幼女「おふろの神さまなのー!」(75)

幼女「おふろには、わたしという名の神さまがすんでるの」

男「!?」ザバッ

幼女「なのに…どうしておにいちゃんはおふろを粗末にあつかうのっ」

男「お、お風呂のなんとか…」

幼女「なんとかじゃなくて、おふろの神さまなのー!」

幼女「だいたいね、自分の体をきれいにするところを汚いままにするなんてナンセンスなの」

男「はい」

幼女「ていうか、前にもあたしおにいちゃんの前にあらわれたよね?」

男「はい…多分」

幼女「あの時たしかあたしと、おふろはきれいにするってちかったよね」

男「はい」

幼女「それなのにどうだ、このてーたらくは!」ペチンッ

男「ああんっ」


ドボーン

それは今から一ヶ月前のこと…


ザパーン

男「ふぅーっ…」

男「やっぱり風呂は最高だな…」

男「なんていうか、血がめぐる感じが、正に生き返るって感じだ」

男「巡り巡る血液…。かきにかきまくる激流の汗…」

男「風呂こそこの世の桃源郷だ…」

幼女「えへへ…。そんなにほめられたら、あたし照れちゃう~」

男「……ッ」ザバッ

幼女「おかーをこーえ、ゆこーおよー♪」

男「くちぶ」

男「…………」

男「あの、あんたいったい何者ですか?」

幼女「え、あたし?あたしはおふろの神さまだよー」

男「かっ、神さまだっ…!」

幼女「うんっ。どぉだ、おどろいただろーう!」バシャ

男「…」 ポタポタ

幼女「ほらほらぁ、おふろの神さまだぞー」

幼女「エライんだぞー崇めてもいいんだぞーぉ」 ペチペチ

男「あ、崇めますからまずはその」

幼女「崇めてくれるの!?」

幼女「うれしいーあたしだれかに崇められるのはじめてー!」

男「…」

よいぞよいぞ

男「あの…」

幼女「んー?」

男「な…なんで崇高なる神さまが俺の目の前で…」

幼女「む。それはね、おにいちゃんがここのおふろをきれいにしてくれないからだよ?」

男「風呂?」

幼女「そう。いつまでもきれいにしないから、痺れを切らしてでてきたの!」

男「あっ…、そういう…」

幼女「まったく。神さまがいるところをきれいにそうじしないなんて。くいあらためなさいねっ」

男「申し訳ありません。今日は色々とありがとうございました」

幼女「? えっへん♪」

そして現在


幼女「もぉーっ。あのときさんざん忠告したじゃないのー!」ポカポカ

男「いやはや…懐かしい懐かしい」

幼女「…」

幼女「…ねえおにいちゃん。数ヶ月あけただけで、もうこんなちょうしなの?」

男「はい」

幼女「ぬ。ということは、入浴タイムに洗い方をちょくちょく教えてたのもぜんぶ聞き流してたのね」

男「密着されつつのご教授を賜ったものですから記憶がなく…」

幼女「ばかぁーっ!」ポカポカポカ

男「あはぁあぁぁんやめないでぇぇぇ…」

前に同じようなスレタイで同じような内容のやつがあったはず

あのパソコンの神様も出てくるやつか
懐かしいな

支援じゃー

書き直されてるのはいいんだけどちょっとやりすぎじゃない?
良かった表現まで殺してる気がする…
支援

幼女「はぁはぁ。もうっ、おにいちゃんはダメダメだねっ」

男「ほ?」

幼女「だって、昼夜めちゃくちゃだし、ごはん食べないし、お外にあまりでないし…」

幼女「そしてなにより、おにいちゃんはいいおとなだというのにはたらいてませんっ!」

男「あがあっががっががががっっggなぜ」

幼女「なぜって、あたしはおにいちゃんの部屋の神さまなんだもん。知ってるよ」

男「え、俺の神さま……?」

幼女「そう!あたしはおにいちゃんのアパートに住んでる、唯一無二の絶対的パートナー幼女なのです!」

男「……」ドプッ

幼女(なんではなぢ…)

男「あ、あの…何か拭くもの…」

幼女「もぉ…しかたないなぁ。はい、ハンドタオル」

男「恩に着ます」フキフキ

幼女「う…。こ、これはおにいちゃんを再教育しないとだめだね…」

男「再教育だって?」

幼女「そう。さいきょういく」

今度こそ戦いぬいて見せまする

男「い、一体俺にどんな褒美を…」

幼女「ざんねん!おにいちゃんにはごほうびではなく、ちょっとした教習期間をあたえます!」

男「きょ…きょうしゅうきかん」

幼女「うんっ」

男「それはどういう」

幼女「あたしがおにいちゃんのそばで、四六時中生活状況をチェックするの!」

男「ゴプッ…」

幼女「…」フキフキ

男「と、いうことは…。神さまはこれから俺と住むってわけか」

幼女「うんっ。どぉた、名案だろーう!」

男「……」



住む→食費が増す→資金欠乏→ネタ枯渇→次いで自慰困難→河原で積み石



男「駄目だ。絶対駄目だ。今すぐ帰ってくれ」

幼女「えーっ、なんでー!」

男「それは俺がスネかじりのどうしようもない隔離もやしだから」

幼女「それはあたし知ってる」

男「知ってるのなら言わせないで頂戴ッ」

幼女「でもおにいちゃん。どうしてそれと共同生活がからみあうのー」

男「それは向こうからの送金が僅かだから。のと絶対防衛圏に入ってほしくない」

幼女「え、えと、まとめると…」

男「親のスネかじってひもじく生きてる俺に君を養う余裕は無い。って訳だ」

幼女「ということはつまり…?」

男「いますぐ帰って下さい怪しい妖怪さん」

幼女「そっ、そんなぁ……」

男「そんなもヘチマもないんだ。理解してくれ」

幼女「でも…でも、やっとこうして出会えたんだよ?それなのに開局数分でさよならなんて…」

男「悪いな。けど、俺は幼女を養えるほどできちゃいないんだよ」

幼女「そ…そんなふうにかっこよく言ってもだめ。おにいちゃんはあたしといっしょに共同生活なのっ」

男「だから無理だってばよ」

幼女「むりじゃないもん、できるもん!」

男「とにかく無理。何が何でも無理なんですね」

幼女「でーきーるー!」バシャバシャ

男「だからできないって。分かって下さいよ」

幼女「できるの。神さまがゆってるんだからできるのっ」

男「神さまってったってお前さんまだ子供じゃんか」

幼女「こどもじゃなくて神さま!」

男「子供な神さま、だろう」

幼女「違うの違うのすっごいおふろの神さまなの!」

男「いやいや…神さまとか言って、実は妖怪で、俺の事喰うって魂胆なんだろ?」

幼女「おにいちゃんなんてたべないよっ」

男「その言動、まるで信用できん。日頃食べてるものとかを挙げてもらわんと」

幼女「ふ、ふだんは、ばななとか、あいすきゃんでぃとか食べてます!」

男「…………………………」

幼女「どお?これであたしのこと、信用してくれた?」

男「…」

幼女「…ねえ、おにいちゃん。おにいちゃんてば」

男「…」フルフル

幼女「な、なんでなの…。さっきまであたしのこと歓迎してくれてた感があったのに…」ジワ

同じ人なの?

入院してたんだっけか

期待

続きはよ

男「だからできないって。分かって下さいよ」

幼女「で…できるの。神さまがゆってるんだからできるのっ」

男「神さまってったってお前さんまだ子供じゃんか」

幼女「こどもじゃなくて神さま!」

男「子供な神さま、だろう」

幼女「違うの違うのすっごいおふろの神さまなの!」

男「いやいや…神さまとか言って、実は妖怪で、俺の事喰うって魂胆なんだろ?」

幼女「おにいちゃんなんてたべないよっ」

男「嘘だッ!!さっき俺の事を虎視眈々と狙ってたって言ってただろ!」

幼女「狙ってたんじゃなくて見守ってたんだってばぁ!」

瞬間、男の脳裏で祖母の言葉が思い出された…。



ばあちゃん『……男や、よくお聞き』

幼男『なぁに、ばっちゃ』

ばあちゃん『お風呂ってのはね、大切にしてないと、垢舐めってのがやってくるんだ』

ばあちゃん『始めは風呂の垢で満足してるが、次第にそれでも我慢ならなくなってくる…』

ばあちゃん『そしてしまいにゃ、その風呂場の持ち主を喰らっちゃうんだよ…』


・・・


男「言う通りだった」

幼女「はぁっ、はぁっ…。え……?」

男「お前は垢舐めだ…」

幼女「ええ?」

男「お前は垢舐めだアァァァァァ!!!」

幼女「おにいちゃんのぼせてるでしょ、絶対にのぼせてるでしょ!」

男「黙れ垢舐めが、お前のような妖怪は浴槽に沈めてやる」ガッシ

幼女「ふぇっ?」

男「覚悟しろ…」

幼女「うわーんいやだいやだ、まだ帰りたくないよぅ!」

男「黙れ、さっさと自分のすみかに帰りやがれ!」

幼女「やだやだっ。あたし、もっともっとおにいちゃんのアパートにいたいー」

男「今後も綺麗に掃除します。さぁ文句はないだろう帰れェ!」

幼女「いやーーーっ!」

男「し、しぶとい奴だな…」

幼女「……なにされたって、ぜったいにおうちなんかにかえらないもん」

幼女「あたしはね、毎日ぐーたらのおにいちゃんを変えるって、心に誓ったんだよ?」

幼女「だから、当の本人になんといわれても、ぜったいにあきらめませんっ」

男「てことはお前、本当に神さまか何かなのか?」

幼女「………」


幼女(おにいちゃんて、ひょっとしておばかさんなのかな…)

男「あ?なんだって?」

幼女「あっいや…。と、とにかくあたしはかえらないって決めたのっ」

男「風呂場を綺麗にしたとしても戻らないのか」

幼女「そうだよ。たとえよごれてなくたって退屈だからおうちには帰らないもん」

男「つまりは汚れの有無に関係なくここに居たいってわけ?」

幼女「うんうん!やっとわかってくれた?」

男「………」

幼女「…」キラキラ

男「ああもう分かった!ここにいてもいいよ」

幼女「ほんとに?ほんとにこっちにいてもいいの!?」

男「うん、いい。ご自由にどうぞ」

幼女「いやったー!」バシャーン

男「思えば飯は半分こにすればいいし、年中パンチラ拝めるかもしれないわけです」

幼女「……」

幼女「と、とにかく。はらんの共同生活かいまくだよおにいちゃん!」

男「…」クラッ

幼女「?」

男「も、もうあがろうか。このままじゃ湯あたりで死ぬ」

幼女「むむ。おにいちゃんがはやくに素直になれば、とっくにあがってたのに」

男「最初は良かったが、だんだん面倒になってきて…」

幼女「はぁ。再教育のかだいは、いっぱいいっぱいありそうだね」

男「再教育…?あぁ、そんな話もあったなぁ…」

幼女「ち、ちょっと。だいじょうぶ?」

男「駄目…。少し手を貸して…」

幼女「うん」

ガララ


男「頭がクラクラする…」

幼女「えとえと……。はい、ぬれタオルだよ」

男「ありがとう」

フキフキ

男「ぷあぁ…。のぼせるとノリで物事決めそうになるからいけないなぁー」


幼女(ムフフ…。おにいちゃん、のぼせてたからあっさりと決断しちゃってたんだぁ…)

幼女(そのノリで、ようかいさん扱いされたのは残念だけど…)

幼女(でも、けっか実をむすんだからよしとしちゃおう…)


男「なにニヤニヤしてんのさ」

幼女「なっ、なんでもなぁい♪」

おつ

2.


翌朝


幼女「おにいちゃーん」

男「………」

幼女「もしもしー」ユサユサ

男「んぁ…。お前、は…?」

幼女「あなたの唯一無二のパートナー、ようじょです」

男「ようじょ……」

幼女「ほら見て。新しい朝が来たよ。きぼうの朝だよ?」

男「………」

男「思い出せない」

幼女「えぇ?きのうはあんなにしあったのに、わすれちゃったの…?」

男「…。おふろの神さまだってのは覚えてる」

幼女「そのあとは…?」

男「一緒に暮らそうって言われて、断った…」

幼女「それで……?」

男「流れで、結局承諾した…」

幼女「あとに…?」

男「承諾した後に…」

幼女「……あたしとおにいちゃんは、いっしょに寝ることになったんだよね…?」

男「…」

男「俺、神さまになんかやった?」

幼女「うん…」

男「何を…」

幼女「えっと、お布団のなかで、いっぱいいっぱいし合ったの」

男「どんなことを!?」

幼女「はぐ」

男「…」

幼女「正確には、あたしがおにいちゃんにだきついてただけだったんだけど…」

幼女「はじめてのおにいちゃん、すごくあったかかった…」

男「あのさ神さま。あんた、俺を破滅させる気なんですか?」

幼女「ええっ、そんなことないよ!」

男「だったら気付かん内にどうこうするのはやめてくれない?」

幼女「……だっておにいちゃん、そうでもしないと受け入れてくれないし…」

男「もう受け入れてるよ」

幼女「ほんと!?」

男「本当。お風呂場でそうなったでしょ」

幼女「あれはのぼせてたんじゃ……」

男「は?」

幼女「なっ、なんでもないなんでもない」






幼女「それじゃあ記念すべき第一日め、張り切って行こうかぁ」

男「何かすんの」

幼女「もちろん!本日を以って、おにいちゃんはうまえかわるのです!」

男「神さまが居たって、別段何も変わってないけど」

幼女「むっ。神さまじゃなくて、ようじょだよ」

男「幼女さんが居ても特には…」

幼女「も、もっとフレンドリーにっ」

男「じゃあ、幼女」

幼女「うんうん。やっとノーマルになってくれたね」

男「遠慮してほしくないの」

幼女「もちろん!」

男「なら単刀直入に言う。幼女がいても特に変わらん」

幼女「うっ…」

男「あれから特に何もないし、スカートのガードは堅いし」

男「正直、期待してたことが何一つ起きん」

幼女「朝、おこしてあげたもん?」

男「それとしてその鉄壁スカートはなんだ。気に食わん」

幼女「ノーメント!さあ、一緒になにかしようか!」

男「うんあとでね」

幼女「あとではいやー!」

男「いやってあーた…」

幼女「いやなものはいや。だもん」

男「まぁ待ってなさいよ、今忙しいんだから」シャコシャコ

幼女「やっ。そんなこといってぜんぜんいそがしくないのしってるもん」

男「忙しいよ。ものすごーくね」ガラガラガラ

幼女「うそ!えっちな画像をあつめてるだけだって友達がゆってたもん!」

男(ぐぺっ)

男「おいおい幼女。おまえはとんだ誤解をしているな」

幼女「む…?」

男「いいか。これはおれのれっきとした仕事なんだ」

幼女「…どんな?」

男「ここのアパートの警備と管理」

幼女「えっ…」

男「此処の住人は、昼になるとみんな出かけちゃうからな」

男「そんな時を、空き巣は虎視眈々と狙っているわけだ」

幼女「…」

男「俺はそんな不逞の輩を、見つけ次第殲滅するのを仕事としている」

幼女「…」

幼女「う、うそうそ!そんなのぜったいにうそだよ!」

男「何故だ」

幼女「だ…だって」

男「だって?」

幼女「だって…おにいちゃんがはたらくはずないもん」

男「ブッ」

幼女「それが事実なら、あたしはここにいないし…」

男「オォ…ッ」

幼女「つまり、おにいちゃんはウソをついている!」ビシ

男「………………」

幼女「おにいちゃん?」

男「そうだな。俺が働くはず無いな…」

幼女「え?」

男「今だけ分かる。自分が最も情けない人間だということがな」

幼女「じゃあ…それをはんせいしてあそんでくれる?」

男「遊ばねえよばああああああか!」

幼女「ひっ、ひどいよ…。どうしてもうごかないというのなら…」

男「あぁん…?」

幼女「これは、きょうこうさくをとらざるをえないね…」

男「フフン。どんな事しでかそうっていうのか分からんが俺はテコでも…」

幼女「あたしと同じ新たな神さまを招集するっていってもかなぁ?」

男「!!」ガタッ

幼女「フフフ…動いたね?でもムダだよ?」

男「誰だそれ、どこに居る!?」

幼女「おにいちゃんのその、大事な大事なパソコンの中だよ…」

男「…」






男(オナったりしてるのその娘にバレてると)

幼女「ふふ。そうとう動揺してるね……」

男「か、考え直せ…。飯が三分の一になるぞ」

幼女「かまわないよ…」

男「正気か!!」

幼女「しょうきだよ…」

幼女「さあ、ぱその神ちゃん出てきて…。全てはおにいちゃんの為に!」


パソコン神「おとこの、為に」


男「いがらしあぁあぁぁああぁぁあああぁぁああああああああああああ!!!!!!」



それは幼女に出会った後のこと…


男「さて、なんか見るか。パソコン起動」ポチ

pc「……」

男「コイツめ、定期的に止まりやがる。おい、動け、ゴラ」バシバシ


パソ神「…………ひどい」


男「ガタッ」

男「そうだ…。キミはあの時の、パソコンの化身…」

パソ神「…………」

幼女「あれ、おにいちゃんしってるの?」

男「幽霊かってくらい一瞬だったけど、確かに見た……」

男「気がする」

パソ神「…ひどい」

男「や…やぁパソの神ちゃん。げんきしてたかなー?」

パソ神「…」

男「そうかそうかぁ。それはよかったよー」

パソ神「…………」

パソ神「おとこ」

男「ははい」

パソ神「…わたし、おとこにいいたいことがあるの」

男「なな何でしょう」

パソ神「おとこの毎日の……えっちなことの話」

男「……………」

パソ神「………」

パソ神「おなにーは、いい。けど、パソコンにせいえきをかけるのは…」

パソ神「だめ」

男「…はい」

パソ神「あ、あと、もうひとつ」

男「…」

パソ神「別のパソコンに買い換える時は、わたしに言って」

男「…なぜ」

パソ神「新しいパソコンに引越しする、準備をするから」

男「ああ、…」

パソ神「うん。だから、その、末永くよろしくお願いするね」

男「はい」




男(ってあの娘もずっと宿り続けるのか幼女)

幼女(そうだよー)

男(なんで…)

幼女(だって、あたしたちはおにいちゃんがご主人様みたいなもんだもんっ♪)キャピ

男「ゲームじゃあるまいに、こんなことが」

幼女「どっこい。今ここであたしたちとの共同生活という、一つの物語が膜を開けたんだよ!」

パソ神「幼女ちゃんから話を聞いた。おとこを更正させる生活、わたしも参加する」

男「ごはんはどうするんだってばよ!!」

幼女「みんなでなかよくさんとうぶんだよ」

パソ神「残しちゃ、だめだよ。おとこ」

男「残さんわ!!」

幼女「わーいこれからにぎやかになるよー!」

パソ神「ねえ、幼女ちゃん。記念に、ソフトボールごっこしよ」

幼女「いいね、しよしよ~!」


パコンッ ガシャァアァァァン


男「ああもう壊さないでェェ!!」

マクが…違う意味のマクじゃねえかwwww

つまりは幼女が養女になっていると

膜開通だから近親姦と

うん、・・・

バンバンバンバンバンバンバン
バン     バンバンバン
バン (∩`・ω・)  バンバン
 _/_ミつ/ ̄ ̄ ̄/
   \/___/ ̄


  ( `・ω・)  ……
 _/__つ/ ̄ ̄ ̄/
   \/___/ ̄


  (・ω・´ )  チラッ
 _/__つ/ ̄ ̄ ̄/
   \/___/ ̄


  ( `・ω)  チラッ
 _/__つ/ ̄ ̄ ̄/
   \/___/ ̄


  ( ´・ω・)  デテコナイ
 _/__つ/ ̄ ̄ ̄/
   \/___/ ̄


3.

次の日


テレビ『せーいーかーつ小百科♪』


男「ウホッ…」カタカタ

パソ神「ズズッ」

パソ神「…」

パソ神「おいしい」

幼女「ねぇ、みんな」

男「なんだ?」

パソ神「?」

幼女「たいくつだから、みんなでどこか行かない?」

男「ああ。今いいところだから、また後でな」

幼女「えー!いま行こうよー」

男「無理無理。忙しいんだよ」

幼女「いけずー」


幼女「ぱそちゃん、おにいちゃんなんてほっといていっしょにあそぼ?」

パソ神「…まって。いま、漫才がいいところなの」

幼女「…」

幼女「うがーッ!!」

男「ヒッ!」ガタン

パソ神「…」

幼女「もぉー!せっかくなのに、みんなだんまりつまんないーぃ!!」

男「み、耳元で叫ぶなよ。おっかないじゃないか……」

幼女「なら遊べーっ!!」ポカポカポカ

男「ヒィィィぱそちゃんどうにかあぁぁぁぶッ」

パソ神「…それじゃあ、あそぼう」

幼女「えっ、いいの?」

パソ神「いい。漫才終わったから」

パソ神「それじゃあ、なにして遊ぼっか」

幼女「えっとね…。テレビでやってた、やきゅう!」

パソ神「いいね。野球」

男「野球て…。何かぶっ壊したりしないだろうな」

幼女「しない!安全な野球をするよ?」

パソ神「安全すぎて、困っちゃうね。おとこ」

幼女「うん!」

男(毛の先ほども信用出来ないんだが)





幼女「それじゃあ、はじめよう」

パソ神「宜しく、お願いします」

幼女「ふ…。ぱそちゃんとて、手加減はしないからね」

パソ神「こちらも、そのつもり」

幼女「それじゃあ、いくよ」

パソ神「来い」


幼女「ふっ…」

幼女「でやあぁぁぁぁぁぁ!」ビシュッ


ギュオオオオオオオオオオ


パソ神「!!」

カキィィ

窓「バリイィィィィ」

男「そんな気がしてたよ!」ペチン

幼女パソ神「ああんっ」ドシュアッ

幼女「ふぇえ…ひどいよおにいちゃん、あんまりだよぉ…」

パソ神「……っ」コクコク

男「移住早々窓ガラスを割る貴様らの方が酷いわ!」

幼女「あぅぅ…。だってぇ…」

パソ神「おとこが、あそんでくれないんだもん」

男「はあ?幼女はともかく、パソちゃんはいい具合におとなしかったろうに…」

パソ神「あれは、つまんないからテレビを見てただけ」

男「だけって…。定期的に遊ばないと破壊衝動に駆られるのかよ…」

幼女「そうだよ?」

男「そうだよ、じゃねえよ反省しろ!」

幼女「ふぇぇ、ごめんなさいぃ……」

ヒュオォォォ


男「くっそ…。いつになく風が心地いいな本当に」

幼女「ご、ごめんなさい…」

パソ神「…ごめんなさい」

男「はぁ。もういいから、あっちいってなさい」

幼女「ううん。せきにんもって、ちゃんと拾う」

男「いいよ別に。危ないから」

幼女「えっ、でも」

男「いいから。幼女は向こうでスリッパ履いて待ってなさい」

幼女「おにいちゃん……」







男「まったく。軍手いらないくらい綺麗に割りやがって…」ガチャン

パソ神「…おとこ」

男「あ?なに?」

パソ神「実はおとこに、重大なお知らせがある」

男「なにそれ。どういうことなの」

パソ神「おとこと幼女ちゃんとの信頼度が、1上がったことについてなんだけど」

男「ひゃっほうちょっと待て信頼度とは?」ガシャ-ン

パソ神「信頼度とは、おとこと私たちの間に存在する、エネルギーみたいなもの」

男「そんなのはよく心得てるさ知ってるだろ?さあ本題だ」

パソ神「………………」

男「?」

パソ神「…と、とにかく。再教育中には信頼度システムが適用されるから」

男「しかしなんでそんな気の利いたもんが?」

パソ神「怠惰なおとこに、やる気を出させるためです」

男「ほほお、分かってらっしゃる」

パソ神「…えへん」

男「てことは、これを乗り越えた先に、何かが待ってるってことですな?」

パソ神「うん」

男「ウッヒョ!それって一体何なんだ?」

パソ神「まだまだ、ヒミツ」

男「ヒミツ?」

パソ神「うん」

男(ヒミツ。信頼度を上げれば、それもいずれ解き明かされるだろう…)

男(スピーディーに信頼度を振り切らせるにはどうすればいいか)

男(ただ待つのではなく、自ら行動を起こせばいいのでなかろうか)

男(そうすれば幼女たちと、あんな事やこんな事をして幸せに過ごせる……)


男「ブツブツ」

パソ神「……」

幼女「……」

男「おい幼女」

幼女「えっ、な、なに?」

男「聞いてくれ。俺はこの更生計画、真面目に受けることにした」

幼女「えー…。それほんとぉ…?」

男「ほんとほんと。こんどこそ間違いないぞ」

幼女「でもなぁ。その言葉、なんかいも聞いてるからなぁ……」

パソ神「信頼度が、足りないね」

幼女「うん…」

男「なら今から銭湯行って牛乳飲んで食堂行って食って帰って一緒に昼寝しようじゃないか」

幼女「いいの!?」

男「もちろん」

幼女「わーい!」

男(へへ、ちょろいな。こんなんだったら一週間でヒミツ大解禁まちがいなしだ…)ジュル

パソ神「………。おとこから、淫らな闇の匂いがする」

男「な、何のことやら。パソの神ちゃんはどうする行くの?」

パソ神「いく。幼女ちゃんと一緒に、お湯遊びしたいから」

男「ヘッヘそいつは結構大いに結構」

幼女「ぱそちゃん、今日はこの水鉄砲で、いっぱいあそぼうね!」

パソ神「うん…っ」

一方その頃…


?「ブツブツ…。ブツブツ…」

??「只今戻りましたよー天女さーん」

天女「ああ、天使か」

天使「はいっ」

天女「あれからどうだ。あいつの行方は」

天使「えー。未だはっきりした情報はありませんね」

天女「……」

天女「ちっ」

ドカドカ

天使「まあまあ…。少しは落ち着かれて下さいー」

天女「何がだ」

天使「天女さんたら、イライラでお顔の色が優れてませんよー?」

天女「悪かったなばーか。こちとら三日三晩眠れてないんだよばーか」

天使「あらあら、まぁー」

天女「にしても呑気なもんだなお前は。ちゃんと言いつけ守ってやがんのかああん?」

天使「あひぃいぃ守ってます現在総力を上げて妹様を捜索中ですふー…!」

天女「……ならいいが」

天使「ぷっ、ぷはあっ…!あくまめー…」

天女「あんだとコラ」

天使「あっいやなんでもありません!天女さんは素晴らしい天人さんですはい!」

天女「その素晴らしい天人の妹が、行方知れずなんだよ…」

天使「…はぁー」

天女「…………」イライライラ

天使「…まあ、とにかく今は落ち着かれることです」

天女「…」

天使「幸いにも、天女さん家は九十九神ですし」

天女「どういうことだ」

天使「つまり、妹様が外界に居られたとしても、至極当然のことと思われるってことですよ」

天女「…まあそうかもしれないが」

天女「だが、人と生活してるとしたら話は別だろう」

天使「共存ですと?」

天女「そうだ」

天使「なんとまあ…。しかし、何故そのような心配をされるんです?」

天女「あの薄ら馬鹿は、以前から共存という理想に燃えてやがったんだよ」

天使「理想って、人と天人の共存ですか」

天女「そうだ」

天使「ありゃー。それは大変よろしくないですねー」

天女「だろ?もしそんな事してたら、人間か修羅人に転落だ」

天使「天女さんは既に生粋の修羅だと思うんですが、やはり法律を破るとなるとー」

天女「ふざけやがって、ぶち殺すぞド三流下女天使」

天使「うっひー!」





天使「では天使、天女さんの使徒として立派に任務を完遂してまいります!」

天女「頼んだぞ。なんとしても見つけ出してくれ」

天使「はい!でも、ヒントか何かもらえると嬉しいですねえ…」

天女「ヒントか」

天使「はい」

天女「ヒント…」

天女「………」

天女「風呂だな」

天使「は?」

天女「風呂だ。奴は昔から風呂が大好きだった」

天女「故に、風呂の神になっていると思われる」

天使「んーおふろの神さまですかぁ。なかなかロマンチックですねぇ」

天女「どこがだよ」


天使「では、気を取り直して行ってまいります!」

天女「気をつけてな」

天使「はい!」

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