穂乃果「はぁ…はぁ…やったかな」

…ィ～ン

穂乃果「なん…だと…！？」

穂乃果「！！」ﾄﾞｸﾝ

穂乃果「うそ…そんな…」

穂乃果「あ…あぁ…」

穂乃果「」ﾀﾞｯ

～リビング～

雪穂「～♪」ﾍﾟﾗｯ

ダッダッダッダッ

ガラッ

雪穂「」ﾋﾞｸｯ

穂乃果「はー…はー…」

穂乃果「雪穂！」

雪穂「どうしたの！？そんなに慌てて」

穂乃果「む…む…」

雪穂「落ち着きなよ…」

穂乃果「む…むむむ」

雪穂「む？」

穂乃果「ムヒ…取って」

雪穂「ほいよ」ﾋｮｲｯ

穂乃果「ありがと～」ﾇﾘﾇﾘ

穂乃果「ふぃ～」

雪穂「蚊？」

穂乃果「うん。シューってしたのにまだ生きてたんだよ。しかも私の血まで奪って」

雪穂「しぶとい蚊だね。お姉ちゃんの猛攻にも耐えたからランボーとでも名付けよう」

穂乃果「次会ったらただじゃ済まないからね…！」

雪穂「1階で勉強すればいいのに」ﾍﾟﾗｯ

ダダダダダ

雪穂「慌ただしいなぁ」ﾍﾟﾗｯ

プィ～ン

雪穂「」ﾍﾟﾗｯ

蚊『ターゲットロックオン…投下！』

雪穂「」ﾍﾟﾗｯ

プィ～ン

蚊「」

＼パァン／

雪穂「はい仕留めた」

雪穂「って、うわぁぁ！！コイツお姉ちゃん刺した奴だぁ！」ﾍﾞｯﾄﾘ

雪穂「お姉ちゃんとは言え、他の人の血がつくのはやだよね…」ﾌｷﾌｷ

雪穂「…ノーマ○ト付けとこ」ｶﾁｯ

～穂乃果の部屋～

穂乃果「よしっ、これで完璧」

ノーマ○トノーマ○ト虫コ○ーズ虫コ○ーズ蚊取り線香蚊取り線香蚊取り線香

モワァ

穂乃果「やるぞぉ！」

【かき氷】

海未「…」

海未「…」

海未「…暑い」

海未「ダメです。この暑さじゃ瞑想なんてやってられません」

海未「ですが、こんなことで挫けては何も始まりません。心頭滅却すれば火もまた涼し、暑いと思うから暑いのです」

海未「…」

海未「涼しい…涼しい…」

ムシムシムシ

海未「…」

海未「…あっつ」

海未「ダメです。全然集中できません」

海未「ここまで暑いと身体が滅却されそうですよ」

海未「何か冷たいものを食べて心を落ち着かせましょう」

海未「冷凍庫には…」ﾊﾟｶｯ

海未「こ、これは…！！」

海未「何て綺麗な氷…まさしく私にかき氷を作れと言わんばかり！」

海未「」ｷｮﾛｷｮﾛ

海未「」ｽｯ

海未「うぅ…冷たい。ですが今となっては気持ちがいいです」

海未「さ、溶けないうちに切り取りましょう」

ガリガリガリ

海未「ふぅ、これくらいでいいですね」

海未「後はこの氷を機械に入れて…」

海未「スイッチ…オーン！」ｶﾁｯ

ガガガガガガガガガ

海未「あぁ…真っ白な雪山が」

ガガガガ

海未「綺麗に出来ました！」

海未「さてさて、初めはいちごから」ﾋﾟｭ-

海未「白い氷に赤の蜜が絶妙なコントラストを描いていますね」

海未「では…いただきます」ｻｸ

海未「～！！」ｷ-ﾝ

海未「これですこれ！このキーンがたまりません！！」

海未「」ｻｸｻｸｻｸ

海未「～！！！！！」ｷ------ﾝ

海未「か～っ！これぞかき氷の醍醐味です！！」

海未「次はメロンを…」ﾋﾟｭ-

海未「あ、あれ…？いつのまにあれだけあった氷の塊を食べたのでしょう」

海未「はうっ！」ｺﾞﾛｺﾞﾛｺﾞﾛｺﾞﾛ

海未「そ、そりゃそうですよね…あれだけの氷を食べれば誰だってお腹を壊しますよね…」

海未「あぁ…穂乃果やことりがいなくてよかった」

海未「トイレトイレ…」ｽﾀｺﾗ

支援
のぞえりのセミ爆弾の二次創作を思い出すな

宣伝乙

喜んでる海未ちゃんかわいい

～その夜～

海未母「海未さん、冷凍庫にあった氷の塊知りませんか？」

海未「え！？あ、はい…冷凍庫は開けていないので」

海未母「どこへいったのでしょう…明日μ'sの皆さんにかき氷としてお出しするはずでしたのに」

海未「それは残念です…」

海未母「溶けたのでしょうか…？」ｽﾀｽﾀ

海未「…」

海未「ふぅ」

海未「！！」

ゴロゴロゴロゴロ

海未「ま…またお腹が…時間差で第二波が来るとは…！」ﾖﾛﾖﾛ

【風鈴】

ことり「～♪」ｶｷｶｷ

ことり「できた～！穂乃果ちゃん風鈴！」

ことり「はぁ～、これで穂乃果ちゃんが涼しい音色を奏でてくれるんだね♪」

ことり「」ｲｿｲｿ

ことり「これでよし！」

ことり「風よ吹け～！…なんちゃって」

シーン

ことり「」ﾜｸﾜｸ

シーン

【風鈴】

ことり「～♪」ｶｷｶｷ

ことり「できた～！穂乃果ちゃん風鈴！」

ことり「はぁ～、これで穂乃果ちゃんが涼しい音色を奏でてくれるんだね♪」

ことり「」ｲｿｲｿ

ことり「これでよし！」

ことり「風よ吹け～！…なんちゃって」

シーン

ことり「」ﾜｸﾜｸ

シーン

～数分後～

ことり「…」

シーン

ことり「何で！何でこんな日に限って全く風が吹かないの！？」

ことり「折角作ったのにこれじゃあ意味が無いよぉ！！」

ことり「ハッ！！」

ことり「下敷きで風を作れば…そうすると穂乃果ちゃん風鈴も鳴ってくれるよね」

ことり「ダメダメ！ズルなんてしたら穂乃果ちゃんに嫌われちゃうよ！！」

ことり「でも…鳴らないのは寂しいし、ちょっとだけならいいよね」

ことり「ぱたぱた～」

チリ～ン

ことり「穂乃果ちゃん！」

チリ～ン

ことり「あぁ…穂乃果ちゃんがことりのために涼しい音色を奏でてくれてる/////」ﾊﾟﾀﾊﾟﾀ

チリ～ン

ことり「しあわせぇ…」ﾊﾟﾀﾊﾟﾀ

チリ～ン

親鳥「ことり！！」

ことり「ぴいっ！」ｶﾞﾀｶﾞﾀｯ

ブチ

ことり「あ！」

ことり「っと！」ｷｬｯﾁ

ことり「せ～ふ」

ことり「お母さん！入るときはノックしてよ！！」

親鳥「ずっとやってたんだけど…返事がないから、もしかすると熱中症になってるのかもしれないって思って…」

ことり「もぉ～！お部屋の中で熱中症になるほど弱くなんかないよ～！」

親鳥「ごめんなさい、心配だったから…それで、何をやってたの？」

ことり「風鈴作ってたの。穂乃果ちゃん風鈴」

親鳥「あら、可愛いわねぇ」

ことり「えへへ、この風鈴だと穂乃果ちゃんが涼しい音色を奏でてくれてる気がして幸せになるの」

親鳥「え、えぇ…」ﾄﾞﾝﾋﾞｷ

親鳥「ことり、張り切って作るのはいいけど、貴女の部屋は構図的に風入りにくいわよ」

ことり「えっ！？」

親鳥「穂乃果ちゃん風鈴はリビングで飾りましょう。その方が穂乃果ちゃん風鈴も嬉しいわよ」

ことり「うん」

チリ～ン

ことり「ホントだ。リビングだとよく鳴るね」

チリ～ン

親鳥「ことりはやっぱりモノづくりの才能があるわね。お店で売ってるのと変わらないくらい上手」

ことり「えへへ…穂乃果ちゃんだからだよ」

親鳥「…ことりは本当に穂乃果ちゃんが好きね」

ことり「うん！私、穂乃果ちゃん無しの生活なんて考えられないもん！！」

親鳥「（高校卒業したら…どうするつもりなのかしら）」

チリ～ン

ことり「あ、そうだ！実は…」ｺﾞｿｺﾞｿ

ことり「μ'sの皆の風鈴もあるんだ～♪」

親鳥「あら…」

ことり「やっぱりμ'sは9人一緒だもん。穂乃果ちゃんだけじゃ可哀想」ｲｿｲｿ

ことり「できた♪」

親鳥「風鈴が9つ…何故だか威圧されるわね」

チリリリリリリリリ～～～～～～～～ン

親子「…」

親子「（うるさ！）」

【そうめん】

花陽「おにぎり～♪」ﾆｷﾞﾆｷﾞ

花陽「これくらいでいいかな」

ドーン

花陽「後はそうめんを茹でて…」

花陽「今日のお昼はそうめんおにぎり～！」

花陽「これぞ夏って感じだよね！何度このメニューに救われたんだろう！」

花陽「はぁ～、早く出来上がらないなぁ」

～♪

花陽「にこちゃんからだ…」ﾋﾟｯ

花陽「小泉です」

『あー、花陽？ちょっと聞きたいことあるんだけど』

花陽「ど、どうしたのかな？（早く終わってー！）」

『室町時代に西日本で広まったお米の種類って何だっけ？』

花陽「大唐米だよ」

『それよそれ！それが思い出せなかったの！』

花陽「それはよかった…」

『それで、今度のライブなんだけ』

ﾆｺｯﾁ-！ﾖｳｹﾝﾊﾋﾄﾂﾀﾞｹｯﾃｲｯﾀﾔﾝ？

『ひいっ！じゃそゆことだから！！』

花陽「最後なんて言ったのぉ！？」

花陽「…何だったんだろう」

花陽「ハッ！それよりそうめんだ！！」

花陽「よかった…まだそんなに経ってなかった」

～♪

花陽「また電話？今度は…海未ちゃん！？」ﾋﾟｯ

花陽「もしもし？」

『花陽、今すぐ答えて欲しい問題があるのですが…』

花陽「な、なに…？（2年生の内容なんかわかんないよ～！）」

『えっとですね、チーム貝柱の三枚目のシングルのタイトルは何ですか？』

花陽「へ？え、えっと…ホタテに挟まれてLonelinessだったはず」

『ありがとうございます！』ﾋﾟｯ

花陽「またマニアックなユニットだったね…」

～♪

花陽「今度は真姫ちゃん！？」ﾋﾟｯ

花陽「はい！」

『あ、あれ…？もしかして何か取り込み中だった？』

花陽「あ、いや…そんなことないよ～」

『そう…あのね、お米料理で美味しいの教えて欲しいんだけど』

花陽「真姫ちゃんが料理！？」

『そ、そうよ！私だって料理の一つや二つくらい出来るんだから！！』

花陽「ごめんごめん。それで、美味しいお米料理なんだけど」

シュワーーーー

花陽「きゃぁぁぁああああ！！！！」

『うぇえ！？どうしたのよ花陽！！』

花陽「こっちの問題だから気にしなくていいよ。あ、美味しいお米料理はナシゴレンがオススメかな！」ﾋﾟｯ

花陽「そうめんが！そうめんがぁ！！」ｱﾜｱﾜ

パカッ

花陽「あ～あ…」

花陽「そうめんがグズグズになっちゃたのォ…」

花陽「…ま、これはこれでいっか」

花陽「いただきま～す！」

花陽「ん～！やっぱりおにぎりは美味しいなぁ！」

花陽「そして急遽作り替えたにゅうめんを…」ｽﾞｽﾞｽﾞ

花陽「うん！柔らかくなったそうめんにお汁が染み込んで美味しい！」ﾊﾟｧｧｧ

花陽「まさに、怪我の功名だね！」

花陽「…あの時、お鍋が吹き出したから咄嗟にナシゴレンって真姫ちゃんに言ったけどちゃんと作れたのかなぁ」

花陽「ホントはお茶碗にのったご飯が一番美味しんだけどね」ﾓｸﾞﾓｸﾞ

花陽「」ｽﾞｽﾞｽﾞ

花陽「はぁ～」

～♪

花陽「真姫ちゃん？」ﾋﾟｯ

花陽「ナシゴレン作れた？」

『ちょっと！とんでもないことになったんだけど！！』

花陽「（あぁやっぱり…）ど、どうしたのかな？」

『ナシゴレンってなんなのよ！梨が気持ち悪くて食べれないんだけど！！』

花陽「へ…？」

『だーかーらー！梨が気持ち悪いの！！よくあんなものオススメしたわね…！！』

花陽「あのね真姫ちゃん、ナシゴレンに梨は入れないよ」

『うぇっ！？』

花陽「常識で考えようよ。どう考えても梨とお米なんて合うわけないよね？」

『…』

ピッ

花陽「ふふ、真姫ちゃんらしいや」ﾓｸﾞﾓｸﾞ

花陽「おいし」

梨ゴレン