さやか「杏子にカレシがいるってホント?」(26)

杏子「な、なんで知ってんだよ、アタシに彼氏がいるって!?」

さやか「おおっ、ホントなんだ! ねえねえ、どんな人なの?」

杏子「さ、さやかには関係ないだろっ、教える必要ねーし!」

さやか「いいじゃん教えてよー、あたしたちトモダチじゃんか!」

さやか「教えてくれないとさやかちゃん泣いちゃうぞ!」

杏子「ちっ……わかったよ、今度連れてくるよ……」

…………。

杏子「そんなわけで紹介するよ。アタシのカレシの……」

ムック「ムックですぞ」

さやか「わー! スゴいイケメンじゃん!」

さやか「毛深くて背も高くて、ワイルドで素敵!」

ムック「照れますぞ」

杏子「こ、こらさやか! あんまりムックを誉めるなよな!」

さやか「あはは、ヤキモチ妬いちゃって! 取ったりなんかしないから安心しなよー」

ムック「わたくしは杏子さん一筋ですから大丈夫ですぞ。浮気なんてしないですぞ」

杏子「む、ムックってば……もうっ///」

さやか「おーおー、惚気ちゃって!」

さやか「ムックさんは歳はお幾つなんですか?」

ムック「5歳ですぞ」

さやか「ええっ!? あたしらより年下なんだ!」

さやか「意外だなー、こんなに背ぇ高いのに」

杏子「へへっ、ムックは185cmもあるからな!」

さやか「あはは、なんで杏子が威張るってんのよ」

杏子「それにムックは凄いんだぞ! ピアノもドラムも超一流なんだ!」

さやか「へー、楽器出来るんだ! すごーい」

杏子「ダンスだってプロ級で、格好いいんだぞ!」

さやか「ふーん、『格好良い』ねぇ……にやにや」

杏子「あっ……べ、別に特別な意味なんてないからな! ただ、その、客観的に言っただけで///」

さやか「……はぁー、でも杏子は幸せそうで良いねぇ」

杏子「何だよ急に落ち込んで……もしかして、あのボーヤと上手くいってないのか?」

さやか「ううん、あたしと恭介はラブラブだよ!」

さやか「ただね、仁美が最近……その、悪い男に騙されてるっぽくて」

杏子「なんだって、そーなのか?」

さやか「うん……確か、男の名前はガ……ガチャなんとかっていうやつで」

ムック「……! その話、詳しく聞かせてもらっても良いですかな?」

期待

>>1
お前ムックだろ

つまんね

期待

???「どうだい、初めて飲むお酒の味は」

仁美「お……美味しいですわ……っけほ」

???「はは、それは良かった」

仁美(本当は美味しくないですけれど……でも)

仁美(彼に嫌われたくないですもの……ちゃんと飲まなきゃ……)

仁美(わたくしは彼に愛されるような女になるんですわ……)

???「……ふふふ」

仁美「ごくごく……ぷはぁ……」

???「良い飲みっぷりだね」

仁美「ふぁ……は、はい……」

???「気分も良くなってきたんじゃないかな?」

仁美「少し……くらくらしますわ……身体も熱くて……」

???「それじゃあ今度はこっちもチャレンジしてみようか」

仁美「……これは……?」

???「とっても楽しくなれるお薬だよ、吸ってごらん」

仁美「……っ! そ、それって……!」

仁美「いけませんわ、さすがにそれは……」

???「良いじゃないか、何事もチャレンジが必要だよ! そうボクみたいに!」

仁美「で、でも……」

???「……ふぅん、そっか。ボクの言うことが聞けないんだね、それじゃあ……」

仁美「ま、待ってくださいまし! わ、わかりました、チャレンジします」

???「ふふ、それでいいんだよ。さあ、ヒトミチャンチャレンジの始まりだ!」

仁美「っ……!」

ムック「そこまでですぞ!!」

???「なっ、き、キミは!」

ムック「いたいけな少女にまで毒牙を伸ばすとは……相変わらずの外道ですな、ガチャピン!」

ガチャピン「ふふ……良く此処が分かったね、ムック……」

ガチャピン「おや、お友達も一緒かな?」

杏子「テメーがガチャピンか……ちっ、反吐が出るツラしてがるな」

さやか「甘いマスクの裏であくどいことばっかしてます、って顔だね!」

ガチャピン「うふふ、酷いこと言うなぁ」

仁美「さ、さやかさん……杏子さん……」

さやか「仁美! あたしらが来たからにはもう大丈夫だよ!」

杏子「ほら、こっちに来な!」

仁美「わ、私は……でも……」

さやか「仁美……?! ど、どうしたの?」

仁美「私は、ガチャピンさんを愛しておりますの……だから……」

杏子「ば、馬鹿やろう! アンタはその男に騙されてるんだぞ!?」

ムック「くっ……」

ムック「ガチャピン、どうしてこんなことをするんですぞ」

ガチャピン「うふふ、やだなぁ分かってるくせに……」

ガチャピン「ボクの大好物はキミも知ってるだろ?」

ムック「っ……!! まさか!!」

ガチャピン「そうさ! 悪い子はみーんな、ボクが食べちゃうぞ!!」

杏子「……!!」

ガブッ!!

仁美「え……きゃああああ!?」

さやか「あっ……ひ、仁美ぃ!!」

さやか「そ、そんな、仁美が食べられちゃった……!」

ガチャピン「うふふ……美味しいなぁ、悪い子の味は」

ムック「なんてことをするんですぞ!!」

ガチャピン「うふふ、こうやって悪い子を食べるとボクの力がパワーアップするんだ」

ガチャピン「これで次のガチャピンチャレンジも大成功間違いなしだよ!!」

杏子「……へっ、そいつはどうかな」

ガチャピン「……なんだって?」

杏子「良く見てみな、今あんたが食ったものを……」

ガチャピン「こ、これは……! 仁美ちゃんじゃない!」

杏子「そうさ! それは志筑仁美じゃなくて通りすがりのキュゥべえさ!」

QB「残さず食べてね」

ガチャピン「くっ……! いつの間に!?」

杏子「アンタが怪しい動きをしたときに幻惑魔法ですり替えておいたのさ!」

ムック「さすがですぞ杏子さん!! すばらしいですぞ!」

杏子「えへへ……(ムックに誉められちゃった///)」

仁美「そんな……ガチャピンさん、貴方って人は……!」

ガチャピン「……ふふっ、そんな目で見ないでよ仁美ちゃん」

ガチャピン「これはボクが活躍するために必要なことだったんだからさぁ」

ガチャピン「むしろキミは幸せなんだよ? ボクのチャレンジのためのエネルギーになれるんだから……!」

仁美「ひっ……!」

ムック「これ以上は聞くに耐えませんぞ……! 黙らせてあげますぞ!」

ムック「どっせい! 上段正拳!!」

ガチャピン「うああっ!!」

ガチャピン「うう」

ムック「どうですか、私の拳の味は」

ガチャピン「……やっぱりボクはキミには勝てないんだね、ムック」

ガチャピン「思えばいつだってそうだったね、お仕事も人気も、全部キミに勝てたことなんてなかった」

ガチャピン「ボクは悔しかったんだ、キミの活躍が。キミの輝きが」

ガチャピン「だからボクは……過ちを犯してまでキミに追いつこうとしたんだ……」

ムック「ガチャピン……」

ムック「ガチャピン、心を入れ替えてやり直す気はありませんか?」

ガチャピン「えっ……?」

ムック「以前のようにまた二人でポンキッキーズをしようですぞ」

ムック「なあに、ガチャピンならすぐにまた人気者になれますぞ!」

ガチャピン「ムック……こ、こんなボクを許してくれるっていうのかい?」

ムック「もちろんですぞ!」

ガチャピン「ううっ、ありがとうムック……!」

ガチャピン「ボクはもう悪いことはしないよ! ムック!」

杏子「やったねムック! 悪をやっつけるだけじゃなくて更正させるなんて最高にカッコいいよ!」

さやか「ありがとうムックさん、おかげで仁美も助かったよ!」

仁美「わたくし目が覚めましたわ……本当にありがとうございました……!」

ムック「いえいえ、雪男として当然のことをしたまでですぞ!」

ほむら「私もムックさんのおかげでワルプルも倒せました!」

まどか「見滝原を救ってくれてありがとうムックさん!」

織莉子「いいえ見滝原だけでなく……世界はムックさんによって救世されたのです」

キリカ「ムックはまさに救世主だよ!」

かずみ「ムックさんのおかげで人間になれました!」

たると「異端審問も火炙りも何とかなりました!」

なぎさ「チーズも美味しくなったのです!」

「ムック! ムック! ムック!」

ムック「ふふ、いやぁ、誉められるほどのことではないですぞ!」

こうして世界はムックさんに救われたのだった!

ありがとうムックさん! カッコいいぞムックさん!

ムックさんは世界一のヒーローですぞ!

完!!

>>7
念のため言っておきますが私はムックではありませんぞ

>>8
ガチャピン乙ですぞ


ひどいステマを見た

まーた赤モップが糞スレを立てたのか



ムックってキチガイみたいな顔してるよな

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