桃華「流石ですわ Pちゃま」 (29)



桃華「私の名前は桜井桃華。先日からPという方にスカウトされて、アイドルとして働くことになりました。」

桃華「まずは雰囲気に慣れようと言うことで、事務所の様子を観察しておけと言われてたのですが・・・」

桃華「この事務所、何かがおかしいですの」






※桃華が来たばっかりという設定で、色々時系列ごちゃごちゃです
※かなりキャラ崩壊している子もいるので、注意です。桃華含めて

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モバP「おはよう、凛」

凛「あ、おはよう、プロデューサー」ガバッ

凛「今日はプールのイベントだっけ?水着は持ってきてるよ」スンスン

モバP「そうだな。後1時間したら出発だ。それまでに準備は終わらせとくようにな」

凛「んっ…  オーケー」スンスンハムハム



桃華「私の目がおかしくなっていなければ、あれは私でも知ってる人気アイドル渋谷凛さんですの。」

桃華「その彼女が、会うが否や、Pさんのシャツを剥ぎ取り、アイドルがしてはいけない表情で匂いを嗅ぎ始めましたの」

桃華「それ以上におかしいのが、Pさんはシャツを剥かれたはずなのに今も尚シャツを着ていることですの」





モバP「おはよう、茜」

茜「おっはようございまーす!!!!今日も一日、頑張っていきましょう!」







桃華「何気ない会話ですの。でも、気のせいか瞬きをした間にPさんの位置が変わったように思えましたの」






まゆ  スタスタスタ

モバP「あ、まゆ。おはよう」

まゆ  グサッ

モバP「ん?」ポタッポタッ


桃華「まゆさんが出会い頭にPさんを刺しましたの。きっとドラマの撮影か何かですの(錯乱)」



まゆ「Pさんがいけないんですよぉ? 余りにも魅力的すぎて…    まゆ、赤いものが好きなんです。勿論知ってますよね。もっと、赤い、真紅なモノを、Pさんからどうしても欲しくなってしまって。」

スッ ペタペタ

まゆ「これでPさんの赤にまゆは全身包まれることが出来ました。とっても嬉しいです」

まゆ「嬉しい嬉しい嬉しい嬉しい嬉しい嬉しい嬉しい嬉しい嬉しい」


まゆ「( ´,_ゝ`)クックック・・・( ´∀`)フハハハハ・・・(  ゚∀゚)ハァーハッハッハッハ!」


桃華「まゆさんは全身にPさんの血を塗りたくった後、高笑いしながら去っていきました。残されたPさんは倒れたままです。良くできたドッキリですわね(白目)」


突如、事務所内の電源が落ちる。

桃華「な、なんですの?」ウルッ

花瓶はカタカタと震え、ラップ音が鳴り、どこかでバリンとガラスの割れる音がする。

桃華「ひ、ひいっ」ジワッ

服や衣装が一人でに棚から動き、空中を踊る。そう、まるで幽霊が着ているかのように

小梅「あ…、ごめんなさい…  ち、ちょっとあの子がワタシモキテミタイって…  止めたんだけど…」





モバP「破ァっ!!!!」

桃華「!?」



瞬間、高速の巻き戻しを見ているかのように全てが元通りになる。

モバP「だめじゃないか。そういうのは夜になってからって言っただろう?」


小梅「う、うん…」


桃華「」

突き抜けすぎておかしいとも言えん……

いつものことじゃん(白目

モバP「さて、次は卯月となつきと巴のボーカル特訓か。桃華、ついておいで」

桃華「・・・はいですの・・・・」






桃華「連れられた場所には三人の可愛らしい方々がいましたの」

モバP「んじゃ、特訓するにゃー」

卯月「はい!」
夏樹「おう」
巴「頑張るけえのう!」

桃華「三人同時ですのね、一人一人お相手をすると時間が足りなくので、まとめてみて効率を上げようということでしょう」

モバP「ほいっ」




ブン


モバP1「じゃ」

モバP2「まずは」

モバP3「ボイストレーニングからだ」


桃華「・・・・」


桃華「・・・・は?」



桃華「あの・・・・」


モバP1「おお、そうか。今日は桃華もいたな。悪かった。フン」



モバP4「で、何だ?」



桃華「」



桃華「不躾な質問をお許しくださいまし、それはもしや分身ですか?」

モバP4「そうだぞー。Pたるもの分身の一つや二つできないとな!」

桃華「ほ、ほー」ヒクッ

桃華「ちなみに、どのようにすれば可能なのですの?」

モバP4「おう、原理は簡単だぞ。これを見ろ」ブンブンブン

桃華「・・・ 指を高速で動かしてますわね。」

モバP4「な?二つに見えるだろ? これをもっと大がかりにしたのが分身だ」


桃華(そういう次元では無い気がしますの…)





~昼休憩~

モバP「はー、良く頑張った。さ、お楽しみの弁当タイムだ」

桃華「弁当? お作りになるので?」

モバP「いやいや、俺は作れないぞ。でもな」



ドドド


ドドドドド


ドドドドドドドドドドオ!



響子「今日はハンバーグですよ!いいお肉が手に入ったんです」
周子「ま、たまには作るのも悪くないかな。狐の恩返しってやつだよ」
奈緒「ちょ、ちょっと作りすぎちゃってな。別に、Pのためにわざわざ作ったわけじゃないからな!」
法子「はい、ドーナツ詰め合わせ100選です!」
輝子「松茸がいい具合に育ったぞ… これの土瓶蒸しは…うまい  フヒヒ」
以下略



桃華「どこからか一斉にアイドルが沸いて出てきましたの。皆さん弁当を携えて」


モバP「い~つも、すまないねぇ~」パクパクモグモグ

桃華「おかしい、明らかにPさんの質量より食べたものの質量が大きい」








モバP「おっと」ビリッ

智絵里「あ、やっと効きました♪」

モバP「これは… 痺れ薬か」ピリピリ

智絵里「インド象も三秒で気絶させる薬ですよ♡ 媚薬は効果無かったので、試行錯誤中なんです」

モバP「目的のために努力を重ねるその姿、まさにアイドル!  胸が熱くなるな!」バタッ

智絵里「ふふ、嬉しいです。やっと、やっと、これで二人きりになれますね」ズルッ

智絵里「うんしょ。ここの近くにいい地下室を見つけたんです。そこでなら誰にも邪魔されませんよ?いつまでも一緒にいましょうよ。いつまでもいつまでもいつまでも」ズルズルズル




桃華「Pさんを引きずっていってしまいました。もしかしなくてもこの事務所マズいんじゃないでしょうか」



殺せんせーかな?


桃華は俺の所に来るべきだ



みく「あ、そうだ。Pちゃーん!」

モバP「何だ?みく」  シュタッ

桃華「もうこれくらいではおぎょろきましぇんの」

みく「この缶詰固くて開けられないにゃ。Pちゃんのアレで切ってくれないかにゃ?」

モバP「そんなことか。お安い御用だze」 パッチン

桃華「Pさんが指を鳴らすと、堅そうな缶詰が真っ二つになりました。原理は聞きたくないですの」

モバP「おっと、桃華がこれを見るのは初めてか。これは鎌鼬を利用した、プロデューサー検定3級必修科目の「十傑衆能力」の内の一つで」

桃華「いいですの聞きたくないですの。今ももうぎりぎりでしてよ」



あやめ「P殿!」シュタッ 

モバP「おうあやめ」

あやめ「そろそろNGのライブとファミリアツインのグラビア撮影とシンデレラガールズの水着相撲の時間です。どうぞ、ご出立の準備を」

モバP「おお、もうそんな時間か。有り難うな。空輸の準備は出来ているか?」
あやめ「はっ」

モバP「良し。じゃあこっちも別れよう」


Pはそう言うと、右手で指パッチンをした。すると、Pの左手の指が全てぽろりと落ちた。
ぽとりと落ちた指の内、三つがぴくぴくと動く。瞬間、ぐもぐもぐもと摩訶不思議な音を立て、指は肥大化していった。
質量が増えていくにしたがって形を変えていくそれらは、段々と輪郭がはっきりしてきたかと思うと、人の形になったところでその変態を終えた。



ほ?




桃華「おい」


因みに床には変容しなかった親指と人差し指が残ったが、どこからともなく現れたアイドル二人にすぐに回収された

??「んー、親指かぁ。被っちゃったにゃー。まあ、これでも研究のサンプルには使えるからおっけー!最強のP専用媚薬、完成さっせるぞー!」
???「んきゃー、人差し指―!!!これで左半身コンプリート!☆ ヤバーい☆」



桃華「おい」



モバPa「よくわかる解説ぅ!  これはな、分身とは違う、分裂なんだ」

モバPb「そう!分身はあくまで体技術の一つ。どうしても一つの空間でしか増やせないんだ。」

モバPc「今みたいに色んな場所に行く場合には分裂を使うんだぞ。桃華も覚えれば使えるようになるさ」

モバPd「ま、分身とは違って、同時刻に起こってる事象を把握することはできないからな。後で一つに同期するまで知れない上に、分裂体は本体の10分の1程のPP(プロデューサーポイント)しかない。要は使い分けさ」




桃華「・・・・」


モバP団「「「「「いざ、散!!!!」」」」」」




桃華「・・・」


桃華「Pさん達は外出しましたの。一人は大きな鷹に乗って、一人は空中を走って、一人は空を飛ぶあやめさんの太ももに捕まって行ってしまいました」

ごく普通のP技能だな(錯乱)



桃華「あなたはお留守番ですのね」

モバP「そりゃあ本体だからな。ここは超能力者・未来人・宇宙人が一同に会してる。様々な力が磁場となって拮抗し、かえって普通になってる場所だ。一見は何事もなく見えても、何が起こるかわからない。」

モバP「本体の俺はここにいた方がいい。俺のサイドエフェクトがそう言ってる」


桃華「そうですか。もう何があっても驚きませんわよ。そう、絶対に」



モバP「ま、今は俺は空き時間だ。休憩しよう」

桃華「それがいいですわね。少しばかり神経が疲れましたの」

モバP「確か桃華はティータイムを取るのが日常だったな。紅茶でも入れようか?」

桃華「あら、気が利きますわね。けれど、わたくし紅茶の味には少々うるさくてよ?」クスッ

モバP「これはこれはお嬢様。失礼をば。ならばこのP、全身全霊をもって紅茶を淹れされて頂きます故」

言うが早いか、モバPは第三の目を開いた。それは強烈な光を出し、部屋の中を満たした。Pの髪が抜けた。
その光はただ眩しいのだはなく、キラキラと穏やかな光を散らす。抜けた髪はふよふよと辺り一面にアクセントとして漂い、いつの間にか紫色に染まった部屋と相まって、小さな星空を顕現させたかのようだった。

桃華「綺麗…」

桃華が光景に見惚れていると、眼前にモバPが小さなプレートを携えて現れた。

モバP「どうぞ、お嬢様」

桃華「ふふ、初めてあなたの摩訶不思議な力に好意的になれましたわ」

スッ 

桃華「!?」

ススッ

桃華「おいしい・・・」

モバP「お口に召したようで何よりです」





・・・



桃華「ごちそう様でしたわ」

モバP「今はどういう力を使ったのか聞かないのか?」

桃華「手品師にタネ明かしを求める程、無粋ではありませんわ」

桃華「先ほどのは、紅茶の前の余興、ということでよろしいのです」

モバP「そんなものか」

桃華「ふふ、そういうものですわよ」


モバP「ふふふふ」


桃華「うふふふ」



モバP「ふふふ、いやあ喜んでくれてよかったよ。今のはかなり大技でな。後一日は碌な技使えない程なんだよ。はっはっは」

桃華「あら、そうでしたの。その労力に見合った味でしたわ」

モバP「はっはっは。」

桃華「うふふふふ」






あと一日禿げっぱなしか


幸子「たたたたたた、大変です!!!!!!!」ドバターン

ドンガラガッシャーン

モバP「どうした幸子か。敵襲か? なら先ずは紅茶でも淹れようじゃないか」

桃華「ふふ、面白い方。もう入ってましたよ」ススッ



幸子「紅茶なんて飲んでる場合じゃないです!!」


幸子「今から隕石が降ってくるんですよ!!!!!」

桃華「」ブーッ



モバP「と、いうことは・・・」

茄子「この子が起こしたことですね♪」バターン

こずえ「ふわー」

モバP「どういうことか説明してくれるか?」

こずえ「くしゃみなのー」

桃華「はい?」

こずえ「いま、とってもあついでしょー? それでねー、せんぷうきでおなかぺろぺろしてたらー、さむくてー、くしゃみしたのー」

モバP「成るほど、それで隕石が・・・」

こずえ「それを10回」






モバP「茄子」

茄子「はい♪」

モバP「幾つ減らせる?」

茄子「残念ながら、3つまでですね」シュン

モバP「万事休す・・・か」

桃華「えっ、本当に? えっ?」


幸子「たたたたたた、大変です!!!!!!!」ドバターン

ドンガラガッシャーン

モバP「どうした幸子か。敵襲か? なら先ずは紅茶でも淹れようじゃないか」

桃華「ふふ、面白い方。もう入ってましたよ」ススッ



幸子「紅茶なんて飲んでる場合じゃないです!!」


幸子「今から隕石が降ってくるんですよ!!!!!」

桃華「」ブーッ



モバP「と、いうことは・・・」

茄子「この子が起こしたことですね♪」バターン

こずえ「ふわー」

モバP「どういうことか説明してくれるか?」

こずえ「くしゃみなのー」

桃華「はい?」

こずえ「いま、とってもあついでしょー? それでねー、せんぷうきでおなかぺろぺろしてたらー、さむくてー、くしゃみしたのー」

モバP「成るほど、それで隕石が・・・」

こずえ「それを10回」






モバP「茄子」

茄子「はい♪」

モバP「幾つ減らせる?」

茄子「残念ながら、3つまでですね」シュン

モバP「万事休す・・・か」

桃華「えっ、本当に? えっ?」

サイドエフェクトまで持ってるのか…
ハイレインさんと遊んできてよ


Pは、ふー、っと息を吐いた。天上を見上げる。その目が何かを決意する。

モバP「桃華」

桃華「は、はいっ!」

ぱん、と手を合わせる。髪が蒼く発光し、その全てが抜け落ちる。

モバP「これが終わって、無事また会えたらさ」

心臓の付近から、ぽわーっと、虹色に光る球体が浮かびあがる。

モバP「Pちゃまって、呼んでくれないか?」

その球体を、Pは腕にセットした。

モバP「またいつか、俺の自家製紅茶を飲んでくれ」

桃華「Pさん・・・」

瞬間、ドウ!と音がした。轟音と呼ぶにふさわしい音量と共に、Pを中心に風が巻き起こり、桃華は思わず目を塞ぐ。
彼女が目を開けた時、Pは既に事務所にはいなかった。

桃華「Pさん!」

窓にかけより、空を見上げる。その光景は悪夢そのものだった。
一面を覆いつくすほどの隕石が、明らかに地球の致死量とわかる大きさと熱でもって降り注ごうとしていた。十の巨星がゆっくりと死を降ろす中、一つの筋状の光が逆の方向、地上から敢然と向かっていった。



桃華「Pさん!」

窓にかけより、空を見上げる。その光景は悪夢そのものだった。
一面を覆いつくすほどの隕石が、明らかに地球にとって致死量とわかる大きさと熱でもって降り注ごうとしていた。十の巨星がゆっくりと死を降ろす中、一つの筋状の光が逆の方向、地上から敢然と向かっていった。

桃華「Pさん」

その小さな光は勇敢だった。一つ、また一つと隕石を粉々に砕いていく。

桃華「すごい・・・」

茄子「ええ」

気付くと、茄子さんが横に立っていた。

茄子「でもダメ。もう限界」

そう、最初は目もくらむような虹色の彩光は、今や弱弱しく点滅している。
けれど残った隕石は容赦なく、その空を覆う面積を増やしていく。


茄子「バカな人です」

茄子「本当、大バカ」ポロポロ




地球は終わる。

こんなにもあっけなく。

まだ、好きな人も出来てないのに。

自然と、わたくしは茄子さんと抱き合っていました。その豊満なわがままボディに思わず欲情してしまう。



ああ、神よ。





どうか、いるのならば・・・




どうか・・・

指パッチンで真っ二つとか素晴らしきヒィッツカラルドか



バーーーーーーーーン!!!!!!!!


ちひろ「Pマーーーン! 新しいエナドリよーーーー!!!!!!」







その後、語ることは特にありませんわ。

わたくしはみなと打ち解けるようになり、アイドルとしての道を突き進み始めました。

簡単な分裂ならもう扱えるようにもなりましたのよ。

あ、わたくしのプロデューサーがついたようです。少し頬を怪我しているようですわ。今日もどこかでアイドルの危機を救っ

てきたのでしょう。



モバP「待たせたな!」

桃華「流石ですわ Pちゃま」










終わり


以上で終了です。

ここまで読んで下さった方々に、無類の感謝を

ではHTML依頼を出してきますん

乙、泣けたわ

おつおつ
ぴーまんって…


なかなかできないよ

おつおつ
少なく見積もっても攻コス1440以上のPか…対ままゆやちえりんをみても守コスもかなり振ってあると見た

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