ココア「駅前で変なおじさんと仲良さそうに一緒に歩いてるの見たって子がいるんだよ!?」
チヤ「そんな…シャロちゃんいくら貧乏だからって援〇だなんて…」
チノ「…援〇ってなんですか?」
ココア「お金をもらっておじさんに自分の身体を好き勝手されることだよ」
チノ「そっ、そんな!?あのシャロさんがそんなことするわけないじゃないですか!?二人共なに言ってるんです!?」
ココア「でも友達が見たって!!お父さんとかじゃなかったみたいだし」
チノ「この辺りにシャロちゃんの親類で男の人もいないもの。絶対怪しいわ!!」
チノ「そ、そんな…シャロさん…。リゼさんはどう思いますか?」
リゼ「…」
チノ「リゼさん?」
リゼ「穏やかじゃないな…」
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リゼ「戦場でもないのに身売りするなんてシャロが不憫すぎる!!みんなでシャロを説得して援〇をやめさせるんだ!!」
ココア「おー♪」
チヤ「シャロちゃん…わたし悲しいわ」オロオロ
チノ「シャロさん待っててください!!私が正しい道へ導きます」
ココア「でも説得ってどうやるの?」
チヤ「そうね。直接問いただしても援〇やってるなんてシャロちゃんが認めるとは思えないわ」
チノ「援〇の現場を抑えないと厳しいということですね」
リゼ「現場か…となると場所と時刻の特定が必要不可欠だな」
チノ「目撃情報だけで割り出すのは難しそうです」
リゼ「くそ…せめてシャロが援〇してる手段さえわかれば足がかりになるのに…」
チヤ「手段…ちょっと待って。私に心当たりがあるわ!!」
ココア「心当たり?」
チヤ「これを見て」パサ
ココア「あっ!これ毎月わたしとチヤちゃんが買ってるファッション誌だ」
リゼ「二人共こんなの読んでるのか…」
チノ「この雑誌がどうかしたんですか?」
チヤ「このページを見てみて」パラパラ
ココア「あっ!出会い系サイトの広告だ!!」
チヤ「シャロちゃんは毎月、私から先月分のこの雑誌をもらってるの。情報収集の術が少ないシャロちゃんがこの雑誌で得た情報を頼りにしている可能性は高いわ」
チノ「出会い系サイトってなんですか?」
ココア「援〇するための待ち合わせに使うサイトだよ。メールや掲示板メッセージを使って会う約束をするんだよ」
リゼ「よし!!十中八九シャロはこの雑誌に載ってる出会い系サイトを利用して援〇しているとみて間違いない。そこでだ!!私たちは…」
チノ「この出会い系サイトを利用して」
チヤ「シャロちゃんと会う約束をとりつけて」
ココア「実際にあって言い逃れできない現場を抑える!!だね!!」
リゼ「よし!!シャロ救出作戦開始だ!!」
「「「「おー!」」」」
リゼ「じゃあ、さっそく出会い系サイトを使うぞ。ココア、サイト名を検索だ」
ココア「はい!!出ましたリゼ隊長!!」カチカチ
チノ「画面が出ましたね」
チヤ「どうやら最初は会員登録しないとダメみたい」
ココア「えーと…じゃあ女性会員登録っと…」カチ
チノ「あっ、ココアさんダメですよ」
ココア「え?チノちゃんなんで?」
チノ「シャロさんをおびき寄せるんだから男性会員で登録しないと…」
ココア「そっかそっかー。ついうっかり…」
チヤ「次はプロフィール入力画面ね」
リゼ「名前に出身地、趣味、職業、体型…項目がたくさんあって入力に手間取りそうだな」
ココア「大丈夫だよ♪こんなの適当で。お金出すっていえばプロフィールなんて気にしないよ」カチカチ
チノ「だいじょうぶでしょうか?」
ココア「大丈夫♪はい、登録完了」カチ
リゼ「よし…ココア、いま入力したプロフィールデータの検索ってできないか?もしかしたらシャロのものが見つかるかも」
ココア「ちょっと待ってね。あっ!検索ボタンがあったよ」
リゼ「よし!!シャロの名前を入力だ!!」
チヤ「でもシャロちゃん本名で登録してるかしら」
チノ「どうでしょう…でもニックネームの感覚で本名をもじった名前で登録してるかも…」
ココア「とにかく検索してみるね。えっと…この地域名と、桐間紗路っと…」カチカチ
ピロリーン
検索結果:1件
☆しゃろ☆ 20代前半
リゼ「名前はあってるけど…20代だから違うな」
チノ「いえ、もしかしたら年齢はカモフラージュかもしれません。詳しいプロフィールを見てみましょう」カチ
名前:☆しゃろ☆
写真:なし
年齢:20代
髪型:ボブ…かな?
体型:スレンダー
スリーサイズ:秘密
お酒:飲まない
タバコ:吸わない
趣味:パン作りが得意だよ~♪仲良くなったら食べさせてあげるね♪
休日の過ごし方:いもうととゴロゴロ♥
将来の夢:いっぱいありすぎてかけな~い☆
目的:大人の出会い
チノ「全部ほんとうの事を書いてるとは限りませんが、多分シャロさんじゃないですね」
チヤ「そうね。おそらくだけど、シャロちゃんなら嘘でもこういうことは書かないわ。長年の付き合いでわかるもの」
リゼ「そうか。でも困ったな。名前以外に手がかりがないのに…」
ココア「まってリゼちゃん!!地域別で検索してみたら、このあたりでこのサイトに登録してるのはこの☆しゃろ☆って人以外に二人だけだよ!!」
リゼ「ほんとうか!?それならかなりの数が絞れたな。すぐにプロフィールを見せてくれ!!」
ココア「まずは一人目だよ」カチ
名前:Blue
写真:なし
年齢:20代
髪型:セミロング
体型:グラマー
スリーサイズ:秘密
お酒:すこしだけ
タバコ:吸わない
好みのタイプ:白髪のおじさま
休日の過ごし方:人間観察
車:なし
目的:大人の出会い
チノ「これだけじゃよくわからないですね」
チヤ「そうね。情報が少なすぎるわ」
リゼ「ココア、他に何かわからないか?」
ココア「ちょっと待って。この人の過去に書き込みを見てみるね」
またキャプテンアメリカじゃないだろうな(疑心暗鬼)
条件ありで
ゴム有りホ別イチゴからお願いします。
車内Fなら5
車持ってないので迎えに来てください
リゼ「どうやらこの人が過去に待ち合わせするときに使った書き込みみたいだな」
チノ「このゴム有りホ別イチゴとかFってなんなんですか?」
ココア「それは出会い系サイトでの隠語だよ」
チノ「隠語?」
ココア「うん。援〇は犯罪だからね。援〇を助長してるサイトではグレーゾーンに留まるために直接的な金銭要求の書き込みはできないようにしてるんだよ」
ココア「ゴム有は避妊具をつけて、ホ別はホテル料金は別にして、イチゴは本番1万5千円の隠語だよ」
チノ「そうだったんですか。勉強になります」
ココア「えへへ。お姉ちゃんのこと見直した?」
チノ「もう…調子に乗らないでください」
チヤ「ねえココアちゃん。このFなら5っていうのはどういう意味?」
ココア「あっ、それはフェラ〇オなら5千円って意味だよ」
チヤ「5千円…ならこの書き込みはシャロちゃんじゃないわ!!」
リゼ「どういうことだ?」
チヤ「だってシャロちゃんなら、お金を稼ぐためにはもっと効率を重視するわ。1万5千円はともかく、こんなサイトを使って会う段取りをつけてまで5千円じゃ効率が悪いと思うの」
チノ「なるほど…なんだか納得です」
チヤ「シャロちゃんなら5千円じゃなく1万円以上を要求、もしくはFならなんて非効率な書き込みはしないと思うの」
リゼ「よし!!チヤが言うなら間違いないだろう。ココア、次の書き込みだ」
ココア「この人だよ」カチカチ
名前:心愛
写真:なし
年齢:20代
髪型:くせっ毛で恥ずかしい><
体型:低身長
スリーサイズ:秘密
お酒:飲まない
タバコ:吸わない
趣味:可愛い食器を集めること
休日の過ごし方:バイトで忙しい><休みなんてないっ!
将来の夢:堅実に公務員…かな
目的:大人の出会い
リゼ「チヤ…これは…」
チヤ「ええ…間違いないわ」
チノ「付き合いの短い私でも確信がもてます」
ココア「決まりだね」
「「「「この人だ!!」」」」
リゼ「ココア!!さっそくコンタクトだ上手く誘い出せ!!」
ココア「えっと…書き込み内容が…」カチカチ
条件ありだけど…
楽しく会えませんか?><
恋人みたいなステキな時間を過ごしたいです。
ゴム有ホベツ2でよかったらお願いします。
素敵な出会いにしましょうね。
チヤ「この書き込みに対してメールすればいいのね?」
ココア「そうだよ。えっと…」カチカチ
これからすぐに
書き込み見ました。よければこれから会えませんか?
一緒に楽しい時間を過ごしたいです。
リゼ「これで返信がくれば…」
ピロリーン
チノ「きました!!」
メールありがとうございます
とっても嬉しいです。すぐに会えますよ><
待ち合わせ場所は…
リゼ「よし!!待ち合わせ場所を指定してきた!!みんな行くぞ!!シャロを説得するんだ!!」
「「「「おー!」」」」
ココア「じゃあ、出発…」
ヒューーーーーーーーーーーーーン ドガァァァァーーーーーーーン!!!
チノ「な、なんですか!?今の音は!?」
エメット・ブラウン「ココア!!今すぐ一緒に来るんだ!!」
ココア「ドック!?いきなりどうしたの!?」
リゼ「な、なんだ!?いきなり車が現れて…」
エメット・ブラウン「緊急事態なんだ!!君の未来に関わる!!今すぐデロリアンに乗り込め!!」
ココア「私の未来!?ちょっと待って!?行くって一体どこへ!?」
エメット・ブラウン「未来へ戻るんだ!!2015年の11月12日に!!」
ココア「に、2015年!?」
エメット・ブラウン「早くするんだ時間がない」ゴソゴソ
ココア「お、お店の生ゴミなんか漁って何を…」
エメット・ブラウン「燃料にする」ニカッ
ココア「で、でも待って!?私今から友達のシャロちゃんのところへ行かないと!!大事な用なの!!」
エメット・ブラウン「その子にも関わる重要なことだ。いいから乗り込め」
ココア「わたしとシャロちゃんの未来!?」
エメット・ブラウン「乗り込んだな?行くぞ!!」
ココア「ま、待ってよドック!!この道じゃ時速140キロに加速するには長さが足りないよ!?」
エメット・ブラウン「道?そんなものいらんさ」
ヒューーーーン
ココア「で、デロリアンが飛んでる!?」
エメット・ブラウン「行くぞ!!」
ヒューーーーーーーーーーーン バンッ
パッパパーパパパパッパッパッパー
To Be Continue…
PARTⅡ
またお前か
脳内画像が急にアメコミ調になるんだよなぁ……
よくもまあこれだけ思いつくもんだ
逆に感心するよ
また一本取られたぜ
毎回途中まで丁寧に書いてるのになぜ最後がこうなのか
せめてここあの現場だけでも見たかった
へいへい初見の俺には何が何だかサッパリだぜ
円光止めるのに随分大事だな
毎度のことながら吹く
>>8
こいつのせいだ
こいつが余計なことを言わなければきっと未来は違っていたはず…
このSSまとめへのコメント
は?
ん?
ば?