよね?」

提督「ズバリ訊くなよ」

足柄「まあいいわ。とりあえず弄れば大きくなるんでしょ? いくわよ!」

提督「いきなりか…… って痛でッ!? もっと優しくッ!」

足柄「大丈夫! すぐに気持ち良くなる……らしいから!」

提督「違ッ待て!痛ッ!!痛だだだ!マジ無理!痛ッ!痛だだだだだだッッッ!!」

足柄「ちょっとは大きくなったみたいだけど、本で見たのにはまだまだね……咥えてみたらどうかしら?」ガブッ

提督「ギやアアアアアア!!歯が!歯が当たっ!ヤメろ!足柄ッ痛いって!マジ、オイッコラ!

提督「ヤメろオオオオオッッ!!!」

ゴスッ

足柄「きゃあ!」

提督(……ハッ)

提督(しまった…… 思わず殴り飛ばしてしまった…… しかもグーで思いっきり……)

提督「あのー…… 足柄……?」

オソルオソル足柄の顔を覗き込む提督



足柄「うぅ……ひぐっ……」

提督(ヤベェエエエエエエッ!! 当たり前だが泣いていらっしゃるウウウウウッッ!!)

提督「ごめんッ! 本当ごめん、足柄。や、でもさ、お前も俺がヤメろって言ってんのに……
   ……・って、いやいや違くて、それでも流石にグーはやり過ぎたし、その……」

足柄「……良いのよ」

提督「足柄?」

足柄「良いのよッ私なんて! 知ってるもん!
   本当は『飢えた狼』が色気が無いって嫌味なんだって!
   陰で『処女OL』とか言ってバカにされてるって!
   私、知ってるもんッ!」

足柄「だから、いっぱいそういう本読んで、提督には褒めて貰おうって……なのに、こんな
   ……ごめんなさい……ごめんなさいィィイイイウゥおおおおおおおン!
   ううぅおおおおんッ!ぅおっウオオオオオオオン!!!」



提督(スゲえ泣き声…… かわいい……)ドキドキ

扉コンコンッ

提督「ハヒッ!? 誰?」

響「響だけど。司令官、大丈夫かい? 狼のような声が聞こえてきたが」

提督「大丈夫だ!問題無い! 何も問題ないから!」

響「でも、さっきは大きな物音とともに司令官の叫び声も聞こえていたし……
  一体何をしてるのか、部屋に入れてくれないか?」

提督「いや、それは……そう! 映画だよ!映画見てたんだ、狼男の!
   怖い映画だからさ、響は入ってこない方がいいよ! さあ、早く寝なさい」

響「何だそうか。でも、ボリュームは落として欲しいな。
  じゃあ、Спокойной ночи.(おやすみなさい)」トコトコトコ……




提督「……ふぅ。あ、足柄。落ち着いたか?」

足柄「狼……狼男……」

提督「あ……ごめん、そういうつもりじゃ……」

足柄「うゥオオ―― 提督「ストップ! 謝るから、ボリューム落として!ボリューム!」

提督「じゃあ、お互い落ち着いたところで」

足柄「仕切り直しよ!」

提督「マジで?」

足柄「大マジよ! ここで諦めたら艦娘の名が廃るわ!」

提督「しかしあれはどういう力で握ったんだ?(もぎ取られるかと思った……)」

足柄「大きくなると丸太のようにバキバキになるって、それに締め付けが強い方が気持ち良いらしいから、熊を絞め殺す勢いでッ!」

提督「MK5(マジで・去勢される・5秒前)!?」

足柄「提督もたいがい古いわよね」

提督「古いかな?」

足柄「って、どうでもいいのよ、そんなことは。今のが駄目ならどうすればいいのよ?」

提督「じゃあ、握らなくていいから、こう指先で撫でるようなくすぐるような、そんな感じで優しく」

足柄「なるほど、分かったわ。こうかしら? ……フンッ!」ドスッ

提督「フグッ! (秘孔ッ!?)」

足柄「んん~? 間違えたかしら?」

提督「……なんでだよ……チクショウ……」ビクンビクン

提督「いいか、足柄。お前はもう何もするな」

足柄「はぁ~い」ぶすぅ~っ

提督「挿入までは全部俺がするから、そこで大人しく寝てろ」

足柄「なによ、提督だって知識だけのくせに」

提督「お前よりはましだと思う」

ブツブツ言いながらベッドへ大の字に横たわる足柄

提督「……さてと。始めるぞ、足柄」ドキドキ



とりあえず足柄のおっぱいを揉んでみる提督

提督「……」モミモミ

足柄「……」ピクッ

提督「……」モミモミ

足柄「……」

提督「……」モミモミ

足柄「……」

足柄さんは普通に美人

提督「……」モミモミ

足柄「……」

提督「……」モミモミ

足柄「……」

提督「……足柄。気持ち良かったら声くらい出してもいいんだぞ」モミモミ

足柄「え? ……いえ、特に気持ち良くはないわね。少しくすぐったいけど」

提督「あ…… そう……」がっかり

提督「……」モミモミ

足柄「……」

提督「……」モミモミ

足柄「……」

提督「……」モミモミ

足柄「……」

提督「……あんまり面白くないな、これ」モミモミ

足柄「……そうね」

提督「ああもう!しゃらくせえ!」

おっぱいを諦めて手マンへ移行しようとする提督

足柄「結局、提督もいきなり下からじゃないの」

提督「しょうがないだろ。優しくするから」

足柄「お願いよ?」

提督「任せろ! ……」

足柄「……」

提督「……」

足柄「……? 提督。どうかしたの?」

提督「……足柄よ。つかぬ事を訊くが、マンコってここであってるか?」

足柄「……そうよ」

提督「あと、クリトリスってのはどれだ?」

足柄「……もう、自分でするからいいわよ」

提督「あ…… ごめん」

かんこれ知らないけどしえん

なんやかんやで、どうにか挿入までこぎつけた二人

足柄「提督! こっちの準備はOKよッ!」ヌレヌレ

提督「俺の方も臨戦態勢整ってるぜ!」ビンビン

提督・足柄「「いよいよ合体だ!!」」

足柄「何が何だかよく分からなくなってきたけど、ここまで来たからにはやり遂げるわよ!」

提督「もちろんだッ! 覚悟はいいか?」

足柄「バッチこいよ!」

先っぽヌプッ

提督「おっ…… これは!」

足柄「んっ……! 提督、もっと……」

提督「おうッ!」

ヌプズボッ

足柄「ンぎッ!!??!?」

提督「やったッ! 足柄、遂に……」

足柄「んにゃアアアアアアアッ! 痛いィッ!!」

提督「!!??!?」

足柄「痛いッ! ちょっ提督無理よコレ無理無理!無理痛いッ無理無理ィィイイイ!」

提督「え!? いやでもこれ、まだ全然だぞ? 大丈夫だって、きっと最後まで挿れれば……」

足柄「いや無理よッ本当に!痛いし怖いしッ!痛だだだッ!!だから無理ッ痛ッ無理無理ッッ!!」

足柄「痛いって言ってんでしょおがアアアアアアアッッ!!」

バキッ

提督「ぐはッ」

足柄「はぁーッ…… はぁーッ……」



足柄(え!?ナニ今の!痛過ぎじゃない!?ちょっとくらい痛いのは覚悟してたけど、あれはアリエナクナイかしら?
   なんなのよ、せっかくここまで来たのに……そうよね、ここまで頑張ったじゃない。もう少しのとこで諦めるなんてらしくないわ。
   そう、少しの間我慢して堪えれば……堪える?アレを?……
   いや、でも提督だって痛いの我慢して付き合ってくれているのに、期待に応えないわけには……
   ……提督、我慢出来てなかったわよね?私のコト殴り飛ばしたわよね?
   私も今提督を殴っちゃったし、じゃあ、おあいこってコトでいいんじゃないかしら?
   コレで終わりで良いんじゃないかしら?
   ……いや、でも……)

提督(えええええ!?めっちゃ痛がってたよ!あんなに痛がるものなの?
   何か間違えたか?分かんねえよ。凌辱モノのエロ本でももっと良さそうにしてたぞ?
   足柄が大袈裟なんじゃ……でも、血出てたぞ……
   ……マジかよ、血とか1番ヤバイやつじゃん。どういうコトだよ。無理だよ。
   冷静に考えりゃチンコなんて無闇矢鱈ひとの体にぶっさすもんじゃねえよ。
   こんなコトの果てに得た快楽に何の意味があるんってんだ。
   やっぱりセックスなんてあり得ねえよ……)



向かい合ったまま硬直する二人



提督「……あのさ、足柄。別に無理して今ヤる必要はないんじゃないか?
   機会ならこれから幾らでも作ってやれるんだしさ。それに、初めてにしては頑張った方だって、お前は。な?」

提督はヘタれました


足柄「そ……そうよね! 焦れば良いものじゃないし、それに、頑張ったわよね私たち!
   結果じゃないわよ。二人で一緒に頑張った過程の方が愛を育むのに大切だったりするわよね。うん!」

足柄もヘタれました

ヘタれた二人は、その後ますます絆を深め合い、無事にケッコンカッコカリを成し遂げました。

ただの仲間ではなく、新しく夫婦という繋がりを得た二人は、さらに破竹の勢いで数々の武勲をあげて行ったということです。



ちなみに、体の繋がりの方はというと――


提督「これはどうだ?足柄。いけそうじゃね?」

足柄「ん~……痛ッ! やっぱ無理だわ。むしろさっきの方がまだ…… 痛だだッ!」

提督「あっすまん。ちょっと体勢が…… 痛ッ!すぐ抜いてやるからッ手を離し痛アーッッ!」

足柄「ンにゃァァァアアアア!!」

提督「ギやァァァアアアア!!」

響「うるさいな…… また映画でも見てるのか?司令官たちは。いい加減にして欲しいよ、まったく……」



――二人がその任務を完遂するには、まだまだ先のお話……







お疲れ

さま

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2015年01月28日 (水) 18:18:03   ID: AmDB8-pv

リアル過ぎる描写に草生える

2 :  SS好きの774さん   2017年06月02日 (金) 23:26:56   ID: uyl2r1U_

コレでリアルは流石に童貞やろwでも面白かったしもっと書いてほしい

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