提督「翔鶴と榛名が能面みたいな顔をする」 (38)

榛名「提督、おはようございます」ニコ

提督「おぉ榛名、おはよう」

榛名「もう5月だというのに、まだ朝は冷えますね」

提督「大体5度くらいか・・・風も強いからなおさら冷えるな」

榛名「はい、だから・・・」スッ

提督「!」

榛名「こうしていれば、提督も榛名も暖かいですね!」ギュッ



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提督「お、おぅそうだな!」

提督「しかしだな、少し恥ずかしいから離れt」





榛名「提督」





榛名「本当は」





榛名「離れたくない」






榛名「そうですよね?」ニコ





提督「もももももももちろんだとも!」

榛名「えへへ・・・そうです、そうですとも!」ニコニコ

榛名「そうに決まっています!」ギュッ

提督「(ひいぃぃぃぃぃん!)」ガクガク

提督「(最近榛名がよく懐いてくれるようになったのは嬉しいんだが)」

提督「(少々強引なところがあるものだ・・・)」

提督「(うーむ・・・どうにかならないものか)」

榛名「提督、提督は今日は何をお食べになられますか?」

提督「ん? 今日はそうだな・・・これにしようかな?」

榛名「わぁ! 榛名もそれにしようとしていたんです!」

榛名「奇遇ですね!」

提督「は、はは・・・何だか毎日食べるものが一緒なような気g」





榛名「提督」ニコ





提督「ははははは早く食べよう! そうしよう!」

榛名「はい!」ニコニコ

提督「(目がイッちゃってるよぉ・・・!)」

提督「(うぅ・・・胃が痛い・・・)」

提督「(最近になって余計痛くなったぞ・・・)」

提督「(あまり食欲はないが、食べないともたないだろうしなぁ・・・)」

榛名「提督、食べないんですか?」

提督「ん? あ、いや、食べるぞ」パクパク





翔鶴「提督、おはようございます」





提督「」カタン

提督「お、おはよう翔鶴」

翔鶴「あ、提督もその定食にしたんですね」

翔鶴「私もこれが一番好きなんですよ」ニコ

提督「そ、そうか、ははは・・・」

翔鶴「それはそうと・・・」チラ

翔鶴「今日もご一緒なんですね」





翔鶴「榛名さんと」





榛名「・・・・・・」





提督「」ビクビク

榛名「・・・何か?」

翔鶴「いいえ、何も」

翔鶴「それでは提督、お隣失礼します」

榛名「は?」

翔鶴「あら、私は提督の秘書艦なのですから」

翔鶴「一緒に朝食を食べて何か問題でも?」

榛名「提督は榛名と一緒に食べているんです」

翔鶴「まぁまぁ・・・提督は榛名さんのものだけではないんですよ?」

翔鶴「うふふ・・・案外子供っぽいところがあるんですね」クスクス





翔鶴「随分と生意気な小便臭い生娘だこと」





榛名「は?」

翔鶴「は?」

提督「(また始まったぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!)」ギリギリ

榛名「翔鶴さん、随分と言葉遣いが酷いんですね」

翔鶴「そうなことはありませんよ?」

榛名「翔鶴さんこそ、のこのこと横から邪魔をする泥棒猫みたいなものですよ?」

翔鶴「まぁ! 人を泥棒猫扱いして・・・」

翔鶴「これだから戦艦風情は」ハッ

榛名「今・・・何て・・・?」ピクピク

翔鶴「戦艦など無用の長物と言ったんですよ」ニヤ

榛名「は?」

翔鶴「は?」

提督「ま、まぁまぁまぁまぁお前達! 少し落ち着こうじゃないか!」

提督「翔鶴、一緒に食べよう! 俺は嬉しいぞ!」

翔鶴「提督、私も嬉しいです!」ニコ

提督「榛名も良いだろ? な?」

榛名「・・・はい」

提督「(胃が痛いぃぃぃぃぃっ!!)」ギリギリ



― 執務室 ―





提督「(あの二人に一体何があったというんだ・・・)」

提督「(どうして仲が悪いんだろうなぁ?)」

提督「(くっ・・・胃がひっくり返りそうなくらい痛いが)」

提督「(必ず原因はあるはずだ、ここは提督としてしっかり部下を管理しなくては)」

提督「(・・・・・・で)」チラ





榛名「・・・・・・」カキカキ

翔鶴「・・・・・・」カキカキ





提督「(HOLY MOTHERFUCKIN' SHIT!!!!)」ギリギリ

翔鶴「榛名さん、何度も言っているはずです」

翔鶴「貴女は何故秘書艦でもないのに執務室にいるのですか?」

翔鶴「秘書艦は私がいれば十分です」

榛名「提督は榛名が手伝うと喜んでくれますよ?」

榛名「そうですよね?」

榛名「提督」ニコ

提督「おおおおおおぅ! ま、まぁまぁまぁ翔鶴!」

提督「榛名は実に優秀な娘だ! 榛名が好意で手伝ってくれているんだ!」

提督「お前の負担も軽くなって良いじゃないか!」

翔鶴「・・・私だけでは力不足と?」ギロ

提督「そ、そういうことではないさ! いつも助かっているよ、翔鶴!」

翔鶴「ふふ・・・ありがとうございます」ニコ

榛名「・・・・・・」

榛名「提督、お茶をどうぞ」

提督「お、気が利くねぇ、いただくよ」

提督「・・・うん、榛名が淹れてくれるお茶はいつも美味しいね」

榛名「そ、そんな・・・///」

榛名「て、提督の茶葉(意味深)も・・・榛名に挿れてくれれば・・・///」モジモジ

提督「?」

翔鶴「提督」スッ

提督「ん? んんんん?」ビクッ

翔鶴「さすがは提督です、もうこんなに進んでいたんですか」

提督「あ、あぁ・・・それより何で抱きついt」

翔鶴「ふふ・・・提督って、結構肩幅が広い殿方なんですね」サワ

翔鶴「ご立派で素敵ですよ?」ニヤ

提督「ああああありがとうな、はは・・・」

提督「」チラ





榛名「≪●》 《●≫」





提督「(オレヲソンナメデミンナァァァァァァァッ!!)」ギリギリ

提督「しょ、翔鶴! ここはパパッと終わらせようじゃないか!」

提督「だから早く席に戻っt」

翔鶴「パ、パパだなんて・・・提督、少々気が早いですよ///」

提督「(うるせぇっ!)」

翔鶴「じゃあ私も眉を剃ってお歯黒を塗らないといけませんね!///」

提督「(いつの時代だよぉぉぉっ!?)」

榛名「ふふ・・・ふふふふふ・・・!」

翔鶴「・・・何がおかしい」ギロ

提督「(もうやめてくれぇぇぇぇぇぇっ!!)」ギリギリ

榛名「あっははははは!! だって榛名、あまりにもおかしいんです!」

榛名「翔鶴さんみたいな娼妓如きが、懐妊と夫婦の話だなんて・・・!」

榛名「あはははははは!!」

翔鶴「・・・この女狐」ビキビキ

榛名「苦海十年とは言いますが、運良く身請けでもされたんじゃないんですか?」

翔鶴「なんですって・・・?」ワナワナ

榛名「わぁっ! 榛名、怖いです!」

榛名「娼鶴さんはいつもイライラしています」

榛名「あ、お行水でしたか!」

榛名「年がら年中お行水だなんて、これでは提督にも愛想を尽かれて」

榛名「三行半を突き出されて終わりですね!」

榛名「榛名、大爆娼です!」ニヤニヤ

翔鶴「」ガリガリガリ

提督「(榛名! やめるんだ! 胃がぁぁぁぁぁぁっ!?)」ギリギリ

提督「こここここら! 二人とも、もうすぐ遠征の娘達が帰ってくる」

提督「しっかりと笑顔で出迎えようじゃないか! な?」

翔鶴「・・・はい」

榛名「はい、提督!」ニコニコ

翔鶴「」ギロ

榛名「」ギロ

提督「(誰か助けてくれぇぇぇぇぇ!!)」ギリギリ

ダビドフ吸ってきます

提督「(もうこの状態が続いて2ヶ月だ・・・)」

提督「(どうにかしようにも、あの能面みたいな顔で見られると・・・!)」ゾワゾワ





榛名『提督』ジッ

翔鶴『何か?』ニコ





提督「(ひいぃぃぃぃぃっ!?)」ガクガク

提督「(その後の出撃も酷かったそうだ・・・)」





翔鶴『いいえ、確かにあれは私が撃ち堕としました』

榛名『違います! 榛名です!』

翔鶴『随分と強情なこと・・・あ、まぁ貴女の手柄にしても良いですよ?』

翔鶴『優秀な上司は自分の手柄を部下に譲るとも言いますし』ニヤ

榛名『・・・ザーメン空母』ボソ

翔鶴『・・・言ったな? 夜鷹戦艦』グイッ

榛名『やるんですか? あ?』グイッ

加賀『あ、あの・・・!』オロオロ

榛名翔鶴『は!?』ギロ

加賀『ひっ!?』チョロ





提督「(あの冷静な加賀が粗相をしたそうだ)」

提督「(帰投時に泣いていたから慰めたが・・・)」

提督「(このままでは他の娘達にも迷惑がかかるな・・・)」

提督「うぐっ!?」ズキズキ

提督「(い、痛みがいつもよりも激しいな・・・!)」ズキズキ

提督「(考え込んでいたらもう夜だ)」

提督「(今日は早く寝よう・・・)」ゴソゴソ





翔鶴「ばぁ」ヌッ





提督「うわあぁぁぁぁぁぁっ!?」

提督「翔鶴! お前は一体ここで何をしている!?」

翔鶴「申し訳ございません、提督」

翔鶴「少々寝つきが良くなかったので、提督の温もりをと・・・///」モジモジ

提督「自分の部屋で寝なさい!」

翔鶴「て、提督! 良いじゃないですか」

提督「君は秘書艦であって妻ではない!」

提督「第一男女七歳にして席を同じうせずというのに、一緒に床につこうなどと・・・!」

翔鶴「これからなるんですよ?///」ツンツン

提督「えぇい! ダメだダメだ!」





榛名「そうですよ、ダメですよ、提督は榛名と一緒に寝るんですよ?」バキバキバキッ





提督「ひぃっ!?」ビクッ

翔鶴「・・・出ましたねこの軒下戦艦」ギリッ

榛名「うふふ・・・女郎空母らしく、夜這いですか」

榛名「一体どれほどの手練手管なんでしょうかね?」

榛名「ほらほら、早く橙籠を自分の後ろに置いたらどうですか?」ニヤニヤ

翔鶴「・・・張見世の中から長煙管で憲兵の袖でも引っ掛けていなさい、下女戦艦」

榛名「は?」

翔鶴「は?」

提督「だあぁぁぁぁぁもう!!」

榛名「」ビク

翔鶴「」ビク

提督「お前達いい加減にしないか!」

提督「これから寝ようとしているときに!」

提督「どうしてこんなに騒ぐんだ!」

榛名「て、提督・・・?」

翔鶴「あ、あの・・・」

提督「大体お前達は普段から・・・・・・」

提督「・・・・・・」





提督「うぐっ!?」ガク

提督「おえぇぇぇぇっ!!」ビチャビチャ





榛名「提督!?」

翔鶴「ち、血が・・・!?」

提督「げほっ! げほっ!」ゴト

榛名「提督! 提督! 大丈夫ですか!?」オロオロ

翔鶴「だ、誰かぁ! 提督が!」オロオロ





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金剛「・・・大分前からテイトクは十二指腸潰瘍になっていたみたいデース」

金剛「相当悪化していたみたいデスヨ?」

金剛「それもこれも、全部ユー達の所為ネ」

榛名「・・・・・・」

翔鶴「・・・・・・」

瑞鶴「あたし達が止めても言うこと聞かなかった挙句がこれよ」

瑞鶴「提督さん、ずっとストレスが溜まっていたんだよ?」

瑞鶴「もうこれに懲りたら、大人しく仲直りしてよね!」

翔鶴「・・・わかったわ」シュン

榛名「はい・・・」シュン

翔鶴「その・・・榛名さん」

翔鶴「色々と酷いことを言ってゴメンなさい・・・」

榛名「い、いえ・・・榛名も大人げなかったです」

榛名「同じ艦隊の仲間として、やり直しませんか?」

翔鶴「えぇ、もちろん」

翔鶴「仲良くしていきましょう」ニコ

榛名「はい!」ニコ





金剛「や、やっと一件落着デース・・・」

瑞鶴「提督さんの胃は無駄な犠牲にならずに済んだのね!」

金剛「後でテイトクのお見舞いに行きまショウ」

瑞鶴「そうね、仲直りの件の報告も土産にね」

瑞鶴金剛「ま、何はともあれ・・・・・・」





瑞鶴金剛「手のかかる姉(妹)ほど、可愛いものはない(デース)わよね!」ゲラゲラ















瑞鶴「は?」

金剛「Huh?」

瑞鶴「ちょっと、南蛮人」

瑞鶴「あたしの翔鶴姉が一番可愛いに決まっているでしょ?」

金剛「面白いことを言いマスネ、このFlight-Deck Chestは」

金剛「ワタシの妹達の方が可愛いに決まってマース!」

瑞鶴「は?」

金剛「WHAT?」

瑞鶴「話の分からない戦艦ね、このカステラ女は」

金剛「You fuckin' japanese cunt!」

金剛「Everyone who has an issue with your stinky pigtail should send their complaints to -
   I don't give a flying fuck you were warned Kn­obber!!」

瑞鶴「なんですって!? ヘンリー・ヒュースケンと同じ最期を辿らせるわよ!?」

金剛「Lick my twat!! WANKER!!」

瑞鶴「殺す殺す殺すぅっ!!」





比叡「」

霧島「」

加賀「」

赤城「」

山本五十六「」





― 終わり ―

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2016年05月06日 (金) 12:19:02   ID: Wluoaf-E

いそろくさん...

2 :  SS好きの774さん   2016年05月06日 (金) 22:22:29   ID: QSYNIzf8

なんか急に長官が生えてきたw

3 :  SS好きの774さん   2016年05月06日 (金) 22:54:31   ID: mThV2yFD

あまりの騒がしさに、アドミラル56も草場の陰からこんにちわしちゃったかw

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