男「ヤンデレを切り抜ける」(10)
《メール》
女「なんで今日メールを返してくれなくなったの?」
男「ああ、それは……」
女「そうよ。返事の催促だって何回も何回も何回も何回も何回も何回も何回も何回も何回も何回も何回も何回も何回も何回も何回もしたのに!」
男「違う、理由が……」
女「女?女なんでしょ?私以外の女にでも会ってたんでしょ?」
男「だから違うって。俺がそんなことするわけないだろう?」
女「……じゃあどうしてなのよっ!」
男「ムン!」ぼきっ
男「ほら、これ見てよ。高い所からうっかり落としちゃってさ」
女「あ……そうだったんだ」
男「当たり前だろ。俺がお前のこと無視したりするわけが無いって」
女「……うん」
男(今回もなんとか乗り切った……!)
何折ったの? 腕?
《お話》
女「ねえ」
男「どうしたんだ?」
女「今日、楽しそうだったね」
男「何が……?」
女「今日、私の知らない女と楽しそうに歩いてたよね。……知ってるのよ?」
男「ああ、それは……」
女「どうして?どうしてどうしてどうしてどうしてどうして!なんでこんなにも愛してるのに私だけを見てくれないの!?」
男「…………」
女「見てた。私見てたっ!あなたが見知らぬ女と楽しそうにしながら買い物してっ……」
男「これ、あげるよ」
女「……なに?これ」
男「早いけど誕生日プレゼント」
女「えっ?」
>>2
携帯
男「あの子、彼氏の誕生日が近いからプレゼントを買おうとしててさ、男性の意見を聞きたかったらしくて俺が付き合わされたんだよ。俺は彼女付きだしさ」
女「…………」
男「だからついでに俺もプレゼント選ぶのを手伝ってもらったんだ」
女「そう……だったんだ」
男「ああ。だけど心配させたみたいでごめんな」
女「ううん。私こそごめんね。早とちりしちゃって……」
男「本当におっちょこちょいなんだから。……でもそんなところも魅力的だよ」
女「ば、ばかっ!」
男(あっぶねえええ!あの子がプレゼント買うように言ってくれてなきゃ今頃ぜってえ死んでた!)
こんな感じで、丸く収まってるけど男が毎回冷や汗かいてるみたいなのが見たい
俺も見たいから頑張って書いて
《お弁当》
女「お弁当作ってきたの」
男「やった!料理上手な彼女が居て幸せだよ」
女「えへへ、じゃあ召し上がれ」
男「おう!お、好きなおかずばっかり!わかってるなあ!」パカ
女「それは……大好きなあなたのためだもの」
男「ありがとう。じゃあいただきます」
女「どう?」
男「……髪の毛入ってたんだけど」
女「うん。私も一緒に食べて欲しかったから。あなたと私が一つに混じりあうのを考えるだけで……」
男「うーん、食べづらいな」
女「なら血の方が良かった?」
男「そういうの入れないで欲しいな」
女「……なんで?どうして?私はただ私の中の愛を少しでも共有したいだけなのにどうしてそんなこと言うの?」
男「んー、言っても怒らない?」
女「……早く言って」
男「食べるのならベッドの上でがいいから」
女「え……?」
男「私を食べて欲しいなんて誘ってるんだよね?本当にスケベだなぁ」
女「ち、違うわよ!そんなエッチな意味じゃないもん!」
男「はははは!どうだかねー」
女「ばか!」
男「でももうベッドの上で十分食べてるからいいよ。それともまだ物足りないのかい?」
女「……スケベ」
男(よし!上手く返せた!)
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