【モバマス】光「晶葉、ヒーローになれる道具作ってよ~!」晶葉「ふむ」 (44)

・携帯用ゲーム「アイドルマスター シンデレラガールズ」および平成仮面ライダーの『設定』を混ぜたパロディであり、南条光を楽しそうに遊ばせたいSSです。

・両方をよく知らない方にはしんどいかと思われます、ごめんなさい。

・アイドルの言動や仮面ライダーの知識については私の知る限りでございます。「この豚はこの程度の知識しかない様ね、ハッ!」という時子様視点でかまいませんので、ご了承ください。


 それでは、よろしければご覧くださいませ。


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1402728721

超期待


~日曜日朝8時28分 CGプロ事務所~


 -コノアトハ! ハピネス…


光「千佳ちゃん、仮面ライダー終わったよー」

千佳「わーい! 舞ちゃん、見よ!」テッテッテー

舞「うん!」タタタッ

光「あれ、舞ちゃんもプ○キュア見るのか? 何だか珍しいね」

舞「今度、千佳ちゃんと一緒に魔法少女の役をする企画があるんです。だから、お勉強になるかなぁって」

光「へぇ~」

千佳「かわいくて、おもしろいよ! ラブリーチカも、いつかこういう番組やってみたいなぁ!」

舞「がんばって魔法少女がちゃんとできるようになれば、きっとなんとかなるよ! 麗奈ちゃんや由愛ちゃんもお手伝いしてくれるから、ね?」

千佳「うん! 一緒に頑張ろうね舞ちゃん♪」エヘヘ


光(いいなぁ、好きなヒーローになれて……)



モバP「あのさ、仕事ないのに日曜の朝早くから事務所まで来て、わざわざアニメや特撮見なくても……あ、俺は残務してるけどね!」カタカタカタカターン!


千佳「このために来たんだもん」

舞「千佳ちゃんと一緒にプ○キュアを見ながら、色々と魔法少女のことを聞きたくて、私が事務所で見ようってさそったんです。千佳ちゃんと私の家の真ん中が、ちょうど事務所なので。プロデューサーさんが日曜日もお仕事あるって言ってたの、聞いたから……迷惑でしたか?」シュン

モバP「いや、それはないよ。そういうことなら、俺はむしろ嬉しいからね。ただ、少しだけ静かにしてくれよ?」


千佳・舞『はーい♪』


光「フッ、熱心でいい子達だな、P!」

モバP「そんで光は何でいるの?」カタカタカタッ

光「なんか扱い軽いな……アタシは、晶葉にメールで呼ばれたんだ。事務所へ、朝の内に来るようにって」

モバP「ああ、晶葉なら光達の少し前に来てるぞ。なんか徹夜したのか、休憩室へ寝に入ったから、何が目的か分からなかったけど。光との約束だったのか」

光「そうだったのか! それじゃあ、アタシ見てくる!」タタタッ

モバP「起きていて、変な発明してたら止めてくれよ。爆発なんてしたら、ちひろさんに怒られるぞ~、主に俺が」

光「了解だ!」(発明……もしかして!)タタターッ!


 ~~


光「晶葉!」バーンッ!

晶葉「Wow!? な、なんだ光か。ドアはゆっくり開けてくれ、寝起きに大きな音はびっくりする」

光「あ、ごめん。それで、今日アタシを呼び出したのって……もしかして!」

晶葉「フフッ、ご名答だ。光が望んでいたものがとりあえず出来たから、渡そうと思ってね……これだ!」⊃ゴーグル \テッテレー/

光「おお、本当に作ってくれたのか! すごい、何かかっこいいゴーグル!!」

晶葉「これは、そうだな……『実体感型3Dバトルゴーグル』とでも言おうか、商品名とかは苦手だな……これで光は、仮ではあるがヒーローの戦いを体験できるようになる。まあ、細かい仕様は省くぞ、多分わかんないだろうから」


光「うん!!!」ワクワク

晶葉「なんてキレイな目を……(実験目的とか言いずら!)……まあ、使い方はやりながら教えるから、まずはかけてみれくれ」

光「分かった! 普通にかければいいんだな……おお、レンズのとこが紫色なのにすごくハッキリきれいに見える!」

晶葉「パッと見は普通のレンズにフレームだが、色々なチップや情報媒体、骨伝導視聴器などが様々な」光「難しい事はいいから、早く使い方教えてよ!!」

晶葉「……わかったよ。全く、光はヒーローごとになると目の色が変わるな。右のフレーム先から伸びている線を、うなじの当たりに貼り付けてくれ。先が吸盤になっているから、簡単に吸い付くはずだ」

光「分かった……ハハッ、ちょっとくすぐったい。けど、出来たぞ! さあ、これでどうなるんだ!?」

晶葉「ふむ、では私もゴーグルだけ装着して、と……これで映像は連動するんだ。よし、それじゃあ事務室に行こうか。Pがいた筈だ」

光「うん、パソコンで仕事してた」

晶葉「……あいつ、ちゃんと休みとってるのか?」

光「あまりよくはわからないけど、Pはそう簡単に倒れるような男じゃないし、アタシ達のことをいつも大事にしてくれているみたいに、きっと自分の事もちゃんとしてるさ!」

晶葉「まあ、そうだな……別に心配した訳じゃないさ。ふふっ、では行こうか」

光「うん!」


 ~~

期待


モバP「……」カタタタタタ…

光「まだ仕事中だなぁ」

晶葉「それは構わない、プロデューサーに直接何かしてもらう訳じゃないからな。光、ゴーグルの右レンズ上にあるボタンを押して、プロデューサーをしばらく見つめてみてくれ」

光「ボタン……あった、これを押してPを見ればいいんだな」ポチッ


モバP「むむ、ここややこしいな」カタタカタタタ…

光(大変そうだなぁ、P……)


 …ズズズズズ…


光「ん!? Pの背中から、何かぼんやり……浮き上がってくるぞ!?」

晶葉「うむ、私の方も見えている。実験成功だな……それは、光の思念を骨伝導でゴーグルに仕込んだ情報媒体が読み取って投影されていく、3D映像だ」

光「今更かもしれないけど、晶葉ものすごいもの作ってないか?」

晶葉「本当に今更だな、ふふっ。さあ、浮かび上がってくるぞ! そのゴーグルをつけている間は、そこにいるかのようにそれが実感できる筈だ。そう、光の思念……視聴覚により外部から入るその時の他者情報と、頭の中にある内在的なその者の情報からイメージされ、ゴーグルの情報媒体から自動選択された、光の対戦相手となる『怪人』が!」

光「そうか、だからこいつをアタシは……見た記憶がある!!」



トライアルB『グオオー!!』



光「くっ、殺された後もコピーロボット化されてこき使われた末に、最後は人として本当の死を迎える、最初から最後まで操られてるとこがある、少し悲しい敵じゃないか!! アタシはPをそんな……仕事の操り人形とか、いつもガチャガチャかわいそうとか思ってないぞ!」

晶葉「いや、私に言われても……光の思念から、ゴーグル内に入っている色々な怪物のデータから最も近いものを読み取ってるものだし。あ、ちなみにデータはとりあえず、ここ10年ほどの仮面ライダーからとっている。多くて大変だったよ……」



光「おお、つまり仮面ライダーのバトル体験ができるのか!? 面白そうだけど、事務所の仲間を怪人に例えるのは、なんだか複雑だなぁ!!!」キラキラッ

晶葉「その割に楽しそうだな。まあ、他人を怪物にするよりはいいだろう。それに、あくまでもイメージからの、遊び兼演技トレーニングとでも考えてくれ……ほら、向かってくるぞ」

光「何!?」バッ


トライアルB『……』ズンッ ズンッ


光「くるか、合成アンデッドめ! 天王寺の操り人形とは言え、お前に恨みはないが、その悲しい役割を……アタシが終わらせてやるよ!」ビシッ!

晶葉「天王寺って誰だ?」


モバP(何だか後ろで騒がしいけど、あの2人が遊ぶの珍しいからほっとくか)カタタタタ…


トライアルB『グゥゥ…ウォー!!』ドドドッ

光「よしっ、変身だ! 晶葉、どうすれば仮面ライダーに変身できる!?」



晶葉「……あ、その辺りの機能つけるの忘れてた」



トライアルB『フンッ!』バシッ

光「ぎゃあああああああああああーっ!?」ビリビリビリリー!!

モバP「!?」ビククッ(カチャチャ)


晶葉「おお! 映像に触れられたら身体がショックを受けたように脳が感じて身体が反応しまう、ビリビリアンテナ(うなじの後ろにつけられたもの)の感度は良好だな。脳への信号命令だけだから身体的ダメージはゼロなのに、あのリアクション! これはいい……グッドだ、光!」

光「いや……バッド、だよ」バタッ


モバP「なんなのなの……あ、なんかデータ消えてる!?」


舞・千佳『もうっ、テレビ聞こえないから静かにして(ください!)!』


モバP「あ、はい……ううっ」

晶葉「……手伝うよ」


 ~4日後・CGプロ会議室~


光「……今度は大丈夫なのか?」

晶葉「ああ、ちゃんと変身する機能ほか、色々作った。安心しろ、私も怒られたくはない」

光「うう、もう変にビリビリするのは嫌だからな! ていうか、そういうのあるなら先に教えといてくれよ!」

晶葉「大丈夫大丈夫、どんまいどんまい。ほら、いいものをやろう」⊃スッ(ベルト&ブレスレット)

光「おお、変身ベルトにブレスレットか……これ、なんだか地味だね。色がグレーで、ベルトのバックルやブレスレットには、穴がいくつか空いてるだけ……あ、ベルトの左右にもケースがついてるけど」

晶葉「それらは、ゴーグルと連動して光の思考を読み取って起動し、特殊ホログラム処理される仕組みになっている。怪物と同じく、ブレスレットやベルトなどにも10年分の仮面ライダーの情報媒体が詰まっていて……まあ、つまり」

光「怪人にあわせてアタシも仮面ライダーに変身できるのか!?」

晶葉「おおざっばに言っちゃえばその通りだ」

光「すごい、10年分のライダーに……そういう仮面ライダーもいたよ!」

晶葉「ああ、もういたんだな、ディケイドだっけ……10人以上に変身できるベルトとか私のひらめきだとか思ったから、ちょっとショックだったよ」

光「そこに悔しがらなくても……最新のは15人とかいるし。こんなの1人で作れる、晶葉は十分にすごいと思うぞ!」

晶葉「それはありがとう。だが、科学者たるもの常に向上心をもたないとね、ふふっ。それと、ベルトのバックルやブレスレットの穴にはこのボールを入れるんだ」⊃スッ(ビニール袋に入ったグレーのボール多数)

光「多いな! それ、ベルトのバックルとかにはめるの?」

晶葉「ああ。調べたところ、何人かの仮面ライダーはベルトにカードを差し込んだり、メダルを入れたり、パスチケットをタッチさせたりするんだろ?」

光「ああ、その代わりのものか! メダルやスイッチの代わりに、バックルの上にある穴にボールを入れればいいんだな! そして、それがゴーグルをつけていれば、ボールじゃなくて本物に見えるって訳か!」

晶葉「ご名答だ。ちなみに、種類によってボールの使用量も変わる。あと、バックルの右側にカードを入れるスリットが空いている筈だ。そこには、このプラスチックカードを入れれば代わりとなる」⊃スッ(カード数枚)

光「これもグレーなんだな」

晶葉「ああ、その色が1番色んなホログラムを反映させやすいんだ。(本当はグレーの工材が多めに余っていただけだけど)」

光「へぇ~! あ、カードとか指輪をベルトにタッチする場合は?」

晶葉「タッチ式の場合は、バッグル前部にそのカードを当てればいい。カードは他のものの代わりにもなる、映像処理だけなら自由性が高いからな。ブレスレットにもカードスリットがあるだろ? 他にも、ベルトの付属品などの使い方はあるが……とりあえず、また使いながらでいこう。キリがないし、使い切るかもわからない。映像が変わった後、光なら自然とうまく使いこなせる部分もあるだろう」

光「分かった! まず、怪物を出せばいいのかな?」

晶葉「ああ、実験はそれからだな。また事務室にいってみよう」


光「……え、これ実験なの?」

晶葉「気にするな」


 ~~


 ガチャッ


ちひろ「ふむふむ」カタタタタ…(お仕事中)

杏&こずえ「…Zzz…」スヤスヤ(お昼寝中)

日菜子「…むふぅ♪」ニヨニヨ(妄想中)

聖「……あ、おはようございます」ズズー(お茶飲み中)


光「おはよう聖! Pはいないか……トライアルBにリベンジしたかったのに!」

晶葉「みんな、それぞれが自分の世界に集中しているのか、聖以外こっちに気を向けないな……まあ、その方が都合いいか」

聖「?」キョトン

晶葉「ちょっとした実験をするけど、あまり気にしないでのんびりしていてくれ、聖」

聖「……危ないことしちゃ、ダメですよ?」

晶葉「大丈夫だよ。さあ光よ、誰からする?」

光「それじゃあ、聖にしようかな。出入り口の当たりは少しスペースあるし、このあたりで戦うことにしよう!」ピッ

晶葉「ふむ、聖の怪人は想像がつきにくいな」ピッ


聖(……すごく、見られてる……)


 ズズズズズ…


光「きたっ!(聖から怪人って想像つかないけど、どうなるんだろう?)」バッ




クレインオルフェノク『私なんて……っ!』バサーッ



晶葉「なんか白くてキレイな怪人だな」

光「おお、ファイズの……鶴だっけ、モチーフの敵だ! 元の子も女の子だし羽を展開したら神々しい感じもするから、イメージされたのかな?」


聖(私の後ろ、誰もいないのにすごく、何かを見てる……小梅ちゃんみたい?)ズズー


晶葉「光、ベルトにボール2つを使うといい」

光「分かった! これなら、対応するライダーはあれしかないよな!」チラッ


 ―ベルト→ファイズベルト ボール2つ→ファイズフォン- シュァーッ


光「おお、変わってる! 感触……は、ボールか。変なの」コロコロ

晶葉「そう見えるだけ、だからな。だが、実際にあるように見えるし、触ったように扱える……詳しくは説明しないぞ、長くなるし『おもしろく』ないだろう? あとは、光が自由に感じてくれればいい。その想像力に応えるだけのものである筈だ」

光「分かってる!」⊃ファイズフォン・オープン カチャッ(ヴーン)


クレインオルフェノク『海堂さん、木場さん、みんな……また、私を裏切るの!』グググッ!

光「激情態に……待ってろ、結花ちゃん。今、アタシが解放してやるよ!」


晶葉「いや、だから誰だ……怪人以外も調べないと、ついていけない」


光「フフッ、アタシは気にしない!」⊃ ピュリ(5)ピュリ(5)ピュリ(5)ピピッ-STANDING BY-

光「変身!!」カチャッ -COMPLETE- 


 \カッ/ シュィーン……Φ


晶葉「おお……我ながら、よくここまで処理うまくいったなぁ」

光(仮面ライダーファイズ)「……おお、手とか身体が変わってる! これ、変身ちゃんと出来るよな!? 全身が見たい! 鏡ないかな、鏡!!」

聖「手鏡なら、ここに……」⊃スッ

光ファイズ「ありがとう聖……おお、すごい! ファイズだファイズ!! ちょっとちっちゃいけど……仮面ライダーだー!!」ワーイッ!

晶葉「子供みたいに喜ぶ仮面ライダーだな。鏡からの反射でも見れるようにしておいてよかった」フフッ


聖(……眼鏡以外、いつもの光さんにしか、見えない……けど、嬉しそう)フフッ



クレインオルフェノク激情態『私を笑わないで!!』バシーッ!

光ファイズ「いたっ!?」ピリリッ!


聖「え?」

晶葉「ああ、気にするな聖。光、ソファーから離れて戦えよ~。怪人は光に向かうから。それと、ダメージ食らうとビリビリするぞ~」


光ファイズ「そのシステムは残さなくても……けど、そんなに痛くなかったぞ! これがファイズの力か! よし、ついてこいオルフェノク!」タタタッ!

クレインオルフェノク激情態『うううっ!』タタタッ バサッ!

光ファイズ「む、あの羽は確か危険だ! えっと……よし!」カチャッ ⊃ファイズフォン ピュリ(1)ピュリ(0)ピュリ(6)ピピッ-BURST MODE-


晶葉「そうそう、あの携帯電話、折り曲げたら銃になるんだったな。そこは設定したから覚えてるぞ」

聖「……光さん、銀色のボールを2つむにむにしてるだけじゃないの?」

晶葉「ああ。あのゴーグルで……ちょっとしたゲームを体験しているんだ。その中では、光の格好やあの銀色の球を2つむにむにしているのが、銃を操作しているヒーローって感じになっている」

聖「……なるほど?」

晶葉「ちなみに、聖から出てきた怪人と戦っている」

聖「え!?」


クレインオルフェノク激情態『はあああっ!』バサッ! シュアーッ!!

光ファイズ「くらえ、フォンブラスター!」ピュイピュイピュイ! ピュイピュイピュイ!

クレインオルフェノク激情態『きゃぁ!?』バシッバシィッ!

光ファイズ「そして、接近しての……パンチだ! うりゃっ!」タタッ ブンッ

クレインオルフェノク激情態『くっ!』バシィッ! ドタッ

光ファイズ「晶葉!」クルッ


聖「お茶どうぞ」

晶葉「ありがとう、聖……どうした光?」ズズー

光ファイズ「すっごい楽しいよ!!!」キラキラッ

晶葉「それはよかった(この技術とアクションの体感データ、マイク○ソフトに高値で売れそうだな)」フフッ

光ファイズ「ああ、こんな事が出来るようになるなんて……これなら、いつか現実でも仮面ライダーとしてアタシは」クレインオルフェノク激情態『ハアァア!!!』-キィーン―

光ファイズ「くっ、頭が!? うう、超音波攻撃か! ずるいぞ話し中に!! ていうか再現度高いな!」

晶葉「隙の多いヒーローだな。光、他にも実験する相手がいるし、早く決めてくれよ」

光ファイズ「わかったよ、ほっ!」ピュイピュイピュイ! ピュイピュイピュイ!

クレインオルフェノク激情態『くっ!』バシバシィッ!

光ファイズ「劇中であまり使われなかったけど、銃ってやっぱり便利だ! さあ、終わりにしよう……よし、ケースが変わってベルトの左右に、ある!! 晶葉、これジャンプ力が上がったりはしてないよね?」⊃カチャッ(ベルトにファイズフォン再セット)

晶葉「さすがに、身体能力の向上まではサポートしていないよ」

光ファイズ「じゃあ、パンチにしよう! かっこよく、スマートに決めたいからね!」⊃カチャッ -ファイズショット・ナックルモード-


クレインオルフェノク『う、うう……何で、私は……』ヨロヨロ


光ファイズ「……ここまで見せてくれる晶葉はすごいけど、ちょっと思い出して悲しくなるよ」⊃カチャッ -Ready-

光ファイズ「でも、アタシは迷わない……迷っている内に誰かが傷付いて、もっと悲しくなるのは嫌だからな! 安心してくれ、あんたの罪もアタシが背負ってやる!」⊃ピッ(ファイズフォン・Enter)-Exceed Charge- ピィーッ……デンッ!


晶葉(何言ってんだ、光?)

聖(熱い、演技……光さん、何だかすごいなぁ)


クレインオルフェノク激情態『くぅっ!!』ダダダッ!

光ファイズ「うりゃー!!!」タタッ ブンッ!


 -ドンッ!!!!-

画像が見られねえ……


クレインオルフェノク激情態『ああああああー!』 ボッボボッ サァーッ…… -Φ-


光ファイズ「……ふぅ」ピッ シュァイーン(変身解除)


晶葉「終わったか」

聖「……お疲れ様でした。私の怪人さんは、強かったですか?」

光「うん、強いしキレイで……ちょっと悲しかったかな。勝手に遊んでごめんね」

聖「あ、いいえ……私も、少し楽しかったです。見ていて演技の、お勉強になったと思うので」ニコッ


2人(天使だなぁ)


光「それじゃあ、次いってみようか!」タタタッ

晶葉「疲れ知らずだな……じゃあ、あれいってみるか?」スタスタッ

聖「……♪」トテトテッ



 ~~



ちひろ「うぬ、この経費やや大きい……あとでプロデューサーさんに……」カチャチャチャチャ


光「ちひろさんか……うん、やろう!」

晶葉「……光がちひろさんをどう思っているのかが、これで分かるな」

光「ど、どういう意味だよ!?」

晶葉「別に、フフ……さあ、やるんだ!」

光「分かったよ、もう……」ピッ



 ズズズズズ…




マネードーパント『ひゃーひゃっひゃっひゃ!』チャリーン!


予想通りである

>>13 あら? もっかい、やり直してあげときますね。見れますように。









晶葉「……光」

光「違う!!! アタシは何もこんな、お金の亡者みたいな怪人のイメージなんかしてないからな!? その、あれだよ……ちょっとお金に小汚、いやいや……その、あれだよー!!」ドンドンッ!


マネードーパント『うるさい貧乏人め!』シュシュシューッ!


光「いたたっ!?」ダダダッ(ビリビリー)

晶葉「おお、すごい。コイン投げつけた? ちひろさんなら、こんなもったいない真似はしないぞ光!」

光「アタシに言うな! くっそ、全部マネードーパントのせいだ……アタシの家はそんなに貧乏じゃないぞ!」チラッ


 ―ベルト→アクセルドライバー- シュアッ


晶葉「あれ、そっちか」

光「今のアタシの心境なら、こっちの方がいい」⊃スッ -ボール1→アクセルメモリ- シュッ

マネードーパント『安そうなメモリだな、ハハハハハハ!』

光「好きに言えばいい、アタシはそれも含めてあんたのすべてを止める為に、全力で……振り切るぜ!」カチッ -ACCEL-

晶葉「それ言いたいだけじゃないか?」

光「変……身!」デュイン! ファララブルルン! -ACCEL- ブーン…ブンブンブーン! \キィンッ/




光(仮面ライダーアクセル)「よし! さあ……」チラッ

聖「はい」⊃手鏡 スッ

光アクセル「Foo♪ カッコいいなあ、アクセル!」


マネードーパント『タダでほったらかしにするんじゃねぇ!』ドドドッ!


光アクセル「いたたたた!?」ダダダダダッ(ビリリリリー)

晶葉「あ、ちなみにそいつって剣みたいなもの持っていたが、それは反映できるまでは間に合わなかったぞ。割と武器ってややこしいな、仮面ライダーって」

光アクセル「エンジンブレードはなしか……構わない! アタシの魂は、こんなちひろさん以下のお金怪人なんかに負けない!」グッ


マネードーパント『ひゃーひゃっひゃひゃー!!! 世の中の金はすべて私のものだー!!!』ドドドドドッ!

光アクセル「だったら打ち出すなよ! ふっ……はっ!」ブーンッ!

マネードーパント『安い!』ガッ!

光アクセル「え!?」

マネードーパント『おりゃぁっ!』ドンドンドンッ!

光アクセル「ぐああっ!?」バシバシバシィッ!(ビリリー) ズザーッ(キキィ!)


晶葉「流石と言おうか、強いな。ちひろさんの怪人」

光アクセル「劇中だと弱いのに! これは……」

晶葉「お金への執着心=強い、のイメージが影響しているのかな」

光アクセル「ち、違うって! それは晶葉のイメージだろ!!」

晶葉「フフフ、さてね」


聖(……あっ) シィッ♪


光アクセル「ふんっ!」ブーンッ!(ボワッ!)

マネードーパント『あちちちちっ!?』

晶葉「ベルトのハンドルを吹かして、炎と熱波の噴出。設定しといてよかった、ああいう映像効果は楽なんだけど、信号のパターン化が複雑化になると」ブツブツ

光アクセル「いまだ!」カチッ -ACCELE MAXIMUM DRIVE- ブンッブンブンブンブンブンブブブブブブ――!!


マネードーパント『ふぅふぅ……やれやれ、って!?』

光アクセル「はぁっ! アクセルグランツァー!!」ファォーンッ!

マネードーパント『げぇっ!?』


 -ドォンッ!!-


光アクセル「絶望がお前の……ゴールだっ」


マネードーパント『私の、金がぁ……くそぉーっ!!!』 パリーンッ



光アクセル「……消える時は、さすがに少し悲しいものだ。しかし」晶葉「決まったか。よくそこまで動けるなぁ、光。でも変な回し蹴りが必殺技なんだな」

光「最後まで言わせてよ! ふぅ、でも面白かった♪」デューン(変身解除)



ちひろ「面白かった?」ニコッ


光・晶葉「え?」

聖(はわわ)オロオロ


ちひろ「楽しそうだったわね、仮面ライダーごっこ?」ニコニコ

光「あ、うん……」

晶葉「まあ、そうだな」

ちひろ「聖ちゃんや私をイメージした敵と、戦ったんだって? どうだったのかなぁ、私のイメージされた敵って?」ニコニコ

光「つ、強かったぞ!」

ちひろ「どんなの?」ニッコニコッ

晶葉「……かわ」

ちひろ「お金に小汚くて、執着してそうなやつだったんだよね~♪」ニコニゴッ

光「いやっ、それは!」

晶葉「じょ、冗談に決まってるじゃないか!」


ちひろ「……」ニコニコ

光「……」

晶葉「……」


ちひろ「光ちゃん、3日前さ……仮眠室で麗奈ちゃんとまくら投げして遊んでいる時に、春菜ちゃんが『睡眠用』として置いといた(まあこれ意味分かんないけど)眼鏡に傷つけちゃったの、バレてないからまだ言ってないでしょ~♪」

光「そ、それは、れ……はい、言ってないです」


ちひろ「晶葉ちゃん、一昨日さ……調整に失敗したウサミンロボが給湯室までいって暴れちゃって、法子ちゃんがだーいじに棚にしまっておいた、ものすごく貴重な外国のドーナツを潰しちゃったの、まだバレてないから内緒にしてるよね~♪」

晶葉「な、何故それを!?」


ちひろ「……ちひろ、どうしよっかなぁ?」

光「ま、待ってくれ! ちゃんと、ちゃんと(どうすれば終身眼鏡の刑にならずに済むか)考えているから!! 自分で言うよ!!」

晶葉「待て! まだ代わりのドーナツがフランスから仕入れられていないんだ、今は黙って入れくれ! 法子に食べられる!!」


ちひろ「さすがに食べられはしないでしょうけど……フフッ、大変な目に遭うでしょうね。それじゃあ、黙っている代わりに……ちょっと会議室で話し合いましょうか」ゴゴゴゴゴ…

光・晶葉『な、何をですか?』


ちひろ「どうすれば私から……守銭奴のイメージがとれて、自然と、もっとかわいくて『キャハッ☆』なイメージがつくのかを!」グッ!

光(気にしてたのか!)

晶葉(もう手遅れだと思うけど)

ちひろ「ん?」ニコッ

光・晶『が、頑張ります!』


ちひろ「よろしい。それじゃあ……光ちゃん、そのおもちゃは置いときなさい。真面目なお話なんだから」

光「わ、分かった」カチャカチャッ ゴトッ

晶葉(おもちゃじゃないんだけどなぁ)



 テッテッテー…



聖(……)チラッ


 机の上→ゴーグル&ベルト


聖「……ちょっとだけ」カチャカチャッ

聖「確か……他の人を見ながら、メガネのボタンを……」キョロキョロ



杏&こずえ「…Zzz…」スヤスヤ

聖「……こずえちゃんに、しよう」ピッ



 ズズズズズ…



聖「あ……こずえちゃんの背中から、何かが……」





ン・ダグバ・ゼバ「……」ズンッ


聖(……この人が……?)


ン・ダグバ・ゼバ「……ふわぁ、眠いね」

聖「こずえちゃんだ」フフッ



【完】


 最後は緩く終わりました。最後のン・ダグバ・ゼバは、映像自体はゴーグル内のデータ+聖のこずえに対するイメージが重なった結果ですが、ン・ダグバ・ゼバのセリフに関しては、ン・ダグバ・ゼバのイメージをもたない聖から、こずえのイメージのセリフが強く出てきちゃった、というイメージ。

 ちなみに聖はン・ダグバ・ゼバと握手をして全身がしびれてビクンビクンして新たなるチカラに目覚めますがそれはまた別の話、でもないです。こんなにン・ダグバ・ゼバって書いたの生まれれ初めてです。


 短いおはなしですが、お付き合いいただいた方、ありがとうございました。

(しまった! ン・ダグバ・ゼバとかここ10年じゃないじゃん……え、映画やゲームで出てくるし、セーフってことで!)

ガイアメモリのSS書いた俺には完全に俺得。
面白かったよ、乙。

でも、もっとかいてほしかったかなーって。

乙乙

>>23

アークオルフェノクで良かったんじゃ…

ちひろはカネゴンかゼニクレージー

作者です、乙ありです~。もうちょっとだけ、おまけが書こうかと思います。その時、一瞬だけ上げさせてもらえればと……大丈夫かな。

>>26 ゼニクレージー調べてみて笑いましたw 見た感じの神々しさでン・ダグバ・ゼバを選んじゃったけど、オルフェノクの王もいいなぁ……昔の方が敵はかっこいいと思います。

王はバッタ要素強すぎだからこずえから出てきたらショック受けそうだな

期待して待機中

パラドキサアンデッドなこずえもありましたよー

ファントム奏だったりアンデッドこずえだったりはSSで見覚えあるな
割と納得しちゃう人選できるあたりマジで人材豊富よな

どうも、作者です。こずえ人気だなぁ。ファントム奏はすごく分かる。けど、ウィザードはあんまり見てない…

おまけが出来たので、ちょっとだけあげます。あとはさげさげな進行で。見てくれていた人に見つかるといいなぁ。


よろしければ、ご覧くださいませ。


~おまけ・その後~



 ―スキャニングチャージ!-



光(仮面ライダーオーズ・タトバコンボ)「セイヤー!!!!」 


 ―ドォンッ!!


ネコヤミー『ふぎゃああー!!!!』 バンッ!  …チャリチャリチャリチャリチャリーン!



光オーズ・タトバ「おお、大量だ! よしっ……」 シュァッ(変身解除)


晶葉「お疲れ、光。この1週間でだいぶ扱いが慣れてきた……ていうか、軽くジャンプキックできるほど、体力と筋力ついてきてないか?」

光「うん!! ヒーローたるもの、毎日の鍛錬が必要だからね!!! 茜さんや木場さんと一緒に毎日トレーニングしてるんだ!!」

晶葉「よくそこまで……まあ、こちらとしても良いデータがとれてありがたい」フフッ

光「でもさあ、どうせ実験するなら、アタシじゃなくて木場さん達に頼めば楽なんじゃないのか?」

晶葉「それは……全く、バカな事を言うな、光は」

光「え?」

晶葉「それじゃ、私はつまらないし、光はおもしろくないだろう?」

光「……それもそっか」

晶葉「ああ。だから、これでいい……そういうものさ」フフッ

光「へへ!」


聖「フフッ」

晶葉「聖はすっかり助手みたいになってきたなぁ」

聖「私も、楽しいですよ」

晶葉「それならよかった」

光「ところで晶葉」

晶葉「なんだ?」

光「武器ってまだ使えないの?」

晶葉「ああ、試作品ならもう出来ていて、それはまた別の形で実験中だ。もうすぐ帰ってくると思うんだが……光以外にものってくる者がいるとは、思わなかったよ」フフッ

光「? まあ、いいや。それと、そろそろ強敵、というかラスボスっぽい怪人と戦ってみたい!! アタシの力がどこまで通用するか……もっと試したいんだ!」

晶葉「そうは言っても、光のイメージ結果だぞ? 確かに、経験を積んでいく中で戦闘スピードや安定感が増しているのは、私も気になっていたが……今までの対戦データ、軽く見てみるか。まとめてあるから」

光「うん!」


 ~~

期待。

◎南条光・戦闘履歴


1戦目:対クレインオルフェノク(→望月聖) 戦闘時間3分20秒 ○(仮面ライダーファイズ)

2戦目:対マネードーパント(→千川ちひろ) 戦闘時間6分12秒 ○(仮面ライダーアクセル)

3戦目:対ボアアンデッド(→日野茜) 戦闘時間8分49秒 ○(仮面ライダーカリス→ワイルドカリス)

4戦目:対秩父のオトロシ(→諸星きらり) 戦闘時間5分8秒 ○(仮面ライダー響鬼)

5戦目:対シャムネコヤミー(→前川みく) 戦闘時間2分22秒 ○(仮面ライダーオーズ・ガタトラドル)

6戦目:対マスカレイドドーパント(→和久井留美) 戦闘時間1分40秒 ○(仮面ライダーW・ファングジョーカー)

7戦目:対ピンクラビットイマジン(→安部菜々) 戦闘時間3分7秒 ○(仮面ライダー電王・アックスフォーム)

8戦目:対ネコヤミー(→三村かな子) 戦闘時間50秒 ○(仮面ライダーオーズ・タトバコンボ)


晶葉「とまあ、こんな感じだな」

光「全部、序盤に出てきたり、そこまで上位の怪人じゃないんだよね。苦労したのは、突進力が凄まじかったボアアンデッドぐらいだ……」



―――

ボアアンデッド『ゴラァーイ!!!!』ドゴッ!!!

光カリス「ごふぅああ!?(ビリリリー) くっ、低級アンデッドなのに強すぎるぞ!!!」 \Evolution/

―――



晶葉「ふむ、それも含めて光のイメージだからな。強い敵って事は酷い敵って事だろうから、あまりそういう風に仲間をイメージしたくないという、心の自制がかかっているのかもしれないな」

光「な、なるほど」

聖「光さん……やさしくて、困った人がいたら助けてくれる、いい人ですから。誰かを悪く何て、思えないのかも」フフッ

光「そうかな。ありがとう、聖」ヘヘッ!

晶葉「しかし、その割に……」チラッ



かな子「愛梨ちゃんのケーキおいしぃ~♪」モグモグパクパク

愛梨「かな子ちゃん、いつもすっごく幸せそうに食べてくれるから、嬉しいなぁ♪ あ、まだ1ホールあるからね☆」

かな子「わーい♪」(ネコヤミー『わーい!』)



晶葉「きっちりイメージしているところは、とことんイメージしてるよな」ププッ

光「そ、そういうのは言わないでくれ!! あれだ、見た目じゃないぞ!? その、食への欲望だ!! そういう怪人だし!!」

晶葉「フォローになってないぞ、それは……」

光「うう、そこまで意識してないって! これ、またちひろさんの時みたいな目に遭うぞ!?」

晶葉「ごめんごめん……ところで、強敵の話だが。出来ない事は、ないぞ」

光「ほんと!?」


晶葉「ああ。少し機器に細工をして、誰を見るかに関わらず、光の抱く『強敵』のイメージを強制的に具現化させる方法が、一応出来る」

光「やったぁ! じゃあ、それでいこう!」

晶葉「しかし、弊害も出てくる。対象のイメージを無視して『強敵』というイメージだけを強制的に掘り下げて表現させるのは、光自身も思い描けない、強すぎるイメージを表現させかねない。精神への影響力を高めると、何かと余計なことが発生することがある。結局は、今までと全く違う戦い……素直に、遊びとして楽しめなくなる可能性も出てくるぞ?」

光「晶葉、それこそアタシにとっては最高だよ!!

晶葉「え、そうなの?」

光「ああ! 勝てそうにないほどの強敵に立ち向かい、食らいつき……破れようとも! それはアタシにとって、新たなる挑戦!! そう、遊びじゃないんだ、ライダーバトルは!!!! もっともっと、強くなれるきっかけに」晶葉「でも負けたら、めちゃくちゃビリビリするぞ」

光「……その機能だけ、外せないの?」

晶葉「何か外そうとしたら他の機能もダメになるんだよ、めんごめんご!」

光「この話の時だけ、妙に軽くなるのが怪しいんだけど……まあ、いっか。これもアタシがヒーローとして強くなるための修行だ!! その試練を乗り越えて、アタシは勝ってみせるよ!!!」

聖「頑張って、光さん」

光「ああ!」

晶葉「そんじゃやるか」


 ~~


晶葉「……よし、調整終わり。光、誰でもいいから見て、イメージするといい。光の中で、最も強いと思う怪人を」

光「分かった! 聖……は、クレインオルフェノクをイメージしちゃうし、晶葉だと死神博士とか出てきそうだな」

晶葉「そんな怪しい博士はインプットしてないぞ、多分」

光「愛梨さんでいいや」ピッ

晶葉「お、始めるか」ピッ

聖「どんなのかな」ピッ(←聖もゴーグルだけ作ってもらいました)



愛梨「会いたいから、焼いちゃおうアップルパイ☆ 君となら~♪」

晶葉・聖(怪人とは程遠い人だなぁ)

光(ふわふわしててイメージしにくい……けど、案外ああいう人が底知れないパワーを秘めていたりするんだ! 初代シンデレラだし! そう、平成仮面ライダー史上、ついには倒れることのなかった……不死身のあいつのように……!)



 ズズズズズッ…



愛梨「――そんな予感が、するんだ、もん♪」

ジョーカー『ウオオオオオオオオオオオーッ!!!!!』ドンッ!


光・晶葉「どんな予感だ!?」

愛梨「え!?」ビクッ

かな子「ど、どうしたの2人共?」モグモグ

晶葉「あ、いや……」

光「ちょっと、遊んでてつい」ハハッ


愛梨「あ、最近よくやってる、すごい仮面ライダーごっこ?」

かな子「遊び過ぎて、周りのもの壊しちゃダメだよ~」パクパク


光「分かってる、大丈夫さ!」(そう、大丈夫だ)ゴクリッ


ジョーカー『剣崎……俺は、俺はっ!』


光「何をするべきか、誰の為に戦うのか……アタシは!!」スッ


 -素体ベルト→ブレイドバックル 素体カード→ラウズカード(スペードA)- シュンッ!


晶葉「あ、もう感情入ってきてるな」

聖「……恐くて、強そう……」


光「戦えない人達の為に、ア」ジョーカー『ウォオオオオ!!!』ブンッ!

光「いたぎゃあああああ!?」ビリビリビリィー!!



晶葉「変身する前に攻撃してきた!!

聖「うう、ひどい……大丈夫、かな」


光「ああ、びっくりしたぁ」ムクッ

晶葉「大丈夫そうだな。なんだかんだ何十回とビリビリしてきたから、身体が慣れてきたようだ」

光「何事も毎日のレッスン、積み重ねが大事ってPも言っていたからな!」

 アハハ フフフ

聖(……おかしいと思うの、私だけ?)


光「あと、事務室内であんまり暴れるのはよくないな……よし、階段前の広くなっている共通廊下で勝負だ! ついてこい!!」タタタッ

ジョーカー『待て!!!』ダダッ


晶葉「私達も、まあ行くか」

聖「あの……光さん、忘れてませんか」

晶葉「……あ」



 ~~


光「よし、ここなら思う存分戦える……ていうか、ジョーカー!! 変身している間は『待機』がヒーローバトルの基本だぞ!!! ちょっと待ってろよ!!!」 シャラララララ…シャキンッ(ブレイドバックル・セット)


ジョーカー『……すまん、剣崎』ググッ


光「わかればいいさ」/スッ シュアイン…シュアイン…シュアイン…

晶葉「よく分からんが、今のはかみ合ってるのか?」


ジョーカー『俺は……うおおおおおお!!!!』ダダッ


光「無理だった! 変身!」シュッ -Turn up-


ジョーカー『ぐあっ!?』ドカッ! □=


晶葉「おお、光の壁が体当たりした」


光「うおおおおおお!!!」ダダッ □\キィンッ!/


聖「あの壁で、相手も攻撃しながら、変身するんですね」

晶葉「地味に設定が苦労したよ、あれ」


光(仮面ライダーブレイド)「よっし! さあ……本編では果たせなかった終わりを、アタシとお前で……今なら、決める事が出来る!!」



晶葉「武器ないのに?」



光ブレイド「…………あれ、どうやって攻撃すればいいんだろ?」

ジョーカー『グオオオオ!!!』ブンッ

光ブレイド「ぐああああ!?」バシィッ!(ビリリリビリー!!!)


晶葉「私に聞かれても……何で武器が必須の仮面ライダーに変身するんだ」

光ブレイド「くっ、しまった! ジョーカーにはブレイドだと考えるだけで、武器とか何も考えてなかった!!」ガクーン

ジョーカー『グレイドォッ!!』ドゴッ!

光ブレイド「いたぎゃああああ!?(ビリリリリリ!!!)ほ、本編より迷いが、ない……ぐっ、こうなったら武器がなくても!」⊃カード シュッ


聖「ひ、光さんが……」

晶葉「全く、いったん解除して」




 コツ…コツ…



晶葉「……いや、その必要はないかな」

光ブレイド「ヴァンダッデ!?」


ジョーカー『ムゥッ!?』バッ

??「冥界より現世にさまよいし、弱き魂しか食えぬ穢れた我が同胞よ……」コッコッコッ


光ブレイド「誰か、階段を上がってくる……あ、あれは!!」

晶葉「ふむ、素体スティックも持ってきているな……フフッ、ジャンルは違うが、こういうのが好きな奴は、もう1人いたのを思い出してね。別で協力を頼んでいたのだ!」


蘭子「どうやら、少々甘やかしすぎた様だ。嘆かわしい貴様に、魔王の判決を言い渡す……」バッ!!


 -素体ベルト→サガークベルト 素体スティック→ジャコーダー- シュンッ!


蘭子「闇に飲まれよ!!」ポーン ポーン ポーン…

光ブレイド「あ、あれは!!」


ジョーカー『ウオオオオ!!!』ダッ

蘭子「変身!!!」⊃ガチッ -ヘン、シン- ミュミュミュミュミュ\バーンッ!/


蘭子(仮面ライダーサガ)「はっ!」⊃ブンッ -ジャコーダーロッド-

ジョーカー『グガッ!?』バシィッ!


光ブレイド「いいぞ、蘭……いや、サガ!」

蘭子サガ「フッ」

ジョーカー『っ、グゥオオオオオオ!!!』ダッ ブンッ!

蘭子サガ「あいたきゃああああああ!?」バシッ(ビリリビリリリー!)


光ブレイド「サガ!! くっ、やめろ!!」タタッ…ブンッ

ジョーカー『ムッ!』サッ


光ブレイド「くっ、速い! 大丈夫か!?」ガシッ

蘭子サガ「はわわ……何だか、ビリビリした……何だか怖い」プルプルプル



トリップつけるといいよ


光ブレイド「女の子座りして震えるサガ、何か違和感すごい……ダメージを食らったらビリビリしちゃうの、知らなかったの?」

晶葉「ああ。それと、蘭子は実戦経験ほぼないぞ。貸したけど、今まで戦闘記録残ってないからな」

光ブレイド「じゃあ何してたんだよ!?」

蘭子サガ「……か、鏡の前で色んなポーズとったり、その……///」

光ブレイド「気持ちは分かるけど、せっかくならさ……」

ジョーカー『フンッ!』バシィッ


光ブレイド「ぐあああああ!!」ビリリッ

蘭子サガ「太陽の子!(光ちゃん!)」

光ブレイド「……ヒーローならっ!!!」ガッ⊃ ジャコーダーロッド

光ブレイド「自分を見ているだけじゃなくて、周りの大切な人を見て……その為に動かないと、自分も誰も、守れないし、見てもくれなくなる!!!!」シュッ

ジョーカー『グッ!』ガッ

光ブレイド「アタシは、なりたいヒーローになるよ……アイドルも、同じところあると思うからね!」
-ジャコーダーロッド→素体スティック→醒剣ブレイラウザー- シュ-ンッ


晶葉「おお、途中から武器の映像も変化した! そういう設定はわざわざ組み込んでなかったけど、システムが自動で理解したか……チェックしとこう」メモメモ

聖「……がんばって、蘭子さん」


蘭子サガ「……ヒーローと、アイドル……」

光ブレイド「一気に、決めるよ……始!! ここからはオリジナル、アタシ達のステージだ!!!」
⊃スッ -素体カード2枚→ラウズカード(スペードのQ・K)-シュァー -素体ブレスレット→ラウズアブソーバー- キンッ


聖「肇さん?」コソコソ

晶葉「多分、違うかな」


光ブレイド「いくぞ!」シュッ -ABSORB QUEEN- ジュアインッ

ジョーカー『ウオオオオ!!』ダダッ

光ブレイド「はっ!」シュッ -EVOLUTION KING- シュァッ! 


パラララララララ……ギンギンギンギンギン-

ジョーカー『オオ!!』ブンッ


 ガシッ


ジョーカー『何!?』ググッ…

光ブレイド・キングフォーム(以下、KF)「……ふっ!」ボァッ!


ジョーカー『ぐっ!?』ドゴォッ!!




>>40 こんな感じかな?


晶葉「おお、ただのパンチで威力あるなぁ……って、私がやったんだけど」

聖(キレイ……だけど、何だか……こわい?)


光ブレイドKF「……」⊃ズンッ 重醒剣キングラウザー -SPADE 10- ディン


ジョーカー『くっ……お、俺は……まだ!』ザサッ

光ブレイドKF「あ、待て! 逃げる」


蘭子サガ「やっ!」ガシッ

ジョーカー『ぐ!? は、離せ』ドンドンドンッ!

蘭子サガ「ひっ! い、いや!」ガシガシガシ(ビリリリリ~)


光ブレイドKF「……蘭子。それでこそ、ヒーローだ!!」-SPADE・J・Q・K・A- キンッ!


ジョーカー『くっ……』


光ブレイドKF「終わりだ、始ぇ!!!」 -Loyal Straight Flash-

ジョーカー『……ああ』


光ブレイド「離れろ、蘭子! うおおおおお!!!」タタタタタ…(ギンッ)(ギンッ)(ギンッ)(ギンッ)(ギンッ!)

蘭子サガ「わっ!?」バッ


ジョーカー『俺とお前は、戦う事でしか』

光ブレイド「うおりゃぁ!」

ジョーカー『ぐああああああ!!!』


 ドォンッ!!!


光ブレイドKF「……解り合えなかった、な」



晶葉「……いや、ドラマ仕立てにし過ぎてついていけないし」

聖「でも、楽しそうでした……ね?」

晶葉「……まあな」フフッ


 ~~


光「いやぁ、今回は今まで以上に面白かった! 熱い戦いだったよ!!」

聖「光さん、強いね」フフッ


蘭子「うう、けどビリビリは……いや」ジィ

晶葉「ごめんごめん。変身の説明だけで楽しそうな蘭子を見ていたら、詳しくは言えなくなってたよ。しかし、おかげで色々なデータがとれた……感謝するよ。そのベルトやゴーグルは、謝礼代わりに君達にプレゼントしよう」

光「え、最初からくれたんじゃないの?」

晶葉「光のそのまっすぐさ、私も好きだが、さすがに完全タダ働きで新発明は勘弁してくれよ。まあ、結果的にあげるものだから気にしないでいいがね。これからも遊び、いや、訓練をつんでいくといい。調子が悪くなったら言ってくれ」

光・蘭子「はーい!!」


 コッコッコッ…


聖「……あ、木場さん」

真奈美「おや? みんな、おはよう」

4人「おはようございまーす」

真奈美「フフッ、今日も元気だな。しかし、廊下に集まって何をしているんだ?」

晶葉「ふむ、最後の実験者がうまいこと来たものだ」

光「え、木場さんにもベルト渡してたの?」

真奈美「ああ、この間晶葉から預けられたベルトで、遊んでいたのか。なるほど、光や蘭子にはうってつけかもしれないな」フッ

光・蘭子「エヘヘ♪」

真奈美「それじゃあ……光、私と一戦交えないか」

光「え、ライダー同士で戦うの?」

真奈美「それも、ありじゃないのか?」

晶葉「まあ、壊れる事もないか……許可する」


真奈美「それはありがたい」フフッ

光(な、なんだろう……)

真奈美「依頼を受けた以上、それに100%応えたいのだが……イメージ体では、弱過ぎてやる気が起きなくてね」
-素体ベルト→カイザベルト 素体ボール→カイザフォン- シュンッ


光(すっごく、嫌な予感がする……けど!)

光「挑まれた戦いには、応えるよ!!」


真奈美「それでこそ、ヒーローだ」⊃ピュリ(9)ピュリ(1)ピュリ(3)ピピッ-STANDING BY-


真奈美「さあ、トレーニングだ……本気のな」-COMPLETE-

光(木場さん、目こわっ!)



 \ギャーッ!!!/



 ~この戦いでボロボロになった光が、なんやかんやパワーアップして魔法少女から魔女となったレイナ様に戦いを挑むのは、また別のお話~




【終わり】

おっと、カイザ忘れてた。ごめん草加。


以上となります、駄文失礼しました。ただ好きな変身を光にしてもらって、好きな怪人と仮面ライダーを戦わせる場面を描きたいだけの自己満足なSSですが、お付き合いいただけた方には感謝申し上げます。光ははやく新SR出てね!!!!!!!


しばらくしたらHTML化申請しておきます。ありがとうございましたー♪



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