【艦これ】夕立「時雨は渡さないっぽい!」 (127)

【艦これ】時雨「提督、チコクするよ。」
【艦これ】時雨「提督、チコクするよ。」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1405885568/)

の続編になっています。
提督、時雨も勿論引き続き主役ですが、
今回は夕立が加わります。
※前回安価で夕立を指定して頂きありがとうございます。

前作見てなくても読めるように書いていくつもりですが、
下記の点にご注意ください。
・夕立は改造前の姿ですが、一部独自設定あります。
・とある事情(タイトルお察し)により初めの内は夕立から提督へのの態度が物凄く悪いです。
 正直、こんなの夕立じゃない!と感じる方いるかもしれませんが、僕なりに全力で
 魅力的に書きますので見捨てないでください。
・前作と一部書き方変えてます。戦闘場面での書き方に限界を感じました…。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1406654921

この目が嫌いだ…


 あいつの目、気持ち悪いよな

 興奮すると目が赤くなるんだって。

 なんだよ、それ怖え……おい、誰かあいつに何かしてこいよっ。


夕立「…!!」ギリッ


 本当に赤くなった!!

 うわぁ、、、化物なんじゃねぇの……?


夕立(好きでこんな体質に産まれてきたわけじゃないのに!!)


 しかし、特異体質としか……

 ……の状態だと、身体能力が…上する……

 ……れは、思わぬ拾い物だ……

 …研究の……艦………


夕立(嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ……!!!)


子供も大人も、無遠慮な好奇な目や怯えた目、さまざまな感情を向けてくる。
本当に何もかもが嫌いだった。
そんな時だったんだ、時雨と出会ったのは。


時雨「君が夕立かい?」

夕立「…」

夕立「…」

夕立「夕立が……怖くないの?」

時雨「……怖い? 君を? 何所がだい?」

夕立「目が…」

時雨「…」

時雨「……ふふ」ギュッ

時雨「夕立の瞳もっと見せてよ。」

夕立「…」

時雨「…うん、とっても綺麗な紅い瞳だ。」

夕立「…ッゥゥゥ!」

ふいに抱きしめられて驚いたけど、
不思議と受け入れていて何だか涙が出てきて…
とっても暖かかあったのを覚えている。

時雨「…落ち着いたかな?」

夕立「」コク

時雨「一応、僕がお姉さんになるのかな、これからよろしくね。夕立。」

夕立「…」コク

それが…時雨との初めての出会いだった。
その日から、少しだけこの目が好きになった。


夕立「時雨ーー! 空! すごい綺麗っぽい!」

時雨「うわぁ本当だ、、綺麗な虹だね。」

夕立「あれが虹…綺麗……」

時雨「……夕立、」

夕立「時雨?」

時雨「さっきの雨の事さ、この時期に降る激しい雨を夕立って言うんだ。」

時雨「夕立の後には虹がよく見えるんだ。」

夕立「へー、夕立かぁ…」

時雨「夕立の元気な所や、綺麗な瞳……この夕立と虹、みたいだね。」

時雨「夕立と一緒だと僕まで明るく楽しい気分になれるよ。」

夕立「そ…それは…時雨! ほめ過ぎっぽい!」ダキッ///

時雨「ふふ、よしよし…」ナデンデ


夕立「時雨~!」

時雨「なんだい。」

夕立「ふふーん。この雨、時雨って言うっぽい!」

時雨「ふふ、本当だね。夕立、教えてくれてありがとう。」

夕立「それにこの雨、なんだか優しい感じっぽい!時雨っぽい!」

時雨「僕っぽいかな?」

夕立「うん!それに時雨、こんなに暖かいっぽい!」ダキッ

時雨「ゆ、、夕立」///

夕立「~♪」

夕立(そして、時雨の他にも段々と仲間が増えていったんだ。)

白露「夕立! よろしくね!」

村雨「はいはーい、あら、夕立ちゃん、可愛いわね」

愛宕「もうっ、出会うのは遅れたけど、あなた達、お姉ちゃんなんだから夕立をちゃんと守らなきゃダメよ?」

夕立「おねえちゃん…?」

白露「勿論! 白露が一番おねえちゃんだし!」

時雨「ふふ、皆、夕立の仲間だよ。」

夕立「…うんっ!」

本当に楽しかった!!
でも、そんな日々に突然終わりがやって…。

夕立「えっ…? 時雨が見つからない……?」

ある日、突然時雨が居なくなった。

何所を探しても何所を探しても時雨を見つけることは出来なかった……。

一部の人達からは、深海棲艦に轟沈されたんだって噂がながれているみたいだけど。

夕立はそんなの絶対認めないっ!!

連投失礼しました。

やべぇ、、、どうしよう。。。
提督よりイケメンじゃないか、、、時雨さん。
て、、、提督もカッコイイんですよ!うん。
しかし、時雨と夕立を絡ませた時の科学反応が凄いですね。
2人とも凄い良いキャラしてるからとても楽しいし、魅力的に書かないといけないなって思います。
気合っ、入れてっ、書きます。

と言いつつ、今日はここまで。

おつ

続きがきてたのか、乙です

乙ー
夕立がクルタ族の生き残りだったとは……(違

>>8
>>9
>>10
レスありがとうございます。
適当に投下してきます。

>>10
改造前の夕立も改造後の夕立も大好きなので欲張りました。。。
堪忍してつかぁさい。。


霧島「夕立、行くわよ。」

夕立「…了解。」

あれから夕立は強くなった。
だって、色々な任務がこなせば遠くへ行けるように、
時雨を探すために遠くまでいけるようになるから。


夕立「…ッ!!」

駆逐イ級「…」ゴウチン

霧島「…戦闘終了! 夕立、良くやったわね。MVPよ。」

夕立(ここにも時雨は居なかった……)


出撃と遠征を繰り返す日々が続き、練度はかなり高くなった。
練度が高くなったお蔭か、何時の間にか自分で目を制御できるようにもなった。
だけど…時雨を見付けることは、出来なかった。

そりゃ見つけられんわ


なんだか今日は騒がしい。
最近、深海棲艦の動きが活発になってきる事があり、
悪いニュースなのかと思ったけど皆の様子を見る限り、どこか違うみたい。


朝露「夕立!! 時雨が戻ってきたって!」

夕立「!!!!」




提督「…ここが時雨の佐世保鎮守府って所か?」

時雨「そうだよ、懐かしいな。」

妖精「ハァハァハァ……お二人とも、少しは私を労ってください。」

時雨「ご、ごめん。妖精。 懐かしくってつい。」

提督「あー、悪い…ほら、俺の肩に乗ってくれ。」

妖精「お言葉に甘えて。」




夕立「し、、、ぐれ、、、、、。」

時雨「夕立・・・? 夕立かい?」

夕立「うんっ!!!!!」ダキッ

時雨「夕立…おっきくなったね。」

夕立「しぐれぇぇぇぇぇぇぇぇ…………。」

時雨「ふふ、泣き虫なのは、変わらないなぁ。」ヨシヨシ


その日は一晩中、時雨にずっと抱き付いたまま、
泣きつかれて眠ってしまって、その後の事は覚えていない。

霧島「まずは、ようこそ。と言ったところかしら。」

霧島「はじめまして、私、霧島です。

比叡「比叡です、よろしくね。」

提督「初めまして、提督と言います。こちらこそよろしくお願いします。」

提督(…霧島……比叡……)

提督(時雨の事を考えると、戦艦クラスかな…?)

霧島「……さて、大体の話は妖精から聞いているわ。」

比叡「ちょっと、信じられないけどねー。」

妖精「ぷんすか、本当の事ですよっ!」

霧島「そうね、ごめんなさい。あなたを疑うつもりではないのだけど、
かといってすぐに受け入れられるものでもないの。」

妖精「それは、、そうですね。私も初めは混乱しましたし…。」

提督「はい、私自身も正直、時雨がいなければここまで素直に受け入れられなかったでしょう。」

霧島「……時雨、、そうね。時雨が世話になったみたいね。
この鎮守府を代表して私からお礼を言わせてもらうわ、本当にありがとう。」

比叡「うんうん、時雨がお世話になりました! ありがとうございます。」

提督「いえ、、、時雨はもう私の家族同然の存在です。
それに、むしろ私が世話してもらってたようなものですから。」

霧島「ふふ、とにかく感謝を伝えたかったの。ありがとう。」




霧島「……さて、ここからが本題なのだけど。」

提督「…」

提督(…霧島さんから凄いプレッシャーを感じる。)

霧島「深海棲艦……についてはあなたの世界にもいたみたいだから、存在は知っているわね。」

提督「はい。」

霧島「この世界でも、、いえ、この世界はより深海棲艦の攻撃が激しく、日々激化していっています。」

霧島「その深海棲艦から日本を守り、撃退すること。。」

霧島「それが私達、艦娘の仕事です。」

霧島「戦闘は激化していく一方で資源も人材も無限ではありません。」

霧島「特に……練度の高い優秀な人材。というのはいつでも不足しています。」

提督「…」

霧島「そして優秀な人勢候補が目の前にいます。」

霧島「単刀直入に言います、うちで働いてはくれないかしら。」



提督「…すいません、いきなり現れた私にどうしてこんな話を?」

霧島「あちらの世界でのお話は聞いています。駆逐艦2隻、軽巡洋艦1隻、重巡1隻……を撃退したのよね?」

提督「はい、私と時雨の2人…と妖精さんの3人で撃退しました。」

霧島「正直、戦艦の私でも同じことをやれと言われたらかなり厳しいでしょう。」

霧島「それを駆逐艦一隻でしかも複数艦同時となると、、、にわかに信じられないほどの武勲です。」

霧島「偶然もあるかもしれませんが、妖精があなたの元に現れたという事は
十分な素質を兼ね備えているという証であると考えています。」


霧島「話を引き受けてくれるなら、この世界の衣食住は保障します。」

提督「…」

霧島「特典として、時雨さんの近くにいれるように配慮しますよ?」

提督「……はぁ、弱いところを付いてきますね。」

霧島「ふふ、艦隊の頭脳と言われていますので。」

霧島「この話、考えて頂けませんか。」



提督「ふぅ…。」

提督(返事は急ぎでなくても…構わないか……)

提督(ま、時雨の近くにいるにはOKするしかないし、そこに迷いはないさ。)

比叡「はい、こっちが提督の部屋だよ。」

提督「比叡さん、ありがとう。」

比叡「どういたしまして、比叡で良いよ。」

提督「うん、ありがとう。比叡。」

提督「ところで妹姉なんだよな、比叡と霧島さんって」

比叡「そだよ、へへ、霧島可愛いでしょ?」

提督「可愛いというか、しっかりしてるよなぁ。」

比叡「そうでしょう、自慢の妹なの。」

提督「妹…!?」

比叡「ん? 何かいった?」

提督「いえ、何でも」




提督(時雨とは違う部屋なのな、、、当然といえば当然か。)


提督(時雨は助けたい仲間がいるって言ってたけど…)

提督(この鎮守府にいる仲間なのか? それとも別の場所にいるのか?)

提督(いずれにせよ、戦闘が激化した場合、自由に動けなくなる可能性は高い)

提督(この組織の内からにせよ、外からにせよ……)

提督(なんとかして動ける状況は作る必要はあるな)

提督(…)



提督(時雨をこんな危険な世界に返してよかったんだろうか…)

提督(悩んでもしかないか、、、第一、俺が時雨を守れば良い話だ。)

提督(…)

提督(時雨、、、どうしてるかな)

提督(あの子、夕立っていったっけ。と今は一緒にいるって比叡が言ってたな。)

提督(……今日は大人しく休むか。)




霧島「…見たところ普通の好青年って印象だったけど。」

霧島(それ以上に得体がしれない存在でもあり)

霧島(手元に置いておきたいってのが本音ね…)



霧島「それにしても、、、本当にすごい戦果ねぇ、、駆逐艦2隻、軽巡洋艦1隻、重巡1隻……。これを時雨1人で…」

妖精「はい、間違いありません。」

霧島「……"改造"が出来たってのは本当なのね?」

妖精「はい~、私が改造したので」

霧島("改造"か……。)

霧島(艦娘との確かなキズナを結ばない"改造"は出来ない……。)

霧島(その効果は絶大だけど、"改造"が出来る艦娘なんて本当に数えるほどしか居ないわ……)

霧島(それを、初めて艦娘を指揮してその日の内に"改造"可能にするなんて……)

霧島(…)

霧島("改造"かぁ……少し羨ましいわね。)



比叡「きりしまー、提督送ってきたよ。お腹空いたしカレー作ろっか~?」

霧島「え??ねねねねねえさん、か、かカレーは大丈夫よ。」

霧島「……ってあれ、ねえさん?いない?」

妖精「比叡さんなら台所に行っちゃいましたよ。」

霧島「ねええさーーーーーんーーーー!!!!!!!」



妖精(なんだか面白い場所にこれました、退屈する事はなさそうです。)

今日のところはこれで終わり。
というか提督、時雨時雨言い過ぎだろう。
反省です。 orz

大型建造の誘惑と戦いつつ、資源集め、、早くイベントこい!!
では、おやすみ&おつかれさまでした。

乙です

激しく乙


時雨は可愛いからね、仕方ないね

>>23-25
レスありがとうございます。
本日も何個か投下していきます。

夕立「んっ…。」

いつもの見慣れた部屋、見慣れた光景を目にし夕立は目覚めた。

夕立「時雨ッ!?」

時雨「…」zZZ

夕立(良かった…夢じゃなかった)

時雨が隣で寝ているのを見つけ安著する夕立。
昨日は夜通し色んな事を話した。

夕立(……もう絶対離さないから)

夕立(夕立…頑張ったんだからね、一杯褒めてくれたね)

感情が抑えられず、ほとんど夕立が喋り手、時雨が聞き手になっていたが、
時雨が話す時に必ずといっていいほど話題にあがる人物がいた、提督…というらしい。

夕立(…でも、この提督っていう人が居なかったら、きっと、時雨が深海棲艦と戦う必要なんて無かったのに)

夕立(時雨を危険な目にあわせて…絶対に許さないから)

時雨を危険に晒した訳ではなく、そうせざるを得ない状況ではあったのだが、
彼女自身も気付いていない嫉妬という感情に振り回され、正常な判断が出来ていなかった。

時雨「ん…」

夕立「おはよう、時雨。」

時雨「おはよう、夕立。」

時雨「ちょっと寝坊しちゃったかな。」

夕立「昨日は疲れてたし仕方ないっぽい!」

時雨「2人で夜更かししちゃったね。」

夕立「うんっ!」

時雨「ふふ」

夕立「?」

時雨「昨日いっぱい泣いてたから心配だったけど、やっぱり夕立は元気一杯で良いなって思って」

夕立「な…泣いてたのは忘れるっぽい!」///

時雨「はは、ちょっと提督に会ってくるね、ここに来たばかりで不安だろうから」

夕立「…」

時雨「夕立?」

夕立「何でもないっぽい」

時雨(ここが提督の部屋か。)

時雨『提督、入ってもいいかな』

提督「時雨か! 勿論、どうぞ~」

時雨「お邪魔するよ」

時雨(部屋にはほとんど何もないようだね)

簡素なベッドと机、椅子。生活できる必要最低限の物しかまだ揃っていない。
机の上に、いくつか本が置かれており、提督の読み掛けと思われる物もあった。

時雨(これは…)

時雨「提督、これはあっちの世界から持ってきた物ではないよね?」

提督「んー? ……それか。 昨日、霧島さんと比叡に頼んで貸してもらったんだ。」

時雨「"簡易版 兵装カタログ"…」

提督「まだまだ概要を掴んだぐらいだけどな、早めに理解していかないと。」

時雨「…」

時雨(きっと僕のため、だよね。でも、やっぱり提督が戦いの場に身を置くのは…)

霧島『館内連絡です。』

霧島『夕立、時雨、提督の3名、作戦室に来てください。』

時雨「霧島に呼ばれたね。提督、何か聞いてる?」

提督「あー、多分、昨日の話に関連していると思うけど。」

時雨「昨日の話?」

提督「うーん、移動しながら話すよ。霧島さんを待たせてるし」

時雨「わかった、そうしようか」


提督(でも、どうして夕立って子も一緒なんだろうな、時雨関係の話だろうか)

提督『失礼します』

霧島「どうぞ。」

許しを得たので作成室に入室した。
周りを見渡すと霧島の他に、比叡、夕立の2人が居た。

霧島「これで、全員揃ったわね。」

提督「要件とは、昨日の事ですか?」

時雨「…」

霧島「その通りよ。」

霧島「提督、貴方に改めてお聞きするわ。」

霧島「艦隊の指揮を取ってくれること、了承してくださるかしら。」

提督「……一晩、色々考えましたが…」

提督「その依頼、受けさせてもらいます。」

提督(時雨とその仲間を守るためにこの世界に来たんだ、この選択は間違っていない)

時雨「…」

霧島「そう言ってくれると思ってました。」

霧島「では、ここに改めて宣言します。」

霧島「提督の艦隊発足に伴い、時雨、夕立を指揮下に迎えるものとしします。」


夕立「ええ~~~~~~?」

夕立「私がこの人の指揮下にはいるんですかーー??」

霧島「そうよ、あなたの練度の事を考えての事と、あとは時雨との相性ね」

霧島「提督は……正直いって見習いも良いところ、経験を積んだ練度の高い貴方に補佐してほしいのよ」

夕立「…わかりました」

霧島(それに時雨は……)

霧島(改造を受けた艦娘はその時の指示を出した人物の元でのみ改造性能が発揮されるという説もある…)

霧島(まぁ改造自体、あまり例がないから噂程度だけど)

時雨「夕立、よろしくね」

夕立「うんっ! 時雨と一緒なら夕立もっと頑張れるっぽい!」

提督「俺もよろしく。夕立」

夕立「…気安く話かけないで」

提督(露骨に嫌われているな…)

時雨「夕立…、これからは同じ艦隊の仲間になるんだから、ね」

夕立「…」

提督「失礼しました。」


夕立「ちょっと、待ってよ」

提督「ん?」

夕立「時雨が危険な目にあったって聞いた。」

夕立「駆逐艦なのに、深海棲艦を同時に相手をするなんて、、、それに補給も整備もままならないまま出撃したって。」

夕立「時雨は否定してたけど、あなたの世界で起きたことだし、多分、あなたがいなかったら時雨はそこまで危険を侵さなかったと思う。」

提督「…否定はしない」

時雨「提督ッ! ちがうよ、夕立、提督はわるくn……」

夕立「夕立は時雨を危険な目にあわせたあなたが許せないッ! だからっ、あなたのこと、信用していないし大っ嫌いだからっ!」

夕立「じゃあねっ!」




時雨「夕立ッ!! …ごめん提督、夕立を追いかけるね。」

提督「すまん、頼む」



霧島「まったく、、丸聞こえだったわよ、前途多難ね。」

提督「霧島さん…」

霧島「貴方は追いかけなくて良いのかしら?」

提督「…私たちはお互いの事をほとんどまだ知りません。今の状態で行っても逆効果になると思います。」

霧島「そうね…。」

比叡「私は…夕立の気持ちが分かるな」

霧島「比叡…」

比叡「姉妹が同じ目にあったら、きっと夕立と同じようになると思う」

提督「…」


比叡「でも、そんなんじゃいつまでたっても夕立の信頼得られないよっ! 男の子でしょっ!」バンッ

提督「…ッ! そんなに強く叩くなよ、比叡」

比叡「はは、手加減してるって、それに同じ事、霧島がやったら塵も残らないよ。」

比叡「気合い入れなさいって! 誠意を見せれば、ちゃんと誤解は解けるから。」

提督「…ああ! ありがとう」


霧島(私の悪口を言われたような…気のせいかしら)


提督「…」

提督「俺、やっぱり2人を追いかけます。」

霧島「分かったわ、、貴方、俺って言葉遣い、素が出てるわよ」

提督「あっ、、すいません。」

霧島「別に構わないわ。」



霧島「ただ、1つだけ厳しい事を言わせてちょうだい。」

霧島「あなた達の世界が、どういう状況だったかわ詳しくは知りません。」

霧島「但し、この世界では何か一つでも慢心するとすぐに命を落とす、そんな世界よ」

霧島「むしろ自分の命ひとつで済むなら安いものだわ」

霧島「ましてや、あなたは提督であり、艦娘の命の背負っているのです」

霧島「……あなたのたったひとつのミスで、あなたの指揮下の艦娘達や…時雨が沈む可能性は十分にあります」

提督「…!!」

霧島「それを肝に銘じて」

霧島「良いわね?」

提督「…ハイッ!」

霧島「良い返事よ、さぁ行ってらっしゃい」



提督「…」

提督「ありがとうございます。」ボソ

霧島「何かいったかしら?」

提督「いえ、少し肝が冷えましたけど、今の霧島さん素敵でしたよ。」

霧島「その台詞は十年早いわね、早く行きなさい。それとも姉さんみたいに背中を叩いてほしいのかしら?」

提督「行ってきます!!」



霧島「全く手間のかかる子達ね…損な役回りだわ」

比叡「おつかれさま、でもきっと分かってるよ」

霧島「はい、伝わってくれていると思います。」

それでも精神的な疲れからか小さなため息を吐く。


比叡「…ね、今日は一緒に飲もうよ。」

霧島「突然ですね…でも、良いですね。」

比叡「おっしゃ! そうと決まれば仕事片付けちゃうよー。」

腕捲りをしながら比叡は作業場へと姿を消していった。


霧島(……)

霧島(姉さん、お気遣いありがとうございます)

霧島(それに、、さっきの言葉、嬉しかったです)


比叡「きりしまーーー!! 早く早くー! 今日の仕事片付けちゃおーー!」

霧島「はい、気合入れていきましょう!」

比叡「あっ、それ私の台詞!!」

霧島「ふふ」

乙ー
夕立からほのかに香るヤンデレ臭……

>>36
レスありがとうございます!
そこに気付くとは…天才ですね。

いくつか投下していきます。


提督「……………どこだーーー!!」

勢いよく飛び出したがすぐに道に迷った。
何所を探せばよいのか定まらないまま足だけは止まらずに動かす。
そんな途方にくれてる中、一人の艦娘を見つけた。

提督「…すいませんっ! 夕立と時雨を見ませんでしたか?」

こちらの声に気付き、振り返ってくれたその人は、
何所か神秘的な雰囲気を感じさせる不思議な印象を受けた。


神通「……貴方は…」

目の前の艦娘と思われる人物が
一瞬考え込んだ様子を見せたが答えた。

神通「夕立さんと時雨さんなら、外の……港の方にいるみたいね。」

提督(…あそこか……)

提督「ありがとうございます!」

神通「いいえ、お役に立ててなにより。」





神通「……」

提督の走り去った方向をしばらく眺める神通。

神通(あの方が噂の提督さんですか、、、不思議な、、印象を感じます、、、)

神通(そういえば、どうしてか時雨さんにも……)

神通(…まぁいずれ、分かるでしょう。)


提督「ハァハァ………ここにいたか。」

時雨「……提督。」

夕立「…」

提督「時雨、、少しだけ夕立と2人で話させてくれないかな。」

時雨「……わかった」


了解、と言い戻ろうとする時雨だったが、
すれ違い際、俺にだけ聞こえるように時雨が囁く。

時雨「提督、、、信じてるよ」

提督「ハハハ……わりい、後で怒られるかも」

時雨「違うよ、提督」

提督「……?」
真意がつかめず疑問が顔に現れる。

時雨「何があっても、最後には提督が何とかしてくれるって信じてる」

提督「……ああ、勿論だ」

時雨「うん、それでこそ僕の提督だ」

じゃあ、そう言って時雨が去って行った。

提督(それだけ言われちゃ、頑張らない訳にはいかねぇな…)
心の中で呟き、己を鼓舞する。



夕立はしばらく時雨の背中を眺めていたが、
時雨の姿が見えなくなったのか、視線をこちらに向けた。

夕立「……何か用?」

冷たさを感じる視線をこちらに向ける夕立。
見た目は少女と言えど、その中身は軍艦でもある。
迫力は凄まじいが、その重圧を正面から受ける提督。

提督「…まずは謝らせてほしい。」

提督「時雨を危険にあわせた事……」

提督「君の言う通りだよ、危険を承知で深海棲艦と戦った。」

提督「…」

提督「甘かった、と言われてしまえばその通りだ……。」

あの時の事をしょうがないとは言えない。
深海棲艦の話をするとき、俺は時雨がどこかいつもと雰囲気が違ったのは気付いてた。
もっと時雨に気を掛けて俺が気付いていれば、何か状況を変える事が出来たかもしれない
何とか時雨は無事だったが、いつ沈んでも可笑しくない状況だった。


提督「だけど、、、」

提督「これから先、二度と同じ真似はしない!! 絶対に時雨を…誰も沈ませない。」

夕立「…」

提督「相応しくないと思ったのなら、、、
いつでも俺の事を切り捨ててもらって構わない。」

提督「一度だけ良い、、、チャンスをもらえないだろうか。」

夕立「…」


夕立「貴方の事……まだ全然信用出来ない。」

夕立「でも時雨から色んな話も聞いた…
よく分からない部分も多かったけど、少なくとも時雨が
あなたの事を大切にしてる事だけは伝わった……」

あの世界の事は良くわかなかったけど、
提督、時雨、2人で生きていくのはこの世界と同じくらい大変らしい。
その中で2人きりで生きていたようだ。
…時雨は言っていた、提督はあっちの世界の家族なんだって、、、


夕立「……」


夕立「………信じてあげる、とは言えない。
これから先、あなたが少しでも時雨に相応しくないと感じたら
…いつでも処理してあげる。海の上は怖いところよ。」

提督「十分だよ、ありがとう。むしろお願いしたいところだ。」

夕立「…」

提督「…」

それ以上は何も話さず、夕立は去って行った。


ふと手のひらに水気を感じ、見てみると手汗をかいていた。
肺にたまった空気を吐き出す。

提督「…ふぅーーーー。」

提督「……"提督"か…、守る対象が増えちまったなぁ……」

その後、自室に戻りその日もまたずっとこれから先の事をずっと考えていた。
こうして、俺にとっての艦これ世界の2日目が過ぎていった。

今日はここまで。
早く可愛い夕立さん書きたいな…。

乙です

乙ー

まだかい

レスありがとうございます。
待っててくれる人がいる事にちょっとビックリしました。ありがとうございます!
落ち着いてきたのと、ある程度道筋きめたので投稿してきます!

艦これ世界~1週間経過~



霧島「さて、今日から演習を開始します」

提督「ハイッ」

提督(出来る限りの知識は叩き込んだが…)

霧島「では、準備してくるわね」

提督「お願いします」

霧島「さぁ貴方達も頼んだわよ」

時雨「はい」

夕立「…はい」

霧島「…夕立?」ギロ

夕立「ハイッ!」

霧島「演習やめっっ!!」

提督(クソッ、やっぱり思う通りにはいかないな……)

提督(指示する艦娘が2人に増えるだけで、これほどやり辛いとは)

提督(シュミレーションしてたけど…修正がするところが大量にあるな)

提督「時雨、夕立」

提督「今日は不甲斐ない結果に終わってしまって申し訳ない」

提督「だが、これで終わるつもりは勿論ない」

提督「率直に意見が聞きたい、これから付き合ってくれないだろうか」


時雨「うん、分かった。良いと思うよ」

夕立「…」

時雨「夕立、やろうよ」

夕立「…しょうがない、付き合ってあげる」

提督「ありがとう!」


霧島(初めてにしてはまずまず…と言ったところだけど)

霧島(必要なこと、学べることは沢山ある)

霧島(これからが頑張りところよ、提督君)

前作から読んでたから期待

提督(演習して気付いたことが沢山ある)

提督(時雨だけの時は気にする余裕なんてなかったが…)

提督(艦娘だからといって人間離れした動きをしているわけではない)

提督(これは戦艦も同様だった)

提督(いや実際に凄い身体能力ではあるが)

提督(最悪の想定をしてた目で追えない、という事はなさそうだ)

提督(最高の機動力を持つ島風という艦娘を確認しておきたいけど…いつか機会があれば会えるだろう)


提督(あと気になる所は……時雨は、あちらの世界での動きの方が良かった気がするんだが)

提督(その辺りもギャップを埋めていく必要があるな)

提督(時雨と夕立の特徴、動きの限界を理解していかないと)

艦これ世界~1ヶ月経過~



提督「夕立ー! どこいったー?」

夕立「…」

夕立「」チラッ



夕立「行ったっぽい…?」

夕立「…」

夕立「…もう、本当しっつこい!!」

夕立(今日もまた演習後の反省会に付き合わされた)

夕立(勿論、付き合っても構わないけど…長すぎるっぽい!)

夕立(毎日毎日は嫌だーー!!)

夕立(熱心なのは良い事だし…)

夕立(最初よりは良くなったと認めてあげないことも無いっぽい)

  提督(絶対に時雨を…誰も沈ませない)

夕立(…まぁ気持ちも分かるけど)

夕立「…ふぅ」



提督「あっ、夕立ッ!」

夕立「げっ」

提督「まてーーーー!」

夕立「やだーーーー!!」

提督「ったく、また逃げやがったな」

提督「どこ行ったんだ…」

提督(無理して付き合ってもらってるし、申し訳ないとは思うが…)

提督「そうだ!」




時雨「夕立ー?」

夕立「っぽい♪」

提督「おっ、ここに居たか」

夕立「げっ…」

提督(時雨を連れてくるとすぐに見つかるな)

夕立(嵌められたっぽい)


霧島「演習はじめっ!」

提督「ハイッ!」


夕立「うおおおおおおおっっっ!!!」

提督「夕立! 深追いするんじゃないっ」

夕立「くっ、まだやれるっぽい!」

提督「…駄目だッ!戻れ!」

提督「時雨ッ、夕立の回避行動をフォロー!」

時雨「了解!」




霧島「…」

霧島「演習ここまでッ!」

提督「はいっ!」

夕立「ふぅ」

時雨「今回も何とか勝てたね」




霧島「提督君、この後、少し話をしても良いかしら」

提督「はい、構いません」

提督「2人とも、お疲れ様。ゆっくり休んでいてくれ」

霧島「では行きましょうか」

霧島「率直にいうわ、貴方。何故攻めないの?」

提督「お言葉ですが、相手にダメージは与えています」

霧島「そうね、弾幕を張ってたまたま相手に与えたダメージを攻めというならそうかもしれないわ」

提督「…」

霧島「私の目から決定機はいくつもあった」

霧島「貴方なら…気付いてたはずよね?」

提督「…」

霧島「…」



比叡「きりしまー、遠征舞台が帰ってきたよ」

比叡「おっ、提督」

霧島「…ハァ、もういいわ。提督君、下がりなさい」

提督「はい」

比叡「あ…あれー?」

比叡(雰囲気が重かったーー)

比叡「霧島、提督と何話してたの?」

霧島「どうやら彼、壁にぶつかっているみたいです」

比叡「壁? 思ったより伸びてないんだ」

霧島「いえ…正直、驚愕に値する成長ぶりを見せてます」

霧島「相手の対する陣の取り方、周りもよく見えていて」

霧島「時雨、夕立の特徴も把握した上での展開が出来ています」

霧島「勿論、まだまだ粗はありますが、現時点では充分かと」

比叡「へー、やるじゃん。で、何所が問題なの?」

霧島「これを見てください、演習の被弾率の推移です」

比叡「どれどれ、最初の辺りはあれだけど最近はほぼゼロじゃん! やるね」

霧島「…それで、こちらが相手に対する損害率の推移です」

比叡「んー…、ほとんどダメージ与えきれてないね」

比叡「でもこれ自体は悪くないんじゃない? 防御・回避優先の戦いなら全然ありだと思うけど」

霧島「問題なのは…この戦い方"しか"出来ない…という事です」

比叡「なるほど」


霧島(時間を掛ければ解決できるかもしれないけど)

霧島(勿論、その間、敵は待ってくれないわ)

霧島(踏ん張りどころよ…提督君)


提督「ふぅ…」

提督(さすがに、見抜かれてたか)

提督(攻めに転じようとすると隙が生まれて)

提督(…どうしても、ダメージを受けるイメージが浮かんでしまう)

提督(時雨達が傷付くのを)

提督(いや、それは傲慢だな。時雨達の所為にしてはいけない)

提督(演習でさえこれだ…深海棲艦が相手となると…)

提督(あの時は何でも無かったのに…)

提督(…)

霧島「今日は夕立、提督の2人には買い出しにいってもらうわ」

提督「か、買い出し!?」

霧島「時雨には別任務があるので今回は2人で、頼むわね」

夕立「えー…」

霧島「文句は言わない、これがメモよ」

夕立「分かりましたー…」


霧島「…今日は気分転換みたいなものよ、頭を冷やしてきなさい」ボソ

提督「霧島さん…ありがとうございます」

レスありがとうございます!
前作から読んで頂けてると本当に嬉しいです。
今回はここまで。

明後日まで(出来れば明日中)にはちょっとした節目の部分まで書く予定です。
ここまで読んでくださりありがとうございます!
ではお疲れ様です。

乙。
提督が実際に具体的な指揮してる設定だと、やっぱその辺りの描写が大変だねー

乙です

続きを楽しみに待ってます

レスありがとうございます!!
続き、投下していきます。

夕立「これで終わりみたい」

提督「やっとか…皆、色々注文してくれるなぁ」

夕立「ま、ここなら大体のものは揃うし」

提督「そうだな」

提督「しかし、よくわからないものが多いな」

提督「上級者向け!カレーをさらに美味しく作る独創術…これは比叡か」

提督「比叡ってカレー得意なのか? 今度ご馳走してもらおう」

夕立「…うん、比叡のカレーは美味しいからオススメっぽい。今度作ってもらうといいよ」

提督「おっ、そうなのか。楽しみだぜ」

提督(しかし、この世界にもデパートみたいな所あったんだなぁ)

提督(まぁ当たり前といえば当たり前か)

提督「よし、あっちで休憩しよ…」



迷子「うわーーーーーん」

迷子「ママー!!」

提督「っと、迷子みたいだな」

夕立「」スッ

提督(おっ)

夕立「どうしたの? お母さんとはぐれちゃったの?」

迷子「うん…」

夕立「私達が一緒に探してあげる!」

夕立「だから、泣かないで。ね?」ニコ

迷子「うん…」

提督(へー…)

夕立「なに?」

提督「なんでも」

夕立「探してる人が見付からない寂しさは、私にはよく分かるから」

提督「…」

夕立「この辺ではぐれちゃったの?」

迷子「うん…」

提督「よぉし、探すか。お兄ちゃん達とどっちがお母さんを見つけるか、勝負だなっ!」ナデナデ

迷子「はわわ! わたしがみつけるもんっ!」




提督(まだ見つからないな)

提督(係りの人に何かあれば連絡してもらえるように頼んでおいたけど)

迷子「」グゥー

夕立「どうしたの? お腹すいた?」

迷子「…うん」

夕立「じゃあ、あっちで食べよっか! このお兄ちゃんがご馳走してくれるって」

迷子「ほんと!?」キラキラ

提督「おお! いいぞぉ。なんでも好きなの食べていいからなっ」

迷子「ありがとー!!」

提督「何が好きなのかなー?」

迷子「んとね、はんばーぐとかおむらいすとか」

提督「よっしゃ、任せとけ!」


提督(つうか別に構わんが、勝手に言いやがってこの野郎)ヒジツンツン

夕立(ふんっ)ベー

迷子「うぅ…」ウトウト

夕立「眠いの?」

迷子「眠くないもん…」ウトウト

夕立「お腹いっぱいだからお姉ちゃんは少し疲れちゃったな」

夕立「ちょっとだけ、あのベンチで休も」

迷子「うん…」




提督「その子は任せた。むこう探してくる」ボソボソ

夕立「わかった」ボソボソ

迷子ママ「あの子がここに?」

提督「はいっ、こちらです!!」




迷子「」zZZ

夕立「」zZZ

迷子ママ「あらあら」クス

提督「2人そろって眠っちゃってますね」

提督(気持ちよさそうな寝顔しやがって)

提督(…すまんな、夕立)

提督「夕立、起きろ」ユサユサ


夕立「ふぁー…」

迷子「んー…、お姉ちゃんどうしたの…」ギュッ

迷子「ぁ、ママ!!」

迷子ママ「迷子ちゃん、良かったわ…」


迷子「お姉ちゃん、お兄ちゃん! ありがとう」

迷子ママ「この子がお世話になりました、本当にありがとうございます」

提督「いえいえ、僕らも楽しかったので。迷子ちゃんまたあそぼーな!」

夕立「今度ははぐれたりしちゃ、ダメだよ」

迷子「うんっ! またねー」

迷子ママ「それでは」

夕立「またねー!!」



夕立「…」

提督「寂しいか?」

夕立「うっさい」

提督「ひでーな、俺も迷子になったら優しくしてくれるか」

夕立「キモっ、絶対しない!」

夕立「…」

夕立「あなたに聞きたいことがあるんだけど」

提督「…なんだ?」

夕立「霧島と昨日なにを話してたの?」

提督「別に大したことじゃない」

夕立「嘘ね」

夕立「きっと夕立達みんなに関する事よね」

提督「…」

夕立「あなた、初めに言ったよね。自分の事を信じてくれって」

提督「…」

夕立「それなのに、夕立達に関わること、悩んでる事を秘密にするの?」

夕立「夕立を信じてくれないのに」

夕立「自分の事は信頼しろって言いたいわけ? ふざけないでっ!!」

提督「…」

提督(夕立の言う通りだ)

提督(自分の方からまず信じない信頼関係は築けない…なのに、俺は何をしてるだ)

提督「すまん、夕立の言う通りだ」

提督「話す、話すよ。一応言っとくけど、この事話すのは夕立が初めてだからな?」

夕立「時雨にも言ってないの?」

提督「ああ」

キリ悪いですが、今日はここまで。
予定してたところの三分の一ぐらいしか進んでないですが
書ききれなかった…、すいません。
しかし、夕立の性格が原作とかけ離れて行ってるなぁ。ヤバイ。

実はこの展開に持ってく前に夕立が提督が話してくれない事に対して
イライラを募らせてるって描写を書こうとしてたんですが書き漏れて進んでました。後悔です。

それではお疲れ様でした。
ここまで読んでくださった方ありがとうございます。

乙です。

乙ー

乙です


提督(霧島さんの事だけじゃなく、俺の抱えるてる事。
夕立に全てを包み隠さず話した)

夕立「攻撃が出来ないか」

夕立「でも、悩んでる理由ってその事だったのね」

提督「知ってたのか?」

夕立「馬鹿にしないで、夕立達が戦ってるのに、
そんな事ぐらい夕立も時雨も気付いてる」

夕立「理由までは分からなかったけど…」

夕立「前の世界での事がトラウマになってるのかな」

提督「トラウマ? 解決する方法なんてあんのか」

夕立「そんなの知らないっぽい」

提督「お前なぁ…これでも結構な決意を持って話したんだぜ?」

夕立「まぁ、なんとかなるんじゃない」

夕立「それに」

夕立「ちょっとぐらいは背中を預けても良いっぽい」

夕立「そう思えるぐらいには、信じてあげる」

夕立「素直に話したお礼よ、感謝してよね」ニコッ

提督(あ…この笑顔は反則だ)

提督「…うん、ありがとう」



夕立「さっ、行くわよ」

提督「なーんか納得いかないけど、行くか」

夕立「男の子なら細かい事気にしな…」



ドゴオオオオオオオオオオオオン


提督「!?」

提督「何の音だ??」

夕立「チッ…分からないけど面倒な事が起きたみたいね」



テロリスト「艦娘という非人道的なシステムを作ったこの国を許すな! 目を覚ませ!」

提督「なんだ、あいつらは…」

夕立「まだああいう連中が残っていたのね…」

夕立「一昔前はかなり多かったんだけどね」

夕立「元々は軍関係者で、艦娘の台頭で席を追われた人達がああやって訴えたりしてるの」

夕立「ちなみにあれは過激派ね…やり方が酷いわ…」

提督「ま、確かにこちらに聞く耳を持てるような精神状態じゃ、なさそうだな…」

夕立「こういう事はプロに任せておくのが一番よ」

テロリスト「我々は要求する、軍の最高責任者に誓わせるのだ!」

テロリスト「艦娘を全て解体せよ」

テロリスト「さもなくば人質がどうなるか」

迷子「うぅ…マ、ママ」

迷子ママ「迷子ちゃん!!」

夕立「!?」

夕立「まさか、あの子が…」


テロリスト「すまんな、平和の為には犠牲はつきものなのだ。我等は本気だ!」

テロリスト「見せしめに、まずは一人…」


夕立(くっ…これじゃ憲兵を呼んでる暇なんて…!!)



提督「…夕立、艦娘は陸でも同じ運動性能を発揮できるのか?」

夕立「普通は出来ないわ、でも夕立なら出来る」

提督「・・・? 強がりとかじゃなくて現実的に期待していいのか?」

夕立「ええ、海の上と変わらないと思ってもらって良い」

夕立(この目のおかげでね…)

提督「わかった…なら行けるかな」

提督(見えてる範囲で3人だが、他に伏兵が居ないとも限らない…か)

提督(そこは夕立にカバーしてもらうか)

提督「夕立、今から俺があいつらを引き付けて…気を失わせる」

提督「だが、伏兵の存在もあるかもしれないし、その後に俺に何かあれば頼めるだろうか」

夕立「ちょっ、ちょっといきなり何行ってるの!?」

提督「ま、陸でくらい、格好つけさせてくれ」

提督「じゃ」

夕立「ちょっ…!!」


提督(『花火セット』 霧島さんの買出し依頼のものだな)

提督(霧島さん…気分転換に、ですかね。本当やさしい人ですね…)

提督(ちょっと、使わせてもらいます)



提督(3,2,1……今だっ)

ヒュッ………バーーン!!

テロリスト「な…何の音だっ!?」

提督「ハッ…!」

テロリスト「くっ…」バタッ

提督(まずは1人!)

テロリスト「このやろう!! 何者だッ!」

提督(注意逸らしにしかならんけどッ!)

提督(いけっ!)バクチクポイッ

テロリスト「なんだこれは!?」

提督「ハァッ…!!」

テロリスト「グハッ…」バタ

提督(これで…あと1人!!)

テロリスト「動くなっ!!」

提督(…! 大丈夫だ、まだ間に合う!…が、任せるか)

夕立「ハーッ!!」

テロリスト「な…に……」バタッ

夕立「まったく、いきなり飛び出してこれじゃ、世話がやけるっぽい」

提督「はは、ありがとう。助かったよ」


提督(陽動がありはしたが、思った以上にうまくいったな)

提督(これが、元軍人の実力…?)

提督(…兵士が体を鍛えること辞めちゃ駄目だろう)

提督(それで何が守れるってんだ…)


提督「まぁそういうなよ、実際勝算はあったし」

提督「時間に余裕ああればこんな手段とらなかったよ」

夕立「まぁ、そうね」

夕立「とりあえず、皆でここから離r…」

提督「!!」

提督「夕立ッ! 危ないッ」ドンッ

夕立「なっ…」

パーン!!!

提督(ぐぁ……)

夕立「一体、何が……」

夕立「提督!? 血が……!」

提督(やっぱり潜んでいたか…)

提督(痛い痛い痛い…焼けるようだ…)

提督(超泣きてぇ…)

提督(だけど!)

提督「夕立ッ! 21時の方向ッ、警戒!」

夕立「……! 了解」

夕立(提督…喋れてた、命に別状はないと思いたい)

夕立(でも、血がいっぱい流れてた…)

夕立(よくも、よくも)

夕立(絶対に……痛い目にあわせてあげる)

21時の方向ってどこだ?

>>79
東西南北で言うと自分から見て「西」に当たるかな?

21時=午後9時
9時の方角=西

とするなら

>>79
>>80
素で間違えてました、お恥ずかしい、
グーグル先生に怒られました、指摘、フォローありがとうございます。
9時の方向で読み替えて頂くようお願いします。

夕立(見つけた!)

夕立「そう…あんたが…」

テロリスト「へっ、小娘一人か。お前…艦娘か?」

夕立「…」

テロリスト「どうやらビンゴのようだな」

夕立(うるさいわね…)

テロリスト「あの小僧のようにあの世に送ってやるさ!」

夕立(提督をあの世に…?)

夕立(そう言ったの? この屑が)

夕立(今から……してあげる)


テロリスト「震えて声も出ないかー? ヒッ……!」

夕立(ごちゃごちゃと…)

テロリスト「なんだ…? 突然目が紅く…化け物めっ」

テロリスト「ヒャヒャッヒャ」

テロリスト「やっぱりお前らは人間じゃねえなぁぁ、破壊してやるっ!」バンッバンッ

夕立「うるさい……」スッ

テロリスト「な……」

夕立「夕立達は……! ただ、皆を守りたいだけなのに!」ドゴ

テロリスト「カハッ……」

夕立「なんで」ドゴ

夕立「それを」ドゴ

夕立「邪魔するのッ!?」ドゴ

テロリスト「ぁ…ぁ…ぁ……」

夕立「ふーん、これで提督を撃ったのね…」カチャッ

テロリスト「…や…やめ……」

夕立「」バンッ

テロリスト「…」キゼツ

夕立「次は当てる…」カチャ



提督「やめろっ、夕立ッッ!!」

夕立「……あ」


夕立「夕立…今…なにを……」

提督「……もうそれ以上はやめるんだ、お前の手を汚す必要はない」

夕立「って、あなた怪我は!?」

提督「ああ、心配すんな。見た目が派手なだけで軽症だ」

提督(実は物凄く痛ぇ……やせ我慢だがな)

夕立「そう…よかっ…」



「なんだ、あいつ 艦娘だったのか」

「今回の元凶みたいなもんじゃねーか…ったく、ちゃんと守ってくえなよ」

「急に目の色が変わるなんて…本当に人間じゃないのね」

「躊躇なく人間がボコボコにされてたな…やっぱり兵器なんだな」

「壊れても平気なんだし、ちゃんと守ってもらわないと…ねぇ」



提督「……てめーら!!!」

夕立「いいの、こんなの…慣れてる」

夕立(!!)

夕立(そうだ!? あの子は??)


迷子「うぅぅぅ……こわい………」ガクガク


夕立「……!!!」

夕立「……………ゥッ!」

提督「おいっ! 夕立! 何処に行く!? くそっ」



提督(ったく、怪我人に優しくねぇなうちのお転婆お姫様は…!)

提督「まてよっ!!」

「あ、あのっ!」

提督「……?」

夕立(ぅぅぅ……)

夕立(嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ)

夕立(どうして、こうなったんだろう…)

夕立(楽しかった一日だったのに)

夕立(あれ)

夕立(楽しい? 楽しいって感じてたんだ)

夕立(うん…確かに楽しかった…な)

夕立(ははっ…でも滑稽ね)

夕立(兵器で…しかも良くわからない体質なのに……)

夕立(あの子…脅えた目をしてたな)

夕立(…)



提督「見つけた…」

夕立「…」

提督「あんまり怪我人に無茶させんじゃねー…疲れた」

夕立「別に頼んでしないし…」

提督「まぁ確かに」ヨイショット


夕立「この眼ね…夕立のコンプレックスなんだ」

夕立「昔から、感情が高ぶると何故か紅くなってね」

夕立「その間、体がすごく軽くなったり何でも出来る様な感覚になるんだけど」

夕立「考え方も…酷くなるっていうか、どうでもよくなっちゃうっていうか」

夕立「なんだか夕立じゃなくなるんだ」


提督「ふーん」

提督「まぁなんとかなるんじゃないか」

夕立「あんたねぇ…結構頑張って話してるのに」

提督「さっきの俺と逆の状態だな」

夕立「…」



提督「ま、安心しろよ」ポン

提督「俺はお前の提督だし、時雨もついてる」

提督「間違えたって俺達がなんとか正してみせるよ」

提督「それに、あんまりその瞳に文句いってるやるなよ」

提督「すげぇ綺麗な瞳じゃないか」

夕立(あっ…)

夕立「はぁ? 当たり前だしッ」

夕立(そう言ってくれたの、時雨の他にはこの人だけ…だな)

夕立「なんっていうか生意気!」

夕立(ちょっとだけ…嬉しい…かも)

夕立「なんか…ムカつくし」ドガッ

提督「いてっ、怪我人を殴るな」

夕立「ふんっ」

夕立(…ありがと)


夕立「なんかちょっとスッキリしたかも」

提督「そうか」

夕立「あんな事言われるのって、昔からだかし、慣れてたつもり…なんだけどね」

提督「…そうか」

夕立「たまにね、こういう事あると艦娘なんて辞めてやるーーって思う」

提督「そうか」

夕立「…怒らないんだ?」

提督「? なぜだ?」

夕立「解体なんてあなたの艦隊から抜けるって言ってるようなもんだよ?」

提督「そう言ったってなぁ…俺もこの前まで俺一人でどうにしかして時雨を解体出来ないか」

提督「その手段を、鎮守府の施設を探ってたぐらいだs……」

夕立「…へぇ」

提督「って、おい。落ち着け! これ以上、傷を負ったら再起不能になる!」

夕立「…」



夕立「ねえ」

提督「なんだ」

夕立「結婚しよっか」

提督「ブーーーーーーーーーーーーッ!」

提督「ケケケケケッコン!? お前なにいって…」

夕立「うん、夕立と時雨とあんたと3人で」

夕立「あ、時雨に手を出したら沈めるけどね」

提督(あーなんだ、そういうやつか…ビビった)

夕立「艦娘やめてさー、どっか遠いところでのんびり暮らして」

提督「確かにわるくねーな」

提督「毎朝、ちゅーで起こしてくれよ」

夕立「はっ? きもい、死ねばいいのに」

提督「うわ…ひでえ、それが旦那にいう台詞かよ」

夕立「ははっ、楽しく暮らせるといいよね」

夕立「本当に…」


提督(そろそろかな)

提督「まぁ、そんな暮らしも魅力的だけどさ」

提督「まだ艦娘をやめるってのいうは早いと思うぜ」

夕立「? 何言ってるの、あたりま」


迷子「お姉ちゃん…」

夕立「!?」

夕立「あ…」

迷子「お姉ちゃん…さっきは驚いてて…ちゃんとお礼言えなくて、ごめんなさい」

迷子「助けてくれて、ありがとう!」

夕立「…!!」

夕立「お姉ちゃんが、怖く、ないの?」

迷子「なんでー?」

迷子「おねーちゃんとおにーちゃんヒーローみたいでカッコよかったよ!」

提督「そっかー、ありがとな! それに正真正銘おねーちゃんは皆の平和を守ってるな!」

迷子「あれ、お姉ちゃん、眼の色」

提督「…」

迷子「とってもきれーー!」

夕立「……ッ!!」

夕立「あり…がとう」ギュッ

迷子「わ…わ、お姉ちゃん。泣いてるの?」

夕立「ううん、泣いてないよ、ヒーローだもん」

迷子「うんっ!」

迷子ママ「本当に何度も…この子がお世話になりました」

迷子「ひーろーおにいちゃん、おねえちゃんまったねー!」



提督「よかったな、あの子がちゃんと分かってくれて」

夕立「…うん」

提督「良い子だったな」

夕立「…うん、提督。ちょっとあっち向いてて」

提督「いいぜ」

夕立「絶対に、振り向かないでよね」

提督「ああ」

夕立「…ちょっとだけ、背中借りる」トンッ

提督「…ああ」


夕立「……ぅ、っく…」ポロポロ

提督「…」

提督「あの子の前では頑張ったな」

夕立「…っ、あ、たり、っ、まえでしょ…ヒーローだもん」ポロポロ

提督「そうか…」

提督「そうだな」



提督「…なんだかこの辺、雨降ってきたな」

提督「知ってるか、夕立って雨の事を指す意味もあるんだぜ」

夕立「…知ってる」

提督「ま、この夕立は俺の背中限定だけどな」

夕立「うるさいっ、馬鹿ッ!」ゴンッ

提督「いってッ! だから怪我人は丁重に扱えって…」

夕立「うっさい!」


夕立(今日は、色んな事があったけど)

夕立(この眼を好きって言ってくれた人がまた増えた)


提督「ただいま~」

時雨「て…提督!? その怪我どうしたの!?」

提督「大したことないって」

時雨「馬鹿ッ! 早くぬいで!」

提督「あ…やめてーーー!!」///


夕立(時雨とも再会できたし)

夕立(頼りない提督だけど…ま、少しは頼りにしてる)


夕立「時雨―! 夕立もかえったっぽい!」

時雨「夕立、おかえり! ちょっと提督脱がすの手伝って」

夕立「おっけー!」

提督「や…やめろーーー!!」

夕立「てーとくっ! 大人しく諦めるっぽい!」

提督「嫌じゃぼけ! 泣き虫ヒーローめ!」

夕立「」ブチ

夕立「ふんっ」ドガッ

提督「チーン」

時雨「ゆ…夕立!? て、提督しっかり!!」

一旦、一区切りつ。

提督の問題もあるのでまだしばらくこのスレで続く予定です。
どうしてもペースが遅いので1日1投稿でも良いのでコツコツやっていこうかと思います。
なので、基本はsage投稿で一区切り付いたらageる形式を取っていこうかなと。

とりあえず夕立やっとこさ、ちょっと心開いてくれたので
小ネタいくつか挟んだ後に話を進めていこうかなと思ってます。
今回のスレは艦娘が何人もいるのでネタが作りやすいので楽しみ。

では、ここまで見てくださった方、ありがとうございます。
宜しければ引き続きよろしくお願いいたします。

イチオツ!
次も待ってる

おっつん
攻めることなら夕立は詳しそうだな。

乙です

①霧島のテスト



霧島「提督君、突然だけど明日、抜き打ちテストを行うわ」

提督「テスト…ですか」

霧島「ええ、良き提督たるもの。勤勉もしっかり行わないと、ね」

霧島「内容はそうね、各兵装の特徴や効果的な運用方法とかその辺ね」

霧島「自信はあるかしら?」

提督「ええ、大丈夫です。明日、ですね」

霧島「じゃ、よろしくね」




提督「って事があってな」

提督(正直、今まで必要な事は死にもの狂いで覚えてきたし、自信は充分にある)

時雨「なるほど、僕たちも似たようなことやったことあるよ」

夕立「うん、さすがに中身はちょっと違うと思うけど」

提督「へー、そうなんだ」

時雨「よければ、手伝っか? 問題出したり兵装の使い勝手とか。答えられると思う」

提督(なるほど…実際の使用者(艦娘)からの視点も含まれるとなると、ちょっとマズイかもな)

提督「お願いできるか?」

時雨「いいよ」

夕立「時雨が付き合うなら、夕立も付き合ってあげる」

提督「悪いな、ありがとう」

②霧島のテスト~対策



提督「…」

時雨「んっ……」zZZ

夕立「ゃ……」zZZ


提督(目が覚めたら両手に花)

提督(腕を完全に2人に抱き付かれて固定されてる)

提督(うわぁ、超良い匂い、超柔らけー)

提督(時雨はともかく、夕立も見た目よりおおk……)

提督(ハッ)

提督(いやいや待て)

提督(冷静になれ、俺。どうしてこうなった)

提督(確か、霧島さんのテスト対策をしてたはず…)

③霧島のテスト~前夜



夕立「ふぁ~…」

提督「眠いか? わりぃ、そういえばお前等、演習終わってすぐだったな」

時雨「それは提督も同じでしょ」

提督「でも俺は実際に動いて戦ってるわけじゃないしな」

夕立「心配要らないっぽい…でもちょっと寝る」

提督「あっ、せめてベッドで」

夕立「…」zzZ


時雨「」ウトウト

提督(むぅ、机でうつぶせて寝ちゃうと風邪ひくだろう)

時雨「」バタッ

提督「って、あれ時雨?」

時雨「」zZZ

提督「あちゃー…」

提督(しょうがないな、少ししたら起こすか。今はせめて被るものだけでも)

夕立「」zZZ

時雨「」zZZ

提督(よいしょっと)ファサッ

提督(ありがとな、2人とも)

提督(よしっ、もういっちょ頑張るか!!)



提督「ふぁー…」

提督「あとひとつ」

提督「よっしゃ!」

提督「さて、2人を起こさないと」

提督「ふぁー…」

提督「…」バタッ

提督「…」zZZ

③霧島のテスト~頑張ったご褒美…?



提督(あー…なるほど、思い出した)

提督(それで、そのまま寝ちゃって…ってそれでも何でこんな状態になるんだ!)

提督(うーむ)

提督(選択肢はないな。一つしか)

提督(この状況を大いに楽しむ!!)

提督「隣にこんな可愛い子が2人いるんだ。この状況、楽しまないと駄目だろッ!」

提督「はぁ…天国やわ」


夕立「…何が、天国だって?」

提督(あれ?)
提督「あれ?」

提督(俺、口に出てた…? 疲れてるのカナ?)


夕立「…何か弁解ある?」


提督(俺が寝てる時にお前等がくっついてきてだな…)
提督「お前等、寝るときパジャマなのは良いがブラはちゃんt…」



夕立「…」プルプル

提督(あれ、おかしいな。今、口から出た言葉と考えてた内容が逆になったような…)

夕立「死ねっ!」

提督「グハッ!!!」



時雨(何時の間に夕立も提督にくっついてたんだろう)

なお、試験は全く問題なくクリア出来た。

撃たれたのにケガの様子が全くないにゃあ

>>102
説明不足でごめんなさい、多摩にゃん。
小ネタ集ってとこで時系列的には買い出し行った以降の話なんですが、
結構時間たってたりたってなかったりのわりとカオスな空間です。
ちょっと本編とは逸れた感じのネタ集なので許してもらえると助かる…くまー。

①金剛型の長女



提督「そういえばさ」

比叡「んー? なーにー?」

提督「比叡達ってお姉さんいるんだよな? 金剛さんだっけ」

比叡「いるよー、 自慢のお姉様よっ!」

提督「へー、どんな人なんだ?」

霧島「そうね、英国生まれで外国語も嗜んでいるわ」

比叡「とってもスタイルも良くてキレーで、それにとっても優しの!」

霧島「あと、かなりの紅茶通ね。ティータイムを欠かしている姿はほとんど見たことないわ」

比叡「その辺のお店よりお姉さまのいれた紅茶の方が断然美味しいです!」

霧島「それに紅茶にあうお菓子作りの腕前もかなりのものよ」

提督「へー」




提督「帰国子で容姿端麗才色兼備、で紅茶を嗜んでて料理も出来るか。
比叡達からもかなり好かれてる感じたし、完璧超人ってやつなのか? すごい人なんだろうなぁ」

時雨「うーん、間違ってはいないけど…」

夕立「提督のイメージとはたぶん、ギャップがあるっぽい」

乙です

英国生まれなのに帰国子女ってのが妙に日本語的に違和感を覚えるのは俺だけだろうか

①白露型姉妹 村雨と春雨



時雨「姉妹、っていえば今日僕らの姉妹が来るよ」

提督「姉妹?」

村雨「はいはーい、呼んだかしらぁ」

時雨「村雨!? いつの間に来てたの」

夕立「久しぶりっぽい! 春雨は一緒じゃないの?」

村雨「春雨ももうすぐ来るわよ、時雨、夕立久しぶりね」

村雨「そして、あなたが噂の提督かしら?」

提督「噂かどうか分からないけど、提督だ」

村雨「ふーん、なかなかカッコ良いじゃないー」

村雨「時雨と夕立がお世話になってるみたいね」

村雨「村雨さんがご褒美あげちゃうぞ~」ムギュ

提督「!?」

時雨「村雨!?」

夕立「なっ!?」

時雨「…」

夕立「…」

村雨(あらあら、これは面白くなりそうね~)

提督(なんか2人が怖い)

春雨「だ…だめぇ~」ドンッ

提督「グハッ」

春雨「ねーさん達から、は、はなれてぇ~」

提督「いてて…なんだこのちんまいの」

>>106
「英国で生まれた、日系人の金剛デース」
じゃ、なんか萌えないだろそういうことだ。


確かに気づかなかったがおかしいな


村雨「こら、春雨。ダメでしょ~いきなり人を突き飛ばしたりして」

春雨「だ…だってこの人が」

村雨「め。悪いことしたら謝らないと」

春雨「むー…」

春雨「いきなり突き飛ばしてごめんなさい」

提督「あぁ、別に構わんが…」

提督(というか村雨の方からくっ付いてきたんだけどな)

村雨「はい、よく出来ました」ナデナデ

春雨「はい、ありがとうございます」///



時雨「ふふ」

時雨「紹介が遅れたね」

時雨「こっちが村雨」

村雨「はいはーい、提督さん、よろしくね」

時雨「そして、こっちが春雨」

春雨「よ、よろしくお願いします」

提督「ああ、よろしく」

村雨「まぁ、今日の目的は顔合わせみたいなものね」

提督「顔合わせ?」

村雨「ええ、提督さんのお世話になるかもしれないから」

提督「っていうとうちの艦隊に所属してくれるってことか!」

村雨「ええ、まだ先の話だけどね」

時雨「本当かい? それは嬉しいな」

夕立「うんっ、心強いっぽい!」

春雨「ふ、不束者ですが足手纏いにならによう頑張ります」

提督「ははっ、ちっこくて可愛いな。頼りにしてるぞ」ナデナデ

春雨「む」

春雨「子供扱いしないで下さいっ!」ドンッ

提督「…!? かはっ…」

時雨「あー、提督。こう見えて春雨は僕らの中じゃ一番力が強いよ、遅かったけど…」

夕立「ばーか」

提督「いててっ…」

村雨「あらら、ごめんなさい。看るからちょっと脱いで」

春雨「村雨ねーさん!! だ、だめですー」

村雨「ふふ、まぁ、これから先もよろしくね、提督さん」

村雨「そういえば今日は間宮さん居ないのね?」

提督「今日は居ないな」

村雨「そう…、帰る前に寄っていきたかったんだけど」

春雨「残念です…」



時雨「うーん、残念だね…」チラッ

時雨「久々に提督のデザート食べたいな」ボソボソ

提督「時雨だけなら構わないが…違うよな?」

時雨「えへへ、僕も手伝うよ」

提督「…でも味は保障しないぞ?」

時雨「ふふ、僕が保障するよ」

提督「…わかった」


時雨「村雨、春雨。良かったら提督が作るデザート食べてかない?」

村雨「あら、本当? 時間もあるしお願いしようかしら」

春雨「頂けるなら頂きます」

夕立「美味しいの~? それより作れるのが意外っぽい」

時雨「僕は大好きだよ、提督の味」



提督「よっしゃ! ちょっと待っててくれ」

提督の味(意味深)

提督「うーん、時間もないし作られるの限られるな」

時雨「そうだね、こっちは和風なお菓子がメインだから洋風だと結構新鮮で良いかも」

提督「洋風かぁ」

提督(せっかく姉妹が揃ったんだし、わいわい出来るのが良いやな。やっぱ)

提督(それに、時間はあんまかけないで…か)

提督「よし、決めた」

時雨「何にするんだい?」

提督「まあちょっと待ってくれ、妖精さんにも相談必要そうだから聞いてくる」


****


提督「よしっ、手伝ってもらえたぞ」

時雨「むー、もう教えてくれないかな」

提督「うんうん、それな」

夕立「やっほー、お菓子作りはかどってるっぽい?」

提督「お、追加戦力確保」

夕立「?」

提督「実はな…」


****


時雨「ああ、それだと分担して色々できるね」

夕立「夕立はよくわからないっぽい」

提督「まぁ、出来れば分かるよ。っというわけで夕立は妖精さんと俺の手伝いな」

提督「じゃ、準備に取り掛かるぞ!」

夕立「任せるっぽい!」

時雨「うんっ!」

春雨「うーん、むにゃむにゃ…」zzZ

村雨「ふふ」ナデナデ

村雨(疲れてたものね、時雨達はもう少しかしら)


夕立「お待たせーっぽい!」

春雨「…は!?」ガバッ

春雨「む、村雨姉さん、眠ってしまってごめんなさい…」

村雨「ふふ、構わないわよ」ナデナデ

春雨「は、はうー」///

時雨「2人とも待たせたね、準備が出来たよ」

村雨「準備?」

時雨「うん、提督が待っているから場所移動しても良いかな」

村雨「ええ、案内お願いするわね」

春雨「よ、よろしくお願いします」

夕立「じゃあ、行くよー」

春雨「なんだかとっても甘い匂いがします」

村雨「本当ね」

提督「いらっしゃい、準備が必要だったから移動してもらったよ」

村雨「大丈夫よ」



提督「用意したデザートはこちらになります」

村雨「フルーツとお菓子に…これは?」

提督「チョコレートファウンテンっていうんだ」

春雨「すごいです! チョコが流れてます!」

村雨「とても素敵な機械ね」

提督「なんとか作れてよかったよ」

妖精「手伝ったので私にも食べる権利がありますっ!」

提督「分かってるって」


提督「食べ方は簡単で」

提督「ここにあるフルーツやお菓子をフォークで刺して」ヒョイ

提督「チョコをコーディングして食べるんだ」

春雨「わー、とっても美味しそうです!!」キラキラ

提督「はは、それじゃあ皆で食べようか」



村雨「春雨、ここにあるフルーツもいけるわよ」

春雨「凄いです、村雨姉さん! すごく美味しいです」

妖精「ちょ、チョコの波に飲まれそうです」

提督「妖精さん用にカットしたの置いといたよ」

妖精「ありがとうございます!」

夕立「時雨―、マシュマロも合うの?」

時雨「うん、とっても合うよ。食べてみて」

夕立「…!! とってもおいしいっぽい!」




霧島「なんだか賑やかね」

比叡「甘い匂いがします」

提督「あ、霧島さん、比叡。良かったら食べて行きなよ」

比叡「ひえー、なんですかこれは!!」




提督(その後もなんだかんだ人が集まり、追加の食材の調達に走り回った)

提督(皆、おおむね満足してくれたようで良かった)


村雨「今日は本当にありがとう、楽しい一日を過ごせたわ」

提督「喜んでもらえて何よりだよ」

春雨「はいっ、とっても美味し、楽しかったです!」

提督「おう、また今度は別の作るから楽しみにしててな」

春雨「本当ですか!? えへへ、楽しみです」

提督(お姉さんが絡まない時は良い子なんだけどなぁ…)

村雨「それじゃ、そろそろ行くわね」

時雨「やっぱり寂しいな、またすぐ来れると嬉しい」

村雨「そうねぇ、今度は他の子達も連れて、また来るわ」

夕立「いつでも来てよ、歓迎するっぽい!」







提督「行っちまったなぁ」

夕立「うん…」

提督「ま、いつか合流する事もあるだろうし、俺達はやれることやっておこう」

時雨「そうだね、頑張ろう」

お菓子を作らずお菓子の機材を作ると言う斬新な提督。結局お菓子作ってないな

乙。

>>118
ギ、ギクッ
皆が楽しめたって事で勘弁してください…。


たぶん、次ぐらいからは本編軸に戻って話進めます。
仲間増やすタイミングって難しい。

乙です
赤城さんがいたら流れるチョコをたいらげて以後使用することはなくなった

こんな感じになっただろうな

続きが気になるなあ

生存報告。
ちと今かけてない状態ですが、
続きはちゃんと書くので生き残らせてください。

ゆっくり待ってる

おう
待ってるで

待ってます

保守

定期巡回

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2014年10月14日 (火) 18:51:20   ID: ibNNXpB_

設定がとんでも過ぎて入り込めません

2 :  SS好きの774さん   2015年10月19日 (月) 20:05:21   ID: w2Nb9DMK

キャラだけ借りたssとして読んだらそこそこ良かった

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom