妹「超重大発表ですよ…それはもうとんでもなく」
兄「………」
妹「いいですか?言いますよ?…覚悟してくださいね?」
兄「………」
妹「…すぅ…はぁ…すぅ…」
兄「………」
妹「実は…実は私たち………
本当の兄妹じゃないんです!!」ババーン!
兄「………」
妹「………」
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ほう…続けたまえ
血縁が無いなら結k
妹「……なんつってね…へへ…冗談ですよ…だって私たち双子じゃないですか…クリソツですよ…これで血が繋がって無かったら何だっつー感じですわ」
兄「………」
妹「ちょっとそんな怒らないでくださいよ…ちょっとした場を盛り上げるジョークですよジョーク」
兄「………」
妹「ああもう…ノリ悪いなぁ…何かリアクションとって下さいよ…面白く無いですよ」
兄「………」
妹「…………」
妹「…一発芸やりまーす!!」
兄「………」
妹「三点倒立!!!」ババーン!
兄「………」
妹「…くっ…ほっ…!」ユラユラ…
兄「………」
妹「あっ…頭に血が上って来た…ヤバいヤバい」ユラユラ…
兄「………」
妹「ギブアップ!!!」ビッターン!!
兄「………」
妹「……………」
兄は…死んだのか…
妹「体張ったボケまでノーリアクションとはね…はは…なかなか残酷ですね兄さん」
兄「………」
妹「…何が気に要らないんですか?…あっ
分かった!お腹減ってるんですね?」
兄「………」
妹「それならそうと早く言って下さいよーまったく…手間の掛かる人だなぁ」
兄「………」
妹「でも安心してください!…こんな事もあろうかと…ジャジャーン!カロリー○イト!!」
兄「………」
妹「さっ召し上がれ!」
妹「さぁさぁ…兄さんの好きなメープルシロップ味ですよ!…ほらっ!」
兄「………」
妹「…どうしたんですか?食べないんですか?」
兄「………」
妹「もう…兄さん?…ホントしょうがないなぁ…分かりました!私が食べさせてあげましょう!!」
兄「………」
妹「はい…あーん」
兄「………」
妹「あーん」
妹「…兄さん?あーん!!」
兄「………」
妹「あーん!!口!!開けてください!!」
兄「………」
妹「開けて!!早く!!ほらっ!!何してるんですか!!!」
ガツッガツッガツッ
兄「………」
妹「開けろ!!開けろ!!開けろ!!」
ガツッガツッガツッ
ボロボロボロ…
兄「………」
妹「くっ……はぁ…はぁ…はぁ…」
兄「………」
妹「…………」
妹「…は、はは…ごめんなさい兄さん…柄にも無く興奮しちゃいました…」
兄「………」
妹「って兄さんも兄さんですよ!…お腹減ってないなら言ってくれてもいいじゃないですか!…もう」
兄「………」
妹「あーあ…ボロボロになっちゃいましたよ…もったいないなぁ…貴重な食料なんですよ…」
兄「………」
妹「…まったく…本当に世話が掛かるんだから…」
鬱展開の予感しかしない
妹「……兄さん…体調が悪いなら言ってくれてもいいんですよ?」
兄「………」
妹「たったふたりの家族じゃないですか…もっと私を頼ってくださいよ…私ばっかり頼りっぱなしじゃないですか…そんなの不公平です」
兄「………」
妹「なーんて言っても…無駄なんでしょうね…兄さん…筋金入りの頑固者ですからね…ふふ」
兄「………」
妹「でも…それでも私は…守られてばかりは嫌だったんです…貴方と同じ場所に立って…肩を並べたかった」
兄「………」
妹「…………」
妹「…なーんつって!…なんだか湿っぽくなっちゃいましたね!やだやだ…」
兄「………」
妹「……日が暮れて来ましね…ほら…兄さん…見てください、夕陽…とっても綺麗ですよ」
兄「………」
妹「……この光景だけは…いつまでたっても変わらないですよね…」
兄「………」
妹「…正直ちょっとズルいですよ…変わらないなんて…ズルい」
兄「………」
妹「なんて言っても意味ないですけど」
妹「すっかり真っ暗になっちゃいましたよ兄さん…寒いですね…でも火は起こせないです…ごめんなさい」
兄「………」
妹「変わりと言っては何ですが…私が!
兄さんを暖めてあげますよ!!」
兄「………」
妹「ちょっとちょっと!黙らないで下さいよ!!私だって言ってて少し恥ずかしいんですから!!」
兄「………」
妹「まったく兄さんにはデリカシーが足りませんよ…反省してくださいね!」
兄「………」
妹「…………」
妹「…兄さん」ギュ…
兄「………」
妹「どうですか…?暖かいですか?」
兄「………」
妹「兄さんはちょっと…冷たいですね…
ふふ」
兄「………」
妹「でもいいんです…心はすっごく暖かいですよ…私、…兄さんはどうですか?」
兄「………」
妹「………おやすみなさい…兄さん」
妹「ん…んんぅ…ふぁぁ」
兄「………」
妹「兄さん!おはようございます!」
兄「………」
妹「いやぁ…いい天気ですね兄さん…朝日が眩しいぜ…」
兄「………」
ブーン ブーン……
妹「……え?」
ウネウネ…
妹「っ!!!!」
ああ…
妹「あっああああああああああああ!
!!」
兄「………」
妹「貴様ら!!!兄さんから離れろっ!!!この!!汚らわしい蟲どもっ!!!」バシッバシッ!
ブチブチ…
妹「貴様らの様な奴らがっ!触れていい存在じゃないんだ!!!」
ブチブチッブチ…
妹「っ!!はぁ…はぁ…クソッ」
兄「………」
妹「は、はは…大丈夫ですか?…兄さん」
兄「………」
妹「なんなんですかあいつら…兄さんに寄ってたかって…図々しい」
兄「………」
妹「…でも安心してくださいね!…何度湧こうが私が徹底的にぶっ潰してあげますから!!何も心配いりませんよ!」
兄「………」
妹「兄さんの身体は私だけのモノですからね……なんちゃって!!」ババーン!
兄「………」
妹「…………」
妹「……兄さん…何か…欲しいものとか…ないですか?」
兄「………」
妹「つってもなにもありませんけどね!!」
兄「………」
妹「でも…一つだけありますよ…あげられるもの」
兄「………」
妹「……私です」
兄「………」
妹「………兄さん」
妹「…………ふふふふ…ふふ」
兄「………」
妹「ざーんねーん!!ドッキリでしたー!!!!びっくりしましたか!?
驚きましたか!?」
兄「………」
妹「余りの衝撃にぐうの音も出ない様ですねー…ふふ」
兄「………」
妹「…そんな事…無理に決まってるじゃないですか…だって…私たち兄妹ですからね」
兄「………」
妹「ふふふ…」
妹「…でも…キス…位なら…いいですよ」
兄「………」
妹「……兄さん」
兄「………」
妹「……………」
ーーーーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーーーー
ーーーーーー
妹「……あの日から随分経ちましたね」
兄「………」
妹「…兄さん…すっかり痩せちゃいましたね…ふふふ」
兄「………」
妹「…さーて…今日も元気だしてーーー
ーーーっ!!!!」
兄「………」
妹「…兄さん…ごめんなさい…お客さんが来たみたいです…ちょっと相手して来ます、すぐ戻りますか…待ってて下さい」
兄「………」
妹「……やはり貴様らだったか」
「……………」
妹「戯けが、何度挑もうと同じだ…貴様ら如きにこの私が殺せる訳が無い」
「……………」
妹「今すぐ貴様らの首を飛ばしてやる」
ザザザッ!
妹「……雑魚がどれだけ群れようと雑魚に変わりは無い、死体の数が増えるだけだ」
バッ!!!!
妹「!」
ーーーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーーーー
ーーーーーー
妹「…兄さん…今戻りました」
兄「………」
妹「へへ…ちょっと手こずっちゃいましたぁ…あっ」ガクッ
兄「………」
妹「……見てくださいよ…ふふ…お腹にぽっかり穴空いちゃいましたよ…すごくないですか?」
兄「………」
妹「ふ…ふふ……ふふ…一発芸…やりまーす……」
兄「………」
妹「…ドーナッツ…なんちゃって!!」
ババーン!
兄「………」
妹「あっ…今…笑いましたね…?ふふ
やったぁ…」
兄「………」
妹「ふふ…ふふふ」
妹「…………ふふふ」
兄「………」
妹「………あれ…急に暗くなった」
兄「………」
妹「兄さん…どこですか…兄さん…何も見えない」ズリズリ
兄「………」
妹「あっ…兄さん…ここに居たんですね」
兄「………」
妹「ふふふ…兄さん…兄さん…」
あぁ…………
妹「ふふふ…ふふ…兄さんの膝枕…久しぶりです」
兄「………」
妹「ちょっと硬いけど…ふふふ」
兄「………」
妹「…ゴボッ!?っはっは…」ボタボタ
兄「………」
妹「に…いさん…兄…さ…ん…」ヒューヒュー
兄「………」
妹「ふふ…ふ…ふふふ」ヒューヒュー
兄「………」
妹「すきなの…ふふ…ふ」ヒューヒュー
兄「………」
兄「…………」
妹「………………」ヒューヒュー
妹「…お兄ちゃん…あたま…なでて…」
兄「………………」
フワッ
妹「!……あ…ありが …とう」ポロポロ
兄「………」
妹「」
兄「………」
ヒュゥゥゥゥゥ
妹「」
兄「………」
兄「妹よ」
妹「…………なーに」
兄「…お前のマンガ本とゲームとラノベ、全部没収な」
妹「ゲェッ!!?」
完
まさかのラノベ落ちである
良かった…潰された蛆虫はいないんだね
くぅ疲
これにて完結です
全部妹の1人芝居です
お突き合いありがとうございました
おう突き合ってやるからケツだせよあくしろよ
こういう兄妹が出てくる漫画かラノベ教えてください!><
は?なにこの終わり方
名作だったわww
泣いた?!この俺が?!
良かった…死んでしまった兄はいなかったんだね…
このSSまとめへのコメント
謎だなwww