絵里「妹たちを抱き締めたいチカ!」 (70)
絵里「私は妹帝国の皇帝エリーチカ一世チカ」
絵里「せっかく妹帝国を作ったのに、妹たちは全然ちゅっちゅっさせてくれないチカ…」
絵里「だから!」
絵里「ちゅっちゅっがダメなら、すきすき~(ハグ)すればいいじゃない!」
絵里「ということで!」
絵里「すきすきのモフモフのクンカクンカで手を打つわ」
・・・・
絵里「早速、一年生の教室に来たチカ」
ガララッ
絵里「やっぱり最初は凛からすきすき~!」
凛「…!」
凛「絵里ちゃん…」
凛「何…?またちゅっちゅっしに来たの!?」
凛「嫌だからね!あっち行くにゃ!」
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絵里「まぁ…酷いことを言うのね…」
絵里「まあ、いいわ…」
絵里「今日はちゅっちゅっじゃないわ!」
凛「ちゅっちゅっじゃない?」
凛「じゃあ何が目的にゃ!?」
絵里「今日は凛を抱き締めに来たわ」
凛「!?」
凛「嫌にゃ!!」
凛「どうせお尻さわるんでしょ!」
凛「凛のきゅっと上がった可愛いお尻を!」
絵里「触るに決まってるチカ!(触るわけないじゃない)」
凛「…」ジトッ
絵里「はっ!しまったチカ!」
かしこい
かわいい
にっこにっこにー
凛「近寄らないでね!」
絵里「お姉ちゃんに向かってそのセリフ…」
絵里「お仕置きが必要チカ…」
凛「ひっ!」
絵里「凛」
凛「な、なに?」
絵里「3500円」
凛「!」
絵里「ラーメン屋で私に払わせた代金チカ」
凛「そ、それがどうしたにゃ!お姉ちゃんだからラーメン奢ってくれるくらい普通だよ!」
絵里「高校生のお小遣いで3500円は大金よ」
絵里「そんな大金の支払いを勝手に押し付けたこと…」
絵里「海未に言い付けたらどうなることか…ふふふ」
凛「!?」
凛「にゃ…にゃ…にゃ…」ガタガタ
これはかしこい
あくどい
凛「嫌にゃ…嫌にゃ…」
凛「もう…うさぎ跳びは嫌にゃ…」ガタガタ
絵里(ヤバいくらい効いてるチカ…)
凛「あれをするなら絵里ちゃんにおもちゃにされる方がマシにゃ…」
絵里「おもちゃって…」
絵里「まあ、いいわ…」
絵里「うまくいきそうチカ…」
絵里「海未、ハラショー」
絵里「後で、すきすきしてあげるからね」
凛「お願いだから海未ちゃんには黙ってて欲しいにゃ…」
凛「リリホワの練習が地獄になっちゃう…」
絵里「いいわ」
絵里「黙っててあげるチカ」
リリホワ三人の関係性好き
リリえり意識したことないけどよさそう
絵里「凛、行くわよ…」
凛「どんとこいっ…」
絵里「凛!好きチカ!」ダキッ
絵里「凛!可愛いチカ!」スリスリ
絵里「凛!いい匂いチカ!」クンカクンカ
絵里「凛!愛してるチカ!」モフモフ
凛「にゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
・・・・
凛「…」グテッ
凛「凛は…もう…ダメ…にゃ…」
凛「ラーメン…を食べないと…」
絵里「ほら、これで行って来なさい」スッ
凛「!」
凛「やったにゃ!」
凛「絵里お姉ちゃんありがとう!」タタッ
絵里「まったく…可愛い子ね」
続きかw
すきすき
ぷわぷわしちゃお
絵里「さて…次は花陽だけど…」
絵里「今日は準備してきたから、おそらく楽勝チカ」
絵里「かしこいエリーチカ」
・・・・
シュボーッ
絵里「ふふふ…家から炊飯器を持ってきたチカ…」
絵里「すぅ…はぁ~」
絵里「いい匂いチカ…」
絵里「きっと花陽も吸い寄せられるはず…」
花陽「ご飯…ご飯…炊きたてのご飯…」フラー
絵里「おっと、早くも罠にかかりそう…」
花陽「炊飯器…誰の?」
花陽「まあ…いいや…」
ガチャッ
花陽「いただきます…」
花陽「…」モグモグ
花陽「…」モグモグ
花陽「…」モグモグ
花陽「ごちそうさま…」ペロリ
絵里「!?」
絵里「あれ?一瞬で無くなった…」
絵里「そんな…食べてる間にすきすきするはずだったのに…」
花陽「…」
花陽「絵里ちゃん…」
絵里「!!」
絵里「あ、あら」
絵里「どうしたの?花陽…」
花陽「このご飯…絵里ちゃんが炊いたの?」
絵里「そ、そうよ!勝手に全部食べちゃって!」
絵里「まったく困った…」
花陽「水が多い…」
絵里「えっ」
花陽「このご飯、炊くときに水を入れすぎだよ」
絵里「そ、そう」
花陽「あと、これ冷水で洗ってないでしょ」
絵里「えっ…」
>>11
セクハラしてお金渡すってこれ完全に(rya
花陽「あと、吸水時間も設けてないでしょ」
花陽「このお米、多分結構高いやつだよね」
花陽「せっかく、こんないいお米を炊くっていうのに…」
花陽「こんなに雑な炊き方じゃ…」
絵里「は、花陽?」
花陽「お米に失礼だよっ!!」ドンッ
絵里「ひぃぃぃ!」
花陽「いつもこんな感じで炊いてるの?」
花陽「もしそうなら…」
・・・・
絵里「ごめんなさいチカ…お米はちゃんと蒸してから炊きます…」
絵里「洗うときは冷水を使います…」
絵里「だから…許して…」
花陽「分かればいいんだよ」
絵里「ありがとう…って!」
絵里「何で勝手にお米食べられて、私が怒られてるの!?」
絵里「花陽!!」
絵里「エリチカ怒ったチカ!」
絵里「この事はことりに言い付ける!」
花陽「!?」
チクリ魔エリチ
凛ちゃん→海未
途中送信してしまった
凛ちゃん→海未ちゃんとかよちん→ことりちゃんだと凛ちゃんのプレッシャーの方が五倍くらい多そうだなww
花陽「ことりちゃんに!?」
花陽「それはダメぇ!」
花陽「おやつにされる…」ガタガタ
~
(▼8▼)「カヨチャン!」
(▼8▼)「オコメハ コウブツ チュン!」
(▼8▼)「コトリノ オヤツチュン!」
(▼8▼)「チュン!チュン!」
花陽「いやぁぁぁぁぁ!お米食べないでぇ!」
(▼8▼)「チュン!チュン!」
花陽「やめてぇぇぇぇぇ!」
(▼8▼)「アネゴノ イウトオリチュン!」
(▼8▼)「ウマイチュン!」
~
花陽「はぁぁぁ!?」
絵里「今ならすきすき一回で見逃してあげるわ」
花陽「していいから!ことりちゃんには言わないで!」
絵里「花陽!」ダキッスリスリクンカクンカ
ことりちゃんはあのままか……
ああ…そういえばそうだった…
・・・・
絵里「はぁ…花陽を堪能したチカ…」
花陽「ちゅんちゅんしないでぇ…」
絵里「花陽、お弁当のピラフ分けてあげるから元気だすチカ」
花陽「ピラフ!?」
花陽「本当に!?」
花陽「お姉ちゃん…」ダキッ
絵里「甘えん坊ね」ニコニコ
・・・・
絵里「ふふふ、今のところエリチカのペースを保ってるわ…」
絵里「次は真姫ね…楽勝楽勝!」
絵里「音楽室チカ!」ダダダ
2年生の威を借るポンコツチカ
音楽室
ガララッ
絵里「真姫!」
絵里「お姉ちゃんが来たわよ」
絵里「さあ、頭を撫でてあげ…」
真姫「…ふふっ、気持ちいいわ」
真姫「もっと撫でて…ママ…」
希「甘えん坊やなぁ…」ナデナデ
絵里「!!??」
絵里「希!何で…真姫!?」
絵里「ママ…って!?」
希「えりち、ごめんな」
希「真姫ちゃんはもう、えりちの妹や無いで」
希「うちの娘や!」
絵里「はぁ!?」
希「あと…この子もな!」
にこ「希…ママぁ…」ダキッ
にこ「好きよ…」
絵里「にこ!」
希「二人ともうちの母性に蕩けきってるわ…」
希「二人の事はうちに任せてや」
絵里「な、何を!?」
!?
のんたんかしこい
さすがのんたんや!
エリちものんたんの娘になれば二人を妹に出来るんじゃ…
絵里「何でそんなことするチカ!」
希「ふっ、わからん?」
絵里「え…」
希「えりちが前やってたんと同じよ」
希「うちは娘帝国を作るんや!」
絵里(語呂悪い…)
希「そのために二人を娘にしたんよ」
希「そして…」
希「他の子達も…ふふっ」
絵里「!?」
絵里「まずいチカ…」
絵里「他の子までも…」
絵里「二年…二年の子達を!」ダダッ
希「あはは、行ってもうた」
希「あんなに血相変えて…」
希「えりちが悪いんやからね」
シリアルの予感!
>>32
朝食か?
廊下
絵里「はぁ!…はぁ!」
ドンッ
「きゃっ!」
絵里「あっ!ごめんなさい!私、急いでて…」
絵里「…って穂乃果!」
穂乃果「…」ポロポロ
絵里「穂乃果…?何で泣いてるの?」
絵里「もしかして…今のでどこか打った…?」
絵里「ごめんね、少し見せて…」
パシッ
絵里「!」
穂乃果「…ごめん、絵里ちゃん…」タタッ
絵里「ああっ!穂乃果!」
絵里「何だったの?」
これはのんたん妬いてますね…チカもアホかわいい
絵里「何で穂乃果は泣いて…?」
「絵里…」
絵里「!」
海未「絵里…グスッ」
絵里「海未…どうしたの…?」
絵里「そんなに目を腫らして…」
海未「うぅ…」
絵里「海未」ダキッ
絵里「お姉ちゃんの胸で泣くチカ…」
海未「うぅ…」ポロポロ
海未「ぅぅぅぅ…おねぇ…グスッ…さま…」
絵里「ゆっくりでいいから、何があったか教えて?」
海未「…」コクッ
海未「穂乃果と…ヒック…ケンカして…」
絵里「ケンカ…」
海未「穂乃果が…もう私の事…嫌いって…」
絵里「そう…」
絵里「どうしてケンカを…?」
海未「それが…」
~
穂乃果「海未ちゃん、あーん」
海未「穂乃果、お弁当もう食べちゃったんですか?」
穂乃果「うん…だから!あーん…」
海未「まったく…仕方ないですね」
海未「はい、あーん」
穂乃果「あーん…」
穂乃果「ん~」モグモグ
穂乃果「美味しい…」
(▼8▼)「ヨッ! オアツイネ! オフタリサン!」
海未「もうっ!ことりは!」
海未「茶化さないでください!」
穂乃果「ことりちゃんは最近…なんか…変だね」
(▼8▼)「ロックンロールチュン!」
穂乃果「そ、そう…」
(▼8▼)「フタリハ イツ ケッコンスル チュン?」
穂乃果「結婚!?」
(▼8▼)「ソウチュン!」
海未「まだ…そんなことは…///」
(▼8▼)「ドッチガ オヨメサン チュン?」
穂乃果「どっちがお嫁さんかって!?」
穂乃果「それは…///」
海未「穂乃果…ですかね」
穂乃果「ええっ!?海未ちゃんだよ!」
海未「私なんて…女の子らしくありませんし…」
穂乃果「どこが!?」
穂乃果「そんなに可愛い顔してるくせに!」
穂乃果「あとその綺麗な髪!」
海未「顔は穂乃果の方が可愛いです!」
海未「全体的に見ても穂乃果の方が可愛いんですっ!」
海未「だから、穂乃果がお嫁さんです!」
穂乃果「海未ちゃんだって!」
海未「穂乃果です!」
穂乃果「むぅー!」
海未「むむむっ!」
穂乃果「海未ちゃんの馬鹿!」
海未「穂乃果だって!馬鹿ぁ!」
~
海未「というわけで…口喧嘩に…」
絵里「は?」
海未「それで…つい」
絵里「嫌いって言っちゃったの?」
海未「…」コクッ
絵里「それで、穂乃果も海未のこと嫌いって?」
海未「…」コクッ
絵里(理由は何だか腹立つけど…)
絵里(海未は間違いなく悲しんでるわ…)
絵里「そう…辛かったわね…」ナデナデ
海未「うぇぇぇぇん…」
絵里「落ち着くまで、お姉ちゃんの胸で思う存分泣きなさい…」
海未「おねぇ…さま…」
絵里(こうなると…穂乃果の方も気がかりね…)
なんだかんだ目的を達成している辺りかしこいチカなのか
絵里「…よしよし」ナデナデ
海未「…グスッ…」ギュッ
絵里「大丈夫よ…絶対仲直り出来るから…」
絵里「今までもそうだったんでしょ?」
海未「…」
絵里「ケンカしては仲直りして…ケンカしては仲直りして…」
絵里「そうやって二人の絆は強くなっていったんでしょ?」
海未「…」コクッ
絵里「なら今回も大丈夫だから…」
絵里「きっと次はもっと硬い絆に変わるわよ」
海未「ありがとう…」
海未「…おねぇ…さま…」キュッ
絵里「ぐふっ!」
絵里(な、なに!?この可愛い生き物は…!?)
絵里(きゅっ…と弱々しく私の体に抱きつく海未…)
絵里(破壊力が…凄いチカ…)
絵里(ハラショー…これが海未の妹力…)
絵里「海未ぃ!」
海未「!?」
絵里「お姉ちゃんが抱き締めてあげるチカァァァ!!」ダキッスリスリクンカクンカ
海未「なっ!!」
絵里「ヤバっ!?何このいい匂い!?穂乃果並みじゃない!?」
海未「や、やめてください!」
絵里「怖がらなくていいのよ!」
絵里「妹は最高チカ!」ガバッ
海未「いやぁぁぁぁぁ!」
この隙に穂乃果寝取られてそう
この間にものんたん勢力は拡大していく
海未「あぁぁぁ…」
絵里「…やってしまったチカ…」
絵里(海未の妹力を前にして…まったく抑えきれなかった…)
絵里「妹には勝てなかったチカ…」
海未「絵里…」
絵里「ひぃ!」ゾクッ
絵里「ごめんなさい…許してください…お願いします…」
海未「絵里のお陰で元気が出ました」
海未「今回も…ちゃんと仲直り出来る気がします!」
絵里「…」
絵里「そう…よかった」
絵里「じゃあ一緒に穂乃果の所へ行きましょうね」
海未「はい」
一方
穂乃果「…グスッ」
穂乃果「海未ちゃんのバカ…」
穂乃果「穂乃果は海未ちゃんが好きなだけなのに…」
穂乃果「…」
「穂乃果ちゃん、どうしたん?」
穂乃果「!」
希「元気ないやん?」
穂乃果「希ちゃん…」
希「何かあったん?」
穂乃果「…」
穂乃果「何も…」スタスタ
ギュッ
穂乃果「!」
穂乃果「あっ、ああ…」
希「穂乃果ちゃん、そんなに泣いて…可愛い顔が台無しよ?」
希「うちが何でも聞いてあげるから…」
ポフン
希「ほら、うちの胸においで…」
穂乃果「希…ちゃん…」ムニュッ
希「希…おかあさん…やろ?」
穂乃果「希おかあさん…」ギュッ
希「いい子…いい子…」ナデナデ
穂乃果「穂乃果ね…海未ちゃんと…」
・・・・
絵里「穂乃果…見つからないチカ…」
海未「部室にもいませんでした…」
海未「一体どこに…」
絵里「どうすれば…」
「アネゴ!」
絵里「その声は!ことり!」
(▼8▼)「コトリ ホノカチャンノ バショガ ワカルチュン!」
(▼8▼)「コトリノ シャテイ ガ ミテタチュン!」
海未「ことり、室内でサングラスはやめたほうが…」
(▼8▼)「ウルセェ チュン!」
(▼8▼)「コレハ コトリノ ロックンロール チュン!」
(▼8▼)「クチダシ ムヨウチュン!」
絵里「そ、そんなことより!穂乃果の場所は!?」
(▼8▼)「オンガクシツ チュン!」
絵里「音楽室!?」
絵里「まさか…!」
絵里「急ぐわよ!」
海未「?」
(▼8▼)「コトリモ オトモスルチュン!」
音楽室
ガララッ
絵里「希!穂乃果は!?」
希「ふふっ…遅かったやん?」
希「穂乃果ちゃんなら…ほら」
穂乃果「おかあさん…おっぱい…」サワサワ
希「やんっ…穂乃果ちゃん…」
希「めっ!」
穂乃果「あぅ…」
希「撫でてあげるから、我慢してな?」ナデナデ
穂乃果「はふぅ…」
穂乃果「おかあさん…」
絵里「そんな…穂乃果ぁ!」
希「穂乃果ちゃんは正直難しいと思ってたけどな…」
希「海未ちゃんとケンカして、だいぶ不安定やったし…意外にあっさりと娘に出来たよ」
絵里「穂乃果は私の妹よ!?返して!」
希「何言ってるん?うちの娘やから」
希「この子らも同じよ?」
凛「希ママ、ラーメンも作れるんだ!美味しいよ!」ズルズル
花陽「さすが希ママ…お米の炊き方も完璧だよぉ…」モグモグ
絵里「あああ!凛!花陽!」
希「どう?うちの母性は?凄いやろ?」
これはエリーチカ誤算だったな
こののんたんはかしこい
絵里「希!好きな食べ物で釣るなんて!」
絵里「卑怯極まりないわ!」
希「何が卑怯なんよ」
希「娘の大好きなメニューを美味しく作れるのもママの力やと思うんよ」
希「ねぇ?二人とも」
凛「うん!ラーメン美味しいにゃー!」ズルズル
花陽「ママは料理上手じゃないとね!」モグモグ
絵里「くぅぅぅぅ!」
海未「お姉さま!」
(▼8▼)「アネゴ!」
海未「あの二人は私達に任せてください」
(▼8▼)「コトリノ オヤツニ スルチュン!」
絵里「頼んだわよ…」
絵里「私は…穂乃果を!」
縺ゅ≠...
前スレのタイトル教えてくれチュン
>>52
絵里「妹帝国を作るチカ!」
これにゃ>ω</
>>53
凛ちゃんありがとう!
花陽「やっぱり…ママのご飯は素晴らしいよ…」モグモグ
花陽「この味…いいお米を使ってるだけじゃなくて、お水の量から研ぎ方まで…」モグモグ
花陽「この季節の気温や湿度あった適切な方法で行われているよ…」モグモグ
花陽「こんなのお米への愛がないと仲々出来ることじゃないよ!ママ凄い!」モグモグ
希「お米への愛だなんて…ただうちは花陽ちゃんの笑顔が見たくて、美味しく炊けるように頑張っただけよ?」
花陽「うぅ…ママ…」
(▼8▼)「…」
花陽「ママ好き!」
(▼8▼)「スキスキ!プワプワ!」
花陽「スキスキ!プワプワしちゃおう!」
花陽「!?」
(▼8▼)「コトリモ オコメスキスキ!」
花陽「ひぃぃぃぃぃ!ことりちゃんっ!」
(▼8▼)「デモ カヨチャン ノ ホウガスキスキ!」
(▼8▼)「オヤツニ スルチュン!」
花陽「あわあわ…」ガクガク
(▼8▼)「チュンチュン」
花陽「いやぁぁぁぁぁ!おやつにしないでぇー!」
花陽「ママ助けてぇぇぇぇぇぇ!」
希「花陽ちゃん、ことりさんと遊んでるん?」
希「微笑ましいなぁ…ケガには気を付けるんよ?」
花陽「えぇぇぇぇぇぇ!?」
海未「凛」
凛「なに?今、ラーメン食べてて忙しいにゃ…」ズルズル
海未「すこーし小耳に挟んだのですが…」
凛「もう…うるさいにゃ~…」
海未「3500円…」
凛「!?」ビクッ
凛「にゃにゃ!?」
海未「何でその事を!?みたいな目ですね」
凛「絵里ちゃん…喋ったのぉ!?」
絵里「…」プイッ
凛「なぁっ!?」
海未「お金のやり取りを適当済ますこと…それはトラブルの元です」
海未「今回は絵里ですから、問題にはならずに済んだものの…」
凛「ひぃぃぃ!」
海未「わかってますよね?凛…」
凛「えぇぇぇ…」
海未「罰として、次のユニット練習は一人箱根駅伝ですね」
凛「!?!?!?」
凛「そんな!?頭おかしいよ!?ママ!助けて!」
希「凛ちゃん」
希「海未ちゃんの言う通り…お金の事はもっと慎重にするべきや…」
希「何があったか知らんけど…」
希「凛ちゃんが罰を与えられるような悪いことをしたなら…」
希「罰をしっかり受けるべきよ…」
凛「そんな!?」
希「大丈夫、ママも一緒に罰を受けるから…」
海未「同じユニットですから、どのみち希にもやってもらいますけどね」
絵里「穂乃果!」
穂乃果「なぁに…絵里ちゃん」スリスリ
穂乃果「穂乃果、おかあさんにすきすき~するのに忙しいんだよね」
絵里「そんなの私がやってあげるから!こっちへおいで!」
穂乃果「おかあさんがいいもん…」
穂乃果「おかあさんは穂乃果が落ち込んでる時…優しく抱き締めてくれたんだもん…」
絵里「お姉ちゃんだって!あなたを抱き締めてあげられるわ!だから!」
穂乃果「…」
希「無駄やって…えりち」
希「やっぱり母と姉では包容力が全然違うよ」
希「抱き締める事に関して、姉のえりちに勝ち目はないよ」
絵里「そんなことないわ!」
絵里「きっと!姉だって!」
絵里「母に負けないくらい優しく抱き締めてあげられる!」
希「なら、やってみたら?」
希「あの二人…大事なうちの娘達や」
にこ「ママ…」
真姫「…?」
希「果たして…えりちが抱き締めて、お姉ちゃんって呼んで貰えるかな?」
希「きっと拒絶されるはずよ」
希「だって二人はうちの愛をたっぷり受けてるんやもん」
絵里「…やってやるわよ」
絵里「ほら、にこ」
絵里「おいで…」
にこ「…」プイッ
絵里「そんな…」
絵里「真姫!」
真姫「…」プイッ
絵里「…!」
希「やっぱり…二人とも姉なんかより母を求めてるんや」
希「姉なんてお払い箱なんやから…」フルフル
絵里「の、希…?あなた震えてるわよ…?」
希「何でもない…」
希「それより、これでもうわかったやろ?」
絵里「まだよ…まだ抱き締めてない…」
絵里「にこ…!」ダキッ
にこ「…!」
にこ「いやっ!やめて!」
絵里「にこ…あなたが妹になった日の事覚えてる?」
にこ「…?」
絵里「あなたはその小さな体で、色んなものを背負っていて…」
絵里「私はあの時思ったの…この子の背負ってるもの…肩代わり出来たらって…」
絵里「にこの全てを受け止める事が出来るお姉ちゃんでいるって誓ったのよ」
絵里「それは今でも変わってないわ…」
にこ「…!」
にこ「…」
にこ「…おねぇ…ちゃん…」
希「…!」
絵里「…」
絵里「そうよ!はぁぁ…にこ…」ギュッ
絵里「また呼んでくれて…嬉しいわ」
にこ「思い出したわ…おねぇちゃんの愛…とても重い愛を」
絵里「もう絶対に離さないわ…」
真姫「あぁぁ…」
絵里「真姫…あなたもおいで」
真姫「…」ギュッ
真姫「あの時みたいに…撫でて欲しい」
絵里「ええ…」ナデナデ
真姫「嬉しい…」
希「…そんな」
希「今さら…姉の愛が届くなんて…」
絵里「二人とも…愛してるわ…」ギュッ
にこ「おねぇちゃん…好き」
真姫「おねぇちゃん…私も…」
希「…」
希「バカ…」
希「えりちのアホォー!」
絵里「うぇ!?」
希「また…そうやって妹ばっかり…」ポロポロ
希「うちの事はいっつもほったらかして…」ポロポロ
希「もう…いいや…」スタスタ
絵里「希!どこへ…」
希「もう、帰る…」
穂乃果「おかあさん…」ギュッ
希「…穂乃果ちゃん、ごめんな」
希「うちはもう…」
希「ほら、あの人がお姉ちゃんやろ?」
希「抱き締めてもらうといいよ…」
穂乃果「…」
ガララッ
絵里「希…」
絵里「一体何だって言うのよ…」
穂乃果「…」
海未「穂乃果!」ダキッ
海未「ごめんなさい…ごめんなさい…」
穂乃果「海未ちゃん…」
海未「私…穂乃果のこと…嫌いだなんて思って無いですから!」
穂乃果「そんなの穂乃果だって…ごめんね…」
穂乃果「本当は大好きだから…」
海未「穂乃果…ぁ」
穂乃果「海未ちゃん!」
絵里「希は一体何だって言うのよ…」
絵里「意味がわからないチカ…」
(▼8▼)「アネゴ…」
真姫「おねぇちゃん…希ママはきっと… 寂しかったんだよ…」
絵里「え…」
にこ「うん…希ママが私達を抱く時の目は…いつも何処か寂しげで…」
海未「それに…」
海未「私達はお姉さま…なんて言ってますけど…結局は血の繋がりなんて無い…他人ですから…」
海未「そんな人達をお姉さまは抱き締め、匂いを嗅ぎ、時にはキスする…」
海未「恋人の希には耐えられない事だったのでしょうね」
絵里「…!」
絵里「希…」
絵里(そう…結局、この子達は他人…)
絵里(ちゅっちゅっなんて、普通はする関係じゃない…)
絵里(妻の希が嫉妬をして当然…)
絵里(私は…選ばないといけないのかもしれないわ…)
絵里(希を取るか…妹達を取るのか…)
(▼8▼)「アネゴ」
絵里「…?」
(▼8▼)「ノゾミ ネェサン ノトコロヘ」
(▼8▼)「イッテコイ チュン!」
海未「そうです。今すぐ追いかけるべきです」
穂乃果「おかあさんはお姉ちゃんが追いかけてくるの…待ってるよ」
にこ「ママを悲しませちゃダメだからね!」
真姫「そうよ、二人とも私の大切な人なんだから…」
凛「凛も二人とも大好きにゃー!」
花陽「お米と同じくらい好きです!」
絵里「あなたたち…」
(▼8▼)「サア!ハヤク!」
絵里「ええ!」
絵里(希か妹達…どっちを選ぶ…?)
絵里(そんなの決まってるじゃない!)
絵里(私は両方選ぶわ!)
絵里(どっちの笑顔も守ってみせる!)
(・8・)このちゅんちゅんかっこいいちゅん
・・・・
希「…グスッ」
希「うぅ…あほぉ…」
・・・・
絵里「はぁ…はぁ…」タタタッ
絵里「もっと…速く…」
絵里「希に追い付けない…」
絵里「はぁ…はぁ…」
絵里「もうすぐなのに…」
絵里「届かない…」
海未「お姉さまー!頑張ってー!」
穂乃果「お姉ちゃん!もうすぐ!」
(▼8▼)「アネゴォォォォォォ!」
花陽「お姉ちゃん!はむっ…」モグモグ
凛「頑張って走るにゃー!美味しいにゃー!」ズルズル
にこ「もうすぐよ!ママはもうすぐ!」
真姫「諦めないで!」
絵里(!)
絵里(聞こえる…)
絵里(妹達の声が…)
絵里(sister's noise…が聞こえる…)
絵里(それだけで…頑張れる)
絵里(希に届く!)
絵里「のぞみぃぃぃぃぃぃぃ!」ダキッ
希「!」
希「えりち…!」
希「な、何で追いかけて来たん!?」
希「学校でたくさんの妹達とイチャイチャしてたらいいやん!」
希「うちの事はほっといて!」
絵里「希…バカ…」
希「バカはどっちよ…うちなんて…必要ないんやろ…?なのに…」
絵里「確かに…妹達は大好きよ…」
絵里「でも…希」
絵里「あなたは特別…」
希「そんなの信じられへん…」
絵里「もう…それなら」ダキッ
希「えっ…ちょっ!」
絵里「これは希にしかしないわ…絶対…」
希「か、顔が近いよ!」
絵里「んっ…」チュゥゥゥ
希「ふふんっ!?」
絵里「んんっ…」
希「…!」
希「ん…」
希「…えりち」
絵里「なに?」
希「うち、信じていい?」
絵里「何を…?」
希「口同士のキスはうちとしか、しないって…」
絵里「ええ…」
絵里「口ちゅっちゅっは絶対に希にしかしないわ」
希「嬉しい…」
絵里「ふふふ…」
希「えりち…好き…」
絵里「私もよ…」
絵里(私は妹帝国の皇帝エリーチカ)
絵里(今日も『お姉ちゃん』の声だけで頑張れる…)
絵里(妹は私の生きる糧と言ってもいい…)
絵里(でも、それ以上に…)
絵里(愛する希とのキスが私の力になる)
絵里「希」
希「何?えりち」
絵里「キスしていい?」
希「ええー?またぁ?」
絵里「何度だってするわ」
絵里「だって希が大好きなんだから…」
おわり
絵里ちゃんほのことにすきすき~できてないよ!
そーだそーだ
乙、いいえりハー(?)とのぞえりだった
このSSまとめへのコメント
Sister's noiseが言いたかっただけだろwww