紬「澪ちゃん…その言葉をどこで…?」
澪「いや、たまたま聞いてさ。ムギなら知ってるかなって」
紬(たまたま聞くような言葉かしら…)
澪「?」
紬「…そうね、澪ちゃん」
澪「ん?」
紬「安価の道は辛く厳しいわ。それでも知りたい?」
澪「えっ……何だかよくわからないけど…うん」
紬「わかったわ」
紬「まずは>>3をやってもらいましょうか」
眉毛を剃る
髪の毛切る
機体
紬「髪の毛を切ってもらうわ」
澪「……へ?」
澪「け、毛先とかだよな?」
紬「何言ってるのよ澪ちゃん」
紬「肩までバッサリいきましょう?」
澪「ひっ!」ダッ
澪「!? ドアが…開かない!」ガチャガチャ
紬「さぁ」ジャキン
澪「だ、誰か…」ジワァァ
ガッチャーン
紬「扉が吹き飛んだ?! …貴方は……>>7! 邪魔するつもり?」
ksk
唯ちゃん
紬「唯ちゃん! 邪魔するというの?」
澪「ゆ、唯! その腕…」
唯「…あぁ、これね」
紬「硬化した左腕……貴方まさか!!」
唯「ついに正体を現したんだね、ムギちゃん。張ってた甲斐があったよ」
紬「…そう。そういう事ね。それなら私も本気を出さないといけないわね」
琴吹紬は姿を変えた!
唯「これは…」
澪「ひぃいぃぃ!!!」ガクガク
紬「そう…これが私の能力。驚きで言葉も出ないようね」
紬の能力名→>>12
能力の内容→>>13
遠い
眉毛パラダイス
尖ったまゆげ飛ばす
眉毛になる
眉毛三昧
※乗っ取りに際して安価スレではなくなります。ご了承ください
紬「必殺!眉毛パラダイス!!」
紬がそういうと紬の眉毛の形がだんだん鋭利な形に変わっていった
唯「ふ、ふん!それがどうしたっていうの!ただ眉毛の形が変わっただけじゃん!」
紬「お楽しみはこれからよ♪」
次の瞬間 紬の眉毛は体を離れ唯にめがけて飛んでいった
唯「くっ!」
唯は硬化した左腕で尖った眉毛をなんとか防ぐことに成功した
唯「驚いたよムギちゃん。まさかそんな能力を持っていたなんてね」
紬「唯ちゃんこそ。さぁ、勝負を続けましょうか」
澪「」ガクガクガク
紬「もう一度いくわよ!眉毛パラダイス!」
カーーーット!!
律「カットだカット!眉毛パラダイスはさっき使っただろ?眉毛を飛ばすのは一回きりの必殺技っていう設
定だろ?」
紬「ごめんなさい…つい熱が入ってしまって…」
澪「なぁ律…」
澪が気まずそうに律に話かける
律「なんだー、澪?」
澪「やっぱり安価で梓へ送る歌の歌詞を考えるのはムリだと思うんだ…」
律「えー!?せっかくスレも立ててみんなから安価ももらったのに?」
澪「だって眉毛スペシャルとか歌詞に入れるわけにはいかないだろ!というかスレのタイトルもおかしい
よ!あとなんで演劇の練習みたくなってるんだ!」
言われてみれば至極まっとうな意見だった
律「…ごもっともです」
澪「もう時間も遅いし今日は解散にしよう。歌詞のことは明日また改めて話し合おう」
澪が帰り支度をはじめようとすると紬が口を開いた
紬「あの!みんな提案があるんだけど…」
律「ん、なんだ?」
唯も紬の方に顔を振り向ける
紬「あの…みんなでチャットをするのはどうかしら?チャットなら、夜でもみんなで歌詞を考えることができ
ると思うの!」
その言葉にすぐ律は賛同の意を示した
律「いいな、それ!!夜でも話し合えるってことだし!澪も唯もいいよな?」
唯「わたしは全然かまわないよ!」
澪もうなずいてみせる
律「よーし!決まりだな!!ムギどこでやる?」
その後、チャットをする部屋を決め、解散した
部室から出ると階段を駆け足で降りる音が聞こえた
律「私たちのほかにも練習熱心な部活があるんだなぁ、こんな時間まで残っているなんて」
澪「私たちも頑張るか」
なんだか少し元気が出たような気がした
家に帰ると私は早速チャットルームに行った
澪「みんな来てるかな…」
レス数はゼロ まだ誰も来ていないようだった
澪「梓へ送る曲の歌詞、か…どうしようかな……」
澪「あ」
…安価してみようかな
澪「どうせみんなしか来ないんだし安価してみてもいいか」カタカタ
とりあえず>>2にどんなものが歌詞に必要か安価をとった
しばらくすると >>2にレスが書き込まれた
澪「お、誰か来たな 律かな、唯かな、ムギかな?」
誰だか予想するために名前を見てみる
澪「にゃにゃしって…律あたりがふざけてやってるんだろうな」
レスには真心とだけと書かれていた
澪「真心…か」
確かに真心をこめることも大事だと思った
とりあえず >>2にはお礼をいった
すぐに 『どういたしましてみお☆みお』 と返信が返ってきた
澪「もう!いちいちその名前で呼ぶなよ…」
でも自分がその名前でチャットしている以上仕方のないことだとも思った
その後はヘアピンさん、たくあんさんも来て4人で歌詞のことを話し合った
熟考を重ね梓への歌詞が完成した
翌朝、登校すると律に話しかけられた
律「澪、昨日のことなんだけどさ…」
澪「あぁ、歌詞のことか。昨日はありがとな、いい歌詞ができた」
律「!完成したのか!…悪いな」
律「よし!昼休みにみんなで合わせて放課後 梓に発表しよう」
澪「わかった」
気づけば卒業式の日も迫っていた
放課後、帰り支度をしていた梓を呼び止めた
澪「梓!今日からまた部活に来てほしいんだ」
梓「やっと終わったんですか…私物の整理。まったく、部室に私物があふれているのは
軽音部ぐらいですよ」
梓には私物の整理があるから部活はしばらくお休みだと嘘をついていた
澪「あはは、ごめんな?行こうか、梓」
梓「はい!」
部室に入ると律、唯、紬の姿があった
唯「あーずーにゃん!久しぶりー!!会いたかったよー!」
梓「やめてください!」
梓が部室に入ると同時に唯は梓に抱き着いた
律「相変わらずだな…」
紬「まぁまぁ、梓ちゃんも来たことだし、お茶にしましょ?」
いつも通りのティータイムが始まった
梓「そろそろ練習しますよ!」
数十分後、これまたいつも通り梓のお叱りが入った
律「梓、その前に聞いてほしいことがあるんだ」
いつも通り 律が口答えをする
梓「言い訳は無用です。ホラ、立ってください」
律は梓の指示通り立ち上がって言った
律「今日はお前に聞いてもらう曲がある」
私たちが演奏を始めようとすると 梓もギターの準備をしだした
澪「梓。私たちと一緒に演奏したい気持ちはわかるけど…」
梓からは予想外の言葉が返された
梓「大丈夫ですよ。みお☆みお先輩」
澪「!?」
驚いた なぜ、梓がそのことを…?
梓「実は私、昨日ずっと聞いていたんです」
梓「ムギ先輩の眉毛パラダイスも、チャットルームのことも…」
梓「先輩方があまりに 私物整理に時間がかかっているので、部室の前まで行ったんですけど…そこで
気になって盗み聞きしちゃいました」
紬「そうだったの…」
唯「え!?じゃああずにゃん昨日チャットルームにいたの?」
梓「はい。にゃにゃしっていう名前で…」
ちょっと待て。ということは…
澪「律?ちょっと話があるんだけど…」
律「すまん澪!昨日はちょっとした用事があったりなかったり…」
私は律の頭にゲンコツを食らわせてやった
律「いでー!!」
そうこうしているうちに演奏の準備が整った
唯「よし!せっかくあずにゃんも曲を知っていることだし!みんなで演奏しようか!」
紬「そうね!」
律も梓も頷いてみせる
澪「よし!はじめるぞ!!」
結果として梓へ送る曲でも何でもなくなってしまった
しかしこの演奏は5人にとって一生の宝物となった
この素敵な宝物を与えてくれるきっかけを作ってくれた安価に私は感謝したい
完
乙!
おつでした!
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