凛「海未ちゃん寝てるにゃ」 (105)

海未「『やんやんっ 遅れそうです』?」

海未「それ以上やったら怒りますよ?」

の続き的なね

真姫「ふんふふ~ん」テクテク ←番外編


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1407422218

――月曜日、朝。校門前

海未(ヤりすぎました……)

海未(結局、昨日も一日中ことりのおやつにされてしまいました……)

海未(おかげで朝帰りです)

海未(……学校にはなんとか間に合いそうですね)

海未(おや、あれは……)

海未「にこじゃありませんか。おはようございます」

にこ「あぁ、海未……おはよう」

海未「……なんだか疲れてませんか?」

にこ「おととい、あんたたちが帰ってからちょっとね……」

海未「……あっ」

にこ「その察しましたみたいなのやめなさいよ」

海未「もしかして……にこも朝帰り、ですか?」

にこ「ってことは、海未もなんだ」

海未「はい……ずっとことりのおやつでした」

にこ(なんなの、ことりのおやつって……)

海未「それはそうと、急がないと遅刻してしまいますよ?」

にこ「そうだったわね……ふぁっ」

海未「まだ朝なのに欠伸ですか?」

にこ「しかたないじゃない」

海未「ふふっ、授業中に寝ないで下さいね」

にこ「わかってるわよ。それじゃあまた練習で」

海未「ええ、それでは」

――授業中

海未「ふぁ……」

海未(そう言った私が寝てしまいそうです)

穂乃果「むにゃ……」

先生「高坂さん!」

穂乃果「はっ、はいぃ!」

海未(……いえ、ここは堪えなくてはなりません)

ことり「……ふふっ」

海未「」ゾクッ

――部室

海未「お疲れ様で……まただれもいないのですか」

海未「今回は……」キョロキョロ

海未「なにもありませんね」ガタ

海未(なにかあってももう触れませんが)

海未(……なんだか授業中はことりの視線を感じましたね)

海未(感じたって別にいやらしい意味ではありませんよ)

海未「ふぁっ……ぁ」

海未(いけません、ひとりになったからって油断しては)

海未(そんなことだからおやつにされr……)

海未「すー……」

凛「お疲れ様にゃー……って、海未ちゃん寝てるにゃ」

海未「すー……すー……」

凛(無理に起こすと痛い目にあうからなぁ)カタッ

海未「ん……」

凛「」ビクッ

海未「……すー」

凛「」ホッ

凛(それにしても困ったにゃ。かよちんも真姫ちゃんも今日は来れないって言ってたし)

海未「んっ……すー……」

凛(三年生は進路指導とかで遅れるはずだし……)

凛(穂乃果ちゃんとことりちゃんは……生徒会?)

海未「すー……」

凛(……海未ちゃんがここにいるから違う気がするにゃ)

海未「……り」

凛(にゃ?)

海未「すー……」

凛(寝言かにゃ?)

海未「……」

凛「……」ジーッ

凛(あ、よく見ると海未ちゃんまつげ長いなぁ)

海未「んんっ……」

凛(……あれ? 海未ちゃんって実はすんごい美人?)

海未「……」

凛(……かっこいいとは思ってたけど)

凛(それはみんなの前だから……?)

凛(寝顔、はじめてちゃんと見たけど……)

凛(触ってみていいかにゃー?)ソーッ

海未「……です」

凛「」ビクッ

海未「ん、んー……すー……」

凛(……意外と寝言言っちゃうタイプなのかにゃ?)

海未「すー……」

凛(……いや、いける)ソーッ

海未「……りぃ」

凛(……)フニッ

海未「ん……」

凛(勝ったにゃ!)フニッフニッ

海未「う、うん……」

凛(……柔らかいにゃー)

海未「んっ……」

凛「……」ツンツン

海未「ふへっ……」

凛(だらしない笑顔だにゃ……)ツン

海未「……すー」

凛「……」フニッツン

にこ「お疲れ様ー」ガチャ

凛「にゃあぁぁあ!」ビクッ

にこ「」ビクッ

海未「……はっ! な、何事ですか!」

凛「にこちゃーん?」

にこ「な、なによ……にこ何もしてないわよ?」

凛「問答無用にゃー!」シャーッ

にこ「ええっ!? なによそれ、理不尽よぉ!」ダッ

凛「あ、待つにゃあ!」ダダッ

海未「……」

海未「本当に何事ですか、まったく」

海未(……それは私もですかね)

海未(部室で居眠りなど……)

海未「……さて、三年生も戻ってきたようですし、練習の準備始めますか」

いったんおしまいです。

明日もあるのでスクフェスやって寝ます。

ところで、『微熱からMystery』っていい曲ですよね。おやすみなさい。

乙、あなたか期待
微熱いいよね


可愛い

こんばんは。

そのうちまきにこで何があったのかも書きたいなぁ、と思うこの頃です。

――練習後

凛「結局、穂乃果ちゃんたちはなんで遅れたにゃ?」

ことり「ことりはちょっと職員室に用事があって」

海未「穂乃果は宿題を忘れたので、居残り勉強です」

穂乃果「海未ちゃんが宿題見せてくれないからだよー!」

海未「何度も言ってますが、宿題は自分でやるからこそ、自分の力となるのですよ?」

穂乃果「海未ちゃんのケチー!」

海未「ケチで結構です」

希「またやっとるん?」

にこ「あんたらも飽きないわねぇ」

絵里「そういえば、真姫と花陽はどうしたの?」

海未「あぁ、絵里は遅れて来たんでしたね。二人とも用事があったそうですよ」

絵里「へぇ、二人揃って?」

穂乃果「あぁ! 海未ちゃん、無視しないでよー!」

海未「うるさいですよ、穂乃果!」

穂乃果「なにおーぅ!?」

ことり「穂乃果ちゃん、落ち着いて……ね?」

希「まさか……」

絵里「どうしたの、希?」

希「あの二人、駆け落ちなんて……」

にこ「」

凛「」

絵里「ちょっ、希っ!?」

希「……なんて、あるわけないやん」

にこ「」

凛「」

絵里「あぁ、二人とも……しっかりして!」

にこ「……ゃん」

凛「」

海未「に、にこ?」

にこ「……きちゃん」

希「ちょ……にこっち?」

にこ「……真姫ちゃん真姫ちゃん真姫ちゃーん!」

絵里「」

海未「」

希「」

にこ「花陽……許さないんだからぁ!」ダッ

ことり「あ、にこちゃん!」

穂乃果「まったく、海未ちゃんはいつもいつも……」

凛「……」

海未「……あ、あの、凛?」

希「り、凛ちゃん? さっきのは、その、冗談なんよ?」

穂乃果「穂乃果だってやるときはやるんだから!」

ことり「ほ、穂乃果ちゃん……」

凛(……あれ?)

絵里「凛、大丈夫? 希だってわざとあんなこと言ったんじゃないのよ?」

凛(なんだろう……)

希「ごめんな、凛ちゃん……」

凛「……あ、ううん。なんでもないよ」

希「うち、さすがに調子にのってしもたな……反省反省」

凛「大丈夫だよ、希ちゃん」

絵里「まったく……てきとうなことなんて言うものじゃないわよ」

希「せやね。……おっと、うち買い物して帰らな」

絵里「そうね。暗くなってきたし、皆もそろそろ帰りましょう」

凛「あ……じゃあラーメン食べに行くにゃー!」

海未「ふふっ、凛は本当にラーメンが好きなのですね」

凛「ま、まあね!」ドキッ

凛(な……なに、今の)

海未「ですが、私は家で食事の用意ができているはずなので」

海未(ことりの家に泊まっていた分、ある程度はおとなしくしていなければ)

凛「そっかぁ、残念だにゃー」

希「うちはもう行くね」

絵里「それじゃあ私も。また明日」

穂乃果「ぜったいに海未ちゃんを見返し……あ、絵里ちゃんたち帰るの?」

絵里「穂乃果……まぁいいわ、また明日ね」

穂乃果「うん、ばいばーい!」

ことり「ばいばい! ……ねぇ、穂乃果ちゃんはどうする?」

穂乃果「ん? なにが?」

海未「あなた、今まで何を聞いていたのです?」

穂乃果「……ごめん、ぜんぜんわかんないや」

海未「穂乃果?」

穂乃果「海未ちゃんのこと考えてたら……つい。あはは」

海未「あ、あははじゃありません!」ドキッ

ことり「……」

凛「……」

海未「まったく……凛がラーメン食べに行かないかと言っていたのですよ」

穂乃果「そうだったの? ごめん、凛ちゃん!」

凛「……あ、うん。大丈夫にゃ」

穂乃果「でも、穂乃果帰って家の手伝いしなきゃいけないんだ……ほんっとごめんね!」

凛「それならしかたないにゃ! また今度一緒に食べに行こ!」

穂乃果「ってことだから、穂乃果先に帰るね! バイバーイ」

海未「あ、では私も一緒に……ことりはどうしますか?」

ことり「うーん……たまには凛ちゃんとご飯もいいかなぁ」

凛「ご飯じゃなくてラーメンにゃ!」

海未「そうですか? では、私たちは先に失礼しますね」

ことり「うん、また明日」

凛「ばいばいにゃ」

穂乃果「海未ちゃん早くー」

海未「今行きます!」

凛「……」

ことり「……」

凛「……意外」

ことり「なにが?」

凛「凛とラーメン食べに行くなんて」

ことり「まぁ、たまには……ね」

凛「そっか。じゃあ、お腹空いたから早くいこう?」

ことり「……口調、それでいいの?」

凛「ことりちゃんには関係ないよ」

ことり「ふーん……」

凛「……ちょっと、聞いてほしいことがあるかも」

ことり「うん」

凛「……ラーメン食べながらでもいい?」

ことり「いいよ。じゃあ行こうよ」

凛「うん」

ここまでとなります。

なんか不穏な空気になってきましたね。私は楽しいです。

読んでくれる方、ありがとうございます。明日も早いのでおやすみなさい。

おつ

こんばんは。

入力よりも妄想の進むほうが圧倒的に早いのでうまく文章になっていないかもしれません。

少しですが進めていきます。

凛「……」テクテク

ことり「……」テクテク

凛「……そこ」

ことり「新しい?」

凛「最近」

ことり「へぇ」

凛「早く」

ことり「うん」

凛「」ズルズル

ことり「」チュル

凛「おいしい……」

ことり「おいしいね」

凛「」ズルズル

ことり「」ズルッ

凛「ふうっ……ごちそうさま」

ことり「ごちそうさまでした」

凛「今度は別の食べに来よう」

ことり「そうだね」

凛「……聞いてほしいっていうのはね」

ことり「うん」

凛「海未ちゃんのことなの」

ことり「海未ちゃんがどうかしたの?」

凛「海未ちゃんの寝顔、かわいかったなぁ、って」

ことり「……どういう意味かな?」

凛「そのまんまの意味だけど」

ことり「海未ちゃんの寝顔、見たの?」

凛「さっき、部室で居眠りしてたから」

ことり「へぇ……」

凛「……海未ちゃんは、おやつにしたの?」

ことり「うん、初めては2ヶ月くらい前だったかな?」

凛「……っ」

ことり「でも、どうして気付いたの?」

凛「海未ちゃんの髪の匂い、いつもと違ったみたいだったから」

ことり「へぇ、そんなのでわかるんだ」

凛「まぁ、ね」

ことり「ふふ。今ではもうすごいんだよ、海未ちゃん」

凛「……」

ことり「昨日も夜遅くまで」

凛「……やめて」

ことり「あ、だから居眠りしちゃったのかな? ふふっ、海未ちゃんったら」

凛「やめて!」

ことり「……凛ちゃんが聞いてきたんだよ?」

凛「……ねぇ、ことりちゃん」

ことり「なぁに?」

凛「海未ちゃんと、付き合ってないんだよね」

ことり「……」

凛「ねぇ」

ことり「そうだよ?」

凛「やっぱり」

ことり「でも、凛ちゃんには関係ないよね?」

凛「そんなこと!」

ことり「あんまりうるさいと……」スッ

凛「っ!」ビクッ

ことり「また、おやつにしちゃうよ?」

凛「ふ……ふざけないでよ!」バァン

凛「ことりちゃんは……凛をもてあそんで」

ことり「言い方がひどいよ、凛ちゃん」

凛「凛を捨てて……」

ことり「捨てたんじゃないのに」

凛「……海未ちゃんにまで」

ことり「……それで? なにが言いたいの?」

凛「……凛、海未ちゃんのこと好きになるかも」

ことり「あれ? 花陽ちゃんは?」

凛「かよちんは……凛の一番の親友だよ」

ことり「でも、一番が海未ちゃんになったらどうするの?」

凛「それとこれとは違うよ」

ことり「違わないよ」

凛「……」

ことり「一番には、一人しかなれないんだよ? あれもこれも一番っていうのはずるいんじゃないかな」

凛「そんなこと……!」

ことり「まぁ、いいんじゃないかな、それでも」

凛「……」

ことり「海未ちゃんは、凛ちゃんじゃ満足できないかもしれないけどね」

凛「……話はそれだけ。おごるからもう帰って」

ことり「え? もっと凛ちゃんのこと見てたいんだけどなぁ」

凛「いいから帰って!」

ことり「……わかった。じゃあ、またね、凛ちゃん」

凛「……凛は」

凛「凛は、どうしたらいいんだろう……」

以上となります。

ちなみに今回は『微熱からMystery』をモチーフにしているつもりです。

これからも取り入れたいと思います。では、おやすみなさい。

終わりかよ!?

それとも別スレで続くのか?

ことりちゃんェ…




(今回の更新は)以上となります。
であってくれ……

こんばんは。

私の書き方が悪かったですね。せっかく読んでくれているのにすみませんでした。

話はもう少しこのスレで続けさせていただきます。

引き続き楽しんでいただければと思います。

――翌日

ことり「海未ちゃん、おはよっ」

海未「ことり、おはようございます」

ことり「穂乃果ちゃんはまだ来てないの?」

海未「ええ、いつも通りです」

ことり「そっかぁ」

海未「……」

ことり「……」

海未「……先に向かいますか?」

ことり「そうだね、メールしとくよ」

海未「では、行きましょう」

ことり「……」

海未「……」

ことり「あ、そういえば」

海未「どうしたのです?」

ことり「凛ちゃん、海未ちゃんのこと好きかもって」

海未「そうですか」

ことり「うん」

海未「……えっ?」

ことり「昨日ラーメン食べに行ったときに聞いちゃった」

海未「な、朝からそんな冗談はやめてください!」

ことり「冗談なんかじゃないよ。そんな言い方したら凛ちゃんかわいそうだよ?」

海未「ほ、本当に言っているのですか?」

ことり「もちろんっ」

海未「……そう、ですか」

ことり「うん……あ、凛ちゃんと花陽ちゃんだ」

海未「」ビクッ

凛「あ、おーい。海未ちゃん、ことりちゃん、おはようにゃ!」

花陽「おはよう、二人とも」

ことり「うん、おはよう」

海未「お、おはようございます」

凛「今日もあっついねー」

ことり「そうだねぇ」

海未「そ、そうですね……」ダラダラ

凛「? 海未ちゃん、汗すごいにゃ」

海未「え、そ、そうでしょうか?」

花陽「本当だ。ちゃんと水分とらないとだめだよ?」

ことり(ことりとしては、汗でてるのもいいんだけどなぁ)ボソッ

海未「」ビクッ

花陽「海未ちゃん?」

海未「お、お気遣いありがとうございます、花陽」

凛「……」

ことり「……」チラッ

凛「!」

ことり「ねぇ、そろそろ行かないと遅れちゃうよ?」

花陽「あ、待って。向こうから真姫ちゃんが……」

海未「本当ですね……おや? 何か担いでませんか?」

花陽「真姫ちゃーん、おはよー」

真姫「おはよ。みんな揃ってどうしたの?」

凛「ここでたまたま会ったにゃ」

ことり「ついさっきね。ところで……」

海未「その担いでるのって……」

にこ「」

花陽「にこちゃん!?」

真姫「ええ、にこちゃんよ」

凛「な、なにがあったにゃ?」

真姫「私が花陽と駆け落ちしたとかなんとか、意味わかんないこと言ってたから」

ことり(おしおきしたんだ……)

海未(おしおきしたんですね)

凛(にこちゃんかわいそうにゃ……)

にこ「」

花陽「か、駆け落ちなんて、そんなことないよ? ねぇ、凛ちゃん!」

凛「え? う、うん。そうにゃそうにゃ!」

真姫「それでも黙らなかったから、思わず」

真姫「うちに置いとくわけにもいかないから連れてきたの」

ことり「そう、だよね……あはは」

海未「で、ではそろそろ行きませんか」

凛「遅刻しちゃうにゃー!」

花陽「あ、待ってよみんなー」

――放課後、部室

絵里「そういえば、今日にこが来なかったんだけど、誰か知ってる?」

真姫「にこちゃんなら保健室で寝てるわよ」

希「なんで真姫ちゃんが知っとるん?」

真姫「た、たまたまよ、たまたま」

海未(何も言うまい)

凛(黙っておくのが吉にゃ)

穂乃果「そんなことより、なんで二人とも先に行っちゃったの?」

海未「穂乃果が寝坊するからです」

ことり「それに、ちゃんとメールしたよぉ?」

穂乃果「みんなで一緒に行こーって言ったじゃーん!」

海未「では、明日から早く起きる努力をしてください」

穂乃果「むぅ、海未ちゃんの鬼!」

絵里「まぁまぁ、皆落ち着いて。それより穂乃果、希、ちょっといいかしら?」

希「どうしたん?」

絵里「生徒会の仕事、早いうちに引き継いでほしい、って理事長に頼まれてね」

穂乃果「えぇっ? じゃあ、今日練習できないじゃん!」

絵里「これも大事な仕事の一つよ。今日くらい我慢しなさい」

穂乃果「ちぇー……わかったよ」

絵里「ということだから、海未。残りのメンバーの練習お願いね」

海未「はい、わかりました」

ことり「5人しかいなくなっちゃったね」

海未「ええ、今日はユニット練習をするつもりだったので、ちょっと困りましたね」

凛「BiBiなんて真姫ちゃんしかいないにゃ」

花陽「他も二人ずつだね」

真姫「私、にこちゃんの様子見に行っていいかしら?」

海未「ですが、練習が……」

真姫「にこちゃんが参加できそうだったら私も戻ってくるわ」

ことり「にこちゃん、大丈夫なの?」

真姫「たぶんね。ダメそうだったら作曲の構成でも考えてればいいし」

花陽「そうだね。新曲も作らなきゃだし……」

真姫「じゃあ私も行くわ。またね」

凛「あ、一応にこちゃんの様子連絡してほしいにゃ」

真姫「わかったわ」

ことり「4人になっちゃった」

海未「まぁ、ペアで練習できると思えば、それもまた……」

ことり「……」

花陽「ことりちゃん?」

海未「どうかしたのですか、ことり?」

ことり「……ねぇ、海未ちゃん。ラブアローシュート、見せてよ」

凛「」ガタッ

海未「こ、こと……ことり! なぜ、それを!」

ことり「こっそり練習してるの、見ちゃったんだ。えへへ」

花陽「ラブアローシュート……なんかすごそう! わたしも見てみたいです!」

海未「花陽まで……」

ことり「ユニットで見たときにそういうのが必要だと思うの」

海未「どういう意味ですか!」

凛「り、凛もみたいにゃ!」

海未「凛まで何を言ってるんですか!」

ことり「ねえ、海未ちゃん。おねがぁい!」

海未「くっ……い、一回だけですよ!」

凛「撮影はありかにゃ?」

海未「なしです!」

海未「そ、それでは、いきますよ」

凛「」ジーッ

ことり「」ジーッ

花陽「」ジッ

海未「み、皆のハート、打ち抜くぞーっ! ばーん!」

海未「ラブアローシュート!」

凛「うっ……」フラッ

ことり「やっぱりかわいいっ!」

花陽「なるほど、自分の特技を生かしたパフォーマンス……さすが、海未ちゃんです!」

海未「あぁ……穴があったら入りたい……」

凛「」ガタンッ

海未「り、凛!? どうしたのですか!」


ことり「凛ちゃん、しっかりして!」

花陽「凛ちゃーん!」

凛(やばいにゃ……完全に射抜かれたにゃ)

海未「と、とりあえず保健室に連れて行きましょう!」

ことり「う、うん」

凛(あぁ……これは、ほんとにいけないやつだにゃ……)

花陽「凛ちゃん、目を開けてー!」

凛(あのかわいさはいけないにゃ)

凛(鼻血が出そう……)

凛(頭が……くらくらするにゃ)

凛(もう……だめにゃ)

凛「」グタッ

海未「しっかりするのです、りーん!」

今回は以上となります。

だらだらと進行した感じですね。明日以降は進展できればいいなぁ、と思います。

では、これからも楽しんでいただければ幸いです。おやすみなさい。

おつかれ

こんばんは。

お盆になりますが、私は一切予定がありません。

では、続きを進めていきたいと思います。

海未「凛、しっかりしてください!」

凛「にゃー……」

海未「もう保健室に着きまs「あっ、だめ!」

海未「……この声、中から聞こえますね」

にこ「あ、真姫ちゃ……ここ、学校、んっ」

海未(にこと……真姫ですね)

真姫「なによ、にこちゃんがかわいいのがいけないんだから」

にこ「そう言えばごまかせると……あっ」

真姫「ごまかすつもりなんてないわ」

にこ「やっ……激し……ん」

真姫「また、気持ちよくなりましょう?」

にこ「……うん」

海未「」

海未(え、なんなのですかこれは)

海未(にこも『うん』じゃありませんよ!)

海未(……入っていくわけには)

にこ「っ、真姫ちゃん……気持ちい……あぁっ!」

海未(いきませんよねー)

海未(どうしましょう)チラッ

凛「にゃー……」

海未(凛の家はわかりませんし)

海未(私のせいなようですし、花陽に託すのは無責任な気が……)

海未(……いったん私の家に連れていきましょう)

海未「凛、もう少し頑張って下さいね」

凛「にゃ……」

海未(ことりにメールしておきましょう)

ことり「海未ちゃんからメールだ」

花陽「凛ちゃんのことかな?」

ことり「そうみたい。『保健室が使えなかったので、凛は家に連れていきます。各自で解散してください』だって」

花陽「そっかぁ……あれ、海未ちゃん、凛ちゃんのお家知ってるのかな?」

ことり「ことりはわからないけど……」

花陽「でも、どうして保健室が……」

ことり「ほら、にこちゃんと真姫ちゃんが」

花陽「……あぁ」

ことり「ね? ……それじゃあ、練習して穂乃果ちゃんたち待ってよっか」

花陽「うん!」

ことり「……あれ? 荷物はどうするんだろう?」

花陽「……帰りに持っていけばいいんじゃないかな」

海未「凛、もう着きますよ」

凛「にゃ……」

海未「ただいま帰りました」

海未「……だれもいないのですか」

凛「にゃー……」

海未(先に凛を寝かせないと)

海未「ふう……」

凛「……」スー

海未(人1人担ぐのがこんなに大変だったとは)

海未(汗も結構かきましたね)

凛「……」スースー

海未(よく寝ているようですし、シャワー浴びてきますかね)

凛「……にゃ?」パチッ

凛「ここ、どこにゃ?」キョロキョロ

凛(布団……)クンクン

凛「! 海未ちゃんの匂いにゃ!」

凛「ってことは、海未ちゃん家?」

海未「おや、凛。起きましたか」

凛(私服の海未ちゃんがいるにゃ)

海未「凛? ……まだ体調がすぐれませんか?」

凛「にゃ! ぜ、全然大丈夫にゃ!」

海未「そうですか? では、麦茶をどうぞ」

凛「ありがとにゃ」

海未「急に倒れるから何事かと思いましたが……大事ないようでよかったです」

凛「海未ちゃんのせいだけど……」ボソッ

海未「? 何か言いましたか?」

凛「う、ううん、なんにも」

海未「ところで、一息ついたらシャワーを浴びてはいかがですか?」

凛「? いいのかにゃ?」

海未「はい、汗もをかいていることでしょうし」

凛「じゃあお言葉に甘え……にゃっ」フラッ

海未「凛っ」ドサッ

凛「ちょっと立ちくらみ……海未ちゃん、大丈夫……」

海未「ええ、私は大丈夫です」

凛(凛……海未ちゃんを押し倒しちゃったにゃ)

凛「……」

海未「凛?そろそろ退けて……」

凛「ねぇ、海未ちゃん」

海未「は、はい」

凛「ことりちゃんと、付き合ってないんだよね」

海未「っ!」

凛「昨日、ことりちゃんに聞いちゃった」

海未「……あなたたち、人がいないところでなんて話を」

凛「ごめん」

海未「……ええ、ことりとはそのような関係ではありません」

凛「……そっか」

海未「え、ええ」

凛「……凛、帰るね。心配かけてごめんね」

海未「具合はもう……」

凛「大丈夫にゃ」

海未「そう……ですか。お気をつけて帰ってくださいね」

凛「……ありがとにゃ。また明日」

海未「はい、また」

海未「……なにか、おかしかったような……」

海未「いえ、勝手に考えてはいけませんね」

海未「宿題でもやりま……あ」

海未「鞄……ことりに届けてもらいましょう」

凛(海未ちゃんは優しいにゃ)

凛(凛が勝手に倒れただけなのに)

凛(……海未ちゃんがかわいいのがいけないにゃ)

凛(……やっぱり、海未ちゃんのこと)

凛(好きなのかも)

1スレをあんまり長くしたくないし、私の中で区切りがいいので、このスレでの更新は終わりにします。

次回は『凛「髪型も変えてみる?」』かまきにこでスレを立てようと考えてます。

お盆休みに入るので、どうにかなるかと思いますが。

読んでくださる方々、ありがとうございました。

おつ

なかなか後味の悪い終わり方やな
乙、次回作も楽しみにしてる


次のスレも楽しみだ

乙でした

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2014年08月12日 (火) 11:48:15   ID: 5jAKiZB_

うみりん見たい

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom