にこ 雪穂「約束のゆびきり」 (46)
にこと雪穂のSSです。
恋愛要素はほとんどありません。
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1405724726
-スクールアイドルショップ-
にこ「まさかツバサのお宝写真が手に入るとは思わなかったわ」
にこ「これは永久保存決定ね!」
にこ「…ん?あれって」
雪穂「…」
にこ「また居るわね」
にこ「…たまには声をかけましょうか」
雪穂「…」
雪穂「こ、これは」ゴクリ
にこ「どれどれ~?」ヒョコッ
雪穂「…でもお金が」
にこ「ん~?って、なんだBiBiのポスターじゃない」
雪穂「…?」クルッ
にこ「Printemps推しかと思ってたけど意外ね」
雪穂「うわあ!?」ビクッ
にこ「!?」ビクッ
雪穂「に、ににににこ!じゃない、矢澤さん!?」
雪穂「ビックリした…」
にこ(私まで驚いちゃったじゃない!)ドキドキ
雪穂「えと、こんにちは」
雪穂「こんなとこで会うなんて奇遇ですね」アハハ
にこ「そうでもないわよ?」
雪穂「え?」
にこ「だって、たまにココで見かけるもの。…気付いてなかったの?」
雪穂「そうだったんですか!?まったく気付きませんでした…」
にこ「まぁ、あんたは大抵μ'sコーナーでグッズと睨めっこしてるしね~」
雪穂「うっ…」
雪穂(見られてた…)
にこ「そのポスター買わないの?」
雪穂「あー、実は今月結構ピンチで」エヘヘ
にこ「ふ~ん」
にこ「それと同じやつだったら何枚か持ってるけど欲しいならあげるよ?」
雪穂「本当ですか!?」ズイッ
にこ「ま、まぁね。一応私のユニットだし」引き気味
雪穂「お願い出来ますか!」
にこ「とりあえず離れてくれない?」ハハハ…
雪穂「あ、すいません」
にこ「え~っと、ココ出て話そっか」チラ
店員「…」ジー
雪穂「あ」///カーッ
-公園 ベンチ-
雪穂「さっきはすいませんでした。μ'sの事となるとつい…」
にこ「別にいいわよ。ファンは大切にしなきゃね♪」ニコッ☆
雪穂「アイドルって大変なんですね~」ホヘー
にこ「あんたのお姉ちゃんも一応アイドルなんだけどね」
雪穂「…前言撤回します」
にこ「まぁ、あの子もあの子なりに結構頑張ってると思うけど」
雪穂「知ってます」フフッ
にこ「そっ」
にこ「さっきの話だけどBiBiが好きなの?」
雪穂「あ、別にそう言うわけでもなくて」
雪穂「ユニットのポスターはBiBiだけ持ってなかったので」
にこ「そういうことか~。BiBi推しなのかと思ったけどちょっと残念にこ~」ショボン
雪穂「はわわ!!」アタフタ
にこ(案外チョロイのかもしれないわね)
にこ「ふふっ。冗談よ♪」
雪穂「あう…。も、もう!!」///
にこ「ユニットだとやっぱりPrintempsが好きなの?」
雪穂「う~ん、どれか一つっていうのが決められないんですよね」
雪穂「それぞれのユニット毎に違った良さがあると思うので」
にこ「なるほどね。ちなみにBiBiはどんなとこが良いと思う?」
雪穂「イメージとしてはクールなんだけど、意外と可愛らしい一面が見れるとことか良いですね」
雪穂「ラブノベルスとキューティーパンサーはお気に入りです」
にこ「…なんだか面と向かって言われると恥ずかしいわね」
雪穂「にこさんが聞いたんじゃないですか」アハハ
雪穂「…あ、名前」
にこ「ん?ああ、いいわよ別に」
にこ「にこって呼んでちょうだい」
雪穂「いいんですか?」
雪穂「じゃああの、にこさん」
にこ「なぁに~?」
雪穂「この間のミニライブ行きましたよ」
にこ「あ、来てくれてたんだ。どうだった?」
雪穂「すっごく良かったです!」
雪穂「にこさんのBiBiコールのとこは私も熱くなっちゃいました」テヘヘ
にこ「楽しんでもらえてなによりね」フフッ
雪穂「途中、振り付けを間違えたとこのカバーも上手かったですね」クスクス
にこ「うっ!?…上手く誤魔化したつもりだったんだけど」
雪穂「私の目は誤魔化せませんよ~」フフン
にこ「BiBiついでに質問なんだけどBiBiの中だと誰が好きなの?」
雪穂「むう…悩みますね」
にこ「ん~?正直に、にこって言ってもいいんだよぉ~?」
雪穂「あはは。でも確かに、にこさんが一番好きかもしれないな~」
にこ「マジで!?」
雪穂「さて、どうでしょう?」ニコッ
にこ「むむむ…」
雪穂「ご想像にお任せということで」クスクス
にこ「納得いかな~い!」タッタッタ
-ブランコ-
にこ「むー…」キコキコ
雪穂「ふふっ♪」キコキコ
にこ「ブランコに乗るのは久しぶりかも」キコキコ
雪穂「靴をどっちの方が遠くまで飛ばせるかってたまにやりませんでした?」
にこ「そういえば小さい頃やってたわね」キコキコ
雪穂「お姉ちゃん今でもやってますよ」
にこ「…普通に想像出来るから不思議よね」
雪穂「ほんとういつまで経っても子供っぽいというか」
にこ「小さい頃は泥だんごなんかもよく作ってたわね」
雪穂「あー、やりましたね。限界まで硬くして強度を競ったりとか」
にこ「どこの土が良いとか意味もなく探し回ってね」
雪穂「真姫さんの家の土がオススメみたいですよ~」クスクス
にこ「ぷっ。ほんとう子供ね」クスクス
・・・
雪穂「時間経つの早いですね」時計見
にこ「本当だ。帰って夕飯作らないと」スクッ
雪穂「にこさんが作ってるんですか?」
にこ「親が帰り遅いからね。妹達のことも見ないとだし大変なのよ~」ヤレヤレ
雪穂「良いお姉ちゃんですね」クスクス
にこ「なんでもこなせるスーパーアイドルですから!」ドヤ
にこ「じゃあそろそろ行くわね」
雪穂「あ…」
にこ「心配しなくてもポスターはまた今度ちゃんとあげるわよ」
雪穂「約束ですよ?」
にこ「やれやれね。…ん」スッ
雪穂「?」
にこ「ゆびきりよ」
雪穂「…はい♪」
にこ「ゆびきりげんまん」
雪穂「嘘ついたら針千本のーますっ」
にこ 雪穂「ゆびきったっ」
雪穂「嘘ついたら針千本ですからね~?」
にこ「はいはい。だいたい、針千本なんて飲み切る前に死んじゃうじゃない」
雪穂「ですね~」
にこ「んじゃまたね」
雪穂「今日はありがとうございました。楽しかったです」ペコッ
にこ(こういう日も悪くないかもね)テクテク
ーーーーーーーーーー
-数日後 部活休憩中-
穂乃果「~それでね、海未ちゃんたらなんて言ったと思う?」
海未「もうその話はやめてください!!」///
絵里「そうよ、海未が可哀想じゃない…フフッ」
海未「絵里も笑わないでください!」///
ことり「海未ちゃんかわいい♪」
テクテク
にこ「穂乃果ちょっといいかしら?」
穂乃果「にこちゃんどうかしたの?」
にこ「今週の土曜日お邪魔してもいい?」
こと 海未 絵里「!?」
絵里(どういうこと!?まさか、にこまで穂乃果を狙ってるというの?)
海未(仮にそうだとするとまたライバルが増えることに…)
ことり(ただでさえ厄介なのが2人もいるのにそれは困るよ!)
穂乃果「う~ん、明日はお店の手伝いしなきゃなんだよねぇ」
こと 海未 絵里(よしっ!)
にこ「構わないわ」
こと 海未 絵里「ええええ!?」
にこ「なんであんた達が驚いてんのよ」
絵里「いえ、別に…」
穂乃果「えっと、来ても穂乃果は相手出来ないかもだよ?」
にこ「雪穂ちゃんはいるのよね?」
穂乃果「雪穂?雪穂はいると思うけど…」
にこ「なら問題ないわ」
にこ(雪穂ちゃんの連絡先知らないのよね)
にこ「詳しいことはまたメールするわね」テクテク
こと 海未 絵里「…」ポカーン
穂乃果「なんで雪穂?」首傾げ
-土曜日 穂むら-
穂乃果「いらっしゃいませ~!」
にこ「おー、ちゃんと働いてるじゃない」
穂乃果「へへ~ん」ドヤ
にこ「皮肉で言ったんだけど…」
穂乃果「雪穂なら2階にいるよ~」
穂乃果「というかなんで店の方から来たの?」
にこ「まぁ一応、穂乃果に挨拶をと思ってね」
にこ「暇してるんじゃないかな~って」
穂乃果「あはは、実は結構暇だったり…」
にこ「やっぱりね」スタスタ
穂乃果「え~もうチョット構ってよー!」
にこ「無視無視」スタスタ
穂乃果「う~…」グスッ
-雪穂の部屋-
雪穂「にこさんそろそろ来るのかな」
雪穂「部屋の片付けもしたし暇だな~」ダラダラ
雪穂「なんだか眠くなってきちゃったよ」ウトウト
ガチャ
にこ「にっこにっこに~☆」
雪穂「うわぁ!?」バッ
にこ「ぷっ。すっごい間抜けな顔ね」
雪穂「ノックくらいしてください!」///
・・・
にこ「これ約束のポスターね」スッ
雪穂「どーもです」ブス~
にこ「あれ~?機嫌悪そうだけどどうかしたのぉ~?」
雪穂「誰のせいですか誰の」
にこ「ふふっ。お菓子も持ってきたから食べましょ」ガサッ
雪穂「じゃあお茶入れてきますね」
にこ「ぬかりはないわ」トン(ペットボトル)
雪穂「ご馳走様です」
にこ「それにしても中々いい趣味してるわね」キョロキョロ
雪穂「なにがです?」
にこ「μ'sグッズがいっぱいだなって思ってね」
雪穂「好きですからね」
にこ「やっぱり音の木坂に入学したらμ'sに入るの?」
雪穂「一応そのつもりです」
雪穂「まぁ練習についていけるかは分かりませんが」アハハ…
にこ「頑張んなさいな」
雪穂「…にこさんは卒業しちゃうんですよね」
にこ「ん~?にこと一緒が良かったの~?」
雪穂「そうだったら良かったのにって思ってます」
にこ「…」
にこ「卒業しても顔くらい出すわよ」
にこ「可愛い新メンバーのことも心配だしね~」
雪穂「じゃあその時は、にこ先輩ですね」クスッ
にこ「バカねぇ。μ'sに先輩後輩は無いのよ?」
雪穂「ふふっ。そうでした」
雪穂「じゃあその時は、にこちゃんかな?」
にこ「好きに呼びなさい」
ガチャ
穂乃果「休憩だー!!」
雪穂「はぁ、なんでノックしないかな」
にこ「賑やかなのが来たわね」
穂乃果「あー!2人ともお菓子食べてる。ズルイ!!」
にこ「あんたの分もちゃんとあるわよ」
穂乃果「ほんと!?」
雪穂「まったくもう…」
穂乃果「ふふぁりはなんのふぁなししてふぁの?」モグモグ
にこ「食べるか喋るかどっちかにしなさいよ!」
穂乃果「…」ゴクン
穂乃果「2人はなんの話ししてたの?」
雪穂「…う~ん、ちょっと先の未来の話しかな」
穂乃果「なにそれ」
にこ「教えな~い!」
穂乃果「え~…」
・・・
にこ「穂むらのお饅頭はやっぱり美味しいわね」
雪穂「お姉ちゃんは食べ飽きたー!なんてよく言ってますけどねー」
穂乃果「雪穂だってよく言ってんじゃん!」
雪穂「あ、もし良かったらお土産に持って帰ります?」
にこ「いいの?」
雪穂「お姉ちゃんも言ったとおり私もそんなに食べないので」
にこ「ありがとう。妹達が喜ぶわ」
雪穂「ポスターのお礼ってことで♪」
にこ「でもこのお饅頭って実質タダ同然よね?」
雪穂「あー、それ言ったらポスターだってそうじゃないですか」ジー
にこ「うぐっ…。そうだったわね」
穂乃果「…ふふっ」
雪穂「なにか可笑しかった?」
穂乃果「ううん。…なんかこういうのも良いなーって」
雪穂「どういうこと?」
穂乃果「ねぇ、にこちゃん」
にこ「ん?」モグモグ
穂乃果「これからも雪穂と仲良くしてあげてね」ニッコリ
雪穂「ちょっ、お姉ちゃん!?」
にこ「いふぁれるまれもないふぁよ」モグモグ
穂乃果「食べるか喋るかどっちかにしてよ~」アハハ
にこ「…」ゴクン
にこ「話しかけた穂乃果が悪い」
穂乃果「え~?」
にこ「まぁ言われるまでもないわよ。…私達もう友達だしね」
雪穂「…」クスッ
雪穂「はい♪」
穂乃果「さて、私はお店の方に戻るとしますか」
にこ「そういえば休憩中だったわね」
穂乃果「そうなんだよ~。うへぇ、考えただけで目眩が…」
雪穂「はぁ、どうせ店の方暇なんでしょ」
穂乃果「えへへ、暇じゃなかったら休憩なんて入れてもらえなかったからね」
にこ「ま、頑張って」
穂乃果「うん!にこちゃんもゆっくりしていってね~」
ガチャ
バタン
タッタッタ
穂乃果!あんた抜け出してどこ行ってたの!!
ごめんなさ~い!
忙しいんだから早くしなさい!!
ひ~ん…
雪穂「あはは…」
にこ「どういうこと?さっき休憩中だって…」
雪穂「あー…」
雪穂「きっと心配だったんだと思います、私達のこと」
にこ「…」
にこ「良いお姉ちゃんね」
雪穂「自慢の姉ですから」ニコッ
・・・
-穂むら前-
雪穂「今日は本当にありがとうございました」ペコ
にこ「ポスターのこと?それなら気にしなくt
雪穂「それだけじゃないです」
にこ「うん?」
雪穂「素敵な時間…。ありがとうございました」ニッコリ
にこ「…また遊びに来るわ」
雪穂「じゃあ約束ですね♪」スッ
にこ「…」
にこ「やれやれね」フフッ
雪穂「ゆびきりげんまん」
にこ「ウソついたら針千本の~ますっ」
雪穂 にこ「ゆびきったっ!」
雪穂「約束したからねー」
にこ「はいはい」
にこ「針千本なんてゴメンだしね」
雪穂「今度練習にも付き合ってもらおっかな~」
にこ「調子に乗らないの」
雪穂「またねっ。にこちゃん♪」タッタッタ
にこ「…まったく」
にこ「いい休日だったわね」
終わり
縺翫▽
縺翫▽
ほのぼのしててすばら
何度もすまん
乙
これで終わりです
あまりない組み合わせで書いてみました
やっぱ雪穂は可愛いね!
前に、ことりと雪穂のSSも書いたんで興味ある方は読んでみてください
雪穂「ことりお姉ちゃん♪」 ことり「え!?」
雪穂「ことりお姉ちゃん♪」 ことり「え!?」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1405242833/)
ここまで読んでくださった方ありがとうございました。
実際百合とかよりこっちの方が好きだな
乙です
マイナー厨いいね
新鮮な組み合わせはいいね
公式でも雪穂が活躍する話が欲しい…
スクフェスでもほとんど蚊帳の外だし…
にこちゃんはいいお姉さん
中学生と一緒にいても違和感ないけど
乙です!
面白かった
お姉さんにこにーを上手に書いてくれる作品が大好きなので嬉しかった
いいね
こういうのがイイんだよ
おつー
百合も好きだけどこういうのはもっと好き
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