モバP「だりやすかれんととある夏の日」 (11)
―――事務所
加蓮「ねぇねぇ、あのさー」
李衣菜「んー?」
泰葉「なぁに?」
加蓮「ウチの事務所って、夏でもけっこう快適だよね」
泰葉「うん、そうね。窓開ければ涼しい風も入ってくるし」
李衣菜「今日も扇風機だけで充分だしねっ」
加蓮「クーラーより全然健康的だよね♪」
李衣菜「ねー♪」
泰葉「ふふ♪」
ちひろ「うふふ、私たち的にもエコで助かりますよね!」
P「……はぁ……」
ちひろ「あら、どうしましたプロデューサーさん?」
P「だって……だって!」
P「みんな肌色面積広すぎるんだよ! 目のやり場に困る!」
「「「「え?」」」」
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P「『え?』じゃないよ! なんなんだよもう!」
李衣菜「急にどうしたんですかPさん」
P「急じゃない! 李衣菜、タンクトップなのはいいけどゴロゴロ寝転ぶなっ」
P「めくれてお腹丸見えだし、……その」
李衣菜「?」
泰葉「李衣菜、李衣菜。あのね」
加蓮「さっきからブラがちらちら見えてるよー」
李衣菜「わーお。……ま、別にいいかー」
P「良くないっ!」
李衣菜「もー、Pさん気にしすぎですってばぁ」
P「そっちが気にしてくれよ!」
加蓮「だって私たち、Pさんに下着見られるくらい構わないし」
P「くらいじゃないっての……!」
泰葉「家みたいな安心感があるんです。ね?」
加蓮「うんうん」
李衣菜「うんうん」
P「ここ事務所だって分かってるよな?」
加蓮「んー、Pさんカタいよ。もっとゆるく考えよ?」
P「お前らがゆるすぎるの! 加蓮はキャミソールの肩紐片方落ちてるし!」
加蓮「え? ……あ、ほんとだ。まぁバストトップは見えてないしセーフセーフ」
P「アウアウだよ、試合終了レベルで!」
李衣菜「はぁー……加蓮、ほんとスタイル良いよねぇ」
泰葉「羨ましい……いいなぁ」
加蓮「ふふーん♪」
P「ダメだ聞く耳持たない……!」
泰葉「まぁまぁPさん。それだけあなたに気を許してるということですから」
P「うぐぐ、そうは言うけど……泰葉だって!」
泰葉「え、ええっ? 私そんなに肌を出しては……」
P「ホットパンツだよ、ホットパンツ! 丈短すぎるだろ!」
泰葉「そ、そうでしょうか……あまり自覚は」
P「ないのか、ないのか!? そんな白くて長い脚を丸出しにしてか!」
加蓮「ふふ、泰葉には美脚って武器があるからねっ」
李衣菜「太ももからふくらはぎまでラインが綺麗すぎだよ! このこのぉっ」
泰葉「や、やだもう二人とも……!」
P「ちくしょう……ちくしょう……!」
ちひろ「ふふふ、プロデューサーさんも大変ですねぇ♪」
P「大変どころじゃないです……!」
泰葉「ふふ、でも……」
加蓮「なんだかんだ言って、Pさんは優しいから」
李衣菜「私たち、大好きですよ♪」
「ふふふっ♪」
P「……そんなこと言われたら、強く言えないよ……。俺も情けないなぁ、はぁ……」
ちひろ「うふふ♪ でも確かに、三人とも。もうちょっと節度は守ってね?」
ちひろ「お仕事ならまだしも、街を歩いていれば彼のような人ばかりじゃないんだから。ね?」
「「「はーいっ」」」
ちひろ「はい、いい返事ですっ♪」
P「……ちひろさん、まともなこと言ってますけど。あなたが一番酷いですからね?」
ちひろ「へっ?」
P「なんで……」
P「――なんで! 事務所で水着なんですかっ!!!」
おわり
というお話だったのさ
短いけどお盆も終わりだからね、ちかたないね
乙でごぜーます
おつおつ、ちっひにゃ水鉄砲でもぶちかまそう
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