とある泊地のとある提督のお話 (48)

※艦これでSSを書きたかったから立てた

※大きなお話とかはなくて、1レス~3レスくらいの小話を思いつきで書く

※ほのぼのとした話を書いてくつもり

※ネタはいつでも募集してます

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1402581646

注意書き忘れた
書き溜め無しなので亀更新です




提督「……」

提督「はぁ…」

木曾「ん?提督、溜め息ついてどうした?」

提督「ああ、木曾か…。いや、中々来ないなぁ…って思ってさ」

木曾「来ない?…ああ、今回の調査で新しく見つかった艦娘のことか」

提督「そ、大鯨なんだけど…」

木曾「何だけど?」

提督「……見つからないなぁ」

木曾「まあ、そう気を落とすなよ」

提督「木曾ぉ~…」

木曾「ほら、とりあえず今日は休め、な?」

提督「そうする…」

提督「とりあえず今日は残りの演習やって終わろう」

木曾「了解だ。じゃあ俺はこれで失礼する」

提督「ああ、また明日も頼むぞ」

木曾「ああ」

バタン

提督「さて、演習する艦娘は…」

提督「じゃ、まあお前たちには演習を行なってもらう」

飛龍「改になったばかりだし、気合い入れていきますよ!」

加賀「よろしくお願いします」

扶桑「こんな時間に演習なんて…不幸だわ…」

羽黒「が、頑張ります!」

北上「えー、また演習ー?」

提督「嫌か?」

北上「嫌じゃないけどさー…もっと他に適任がいるんじゃないの?」

大井「まあ、私たちの練度はすでに90超えてますし、改修もMAXですからねぇ」

提督「そう言うな。加賀がいるとは言え、まだまだ修行が足りないし」

提督「それに、お前たち二人の雷撃には毎回頼りにしてるからな」

北上「む…そう言う言い方はズルいよ提督」

提督「ダメだったか?」

北上「はぁ…そこまで言われちゃ、サボる訳にもいかないじゃん」

大井「まあ、私は褒められて悪い気はしませんけど、折角ですし、頑張りますね」

提督「ありがとうな、二人とも」

提督「よし、旗艦飛龍で演習だ」

飛龍「はい!」

木曾「…」

天龍「ん?木曾じゃねーか、何してんだ?」

木曾「天龍か…。いや、今日の戦闘の反省をな」

天龍「反省?」

木曾「ああ。夜戦時に攻撃を当て損なってな」

天龍「へぇ、木曾でも外す事ってあるんだな」

木曾「当然だ。俺だって機械じゃなくて艦娘だからな。お前はどうなんだ?」

天龍「へ?お、俺か?俺は、だな…」

木曾「?」

龍田「天龍ちゃんは最近調子悪いのよねぇ」

天龍「うわぁっ!?」

木曾「龍田か」

龍田「木曾ちゃん、こんにちはー」

木曾「ああ」

天龍「龍田!音もなく背後に立つのはやめろと何度言ったら分かるんだよ!」

龍田「ごめんねぇ、天龍ちゃんが可愛くってつい~」

木曾「で、調子悪いって?」

天龍「うぐ…」

龍田「そうなの。この前の演習で相手の潜水艦の雷撃を受けて大破判定貰っちゃってね」

木曾「なるほど」

龍田「結局、その日はずっと沈んだままだったわ」

天龍「龍田!」

木曾「前に天龍が元気無かったのはそういう理由か」

天龍「畜生…せめてもう少し速く動けてれば…」

木曾「だが、天龍ならその程度のことであそこまで沈む事なんか無いだろう?」

龍田「そうよ。だからこの話には続きがあってね」

天龍「た、龍田!それは言うんじゃない!」

龍田「木曾ちゃん、お願い」

木曾「はいよ」ガシ

天龍「や、やめろ!離せ木曾!」

龍田「あの演習の後、提督に怒られちゃってね。軽くだけど」

木曾「それで?」

天龍「やめろぉ!言うな龍田ぁ!」

龍田「それでつい反抗しちゃって、その日のアイスが無しになったんだって」

天龍「うわああああああ!!」

木曾「はは、そうかそう言う事か」

天龍「うぅ…たつたのおにぃ…///」

龍田「うふふ、あの時の天龍ちゃん、可愛かったなー」

天龍「もうやめてくれぇ!」

提督「木曾」

木曾「なんだ?」

提督「お前、今の生活に不満は無いか?」

木曾「?別に無いが…急にどうした?」

提督「いや、ちょっと気になってな」

木曾「…」

提督「あー…悪い。気にしないでくれ」

木曾「提督」

提督「何だ、木曾?」

木曾「俺は今の暮らしに不満は無い。むしろ満足すぎるくらいだ」

提督「…」

木曾「俺はたとえどんな生活が苦しかろうと、貧しかろうと、提督の傍にいる。そう決めてるのさ」

提督「木曾…」

木曾「お前の不安は俺が取り除いてやる。大丈夫だ。俺を信じろ」

提督「ああ、そうだな」

木曾「提督」

提督「なんだ?」

木曾「そろそろ13時になるが…昼食は摂ったのか?」

提督「いや、まだだけど」

木曾「そ、そうか」

提督「それがどうかしたのか?」

木曾「いや、何でもない」

提督「?」

木曾「…俺らしくもないかもしれんが…その、作ってみたんだ。これ…」

提督「何だ、これ?」

木曾「…その、昼食…だ」

提督「え?木曾が?マジで?」

木曾「た、たまにはこう言う事もいいだろうと思ってだな…。迷惑、だったか?」

提督「いやいや!凄い嬉しいよ」

木曾「そ、そうか…///」

提督「…食べていいか?」

木曾「も、もちろんだ!」

提督「では…おお、見た目も綺麗だ」

木曾「少し、頑張ってみたんだ。味も一応自信はある」

提督「ではお言葉に甘えて…いただきます」

提督「モグモグ…うん!美味しい!」

木曾「本当か!?」

提督「嘘なんて言わないさ。本当に美味しいよ」

木曾「よかった…」ホッ

提督「ごちそうさまでした」

木曾「お粗末様」

提督「いやぁ美味しかった」

木曾「喜んでくれてなによりだ」

提督「次から昼は木曾に頼もうかな」

木曾「!」

木曾「ま、まあ提督がいいなら、その提案もやぶさかではないが…」チラチラ

提督「じゃあ明日から昼は頼んでいいかな?」

木曾「も、もちろんだ!俺に任せろ!」

提督「それじゃ、明日からよろしくな」

木曾「ああ!(良し!)」グッ

提督「(隠すように小さくガッツポーズしてるけど、見えてるんだよなぁ…)」ホッコリ

ネタも無いので今日は終わりです

せっかくだから球磨多摩も出してあげよう

天龍「なあ、提督よ」

提督「何だ天龍」

天龍「仕事してるのはまだ良い。それに付き合わされるのもこの際良しとしよう」

天龍「だが!」バンッ

天龍「その膝の上に乗っているのは何だ!?」

多摩「にゃぁ…ん…」スゥスゥ

提督「静かにしろ天龍。多摩が起きてしまうだろ」

天龍「ああ、すまない…じゃなくてだな!」

多摩「にゅぅ…うるさいにゃ…」

提督「ほら、起きてしまっただろ」

天龍「う…」

提督「すまん、起こしちゃったか?」

多摩「にゃ…たまは…だいじょうぶにゃ…もんだいにゃい…」

提督「まだ寝ぼけてるな。ほら」ナデナデ

多摩「うにゃぁ…」ゴロゴロ

天龍「喉を撫でられて喉鳴らすとかホント猫だな…」

多摩「猫じゃないにゃ…」

提督「まあいいじゃないか、別に」

提督「それともお前もやって欲しいのか?」

天龍「そ、そんなわけないだろ!」

提督「なら別に問題は無いだろ」

天龍「そ、そうだけど…」

提督「ほら、さっさと仕事の続きをやるぞ」

天龍「納得いかねぇ…」

多摩「にゃぁ…」zzz

提督「…」カリカリ

球磨「…」ジ-

提督「…」カリカリ

球磨「クマー…クマー…」

提督「どうした?退屈なのか?」

球磨「べ、別に退屈なんてしてないクマ。充実してるクマ」ムス

提督「そうか」カリカリ

球磨「クマー…」

提督「…」

球磨「…ちょっとくらい構ってくれてもいいんじゃないクマ?」

提督「充実してるんだろう?」

球磨「それは…」

球磨「……しぃ…」クイ

提督「ん?」

球磨「構ってくれないと…寂しいクマ…」

提督「…全く」

球磨「?」

提督「最初からそう言え」ポン

球磨「んっ…」

提督「もう少しで終わるから、その後なら構ってやる」

球磨「ホントクマ!?」

提督「ああ、だからもう少し待て」

球磨「クマぁ♪」







提督「で、何するんだ?」

球磨「釣りクマ!」

提督「釣り?」

球磨「今日こそ鮭を釣ってやるんだクマ!」

提督「鮭か…なら、川に行かないとな」

球磨「早く行くクマ!」

提督「はいはい」

ほのぼのするな

提督「…」ボ-

千歳「提督?何やってるんです?」

提督「千歳か」

千歳「見る限り釣りのようですけど」

提督「まあそうだな。釣りだ」

千歳「何故釣りを?」

提督「いや、前に球磨に連れて行ってもらってな。それから少しハマってしまって」

千歳「その割には…」チラ

バケツ「空だが?」

千歳「あたりは少ないようですね」

提督「ま、こう言うものは気分で楽しむもんだ」

千歳「なるほど。…ね、提督」

提督「ん?」

千歳「一杯、どうです?」スッ

提督「昼間から酒か?」

千歳「いいでしょう?別に」

提督「まあ、飲み過ぎない程度にな」

千歳「ありがとうございます」

提督「私にも貰えるか?」ス

千歳「もちろんですよ」トクトク

千歳「ん…ぷは…。のんびりと海を眺めながらのお酒もいいものですね」

提督「…確かに、いいものだ」

金剛「ぜぇーったいに紅茶デス!」

大和「いいえ!緑茶こそ至高なんです!」

提督「何やってるんだ?」

榛名「提督、実は…」

霧島「昼下がりの午後に飲むお茶は何が良いかって話になって…」

比叡「緑茶か紅茶か…で、二人が争い始めてしまいまして…」

提督「なるほど…。まあ金剛は英国生まれだからな、しょうがないって面もあるが…」

提督「大和も大和で、譲れないものがあるんだろうな」

榛名「どうしましょう…」

提督「うーむ…!そうだ」

比叡「?」

数日後…


提督「そろそろか」

金剛「HEY!提督!そろそろティータイムの時間ネー!」

提督「あいよ」

大和「今日は紅茶でしたっけ?」

金剛「イェス!今日こそは認めさせてあげマース!」

提督「飲み過ぎないようにな」

霧島「なるほど、考えましたね。お互い交互にお茶会を開き、お互いの魅力の交換会ですか」

提督「ああ。それならどちらかに偏ることもないだろう」

比叡「私は、お姉様のいれるお茶ならなんでもいいです!」

榛名「私は…どちらかというと緑茶のほうが好みでしょうか」

金剛「皆も早く来るデース!お茶が冷めちゃいますよー!」

大和「緑茶しかり、紅茶しかり…冷えてるのも美味しいですけど、やはり淹れたてが一番ですね」

金剛「その通りデース」

提督「ああ、今いく。ほら、皆も行くぞ」

「「「はい!」」」

提督「皆仲良く…それが一番だな」

大鳳「ようやく見つけました!UMAチョコ!」

大鳳「ついつい箱買いして、出費は痛かったですけどこれで全種類揃うはずっ!」

大鳳「では早速…ネッシー、雪男、雪男、ネッシーネッシー…」



数時間後



大鳳「」ズ-ン

机の上には大量のネッシーの山

大鳳「また、揃わなかったっ…!」

大鳳「どうしてなの!?シークレットはともかく普通のまで揃わないなんて!」

大鳳「ああ…欲しい、モケーレムベンベ…」

扶桑「大鵬さん、少しいいですか…ってこれは?」

大鳳「ああ、扶桑さん…何ですか?」

扶桑「いえ、明日の事で少し…その前に一体これは…?」

大鳳「ああ、最近出たUMAチョコのおまけなんです」

扶桑「はあ、おまけ…ですか」

大鳳「箱買いしたのは良かったんですが…全種類揃わず…挙げ句の果てにこのネッシーの山…」

扶桑「はぁ…でしたら雪風さんあたりに頼めば揃うのでは…」

大鳳「それじゃダメなんですよ!自分で揃えるから意味があるんです!」

扶桑「まぁ…私も種類があるものは全て揃った事は無いですね」

大鳳「扶桑さんもですか?」

扶桑「はい。毎回シークレットだけが揃わなくて…」

大鳳「それならまだマシな方ですよ…。シークレットはおろか、シークレット以外のも揃わないんですから…」

扶桑「不幸ね…」

大鳳「本当です…」

提督「ん?山城、それはなんだ?」

山城「これですか?UMAチョコというものらしくて、中にUMAのフィギュアが入ってるみたいです」

提督「何故それを?」

山城「何故でしょう…ただ好奇心としか…」

提督「何種類あるんだ?」

山城「全30種類ですね」

提督「へぇ、結構あるな」

山城「そうなんですよ。こう言うのは少ないのが普通なのに」

提督「UMAってことはあれか。ネッシーみたいな」

山城「ですね」

提督「山城は何が当たったんだ?」

山城「えっと…も、モケーレ、むべんべ?ってやつです」

提督「なんだそりゃ」

山城「さぁ…」


我が鎮守府の大鳳、扶桑、山城運比べ
大鳳4
扶桑10
山城18

訂正
>>21
扶桑「大鵬さん、少しいいですか…ってこれは?」

扶桑「大鳳さん、少しいいですか…ってこれは?」

ネタも無いのでここまで、乙でした

ちなみに思いつきなので予告なしで投下するかもです



不知火とかどうかな?

提督「…」コト

天龍「…」コト

提督「……」ジッ

提督「…」コト

天龍「!!……」コト

提督「…」コト

天龍「……」コト

提督「……チェック」コト

天龍「!!………」コト

提督「…チェックメイト」カツ

天龍「っだーー!!また負けかよ!」

提督「天龍の打ち方は分かりやすいからな」

天龍「くそ…これで何回目だ?」

提督「なんだかんだ言って姉妹なんだよな。龍田も同じ様な手を打ってくる」

天龍「そりゃ、姉妹艦だしな」

提督「それにしても全敗か…」

天龍「う、うるせーよ!」

提督「ていうか天龍が勝てる相手なんているのか?」

天龍「うっ…いや、まだ分かんねえぞ!」

提督「なら誰か連れてくるか」

天龍「どんとこいや!」

摩耶「で?なんでアタシがこんなとこにいるんだ?」

提督「こんなとことは酷いな」

天龍「お前になら勝てると思ったからだ!」

摩耶「…まあチェスぐらいいいけどよ」

提督「さて、どうなるか」






摩耶「チェックメイト」

天龍「なん…だと…?」

摩耶「戦法が真っすぐすぎんだよ」

提督「確かに」

天龍「な、なんで摩耶がこんなに強いんだ…俺と同じタイプだと思ってたのに…」

提督「言っちゃ悪いが、摩耶の頭脳はこの鎮守府ではかなり高い方だぞ」

提督「霧島や鳥海に負けるに劣らない頭脳の持ち主なんだ」

天龍「そんな…」

摩耶「ばっか、んなわけねーだろ。あの二人には一度も勝った事無いんだからよ」

提督「高雄や愛宕も姉妹なだけあって頭はいい方だしな」

摩耶「ただあの二人は頭脳明晰と言うより曲者って言った方が良いかもな」

提督「なるほど。それはいい例えだ」

天龍「納得いかねえ…」

谷風「いよっ、提督。頑張ってるね」

提督「谷風か。珍しいね」

谷風「いやぁ、たまには一緒に…と思ってね」ス

提督「酒か」

谷風「どうだい?一杯さ」

提督「そうだな…。たまにはいいか」

谷風「さすが提督。分かってるねぇ」

提督「おだてても何も出んぞ」

谷風「いいのいいの。こうやって二人で飲むのがいいんじゃないか」

提督「そういうものか?」

谷風「そういうものさ」

谷風「なあ、提督」

提督「なんだ?」

谷風「提督はさ…最後まで一緒にいてくれるよね?」

提督「…」

提督「当たり前だ…」

谷風「…」

提督「俺は提督で…お前らは俺の艦娘だ」

提督「誰一人、ひとりぼっちにはさせんよ」

谷風「…ありがと」

提督「ん」

谷風「」ギュ

提督「谷風…」

谷風「今日だけは…こうさせて…」

提督「…ああ」

谷風「…」

雪風「谷風さん?どうしたんですか?」

谷風「…」





谷風『今日だけは…こうさせて…』

提督『…ああ』





谷風「!!!!///」ボフンボフン!!

雪風「谷風さん!?」

谷風「あんなの…私のキャラじゃないよう…///」

谷風「んなああああああああっ!!///」ゴロゴロゴロゴロゴロ!!!

雪風「谷風さんが変ですぅ!!」

谷風「次からどうやって提督と顔あわせればいいんだよう…///」

島風「きーん!」

ガッ

島風「おうっ!?」

提督「まぁた走り回ってんのか島風」

島風「だってぇ、退屈なんだもん!」

提督「はぁ。元気なのはいい事だがな、少し落ち着く事も覚えたらどうだ?」

島風「だって…提督最近あんまり構ってくんないし…」

提督「む…」

島風「私だって寂しいって思う事くらいあるんだからね!?」

提督「それは悪かったな」

島風「謝っても許さないんだから」

提督「ならどうしたら許してくれる?」

島風「うーん…あ、そうだ!」






木曾「で、そんなとんちんかんな状況になってる訳だ」

提督「ああ」

島風「~♪」←背中に張り付いている

島風「今日は一日、提督の傍を離れないんだから!」

提督「悪いな木曾。今日はこのままで」

木曾「みたいだな」

島風「えへへっ♪」

我が鎮守府に新しい艦娘が着任しました


武蔵「フッ、随分待たせたようだな……。大和型戦艦二番艦、武蔵。参る!」

提督「ようこそ我が鎮守府へ。私たちは貴女を歓迎します」

長門「これからよろしく頼む」

武蔵「もちろんだ」

提督「大和が既に部屋で待っているはずだ」

武蔵「なんと、大和も既にこちらに来ていたとは」

提督「部屋は同じだから、遠慮なくすればいいさ」

武蔵「そうさせてもらおう」

というわけで武蔵が着任した所で、ネタ募集です

個人でも書いていくのは続けて行きます

よろしくお願いします

早速武蔵で書いてくれ

不知火でお願いします

飛龍「艦隊が演習から帰投しました!」

提督「お疲れさま。MVPは武蔵か」

武蔵「私は大和型。その改良二番艦だからな。当然か。しかし、礼は受け取ろう」

提督「ああ、流石だよ武蔵」

武蔵「む…」

提督「どうした?」

武蔵「いや…案外、素直に褒めるのだな、と」

提督「一体俺を何だと思ってるんだ…」

武蔵「いやいやすまない。少々からかっただけさ」

提督「全く…。だが、MVPを取ったからといって、慢心はするなよ」

武蔵「私を誰だと思っている?」

提督「武蔵だから心配してるんだ。まだ着任してから日が浅いし、練度もまだ充分じゃないからな」

武蔵「練度の低さなど、装備でカバー出来ると思うが…」

提督「それが慢心だと言ってるんだ。戦場に出る以上、装備だけだとカバー出来ない事もある。実際、演習でも何度か大破判定を受けただろうが」

武蔵「それは…」

提督「いいか。俺の目が黒い内は誰も轟沈なんかさせない。だから絶対に無茶な行動だけはするな。これは命令だ」

武蔵「…分かった」

提督「それでいい」

武蔵「なら、これからも頼むぞ、提督」

提督「ああ。みっちりしごいてやるからな」

武蔵「期待しておこう」

不知火「…」

陽炎「あ、不知火こんなとこにいた!もう、探したのよ!」

不知火「陽炎ですか…」テニホウチョウ

陽炎「全く、一体今までここで何を…」

不知火「何か?」カオマッカ

陽炎「」

不知火「……陽炎?」






ダダダダダダダダダダ

陽炎「てててててててててえいとくぅ!」

提督「なんだなんだ騒々しい…」

陽炎「ししししししらしらしら不知火がぁ!!」

提督「不知火がどうした?」

陽炎「か、顔が血だらけに…!」

提督「なにぃ!?」

ドドドドドドドド

提督「不知火!」

不知火「あら、司令?」

提督「何があった不知火!?その顔!どこか怪我したのか!?」

不知火「い、いえ、ありませんが…」

提督「じゃあその真っ赤な液体は…!」

陽炎「そうだよ!絶対変だって!」

不知火「?ああ、これですか。これはケチャップです」

提督陽炎「「ケチャップ?」」

提督「つまり…?」

陽炎「あはは…」

不知火「…」シラ-

提督「不知火がオムライスを作ろうとして」

不知火「はい。そのためにケチャップを出したのですが…」




不知火『炒めた具材の上に白飯…その後はケチャップを…』プゥン

不知火『む…、蚊ですか…』

不知火『……ふんっ!!うぶっ!?』グチャッ!!(ケチャップを握りつぶす)

不知火『ゲホッゲホッ……、しまった…』

不知火『片づけなくては…』ホウチョウモチ

陽炎『あ、不知火こんな所にいた!…』




不知火「というわけでして…」

提督「全く人騒がせな…」

陽炎「ごめんねー。つい驚いちゃって勘違いしちゃった」テヘペロ

不知火「不知火に落ち度でも?」

提督「言いたい事があるにはあるが…まあ仕方ない。とりあえず、二人で調理場の片付けをやっておけ」

不知火「はい」

陽炎「えー!私もなのー!?」

提督「騒ぎを大きくした罰だ。行って来い」

陽炎「はぁい…」

不知火「司令。料理はいつ頃お持ちすれば…」

提督「んあ?あー…片づけ終わったらでいいよ」

不知火「分かりました」

提督「全く…。ま、何はともあれ、不知火の料理は楽しみ、かな…?」

武蔵、不知火はこんな感じでしょうか?

楽しんでくれたらなによりです


ぬいぬいも良かったです

比叡「お姉様ー」

山城「姉様?」

筑摩「利根姉さん」

瑞鶴「翔鶴姉」

龍田「天龍ちゃん」

瑞鳳「お姉ちゃん」

羽黒「お姉ちゃん」

木曾「多摩姉」





提督「…」

提督「なぁ千代田」

千代田「なに?」

提督「千代田って千歳の事お姉って呼ぶよな」

千代田「千歳お姉?そうだね」

提督「やっぱね」

千代田「なんで?」

提督「いや、ちょっとな」

千代田「なによ、言ってよ気になるじゃない」

提督「…なあ千代田」

千代田「?」

提督「俺の事、兄と呼んでくれないか?」

千代田「はぁ!?」

提督「…すまん。変な事を言った。忘れてくれ」

千代田「本当よ!全く…」

提督「む、そろそろ時間か。よし、上がっていいぞ」

千代田「はーい。………」

提督「ん、千代田?」

千代田「ま、また明日ね!お…お兄!」

提督「え…」

千代田「…///」バタン

提督「……録音しとけば良かったかな…」

更新来てる

浜風「駆逐艦、浜風です。これより貴艦隊所属となります」

提督「俺がこの鎮守府の提督だ。よろしく、浜風」

木曾「秘書官の木曾だ。よろしくな」

浜風「司令官に木曾さんですね。よろしくお願いします」ペコリ

提督「確か浜風は陽炎型だったか?」

浜風「はい。陽炎型の13番艦になります」

提督「なら、雪風」

雪風「お呼びでしょうか!しれぇ!」

提督「同型艦の浜風が着任したから、お前たちの宿舎へ案内してあげてくれ」

雪風「分かりました!」

浜風「久しぶり、雪風」

雪風「浜風さんもお元気そうでなによりです!」

浜風「案内、お願い出来るかしら」

雪風「任せて下さい!こっちです!」

浜風「司令官、また後ほど」

提督「ああ」

バタン

提督「…なぁ、木曾」

木曾「なんだ」

提督「駆逐艦にしては…デカいな…」

木曾「デカいって…何が…ああいや、理解した…」

提督「もしかして潮をしのぐ程の持ち主か…」

木曾「あー…なんだ、提督はその、大きい方が好みなのか?」

提督「ん?」

木曾「その…胸が大きい方が…ってことだ」

提督「いや、別にそういうのは気にしないぞ。浜風がデカいのも龍驤がぺったんなのもそれも個性だからな」

木曾「そうか」

提督「なんだ?さては嫉妬か?」

木曾「ばっ…!別に俺はそんな…///」

提督「心配すんなって。ちゃんと俺はお前の隣に戻ってくるさ」

木曾「分かっている…///」

提督「…来るか?」コシツユビサシ

木曾「…///」コクリ

翌日

木曾「弱すぎるッ!!」バシュッ!!

ドォーン!!!


鈴谷「うひぃー、今日は一段と気合入ってるねー、木曾っち」

木曾「まだまだぁ!」キラキラ

金剛「しかも一段とキラキラしてマス!」

加賀「まあ、流石は提督の懐刀と言われるだけはありますね」

鈴谷「この鎮守府唯一の練度100越えだからねぇ」

加賀「まあ私も含め他の人たちが不甲斐ないだけかと思いますが…」

鈴谷「それ言ったらお終いっしょ。だって雷巡相手に雷撃戦まで持ち込まれたら勝ち目無いって」

加賀「この鎮守府で上から数えて練度が高い三人は北上と大井、そして木曾」

金剛「見事に全員雷巡デス!」

鈴谷「こりゃー私たちもヘマ出来ないね」

加賀「元からするつもりなどありません」

木曾「どうしたお前ら!次に行くぞ!」

金剛「OK!次は木曾には負けないネ!」

木曾「言ってろ!今日のMVPは俺が全部取ってやるさ!」


浜風が着任した所で、ここまで

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