次元 「あん?デスノート?聞いたことねぇなぁ」
ルパン「まあ、知らねえのも無理はねぇ」
次元 「いったいそりゃ何だ、お宝か?」
ルパン「お宝、お宝ねぇ……ヌフフフフフフフ」
次元 「おい、ルパン。笑ってないでさっさと教えろ」
ルパン「ヌフフフフフフ。っとわりーわりー。まっ、お宝と言えば、
お宝かもな」
次元 「……ふむ」
ルパン「そんじゃー次元よ。
もう一つ聞いときたい事があるんだが、
最近起こってる凶悪犯連続殺人事件ってのは御存じ?」
次元 「例の心臓麻痺事件か」
ルパン「そーそー、ソレソレ」
次元 「その事件についちゃあ知らねぇ方がどうかしてると思うぜ。
とくに俺達みたいな泥棒にはよ」
ルパン「ヌフフフフ。違ぇねぇ」
次元 「世界中の凶悪犯がばったばったと死んでんだ。
tvつければ、その手のニュースだらけだし、嫌でも
耳に入ってくるぜ」
ルパン「ああ。……いよいよ俺達も年貢の納め時かもなぁ?」
次元 「……かもな」
ルパン「およよ~~?次元ちゃ~ん、いつになく神妙な面持ちじゃな~い」
次元 「当たり前だ。明日は我が身かと思えば」
ルパン「まぁな。銃や爆弾で殺されるのと、心臓麻痺で殺される
ってのは違うからなぁ」
次元 「そうだぜ、ルパン。
仮に一流の殺し屋が俺達の寝首をかきに来ても
対処は出来るが、 心臓麻痺で殺されるとなりゃ話は別だ」
ルパン「抵抗もできずにジ・エーンド」
次元 「そう思うと、今の内に遺書でも書いとこうとか考えちまうよ」
ルパン「次元……」
次元 「……」
ルパン「……………………………くっ」
次元 「……………………………ぷっ」
ル・次「アハハハハッハハハハハハッハハッハハハハハハハハハハハハハハッハ
く~~~~イヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒ」
ルパン「ぬははははあはははははっはははっはは」
次元 「ひ~~~ひ~~~~~腹がよじれる」
ルパン「死ぬっ、死ぬっ!遺書?遺書だって!?」
次元 「だはははははははは!寝言は寝て言えってんだ」
ルパン「死ぬのが怖くて泥棒なんて誰がやるかってんだい!」
次元 「ひーひー、そりゃそーだ」
ルパン「いひひひひひひひひっ」
次元 「くくくくくっ……で、ルパン。俺達はどうしたら殺されずに済むんだ?」
ルパン「あん?」
次元 「とぼけんなよ。
お前が意味もなくこんな話題振るなんて俺ぁおもえねーぜ。
大方、初っ端に言ったデスノートってのが関係してんだろ?」
ルパン「さすが次元。話が早くて助かっちゃうわー」
ルパン「実はよーう?昨日不二子に会ったんだがな」
次元 「おいおい、まさかあいつからのネタじゃねーだろうな?」
ルパン「おーちつけって次元ちゃん。今は誰からのネタだろうが関係無いでしょうがっ」
次元 「いや、俺はあいつだけは信用ならねー」
ルパン「不二子が聞いたら怒るぜ~?」
次元 「俺ぁぜんぜん構わねぇよ」
立て直し?
立て直しと言うよりは、思いだせるかどうかの実験に近い感じ
ルパン「あらら~。嫌われてんなー不二子のやつ」
次元 「まあいい。それで、どうしたってんだ?」
ルパン「ん?あぁ、あいつが言うにはデスノートってのはな」
~~以下回想~~
不二子「ねぇ、ルパァン」
ルパン「ヌフフフフフフ、な~に、不二子ちゃぁん?」
不二子「あたし、今とっても欲しいものがあるんだけど」
ルパン「なんだなんだ?ダイヤか金か宝石か?この大泥棒ルパン三世
さまにかかれば盗めねえもんなんかこの世に存在しないってばよ」
不二子「ええ。それはあたしが一番よく知ってるわ」
ルパン「でしょでしょ」
不二子「でも、この獲物だけは流石にあなたも無理かもしれないわね」
ルパン「ほ~う?詳しく聴かせてもらいましょうか」
不二子「あなたに盗んでほしいのは死神のノート。通称デスノートよ」
ルパン「死神のノートぉ?」
不二子「そう。なんでもこのノートに名前を書かれた者はみな心臓麻痺で
死んでしまうとか」
ルパン「!」
不二子「気付いた?」
ルパン「つまり、最近巷で流行ってる凶悪犯連続殺人事件の凶器
ってわけだ」
不二子「そういうこと」
ルパン「なるほど。その情報が本当なら、確かに『死神のノート』と
呼ばれてもおかしくねえな」
不二子「……いいえ」
ルパン「あん?」
不二子「このノートが死神のノートと呼ばれるのは、人を殺せる
からじゃない。
死神が人間界に持ち込んだから、死神のノートと呼ばれて
いるのよ」
ルパン「んな馬鹿な。それじゃあ何か?地球とは別の世界から
死神がやってきて凶悪犯を殺して回ってるってか?」
ルパン「神様気取りもい~かげんにしやがれってんだクソったれ」
違和感ないな
以前vipでやってた奴の再投稿?
見れなかったから楽しみだ
台詞がルパンっぽいな
不二子「ちょっとルパン。話は最後まで聞きなさいよ」
ルパン「で~もよ不二子ちゃ~ん。
死神の存在なんか信じちゃったりしたら、それこそ
神様でもねーかぎり抗う方法なんかねーんじゃね~?」
ルパン「悲しいかな。俺たち愚かな人間はぁ、死神によって粛清
されてしまうのだぁ。アーメン」
不二子「もう!だから話を聞いてってば!」
ルパン「ヌフフフフフ。わり~わり~」
不二子「……確かにこのノートは死神が人間界に持ち込んだもの
らしいわ。でもね、ノートを使ってるのは死神じゃない。人間よ」
ルパン「キラって奴か」
不二子「知ってたの!?」
ルパン「知らいでか。tvでもネットでもキラ、キラ、キラ。
嫌でも情報は入ってくる。
ま、ノートで人を殺してるってのは初耳だがな」
ルパン「つまりだ。地球とは別の世界、仮に死神界とでも名付けるか。
死神界から死神がやってきて、人を殺せるノート、デスノート
を人間に渡したわけだ」
ルパン「そんで、そのノートを手に入れた人間、通称キラは神様を
気取ってるのか知らねえが犯罪者を殺してまわってると」
不二子「そういうこと」
ルパン「なーるほどなぁ。ま、たしかにこんなに世界中で同時に
人を殺せるんだとしたら、そんな神がかり的なアイテム
でもなきゃまず無理だ」
不二子「ええ」
ルパン「が、ここでひとつ疑問が出てくる」
不二子「疑問?なにかしら」
ルパン「こんな情報。なんでおめーが知ってる?」
不二子「それはモチロン聞いたからよ」
ルパン「誰からぁ?」
不二子「キラ本人に」
ルパン「なっ!?」
不二子「と言っても、あたしが話をしたのは、今凶悪犯を裁いてる
キラじゃないけどね」
ルパン「んんんん!?ちょーっと待てっ!待ってくれよっ!
キラってのは何人もいるのかぁ?」
不二子「みたいね」
ルパン「だったらデスノートも……」
不二子「少なくとも、二冊以上存在するのは確実よ」
ルパン「お~いおいおい、頭痛くなってきたぞぉ。
そ~たいしたいんだけどんも~…」
不二子「だめぇ♪」
ルパン「うへぇ…」
~~回想終了~~
ルパン「とまあ、こういう話なんだけどもなぁ」
次元 「おいおいおい。俺まで頭痛くなってきたぜ」
次元 「つまり、お前さんはこれから、その何冊あるかもよく分からねぇ
デスノートを命がけでキラから盗むってのかよ」
ルパン「そゆこと❤」
次元 「パス!」
ルパン「あらら。その心は?」
次元 「危ねぇからだ」
ルパン「そりゃあねーだろ次元ちゃーん」
ルパン「さっき死ぬのが怖くて泥棒なんか誰がやるかって話しした
ばっかでしょーがよー」
次元 「あほ!それとこれとは話が別だ!」
次元 「たしかに死ぬのを恐れちゃ泥棒はできねー。
だがな、自分からわざわざ死にに行くような真似
するのはアホのすることだ」
ルパン「んじゃー、俺がアホだってのかよぅ」
次元 「そう言ってるつもりだぜ、俺ぁ」
ルパン「てめっ!このやろっ!」
次元 「それにだ!」
ルパン「あん?」
次元 「仮にそのデスノートを盗んだとしてだ。そんな危険なブツ、
どうするつもりなんだ?」
口調が上手い
頑張ってください
がんばるよー
ルパン「そりゃ~お前、我が愛しのふ~じこちゃんにプレゼン…」
次元 「……」
ルパン「に~らむなって!ちょっとした冗談じゃね~かよ~」
次元 「お前が言うと冗談に聞こえないぜ、ったく」
ルパン「ま、そんなのは盗んだあとから考えましょーや」
ルパン「だいたい、んな危険なノート、ほっとくわけには
いかねーでしょーがよー。泥棒として」
次元 「そりゃあ俺だって、いつ自分が殺されるのかびくびくしながら
仕事するのは勘弁ねがいてぇが…」
ルパン「でしょでしょ!」
次元 「けどなぁ、ルパン。ハッキリ言ってかなり危険だぜ。こっちは
誰がデスノートを持ってるのか、何冊あるのか、キラは何人
なのか、なんも分かってねえんだ」
次元 「勝算はあるのかよ」
ルパン「ヌフフフフフ。あるんだな~、それが」
次元 「ほんとか?」
ルパン「おうともよ!……よっこい、せっと!」
ドン!
次元 「パソコン?」
ルパン「そっ、パソコン♪」
次元 「もしかして、これにデスノートに関する情報でも入ってるのか?」
ルパン「そゆこと♪」
ルパン「それ、ポチっとな」ポチ
ウイン
次元 「おっ、文字が出てきたな。………『l』?」
次元 「『l』……どっかで聞いたことがあるよ~な……」
次元 「……う~~~む」
ルパン「ヌフフフフフフフ♪」
次元 「お! 思いだした! 『l』っていやぁ、アレじゃないか?
キラを捕まえるだの何だの言ってた」
ルパン「そ!世界最高峰のめ~たんて~って奴だな」
次元 「その世界最高峰のパソコンが、なぁんでここにあるんだ?」
ルパン「そりゃあ、かっぱらって来たからに決まってんでしょーがよーぅ。
泥棒よ、俺たち」
次元 「泥棒よ、じゃねーだろう。お前、いつの間にこんなもの……」
ルパン「ま、盗んだのは俺じゃねーんだけどもなぁ。理由あって、
譲ってもらったのよん」
次元 「……まさか、不二子か?」
ルパン「うんにゃ。不二子じゃねえよ。不二子に負けねぇくらいの
美人ではあるけどなぁ」
次元 「?」
ルパン「メリー=ケンウッドって覚えてるか」
次元 「メリー?誰だ、それ」
ルパン「なら、ウェディって名に聞き覚えは?」
次元 「それならあるぜ。確か裏の世界じゃあ名の通った
セキュリティ破りの泥棒だと専らの評判だったはずだ」
ルパン「……そう、ウエディは裏の世界じゃあ有名な女泥棒。
むかし俺もあった事がある。い~い女だったぜ」
次元 「……」
ルパン「そして、そのウエディの本名こそがメリー。メリー=ケンウッドさ」
次元 「じゃあ、このブツはそいつから…」
ルパン「ああ。形見として譲り受けたのさぁ」
次元 「なっ!?」
めちゃおもろいで
ルパンも次元も脳内再生余裕
どうなるか楽しみ支援
ありがとー
次元 「死んじまったのかよ!?」
ルパン「死んだ……と言うには少し語弊があるかもだけどな」
次元 「まさか、殺されたのか?」
ルパン「おそらく、としか言えねえな」
次元 「歯切れが悪いな。キラに殺されたんだろ?」
ルパン「……これ見てくれ」カチャカチャ パッ
次元 「こいつぁ……」
2005年 1月10日
アメリカ コロラド州 ケンウッド家の次女 メリー=ケンウッド
バイク運転操作を誤り事故死
次元 「心臓麻痺、じゃねぇ…」
ルパン「ああ」
次元 「どういうことだ、ルパン。キラが犯人なら死因は
心臓麻痺じゃねえのか?」
ルパン「俺もそう思ってたさ。こいつを見るまではな」カチャカチャ
次元 「これは?」
ルパン「『l』が追っていたキラは3人以上いるが、こいつは
そのうちの1人で火口という男だ」
ルパン「ヨツバキラとも言われてたらしい。が、今はそれはどうでもいい。
次元、ここの項目見てくれよ」
ヨツバでは定期的に秘密会議が行われている
ここには8人の幹部が出席している
会議内容は「誰を殺すか」
ヨツバのために誰を殺すかを決める会議である
会議から、キラは人を操ったうえで殺せるだけではなく、
病死や事故死など、心臓麻痺以外でも人を殺せることが判明
次元 「……おいおいおい、マジかよ」
ルパン「ウエディが死んだのは、本当に事故死だったのかもしれない。
けどよぉ、俺にはど~してもそうは思えないんだわぁ」
次元 「同感だぜ、ルパン。こいつぁ匂うぜ」
ルパン「だろ?」
ルパン「そんでよ~う。こんなの見ちゃあ、なおさらこの件
降りれね~じゃねぁか」
次元 「……」
ルパン「心臓麻痺じゃなくても、こんなにバンバン人を殺せる
んじゃあ、世界はこいつの思うがままに流れてくぜ」
ルパン「キラの崇拝者、賛同者だけが生き残り、キラを追う者
悪事を働く者はみな死刑」
次元 「……何年も掛りそうな計画だな、おい」
ルパン「だが、こいつならやるだろーさ」
ルパン「日本も中国もヨーロッパも、そして、アメリカさえもいつか
キラの手に落ちるだろう」
次元 「ハッ、そうなりゃこっちは仕事どころじゃねーな。とんだ独裁者だぜ」
ルパン「……なあ、次元よ」
次元 「分かってるよ。お前はともかく、俺も不二子も五右衛門も
顔写真くらい探せばあるだろうからなぁ。
手伝ってやるよ」
ルパン「そー言ってくれると思ってたぜぇ!」ガシッ
次元 「けっ。心にもねぇ事を」
次元 「お前はただ、ウエディを殺されて悔しいから、キラを
ぶん殴りに行きたいだけだろ。顔に書いてあらぁ」
ルパン「あらら。分かる?」
次元 「ふん、あいかわらず女に甘い奴だ」
ルパン「ヌフフフフフフフ。ま、そーゆーなって」
次元 「まあいい。たまには日本に帰るのも悪かねぇしな」
ルパン「んじゃ、行きますか?」
次元 「ああ」
ルパン「ヌフフフフフ、んじゃ進路を変更いたしま~す。
面舵いっぱい、よーそろ~」
ゴゴゴゴゴゴゴゴ
ルパン「行先は、日本。日本でございま~す。御乗りのお客様は
揺れにご注意くださーい!」
ルパン ザ サード wow テレレッテレー テッテテー テレレッテレー テッテテー
テレテレー テーテー テレレレー テーテーテー
相変わらずの脳内再生率
素晴らしい
すげえわアンタ
発想もさることながら、驚異の脳内再生力。
続きを楽しみに待っときます
いいね!!
どこかのナルシストの眼鏡小僧のコラボより
こっちのほうが全然いいぜバーローwwww
期待しちゃいますわ
マウス壊れた\(^o^)/
~~日本~~
月 「……」ガチャ
ミサ 「あっ、ライトお帰り~❤」
リューク「ククク……おかえりー」
月 「……」ドサッ
ミサ 「?」
月 「…………」
ミサ 「どうしたのライト。なにかあった?」
月 「ミサ」
ミサ 「はい」
月 「ノートは持ってるな?」
ミサ 「え?う、うん。持ってるけど……」
月 「……そうか」
月 「……」
ミサ 「ねえ、ライトってば。こわい顔してどうしちゃったのよー?」
月 「リューク」
リューク「ん、今度は俺か。なんだ?」
月 「このあいだ、新世界の創世を見せてやると言ったが、
どうやらあれは延期になりそうだ」
リューク「ほ~」
ミサ 「え……それってもしかして、『l』がまだ生きてるってこと?」
月 「いや、『l』じゃない。『l』は死んだ。この事実は揺るがない」
ミサ 「じゃあ、いったい誰が…」
月 「それはまだ分からないが、おそらく裏社会の人間に関わり
があるのは間違いないだろう」
月 「泥棒かマフィアか、それともまったく違う別ものかもしれない」
月 「……今日、捜査本部からパソコンが盗まれているのが発覚した」
ミサ 「ええ!?」
月 「パソコンは竜崎が建設した捜査本部から、今の捜査本部に
移すときに僕が皆にわりふったモノで」
月 「特に伊出さんに渡すパソコンは、下手に僕に疑いが
掛らないよう、ヨツバキラに関しての情報と、その後の
顛末を少し書き加えただけのもの」
月 「それが狙われた」
ミサ 「……ふ、ふーん」ゴク
月 「キラ事件に関しての情報管理は、竜崎指揮下の元
動いていた捜査員たちは良く理解しているが、
伊出さんは警察に残って独自に調査していた事もあって
他の者と違って、甘さがあった」
月 「今日、井出さんがパソコンを立ち上げるときに、
パスワードを打つそぶりを見せなかったので問いただしたら、
パスワードの存在自体を知らなかったくらいだからな」
リューク「ナルホド。それで盗まれたのが発覚したワケか」
月 「ああ…」
リューク「ん?でもおかしくないか、ソレ」
ミサ 「え、どこが?」
リューク「伊出ってやつは確かに管理がずさんだった
かもしれないが、そのパソコンは元々捜査本部
にあった奴だろ?」
リューク「捜査本部の方のセキュリティがちゃんと機能してたんなら、
そもそも盗む事なんか出来ないハズだ」
ミサ 「あっ、そっか」
ミサ 「えーっと……じゃあ、伊出さんが嘘ついてるってこと?
それとも捜査本部の人が誰かにあげちゃったとか…」
月 「それはない」
ミサ 「なんで~?」
月 「嘘を吐くメリットがないし、それに渡すにしても誰に渡すんだ。
世界の警察を操れる『l』が捜査本部にいる以上、警察や
その他の捜査機関に渡す意味はない」
ミサ 「そ、そっか…」
月 「だからこれは盗まれたと考えるのが自然だ」
月 「捜査本部のセキュリティを突破して、誰にも気付かれず
に盗みだした奴がいる」
ミサ 「でも、そんなにスゴイ人本当にいるのかなぁ?」
月 「……心当たりはある」
ミサ 「えっ、誰々?ミサも知ってる人?」
月 「ウエディだ」
ミサ 「!」
キター
月 「彼女はセキリュティ破りが専門の泥棒だったし、『l』が建設した
元捜査本部にも難なく侵入出来た実績がある」
月 「さらにキラ事件に関わり、デスノートについても当然知っている
ことから考えても、彼女である可能性は高い」
ミサ 「けどさライト。ウエディは死んだはずじゃ…」
月 「ああ。デスノートに名前を書いたからな。絶対に死んでいる」
ミサ 「だったらウエディが盗めるはずないじゃん!
もう死んじゃってんだよ?」
月 「その通りだ。だが、現状捜査本部に盗みに入り、
セキリュティを突破する事が出来るのはウエディだけ」
月 「つまり……彼女が誰かに捜査本部の秘密を漏らし、
セキリュティの破り方をリークしているわけだ」
リューク「ククククク……つまり、またどこの誰かも分からない奴を
探し出して殺さなくちゃいけないのか」
月 「……そうなるな。あのパソコンが盗まれたのなら、デスノート
の存在を知っていることになる」
月 「……キラの秘密が世間に知られるのは避けたい所だ」
月 「第2、第3の『l』になろうとする輩がいてもおかしくないし、
各国の捜査機関が、独自に調査を開始するかも
しれないしね」
月 「なんとしても、見つけ出して殺す必要がある」
リューク「ククククク……また面白くなりそうだ」
リューク「しかも『l』のときとは違って今度の奴はデスノートについて
あらかじめ知ってるんだからな」
ミサ 「ちょっとリュークー。あんたどっちの味方なのよ~!」
リューク「俺は誰の味方もするつもりはない。もちろんライトにも
そのパソコン盗んだ奴にもな」
ミサ 「なにソレ?キーッ!」
月 「…………」
月 (例え誰が相手でも、ミサ《目》とノートを持ってる僕は最強だ。
必ず見つけ出して殺してやる)
月 (そして、今度こそ僕は新世界の神になる!)
乙
頑張ってくれ
\(^o^)/
~~日本・警察庁~~
次元 「やれやれ。
久しぶりに日本へ来たかと思ったら、まさか警察に
潜入捜査するなんて寿命が縮むぜ、ったく」
次元 「……ルパンの奴、警察庁にあるデスノートは任せたとか
言って、第2のキラを追ってるみてぇだが果たしてあっちは
大丈夫なのかねぇ」
次元 「第2のキラってーと顔を見ただけで殺せるって奴じゃねえか」
次元 「ひえ~、おっかねえ」
???「……字源」
次元 「くわばらくわばら」
???「字源。おい字源、聞いとんのか?」
次元 「……ん?あぁ俺か。はい、なんでございやしょう?」ビシッ
刑事a「なんでございやしょう、じゃねぇ」
刑事a「さっきからぶつぶつな~に言っとるんだ、お前は」
次元 「いや~、すんません。すこし考え事をしてたもんで、つい…」
刑事a「考え事ぉ?」
次元 「ええ。
いやほら、キラが現れてから犯罪件数が激減したなぁと」
次元 「このままだと俺ら警察の仕事なんか無くなっちゃいそうで。
したらおまんま食いっぱぐれちまうじゃねえですかい」
刑事a「……あほか」
刑事a「たしかに、キラが現れてからというもの、犯罪数は激減しとる。
キラ対策捜査本部が解散してからは、逆にわしらの仕事も
減ったくらいだ」
刑事a「だがな、字源。だからと言って犯罪が無くなったわけじゃあ
ねぇんだ」
刑事a「キラが裁くのは極悪人だけ」
刑事a「その他の小さな犯罪は我々が解決せにゃあいかんのだ。
分かるな?」
次元 「しかし警部」
刑事a「あん?」
次元 「今は極悪人しか裁いてないキラですが、極悪人が
いなくなれば、罪の軽い者も裁き始めるんじゃぁないでしょーか」
刑事a「かもな」
次元 「だったらやっぱりその内警察は」
刑事a「字源!」
字源 「…はい」
刑事a「……それは、上が判断することだ。
少なくとも今は警察は必要だ。目の前の事件を
解決するために、な」
次元 「……へい。そうですね」
刑事a「分かったらさっさと仕事に戻れ」
次元 「うす!」バタバタバタ
次元 (こりゃあ、だいぶ毒に染まってきてるな)
次元 (ヨツバキラ事件のときに、日本警察が一度キラに屈した形
になったのが引きずってやがるのか?)
次元 (……いや、違うか)
次元 (おそらく、今の日本警察は2分されてるんだろう。
一つはキラを追う情熱のある刑事たち。
もう一つがキラを追うのを諦めた連中)
次元 (……そして、火口を捕まえるまでは情熱を燃やしていた
刑事たちも、火口を捕まえても再び別のキラが現れた事
を知って落胆したみたいだ)
次元 (ざっと見た感じ、圧倒的にキラを追う者よりも、追うのを
諦めた者の方が多い気がする)
次元 (となると、火口から押収したってノートは、警察庁でもキラを
追ってた刑事しか、とーぜん行方を知らないんだろうな)
次元 (ウエディがパソコンを盗んだ時には、すでにノートは別の場所
に移されてたみてぇだし…)
次元 (誰がノートの在処を知ってるのか、探るだけでも骨が折れそうだぜ)
~~夜・某ホテル~~
次元 「とまあ、こんな感じだ」
ルパン「あらららら~、た~いへんそうね~、そっちも」
次元 「ああ。こりゃあ地道に信頼関係を築きながら聞き出すしかねぇな」
次元 「まさに刑事って奴をやってる気分だぜ」
ルパン「ヌフフフフフ。しょ~に合わねえってかぁ?
ま、気持ちは分かるけどなぁ」
次元 「それよりそっちはどうなってる。
第二のキラとは接触できたのか?」
ルパン「まあ、こっちもドラマスタッフに変装して入り込んでんだけどなぁ?
人を殺してるって雰囲気はま~ったくね~んだよな~、これが」
次元 「……そうか。
にしてもよ、ルパン。俺ぁいまだにあの弥ミサって
子が第二のキラとはとうてい思えないんだが」
ルパン「そ~れは俺もそうだってばよ」
ルパン「けどなぁ。
『l』のパソコンの情報からみても、火口を嵌める
やり口って、ど~してもあの娘が第二のキラって
言ってるようなもんなんだよなぁ」
次元 「例のさくらtvを使ったドッキリか」
ルパン「そそ、それそれ」
ルパン「あのとき火口はさくらtvに向かって、松井太郎の顔を見ようとした」
次元 「顔を見れば本名が分かる『死神の目』の取引をしたからだよな」
ルパン「ああ。車の中でレムって死神としたみたいだな」
ルパン「それは火口をスピード違反で取り締まろうとした白バイ隊員
が事故死したことからも分かぁる」
ルパン「名前を知るはずのない者の名前を書き込めてんだから、
そりゃそ~だわな。
実際、デスノートには火口が白バイ隊員の名前を書いた
証拠が出てるしさぁ」
ルパン「でも、問題はそのまえだ」
ルパン「火口は弥ミサに何度も電話をかけてる」
ルパン「理由は?もちろん松井太郎の本名を聞き出すためだ」
ルパン「さて、ここでしつも~ん!なんでここで弥ミサの名前が
出てくるんでしょ~か?」
次元 「そりゃあ松井太郎は弥ミサのマネージャーだったわけだからな。
弥なら知ってると思ったからだろう」
ルパン「ヌフフフフ。じゃあ社長にも聞いてるのに、なんでミサに何度も
確認するんだよ」
次元 「それは…」
ルパン「理由は一つ。弥ミサならたとえ松井太郎が偽名を
名乗っていたとしても、本名を知っていると考えたからさ」
次元 「……死神の目を持ってる以上、隠す事は不可能だからか」
ルパン「そゆこと♪」
ルパン「つまり火口は、弥ミサが第二のキラだと信じ込んでいた。
何故か?」
ルパン「それはアイバーがエラルド=コイルとして、ヨツバの幹部たち
と接触したときに、ミサミサを第二のキラと思わせ、情報を
盗もうという策をまだ引きずってたからだ」
ルパン「あのパソコンには『潜入捜査員』としてしか書かれて
いなかった第二のキラ役だが、これで潜入捜査員=弥ミサ
ってことが決定ってわけ~」
次元 「……ふむ」
ルパン「通信会社をハッキングして確認したから確かだぜぇ。
通話記録がまだ消されてなかったからなぁ」
次元 「……しかしよぅ、ルパン。
それはあくまでも捜査の一環ってだけで、実際には
弥が第二のキラかどうかなんて分かんねぇぞ」
ルパン「それはちょーっと調べればすーぐ分かる事だろぅ?」
ルパン「ミサミサはいっとき行方不明にもなってるし、両親が強盗
に襲われて、しかもその強盗はキラに裁かれてる」
ルパン「ピースが揃ってるとは思わねぇか、次元」
次元 「…………」
ルパン「まあ、とにかく、だ!」
ルパン「ミサミサの周りがなにやらきな臭いってのはた~しか
なんだから、彼女が第二のキラだろーがな~かろーが、
何かしら出てくるのは間~違いねぇって!」
次元 「やれやれ。じゃあ当分はお互い探り合いが続くってわけか」
ルパン「期待してるぜ~、次元ちゃ~ん」
次元 「けっ、そっちもせいぜい殺されねえように気をつけるんだな。
相手は顔を見ただけで殺せる第二のキラだぜ」
ルパン「ノート持ってなきゃなぁんも出来ねーけどなぁ?」
次元 「……ちげぇねぇ。そういう意味じゃ、殺し方が分かってる
ってのは強ぇ武器だ」
ルパン「だな」
次元 「じゃあ俺は行くぜ」
ルパン「ああ。そっちも気をつけろよ」
次元 「分かってるさ」
乙
\(^o^)/
~~東応大学~~
月 (あれからミサには名前が変わっている者や、
顔を見せようとしない者、後をつける者がいないか
気を付けるように言っているが、
いまだそれらしい人物は現れない)
月 (ウエディがパソコンを盗む手引きをしたのは
間違いないのだから、
裏の犯罪者繋がりで、外人が接触してくるかとも思ったが、
もしかしたら犯人は日本人なのかもしれないな)
月 (……日本で、自分に近寄ってくる日本人全員を疑えと
言うのは馬鹿だ)
月 (……いや、仮に外人だとしてもここは東京)
月 (観光客だって外人だらけだし、怪しいか怪しくないか
全員チェックするのもミサには難しいだろう)
月 (それにドラマ撮影の現場なんて人が入り乱れている。
外人だろうが日本人だろうが、ちょっとやそっと警戒した
くらいじゃ警戒の内には入らない)
月 (かと言って、僕がミサの近辺や撮影現場に顔を出すのは
もっと不味い)
月 (犯人はパソコンを盗んだ後すぐに、火口が使っていた
携帯電話の通信会社にハッキングをしかけていた)
月 (つまり、火口が捕まる直前に電話をしていた相手を特定
したというわけだ)
月 (何の為にハッキングをしかけたのか?)
月 (決まってる。僕が伊出さんに渡したパソコンの情報から、
名前を敢えて伏せていた潜入捜査員、第二のキラ役が
誰なのかを知るためだ)
月 (伊出さん自身はもう捜査本部の一員なのだから、あの
潜入捜査員がミサなのは分かっている。……そう、捜査本部
の人間はミサが火口を嵌めるのに一役買ったのを知っている)
月 (知らないのは外部の人間。すなわちパソコンを盗んだ犯人)
月 (これまでの犯人の行動から考えると
①犯人はウエディと繋がりがある
②伊出さんのパソコンを盗み、デスノートについて知っている
③火口の通話記録を入手し、ミサについて疑念を抱いている
といったところか)
月 (ミサに疑念を抱いてるかどうかはまだ正確ではないが、
用心するに越したことはない)
月 (圧倒的にこっちが不利な状況なんだ。相手の頭の回転を
甘く見積もるのは危険だ)
月 (竜崎……『l』を相手にしていると思ったくらいでちょうど良い)
月 (それにしても、この状況からどうやって犯人の顔と名前を知る?)
月 (いや、それよりも単独犯なのか複数犯なのかも分からない。
もし組織だって動いているのならメンバー全員を把握しないと
一人でも取り逃して、誰かに情報を漏らされでもしたら厄介
なことになる)
月 (やはりここは僕が実際にミサの周囲を確認する必要があるのかも。
またミサが監禁でもされたりしたらどうする?)
月 (今度はミサの居場所もどこも分からないぞ)
月 (……大学の友人たちに、いっしょにドラマの撮影現場を
見学でもしないかとでも誘ってみるか?)
月 (いまどきの大学生だ。それほど不自然には……)
月 (馬鹿な。罠かもしれないのにわざわざ行く奴があるか)
月 (犯人はミサが第二のキラだと信じて行動しているのなら、
当然ミサが行方不明になった事も知っている。
そして、行方不明になる直前、東応大学に来ていた事も)
月 (ミサと僕との関係は、大学の人間には誰にもバレて
ないようにしてはあるが……)
月 (東応大学の学生がミサの撮影現場に行き、ミサと親しく
話しているのが目撃されれば、
以前ミサが大学に来ていた事からも、東応大学に何か
あると思われる可能性がある)
月 (そうなれば、学生の中にミサと同じ期間休学している
者がいたという事実に行きつくだろう)
月 (……やはり今行くのは悪手だ。
こっちは顔も名前も何人いるのかも分からないんだ。焦るな)
ミサ 「ライト~。撮影終わったから来ちゃった~❤」
リューク「来ちゃった~。クククッ……」
月 「…………」
ミサ 「ライト?」
月 (こいつはいつか本当に殺す…)
pipipipipipipi
ミサ 「あっ、携帯?」
月 「……松田さんか」
月 「……もしもし?」ピッ
松田 『ああ良かった。繋がった。ライトくん。今学校だよね?』
月 「ええ、そうです。何かあったんですか?」
松田 『う、うん。ちょっと困ったことがあって、出来たらすぐに
捜査本部に来てほしいんだけど…』
月 「!」
月 「電話では話せない事ですか?」
松田 『…うん』
月 「……分かりました、すぐに向かいます」ピッ
月 「というわけだ。ミサ、大人しく部屋に帰るんだ」
ミサ 「えぇ~~~、ミサも行きたい~!」
月 「…………大人しく帰ったら夜遊んでやる」
ミサ 「えっ、そ、それって!?」
月 「だから帰るんだ。いいね」
ミサ 「うんうんっ♪大人しく待ってる!セクシーな下着で
お出迎えしたげるからねっ、ライト!」
月 「……期待しとくよ」
リューク「…………」ポッ
月 「……」
リューク「お、俺もセクシーな下着で…」
月 「だまれリューク」
リューク「…ッチ」バサバサバサッ
月 (あの死神、なにを考えてるんだいったい)
おいリュークw
リュークェ
ミサとの子作り編も期待してるぞ
リュークとの子作り編も…?
ねーよ
このSSまとめへのコメント
おい!続きは!?
えー、そりゃないぜ〜次元
おーい?
続きは〜?
wwwwwwwwwすごい完結したwwwwwww