みく「知ってはならないにゃん・にゃん・にゃんの裏側?」 (25)

以前『モバP「加蓮と仲が良すぎだって?」』という作品を書いた者です。
皆様の暇つぶしになったら幸いです。よろしくお願いします。

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期待

みく「やみのまにゃ!」

ちひろ「みくちゃん、やみのま」

アーニャ「みく、やみのまです」

のあ「やみのまにゃん」

ちひろ「珍しくにゃん・にゃん・にゃんのメンバーが揃ったわね」

アーニャ「ダー…はい、皆で集まるの久しぶりです」

のあ「そうね。しかも、これから三人とも数日オフ。これを機に私達の親交を深めるのはどう?」

みく「それは良いにゃ。でも、何するにゃ?」

のあ「数日という長い時間があるのだから、アーニャの実家に遊びに行くのはどうかしら?」

みく「でも、いきなり行ったらアーニャ困らない?」

アーニャ「ラードナ…良いですよ。きっとママも喜んでくれるはずです。お家も広いからみくものあも泊まれるます」

みく「そうなの?だったら、みくは行ってみたいにゃ。何だかんだで北海道に行ったことなかったから行きたかったのにゃ」

のあ「決まりね。じゃあ、準備して行きましょう。時間は有限よ」

みく「ちょっと待てや!なんでスーツケースがすでに用意されとんねん!」

北海道…

みく「空気が気持ちいにゃ!」

のあ「自然の多い場所の空気は気持ちを穏やかにさせる。都会に慣れた私達に必要なものはこれだったのかもね」

アーニャ「ダー…とても良い空気です」

みく「これから、どうやってアーニャの家に行くの?」

アーニャ「ここからは電車とバス」prrr「……もしもし、迎えですか?…ダー…待っています」ピッ

アーニャ「迎えが来てくれるのでここで待っていましょう」

みく「…すごいタイミングだにゃ」

数分後…

アーニャ「迎えがきました」

みく「迎えってこの黒い長いリムジンのことかにゃ?」

アーニャ「ダー…パパのお友達の車です」

黒服A「アナスタシアお嬢様、お久しぶりです」

みく「黒服…黒いサングラス…ムキムキ…外人……アーニャのパパさんのお友達はすごい人にゃ」

黒服B「お友達さんのスーツケース、お預かりいたします」

みく「よ…よろしくにゃ」

のあ「頼むわね。それと貴方…トカ…が…」

黒服B「…これは失礼しました」

みく「のあにゃん、今その人と何を話したのにゃ!」

アーニャ「何か飲みたいものはありますか?」

みく「みくはなんでも良いにゃ」

のあ「きょろきょろしてどうしたの、みく」

みく「初めてのリムジンで落ち着かないのにゃ」

のあ「安心しなさい、みく。このリムジンの窓には黒いフィルムが張られているから外からは見えない。
   それに最硬の防弾仕様よ。外で銃撃戦が起きても無事よ」

みく「だから、それが落ち着かないのにゃ。それに黒革のソファーに冷蔵庫に大理石のテーブルも慣れないにゃ」

のあ「慣れなさい。アーニャの家に来るたびにこの送迎だから」

みく「のあにゃんはアーニャの家に来たことあるのにゃ?」

のあ「えぇ…ちょっと、取り引きでね」

みく「取り引きって何の取り引きにゃ?」

のあ「真実を知るには対価が必要。その対価を貴方は払う気がある?」

みく「…やっぱり知らなくて良いにゃ」ガクブル

のあ「賢明な判断ね」

一時間後…

みく「ずいぶん山奥にゃ」

アーニャ「私の家は森の中にあります。自然豊かで美味しいものがたくさんあります」

黒服A「到着しました。アナスタシアお嬢様」

アーニャ「ありがとうございます。パパはいますか?」

黒服B「閣…お父様でしたら、森に行かれました」

みく「今閣下って言おうとしたよね!?」

のあ「気のせいよ」

アーニャ「みくの冗談は面白いです。長旅で疲れたのでお家に入りましょう。ただいま、ママ」

アーニャ母「おかえり、アーニャ」ダキッ

アーニャ母「のあさんも久しぶりね」

のあ「えぇ。閣下はいつお戻りに?」

みく「……普通に閣下って言っているにゃ」

アーニャ母「あの人、今日の夕ご飯取りに行くって張り切っていたからね。遅くなると思うけど、日が暮れるまでには帰ってくるわ」

のあ「そうですか」

ワンワン

アーニャ母「あー、そういえば、“ゆめ”と“バッフィー”にお昼ご飯を上げてなかったわね」

みく「ゆめ?」

アーニャ「飼っている秋田犬とカラカハンドッグの名前です」

みく「秋田犬…ゆめ…どこかで聞いた気がするにゃ」

のあ「気のせいよ」

アーニャ母「そうそう、のあさん、今度太郎さんに会ったら、これを渡しておいて頂けないかしら?」

のあ「こちらは?」

アーニャ母「最高級のウォッカよ。絶対に太郎さん喜んでいただけるってあの人言っていたわ」

のあ「確かに受け取りました。必ずお届けします」

みく「太郎さんって誰!?」

のあ「みく、パンドラの箱って知っているかしら?」

みく「もう分かったにゃ」

ダンダンダン

アーニャ母「階段を上る音…アーニャ、パパが帰ってきたわよ」

ギー





プーチン「久しぶりだな。アーニャ」

アーニャ「ヤー スクチャーユ…会いたかった、パパ」ダキッ



みく「…これアカンやつや」

だと思ったよ 笑

アーニャ母「随分早かったわね」

プーチン「銃を忘れてな」

みく(銃!今、銃って言ったにゃ)

プーチン「やはり、銃はモシン・ナガンに限る。我がロシアの誇り高き狙撃銃の感触は何物にも代えがたい」ジャキーン

みく(あわわわわわ!)

プーチン「君たちも来るか?」

アーニャ「アーニャは荷物の整理があるので」

プーチン「そうか」ショボーン

のあ「では、閣下。私と勝負と行きませんか?」カシャーン

プーチン「菊の紋章に…そのフォルム…三八式か。良いだろう。だが、ハンデとしてマエカワミクを連れて行かせてもらう」

みく(みく巻き込まれたにゃ!)

のあ「では、いつも通り。獲物を仕留めて先にこちらに写メ送った方の勝ちということで」

プーチン「良かろう」

みく(すごいところに来ちゃったにゃ。Pちゃん、みく、もう帰りたいにゃ)

プーチン「マエカワミク」

みく「はいにゃ!」

プーチン「そう畏まらなくても良い。ひとつ聞きたいのだが…私の娘はアイドル業を楽しんでいるか?」

みく(アーニャンのパパさんは閣下だけど、やっぱり一人の娘を持って娘を心配するどこにでもいる親なのにゃ。
   みく、アーニャンのパパさんを不用意に怖がったりして恥ずかしいにゃ)

みく「楽しんでいるにゃ。この間もネコミミをつけてステージで楽しそうに踊っていたにゃ」

プーチン「アーニャがネコミミ。それは君がアーニャに着けたのか?」

みく「そうにゃ、アーニャは絶対ネコミミが似合うって思ったからみくが着けたのにゃ」

プーチン「そうか。アーニャ…ネコミミ…ふむ
     君はアイドルを辞めたらロシアに来なさい。“君はふさわしい職に就き、楽しく明るい人生を送ることになる”」

みく「…ありがとうございますにゃ」

ガザガザ

??「プーチン覚悟!」ギラーン

みく「暗殺者にゃ!」

プーチン「ふん!」ガシボコッガン

??「ぐえっ!」バタン

プーチン「システマと柔道を組み合わせた私オリジナルの武術に拳銃一丁で襲いかかるとは愚か者が」

??「ごはっ!…た…助け」

プーチン「“テロリストは便所に追い詰めて肥溜めにぶち込んでやる。たとえ便所に隠れていても息の根を止めてやる”」ギロッ

みく(やっぱり怖いにゃ)ガクガク

のあ「今日は私の勝ちでしたね。閣下」

熊「」グデーン

プーチン「これで136勝94敗だな」

みく(どうやってのあにゃんが熊を抱えて持って帰ってきたのかはもう突っ込まないにゃ)

プーチン「今日の夕食は私の採った鹿と熊でシチューだな」

アーニャ母「それが良いわね。早速用意してくるわね」

黒服A「閣…お父様!報告が!」

プーチン「何があった」

黒服A「……」

プーチン「“中世のように、汚職する者の手を切り落としてしまえばいい。そうするだけで、賄賂を要求するような手はすぐになくなるさ”」

黒服A「では、そのように」

みく(どこかの誰かさんが両手を失ったにゃ!)

翌日…

みく(脳内ツッコミで疲れたわ)

のあ「閣下、非常に有意義な休暇が取れました。ありがとうございます」

プーチン「これからも娘の事を頼む」

のあ「閣下の信頼に答えるためにも全力で」

アーニャ「パパ、行ってきます」

プーチン「あぁ、いってらっしゃい。私のアーニャ」

?1「ウクライナ、バンザーイ!」

プーチン「こんなところにもテロリストか!」

?2「お前、こっちに来い!人質だ!」タララララ

みく「にゃああ!のあにゃん!アーニャのパパさん、助けてにゃ!」

のあ「みく!」パーン

プーチン「お前ら、何としてでもマエカワミクを無傷で救え!」ダダダダダダ

黒服ズ「「「はっ!」」」パンパンパン

みく「にゃあああああああ!!」

?1「うるせー、黙れ!頭に風穴出来るぞ!」ゴリ

みく「みくは死にたくないにゃ!」

??「…く」

みく「ん…んん!」

??「みく」

みく「んにゃ?アーニャン」

アーニャ「寝苦しそうにしていましたが、大丈夫ですか?どんな夢を見ていたのですか?」

みく「夢?…よかった。夢だったにゃ」グデー

のあ「それより、もうすぐライヴよ。準備は良いの?」

みく「大丈夫にゃ」

スタッフ「にゃんにゃんにゃんさん、時間でーす。お願いしまーす!」

のあ「ほら行くわよ。私達のあるべき場所へ」

アーニャ「ダー…頑張ります」

みく「みくたちのアピールタイムにゃ!」

みくはいじられ可愛い。

その頃、モスクワ…

コネコジャナイノヨ ニャオ!

プーチン「んー。やはり夜は娘のグループの歌を聞きながらウォッカを飲むに限る」グビッ

以上です。
非常に短かったですが、楽しんで頂けたら幸いです。


結局アーニャの実家に遊びに行ったこと自体が夢オチってこと?

>>21さん、
どこから、どこまでが夢だったかは皆様の想像にお任せしますが、
>>16が本当にあったことで、その前後のことが催眠によって忘れさせられたという展開もありです。

ロシアの闇に飲まれたくなければ深く考えてはいけない(真顔)

アーニャの実家
小樽だとするならロシア船籍の船が昔っから出入りしてるからねえ
空路より緩いし大量にやりとり出来るから
893も取引に使ってたっていうし(道民感)

本当の意味でやみのまされちゃうな…

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