穂乃果「ラブソングを歌おう」 (34)
穂乃果ちゃんたちがただラブソングを歌うだけのお話
穂乃果「ヒトカラに行こう」
穂乃果「ヒトカラに行こう」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1407888119/) のIF? みたいなやつ
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1407984952
穂乃果「カラオケに来たわけだけど……」
海未「穂乃果! ラブソングを歌ってください!」
ことり「ホノカチャン! ラブソング歌って!」
穂乃果「うーん、そう言われても……」
海未「歌いにくいですか? それなら私とデュエットしましょう!」
ことり「ホノカチャン! 一緒に歌おう♪」
穂乃果「(ラブソングばかり押してくる)」
海未「最初は歌いにくいですか? なら私が穂乃果にラブソングを送りましょう!」ピッ
海未「聴いてください」
デンデンデン♪ デンデンデン♪
ことり「海未ちゃん、最初にこれを持ってくるとは……」
海未「ぼんやりと君を眺めていたんだ 校舎の窓から♪」
海未「やっぱりかわいいなって 友達と笑い合う君の姿に♪」
海未「見とれる事ももう できなくなっちゃうな♪」
穂乃果「おおっ! 上手い上手い!」
海未「/// 自慢できるようなものはないけど♪ それでもいつでも君を探してる♪」
海未「きっと 誰よりも君を想っているのは♪ 今日も明日も僕だから♪」
海未「ずっと 好きだって事を言わないと♪ 会えなくなる前に♪」
ことり「はやくしないと♪」
海未「言えなくなる前に その手を~♪ ―――」
海未「穂乃果! 私の気持ち、伝わりましたか?」
穂乃果「目の前で歌われたらさすがに気づくよ」
海未「その……返事は?」
穂乃果「保留、かな……」
海未「そう、ですか……」
穂乃果「別に海未ちゃんが嫌いとかじゃないよ。まだ私たちは子供だし、ね」
穂乃果「私が大人になったときに、答えを出すよ」
海未「はい、わかりました。私は待ってます、穂乃果の返事を……」
ことり「(振られることはなくなったけど、100%OKされることもなくなった)」
ことり「(少し歌いにくいなあ……でも! 海未ちゃんには負けない!)」
ことり「次、私が行きます!」ピッ
穂乃果「PV式だ」チョキッ
穂乃果「あ! 赤い糸が……!」
ことり「―――!」
デンデンデン デンデーン♪
amazarashi期待
ことり「『愛してる』の言葉だけじゃ 足りないくらい君が好き♪」
ことり「『愛してる』の言葉を 100万回君に送ろう♪ HEY♪」
穂乃果「うわぁぁ……! いい曲……!」
海未「(ことり……やりますね)」
ことり「いつもどこにいたって 気にしてるのは一つだけ♪」
ことり「君は笑ってますか それともちょっとブルー♪」
ことり「きっとみんな抱いてる それぞれの特別を♪」
ことり「僕にとってまぎれもなく それは君だから♪」
ことり「『愛してる』の言葉じゃ 足りないくらい君が好き♪」
ことり「今すぐ会いに行こう この青い空の飛び越えて♪ Baby I love you~♪ ―――」
ことり「穂乃果ちゃん!」
穂乃果「なあに?」
ことり「……ううん、やっぱりなんでもない」
穂乃果「? 変なことりちゃん」
ことり「(この言葉は大人になるまで、大切にしておくよ)」
海未「次は穂乃果の番ですよ。もちろん、ラブソング限定です」
穂乃果「う~ん、ラブソングラブソング……」
穂乃果「! ラブソングっぽいやつでもいい?」
海未「まあ、いいですよ」
穂乃果「よしっ」ピッ
穂乃果「ah ah ah ah ah~♪」
穂乃果「迷惑の扉 将来の展望だって 青春時代で♪ 人生が変わる?♪」
穂乃果「恋したいのに 臆病になる 問題山積みなんだ♪」
穂乃果「答えを導くためには this feeling♪ 切り捨てられない all my love♪」
穂乃果「ユメじゃないやいやいやいやい 手が届きそうなGLORIA~♪ たまに見えなくなって♪」
穂乃果「Cryやいやいやいやい 近道を探しても同じね~♪ また迷ってしまうでしょ?♪ ―――」
穂乃果「その、ラブソングかわからなかったけど、よかった?」
海未「はい! 最高でした!」ギュッ
ことり「穂乃果ちゃん歌も上手でかわいいっ」ギュッ
穂乃果「えへへ、ありがとう」
海未「では次、いきましょう!」
ことり「もちろん穂乃果ちゃんエンドレスで♪」
穂乃果「ええっ!? 私1人で!?」
海未ことり「「アンコール! アンコール! アンコール!」」
穂乃果「……よ、よし! いくよ!」ピッ
テッテレ テッテレ テッテレ♪
穂乃果「眩しい~ 朝日よりも早く~ 目が覚めた~♪」
穂乃果「約束はしては いつも必ず僕が 遅れて行くのにね♪」
穂乃果「ちょっと 鏡を長く見て いつもより♪」
穂乃果「慣れないシャツに 早く着替えて さぁ 君の待つ公園に♪」
穂乃果「昨日は なかなか眠れなくて♪
君に捧げる言葉と指輪に 少しの不安と強い誓い♪」
穂乃果「シルビア 君のそばに 感じるたび幸せになれる♪」
穂乃果「シルビア 差し伸べた手をとって Please.Please stay by my side forever♪ ―――」
期待機
真姫「ねえ、なんで私たち呼ばれたの」
花陽「り、凛ちゃんが1年生同士での絆を深めようって」
真姫「ふーん」クルクル
凛「2人とも、待ってたよ!」
花陽「! 凛ちゃん!」
真姫「こんなとこに呼び出して、一体なにするの?」
凛「一緒にカラオケに行こう!」
花陽「カラオケ?」
凛「うん! 真姫ちゃんもいいよね?」
真姫「別にいいケド」クルクル
凛「よし! 行っくにゃー!」
花陽「か、カラオケなんて久しぶりだなっ」
凛「最初誰が歌う?」
真姫「言い出しっぺから歌いなさいよ」
凛「はーい」ピッ
凛「よかったら一緒に歌って!」
凛「真っ赤に燃えた情熱の果実は♪ 潮の風が薫る季節が呼んだ また夢を生む力~♪」
凛「人知れず泣き濡れるのはもう終わりさ 雪は溶けて春を迎えて虹を渡れ♪」
凛「光続けろEndless~♪」
花陽「Yeah!」
真姫「ヴェェ!?」
凛「Wowow あの太陽よりも熱く♪」
凛「燃えるようなハート♪」
花陽「Yeah! 真姫ちゃんも一緒に!」
真姫「え、ええ」
凛「愛情濃縮100%♪ Endless~♪」
花陽「Yeah!」
真姫「い、いえ~い!」
凛「Wowow アロハ色ノリも抜群♪」
凛「夏に注ぐラブソング♪」
花陽真姫「「Yeah!」」
凛「だって愛さえあれば無敵~♪ ―――」
真姫「ハアハア……疲れた」
凛「もう、真姫ちゃんっ、どうしてそんな疲れてるの?」
真姫「あなたが一緒に歌って言うから……! それにこの曲長いわよ! 一体何分あるのよ!」
凛「6分くらい?」
真姫「長い! 2分くらい短くしなさいよ!」
凛「そんなこと言われても……」
真姫「花陽、先に歌っていいわ」
花陽「わ、わたし? いいの?」
真姫「ええ、私は少し休憩するわ……」
凛「(真姫ちゃん、完全におばあちゃんだにゃ)」
真姫「凛、今変なこと考えてなかった?」ジーッ
凛「! ううん! なんにも!」
花陽「わたしはなに歌おうかな……これにしよう」ピッ
テテテテテー♪
花陽「?ありがとう? って伝えたくて~♪ あなたを見つめるけど~♪」
花陽「繋がれた右手は 誰よりも優しく ほら~♪ この声を受けとめてる~♪」
凛「かよちんかわいい~!」
花陽「! まぶしい朝に 苦笑いしてさ あなたが窓を開ける♪」
花陽「舞い込んで未来が 始まりを教えて またいつもの街に出かけるよ♪」
花陽「でこぼこなまま 積み上げてきた ふたりの淡い日々は♪」
花陽「こぼれたひかりを 大事にあつめて いま輝いているんだ♪ ―――」
凛「かよちんさっすが! 上手だったにゃあ!」
花陽「あ、ありがとっ、凛ちゃんっ」
凛「最後は真姫ちゃん」ジーッ
真姫「ナ、ナニヨ。あんまり期待しないでよ」ピッ
デーデーデーデーデーデーデー♪
真姫「Another day is coming so I wake up♪ Think of what I said before I think of you♪」
真姫「We were almost crashing ourselves♪ You had your own conviction♪ I'm not quite as well yet♪」
凛「な、なに歌ってるのかわからない……」
花陽「う、うん」
真姫「Something big to tell you♪ It's quite inexplicable♪ But I know how you were♪」
真姫「Big in my life♪ Though on the point we agreed♪ "There's someone treats you better than I did"♪」
真姫「Can you feel like I do♪ I still hope you're happy♪」
真姫「Can you feel like I do in the end now♪ Can you feel♪ ―――」
真姫「ふぅ……まあまあね」
花陽「す、すごい……」
凛「真姫ちゃんすごいにゃあ!」
真姫「フッ、当然でしょ」
凛「とかいいつつ照れてる真姫ちゃんかわいい」
真姫「う、うるさい!」
凛「いつもなら叩いてくるのに今日は叩いてこないね」
真姫「た、たまたまそういう気分じゃないのよ!」
花陽「2人とも仲いいねっ!」
真姫「誰が! 別に凛となんて……!」
凛「凛と真姫ちゃんは仲良しだにゃ!」
にこ「どーして私がカラオケ店にいるわけ?」
希「まあまあ、にこっち。たまには3年生だけで遊ぶのもいいやん」
絵里「そうよ。それに、この3人で遊んだことないでしょ?」
にこ「それはそうだけど……」
絵里「それでは、3年生の3年生による、3年生のためのカラオケ大会を始めます!」
希「いえーい!」
絵里「トップバッターはにこ!」
にこ「なんで私からなの!?」
絵里「えっと……レディーファースト?」
にこ「あんたもレディーでしょうが……まあ、いいわ。にこ様が最初に歌ってあげる」ピッ
デンッ♪
にこ「何気ない日の帰り道 帰宅ラッシュの電車乗り♪ 鞄から教科書取り出し見ていると~♪」
にこ「無意識に計算する僕の頭は 君に会う確率を出してる~♪」
にこ「そうだ君を待っているんだ 何もできず待ってるんだ♪」
にこ「非常識にまわりを見渡す僕がいる 懸命に計算する僕の頭は偶然の公式探してる~♪」
にこ「細かい理屈なんてない 小さい体裁すらない♪ ただ君に会えればそれでいい♪」
にこ「何度も何度も~ 君の名を呼ぶ 無言の返事をが心に刺さる♪ 何度も何度も~ 君に呼びかける まるで独り言の~ように~♪ ―――」
希「にこっち上手い~」
にこ「当たり前でしょ、宇宙スーパーアイドルなんだから」フフン
絵里「ホント、上手だったわ。宇宙スーパーアイドルの名は伊達じゃないわね」
希「うんうん♪」
にこ「えっ、ちょ……少しくらい反論しなさいよ」
希「次はウチがいくね」ピッ
デンデデデデ♪
希「光る汗、Tシャツ、出会った恋 誰よりも輝く君を見て♪ 初めて気持ちを見つけたよ 新たな旅が始まる♪」
希「雨上がり、気まぐれ、蒼い風 強い日差し いつか追い越して~♪ これから描いて行く恋~の色 始まりのページを彩るよ♪」
希「占い雑誌 ふたつの星に 二人の未来を重ねてみるの~♪ かさぶただらけ とれない心 あなたの優しさでふさがる♪」
希「いつの間にか すきま空いた 心が満たされて行く♪ ふとした瞬間の さり気ない仕草♪ いつの日か 夢語る あなたの顔をずっと♪ 見つめていたい 微笑んでいたい♪ ―――」
絵里「この曲いいわね、それに希との声にマッチして」
にこ「希はいつも微笑んでるし、歌詞ともマッチしてるわね」
希「煽ててもなにも出ないよ」
絵里「本当のことを言っただけよ」
希「もう、えりちったら……」
希「最後はえりちやね」
にこ「期待してるわよ」
絵里「期待してても普通の曲歌うだけだからね」ピッ
絵里「千の夜をこえて あなたに伝えたい♪ 伝えなきゃならないことがある♪」
絵里「愛されたいでも愛そうとしない♪ その繰り返しのなかを彷徨って♪ ―――」
にこ「う、うまい……さすがね」
希「えりちのおはこ曲やね」
絵里「ありがとう、久しぶりに歌うからドキドキしたわ」
にこ「全然そんなそぶり見せてなかったけどね」
絵里「バレないように隠してただけよ」
にこ「ふーん」
希「じゃあ2周目、いこっか」
穂乃果「どんなに遠くに離れていても 僕たちはつながっている~♪ 夜空を見上げてみればほら 同じ星輝いてる~♪ ―――」
海未「きゃ~穂乃果~」///
ことり「かっこいい……」///
穂乃果「の、喉渇いた……」
海未「ジュースをすぐ持ってきます!」バタン
ことり「次いこ次♪ 穂乃果ちゃんのかっこいいところみたいなっ」
穂乃果「! し、仕方ないなあ……」ピッ
穂乃果「GOOD TIME! BADTIME! いろいろあるけれど It's All Right♪ キスして抱きしめてる時だけはホントに静かだね♪」
穂乃果「I want! You want! これ以上スキになるとヤバイ 離れられな~い♪ ―――」
海未「ちょっとことり! 私がいない間に穂乃果に歌わせましたね」
ことり「うん♪」
海未「ということで穂乃果、もう1曲お願いします」
穂乃果「え~っ、もう喉が……」
海未「最高に歌が上手な穂乃果さん! もう1曲お願いします!」
穂乃果「! ……次がラストだからね」
海未「(チョロい)」
穂乃果「……」ピッ
デーデーデデデデー♪
穂乃果「君は来るだろうか 明日のクラス会に♪ 半分に折り曲げた『案内』をもう一度見る♪」
穂乃果「この声が枯れるくらいに 君に好きと言えばよかった~♪ 会いたくて仕方なかった どこにいても~ 何をしてても♪ ―――」
海未「……」ポロポロ
ことり「……」グスッ
海未「ということで穂乃果、もう1曲お願いします」
穂乃果「え~っ、もう喉が……」
海未「最高に歌が上手な穂乃果さん! もう1曲お願いします!」
穂乃果「! ……次がラストだからね」
海未「(チョロい)」
穂乃果「……」ピッ
デーデーデデデデー♪
穂乃果「君は来るだろうか 明日のクラス会に♪ 半分に折り曲げた『案内』をもう一度見る♪」
穂乃果「この声が枯れるくらいに 君に好きと言えばよかった~♪ 会いたくて仕方なかった どこにいても~ 何をしてても♪ ―――」
海未「……」ポロポロ
ことり「……」グスッ
穂乃果「どうして2人とも泣いてるの!?」
海未「ヒグッ…どうして失恋ソングなんて歌ったのですかあぁぁ……」ポロポロ
ことり「こんなのってないよ……」グスッグスッ
穂乃果「えー……」
穂乃果「………もう! わかった! 明るいラブソング歌えばいいんでしょ!?」ピッ
海未ことり「「((チョロい))」」
穂乃果「タンデムシートに座って歌っている君の声が 背中越しに小さく響いてる♪」
穂乃果「調子外れの下手くそな歌だけど♪ この声だ その響きだ 1番好きな音は♪ ―――」
海未「ブラボー! ブラボー!」パチパチ
ことり「穂乃果ちゃーん! 穂乃果ちゃーん!」パチパチ
海未「さて、次の曲にいきましょう!」
穂乃果「もう歌わないよ!?」
かわいい
JASRAC
海未「お願いします! もう1回だけ歌ってください!」
ことり「お願い! 穂乃果ちゃあぁぁん……」
穂乃果「………ホントに次がラストだからね?」
海未「はい! ありがとうございます!」
ことり「やった~!」
穂乃果「まったく……」ピッ
デンデンデン♪
海未「ピアノ伴奏ですか……いいですね」
ことり「いいねっ」
穂乃果「改札の前つなぐ 手と手♪ いつものざわめき 新しい風♪ 明るく見送るはずだったのに うまく笑えずに君を見ていた♪」
穂乃果「君が大人になってくその季節が♪ 悲しい歌で溢れないように♪ 最後に何か君に伝えたくて♪ 『さよなら』に代わる言葉の後を僕は探していた~♪ ―――」
穂乃果「はい! ホントのホントに終わり!」
海未「はい、満足しました」
ことり「うんっ! とっても癒されたよ~」
穂乃果「2人が喜んでくれてるならよかったよかった」
海未「また今度来ましょうね」
穂乃果「うん、今度はμ'sの全員で来たいね」
ことり「楽しみだなあ~」
穂乃果「そのかわり! 2人もたくさん歌うんだよ?」
海未「了解しました」
ことり「うん、約束するっ」
穂乃果「(ラブソング縛りだったけど楽しかったな)」
おわり
おつ!よかった
乙
乙でした
乙!面白かった
乙!
ちょっと待って!GLAYの曲が入ってないやん!
このSSまとめへのコメント
このSSまとめにはまだコメントがありません