エレン「はあ…」

エレン「ふう…」

ジャン「なに溜息ついてんだよ、お前は」

エレン「ジャンかよ、朝から嫌な奴に会っちまったな」

ジャン「こっちの台詞だ」

ジャン「今日、アルミン達来るんじゃねぇのか？」

エレン「わかってるっての」

ジャン「本当かよ」

エレン「あと確か来るのは…ライナーとコニーと」

ジャン「ユミルの奴も来るんだろ、クリスタに会いに」

エレン「ああ、あとは……リヴァイ兵長…かな」

ジャン「………」

ウォールシーナへ向かう途中の馬車

アルミン「ちょっと久しぶりだよね、みんなに会いにいくのも」

コニー「最近忙しい日が続いてたもんな～」

ライナー「さて、俺の女神は元気だろうか」

ユミル「はあ？そりゃ誰のことだ？」

ライナー「そりゃもちろん、クリスタ…」

ボゴッ

ユミル「あ～ん、聞こえなかったな？もう一回言ってくれるか？」

アルミン「気絶してるよ、ライナー…」

コニー「こえぇ女…」

ユミル「こいつが私のクリスタの名前だすから悪いんだよ」

アルミン「……」

ユミル「ま、クリスタに近づく男は全員ボコボコにしてやるけどな」

コニー「んだよそれ…それじゃクリスタに彼氏できねーじゃねぇか」

ユミル「いいんだよ、クリスタには私がいればな」

アルミン「あはははは…」

アルミン（僕らが訓練兵団を卒業して早数か月…）

アルミン（最初の壁外調査も終了して、時々憲兵団のみんなと合流するのが
楽しい時間になってるわけだけど）

アルミン「色々と問題も起きてるんだよね、これが」ﾊｱ

ユミル「なに独り言話してんだ？」

アルミン「あ、いやなんでもないよ」

コニー「でもよ、絶対もったいないって」

ユミル「なにがだよ？」

コニー「クリスタだよ、あんなにかわいいのにさ」

コニー「お前のせいで恋の一つもできないなんてな」

ユミル「うるせ、あいつにはまだ早いんだよそういうのは」

コニー「そうか？どう思うアルミン」

アルミン「え？い、いや僕は…どうかな…あはは」