新田美波「もう、幼馴染だからっていつまでも甘えないでください」(79)

P「ごめんな」

美波「本当に分かっているんですか?」ナデナデ

P「分かったから、膝枕あと10分」

美波「ふふっ…もう、いつになったら美波離れするんですか」ナデナデ

P 「お前が俺離れしてからだな」

美波「はぁ…それじゃあ、一生美波離れ出来ないですね」

P「…別にいいよ」

美波「昔っから、私にベッタリなんですから」

P「…嫌か?」

美波「ううん 」

美波「…だいすき」

続くと思った?wwww残念だったなwwww

  ∧,,∧
 ( `・ω・) ようこそ、ID腹筋スレへ!
 / ∽ |
 しー-J

ここはsageずに書き込み、出たIDの数字の回数だけ腹筋をするという、
硬派なトレーニングスレです。

例1 ID:wwh7KM12 の場合 712 なので712回頑張りましょう。
例2 ID:bicycle. の場合 数字がないですが今日はスクワット100回

さあ、存分に腹筋するがよい。↓

これは許されざる蛮行

ふう…

美波を甲子園に連れてって!

プロ野球選手を目指していたPは高校生のときに甲子園に出場したが試合中にケガをしてしまい野球が出来なくなってしまった。
夢が消え失せて落ち込むPは高校卒業後引きこもり生活をしていたが、ある日社長に出会い、プロデューサーになることをお願いされる。
美波も昔からPのことが好きだったが野球に専念しているPのために気持ちを抑えてきた。だが、Pがプロデューサーになると知り大学に通いながらアイドルを目指すことを決意する。
アイドルとしての新田美波に触れていくうちにPは、美波に対する恋心に気づいていく・・・

こんな感じでどうでしょうか

はよ

そんな

続きかけバカヤロー!

腹筋スレのスレタイは惹かれるのが多すぎる

続けろ

こんばんは、>>1です
ちゃんと続き書くから腹筋してね

続きはよ

P「俺も好きだよ、美波」

美波「…えへへ」ニヤニヤ

P「あと、今事務所に誰もいないんだからさ」

P「敬語じゃなくていいぞ」

美波「うん…Pくん」

P「かわいいな、美波」ナデナデ

美波「あっ、くすぐったいよ…Pくん」

美波「ダメっ…事務所でしちゃうのは…」

美波「あっ…Pくんっ」









美波「うへへぇ…Pくん」スヤスヤ

P「…どんな夢見てるんだよ、美波は」

姫川有紀「美波ちゃん、よっぽどいい夢見てるんだね」

P「ったく、こんなところで寝たら風邪ひくぞ」

有紀「プロデューサー、テレビ見ていい?」

P「ん?ああ、いいぞ」

有紀「やった!今キャッツの試合してるんだよね~」ピッ

P「そういえばそうだったな」

P「…俺も見ようかな」

有紀「うんっ、一緒に見ようよ!」

ーーーーーーー
ーーーー


美波「ん…ぅうん」

美波「ふぁ~寝ちゃってた」

美波「…あっ」



有紀「ひゃー!危なかったぁ!」

P「あっぶねえ…あの場面でゲッツーされたらマズかったけど、何とか避けられたな」

有紀「もー、頼むよぉ」

P「うーん…何とかあと1点取りたいな」

有紀「うん、そうだね!」



美波「…あれ、プロデューサーさん…それに、有紀さんも」

有紀「おはよう、美波ちゃん!」

美波「はい、おはようございます」

P「おはよう、美波」

美波「っ…おはようございます」

美波「プロデューサーさんっ」

P「いい夢見てたみたいだけど、どんな夢見てたんだ?」

美波「え、どんなって…」

美波「…あっ」カァァ

美波「そ、そそのっ…」チラッ

P「ん?」

美波「ぷ、ぷ…」

P「ぷ…?」

美波「…そ、そう!プリン食べ放題な夢を見ていましたっ」

P「ああ、そうだったのか」

美波「あぅ…」



有紀「あ…やった…」

有紀「っ…やったあああ!!」ガタッ

P「どうした!?」

P「お…よ、よっしゃあああ!!」

有紀「逆転だよ!プロデューサー!!」

P「やったな!有紀!!」

有紀「このまま、あとは抑えるだけだね!」

P「まあ、点差はなるべく広げたいからな!」

P「取れるとこまでとるぞ!」

有紀「うんっ!!」



美波「…ふふっ」

彼女の名前は姫川有紀。私と同じくプロデューサーさんの担当アイドルです。今日も元気いっぱいで見ているこっちも楽しくなります。
彼の名前はP。私のプロデューサーです。今日もスーツがビシッと決まっています。
そして、私の幼馴染で、初恋の人。
今でも、私の…だいだい、だーい好きな人です!

とりあえずここまでプロローグです。
口調、呼称など気になった点はどんどん指摘してください。
SSの都合上、設定変更などは多少ありますので、ご了承ください。
それでは、やんわりと書いていきます。


これは超期待ですわ

友紀やで

>>22
ほんまや、これは死刑もんですわ

すみません、訂正していきます

姫川友紀「美波ちゃん、よっぽどいい夢見てるんだね」

P「ったく、こんなところで寝たら風邪ひくぞ」

友紀「プロデューサー、テレビ見ていい?」

P「ん?ああ、いいぞ」

友紀「やった!今キャッツの試合してるんだよね~」ピッ

P「そういえばそうだったな」

P「…俺も見ようかな」

友紀「うんっ、一緒に見ようよ!」

ーーーーーーー
ーーーー


美波「ん…ぅうん」

美波「ふぁ~寝ちゃってた」

美波「…あっ」



友紀「ひゃー!危なかったぁ!」

P「あっぶねえ…あの場面でゲッツーされたらマズかったけど、何とか避けられたな」

友紀「もー、頼むよぉ」

P「うーん…何とかあと1点取りたいな」

友紀「うん、そうだね!」



美波「…あれ、プロデューサーさん…それに、友紀さんも」

友紀「おはよう、美波ちゃん!」

美波「はい、おはようございます」

P「おはよう、美波」

美波「っ…おはようございます」

美波「プロデューサーさんっ」

P「いい夢見てたみたいだけど、どんな夢見てたんだ?」

美波「え、どんなって…」

美波「…あっ」カァァ

美波「そ、そそのっ…」チラッ

P「ん?」

美波「ぷ、ぷ…」

P「ぷ…?」

美波「…そ、そう!プリン食べ放題な夢を見ていましたっ」

P「ああ、そうだったのか」

美波「あぅ…」



友紀「あ…やった…」

友紀「っ…やったあああ!!」ガタッ

P「どうした!?」

P「あっ…よ、よっしゃあああ!!」

友紀「逆転だよ!プロデューサー!!」

P「やったな!友紀!!」

友紀「このまま、あとは抑えるだけだね!」

P「まあ、点差はなるべく広げたいからな!」

P「取れるとこまでとるぞ!」

友紀「うんっ!!」



美波「…ふふっ」

彼女の名前は姫川友紀。私と同じくプロデューサーさんの担当アイドルです。野球が大好きで、キャッツという球団を応援してるみたいです。今日も元気いっぱいで見ているこっちも楽しくなります。
彼の名前はP。私のプロデューサーです。今日もスーツがビシッと決まっていて、すごくカッコいいです。

そして、Pくんは私の幼馴染で、初恋の人。今でも、昔と変わらない、私の…だいだい、だーい好きな人です!

しょっぱなから糞みたいな誤表記すみませんでした。
腹筋200回するんで許してください

腹筋しなくて良いから続きをだな

ーーーーーーー
ーーーー


P「それでは、お疲れ様でした」

ちひろ「はい、おつかれさまでした」

美波「お疲れ様でした」

友紀「バイバイ、プロデューサー!美波ちゃん!」

P「おう、また明日な」

美波「友紀さん、また明日」

友紀「うん!」

P「行こうか、美波」

美波「…はいっ」





P「うーん、この時間は結構渋滞してるな」

美波「そ、そうですね」

P「…」

美波「…」

私は、いつもこの時間が楽しみだ。プロデューサーさんの車に乗せてもらって帰るこの時間が…。
二人っきりでいつも緊張しちゃって、心臓がうるさいほどドキドキしているけど、それが楽しくて、うれしくて。

美波「…」チラッ

P「~♪」

こうやって横顔を見ると、ドキドキが大きくなる。綺麗な目、鼻筋が通った鼻、シュッとした顔のライン…いわゆる、整った顔立ちをしている。お気に入りの曲を流しながら、鼻歌まじりに運転しているその姿は、毎日見ているものだけれど、幸せな気持ちになる。だって、この人の隣にいるのは、私だって実感できるから…。

美波「…ねぇ、Pくん」

P「ん?」

美波「…やっぱり、なんでもないっ」

P「え~…何だよ、気になるじゃねえか」

美波「…」

P「美波?」

美波「Pくん、今日の私…どうだった?」

P「ん、ああ、バッチリだったぞ」

P「…たぶん。」

美波「ええ、なにそれ」クスッ

P「けど、あれだな」

美波「ん?」

P「あの衣装、すげえ可愛くて…びっくりした」

美波「っ!」ドキッ

美波「そ、そそそうなんだ」ドキドキ

P「そそそって何だよ」

美波「ちょ、ちょっと噛んじゃっただけっ」

P「ふっ、冗談だよ」

美波「も、もうっ!」

P「…牛?」

美波「違う、牛じゃないっ」

P「へへっ」

美波「…ふふっ」

P「…」

美波「…ありがとう、Pくん」

P「おう」

美波「…」

これだから、アイドルはやめられない。私のかわいい姿を、Pくんに見てもらえるから。かわいいって、Pくんに言ってもらえるから。
…好き。私は、Pくんのことが大好き。たぶん想いの強さは、世界一なんじゃないかってくらい。あ、それはPくんに想いを寄せる人の中とかじゃなくて、恋をしている全ての人に比べてってことでね…。そう、私は世界最強の恋する乙女なのだ。
…なんてね。世界最強の恋する乙女だったら、2回も撃沈なんてしないよね…。

美波「(はぁ、自分で言ってて悲しくなるなぁ)」

P「~♪」

美波「(…まあ、いっか)」

P「…あっ、ちょっとコンビニ寄っていいか?」

美波「あ、いいよ」

P「よいしょっと…ちょっと待っててな」

美波「うんっ」




P「すまんすまん、待たせたな」

美波「いや、全然大丈夫だよっ」

美波「それより、何買ってきたの?」

P「ん、えーとね」ガサゴソ

新田ちゃん敬語じゃないと違和感ありまくりだなぁ…
朝飯食ってから再開します

P「…ほらっ」スッ

美波「これって…プリン?」

P「美波、夢に出るほどプリン食いたかったんだろ?」

P「俺も久しぶりにプリン食いたかったし、一緒に食おうぜ」

美波「えっ、あ、あれは…その」

P「へへへぇ…あぁ、うまそう」ペリペリ

美波「…ふふっ」

P「…あー、やっぱりうまいなぁ」

美波「…」パクッ

美波「うん、おいしいねっ」

P「おお、そりゃ良かった」



美波「(幸せ…私、本当に幸せだよ、Pくん)」

美波「…おいしいっ」

ーーーーーーー
ーーーー


P「ただいまー」

美波「ただいまー」

P「今日の飯当番って美波だっけ?」

美波「うん、そうだよ」

P「じゃあ、頼むな」

美波「うんっ」

私が広島から上京してきてもう4ヶ月。私は、先に上京していたPくんと一緒に住んでいる。パパもPくんなら、と同居を認めてくれた。
家事は日ごとに分担してやっている。私が上京する前、Pくんが一人暮らししていた時は、カップラーメンばかりの食生活をしていたらしい。私が初めて料理を作ってあげたとき、Pくんは泣きながら、うまいうまいって言って食べてたっけ…。それから、私はPくんに料理を教えてあげた。今では、結構な腕前にまで成長している。

美波「初めの頃は、慣れない手つきで一生懸命料理してて…すごいかわいかったなあ」クスッ

P「…何がかわいかったって?」

美波「ひゃあ!」ビクッ

美波「お、脅かさないでよPくん」

P「すまんすまん」

P「ちょっと飲み物をな」ガチャ

美波「あ、オレンジジュースあるよ」

P「お、サンキュー」スッ

オレンジジュースが好きだなんて、ほんとかわいいなあ。Pくん、お酒飲まないからほんと子どもみたい…。まあ、そんなところも大好きなんだけどね。

P「んぐ…んぐ…ぷはぁ、うめえ」

P「美波、今日の夕飯は?」

美波「今日は親子丼だよ」

P「おう、いいねぇ」

美波「もうすぐ出来るから待ってて」

P「うむ、了解」

ーーーーーーー
ーーーー


P「うん、今日もうまいな」モグモグ

美波「そう?良かった」

P「まいうーだよ、まいうー」

美波「ふふっ」

P「…あ、そういえばさ」

美波「なに?」

P「今日な、神崎蘭子ちゃんのプロデューサーに会ったんだよ」

美波「へぇ、そうなんだ」

P「神崎蘭子って言ったら、あの独特な喋り方だろ?」

P「あれって、日常会話でもああらしいぜ」

美波「す、凄いねそれ」

P「俺それ聞いてすげえびっくりしてよ、質問してみたんだ」

P「普段からああいうしゃべり方で、プロデュースする側からしたら困らないんですか、ってな」

美波「うんうん」

P「そしたらさ」

P「最初は苦労したけど、慣れれば大したことない。だって、相手の伝えたいことが簡単に分かるくらい、俺たちは信頼しあっているからな」

P「って、言ったんだよ」

美波「わぁぁ、いい関係だね」

P「…うん、だから俺もさ」

美波「えっ?」

P「俺もプロデューサーとして、友紀とそういう関係になれたらなあ…って思ったんだ」

美波「そっか…って!」

美波「Pくん、私は!?」

P「何言ってんだ、美波と俺はこれ以上ないくらいの信頼関係だろ」

P「19年間、俺たちはずっと一緒だったから…美波の良い所も悪い所も、俺は見てきたつもりだ」

P「だから、これからも美波と俺、二人三脚でがんばっていきたい」

美波「っ…」

やばい、今のすごいキュンってきちゃった…。Pくんにそんなつもりはないって、誰よりも一番分かっているはずなのになぁ。
Pくんのこういうところ、本当にダメだと思う。こんなこと言うから私は勘違いして…。

P「っ…ご、ごちそうさま!」スタッ

美波「えっ…あ、うん」

P「お、俺、シャワーしてくるから」

美波「う、うん。わかった」

P「じゃっ」

美波「…はぁ」

美波「顔真っ赤だよ、Pくん」クスッ

P「暑いんだよっ、あー暑い」

美波「ふふっ」

ーーーーーーー
ーーーー


シャー…

美波「Pくん、替えのシャツとパンツ…ここに置いておくね」

P「おう、サンキュー」

美波「…」

このドアの向こうで、Pくんがシャワーをしている。湯上がりでいつも見ているあのたくましい体が、この部屋の中でPくんの男のにおいを充満させ、水を滴らせているんだ。そう考えただけで、私は…。
あっ、ち、違うっ、こんな妄想をしてる場合じゃなかった。私の目的は…。

美波「…Pくんの、シャツ」スッ

美波「Pくんが、今日一日、身に付けていた…シャツ」

美波「…」ゴクリ

美波は変態じゃない。うん、絶対変態じゃない。女の子なら誰だって、好きな男の子のシャツを着ながら眠りたいって思うはず。そ、それに…こんなにおいを染みつけるPくんがダメなんだ、Pくんのせいで、このシャツは私にとって麻薬同然だ。一度味わったら、二度と戻れない。
そ、それに…パンツには手を出してないし、大丈夫だよね。流石にパンツのにおいを嗅いだりしたら、それこそ本物の変態だ。
本物の、変態…だ。

美波「っ…はぁ…はぁ…」

美波「においが…たっぷりの、濃厚なPくんのパンツっ」スッ

美波「だ、ダメ…ここまでしちゃったら、犯罪だよ…」ドキドキ

美波「ちょ、ちょっとだけなら…」

ガララ

美波「っ!!」

P「ふー、さっぱりした!」

美波「あっ」

P「あっ」

美波「ご、ごめん!」

P「す、すまん!」サッ

P「いたのか、美波…」

美波「…あっ」

美波「(Pくんの…は、はは裸っ)」

P「…ん、どうしたんだ?俺のシャツとパンツ持って」

美波「え!?あ、あー!こ、これは、そのっ」

美波「せ、洗濯機に入れようと思ってっ」

P「お、おう…そうか、ありがとな」

美波「そ、それじゃっ」ダッ

P「おう」

ガチャ…バタン

P「…服、着るか」

ーーーーーーー
ーーーー


美波「それじゃPくん、おやすみ」

P「おう、おやすみ」

美波「~♪」スタスタ




美波「…」ガチャ

バタン

美波「…さてと」スッ

美波「よいしょっと…」

パサッ…シュル

美波「Pくんの、シャツ」

美波「…はぁぁ、いいにおい」

Pくんに包まれているみたいで、安心するし、ドキドキする。すぐ隣にPくんがいるみたい…。まあ、Pくんは壁の向こうにいるんだけどね。
もう寝る…おやすみなさい、Pくん

美波「ふふっ、Pくぅん…」

ーーーーーーー
ーーーー

『あ、あの…私っ!』

『…ずっと、Pくんのことが大好きでした!』

『よかったら、その…か、彼女に…Pくんの彼女に、してください』

『…えっ』

『な、なんで…』

『…そ、そっか。それなら、しょうがないよね、えへへっ』

『ご、ごめんねっ、えへっ、変なこと言っちゃって』

『えへへ、私、なな、なんでこんなこと言っちゃったんだろ』

『あははっ…は…』

『謝らないで。私が…グスッ…勝手にしたことだから』

『あれ…えぐっ…涙が…』

『ご、ごめんね…抑えっ…グスッ…られなくて』

『明日からまた…グスッ…いつもの私たちでいようね』

『んぐっ…だ、だから…』

『嫌いに、ならないで…私がPくんのこてが好きでも、離れないで…っ』

『おねがい…好きでいさせて…』

ーーーーーーー
ーーーー

>>50 修正

『Pくんは悪くないからっ、謝らないで』

『私が…グスッ…勝手にしたことだから…』

『あれ…えぐっ…涙が…』

『ご、ごめんね…抑えっ…グスッ…られなくて』

『明日からまた…グスッ…いつもの私たちでいてほしいな…』

『んぐっ…だ、だから…』

『嫌いに、ならないで…私がPくんのことが好きでも、離れないで…っ』

『おねがい…グスッ…好きでいさせて』

『迷惑、かけないからっ』

『…うん。ありがとう、Pくん』

『…』

ーーーーーーー
ーーーー

このPと新田ちゃんは同い年なのか?
Pのがちょっと年上とか?

チュン…チュン…

美波「ん…朝ぁ…」

美波「ふぁぁ、はぁ…」

美波「…」

何かすごい嫌な夢見ちゃった。本当に悪夢だよ、私にとって一番見たくない悪夢。たしかあれって、中学二年生のときだったっけ…。フラれた後、家に帰ってしばらく泣きわめいたなぁ。あの時は、本当に…つらかった。
今になって考えたら、フラれるのなんて当たり前だよね。Pくんは中学校最後の大会で、部活が一番忙しい時期だったしね。
まあ、部活してない時に再挑戦してフラれちゃったし、関係なかったかもね…あはは…。

美波「はぁ…だめだめ、朝からこんなんじゃっ」ムクッ

美波「こんなときは、窓を開けて、リフレッシュ!」ガララ

美波「あぁ、眩しいぃ。すごいいい天気っ」

美波「今日も、がんばろっ」

ーーーーーーー
ーーーー


ピピピピッピピピピッ

P「んっ…」

P「目覚まし…うるせえ…」スッ

P「ん~、ふぁぁ…ん…」

もう朝か…。今日は美波は大学だし、友紀は…ああ、CM撮影だったな。たしか焼き肉のタレのCMだったか。今日も忙しくなりそうだ。
それにしても、美波の昨日の衣装はかわいかったなぁ…。あいつ、意外と胸大きかった…子どもだと思ってたのに、いつの間にか、大人になってたんだな…。
美波は妹のように思ってるから、嬉しいような、ちょっと残念なような…複雑な気持ちだ。

P「…さて、今日もがんばるか」

ーーーーーーー
ーーーー


P「…」ガチャ

美波「あ、おはよう、Pくん」

P「おう、おはよう」

美波におはよう、と言ってテーブルを見ると、美波が作ってくれたであろう朝食が並べられている。今日はご飯、味噌汁、だし巻き玉子、サラダ、ソーセージと美波が作ってくれるいつも通りの朝食だ。美波が朝食でもきちんと作ってくれるのに、俺が朝食作るときはトーストばかりですまねえ、と心の中で謝っておく。
こんな風に思うって、美波が作る食事にすっかり慣れてしまったな。ここで一緒に住むことになって、美波に初めて飯作ってもらったときは、久しぶりに食べたまともな飯で、あまりのうまさに号泣してしまった。あれは美波も引いていただろうなあ…。そもそも、美波があんなに料理上手なの知らなかったしな。

P「今日もうまそうだな」

美波「うん、いっぱい食べてね」

P「おう」

美波「それじゃ」

美波「いただきます」

P「いただきます」

俺はそう言うと、まずはだし巻き玉子から口に運ぶ。うん、今日も味は最高、美波が作るだし巻き玉子は絶品だ。毎日これでも飽きないかもな。
あ、そういえば、美波は俺の好きな料理を必ず一品は出してくれる気がする…気のせいかな。そもそも、なんでこんな料理が得意なんだろうか…今になって疑問に思えてきた。

P「なぁ、美波」

美波「なに?」

P「今さらだけどさ、なんでこんな料理が上手なんだ?」

P「家の手伝いとかしてたのか?」

美波「…うん、それもあるけど、単純に料理に興味があったからかな」

P「そっか…」

美波「でも…でもね、一番の理由は…」

美波「誰かさんがね…一人暮らしを始めて、めちゃくちゃな食事してるって知ったから…かな」

P「っ…!」

美波「だから真剣に栄養とか考えるようになって、料理の研究…ってほどじゃないけど、そうしだしたのは高校3年生になってからだよ」

P「美波…」

美波「あ、そういえばそう!もう、あのときは本当にびっくりしたんだからねっ」

美波「いきなり上京する!なんて言いだしたりして」

美波「弟も本当にビックリしてたんだよ?Pさんどっか行ってしまうのかって…」

P「…おう、すまねえな」

美波「そうだよ!それでっ!…っ…それで…」

美波「Pくんは、私からも…離れていっちゃうって思って…」ボソッ

美波「…」

P「…そっか、そうだったのか」

美波「…え?」

P「美波は、俺のためにわざわざ…」

P「本当にありがとう、美波…すげぇ嬉しい」

美波「…うん、そう言ってもらえると、頑張ったかいがあったかな」

美波「それに、Pくんと一緒に住むいい口実になるしね。Pくんのお母さんからも、よろしくって言ってもらえたから…っ」

P「…へ?」

美波「…あっ」

P「そんな不純な理由が…」

美波「ち、ちち違うのPくん!Pくんが心配だったっていうのがほんっとうにほとんどで、一緒に住むっていうのは、ほんのちょっぴりしか思ってなかったから!」

P「…ぷっ、あはははっ」

美波「うぅ…」カァァ

P「冗談だよ、冗談」

美波「…ばか」

P「…ふぅ」カチャ

P「ご馳走さまでした」

美波「え…あ、うん」

P「ありがとう、今日もうまかったよ」

美波「はい、どういたしまして」

P「じゃあ、俺は支度してくるな」ガチャ

美波「うんっ」

P「…」バタン



P「…ふぅ」

…やべえ、なんでこんなドキドキしてんだ。やっぱり、あれがすげえグッときたな…あの美波が、俺のためにわざわざ料理を頑張ってくれて、俺はそれを…。
そもそも、美波ってあんなにかわいかったっけ。広島にいた頃は、ペットに近いかんじのかわいい妹って思っていたはずなのに…。今かわいいって思うのは、あの頃と違う気がする。
やっぱり、プロデューサーとして美波に関わっているからかなぁ。ここ最近、なんか変だ…。
まあ、自分が担当してるアイドルが魅力的に見えるって、いいことなんだけど…。

P「…あ、やべっ、支度しねえと!」

ーーーーーーー
ーーーー

とりあえず今日はこのへんで
幼馴染という題材上、設定崩壊があるかもしれませんが、なるべくないように努力します。

友紀「おはようございまーす!!プロデューサー!」

ちひろ「おはようございます、プロデューサーさん」

P「おはようございます、ちひろさん」

P「おはよう、友紀。今日も元気だな」

友紀「へへっ、元気だけがあたしの取り柄だからねっ!」

P「おう、そうだな」

友紀「ええっー!そこは否定するとこだよ!!」プンスカ

P「ははっ、冗談だよ」

ちひろ「ふふふっ」



P「それじゃ、行ってきますね」ガチャ

友紀「行ってきまーす!!」

ちひろ「はい、いってらっしゃい」

ーーーーーーー
ーーーー


友紀『え、何だって!!焼肉を美味しく食べたい!?』

友紀『そんなときはこれ!ナムコ焼肉のたれの出番だね!!』

友紀『へへっ、いただきまーす!』

友紀『…う~んっ、味噌が効いてておいしい!!』

友紀『やっぱり焼肉のお供は、これじゃないとねっ!』



監督「…カットォ!」

監督「いやー、よかったよ、今のすごいよかったね」

友紀「あ、ありがとうございます!」

P「ほっ…」

監督「次もこのかんじで頼むよ」

友紀「はいっ!」

ーーーーーーー
ーーーー


友紀「はぁ、もうお腹一杯…」

P「はははっ、まぁ、結構焼肉食べてたらな」

P「3種類のタレ制覇にして、おつかれさんだな」

友紀「まあお仕事だしね!あたしは焼肉一杯食べれて幸せだったよ」

P「はぁ、俺も焼肉食べたかったなぁ」

友紀「プロデューサーも食べれば良かったのに」

P「いやいや、俺はCM出演してないし」

>>64 訂正

P「ほっ…」

監督「次もこのかんじで頼むよ」

友紀「はいっ!」

ーーーーーーー
ーーーー


友紀「はぁ、もうお腹一杯…」

P「はははっ、まぁ、結構焼肉食べてたからな」

P「3種類のタレ制覇して、おつかれさま」

友紀「まあお仕事だしね!あたしは焼肉一杯食べれて幸せだったよ」

P「はぁ、俺も焼肉食べたかったなぁ」

友紀「プロデューサーも食べれば良かったのに」

P「いやいや、俺はCM出演してないじゃねえか」

友紀「あははっ、それもそっか」

P「…焼肉かぁ、久しく食べてないな」

友紀「へー、どのくらい?」

P「んー、2年くらいかな」

友紀「ええーっ!!」

P「昔は部活の連中と一緒によく行ってたんだけどな」

P「あいつらと焼肉食いにいくの、楽しかったなぁ」

P「…」

友紀「っ…へえ、そうなんだ」

P「おう」

友紀「…あのさ、プロデューサー」

P「ん?」

友紀「こんなこと聞いていいのか分からないんだけど」

P「どうした?」

友紀「…」




友紀「野球にまだ、未練あるの…?」

P「っ!」

友紀「…あっ、ご、ごめ」

P「あるよ」

友紀「えっ…」

P「あるある、あるに決まってるだろ」

P「あのとき肩を壊してなかったら、今もマウンドで球を投げてると思うと」

P「やっぱり、な…」

友紀「っ…ご、ごめん、こんなこと聞いてっ!」

P「いいって、気にすんなよ」

友紀「うん…」

P「野球、か」

友紀「…もう、2年も前のことなんだね」

P「ああ、そうだな」

ーーーーーーー
ーーーー

過去編書いていきます

【2年前】

監督「これで県大会前最後の練習は終わりだ」

監督「あさってからの大会に備えて、十分に休めよ」

「はいっ!!」

ーーーーーーー
ーーーー


P「はぁ…」

P「(あさってからは県大会、エースとして気を引き締めないとな)」

「Pくーん!」

P「おっ、美波」

美波「Pくん、帰ろうっ」

P「ああ」

「おうおう熱いね~、Pくんよ」

「新田さんみたいな彼女と一緒か、これだからイケメンはいいよなぁ」

「学校一の美少女と帰れるなんて、俺からしたら天地がひっくり返ってもありえないっすよ!」

P「彼女じゃねえよ、お前らも知ってるだろうが」

美波「あはは…」

「じゃあなP、ちゃんと休めよ」

「明日の焼肉、忘れないでくださいね!」

P「ああ、じゃあな」

美波「さようならー」





「…はぁ、マジで羨ましいよ」

「新田さん、かわいいなぁ…」

「アイドルになってもおかしくないくらいかわいいっすよね」

「…そうだなぁ」

ーーーーーーー
ーーーー


美波「Pくんと帰るの、久しぶりだなぁ」

美波「帰ってくるの、いつも遅かったもんね」

P「ああ、そうだな」

P「夜遅くまでの練習も、勝つためには必要よ」

美波「…うん」

P「それに、俺はエースなんだ」

P「俺が、あいつらのために頑張らないとな」

美波「…」

P「はぁ、勝ちてえなぁ…」

美波「ねえ、Pくん」

P「ん?」

美波「この時期に、あまりこういうこと言いたくないんだけどさ…」

P「おう」

美波「…無理、しないでね」

美波「体壊したら、今までの努力が全部、全部…無駄になっちゃうから…」

美波「だから…」

P「大丈夫だって、自分のことは自分がよーけ分かっとるわ」

P「だから俺に任せろ、な?」

美波「…うん、そうだね」

美波「Pくん意外と丈夫だし、心配無用だったかなっ」

P「むむっ、意外じゃなくて普通に丈夫だぞ」

美波「ふふっ、それならいいんだけど」

支援
http://i.imgur.com/vBMLBva.jpg

美波「…」チラッ

P「~♪」

美波「…えへへ」

P「何ニヤけてんだ、怖いぞ」

美波「Pくんと帰るの本当に久しぶりだら、嬉しくて勝手にニヤけちゃうよ」

P「…そっか」

P「でもまあ、大会終わって部活終わったら毎日一緒に帰れるかもな」

美波「うん、そうだね」

美波「…でも」

P「ん?」

美波「それなら私、出来るだけPくんと帰りたくないかな」

P「…そうだな、出来れば俺もそうしたい」

美波「えっ…Pくん、私と一緒に帰るの嫌なの?」

P「なに言ってんだ、美波から言いだしたことだろ」

美波「ふふっ、冗談」

P「ったく…でもまあ、また美波と一緒に帰るときは」

P「県大会で優勝した後だな」

美波「…うんっ」

P「優勝、か」




美波「ねえ、Pくん」

P「なんだ?」

美波「私ね、ずっとずっとPくんのこと見てきたよ」

美波「小学生のときから野球野球って、本当に昔から野球が大好きだったよね」

美波「他のことなんて何でもいい、とにかく野球って…」

P「ああ、そうだな」

美波「…私、そんなPくんが大好きだよ」

美波「いつも一生懸命で、前向きで、努力を惜しまないところとか」

美波「私も見習わないとなあ、っていつも思ってる」

P「…」

美波「私には一生懸命になれるものがないから、Pくんが羨ましいかな」

P「…そっか」

美波「だから、私はPくんが頑張ってきたのを誰よりも知ってるよ」

美波「Pくんが野球だけを見ていたように、私も…Pくんだけを見ていたから」

P「美波…」

美波「それでね、そんな私からPくんに言いたいことがあるんだ」

P「おう、なんだ」

美波「あのね…」






美波「Pくん、美波を甲子園に連れてって!」

P「っ…!」

夕陽に背を向け、そう言った美波を見て俺は…これまで美波に対して感じたことのないものを感じた。
美波は、いつの間にかこんなにも成長していて…綺麗になったと、心の底からそう…思った。

美波「えへへ、一回言ってみたかったんだっ」

P「そ、そっか」

美波「今年はPくんが3年生だから、絶対、ぜーったい、言いたかった!」

P「美波…」

美波「去年の県大会は決勝で負けちゃったけど、今年は絶対勝てるよ」

美波「…Pくんを信じてる、誰よりも…PくんよりもPくんを信じてるから」

P「…ああ」

美波「だから…絶対、勝ってね」

美波「いっぱい、応援するからね!」

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