ズシン...ズシン....
キャアアァァァ.....
ウワアアァァァァ....
ミカサ「....あ....あぁ.....」
パキパキパキ.....
ズシン...ズシン....
ミカサ「あ...エレ....ン....」
ミカサ「ッ!!」ガバァッ
ミカサ「はぁっ...はぁっ....!」
スー...スー...グーグー...スピー...ウヘヘヘ...
ミカサ「....また...夢....」
ミカサ「....ホッ....」
ガタガタ....ガタ....ヒュウウゥ....
ミカサ「...今日は風が強い...」
ミカサ「....?」
ミカサ「......?!」
バッ
ミカサ「ない...」ガサガサ
ミカサ「ない....!」ガサガサ
ミカサ「ない!ない!ない!」ガタタンッ
ミカサ「エレンのマフラーがない....!」
ミカサ「ベッドに入るまでは確かにあったのに...!寝る前に窓の前にかけておいたのに...!!」
ミカサ「....まさか誰かが....いや...」ガタッウワギトリッ
ガシッ
サシャ「ふあぁ~ミカサろこ行くんれふか~....夜間の無断外出は~...連帯責任で~ル~ムメイト全員朝食抜きれふよ~...」
ミカサ「当て身っ」ドスッ
サシャ「」
ガチャッバタン
バタバタ....
ビュオオォォォォ....
ミカサ「風がひどくなってる...」
ミカサ「エレンのマフラーはどこに....」ガサガサ
.......
............
.................
ミカサ「はぁっ...はぁっ....寮の周りにはない....」
ミカサ「...もしかしたら遠くへ飛ばされて...」
ヒュウウゥゥゥ....
ミカサ「.....」ゾクッ
ミカサ「嫌....きっと近くで引っかかってる筈....」
サシャ…………
ガサガサ.....
ミカサ「どこ....?どこなの...?」
ビュオオォォォォ....
ミカサ「ハァ....ハァ....ハァ....!」
ミカサ「失くしたのかも....しれない....」
ミカサ「....嫌...嫌、嫌!」
ミカサ「そんなの....嫌だ....!!」
ミカサ「どこ?!どこ?!」ガサガサ
ミカサ「嫌、嫌...お願い出てきて...!」
ガサッ...
ズザッ
ミカサ「!!!」ガクッ
ミカサ(しまった....ここは低い段差が.....っ)
ドシャァッ.....
ピクシブ漫画のネタそのまんまじゃないか
ミカサ「痛ッ....脚が....ッ」ググッ
ミカサ「うっく....いっ!」ドサッ
ミカサ「っハァ...これじゃ...動けない....」
ミカサ「....嫌だ.....」
ミカサ(....また....私は大切なものを失うの...?)
ミカサ「嫌だ....」
ミカサ(「嫌だ」。私の「嫌だ」はいつだって残酷な牙にかみ砕かれてきた)
ミカサ(お父さん、お母さん、おばさん....私がどんなに「嫌だ」といっても失われていった...)
ミカサ(...私の前はいつだって真っ暗...)
ビュオオォォォォ.....
ミカサ「....寒いよ...エレン...」
ミカサ「...エレンのマフラー...あたたかいマフラーがないから...寒いよぉ.....」
ミカサ「.......」ジワァ
ヒュウウゥゥゥ
ミカサ「!!マフラー!!」
ガバッ
ミカサ「っく...足が...でも...!!」
ダッ
ミカサ「ハァっハァ.....!!」タッタッタ
ミカサ「もう...少し...で...!」
ガシィ.....
ミカサ「!! と.......った.....」
ドサッ
ビュオオォォォォ....
教官「歳をとると近くなるものだな....」
教官「......ん?」
ミカサ「......うぅ....」
教官「...ミカサ・アッカーマン....?」
ズシン...ズシン...
エレン「ミカサ!逃げろ!」
ガシッ
エレン「う?!く、くそ!離せ!離せ!ミカサ!逃げろおおぉぉ!」
パキパキパキパキ...
エレン「ぐあああぁぁぁぁ!!!」
ミカサ「エっ.......!!!!」
ミカサ「!!!」ガバッ
ミカサ「.......ここは.....」
教官「気が付いたか」
ミカサ「!...キース教官...」
教官「関心せんな、上位首席候補が夜遊びとは」
ミカサ「....申し訳ありません」
ミカサ「あの...ここは...?それに私...どうして...?」
教官「医務室だ。外を出歩いてる時に貴様が倒れているのを見つけた...これと一緒にな」
ミカサ「それは..!」
教官「貴様のでろう?」
ミカサ「.....」ギュッ...
教官「...夜遊びの原因はそれにあるようだな」
ミカサ「申し訳...ゲホッゲホッ....あふ...」
教官「無理して起き上がって離さんでいい。この冷たい突風に長時間晒されれいたせいでかなりの高熱が出てしまっている。それに、右足首が腫れている」
ミカサ「.......」
教官「兵士たる者、常に自らの身体を大事にせよ...と教えた筈だが?」
ミカサ「....はい...」
教官「...貴様にとってそのマフラーは、自らの身体を削る程の価値があるものなのか?」
ミカサ「!」
ミカサ「...これは...大切な人から譲って貰った、大切なマフラーです...」
教官「お前にとってその人物は、どういう存在なのだ?」
ミカサ「....世界で一番...何よりも愛しい家族です」
教官「ほぅ...そうか」
ミカサ「......//」カァッ
教官「ふむ、顔が赤くなったな。余計な詮索をしてしまったようだ」
ミカサ「っ...熱で赤くなっただけです」
教官「ふっ...そうか」スクッ
教官「ミカサ・アッカーマン、私からの命令だ。貴様は自身の体調が回復するまで、訓練は休み、医務室で安静にしろ」
ミカサ「........」
教官「...見舞客は、私が許可しよう」
ミカサ「!....了解しました」
教官「同じルームメイトには私から伝えておこう...では、失礼する」
ツカツカツカ
ミカサ「教官」
教官「...なんだ」
ミカサ「ありがとうございます」
教官「.....ふんっ」
バタン...
ミカサ「.....ケホッケホッ...」モゾモゾ
ミカサ「......」ギュッ
教官...
--見舞客、サシャの場合--
サシャ「いやぁよかったですねぇミカサ!マフラー、ちゃんと見つかって!」シャリシャリ
ミカサ「えぇ、本当に...。サシャ...昨日はゴメンなさい...」
サシャ「え?昨日何かありましたっけ?私なぜか首元が痛くてよく覚えてないんですが...」シャリシャリ
ミカサ「....なら何でもない」
サシャ「はいミカサ!りんご剥いてあげましたよ!あーんしてくだだい!」
ミカサ「あー...」
ミカサ「.....」モシャモシャ
サシャ「....」モグモグ
ミカサ「...ねぇ、どうして私が皮で、サシャが実なの?」
サシャ「...我慢出来なくて....は、半分残ってるので...どうぞ...」
ミカサ「........」
--アニの場合--
アニ「珍しい事もあるんだね、あんたが怪我と風邪なんて...」
ミカサ「........」
アニ「....あの死に急ぎ野郎のマフラーなんかの為に、そこまでするの?」
ミカサ「っ.....アニ」
アニ「なに」
ミカサ「私の目がない間にエレンに何かしたら...容赦はしない...」
アニ「...はっ...誰があんなのに...」
ミカサ「....ところで、さっきからなにをしてるの..?」
アニ「足踏みマッサージ」
はよはよ
なんというツンデレww
これは期待
--クリスタの場合--
クリスタ「ミカサ、身体の具合はどう?」
ミカサ「ありがとう…よくなってきてる…ケホッケホッ…」
クリスタ「と、とてもそうには見えないよ?」
ミカサ「少しだるい…でも私はこれ位…ケホッケホッ…平気…」
クリスタ「あぁミカサはいお水お水…あ、そうだ!」
ミカサ「?クリスタ…?」ゴクゴク
クリスタ「ちちんぷいぷい、ミカサの身体早く良くなれ~!」
ミカサ「」
クリスタ「…な、なんちゃって…えへへ……」
ミカサ「………天使」キュンッ
ユミル「……」ジー…
翌日、下着のみになったユミルが訓練所からかなり離れた滝で見つかり高熱を出したとかなんとか
なにこの可愛すぎる天使
ユミルwww
おいユミルwww
--ライナー&ベルトルトの場合--
ベルトルト「はいこれ、街の市場で手に入れた果物だよ」
ライナー「すっげぇ新鮮で旨いぜ?サシャが食らいつこうと何度も進撃してきたんだぜ?今リンゴでも剥いてやるから…」
ミカサ「ありがとう…でも今はいい…」
ベルトルト「あはは、…もしかして、エレンに剥いてもらいたいのかな?」
ライナー「違いない違いない。どうせエレンにあーんとか口移しとかしてもらいたいんだろ?」
ベルトルト「で、身体の汗を拭いてもらったり…意図的にラッキースケベ展開にしたり…」
ミカサ「なぜわかった…」
ベルトルト「冗談だったんだけど…」
ミカサ「そういえば…エレンは…どうしてる…?いつくるの…?」
ライナー「あー、そういえばあいつ何か座学の再テストらしくて「ミカサは大丈夫だろうし俺忙しいし面倒くさいからいいや」って言ってたな」
ベルトルト「ちょっ」
ミカサ「」ガーーーーーン
ミカサ「うわあああぁぁぁーーーん!!」ブォンッ
ベルトルト「うわっ?!」サッ
ライナー「パイナップル!!!」顔面ドゴォッ
--コニーの場合--
コニー「風邪の時は眠って安静にするのが一番!というわけで、俺の歌で眠りに付くがいいミカサァッ!!」
ミカサ「コニー…まだお昼だし…その言い方だと私一生目を覚ましそうにない予感が…」
コニー「と、いうわけで聞いてください…『わが名はチェリーボーイ』」ジャジャン
ミカサ「ケホッ…何処から持ってきたのそのギター…?」
※熱唱中※
ミカサ「……」ウトウト
ミカサ「スー…スー…」
コニー「~~…ありがとうございました」ジャジャン
コニー「よっし!これでミカサはぐっすり…」
教官「今しがた騒がしい音楽が聞こえ訓練の妨害をしておったが…説明してもらえるだろうか…コニー・スプリンガー…?」ガシッ
コニー「ぉぉぉぉぉおおおぉぉぉぉぉ…ッ」メキメキメキメキメキ
ミカサ「んっ……エレン……」スースー
ジャンは明日
ブラボー おぉ、ブラボー
コニー野球部じゃなくて軽音部か
コニー、たまにバカっぽくない事するとこれだよww
※コニーの中の人のキャラソンです
--ジャン&マルコの場合--
ジャン「yoyoyoよぅミカサ↑!そそ、孫子はどうだ?!」
マルコ「「調子」だよジャン」
ジャン「おおお、俺とマルコででで、かっかっっ風邪に効くヤク草でで作ったスープ揉んできたぜぜ!」
マルコ「持ってきた」だよジャン。あと漢字がないから危ない草みたいだよ」
ジャン「ああぁぁあと、おおお、俺がいいつも使ってるぬぬ塗り薬あるからそれ足に塗るとhebl'@&$)£^]>|*|£!!」
マルコ「もうテンパって何言ってるかわかんないよジャン!」
ミカサ「.....ありがとう、ジャン、マルコ...」ニコリ
マルコ「」ドキッ
ジャン「」ズキュウゥゥゥーーン
※その後のジャンは妙に仏の様に上機嫌でサシャにパンとスープもゆずってたとさ
見てるよ!
--アルミンの場合--
アルミン「具合はどうミカサ?」
ミカサ「良くなってきてる。もう少し安静にしていれば、すぐに復帰できるそう...」
アルミン「そっか。はいこれ」
ミカサ「....綺麗な花束...」
アルミン「僕とエレンからの、お見舞いのプレゼント」
ミカサ「!.....ありがとう....」
アルミン「といっても僕は色合いを綺麗にしただけで、花を集めたのはエレンなんだけどね」
ミカサ「.....」
アルミン「だからエレンのからのプロポーズの花束...かな?なんちゃって」
ミカサ「プロッ....!!」
ミカサ「........//////」カアアァァァ
アルミン「あ、あれ?ミカサ大丈bアッツ?!ね、熱が上がっている?!」
※40度近くまで一気に上がったとさ
ミカサ「....ケホッケホッ...」
ミカサ「あとは...エレンだけ....アルミンによれば...再テストは今日終わったらしい...だからお見舞いに来るとしたら今日....」
ミカサ「...準備は万端だよエレン....身体はちゃんと拭いて寝巻きも変えてベッドのシーツも変えて汗臭さは消した....」
ミカサ「エレン....今の私は何も着ていない...生まれたままの姿よ...」
ミカサ「さぁ....いつでもきて
ミカサ死んだか…
これはダメなミカサさん
ミカサ「エレン、エレン、エレン、エレン...」ワクワク
--1時間経過--
ミカサ「.......」ワクワク
--2時間経過--
ミカサ「......」ソワソワ
--3時間経過--
ミカサ「......」
--4時間経過--
ミカサ「んっ...あっ...」
--5時間経過--
ミカサ「........」うとうと
--キングクリムゾン--
--次の日--
ミカサ「ひっく...うぅ...ケホッケホッ....えうぅ...ケホッ」グスングスン
ハンネス「おい...また高熱ぶり返してきたってんだから俺が見舞いにきてやったのに何で泣いてんだミカサ...?」
蒸気がででたら完全に巨人
エレンにもきっと事情があるはず、無ければわt、ミカサの
お見舞いに来ないわけがない、
ミカサ「」
ミカサ「そう>>42の通りエレンにはきっと何か事情があるはずそう私の元に来れないくらい重大な事情があったはず無ければ私のお見舞いに来ないわけが無い大丈夫きっと事情が片付けばエレンは飛んでくるはず大丈夫don't worry be happy」
ハンネス「おーい?ミカサ、ミーカーサー?聞こえてるか~?ヒック…」
ミカサ「ケホッ…そうと決まれば、安静にして待っていよう」ポフッ
ハンネス「あーそうだそうだ。お前多分汗かいてて服びしょびしょだろ?ちょっと着替えるの手伝ってy」グッ
ミカサ「アタァッ!!」ドシュッ
ハンネス「ひろっし?!」
ハンネす
サーシェスさん...
ひろしは思春期の娘に嫌われるタイプ
ミカサ「…エレン…来ない……ケホッ…」
ミカサ「………ケホッケホッ…」
ミカサ「……エレン……」ゴロン
ミカサ「…エレ……ン…」スー…スー…
ミカサ「zzzzzz…」
ガチャッ
エレン「ん?」
ミカサ「zzzzz…」
エレン「あれ…ミカサ眠ってるのか。起こすのも悪いし…」
エレン「……また今度来るか」
バタン…
アルミン「あれ?エレン、もうミカサのお見舞いすんだの?」
エレン「いや、寝てたから起こさずに戻ってきたんだ」
アルミン「…へ?」キリキリ
ミカサ「うわあああぁぁぁ…エレェェェェン……」ナミダドバァー
アルミン「し、仕方なかったんだよミカサ…」
ミカサ「仕方なくないぃ……なんでエレン来たのに寝てたのわたしぃぃぃ…」
アルミン(あーあーエレン恨むからね~ちくしょう…)キリキリ
--エレンの場合--
ミカサ「エレン…やっときてくれた…」ギュウウゥゥゥ
エレン「わりぃわりぃ、再々テストに引っかかっちゃって…」
ミカサ「いいの…あなたがこうして来てくれたから…」ギュウウゥゥゥ
エレン「……なぁ、なんで抱きついてくるんだ?」
ミカサ「身体が寒いから……エレンの温もりで温まっているの…」
エレン「なんだ寒いのかよ、じゃぁ俺の上着着てろよ」脱ぎっ
ミカサ「なんだったら肌がで触れ合って激しく温め合いましょう」脱ぎっ
エレン「それは結婚してからな」
ミカサ「えっ」ドキッ
--数日後--
アルミン「ミカサ、復帰おめでとう!」
ライナー「おめでとう」
ベルトルト「おめでとう」
コニー「おめでとう」
マルコ「おめでとう」
ジャン「おめでとう」
クリスタ「おめでとう」
ユミル「ぶえっくしょい」
サシャ「おめでとうございます」
エレン「おめでと、ミカサ」
ミカサ「皆…ありがとう…」
ズシン…ズシン…
ミカサ「……」ジャキン
ミカサ「かかってきなさい…あなた達なんか、怖くない」
ミカサ「私には、どんなに暗い闇の中でも眩しくて、温かい光を灯してくれる人たちがいる」
ミカサ「その人たちがいれば、私は…何も怖くない」
ミカサ「その後私とエレンが激しく愛し合って終わる劇をやりたいのだけれど」キラキラ
エレン「やらねぇし頼むから安静にしててくれよ」
くぅ~疲れたw
進撃の巨人1巻~10巻まで好評発売中!
アニメ版も絶賛バリバリ公開中!
歯磨けよ!風呂は入れよ!宿題やれよ!
歯も磨いたし風呂にも入って宿題も終わらせたから
2人が愛し合って終わる劇がみたいですぅ!!
乙!ミカサ可愛いよミカサ
乙、良かったよ!!
乙
さあ続きを
最高だった
乙!
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