【艦これ安価】漣「作り事を貴方達と」 (975)

艦これの安価やります


コンマは使うかもしれない




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曙「うう、うぅぅ……」


漣(ここはとある鎮守府の執務室です。その中央でボノさんが泣いています)


潮「曙ちゃん大丈夫だからね」


漣(そんな彼女を潮氏が懸命に慰めています。いやあふくよかなのは身体だけじゃありませんね)


朧「どうしよう……」


漣(頭を抱えながら朧サンはあるものを見つめています。それは先程までご主人様が居た場所です)


漣(訳あってご主人様はここには居ません。ほんのさっきまでは居たんですけど、とある事情で居なくなりました)


漣(執務室の窓が空いているのはその為です。ご主人様が居ないことと窓が空いていることは関係しています)


漣(もちろんボノさんが泣いていることも関係していますよ。いやあ当事者になると案外冷静になるもんですな)

漣(ぶっちゃけこのままだと漣達はバッドエンド直行です。朧サンが頭を抱えるレヴェルでやばいです)


漣(どう考えても地獄しか無い……なら嘘をでっち上げるしかありません)


漣(本当のことが艦隊に知れたら終わりです。ご主人様なら話しを合わせてくれるでしょうけど、そのご主人様が……)


漣(罪滅ぼしというよりバッドエンドを回避する為、これから漣達はどうすれば良いのか……それを考えるお手伝いをしてください)


漣(偶然にもそちらに漣の思考が伝わっているようなので、いいアドバイスをお願いしますよ)


漣(ところで先程からバッドエンドと言っていますが、そもそも一体なにが起こったのでしょうか?)


漣(お手並み拝見というわけではありませんが、どんなことが起こったのかを推測してみて下さい)


下1から3まで、起こったことの概要

漣(そうです、ご主人様は深海棲艦達に拐われてしまったのです)


漣(執務室には漣達が居ましたが、まさに電光石火の如くでしたね)


漣(どうやら相手は落下傘でこの執務室の真上からやってきたようです)


漣(なぜ深海棲艦がそのようなことをできたのか、定かではありません)


漣(それよりも大事なのはこの状況をなんとかすることなのです)

曙「クソ提督が、あたしのクソ提督がぁ!」


漣(いつも通りボノさんとご主人様が談笑している様子をニヤニヤしながら眺めてたんすよ)


漣(そしたらいきなりご主人様が拐われたんです。そりゃあショックでしたよ)


漣(朧サンも身動きが取れず気が付けばこの状況。ヤバみしかありません)


漣(もしご主人様が拐われたことが艦隊に知られると、大混乱は間違い無しです)


漣(バッドエンドを回避するにはご主人様が消えた言い訳と、どうにかして奪還するしかありません)


漣(とりあえず次にやることは……)


下1から3まで、次の行動

漣(第七駆逐隊だけではこの問題を解決するのは不可能ということですな。ならば援軍を呼びましょう)


漣(現在の状況としては第一艦隊は演習中で他の艦隊は遠征に出ています)


漣(なので鎮守府内で自由にしている艦娘は少ないです。だから落下傘で降りてくる深海棲艦に誰も気付かなかったのです)


漣(残っている艦娘で口が固そうな艦娘。これを探しましょう)


漣(ボノさんを宥めるのはおっぱいに任せておきましょう。朧サンはとりあえず放置です)


漣(都合の良い方はいらっしゃるのでしょうか。できれば役に立ちそうな艦娘がいいですね)


下1から2、誰を加える?

ー鎮守府裏ー


日向「事情は理解した」


漣(人気の無い所で素振りをしていた日向師匠と出会いました。なんと師匠は空から降りてきた深海棲艦の様子を見ていたそうです)


日向「あれは瑞雲ではない」


漣(ええっと、師匠から得た情報はこれだけです。敵は瑞雲から降りてきたわけでは無さそうです)


日向「あれと同じことを瑞雲で。ふっ、長門ではないが胸が熱くなるぞ」


漣(ナニを考えてるかは突っ込みません。師匠にも協力するということで手伝ってもらえることになったからです)

日向「力は貸してやるが知恵は貸せない」


漣「いえいえ力を貸してもらえるだけで構いません!」


日向「そうなるか」


漣(長門さんとタイマンを張れる師匠が仲間になったのは心強いです!火力は充分と思っていいでしょう)


漣(仲間は手に入りましたが万全ではありません。まだやるべきことはあります)


漣(さて次は何をどうしましょうか)


下1から2、どうする?

漣(仲間は手に入れたのでとりあえず一旦落ち着きました。ええ漣は落ち着きましたよ)


漣(しかしボノさんはどうでしょうか、あんなボロ泣きしてる姿なんか見たことありません)


漣(おっぱいがなんとかしてくれてるとは思いますけど不安です)


漣「日向師匠ここは執務室に戻りましょう」


日向「瑞雲は積むんでいくか?」


漣「積めないので遠慮しておきますね」


日向「そうか……」


漣「これでなにがあっても安心ですね」


下1から2、執務室や曙の様子

ー執務室ー


曙「離しなさいよ、あたしがクソ提督を助けに行くって言ってるの!」


朧「駆逐艦一人でなにができるっていうの?!」


漣(おおっとまさかボノさんが単騎で出撃しようとしていたとは。それを抑える朧サン、いやあ流石は第七駆逐隊の……)


潮「曙ちゃんの馬鹿!」


バシーーン


漣(おおっとこれは意外です、まさかおっぱいの一撃が朧サンより先に炸裂するとは)


日向「止めるか?」


漣「いいえご心配無く」


日向「そうか」


漣(普通ならここで大喧嘩かもしれませんけど第七駆逐隊は違います。定期的にキレる朧サンではなくおっぱいが怒るということは凄いんですからね)

潮「提督が拐われたのは大変だけど取り乱してちゃダメ!それじゃ助けられるものも助けられないでしょ!!」


曙「でも……」


潮「でもじゃない!!長門さんだって一人じゃ勝てないんだよ!」


朧「潮の言う通りだよ、ただでさえ駆逐艦は火力が無いのに一人でなんか無謀」


曙「クソ提督が……」


潮「曙ちゃんが提督のことを大好きなのは知ってるから、一緒に助けようね?」


曙「……うん」


漣(ほーらこの通り、流石はおっぱいでしょ?裏番長的な存在はやはり違いますよね。このまま彼女に全てを任せても……)


潮「漣ちゃんは日向さんを連れてきてくれたんだね。一緒に考えよう」


漣(任せられればよかったんですけどねえ)


下1から2、次はどうする?

漣(三人には師匠が仲間になってくれたこと、ご主人様が拐われたことを知られてはいけないということを共有しました)


漣(朧サンはそこまで頭が回っていなかったようでハッとした表情を浮かべていましたね)


漣(そしてこれからどうするか。漣達は深海棲艦達の情報は一切ありませんので頼れるのは師匠だけ)


漣(師匠は瑞雲ではないものがどの方向から来て、どちらに飛び去っていくのかは覚えていました)


漣(手掛かりはそれだけです。これでなんとかご主人様を見つけつつ、艦隊への言い訳を考えなければいけません)


漣(我々の人数を考えると二手に別れるしかありません。飛び去った方向の調査をボノさんがやるとして、あとはどうすべきか)


漣(これは大事な別れ道かもしれませんね)


下1から2、どうする?

ー母港ー


日向「私達で第一艦隊を出迎えるのか」


漣「ご主人様から頼まれたということにします」


日向「私もか?」


漣「いつもの瑞雲積めをご主人様にも言いに来たことにします」


日向「提督は瑞雲を積めないぞ」


漣「駆逐艦も積めないでしょうがよお」


日向「そうなるか」


漣(ボノさんと潮氏と朧サンは手掛かりを探しに、漣と師匠は誤魔化し担当に別れました)

漣(師匠と二人きりというのは若干の不安が残りますがこれが最適解です)


漣(話題に困れば師匠の瑞雲を出せばなんとかなる。師匠の面倒臭いレベルは高いですからね)


漣(しかし師匠の瑞雲を持ってしてもあの方を誤魔化せるかどうかが課題です)


漣(ご主人様への一方的な気持ちというか感情というか。下手なことをできない相手なんですよ)


漣(その方が所属している第一艦隊が帰ってくる。これは気合い入れる必要がありますよ)


下1から3、ヤバみのある艦娘

金剛「テートクーー!今日もバッチリ勝ちましたヨー!」


日向「ご苦労だった」


漣(今日も演習は勝利、流石は第一艦隊の皆さんといったところでしょうか)


漣(しかし今は勝敗はどうでもいいのです。コンゴーさんとヴェールヌイさんの二人をやり過ごすことが大切なんです)


ヴェールヌイ「司令官はどうしたのかな」


漣「いやあ今日も素晴らしい勝利でしたね」


金剛「デース!だから最高速デ報告に来ましタ!」


漣「これで連勝記録も伸びに伸びていきますね」


ヴェールヌイ「司令官はどうしたのかな」


漣(おおっとこれはこれは。言い訳は考えてありますが果たしてどうなりますか)


下1から2、誤魔化せたか、どうにかなったか

安価の出し方が悪い


下1から2、誤魔化せたか何かが起こったか


ちなみに37は無効じゃない

金剛「サザナミ~ちょっといいデス?」


漣「ほいどうしました?」


金剛「提督の匂いが不自然に途切れていますよ」


漣(やっっっっべ。標準語の金剛さん出てきてる)


日向「瑞雲を積むといい」


ヴェールヌイ「ふざけたことは言わないで欲しいな」


日向「瑞雲……」


漣(師匠が押されてる。犬の鳴き声みたいに瑞雲って言い始めた)


金剛「クソピンク、こっちを見なさい」


漣(あーーーーーー圧が凄ーーい)


ヴェールヌイ「Если вы встанете на пути утопите вас」


日向「日本語を……喋ろうじゃないか」


漣(あの助けて下さい……)


下1から2、どうなる?

漣「ご主人様からは内緒にして欲しいと言われたんですよ」


金剛「なにが?」


漣「それを秘密にしてて欲しいって言ってるんです~」


金剛「匂いが途切れたことの説明をしなさい」


漣「それも含めて秘密ですう」


金剛「……」


漣(金剛さんのヤバみは理解していますが度を越した行動はしません。これで言いくるめられます)


漣(問題はヴェールヌイさんなですけど、師匠はどんな感じですか?)

ヴェールヌイ「……」


日向「そういうことだ」


日向「提督は奴らに拐われた」


日向「大ごとになってしまえば混乱は必須。秘密裏にことを進める」


日向「曙、潮、朧の三人は既に動いている」


日向「お前もその一員となって提督を探すんだ」


日向「第一艦隊の艦娘として、やるべきことをやる」


下1から2、ヤバい二人はどうするか

ヴェールヌイ「日向さんが言いたいことはわかったよ」


日向「そうか」


ヴェールヌイ「朧達はどの方向に向かったのか教えて欲しいな」


日向「地図をもっていけ。これと同じものを三人も持っている」


ヴェールヌイ「マーキングされている場所に行けばいいんだね」


日向「それはあくまで指標だ」


ヴェールヌイ「何も無いよりマシさ」


ヴェールヌイ『待っていてね司令官。必ず助け出すから』


ヴェールヌイ『そして司令官を拐った深海棲艦は処刑だ。簡単には死なせない』


ヴェールヌイ『指と腕を切っていってハラワタも引き摺り出してやる。楽に死ねると思うな』


日向「なにを言っているのかはサッパリわからない。だがいい意味でないことは確かだろう」

漣「そっちはどうなりましたかね?」


日向「やむを得ず事情を話した」


漣「あちゃーまあそうなりますよね」


日向「三人にも渡した地図を預けた」


漣「向こうで合流しないことを祈りましょう」


日向「提督に対して曙の言動をヴェールヌイは良くは思ってはいない」


漣(思ってないどころか流血騒ぎもあったんすよ)


日向「そっちはどうなった」


漣「なんとか納得してもらえました。標準語が出てきたときはヤバみがありましたけどね」


日向「本当か?」


漣「これで最初の危機は乗り越えたということでしょう」


下1から2、本当に乗り越えた?乗り越えたなら次を

ー金剛型ー


比叡「金剛お姉さまからティータイムのお誘い!とても嬉しいです!」


霧島「私の計算によればこれはティータイムではありませんね」


榛名「どういうことでしょうか?」


霧島「ティーポットから湯気が出ていません。つまりこの中は空ということになります」


比叡「はっ!!」


榛名「でも榛名達をここに呼んだのはお姉さまです」


霧島「勿論それもわかっています。まさか金剛お姉さまが準備を忘れただけだなんてことは」


金剛「霧島」


霧島「はい?」


金剛「少し静かにしなさい」


霧島「あ……」


比叡「ひいっ!」

金剛「前々から気に入らなかったんです」


霧島「な、なにが……ですか?」


金剛「あのクソピンク」


比叡「お、お姉さまが……」


榛名「漣ちゃんのことですね」


金剛「提督の匂いが途切れる。誰かの部屋に入った時も同じことが起こります」


金剛「今日のは少し不自然ですけど、相手が匂いのキツイ香水を付けていたのなら理解できます」


霧島「どうか冷静な行動を……」


金剛「霧島」


霧島「あ、あの」


金剛「私はここで貴女達とお茶をしていました」


比叡「ひえっ?」


金剛「私にはアリバイはあるということです」


榛名「まあ、ついにですね」


金剛「頼みましたよ三人共」


下1から2、どうなる?

青葉「あああああ青葉見ちゃいました!」


青葉「提督が拐われたのも衝撃でしたけど、金剛さんが狂ってしまったのも大ニュースです!」


青葉「ヴェールヌイさんは残念ながらまだ正気な方です。ついていっても面白そうな画は撮れなさそうです」


青葉「曙ちゃんとヴェールヌイさんの血反吐に塗れた、あの一夜を超えるものを撮るには金剛さんです!」


青葉「比叡さん達にアリバイ工作を頼んだということはつまり!漣ちゃんを亡き者にするに決まってます!」


青葉「その瞬間を激写できれば!これ以上ないスクープですよお!!」


青葉「なんだかワクワクしてきました!提督の安否よりこっちの方が優先です!」


下1から2、青葉のスクープはどうなった?

ー工廠裏ー


青葉「どうも恐縮です青葉ですぅ!」


金剛「邪魔」


青葉「その通りです、青葉は金剛さんの邪魔をしてるんです!」


金剛「……」


青葉「それ以上やってしまったら漣ちゃんが死んじゃいます。青葉はどうでもいいですけど提督はどう思いますか?」


金剛「テートク……」


青葉「ドックに放り込んでおけばどうとでも誤魔化せます。後処理はお任せ下さい!」


金剛「任せ、ましたヨ」


青葉「外の空気でも吸ってきてはどうですか?堤防沿いを歩けば気分もスッキリですよ!」

青葉(うひゃーー!とんでもないものが撮れましたよ!!)


青葉(有刺鉄線と工具を使って漣ちゃんにあんなことをしちゃうだなんて!衝撃スクープ過ぎます!)


青葉(こうしちゃいられません、すぐにでも記事を書かないと!)


青葉「あー……漣ちゃんごめんなさい!あとは自力でなんとかしてて下さいね!」


青葉「金剛さんはここから離れましたから死ぬようなことはありません!だから平気ですよね!」


青葉「それでは青葉は失礼しますぅ!」


漣(た……助けて……なんで……こうなるの……)


下1から2、どうなってしまった?

漣(漣はバッドエンドを……回避したかっただけなのに……)


漣(このままじゃ……自分が死んで終わりとか……)


漣(こんなの笑えません……)


~~♪


漣(なんです……この不快なメロディーは)


「泣いている駆逐艦はどこだ」


漣(うわ……)


「涙の音を聞きつけてこの私がやってきた」


漣(出たなロリコン)


長門「謎の戦艦マスク。名前はながもんとでも呼んでくれ」


漣(呼びたくないです)

長門「工廠裏で一人で涙に濡れる必要なんか無い」


長門「……なんだこれは」


漣(お、ロリコンから長門さんに戻りましたな)


長門「おい漣なにがあったんだ。この怪我はどうした?」


漣(怪我っていうかリンチ跡っていう感じ?)


長門「しっかりしろ!おい!」


漣(すいません喉かっ切られたんで喋れません)


長門「すぐに手当をしてやる、あと少しの辛抱だ!)


漣(とりあえずは助かった……)


下1から2、この次はどうなった?

金剛「なにをしていますか?」


長門「お前こそなにをしていた」


漣(なんで戻ってくるんですか……」


長門「答えろ金剛。なぜお前から血の匂いがする」


金剛「余計なことをしていた重巡に罰を与えていました」


ドサッ


長門「貴様!」


漣(青葉さんの首が前後逆になってませんか?)


金剛「安心して下さい、まだ殺していません」


長門「ほう、そんなことをしてまだ理性が残っているの言いたいのか」


金剛「全ては提督の為です」

漣(あーヤバい……長門さんと金剛さんが本気で喧嘩してる)


漣(青葉さんは自業自得かもしれませんけど、目の前で死なれるとキツイですよ)


漣(うーーんこれはピンチです。漣も血が止まって無いんですよね)


漣(けどまあ動こうと思えば動けますよ。命の保証は無いですけどね)


漣(リスクを負ってここから逃げるのか、まさかの青葉さんも回収しながら逃走?)


漣(どっちにしろ漣が生き残る感じでお願いします……)


下1から2、どうなった?

ピクッ


漣(えあ?青葉さんが動いてる?)


漣(首を反対方向に曲げられてるのに意識があるんですか)


漣(そうですか動けるなら一緒に脱出するしか無さそうですね!)


漣「げぼっ、あ、あおば、さん」


ズルっズルっ……


漣「ごべんな、さい、こっち、たてな、げぼっ」


グググっ


漣「お、おお……」

青葉「頸椎を捻られるくらいどうということはありません!」


青葉「敵地で大怪我を負う。ジャーナリストならこんな窮地はよくあります!」


漣「ごぼぉっ」


青葉「ああ先にドックに運びますね。いやあ金剛さんも中々やりますね」


青葉「あんな猟奇的なものは見たことがありません!深海棲艦だってあそこまでしませんよ!」


漣(なんとか戦艦同士の大怪獣戦争からは抜け出せました……)


漣(しかしまだご主人様に関する情報がゼロです。ボノさん達がどうなったのかも気になります)


漣(なんとか……なればいいんですけど)


下1から2、この次は?

ー入渠ドックー


青葉「漣さん電報がきてるみたいですよお」


漣「どちら様からですか……と」


『俺は無事だ』


漣「ご主人様!!」


青葉「脱出できたみたいですねえ」


『暫くしたら帰るから心配しなくていい』


漣「脱出できたとは書いてません」


青葉「深海棲艦に書かされているとかはありませんか?」


漣「それは無さそうです、最後がこれですもん」


『ぼのたんにもよろしく』

漣「ご主人様に危機が無いとわかれば一安心です」


青葉「そうとは言い切れませんよお」


『追伸。くれぐれもあの二人には知られないように』


漣「思いっ切り知られました」


青葉「一人は狂っちゃいましたからね!」


漣「なんでそんなに嬉しそうなんですか……」


青葉「全ては取材の為です!それでは青葉は一足先に失礼します!」


漣「金剛さんは放置できませんけどボノさん達も気になります。確認しに行ってみますか」


下1から2、曙達の様子は?

ー街ー


ヴェールヌイ「ういっく」


朧「これで大人しくなるよね」


漣「お酒を結構飲むくせに弱いですからね。暫くは安全でしょう」


朧「ヴェールヌイに提督のことを教えたのはどうして?」


漣「教えたんじゃなくて知られたんですよ」


朧「じゃあもしかしてアッチにも知られた?」


漣「金剛さんは絶賛狂ってます」


朧「鎮守府に帰りたくない……」

漣「ちっこいのを無力化できて安心しました、ご主人様の無事は確認できたので不安要素が減りました」


朧「提督は帰ってきたの?!」


漣「心配するなって連絡があったんです」


朧「よかったあ……」


漣「漣はこのままボノ達に合流します。ちっこいのを鎮守府まで任せてもいいですか?」


朧「わかった。早く曙に無事を知らせてあげて」


下1から2、曙達の様子は?

ー街の外れー


漣「というわけでご主人様は無事です。いつ帰ってくるかは一旦おいておきましょう」


潮「提督が無事でよかったね曙ちゃん!」


曙「ふ……」ペタン


漣「道端で座りこんでどうしたんですか?」


曙「うわああああーー~!!」


漣「まさかの号泣?!」


潮「それくらい心配してたんだよ。探してる時も鬼気迫るものがあったもん」

潮「曙ちゃんがどれくらい提督のことが好きか知ってるでしょ?」


漣「そりゃ知ってますよ、毎晩のように恋する乙女の悩みを聞いてましたからね」


潮「提督はもしかしたら殺されてたかもしれないんだよ?」


漣「ああそれは無いですよ」


潮「どうしてそう言い切れるの?」


漣「落下傘まで用意しておいてやったことは誘拐ですよ?殺した方が早いでしょうね」


潮「うーん……そう言われたらそうなのかも」


下1から2、合流したあとどうなった?

漣「納得できませんか?」


潮「確定するのは早いと思うんだけど……」


漣「帰ってくるって言ってますもん」


潮「でも……」


漣「ご主人様は決して優秀な人ではありません。所属している艦娘を病ませてる時点でどうかしてます」


漣「しかしですよボノたんに嘘をついたことがありますか?」


潮「無い……うん、それだけはあり得ない」


漣「ぼのたんによろしく。この一文で漣は確信しましたよ」

曙「あたしのクソ提督ーー~!」


漣「泣きながらクソ呼ばわりとか凄い光景ですよこれ」


潮「もう大丈夫曙ちゃん?」


曙「ぐすっ、うう」


潮「提督は帰ってくるから安心してね」


漣「ボノたんはこれでヨシ!これでひとまずは安心しましょう」


漣「あとは鎮守府に帰るとどうなっているかですか……」


下1から2、鎮守府の様子は?

ー鎮守府ー


漣「建物が崩壊していない!」


潮「崩壊してたかもしれないの?」


漣「イカレ紅茶」


潮「ああ……」


漣「長門さんと殴り合ってたというのに、この平穏な空気はどうしたんでしょう」


潮「長門さんが勝ったんじゃないのかな」


漣「そうだったら嬉しいですけど、あの紅茶を黙らせるのは至難の業ですよ」

潮「二人が殴り合ってるを知ってるってことは、漣ちゃんは近くに居たの?」


漣「足元で倒れてたんですよ。紅茶にノド掻っ切られたんで」


潮「うそ……」


漣「有刺鉄線で首を絞められるわペンチでノドぐっちゃぐちゃにされるわで災難でした」


潮「漣ちゃんが酷い目に遭う必要なんてなかったのに……」


漣「被害にあうのは漣だけで済めば儲けものですよ」


下1から2、この次はどうなる?

ー執務室ー


漣「あの金剛さんを倒すとは流石は長門さん!」


長門「あんなものどうということはない」


漣「ヒューービッグ7は伊達じゃない!!」


潮「アレを倒しただけなのによく大人しくなりましたね」


長門「鎮痛剤を使った」


漣「〈比叡印高濃度紅茶〉鎮痛剤を使用したのなら納得です」


潮「それを使わないと仕方なかったんですね」


長門「この鎮守府の危機だっただろうな」

長門「それでそちらの問題は解決したのか」


漣「やっぱり問題があったってわかりますよね。ご心配の必要はありません!」


長門「それなら良い。私は戻る」


漣「お疲れ様でしたーー!」


潮「アレがもう大丈夫なら残りは提督だね」


漣「そうなりますよ。ご主人様からの続報を待つくらいしか現状やることがありませんね」


潮「早く帰ってきて欲しいな」


下1から2、このあとは?

日向「戻ったか漣」


漣「師匠お疲れ様です!」


日向「瑞雲で調査した結果を持ってきたぞ」


潮(師匠って呼ばれてるけど日向さんはそれでいいの?)


日向「提督は一度奴らの拠点に運ばれたようだ」


漣「なぜそれがわかったんですか?」


日向「奴らが使っていた飛行艇を発見した」


潮「そんなものがあるってことは、その拠点は基地なんじゃないですか?」


日向「基地というよりは武器庫だろう。他にも物騒なものがある」

日向「提督はその拠点から遠くには行っていないだろう」


漣「これでだいぶ絞れましたね」


潮「向こうは飛行艇が発見されるのを前提にしてるんじゃないですか?」


日向「罠だと言いたいのか」


漣「そこまでの知恵がありますかね?」


日向「飛行艇と落下傘を使う知恵はあるようだ」


漣「それでは日向さんは引き続き瑞雲での調査をお願いします」


日向「引き受けよう」


漣「拠点には第七駆逐隊で向かいます。ご主人様からの続報があればこちらにも知らせてください」


下1から2、拠点はどうだった?

ー深海拠点ー


朧「武器と弾薬でごちゃごちゃしてる」


潮「整理整頓されてないのが深海棲艦っぽいね」


曙「なんでもいいから手掛かりを見つけるわよ!」


漣「ボノたん気合い入ってるう!」


曙「ふざけてるとアンタから沈めるわよ」


漣「おーーっと病み艦はあの二人だけにしときたいですよ」


曙「うるさい……」


漣「情緒不安定になるのは仕方ないです。ご主人様は無事なんで切り替えていきましょう」

ゴソゴソ


潮「いまあそこで何か動いた!」


朧「まさか……」


二式大艇「!」


漣「なんだ二式大艇ちゃんじゃないですか」


曙「これ、あたし達が知ってる二式大艇じゃない」


潮「夜間迷彩じゃないよね?」


朧「もしかして深海迷彩かも」


二式大艇「!!」


漣「そうだって言ってますよ」


曙「深海棲艦はこいつに捕まって飛んできたんじゃないの?!」


朧「そうだとしたら裏切ったの?」


潮「どうして二式大艇ちゃんが……」


下1から2、二式大艇ちゃんの言い分

二式大艇「、、、」


漣「なるほど、秋津洲さんの待遇が悪いのが原因だと言いたいんですね」


潮「秋津洲さんは遠征でしか出撃しないもんね」


曙「かといって第一艦隊に入れるわけ無いじゃない」


朧「でもこればっかりは秋津洲さんのせいに出来ないよね」


漣「彼女が血反吐を吐くような訓練をしたとしても、決して決戦部隊には選ばれることは無いでしょう」


漣「水上機母艦の悲しきサガってぇやつです」


二式大艇「、、」


潮「二式大艇ちゃんは納得できないみたい」

朧「二式大艇ちゃんだけが深海棲艦の味方をしてるの?」


二式大艇「…」


漣「黙秘だそうです」


曙「それが答えじゃないのよ」


潮「じゃあ提督の誘拐には秋津洲さんが絡んでたんだ……」


朧「こんなことがバレたら秋津洲さんは解体じゃ済まない」


漣「案外お咎め無しになると思ってるかもしれませんよ」


潮「確かに提督なら許しちゃうかも」


曙「その様子じゃアイツらがどこに居るかも知ってるわね。とっとと教えなさい!」


朧「そうすれば秋津洲さんはまだなんとかなるから」


下1から2、二式大艇ちゃんの返事は?

二式大艇「、、、、」


朧「本部に向かったけど何処かは知らない」


漣「本当に場所は知らないっていうんですね」


潮「秋津洲ちゃんもそこに居るのかな」


二式大艇「、、」


朧「多分そう。詳しくは知らされてないのかな」


漣「知らせる必要もありませんからね」


曙「あたしのクソ提督を拐っておいて、よくもそんな無責任なことを言えるわね!!」


二式大艇「、、」


漣「はい?ご主人様は自分の意思で向こうの本部に向かったんですか?」

潮「大艇ちゃんが協力してるのを知って、秋津洲ちゃんの無事を確かめたかったのかな?」


朧「あの提督だからそうとは言い切れない」


漣「北方姉妹に惹かれてとかは充分あり得ますぞ」


曙「クソ提督ーーー~!!」


潮「もしそうだとしたら曙ちゃんも少し悪いと思うよ」


曙「はあ?!」


潮「日頃からクソクソ言われてる提督の気持ちも考えないと」


曙「それは、その。あたしの個性というか、あれだし」


朧「あれってどれなの」


漣「クソ呼ばわりはご主人様にとってご褒美みたいなものですけど、不安ではありますね」


潮「とにかく提督を探さないとね」


下1から2、ここからどうなった?

曙「どこに行ったかは知らなくても、ここに何があるかは知ってるわね」


二式大艇「!」


曙「通信機器はあるの?」


二式大艇「!!」


漣「あって当然でしょう。こんなごちゃごちゃした所から正確に必要なものは取り出せません」


朧「誰かと通信しながらじゃないと無理」


潮「それを探せば手掛かりになる!」


漣「それじゃ手分けして探しますか」

ー数分後ー


潮「あったよーー!」


曙「ちゃんと使えるヤツみたいね」


漣「無線機か何かですか。そうなると向こうの周波数が必要になりますけど」


朧「武器庫に対していちいち使う周波数を変えるとは思えない」


漣「漣も同意見です、電源を付ければ向こうの様子がわかるはずですよ」


曙「あたしがやる!」


潮「はい曙ちゃん」


曙「よし……」


下1から2、聞こえてきた向こうの様子は?

「ーーーー」


曙「何か聞こえる……」


漣「静かに」


朧「話すなら小さい声で喋ろう」


潮(これくらいなら大丈夫だよね)


曙(音に集中すれば聞こえる)


『計画ハ進ンデイル』


漣(計画とはなんでしょうか)


『後ハ時ガ来ルノヲ待ツ』


朧(なにかを準備しててそれはもう終わりかけてる)

『ほーら高い高い』


潮(今の声は提督!)


曙(クソ提督!!)


『うきゃきゃきゃ』


『こんなんで喜んでくれるなら安いものだ』


漣(ご主人様はうまくやっているようです)


『提督ハドウスル』


『コチラニ寝返ッタ艦娘モダ』


潮(秋津洲さんのことだ)


下1から2、更に聞こえてきた内容は?

「ーー」


潮(なにか音が聞こえてくるけど)


『ジュッ…チュパ……』


漣(なんですかねこの音)


朧(話してた深海棲艦はどこかに行ったみたい)


潮(提督の声も聞こえないね?)


曙(なんなのかしら、何が起こってるの?)


下1から2、音の正体は?

『指をしゃぶられるのは初めてだな』


潮(え?)


漣(ははあんわかりましたよ。さっきまでご主人様が高い高いしてたのが寝落ちしてんですね)


朧(それで提督の指を舐めてるんだ)


曙(なにをしてるのよクソ提督は!)


漣(されてんのはご主人様です)


潮(舐められるのは初めてって言ってたけど、指を舐めたことはあるのかな)


朧(曙のを舐めたんだと思う)


潮(きゃーー!)

『ーー』


漣(あ、また声が聞こえて来ました)


『流石ハ提督ダ』


『お前たちの身体じゃ子守は難しいだろう』


『コノ腕デハ傷付ケテシマウ』


『これくらいならいつでもやってやる。だがコイツの父親になるのは無理だ』


朧(ええええ!)


潮(そんな目的で提督を拐ったんだ)


漣(子どもが理由ならご主人様が自ら向こうに行ったのも納得です)


曙(クソ提督に子育てなんか無理よ……)


下1から2、更にどうなる?

曙「クソ提督、あんたに子育てなんか無理よ」


潮(曙ちゃん?!)


『誰ダ!』


提督『その声は曙か』


曙「無責任で適当でやることが中途半端なアンタに、そんなことができるはずがない」


提督『厳しい意見だが概ね事実なのが悲しいな』


『通信機カラ聞コエテルゾ』


『アノ場所ガ艦娘ニ知ラレタカ』


漣「すいませんさっきからそっちの様子は聞いてました」


『ヤッパリ艦娘セコイナ』

朧「私達は提督が拐われてから一度立ち寄った拠点にいるんです」


提督『あそこなら通信機があってもおかしくないな』


曙「クソ提督」


提督『なんだいぼのたん』


曙「あんた一人じゃ無理でも、あたしがいるわよ」


提督『はえ?』


曙「アンタとあたしの二人でなら出来ないことも無い……というか、アレよ」


潮「曙ちゃん大胆!!」


朧「曙の口からそんな言葉が出るなんて」


漣「ご主人様聞こえましたよね!返事はどうなんですか?」


下1から2、提督が言ったことは?

『んう……』


提督『おっと起きてしまったか』


『もう帰る……?』


提督『そうだな』


『んん、嫌』


提督『一緒に帰ろう』


『どこに?』


提督『ママの所に帰ろう』


『ママ?』


漣「ご主人様、向こうには親の概念が無いと思われます」


提督『なるほどな。しかしコイツは母性を求めていた』


朧「本能では親を求めているのかもしれません」

提督『ママっていうのはなお前を守ってくれる存在だ』


『お姉ちゃんも守ってくれる』


提督『ううーーー~ん』


漣「ここはママから何か言ってもらうのはどうですか?」


潮「それはいいと思う!!」


提督『とのことだ。ぼのたんいや、ママからコイツに説明してやってくれ』


下1から2、曙ママからの言葉

曙「あ、あたしが皆のママよ!!」


『エェ?』


曙「物騒な腕をした貴女たちも可愛がってあげるわ!」


提督『だ、そうだが』


『オ前タチノ娘ニナルノカ』


『艦娘ハ敵』


『提督ハ敵ジャナイ』


『ドウスル』


提督『お前はどうしたい?』


『提督とずっと居たい』


提督『なら決まりだな』

漣「ボノたんのプロポーズにも驚きましたけど、お前ら纏めて面倒見てやるぜにも痺れましたね」


潮「凄かったよ曙ちゃん!」


朧「こんなにびっくりしたのは初めて」


曙「……どうしよう」


漣「は?」


曙「勢いでこんなこと言ったけど相手は深海棲艦なのよね」


漣「そうですけど」


曙「大丈夫なのかしら……」


下1から2、このあとはどうなる?

ー鎮守府ー


ざわざわざわざわ


「一体なにが起こったの?!」


「鎮守府が深海棲艦に支配されたというの?」


「そんな!!」


「鎮守府ハ広ソウダ」


「住ミ心地モ良サソウダ」


「武装は持っているようですが敵意は無さそうです」


「本当にどうしたというのでしょうか」


「ア、烈風オバサン」


「烈風オバサンダ」


「頭に来ました」


「加賀さん落ち着いて!!」

漣「ご主人様ーーー~!!隠れてないで出てこーーい!!」


朧「こんな大勢が来るなんて聞いてない……」


潮「北方棲姫とそのお姉さんが来るくらいだと思ってたのに」


漣「どうせご主人様があの場に居た全員に声をかけたんですよ!」


朧「提督はなにを考えてたんだろう」


潮「曙ちゃん大丈夫?」


曙「…………」


漣「意識がサヨナラバイバイしてますね」


下1から2、このあとどうなった?

「曙ダト?」


「アイツガソウナノカ」


「ママハアソコニ居ルゾ」


赤城「深海棲艦が駆逐艦を襲おうとしてるわ、加賀さん彼女達を守りましょう」


加賀「赤城さん」


赤城「はい?」


加賀「私だって好きで烈風ばっかり積んでるんじゃないんです」


赤城「今はそれはいいですから!」


加賀「赤城さんはいいでしょうね。烈風係は私なんですから」


赤城「こんな時に拗ねないでください!!」

「ママガ面倒見テクレル」


「曙ママダ」


赤城「深海棲艦が曙と親しそうにしているの?」


加賀「烈風おばさん……せめてお姉さんと呼んで欲しい」


わらわら


漣「迫力がスゲーーー!!」


朧「こんな距離で深海棲艦を見たことなんかない」


潮「曙ちゃんしっかりして!!凄いことになっちゃってるよ!」


曙「…………」


赤城「第七駆逐隊、どういうことか説明してもらえる?」


漣「いやそれはその」


赤城「曙が裏切ったというのなら容赦はしません」


朧「どう説明したらいいの?!」


潮「提督ーー!皆さんにちゃんと説明して下さいー~!」


下1から2、どうなった?

提督「赤城ステイ。とりあえず武器下ろせ」


赤城「提督?!その格好はどうしたんですか!」


提督「深海のチビが離してくんないんだよ」


「パパー」
「パパ好き」
「パパの背中いい感じ」


漣「ご主人様は我々に対して説明義務がありますぞ!」


提督「説明も何も俺の判断ミス。チビと姉妹はワンセットしか居ないと思ってたんだよ」


朧「見たところ五人にしがみ付かれてますね」


提督「チビ五人×保護者のセットが来ちまった」


赤城「来てしまったでは済まされませんよ!」


提督「まあ落ち着けもうどうにもならん。帰ってきながら色々考えてきたからまず執務室に行くぞ」

ー執務室ー


提督「コイツらが居た海域の心配はもう無いのは理解できるな?」


漣「そりゃ敵が全員ここに来ましたからね」


提督「上にはそのことは伏せる」


赤城「素直に報告すれば勲章ものですよ」


提督「俺とぼのたんが向こうに行く。そんでチビを育てようかと思ってる」


朧「深海棲艦の拠点を託児所代わりにするんですね」


提督「連絡係と移動役は秋津洲が居る。サラッと裏切ってやがったが不問にして協力させる」


潮「提督はよくても曙ちゃんはどうなの?」


下1から2、曙の反応は?

ギュッ


曙「……」


提督「ぼのたんなら否定するわけないと思ってたが、行動で示されると嬉しいぞ」


朧「本当にそれでいいの?いきなり五人の子持ちになるんだよ」


漣「しかも自分が産んだ子はゼロです」


潮「大変なのは見たらわかるでしょ、私達も手伝おうよ!」


漣「えー~~」


朧「私はちょっと遠慮したいかも」


潮「二人ともそんな悲しいこと言わないでよ……」

朧「私が子どもが苦手なの知ってるでしょ?」


潮「でもそんなのって!」


漣「漣は危険性が無いとわかれば手伝います」


提督「そんな嫌々手伝ってもらわなくてもいい。俺とぼのたんで出来ることはやる」


提督「それよりお前らはアッチをなんとかしてくれ」


朧「なんですか?」


金剛「ギ、ギギ」


漣「やっっっっば。殺意の塊なんですけど」


提督「どうしようも無ければ拘束だ。もう手段を選べなくなってきたからな」


下1から2、どうなった?

ヴェールヌイ「子どもが多いからママは何人いてもいいんじゃないかな」


潮「う!!」


提督「これで二人揃ったわけか」


ヴェールヌイ「私は金剛さんに比べると正気だよ」


漣「会話できても話が通じないならアレと一緒ですからね」


ヴェールヌイ「大丈夫さ」


提督「ならちゃんと話してやろう。俺の嫁は曙だ」


ヴェールヌイ「私はママになりたいと言ってるんだよ」


提督「ママと嫁は同じだろうが」


ヴェールヌイ「それは司令官の解釈さ。私はそうは思わない」

朧「あの子たちの面倒を見てくれるならいいんじゃないですか」


提督「簡単に言ってんじゃねぇ!」


ヴェールヌイ「いいのかい司令官。このままじゃここは崩壊するよ」


金剛「……」


ヴェールヌイ「私も狂おうと思えばいつでも狂える。これが最善の策なんだよ」


提督「しかしだな」


ヴェールヌイ「殺されたくなかったら言うことを聞くんだ」


ヴェールヌイ「言うことを聞け」


ヴェールヌイ『私はお前が死体になっても構わない。むしろその方が好都合なんだ』


ヴェールヌイ『そうすれば永遠に愛し合えるからね』


下1から2、提督の判断は?

提督『そんな考えじゃあママにはなれない』


提督『本物のママはな、遊びや冗談でやってるんじゃあないんだ!』


ヴェールヌイ『遺言はそれだけかい?』


提督『お前のことだ、どうせママという立場を得たら満足なんだろう』


ヴェールヌイ『やってみなくちゃわからない』


提督『ならママとしてじゃなく艦娘としてアイツらの世話をしろ』


ヴェールヌイ『ちゃんと世話ができたら私を認めてくれるね?』


提督『世話をやってから言え』


ヴェールヌイ『……』

漣「ロシア語でバチバチに言い合ってますけど大丈夫ですか?」


提督「問題ない」


漣「ちっこいのさん殺すとか言ってませんでした?」


提督「どうだろうな」


ヴェールヌイ「……曙を手伝うよ」


提督「この鎮守府の艦娘として手伝うんだな」


ヴェールヌイ「そうだよ」


漣「なにを言ってたかわかりませんけど、そちらは解決で宜しいですね?」


潮「残りは金剛さんだけど怖くてあっち見れない!」


下1から2、金剛か曙の様子は?

金剛「ばぶぅ~」


霧島「ああそんな……」


比叡「お姉さまのこんな姿見たくありません!」


榛名「榛名は壊れてしまった金剛お姉さまは大丈夫じゃありません」


曙「なによ、これ。なんで、こんなことに」


金剛「だあーー~」


曙「ひいいいいっ!近付いてくる!!」


漣「ちょっとしたホラーですな」

提督「どれ確かめてみるか」


潮「上着を脱いでどうするんですか?」


提督「ほら脱ぎたてだぞ」バサバサ


金剛「んぶぶう~」


提督「反応無し。完全に狂ったな」


漣「その言い方は無責任すぎませんか?ヴェールヌイさんも金剛さんもご主人様が原因なんですよ」


提督「俺は何度も断ってるんだよ。それなのにいつまでもいつまでも執拗に言い寄ってきやがる」


ヴェールヌイ『私と司令官は前世から結ばれる運命なんだ!!』


提督「黙ってろっての」


漣「こんなご主人様なのになーんでモテるんですかね」


下1から2、このあとどうなった?

ー工廠ー


提督「狂ったのは仕方ないが、金剛が居ないのは戦力的にマズイ」


提督「アイツならいいと思ってかなり無茶もさせてた。戦艦二人分は働いてただろうな」


漣「そうなると穴埋めは必須になります」


提督「それで俺が考えた案は二つだ。まず一つ目はここに連れてきた深海棲艦らを出撃させる」


漣「同胞を沈めろって命令するんですか?」


提督「使えるもんは使わないと損だろ」


漣「どうかと思いますけど漣は文句は言いません」

提督「もう一つは清霜を戦艦に改修する」


漣「えっと、できるんですか?」


提督「知らん」


漣「そんな無責任な」


提督「本人が戦艦になりたいって言うんだから、その夢を叶えさせてやるんだ」


清霜「戦艦!戦艦になれる!!」


漣(清霜さんは乗り気ですけど失敗したらえらいことになりますよ)コソコソ


提督(最悪は大爆発ってとこか)


漣(わかっててやるんすね……)


提督(提督がビビってちゃ終わりだろ)


下1から2、金剛の穴埋めはどうなった?

ーブリーフィングルームー


提督「えー金剛の穴埋めだがなんとかなった。清霜の戦艦への改修が成功した」


清霜「戦艦になれたよ!!」


漣「それと戦艦水鬼さんが偽装金剛型で出撃してくれることになりました」


偽金剛(戦艦水鬼)「でーす」


提督「それを受けて第一艦隊の編成を組み直した。といっても金剛とヴェールヌイが清霜と戦艦水鬼になっただけだ」


赤城「清霜さんは戦艦として扱うんですね」


提督「見た目も戦艦っぽくなったから間違えないだろ?」


加賀「私の役目は変わらないのね」


提督「烈風係はそのままな」


加賀「……」

提督「で、アイツはまだ来ないのか」


漣「呼び出しはかけましたよ」


提督「そうか……」


赤城(第一艦隊の旗艦であり提督との付き合いの長いあの艦娘)


加賀(あの提督もあの艦娘には頭が上がらないようね)


漣(初期艦であり秘書艦のこの漣より、ご主人様に対して強く意見することもある彼女ですよ)


下1から2、誰?

ガチャッ


大井「一体なに考えてんのよ!!」バキッ


提督「お、お前!入ってきていきなり殴る……」


大井「今すぐ清霜に謝りなさい」


提督「なにを言ってるんだ」


大井「改修に失敗してたら爆発して身体は粉々だったのよ!」


清霜「え……っ」


提督「成功したからいいだろうが」


大井「謝りなさい」


提督「だから」


大井「謝りなさい!!」


提督「……悪かった」


清霜「あ……うん」

漣(あのご主人様をこうも言い負かすとは流石は大井っちさんですよ)


漣(お二人は訓練所からの付き合いだと聞いてます)


漣(色々と問題のあったご主人様をサポートする為にここに着任したというわけですよ)


漣(ぶっちゃけ大井っちさんが居ないとこの鎮守府は崩壊してます。それくらい重要なお人です)


大井「それでわざわざ呼び出したのはどういう要件なの?!」


提督「第一艦隊の再編成を行った」


大井「却下」


提督「……」


大井「こんな鈍足な艦隊いい的になって終わりよ。元々平均速力が遅かったのに、ヴェールヌイまで替えてバカじゃないの?」


提督「アイツはチビの子守りがある」


大井「文句を言う前に手を動かしなさい!!」


下1から2、このあとどうなった?

ー工廠ー


金剛「だあー~」


大井「演技じゃないのは本当みたいね」


ヴェールヌイ「施設送りか解体しか無いと思う」


大井「ふんっ」


金剛「んぶう」


大井「甘えてんじゃないわよ!!」ドガッ


金剛「おごっ」


大井「たかが精神がやられたくらいで!!」バキッ


大井「あんたみたいなのか一番腹が立つのよ!!」ドガッ


大井「戦いたくても戦えないやつのことを考えなさい!!」バキッ

金剛「う、ぐぐ」


ヴェールヌイ「金剛さんの目の色が戻った……」


大井「次は貴女ね」


ヴェールヌイ「暴力は反対だよ」


大井「話が通じるなら必要ないのよ」


大井「まだあの男のことを諦めてないの?」


ヴェールヌイ「諦める理由がないよ」


大井「あんなのどこがいいのよ」


ヴェールヌイ「司令官の悪口はやめてくれないかな」


大井「うるさいわね」


大井「重婚は認められてるけどアイツはやる気がないわよ」


ヴェールヌイ「認めさせればいいんだよ」


大井「はあ……」


ヴェールヌイ「私は本気だからね」


下1から2、面談の結果は?

大井「あの男を好きになっても苦労するだけよ」


大井「アイツは自分が世界の中心だと思ってるのよ。自分が休みたいから艦隊も休みが多い」


大井「艦娘のケアなんか考えたこともない。暴動が起こらない方が不思議なのよ」


大井「そんな男を黙らせる方法はたった一つ。なにかわかる?」


ヴェールヌイ「いや……」


大井「アイツに惚れさせることよ」


大井「あの男は曙のことしか考えてない。曙を大切にしたいから結果として艦娘のケアができてる」


大井「それがわかってない貴女はなにをやっても無意味よ」

ヴェールヌイ「う、それは」


大井「自分を押し付ける生き方から変えなさい。これはあの男にだけ通じるものじゃないわよ」


ヴェールヌイ「……」


タタタッ


大井「言い返さずに走って逃げる。コイツに比べてまだ改善できそうね」


金剛「あ……大井……」


大井「気がすんだら作戦会議室に来なさい」


下1から2、このあとどうなった?

ー執務室ー


提督「人払いまでして何がしたい」


大井「秋津洲のことについてよ」


大井「彼女が裏切ったのは貴方が原因なのよ」


提督「あんな奴どう使えってばいいんだよ。なにか一つでも秀でるもんがあれば使うっての」


大井「使い道を考えるのはアンタの仕事でしょ!」


提督「アイツができることは他の奴でどうにでもできる。秋津洲の存在理由がない」


大井「それ本気で言ってるの?」


提督「悪かった……だからその手を下ろせ」


大井「謝るのは彼女によ」

大井「第一艦隊は私と一航戦と金剛とヴェールヌイ。枠はあと一つ余ってるわ」


提督「そこに秋津洲を使えっていうのか?!」


提督「それこそいい的になって終わりだぞ!水上機母艦が第一艦隊とかバカだろ!」


大井「貴方がバカなのは生まれつきよ」


提督「どう考えても燃料の無駄遣いだ。デコイなら潜水艦を使った方がいい」


バキッ


提督「ぐあっ!!」


大井「戦いたくても戦えない。使ってもらえない苦しみは貴方には一生理解できないでしょうね」


大井「秋津洲は第一艦隊に所属させるわよ」


提督「だがアイツは移動役で使う……」


バキッ


提督「おご……っ!」


大井「子どもの面倒はここで見なさい。余ってる部屋を使えばいいのよ」


提督「お前……」


大井「言ってわからないバカは殴るしかないもの」


下1から2、秋津洲の反応は?

ードックー


秋津洲「絶っ対イヤ」


大井「アイツの指示に従いたくないのよね」


秋津洲「今まで散々邪魔もの扱いしておいて、今更なんのつもりかも」


大井「演習場も使わせてもらえなかったらしいじゃない」


秋津洲「弾薬の無駄になるから遠征に行ってこいって言われたかも」


大井「これなら貴女が嫌いだから、嫌がらせをされてる方がマシね」


秋津洲「提督を裏切ったあたしは悪くないかも」

大井「アイツのやったことは最低よ。でも深海側に情報を流すのは愚策だったわね」


秋津洲「黙ってて欲しいかも」


大井「復讐は頭を使うのよ」


大井「貴女を第一艦隊に所属させるように言ったのは私なのよ」


秋津洲「どうしてかも」


大井「全滅させたわけじゃないけど、深海棲艦の拠点を一つ無力化した。これは普通に考えれば勲章ものよ」


大井「その功績を貴女にあげるわ」


大井「それをうまく使えばあの男を蹴落とすこともできる。どう使うかは貴女次第ね」


大井「どう使うにしても実力は必要になってくる。だから貴女を第一艦隊に所属させたいのよ」


下1から2、秋津洲の返事

秋津洲「アイツが言い出したことじゃないならやってやるかも!」


大井「そう言ってくれると思ってたわ」


秋津洲「そうと決まれば大艇ちゃんのペイントを戻してくるかも!」


大井「きちんと整備もしておきなさいよ」


タタタタッ


大井「これでよしと言ったところかしら」


大井「あの男の尻拭いは何度目かわからないわね……」

ー執務室ー


大井「アイツはどこに行ったの」


漣「ご主人様はボノたんと愛を育んでまーす」


大井「あのクソ……」


漣「秋津洲さんの説得は流石でしたねえ」


大井「貴女がやるつもりは無かったの?」


漣「漣は秘書艦です。社長の言うことに文句を言ってちゃ秘書失格ですよ」


大井「よく言うわね」


漣「ご主人様とはそれなりに長いですからね」


下1から2、このあとどうなる?

漣「この際聞いときますけど、大井っちさんはご主人様とどうなりたいんです?」


大井「はあ?」


漣「今の関係は母と子どもみたいじゃないですか」


大井「あの男の保護者なんて死んでも嫌だわ」


漣「でも嫌いじゃないですよね」


大井「好きでもないわよ」


漣「愛してるとかそんなんはありませんか?」


大井「やめてよ気持ち悪い!!」


漣「本気の拒絶ですね……」

大井「提督とどうにかなりたいなんて考えてないのよ」


漣「ではなぜご主人様と共にこの鎮守府に来たんですか?」


大井「単純な話よ。生存率が高いっていうだけ」


大井「あのまま訓練所に残るより提督の所の方が生き残れるからよ」


漣「どう考えても訓練所の方が良いと思うんですけど」


大井「そう思ってるなら勝手に思ってなさい」


漣(ご主人様に惚れてついてきたパターンだと思ってたんすけど違うんですかね)


漣(ただの照れ隠しかもしれませんけど、なにかを知ってるかもしれないんですよ)


漣(ここは一つカマをかけてみましょうかね)


下1から2、漣はどんなことを言った?

漣「ご主人様はよく大井が居なければ、ここは立ち行かなかったって感謝してますよ」


大井「あの男が感謝なんかするわけないでしょ」


漣「うい……」


大井「悪いけど本当に無理なの。あんな奴を異性として見れない」


漣「これっぽっちもありませんか?」


大井「あると思ってるなら貴女の目は節穴ね」


漣(うーー~んツンデレ方面ではないということでしょうか)

漣「よくご主人様を見捨てずにいられますね」


大井「ここよりマシな所があれば迷わずそこに行ってるわよ」


漣「消去法ですか」


大井「消去法もなにもないわよ。貴女は秘書艦のクセになにも気付いていないの?」


漣「はあ……」


大井「ヴェールヌイと曙の流血騒ぎの喧嘩。あれが上にバレたらどうなってたと思う?」


大井「最近のでいえば秋津洲の裏切り。下手をすれば私たち全員解体処分よ」


大井「それがどう?結果としてお咎め無しで深海棲艦が無条件で降伏してきたわよ」


漣「全部偶然ですよ」


大井「そうねこの鎮守府、いいえあの男の周りで起こることは全ていいように転んできたわ」


漣「だからこの鎮守府に残り続けると言ってるんですね」


大井「あの男の側に居れば死ぬことは絶対に無いわ」


下1から2、ここからどうなる?

漣「そこまで言い切れるってことは、きっかけみたいなのがあったんですよね?」


大井「それは……」


漣「聞きたいなぁーー~ぜひ聞きたいですぞお」


大井「……」


漣(なんてね。なにも無いのは知ってますよ)


漣(訓練所で事件があったなんて聞いたことありません)


漣(その場凌ぎの嘘を言ってるとこういうことになるんすよお?)


漣(はんっ、ここは漣の勝ちみたいですな)


大井「いいわ……貴女になら喋ってあげる」


漣「おろ?」

大井「私は訓練所の教官に強姦されたのよ」


漣「ファっ?!」


大井「その様子を動画でも撮影された。お前は一生俺の玩具だって言われたわ」


大井「たかが練習艦が被害を訴えても相手にされない。私の人生はあそこで終わってたのよ」


漣(ゲロ重過ぎてなんも言えねえ)


大井「そんな私を偶然にも助けたのが提督なのよ」


漣「偶然……なんですか?」


大井「何度も確認したけど間違いなく偶然よ」


漣「いやでも教官が事件を起こしただなんて聞いたことありませんよ?」


大井「曙の喧嘩が上に報告されてないのと同じね」


漣「あ……マジか……マジっすかあ…………」


大井「あんな問題児が訓練所を卒業できる方がおかしいでしょ」


漣「口止め込みってこと?!マ?!?!」


大井「偶然だから本人は気付いてない。早めに卒業できてラッキーとしか思ってないわね」


漣(うちの鎮守府ってもしかしてヤバみ?)


下1から2、このあとは?

ぼのまま入門

漣「でもそんな恩人相手にけっこう辛辣ですよね」


大井「それが提督の為になるからよ。偶然だから媚びへつらわないの」


大井「それにアイツの場合は自分が何かを持ってると思った瞬間にダメになるわ」


漣「意識するとダメになるってやつです?」


大井「提督と居るとマイナスなことばかり起こる。けど結果的にはそれは全てゼロに戻るのよ」


大井「今回のだってそうでしょ?秋津洲の裏切りや金剛が狂ったりしたけど全て解決した」


漣「ご主人様に[それ]を意識させてたらマイナスのままだったと?」


大井「俺には悪運がついてるからな、とか言って無謀に無茶を重ねて終わってたわ」

大井「貴女に今まで黙ってた理由もわかるでしょ」


漣「知ってる人数は多いより少ない方がいいですからね」


大井「秘密をバラしたりする秘書艦なんか居ないわよね?」


漣「もちろんでごぜーます」


大井「最後に忠告もしてあげるわ」


大井「アイツと関わることには常にマイナスなことが起こると思っておきなさい」


大井「あの男は曙のことが好きみたいね」


漣「えっと……」


大井「あとは自分で考えなさい」


漣「まさかボノさんがなにか抱えてるとか?一番近くで見てた漣はなにも知らないんですけど……」


下1から2、曙はなにかあった?

タタタタッ


漣「大井っちさんもう少しだけいいですか」


大井「わざわざ追いかけてきて言いたいことがあるの?」


漣「ボノさんについてなんですよ。彼女になにかあったのかは知らないですよね?」


大井「知らないわね、けどなんでそう言い切るの?」


漣「ボノたんって超アゲマンなんですよ」


大井「アゲ……」


漣「意味はわかりますよね、そんなボノたんに何か起こってるなんて想像できません」

大井「アゲ……マンなのは知らなかったわ」


漣「大井っちさんはご主人様ばっかり見てますからね」


大井「身内贔屓じゃないわよね?」


漣「ぜーーったい違います」


大井「そう、なの」


漣「ご主人様とボノたんは相性抜群なのかもしれませんよ」


大井「その分周りが苦労するじゃない。勘弁して欲しいわ」


下1から2、このあとどうなる?

漣「お?お?焦ります?焦ります?」
大井「……そうね、私も訓練しておかないと。付き合いなさい(ガシッ」
漣「うわぁ藪蛇!お助けええぇ……」

漣「お?お?焦ります?焦りますう?」


大井「そうね、私も訓練しておかないと」


大井「というわけだから付き合いなさい」


ガシッ


漣「ファっツ?!」


大井「酸素魚雷の鯖にしてあげるわ」


漣「魚雷は錆びないっすから!お助けええぇ……!」

ー鎮守府内ー


ヴェールヌイ「コイツ……!」


曙「なんなのよアンタ!!」


「喧嘩だ」
「喧嘩してる」
「提督戻ってこない」
「あーあ」
「提督仕事してる」


曙「何度も突っかかってきて鬱陶しいのよ!」


ヴェールヌイ「挑発してるのはお前だ!」


曙「なにがよ!」


ヴェールヌイ「メスの匂いを漂わせてなんのつもりなんだ!」


曙「な……っ」


ヴェールヌイ「昼間から司令官と楽しみました?!それを見せびらかせて何が楽しいんだ!」


下1から2、二人はどうなる?

曙「なによなによ!悔しかったらアンタも迫ってみなさいよ!!」


ヴェールヌイ「ぐぎ」


曙「処女が偉そうにキーキー言ってんじゃないわよ!!」


ヴェールヌイ「う、あ、でも」


曙「処女でヒスだなんてクソ提督どころか誰にだって相手にされないわよ!」


ヴェールヌイ「……っ!」プルプル


「顔真っ赤」
「処女ってなに?」
「未使用」
「新品」
「面倒臭いらしい」

曙「あんたが処女じゃなくてもクソ提督は絶対手に入らないわよ」


曙「一生指咥えてあたし達を見てなさい!」


ヴェールヌイ「ああ……あの時以来かな」


ヴェールヌイ「仲間に殺意を抱くのは悪くない」


曙「あたしに勝てると思ってるの?」


ヴェールヌイ「その言葉をそっくりそのまま返すよ」


曙「前の時に止められてからモヤモヤしてたのよ」


曙「決着、つけてあげるわ」


「どうする」
「逃げとこう」
「パパの所に行こう」
「ごー」
「殺伐としてるの嫌い」


下1から2、どうなった?

子供達のことを考えろと提督一喝

げんこつ!


曙「いい……ったあ!!」


ヴェールヌイ「司令官!」


提督「お前らなあ子どもの前でやることがそれか?」


曙「言い出したのはコイツよ!」


ヴェールヌイ「シャワーも浴びてこない曙が悪い!」


提督「ガキの前で暴れるお前らが悪いっての」


ヴェールヌイ「それはそうだけど曙のは教育に悪いと思わないのかい?」


提督「アイツらの貞操概念はこっちとは違うだろ」


ヴェールヌイ「グ……」

提督「まあ次からはシャワーくらい浴びといた方がいいな」


曙「……わかったわ」


提督「な?これでいいんだよ。無駄に煽り散らす必要がどこにある?」


ヴェールヌイ「私だけが悪いって言うのかい!」


提督「世界はぼのたんを中心に回ってる」


ヴェールヌイ「こんなに……好きなのにどうして……」


提督「俺は好きじゃない」


ヴェールヌイ「私は……」


大井[アイツに惚れさせればいいのよ]


ヴェールヌイ(そうだ、大井さんはそう言っていた。司令官の好みは知ってるから試してみる価値はある)


下1から2、ヴェールヌイの行動または言動

ヴェールヌイ「もういいよ」


提督「そうかやっと諦めてくれたか」


ヴェールヌイ「勝手にすればいいさ、そんなプッツン女を選んだ司令官は後悔すると思うよ」


曙「はあ?!」


ヴェールヌイ「もう知らないからね」


ガチャッ


提督「よしよしこれで邪魔な奴が一人消えたな。これでゆっくりぼのたんと子育てタイムに入れる」


曙(なんなのアイツ、あの表情は諦めてなんかなかったわ)


曙(なにをするつもりかは知らないけど、クソ提督〈ダーリン〉はあたしのモノなのよ)

ー数時間後ー


提督「ヴェールヌイ次の出撃に関しての資料を取りに来い」


ヴェールヌイ「触るな!」


提督「な、なんだよ、おい」


ヴェールヌイ「私に近付かないで欲しいな」


提督「ったくまだ怒ってんのか、いい加減にしてくれ」


ヴェールヌイ「もう知らないって言ったからね」


提督「は、おい……」


ヴェールヌイ「じゃあね司令官」


提督「ま待て、出撃の資料は見ておけよ」


ヴェールヌイ「……」


提督「なんなんだよおい……」


ヴェールヌイ(これは思ってるよりも効果がありそうだね)


下1から2、このあとどうなる?

ー演習場ー


大井「最近アイツとよく話してるらしいわね」


ヴェールヌイ「アドバイスに従った結果だよ」


大井「うまくいってるかどうかは曙の様子を見てたらわかるわ」


ヴェールヌイ「あんな女には司令官は相応しくない」


大井「あのバカの隣に誰が居たって一緒だと思ってたけど、事情が違うみたいよ」


大井「曙くらいしかアイツをコントロールできないかも」

大井「アイツの近くに居るとロクなことが起こらない」


大井「結果的にプラスマイナスゼロになるけどその過程は必要ないわ」


ヴェールヌイ「曙は不幸な事故で死んでもいい」


大井「ところがよ。曙はかなりのアゲ……マンなのよ」


大井「アイツのマイナスを打ち消せる唯一の存在かもしれないわ」


大井「アンタの方が不幸な事故で死ぬかもしれないわね」


下1から2、ヴェールヌイの様子は?

ヴェールヌイ『薄汚い雌猫め』


大井「んん?」


ヴェールヌイ「なんでもないよ」


ヴェールヌイ「私はその心配はしないでいいんだ」


大井「対策があるとは思えないわよ」


ヴェールヌイ「対策なんかしなくてもいい」


ヴェールヌイ「司令官がくれるものなら不幸だって嬉しいんだ」

ヴェールヌイ「私は表面だけを見てる薄っぺらい女とは違う。心から愛しているんだ」


ヴェールヌイ「司令官には全てを捧げられる」


大井「命も惜しくないって言うの?」


ヴェールヌイ「当たり前じゃないか」


大井「長生きした方が利口だと思うわよ」


ヴェールヌイ「それは貴女の意見だ。私は違う」


大井「もう好きにしなさい……」


下1から2、このあとどうなった?

ー数日後、執務室ー


電「はわわわー~大変なのです!」


提督「なんだよ装備でも壊れたか?」


電「連装砲の調子がおかしいのです」


提督「またかよ!」


漣「第六駆逐隊の装備ばかり壊れてますな」


電「変な使い方はしてないのです!」


提督「お前らには余計なことはさせてないから、そこはわかってんだよ」


漣「偶然なのでしょうな」


提督「だあーーもう!予算には限りがあるんだよ!」


電「ごめんなさいなのです!」

ー第六駆逐部屋ー


ヴェールヌイ「いくら姉妹艦だからって許せない」


雷「だから全部偶然だって言ってるでしょ」


暁「そんなことでいちいち怒ってたらレディーには程遠いわよ?」


ヴェールヌイ「黙れ非処女。中古品が話しかけてこないで欲しい」


暁「な……っ!!」


雷「本当にどうにかしないといけないわね」


ガチャッ


電「司令官さんから新しい連装砲をもらってきたのです!」


雷「予算がー~って言われなかった?」


電「言われたのです」


雷「私達は悪くないのにね」


電「ところでこれは何が行われているのです?」


暁、ヴェールヌイ「……」


雷「口喧嘩から殴り合いの喧嘩になりかけてる所よ」


電「短気は損なのです」


下1から2、このあとどうなる?

電「二人ともしょうがないのです」

プラズマ「ほどほどにしておくのしdeath(威圧)」

ヴェールヌイ『クソビッチが……』


暁「レディーは弱くないわよ!」


雷「もうー~面倒臭いわね」


電「二人とも仕方ないのです」


ガシッ


電「いい加減にしておくのdeath」


暁「……」


ヴェールヌイ「……」


雷「電を怒らせる前にやめておきなさいよ~」

電「顎を砕いておかゆも食べられない体にしてやろうかなのdeath」


暁「冗談じゃないわよ……」


ヴェールヌイ「……」


電「仲直りの握手なのdeath」


ヴェールヌイ「それは……」


ギチッ


ヴェールヌイ「ぎゃああああ!!」


電「握手」


暁「……」


ヴェールヌイ「うう……っ」


電「これでみんな仲良しなのです!」


雷「敵はできれば沈めたくないだなんて、よく言えたものよね」


電「なにか言ったか、なのdeath」


雷「なんでもないわよ~~」


下1から2、このあとどうなる?

ー落ち着いたあとー


雷「そもそも響は司令官のどこがいいの?」


電「それは私も気になっていたのです」


暁「私はわかるわよ、ああいう男の人って変に需要があったりするのよ」


雷「ダメな男が好きってやつ?」


暁「ヒモなんかと同じ類いだと思うわ」


電「ようするに母性をくすぐるタイプなのですね」


雷「本当にそうなの響?」


ヴェールヌイ「私と司令官は前世から繋がっていたんだ」


電「面倒臭ぇ、なのです」

ヴェールヌイ「私の全てを捧げてもお釣りがくるよ」


暁「なら勝手に捧げてなさいよ」


ヴェールヌイ「できるならそうしてるさ、それを寄ってたかって邪魔する方が悪い」


雷「私たちが悪いっていうの?」


電「なのdeath」


ヴェールヌイ「私の司令官には近付くな」


雷「どうする?」


暁「もう放っておきましょうよ」


電「手遅れなのdeath」


下1から2、どうなった?

ー間宮食堂ー


電「お昼ご飯なのdeath」


雷「電はそのままなのね」


暁「お子さまランチでドリンクはワインにしようかしら」


ヴェールヌイ「この頭のおかしい奴の妹艦であることが恥ずかしいよ」


暁「それはこっちの台詞よ」


雷「どう考えても暁がおかしいわよ」


電「昼間から酒を飲む方が非常識なのdeath」

暁「だって何もできないじゃない。新しい装備が来るのは最短で明日なのよ」


電「電は今日壊れたので数日は暇なのです」


雷「私も明日まで出撃できないけどトレーニングとかあるでしょ?」


ヴェールヌイ「コイツは暇さえあれば男の上で腰を振ることしか知らないから仕方ないよ」


暁「この……!」


ヒュッ


電「いい加減にしろなのdeath」


雷「一歩でも動くと目にお箸が刺さっちゃうから、動かない方がいいわよ」


ヴェールヌイ「……」


雷「私たち4人は仲良しだったのに、いつからこうなっちゃったのかしら?」


電「男が絡むと女の友情は終わるのdeath」


雷「異動願いでも出そうかしら……」


下1から2、次はどうなる?

初春「お主ら静かにせんか」


雷「初春じゃないどうしたの?」


初春「さっきから見ておったが実に醜い争いじゃな」


暁「放っておいてくれないかしら」


ヴェールヌイ「部外者は口を挟むべきじゃない」


初春「そもそもこんな人目に付くところで争う方が悪いと思わんか?」


電「思わないのですよ」


初春「どうしてじゃ?」


電「ここは食堂の端っこで出入り口からも遠いのです。多少うるさくても目立つことはないのですよ」


初春「それはそうじゃがのう」

電「姉妹艦が居ないから喧嘩してるのを羨ましそうに見てたと、正直に言うのです」


初春「な、なにを言うか!」


電「それならわざわざこっちを見ていた説明をしてみろ、なのです」


初春「ぐ、ぐぐう」


雷「他の初春型はここには居ないから独りぼっちなのよね」


初春「それはそうじゃが寂しくなんかないぞ!」


雷「私には初春の気持ちがわかるわ。だから貴女の姉になってあげる」


初春「妾に妹はおっても姉は存在せん!」


雷「だからこそよ。ほらこっちに来なさい、お姉ちゃんが抱きしめてあげるから」


雷「私に頼ってくれればいいのよ」


下1から2、初春はどうなった?

初春「嫌じゃ嫌じゃ!妹などなりとうない!」


雷「素直になればいいの」


雷「貴女が私の妹になればお姉ちゃんが四人もできるのよ」


雷「もう一人ぼっちじゃないわ」


初春「四人も……?」


電「電の妹にもなるという事ですか」


雷「問題ないわよね?」


電「電からしてみれば妹ができて嬉しいのです」


初春「お……お姉ちゃん……?」


電「はいなのです」


初春(なんじゃこの感覚は……こんな……背徳的なもの……)

ー執務室ー


雷「というわけで初春は妹にしたわ!」


提督「意味がわからん」


初春「妾の姉を愚弄しようというのか?」


提督「お前洗脳されてるんじゃないだろうな」


初春「その失礼な物言いを改めよ!」


提督「目がマジなのが怖い」


電「漣ちゃん問題無いのですよね?」


漣「清霜さんが戦艦になったりで色々と手続きはしてます」


漣「なので初春さんを暁型扱いにするのは可能ですね」


提督「面倒臭えーー」


初春「お主が妹を着任させればこうはならんかった」


提督「はいはい俺が悪かったですよ」

電「初春ちゃんは今日から一緒の部屋で寝るのです!」


漣「そんなことくらいいくらでもどうぞ」


初春「姉妹艦と夜を共にするのは初めてじゃな」


雷「あれ、そういえば今まではどこで寝てたの?」


初春「この男の部屋じゃが?」


「「?!」」


初春「風呂も一緒に入っておるの」


提督「だってコイツが髪の毛一人じゃ洗えねぇって言うから」


初春「あの髪の量は一人で洗えんからの」


初春「提督よ、今まで世話になったがもう大丈夫じゃ!」


下1から2、このあとどうなる?

漣「ご主人様ー~浮気とか最低なんですけどお」


提督「バカかお前コイツと二人で入るわけないだろ」


初春「曙も同伴じゃ。妾の裸をコイツ一人だけに見せる気は更々無いわ」


漣(同伴でも裸は見られてますけど)


提督「寝る時も曙も一緒で三人だな」


雷「ねえ司令官、まさか初春が寝てる横で曙と仲良くしてないわよね?」


提督「してるが?」


雷「あり得ないわよ……」


電「初春ちゃんは何も思わないのです?」


初春「激しく動かれると寝辛いとは思っておった」

雷「はっ!そうよ初春は司令官と曙がなにをしてるか意味がわからないのよね?!」


初春「子作りじゃろう」


雷「もおおおおお!!」


初春「避妊はしとるようじゃから厳密には子作りではないがの」


電「どいつもコイツもおかし過ぎるのです」


漣「同感でーす」


初春「これくらいで騒いでおったら器が小さいぞ」


下1から2、どうなった?

ー欲情ー


電「これからは五人でお風呂に入るのです!」


モサッ


暁「凄い髪の量ね」


初春「改二改装を行ってから余計に増えたんじゃ」


雷「確かにこれを一人で洗うのは無理ね」


初春「夢じゃった姉妹艦で洗いっこもできるとは楽しみじゃ!」

ヴェールヌイ「許せない」


初春「響姉はどうしたんじゃ」


雷「貴女が司令官と毎日お風呂に入ってたことを怒ってるのよ」


初春「曙もおったから二人ではなかったぞ」


ヴェールヌイ「そういう問題じゃない」


初春「よくわからん」


暁「司令官と曙がヤってる横で寝る方がありえないわよ」


初春「長姉にそのような下品な言葉は使って欲しくないのう」


暁「うるさいわね……」


雷(私が注意してもすぐに言い返すくせに、初春だと大人しくなっちゃったわ)


電(相性の問題かもしれないです。これを機に二人とも大人しくなって欲しいのですよ)


下1から2、このあとはどうなる?

ー提督、曙の部屋ー


漣「やいボノたん」


曙「なによ」


漣「ボノたんはそれでよかったんか?ええ?」


曙「三人でお風呂はまだ許せたわ。初春の事情もあったし悪意もなかったし」


漣「でもよー~隣に人いてギシアンするのは正気じゃねえですよ」


曙「それくらいわかってるわよ」


漣「小一時間くらい散歩してきてくれって言った方がまだマシですからね」


曙「わかってるのよ……」

曙「クソ提督も最初は気にしてたのよ?でも……」


漣「なんか歯切れ悪いっすよね」


曙「なにがよ」


漣「……あ!!」


漣「そうかそういうことですか。名探偵漣ちゃんは理解しましたよ」


漣「ご主人様は最初は気にしてたとおっしゃいました。あの人の性格から言って初春さんは追い出されてたでしょう」


漣「しかしそうしなかったのは大きなプラスがあったからです」


漣「ボノたん、あんた隣に初春がいるからって興奮してたでしょ」


曙「……」


漣「そうですよねえ!いつもなら怒って誤魔化しますけどそんな顔してちゃモロバレです!!」


漣「耳まで真っ赤にしちゃってまあ可愛いこと!」


漣「まあまあボノたん、これはここだけの話にしときますんで」


漣「初春さんが恋しくなったらいつでも言えばいいと思いますよ、んん?」


漣「ご主人様とこれからも仲良くしてくださいねー~」


下1から2、どうなった?

曙「全てを忘れろ!!」


漣「絶対に忘れません!!」


ガシッ


漣「ふっふっふっ、ボノたんの忘れろビーム(物理)がくることはわかってんですよ」


漣「わかっていれば受け止めることは容易い!!」


曙「忘れなさいよお……!」


漣「ボノたんがドMであることは絶対忘れない!」


曙「違うわよ!!」


漣「ツンデレはさあドMって相場が決まってんすよ」


曙「なによそれ意味わかんない!」


漣「ドMじゃなかったら露出とかそっちですかね?見られるのが興奮するんですから」


曙「漣っっ!!」

ー数分後ー


曙「ううううーーー~!」


漣「趣味を知られたのが漣だけでよかったじゃないですか」


漣「初春さんと三人で寝ていたのはもう知れ渡っているでしょうけど、ボノたんの性癖は言いふらしません」


曙「絶対でしょうね?!」


漣「口は軽いですよ?」


曙「忘れろ!!」


漣「バリアー!」


ガシッ


漣「まあまあここは漣を信じてくれませんか?」


曙「変に広めたらわかってるでしょうね」


漣「大丈夫ですから安心しといて下さいよ」


下1から2、このあとどうなったか

ー執務室ー


提督「お前ら三人が来たってことは金剛についてか」


霧島「今回は重要なお話しです」


榛名「お姉さまは幼児化していましたが大井さんのお陰で戻りました」


比叡「でもそれからお姉さまの様子がおかしいんです!」


提督「アイツはもともとおかしい」


霧島「真面目に聞いてください」


比叡「お姉さまは提督のことを諦めたようなんです」


提督「厄介なヤツが一人減ってなによりだ」


榛名「良くありません。今のお姉さまは抜け殻のようになってしまったんです」

霧島「今回のことで金剛お姉さまは戦力として必須では無くなりましたね?」


比叡「清霜ちゃんの改装と戦艦水鬼も居ます」


榛名「お姉さまは何の為に生きているのでしょうか?」


提督「そんなこと言ってる暇があったら出撃……そうか」


榛名「この近くの泊地に居た深海棲艦はこちらに投降しましたね」


提督「訓練とか遠方への出撃準備とか色々あるだろ」


榛名「貴方は提督なんです、艦娘の取り扱いもきちんと行って下さい」


提督「……」


比叡(こんな厳しい榛名は見たことありません)


霧島(生きる気力が無い金剛お姉さまの姿がかなりショックだったようね)


下1から2、提督はどうした?

ー角部屋ー


提督「お前ら陸には慣れたか?」


「いい感じだ」


「悪くない」


提督「陸の食べもん食ってたら肌の白さも目立たなくなってきたな」


「話ってなんだ」


提督「お前らはある程度の集団で基地を作ってるのは知ってる」


提督「同じ基地に居ない深海棲艦同士は、別に仲良くしてないことも知ってる」


提督「お前らが居たあの基地の近くの情報が欲しいんだよ」

提督「血気盛んで近付く奴は皆殺し、みたいなの居ないか?」


「近くにそんなのが居る所を拠点にしない」


「危ない」


提督「そりゃそうだけどよ」


「近くじゃないならいる」


提督「どれくらい遠い?」


「艦娘が積める燃料だと往復できない」


提督「補給は必須か。戦力削って補給艦か、どっかに協力してもらうか……ああ面倒臭え!」


「アイツは強いぞ」


提督「弱い相手と戦っても意味ないだろ。しかし頭を使いたくねえなー~」


下1から2、このあとどうなる?

深海「協力してもいいぞ…?」
いわく、自分達もアイツの傍若無人ぷりはきらいなんだと

「アイツのせいで使えなくなった泊地はある」


提督「おお?」


「使い勝手は悪いが使える」


提督「そこが使えるなら、会ったこともねえ奴に頭を下げる必要は無いのか」


「協力してやる」


提督「お前らからしたら同胞を殺すんだぞ?」


「アイツはやり過ぎだ」


「敵味方の区別も無い」


提督「お前らにとっても邪魔だっていうんだな」

提督「なら遠征だって言ってそこに物資を運び込むか」


提督「バレたら捕まるから口の堅い奴に頼むしかねえな」


「どうして捕まる?」


提督「この鎮守府から遠い所で勝手に深海棲艦の泊地を使うんだぞ?ルール破りまくりだっての」


提督「上には頭の堅いヤツしかいねえからな。お前らみたいに弱肉強食が羨ましい」


「難しい」


提督「お前らにも協力はしてもらう。だができるだけ戦闘は避けろ」


「同胞は気にならない」


提督「バーカ物資運びに行くのに戦闘してどうするんだよ。お前らのことを考えてるんじゃねえ」


下1から2、遠征メンバーはどうなった?

ーブリーフィングルームー


ざわざわざわざわ


提督「なんでこんなにやる気があるんだよ」


漣「なぜでしょうねー~」


提督「お前ら上に無断でやるってことは、どういう意味かわかってんのか?」


漣「わかってるんでしょうねー~」


提督「なんなんだよコイツらは……」


漣(ご主人様が好きな人は殆ど存在しません。けど嫌いな人も居ないんですよ)


提督「まあ使えるヤツが多いに越したことはないか」

大井「呼んだ?」   


提督「呼んでねえ、大小の多いって言っただけだ」


大井「なんなのよアンタは!!」
 

提督「大声出すなよプッツン女」


大井「なんですって?!」


漣「まあまあご主人様の相手をしても得はありません。それより遠征の話をしましょうよ」


大井「それもそうね」 
 

大井「深海の子たちが放棄した泊地への物質運び込み。これは遠征組がやってくれるそうよ」


大井「泊地を再建したら問題の深海棲艦を叩く。決戦艦隊は金剛以外なんとかなったわ」


漣「金剛さんは抜け殻ですか」


大井「彼女の為の作戦なのに、これじゃ無意味よ」


漣「そこはご主人様任せになりそうですな」


下1から2、このあとどうなる?

提督「旗艦は……金剛に任せる。期待しているぞ」

綿密に作戦会議

ごめん安価下

提督「おい金剛、旗艦はお前がやるんだぞ」


金剛「ん……」


比叡「お姉さましっかりして下さい!」


榛名「これはお姉さまの為に考えてくれた作戦です。金剛お姉さまがやらなければ大丈夫ではありません」


金剛「……」


霧島「ひょっとしてお姉さまは心の健康を崩しているのでは無いでしょうか」


提督「やめろよお前そうなったら俺のせいじゃねえかよ」


漣「もしそうならご主人様が解体という名のクビです」


提督「艦娘を鬱に追い込んだとか冗談じゃ済まないんだよ」

提督「金剛、会話はできるのか」


金剛「デス……」


提督「お前の為に組んだ作戦だぞ」


金剛「……」


提督「だーもう!元はお前が悪いんだろうが!」


漣「ご主人様のクビまで秒読みー~」


提督「クソ……こうなったら最終手段だ」


提督「作戦が成功したら褒美をやろう。なんでも用意してやる」


下1から2、金剛はどう言った?

聞きましたカ?!皆さん、張り切って深海共を瞬殺シマショウ!!

フルスロットルで>>309

金剛「今の!!皆さん聞きましたカ!!」


金剛「全力で深海棲艦をブっ殺しマスヨ!!」


比叡「金剛お姉さまの復活です!」


榛名「これでこそお姉さまです」


提督「元気になったのはいいが何が欲しいって言うんだよ」


金剛「提督との生ハメファ○ク!!」


霧島「ごぶっ」


榛名「榛名は大丈夫じゃありません」


提督「お前やっぱ解体な」


金剛「何でもって言いましたデーーーース!!」

提督「俺に堂々と浮気しろっていうのか?」


金剛「ほんのセフレで構いまセン」


ヴェールヌイ「私も!!私も司令官が欲しい!!」


提督「どうすんだよこれ」


漣「漣たちはバッチリ聞いてたので訂正はできませんね」


金剛「提督とヤれないなら、鬱になったって上に方向するデス」


提督「脅しじゃねえかよ!」


金剛「落ち込んでたのは本当デース」


下1から2、どうなった?

提督「第一お前ら好かれたいなら好かれる努力をしろよ」


金剛「してたデース!」
ヴェールヌイ「していたよ!」


提督「まだお前は理解できる。曙の真似をしてるんだろ?」


ヴェールヌイ「どうだった?」


提督「金剛よりはマシだな」


ヴェールヌイ「Урааааа!!」


提督「それに比べて金剛はただ言い寄ってくる迷惑なイカレ紅茶だ」


金剛「バーニングラブを提督に届けてたネーー!」


提督「方法を努力しろって言ってんだよ」

榛名「泊地の準備に戦闘まで時間があります」


榛名「それまでにお姉さまの努力が認められれば、という条件でどうでしょうか」


提督「でもよぉ」


ヴェールヌイ「私も追加でお願いしたいな」


提督「お前はなんとも無いだろうが」


ヴェールヌイ「私が自殺未遂でもしたら一発だよね」


提督「脅すのをやめろ!!」


漣「ご主人様の正妻はボノさんです。彼女の許可があればオッケーにしませんか?」


漣「別室で子育て中ですからご主人様が聞きに行って下さいねー~」


下1から2、曙の反応は?

ーキッズルームー


提督「っていう感じの話になったんだよ」


曙「ふーん」


提督「聞いてるのか?」


曙「そうね」


「ママ抱っこして」
「私も」


曙「同時には無理だから一人ずつよ」


提督「なんだよボノたん俺はどうでもいいってのか?」


曙「クソ提督に構うより子どもの面倒を見る方が優先なだけよ」

提督「この話は俺に損があるわけじゃないんだよ」


提督「タダで金剛とヴェールヌイとヤれるんだから得しかないんだが」


曙「子どもの前で変な言葉を使わないでクソ提督!」


提督「でも」


曙「でももクソも無い!アンタはとっとと仕事に戻ってなさい!」


バタン


提督「追い出されちまったか……まあでも同意は取れたと考えてもいいよな」


提督「間際になってボノたんが嫉妬するのも結構イイかもしれないんだよ」


提督「金剛とヴェールヌイも利用できるならしておかないとな」


下1から2、提督に話し掛けてきた艦娘は?

ゴトランド「ゴトはここに居ますよ」


提督「お前は呼んでない」


ゴトランド「つれないわね提督」


提督「なにをしに来たんだよ」


ゴトランド「金剛さんの作戦にゴトも参加していい?」


提督「戦力は多い方がいいから歓迎はするぞ」


ゴトランド「やった!」


提督「お前は使い勝手がいいからこっちとしても助かるな」

ゴトランド「じゃあ作戦が成功したらゴトもちょうだいね」


提督「金か」


ゴトランド「ゴトが欲しいのはて、い、と、く」


提督「お前もイカれたのか?」


ゴトランド「あら失礼ね、あんなのとは違うわよ」


提督「なにが目的だ」


ゴトランド「提督のことは好きじゃないけど、そういうことには興味があるお年頃なの」


提督「なんで俺なんだよ」


ゴトランド「提督くらいしか男の人が居ないもの」


提督「街に出ればもっと居るだろうが」


ゴトランド「提督、約束したから覚えておいてね」


提督「一体なんなんだよ……」


下1から2、このあとどうなった?

ー執務室ー


提督「ゴトランドに男を紹介してやれ」


暁「レディーを呼び出しておいて言うことがそれ?!」


提督「男遊びしてるんだからわかるだろ」


暁「失礼過ぎるわよ!」


提督「嘘じゃないだろ」


暁「いくら司令官でも言っていいことと悪いことがあるわ!」


提督「やめてそんな嘘は言わないで、とは絶対に言わないんだな」


暁「ふざけないでよね!」


提督「お前な、艦娘がピル買ったらこっちまで報告が来るんだよ」


提督「出撃用に配られるてる量じゃ足りないのはどういうことだって。お前が買う度にだぞ」


暁「違うのよ…………」

提督「一応確認しとくが艦娘だって相手には言ってんのか?」


暁「……」


提督「戦艦なら論外だが駆逐艦なら誤魔化せるか。遊ぶなとは言わないがそこはキッチリしとけ」


暁「無理よ……」


提督「艦娘だってバレたらマズい男と遊んでんのか?なんだそれ」


提督「いや待て最悪の事態を想像したんだが。これ合ってたら相当ヤバいぞ」


暁「口にしないでお願い……」


提督「お前売りやってるだろ」


暁「違うの……」


提督「一回いくらだ」


暁「……5」


提督「そこまでして金が欲しいのか?」


暁「そうよ悪い?!お金も欲しいし男とも遊びたいのよ!」


提督「開き直るとか一番最悪だな」


下1から2、どうなる?

提督「バレたら俺どころか鎮守府の危機だっての」


暁「知らないわよそんなの!」


提督「言ったな?じゃあ今まで誤魔化してやってた書類全ての報告上げてやる」


暁「バカじゃないの?!」


提督「バカなのは知ってる。だから死なば諸共だ」


暁「な……っ」


提督「あーあお前のせいでこの鎮守府は終わっちまうな」


暁「なにを言ってるのよ……」


提督「艦娘が売りをやって鎮守府解体。よかったな一生忘れられないぞ」

暁「わかったわよ!ゴトランドさんに男の人を紹介すればいいの?!」


提督「それだけじゃ足りないな」


暁「なにを言ってるのよ!」


提督「開き直るバカは解体でもいいんだぞ」


暁「……お金を払えばいいの?」


提督「かなり儲けてそうだが俺が欲しいのは金じゃない」


提督「お前は俺の実験台になってもらう」


暁「なにをさせるつもりなのよ」


提督「ボノたんに試す前にお前でプレイの予習をする」


暁「最っっっ低!!」


提督「お前で一回試すごとに書類を一枚処分してやる。悪い条件じゃないだろ?」


暁「覚えてなさいよ……!」


提督(いきなりボノたんにやると嫌われるようなアレやコレをコイツで試す。これでマンネリ化も防げるな)


下1から2、このあとどうなる?

ー数日後、鎮守府地下ー


暁「ア……っオ……ッ!!」


提督「なるほどなやっぱりケツも使えるんだな」


暁「ヒ……ッ!」


提督「安物を買ってこれだからボノたんにはもっといいモノを買ってやろう」


暁「ヒグッ……」


提督「お前は実験台として申し分無いぞ」


暁「最低……!」


提督「よし次はこれを試すからな」

暁「ンンッ……!!」


提督「暁でこの反応ならボノたんならもっと悦びそうだ」


暁(こんなことされて屈辱なはずなのに……どうして感じちゃうの!!)


暁(悔しい……ぐやじいっ!!)


ビクッ


提督「おいおい地下を使ってないからってお前ので汚すなよー」


暁「最低……覚えてなさいよ……!」


提督(そんなだらしない顔してちゃ説得力は皆無だな)


提督(コイツでならまだ合法のキメセク用の薬を試せる。どれくらいの量を飲ませればいいかも実験できて丁度いい)


下1から2、このあとはどうなる?

ー数日後ー


雷「暁って最近ずっと鎮守府に居るわよね」


暁「え?」


電「以前までは休みの度に外にお出かけしてたのです」


初春「妾の為であれば嬉しいがのう」


暁「なんでもいいでしょ、そういう気分なだけ」


雷「何もないならそれでいいのよ」


電「鎮守府に居るのが悪いことじゃないのです」


暁「……」チラッ


初春「時計を見てソワソワしとるようじゃが何かあるんかえ?」


暁「なんでもないわよ!」


タタタッ

初春「行ってしもうたか」


雷「落ち着いてくれてるならそれでいいのよ」


初春「どういうことじゃ?」


電「暁ちゃんは休みの度に外で男の人と遊んでいたのです」


初春「なんと……」


雷「ウインドウショッピングに出かけたはずなのに、帰ってきたら石鹸の香り」


電「騙せてると思ってる方がおかしいのです」


初春「厄介な長姉じゃ」


雷「出かけなくはなったけど、かわりに今みたいにどこかに行っちゃうことは増えたわね」


電「でも鎮守府の中なら大丈夫なのです」


初春「本当に大丈夫なのかのう」


下1から2、このあとは?

ー繁華街ー


ゴトランド「貴方がそうなの?」


「アカツキちゃんとは何度も会って仲良くさせてもらってました」


ゴトランド「私はゴトでいいわ」


「ゴトさんですか。アカツキさんと同じ大学に通ってるんですよね」


ゴトランド(あの体型で大学生は無理があるわよ)


「彼女に比べると大人っぽいというかより魅力的ですよ」


ゴトランド「お世辞でもそう言ってくれたら嬉しいわ」

「それで早速なんですけど条件はアカツキちゃんと同じでいいんですか?」


ゴトランド「条件?」


「オプション付きなら7までってやつです」


ゴトランド「……」


「細かいところが違うなら教えてくれませんか?」


ゴトランド(ふーん暁が言ってた気前がいいってそういうことなの)


ゴトランド(日本語で言えば売春でいいのかしら?この人は暁のいいお客さんだったみたいね)


下1から2、ゴトランドはどうした?

ゴトランド「そういえばこの前のニュースは見た?艦娘と関係を持った人が捕まったっていうの」


「大きく報道されてましたね」


ゴトランド「艦娘が人間と付き合うのは許されてるのは知ってる?」


「それならどうしてその人は捕まったんですか?」


ゴトランド「お金を払って肉体関係を持ってたからよ」


ゴトランド「ねえもしアカツキちゃんが艦娘だったらどうする?」


「どうするって、捕まっちゃうじゃないですか」


ゴトランド「どうして私は艦娘のことに詳しいと思う?」


「ま、まさか!」


ゴトランド「んふふ、なーんて全部冗談よ」


「冗談……」


ゴトランド「もしかしたら冗談じゃなくなるかもしれないけど。それは貴方次第ね」

ー駅周辺ー


ゴトランド「この服ゴトに似合うと思わない?」


「はい」


ゴトランド「じゃあ買ってくるから荷物持ちをお願いね」


「わかりました」


ゴトランド(上下関係ってとても大切。体を売っていてもお金を払った方が上になっちゃう)


ゴトランド(私の方が上か対等。そうじゃなきゃお互いに楽しめないものね)


下1から2、このあとどうなった?

ーホテルー


ゴトランド「紹介してもらった彼は中々よかったわ」


提督〈電話してまでそんな報告いらないっての〉


ゴトランド「こういうのはちゃんと報告するのが日本流でしょ?」


提督〈変なところだけ覚えるなよ〉


ゴトランド「それは覚えろってフリでしょ?」


提督〈おい〉


ゴトランド「んっふふふ。悪くないわね」

提督〈……なのか?〉


ゴトランド「ごめんなさい途切れて聞こえなかったわ」


提督〈場所が場所だからな〉


ゴトランド「鎮守府に居ないの?」


提督〈鎮守府の地下で実験中だ〉


ンンンーー!


ゴトランド「なんだか大人な声がするけど、そういうこと?」


提督〈ボノたんに愉しんでもらう為の実験だ〉


ゴトランド「貴方も楽しんでるってことね。とりあえず彼を紹介してくれたお礼は言ったから宜しくね」


下1から2、このあとどうなる?

ー間宮食堂ー


ヴェールヌイ「最近暁の様子がおかしいと思う」


初春「それは妾も思っておった」


雷「具体的にはどうおかしいの?」


ヴェールヌイ「あんなにツヤツヤしてるのなんか見たことない」


電「外で男の人と仲良くして帰ってきた時よりツヤツヤなのです」


初春「どうやら気のせいでは無さそうじゃな」

曙「化粧品でも替えたのよ」


雷「曙?!」


曙「あれだけのツヤは簡単には出ないわ」


電(曙ちゃんは意味わかってないのです?)


初春(天然ということじゃろう)


曙「こっちには証拠があるのよ!暁はほぼ毎日コソコソ地下に行ってるのよ」


曙「そこに化粧品を隠してるに違いないわ!」


雷「そうなのかしら……」


曙「さっき地下に向かっていくのを確認したから現場を抑えに行くわ!」


初春「なにやら面白そうじゃ、妾たちも向かってみるかえ」


下1から2、地下でどうなった?

ー地下ー


暁「バレちゃったら仕方ないわね、これが新しい化粧品よ」


曙「これは!買うのも大変な新商品のアレね!!」


ヴェールヌイ「なんでわざわざ隠したのさ」


暁「どこで買ったのかとか色々と聞かれるのが面倒だったからよ」


電「本当に化粧品だったのです」


初春「これは予想外だったのう」


雷「ラベルを剥がしたり中身を移し替えれば隠す必須も無いわよ」


暁「次からはそうするわ」


曙「これが買えればあたしもツヤツヤになれるのね!」

ー数時間後ー


提督「アイツらに知られるのは構わないがボノたんにはまだ隠しておきたい」


提督「こんなこともあろうかとだ。カモフラージュは用意しておいて良かっただろ?」


暁「イイィグ……ッ!!」


提督「毎日毎日大声出しながらイキ散らしてたら、そりゃツヤツヤにもなるだろ」


暁「ア……ァァ……」


提督「次は縛るヤツを試してみるか。お前とボノたんの体型は似てるからいい実験になる」


暁「なにを……させるつもりなのよぉ……?」


下1から2、このあとどうなる?

ー地下ー


暁「曙とはどうなの?」


提督「実験の成果は出てるってとこだな」


暁「よかったじゃない、実験台の甲斐があるわ」


提督「どんなプレイでも一回お前で試せるのはイイんだよ」


暁「薬も良かったんでしょ」


提督「アレも良かったな。先にお前に飲ませておいたから薬の適量がわかったんだ」


暁「司令官も先に飲んでおけばよかったのよ」


提督「確かにな」

暁「曙とは将来子どもは作るの?」


提督「当たり前だろ」


暁「ならその実験を私でするのはどう?」


提督「お前を孕ませるつもりはないんだよ」


暁「するのは実験よ。私はこのあと遠征だからピルを飲んでも変じゃないわよね」


提督「ほおん」


暁「孕ませ方も知らない司令官より、知ってる方が曙も喜ぶと思うわよ」


提督「実験の内容は決まったな」


暁「……ふふ」

ー海路ー


暁「泊地への物資運搬も何度目かしらね」ツヤツヤ


雷「やっと折り返しくらいだって言ってたわ」


電「泊地は鎮守府からは遠いので、予備が無いと不安なのです」


暁「相手は敵味方もない深海棲艦なんだから、手強いのは確実よ」ツヤツヤツヤツヤ


ヴェールヌイ「司令官の為に頑張るだけさ」


初春(暁姉はなにをしておったんじゃ?高揚状態にしても調子が良過ぎるぞ)


暁「もうすぐ泊地に着くわ、もう一息よ」ツヤツヤツヤツヤツヤツヤ


下1から2、このあとどうなる?

ー遠方泊地ー


暁「物資の積み下ろしはまだ残ってるわよ」


ヴェールヌイ「そんなことはどうでもいい」


暁「二人だけでなにを話したかったの?」


ヴェールヌイ「確認するけど今日は遠征で出るまで鎮守府の外に出なかったね」


暁「準備をしてたからそんな余裕なかったわ」


ヴェールヌイ「この遠征の旗艦は暁で私はすぐ後ろに居た」


暁「それがどうしたって言うの?」


ヴェールヌイ「すぐ後ろに居ると前の艦娘の匂いとかがすることってあるよね」

ヴェールヌイ「どうして暁から精液の匂いがしたのかな」


ヴェールヌイ「誤魔化してもいいよ。そんなことをするなら今すぐ下着を奪って残ってるのを掻き出すから」


ヴェールヌイ「私は冷静さを失いつつある」


ヴェールヌイ「納得のいく説明が無いと私は自我を保てないかもしれない」


ヴェールヌイ「早く答えてみなよ」


下1から2、暁の答えは?

暁「そうねこんな状態じゃ匂いくらいしてもおかしくないわね」スッ


ビチャッ


ヴェールヌイ「下着が濡れてるのは司令官のだね」


暁「言い訳なんかする必要が無いのよ」


ヴェールヌイ「私に殺されるからかい?」


暁「司令官のことが本当にわかってないわね」


暁「少しは変わったと思ってたけどそのままじゃ一生無理よ」

暁「私と司令官はWin-Winの関係なの。それが貴女にできる?」


暁「今の響は司令官にとって少しでもプラスになると思う?」


ヴェールヌイ「うるさい」


暁「今のままでも無理なら攻め方を変えるしかないわよ」


暁「私の場合はこっちにも悪い所があったのよ。だけどそれを上手く使ったの」


暁「貴女だけが得をしようとしている現状ではなにをやっても無理」


暁「どうにかなりたいのなら本気になりなさい」


下1から2、このあとどうなる?

ヴェールヌイ「本気どころか私は司令官のことしか考えていない」


ヴェールヌイ「これ以上どうすればいいのか……グスッ」


暁「そうやって泣けるくらいには気持ちが入っているのね」


ヴェールヌイ「うるさい……」


暁「仕方ないわね一緒に考えてあげるわ」


暁「私は前と違ってちゃんとレディーに近付いてる。妹が助けを求めてるなら協力するわ」

ー鎮守府、執務室ー


提督「遠征の報告書ならそこに置いとけ」


ヴェールヌイ「秘書艦の漣はどうしたんだい?」


漣「別の仕事中だお前には関係ない」


ヴェールヌイ「この場に居ないのなら好都合だよ」


暁[まずは毎日のようにやってる司令官へのアピールは意味が無いの]


暁[最初はwin-winとはいかなくてもいい。司令官に得があるようなことを提案するのよ]


下1から2、暁の考えた作戦は?

提督「お前にとって好都合なだけだろうが」


ヴェールヌイ「暁との実験の話は漣には聞かれたくないだろう?」


提督「よりにもよってコイツに話しやがったか」


ヴェールヌイ「実験のサンプル数が足りないんじゃないかな」


提督「残念ながら足りてるんだよ」


ヴェールヌイ「本当にそうかい?暁と曙は体型は似てるけど趣向は違うよね」


提督「ああ?」


ヴェールヌイ「暁はMだけどドMじゃない。露出の趣味も無かったはずだよ」

ヴェールヌイ「お尻の大きさだってそうさ。暁は小さいけど私と曙は大きめだよね」


ヴェールヌイ「全体の実験には暁。曙の趣向に合わせた実験は私」


ヴェールヌイ「全ての実験を暁で行うのは不可能だよね?」


ヴェールヌイ「仮想の曙として私は価値があると思うよ」


ヴェールヌイ「司令官にとって悪い話じゃない」


ヴェールヌイ「私を実験で使ってくれないかな」


下1から2、提督の返事は?

ー工廠裏ー


暁「司令官はなんて言ってたの?」


ヴェールヌイ「いいから戻ってろって言われてしまった」


暁「新しい実験台は要らないとは言わなかったのね」


ヴェールヌイ「私の提案に反応もしていたよ」


暁「もう一押しってところだけど司令官も拗らせてるから簡単にはいかないわ」


ヴェールヌイ「曙を好きになった理由もツンデレな所が良かったみたいだからね」


暁「今までの貴女の行動がよくなかったわね。これが電や雷なら喜んで実験台で使われてたはずよ」


ヴェールヌイ「結果は残念だったけど手応えはあったよ」

暁「新しい作戦を考えるしかないわね」


ヴェールヌイ「実験台になる方向には変わりない」


暁「そこに至るまでの過程が大事。曙はツンデレで私は司令官に落ち度があった」


ヴェールヌイ「何か犯罪でも犯してこようか?」


暁「塩梅が難しいわ。重過ぎると司令官なら躊躇わずに報告するわよ」


暁「響だから成立することじゃないとダメ。貴女が処女であることも利用できるならしたい所よ」


ヴェールヌイ「司令官の為ならどんなことでもできる」


暁「その言葉に嘘は無いわよね?だったら……」


下1から2、新しい作戦は?

ー数日後、鎮守府地下ー


暁「今日はどんな実験をするのかしら」


提督「その前にお前に確認することがある。響に何かしただろ?」


暁「何もしてないわ二人で話し合っただけ」


暁「最悪な司令官は諦めて他に乗り換えたら?そう言ったら上手くいったのよ」


提督「誰が最悪だよ」


暁「レディーを実験台にしておいてよくそんなことが言えるわね」


提督「こうなってるのはお前が悪いからだろうが」


暁「響は初春に乗り換えたのよ。どうやらいい方向に向かってるみたいだから放っておいて」


提督「放っておくもなにも無いんだよ」


暁「確認することはもういいかしら?今日の実験を始めましょうよ」

ー響の初春可愛がり度、23ー


初春「共に過ごす時間が多いのは気のせいではないようじゃの」


ヴェールヌイ「そうだね」


初春「妾に興味があるのは悪い気はせんが、もう少し穏やかな表情をしてくれれば良いのう」


ヴェールヌイ「元からこんな顔だよ」


初春「そうでは無いと思うんじゃがな」


ヴェールヌイ(暁は初春を可愛がっておけとしか言わなかった。これでどうにかなるのかな)


ヴェールヌイ(初春は司令官の側に居た時間が長い。それが関係してるって言いたい?)


初春(ここ数日は警戒しておったがなにもする気配は無い。提督から妾に興味が移ったとも考えにくい)


初春(暫くはこのまま様子見じゃの)


下1から2、このあとはどうなる?

ー間宮食堂ー


提督「漣と昼飯か」


漣「ボノさんは子育てナウなんで仕方ないでしょう」


提督「お前を見ながら食事は箸が進まない」


漣「頭の中でボノさんを思い浮かべてて下さいよ」


提督「……」


漣(ボノたんが居ないと上の空、と思いきやご主人様はなにかを見てますな)


漣(あれは響が食堂の隅っこで初春の髪をお手入れしてんですかね?)

ー響の手際、43ー


初春「完璧とは言いがたいが良い手際じゃの」


ヴェールヌイ「私も髪の毛は気にしているからね」


ヴェールヌイ「それにしてもこの量は凄いよ」


初春「妾の自慢でもあるからな。その分手入れには苦労しておる」


初春「じゃからこうやって手伝ってもらえるのは有難い」


提督「……」


ヴェールヌイ(暁の言う通り司令官はこっちを見てる)


暁[口には出してないけど司令官は髪の毛フェチだと思うわ。曙からの情報もあるの]


暁[初春と一緒に寝ていたのは曙が興奮するから。でも髪の毛を洗うのは関係ないわよね]


暁[それでもあの司令官が手伝っていたということは、意味があることなのよ]


暁[初春の体を凝視していたことは無い。けど髪の毛に触ることに積極的だった]


暁[司令官の視界に入るところで初春の髪の毛のお手入れをしていればいいわ]


ヴェールヌイ(どうやら間違ってはいなさそうだ)


下1から2、このあとは?

ー廊下にてー


提督「おい初春」


初春「遠征までまだ時間はあるはずじゃが?」


提督「お前の髪の毛がボサボサしてるのが気になるんだよ。俺と曙でやってやるからこい」


初春「お断りじゃ」


提督「あのなあちゃんとセットされてない髪の毛を視界に入れたくないんだよ」


初春「なら見なければよい。これは響姉にしてもらうのじゃ」


提督「アイツ下手くそだろ」


初春「上手くはないがそれが良い。姉妹なら完璧を求める間柄では無いからのう」


初春「お主に任せておった時は完璧が必須じゃった。なにせ生娘の裸を見せておったからな」


提督「見せてくれと言った覚えはない」


初春「ともかく妾のことは気にするで無い」


提督「なんだよアイツ……」

ー別の廊下ー


曙「ツヤツヤになる化粧品をあたしも手に入れたわよ!」


暁「それだけだとまだ完璧じゃないわ。顔の手入れは肌だけじゃないもの」


暁「曙は髪の毛って自分で整えてるの?」


曙「クソ提督にやってもらうことが多いわね」


暁「できるだけ一人でやった方がいいのよ」


曙「そうなの?」


暁「このヘアオイルをあげるわ。これがあれば髪の毛のケアも簡単にできるのよ」


曙「やったわ!これでクソ提督を……!」


暁(これで曙の髪も触れなくなった。司令官の焦りが目に見えるようね)


下1から2、このあとどうなる?

ー空き部屋ー


電「急に呼び止められて何事かと思ったのです」


提督「気分転換だ」


電「初春ちゃんの髪の毛もセットしてたのですよね」


提督「あの量は一人じゃできないだろ」


電「確かになのです」


提督「こんなもんか、終わったぞ」


電「ありがとうなのです!」


提督「ふう、これで少しは……」


電「ん」


提督「なんだその手は」


電「金」


提督「は?」


電「金を払うのdeath」


提督「いやお前……」


電「とっとと払いやがれなのdeath」


電「電は安い女じゃないのdeath」

提督「電のヤツ足元見やがって」


提督「アイツに頼み続けてたら破産しちまうっての」


提督「ボノたんも急に髪の毛だけ触らせなくなって、なんなんだよ」


初春「~~」


提督「初春か……あの様子じゃ響に髪を整えてもらったところだな」


提督「あの部屋から出てきたってことは、まだ中に響が居るのか」


提督「……」ガチャッ


下1から2、部屋での出来事は?

ー部屋ー


ヴェールヌイ「んん……」


提督「なんだよ寝てたか」


提督「初春の髪を一人でやってたんなら疲れて寝るのも当然か」


提督「アイツも変なヤツだよな、俺の方が上手く出来るのがわかってんだろ」


ヴェールヌイ(待ってたよ司令官)


ヴェールヌイ(私に会いに来てくれたんだよね)


ヴェールヌイ(そうじゃなかったらすぐに部屋から出ていけばいい。でも司令官はまだ部屋に居る)


ヴェールヌイ(この時を待ってたんだ)

ヴェールヌイ「んっ」


提督「んあ?……起きたわけじゃなかったか」


ヴェールヌイ(私の方を見ているよね)


ヴェールヌイ(ちゃんと私を見て)


ススッ


提督「……」


ヴェールヌイ(司令官は絶対に私のスカートを見てる)


ヴェールヌイ(わざとスカートを中を見せているんだよ)


ヴェールヌイ(ここには私しか居ないんだよ司令官)


下1から2、提督の行動は?

提督「それにしてもコイツも髪が長いな」


提督「部屋に寝転がってると痛むからなんとかしないとな」


提督「おい響……」


バシッ


提督「あん?」


ヴェールヌイ「触らないでもらえるかな」


提督「はあ、お前……」


ヴェールヌイ「私はもう行くけど、司令官はついてこないでね」

ヴェールヌイ(ここで素直に触らせると今までと同じなんだ)


ヴェールヌイ(本当は触れて欲しかったし襲おうかとも思った)


ヴェールヌイ(けどそれじゃダメだって気付いたからね)


ヴェールヌイ(暁の助言も的外れじゃない。このまま続けて入ればきっと結果は出る)


ヴェールヌイ(私と司令官が結ばれるのはもうすぐだ)


ヴェールヌイ(その日が楽しみで仕方がないよ)


下1から2、このあとどうなった?

ー鎮守府地下ー


ヴェールヌイ「話って何かな」


提督「並べてあるこれが何かわかるか?」


ズラッ


ヴェールヌイ「ぱっと見じゃわからないよ」


提督「これは薬品だ。飲んだりするものじゃなく髪に付けるヤツだな」


ヴェールヌイ「トリートメントとかそういう感じだね」


提督「そういうことだ」


ヴェールヌイ「これを私にくれるって言うのかい?」


提督「使わせてやるがやることはできないな」


提督「これを俺がお前に使ってやる」

ヴェールヌイ「どうして私になんだい?」


提督「いきなりボノたんに試すのはどうかと思ったからな」


ヴェールヌイ「そんな危険なものなのかい?」


提督「それをお前で確かめるんだよ」


ヴェールヌイ(髪のことになるとは思ってなかったな。一度戻って暁と相談してもいいかもしれない)


提督「地下にはシャワー室がある。そこでこれを試すぞ」


ヴェールヌイ(でもここを断るのはどうなんだろう。やっと司令官から呼び出してくれたんだ)


ヴェールヌイ(でも髪の毛を触らせて満足されたらどうしよう。どうするのが正解なのかな)


下1から2、響の行動は?

ヴェールヌイ「それじゃあやってもらおうかな」


提督「そりゃお前は断る理由は無いからな」


ヴェールヌイ「ただし一つだけ条件があるよ」


提督「なんだよ」


ヴェールヌイ「私も裸になるから司令官も裸でね」


提督「なんで俺まで脱ぐ必要があるんだ」


ヴェールヌイ「それが条件だよ」


提督「クソ……」

ー地下シャワー室ー


ヴェールヌイ「シャワーだから立ったままになるね」


提督「これを試せるならなんでもいい」


ヴェールヌイ「じゃあお願いするよ」


提督「よしよし……」


ヴェールヌイ(裸で司令官と二人きり。この状況になれるだけでも凄いけどゴールはここじゃない」


ヴェールヌイ(司令官……)


下1から2、このあとどうなる?

ートリートメント中ー


ヴェールヌイ(んああああああああああ意識飛ぶう)


ヴェールヌイ(司令官に頭を触られるのがこんなに気持ちいいなんて)


提督「おい動くなよ」


ヴェールヌイ(頭が。脳がイッちゃう)


ヴェールヌイ(もう無理立ってられない足に力が入らない)


ヴェールヌイ(無理無理もう無理……気持ち良すぎる……)

ペタン


提督「おっと、急に座り込むなよ」


ヴェールヌイ「んううう」


提督「おい立てって」


ヴェールヌイ(あ……タオルがはだけちゃった)


提督「滑って転んだわけじゃないだろ。一人で立てるのは知ってるぞ」


ヴェールヌイ(司令官……)


提督「早く立てっての」


ヴェールヌイ(私の全部、ちゃんと見えるよね?)


下1から2、どうなった?

ヴェールヌイ(あ……司令官の……大っきく……)


ヴェールヌイ(私に反応してくれたんだ)


ヴェールヌイ(嬉しいな……)


提督「おい響」


ヴェールヌイ(私がやってたことは合ってたんだ)


ヴェールヌイ(やっぱり私は司令官と結ばれるんだね)


ヴェールヌイ(その未来がいまハッキリと見えたよ……)

ー六駆の部屋ー


暁「目が覚めた?」


ヴェールヌイ「……夢だったのか」


暁「夢じゃないわよ。地下で貴女がのぼせたのを私がここまで連れてきたの」


ヴェールヌイ「夢じゃないんだね?」


暁「夢と疑いたくなるくらい良いことがあったのね」


ヴェールヌイ「作戦通りにやっていたら一緒に裸になる所までいけたんだ。あと少しで司令官と結ばれる」


暁「いよいよ大詰めってところね」


下1から2、次はどうなる?

ー提督と曙の部屋ー


曙「ああああ……疲れた……」


提督「ガキと走り回ってお疲れボノたんか」


曙「誰よケイドロなんか教えたの……お陰でずっと走ってばっかりよ」


提督「俺も手伝ってはいるけど殆どはボノたんが子育てだしな」


曙「ごめんなさい今日はもう疲れたからゆっくり寝させて……」


提督「お風呂はどうするんだ?」


曙「朝シャワー浴びるから……お休みなさい……」


提督「んー~これは仕方ないか。ゆっくりお休みボノたん」

ー翌日、執務室ー


提督「泊地で深海棲艦を見ただと?」


暁「姿を確認したわけじゃないわ、何かが居たような気がするってレベルよ」


漣「物資は順調に運び込んでいます。これを根こそぎやられるとたまったもんじゃありません」


暁「それで考えたんだけど、見張り役で私は向こうに残っていいわよ」


漣「それは有難いですが一人で大丈夫ですか?」


暁「初春も連れて行くわ。二人で対処できないなら逃げるって決めておけばいいのよ」


漣「いい考えだと思います、そうですよねご主人様?」


提督「ん、ああ」


漣「話聞いてました?」


提督「なんだとこのクソピンク」


暁(曙は子どもの世話で疲労困憊。実験台の私は暫くここから離れる)


暁(司令官を行為から遠ざけるのが次の段階。うまくいかないはずがないわ)


下1から2、どうなった?

高コンマの夕雲を採用


ー執務室ー


夕雲「人払いまでしてどんな用があるのかしら?」


提督「お前というより夕雲型のヤツの話だ」


提督「心当たりがあるのはいるか?」


夕雲「えっとお」


提督「そうだな居ないとは言えないな」


夕雲「……」


提督「お前の想像通りだ浜波について話がある」


夕雲「浜波さんをどうしようっていうの?」

提督(本命の秋津洲を呼ぼうとしたがこの前大井と二人で会ってたことを思い出した)


提督(大井がアイツに何かを吹き込んだ可能性がある。リスクを考えると秋津洲は呼べない)


提督(他のヤツのことを考え直していたら浜波はどもり以外にやらかしたことがあった)


提督(観艦式でどっかの偉い奴にどもりが原因で怒鳴られたらしい)


提督(俺にまで話が来てないとすると大して偉い奴じゃなかったんだろう)


提督(だがこれは使える。夕雲は面倒見がいいからな)


夕雲「提督は夕雲達の味方じゃないの?」


提督「俺は偉い奴に言われて提督をやってる。誰を怒らせたかわかってるのか?」


提督(嘘は言ってないぞ)


夕雲「浜波さんは悪くないじゃない!」


提督「まあ処分だの話は一旦置くぞ。お前は浜波の解体には反対なんだな?」


下1から2、夕雲の反応は?

夕雲「処分すると言うのなら夕雲が代わりになります!」


提督「そこまで言うか」


夕雲「沈むのなら納得できるけど、こんな形で姉妹艦が居なくなるなんて認められないわ!」


提督(俺の望んでいる反応にはなったな)


提督(偉い奴を楽しませる為の練習、もしくは俺のご機嫌取り)


提督(浜波に落ち度がある以上どうとでも理由は作れる)


提督(夕雲は使える。それがわかれば充分だ)

提督「お前が言いたいことはわかった」


提督「話はこれで終わりだ」


夕雲「浜波さんを解体しないで!」


提督「話は終わりだって言ってるだろうが」


提督「まあ暫くは訓練でもして大人しくしてることだな」


提督「わかったら早く持ち場に戻ってろ」


下1から2、このあとどうなる?

ギュッ


提督「んお、なんだ?」


夕雲「……っ」


提督(泣いてんのか)


夕雲「信頼、してます」


提督「信頼って言葉にするのは軽いんだよな」


夕雲「……」


提督「泣き落としは俺には通用しないのは知らないか?」


夕雲「そんなつもりじゃないわ!」

夕雲「人を怒らせたくらいで妹が解体されるのよ?!」


提督「艦娘だけじゃねえって。人間でも社長を怒らせたら一発アウトだ」


提督「それが原因で首を吊る奴も居る」


夕雲「どうして……っ!!」


提督「もういいから部屋に戻ってろ」


提督「これ以上余計なことをしようとするな」


夕雲「う……うううう」


提督(んー~夕雲は使えるってわかればそれでよかったんだよ)


提督(でもこの様子を見てたら地下に連行でも大丈夫か?)


提督(いやまだ早いか?欲は出し過ぎると失敗するって言うからな)


下1から2、提督はどうした?

提督「はあ、もういい」


提督「巻雲あたりでも呼んでお前を連れて帰らせるぞ」


夕雲「いや!!巻雲さんまで巻き込まないで!」


提督「それがわかってんなら早く帰れ」


夕雲「…………」


バタン


提督「やっと帰ったか」


提督「ここで欲をかいても良いことは無い。今日はあくまで夕雲が使えるかどうかを調べたかっただけだ」


提督「調査の結果は大成功でしたって所だな」

提督「暫くぼのたんとレスで暁の調査が長引くとしてだ」


提督「使えるのは夕雲でその為の準備が必要になる」


提督「シナリオは考えてある、後はそれに色付けだ」


提督「それが固まるのが先なら夕雲を使う」


提督「これで右手が恋人になる心配はなくなったな」


漣〈ご主人様ー~もう戻ってもいいですか?〉


提督「おう戻ってこい、確かめたいことは終わったからな」


下1から2、このあとはどうなる?

ー遠方泊地ー


暁「作戦は順調に進んでるの?」


ヴェールヌイ〈それが……司令官に髪の毛を触られるのが気持ち良すぎるんだ〉


暁「我慢しなきゃダメよここで焦らすのが大切なんだから」


ヴェールヌイ〈わかってるんだけどやめられないんだ〉


暁「司令官は髪の毛を触ってるだけでも満足するわ。それじゃ意味ないの」


暁「ここで満足しているようじゃその先には進めないわよ」


ヴェールヌイ〈これからはなるべく我慢するようにするよ〉

暁「なるべくじゃなくて司令官には髪を触らせないで」


ヴェールヌイ〈どうしてだい〉


暁「次の作戦には必要なことだからよ」


暁「髪の毛に飢えた司令官の前に初春をあてがう。そうすれば司令官は以前のように初春の髪を触るわ」


暁「そうなればこっちのものなのよ」


ヴェールヌイ〈もっと説明が欲しいな〉


暁「初春を調教しておくの。一度は司令官と初春はシちゃうけどいいわよね?」


ヴェールヌイ〈私と司令官が結ばれるなら文句は無いよ〉


暁「この為に初春と二人でここに来たのよ。司令官が私に使った道具類も持ってきたから準備は万全」


暁「また連絡するから響も頑張って」


下1から2、新たな作戦はどうなった?

ー遠征泊地内部ー


初春「ほう、そんなことを考えておったのか」


暁「ア……アアア……」


初春「お主と提督に関係があったことも驚いたがのう」


暁「どうして……貴女は経験なんか無かったはず……」


初春「提督と曙が体を重ねとるを間近で見ておった。それに比べればこんな玩具は子ども騙しじゃ」


暁「イヤァァァッ!」


初春「妹に負けるとは情け無い姉じゃの」


暁「くやしい……妹に負けるなんて……」


初春「口ではそう言うが体は喜んどるぞ」


暁「ウウ……ッ……アッ!!」

初春「泊地で深海棲艦を見たというのも暁姉の虚偽じゃった」


初春「ここに居る必要は無いが姉にはちとお仕置きが必要じゃな」


暁「ヒ……ッア……」


初春「充分に反省させるとして提督には知らせておくかえ」


初春「作戦にはまって響姉に手を出していたらややこしくなってしまう」


初春「これ以上拗れる前に提督に報告じゃな」


下1から2、提督はどうなった?

暁「待ってえ……」


暁「姉として妹のことは応援したいの……」


暁「だから提督には話さないで……」


初春「それはお主の都合じゃろう」


初春「関係が拗れるとロクなことが無いのは他の鎮守府の例があろう」


初春「痴情のもつれほど厄介なものはない」


暁「貴女は姉が不幸になっても構わないの……?」


初春「姉、のう」

暁「姉のことを想ってあげられないのならもう姉妹じゃない……」


暁「貴女は暁型から抜けてもらうわ……」


初春「この状況で強気なことが言えるのは驚きじゃ」


初春「開き直ったわけではあるまい。かと言って勝算も薄い」


初春「妾は一人じゃった、それが戻るだけで大きな損失は無い」


初春「それがわかっておってなぜその言葉を口にする?」


暁「私はお姉さんだからよ……」


初春「ほう」


初春「妹の為ならばというんじゃな」


初春「お主の言いたいことはわかった、ならここは見逃してやろう」


初春「響姉の願いを叶えられん時はこちらから姉妹関係はお断りじゃがな」


下1から2、このあとどうなった?

ー鎮守府地下ー


提督「頭を揺らすなよ」


ヴェールヌイ「オオォォッ!」


提督「体も動かすなって」


ヴェールヌイ「き、きもち、ああ」


提督「髪を洗ってるくらいで気持ち悪い声を出すな」


ヴェールヌイ(そんなに激しく触られると体が反応しちゃううう、ううう)

ヴェールヌイ(作戦を進めてくれてる暁には悪いけど我慢できないんだ)


ヴェールヌイ(司令官は髪じゃなくて私の性感帯を触っているんだ)


ヴェールヌイ(そう錯覚してしまうくらい気持ちいい)


ヴェールヌイ(他になにも考えられないよ……)


提督(初春に比べれば物足りないがコイツでも満足はできる)


提督(夕雲の準備はもうすぐ終わる。それまでの繋ぎはこれでいいな)


ヴェールヌイ(おっほ……おお……)


提督(コイツも使い方によっては有益だったってことだ。試してみなくちゃわからないとはよく言ったものだな)


下1から2、このあとはどうなる?

提督「おい終わったぞ」


ヴェールヌイ「んえええ」とろーん


提督「なんて緩い顔してんだ、またのぼせる前に部屋に帰れよ」


ヴェールヌイ「司令官……」


提督「なんだよ近寄ってくるな」


ヴェールヌイ「私だけ気持ちよくなってるのは申し訳ないから恩返しがしたいんだ」


提督「気持ちよくってアホか?ただ頭洗ってるだけだぞ」


ヴェールヌイ「嘘なんかじゃないよ私の体を見たらわかるよね?」


提督「お前の性感帯は頭かよ」


ヴェールヌイ「司令官がやってくれたからこうなったんだ」

提督「だいたいお前処女だろうが」


ヴェールヌイ「経験は無くても頑張るよ」


提督「距離を詰めてくるなっての」


ヴェールヌイ「本当に気持ちよかったんだよ司令官」


ヴェールヌイ「今はもうそのことしか考えられない」


ヴェールヌイ「この気持ちを少しでも返したいんだ」


下1から2、どうなった?

提督「仕方ねえな気の済むようにやってみろ」


ヴェールヌイ「ありがとう」


提督(コイツは処女だし上手くなかったら途中でやめりゃいい)


提督(むしろ下手なら拒否する理由ができるから丁度いいだろ)


ヴェールヌイ「じゃあいくよ司令官」


提督「ほどほどに頑張れよー~」


ヴェールヌイ「私の気持ちを受け取ってもらえるように頑張るよ」


下1コンマ 響の実力

コンマ9 ド下手


提督(なんだこりゃ気持ち良くもなんともないぞ)


ヴェールヌイ「んんんん」


提督(しごき方もわかってなくて当然か)


ヴェールヌイ「どう、かな」


提督「全く気持ちよくない」


ヴェールヌイ「そんな……」


提督「これだから処女は面倒なんだよ」


ヴェールヌイ「ごめんよ司令官……」

提督「やるだけ無駄だったな」


ヴェールヌイ「ま待って!」


提督「待つ意味が無いだろ」


ヴェールヌイ「私では満足させられないかもしれない」


ヴェールヌイ「けどこの体ならどうかな」


ヴェールヌイ「私を玩具だと思ってくれて構わない」


ヴェールヌイ「司令官へお礼がしたいんだ」


下1から2、どうなった?

提督「お前はこれまで通り髪を好きにさせればいいんだよ」


提督「俺はそれで満足だしお前も納得だろ」


ヴェールヌイ「それだけじゃ足りないんだ」


提督「俺がいいって言ってるんだよ」


ヴェールヌイ「わかったいつか司令官を満足させてあげるからね」


提督「期待してないっての」

ー暫くして


提督「響のヤツが上手かったら色々と考えたがあれじゃ論外だ」


提督「これだから新品は嫌なんだよな」


提督「せめて奉仕の仕方くらい覚えてろって話だ」


提督「さてと。中途半端に触られたから微妙な感じになったな」


提督「ここは夕雲を呼び出してみるか」


提督「作り上げたシナリオは使わないと損だからな」


提督「どんな反応になるか楽しみだ」


下1から2、夕雲はどうした?


ー鎮守府地下ー


提督(浜波は偉い奴を怒らせた)


提督(そいつは浜波の解体を迫ってきて俺はそれを受け入れる予定だった)


提督(しかし夕雲は解体されるなら自分をしてくれと言い出した)


提督(そこまで言うのなら条件がある。夕雲を好きに使わせろ)


提督(ただし生娘は好まない。タップリと調教した後でこっちに差し出せ)


提督(俺が考えたシナリオはこうなっている。俺は偉い奴の為に夕雲を調教するっていう建前だ)


提督(調教が終わっても俺と夕雲の動画を送ってこいと言われたと変えていけばいい)


提督(これに納得すれば夕雲とは合意と解釈もできるわけだ)

夕雲「浜波さんが助かるなら受け入れるわ」


提督(そのことを夕雲に伝えると拒否はしなかった)


提督(この反応からして経験済みなのは間違いない)


提督(顔を赤くさせてやがる。これがいいんだよな)


提督(溜まってた分は夕雲で吐き出させてもらうか)


提督「覚悟はいいんだな」


夕雲「好きに……して」


下1から2、どうなった?

提督「経験人数はどれくらいだ?」


夕雲「そんなの関係ないでしょう」


提督「そうだなお前は浜波の為に腰を振ってんだからな」


提督「この体を好きって奴は相当いるだろうよ」


夕雲「やめ、やんっ」


提督「嫌々のくせに動きは激しいよな」


夕雲「そんなことありません……」


提督「その腰使いでよく言えたもんだ」

ー事後ー


夕雲「はあ、はあはあ」


提督(ちょっと張り切り過ぎたなぼのたん並みに興奮しちまった)


提督(ぼのたんの控えめも好きだがやっぱりボリュームはあっていい)


提督(あー~スッキリしたら頭も冴えてきたぞ)


提督(今のうちに遠征泊地からイカレ深海棲艦を沈める作戦でも考えるか)


提督(ここに居る深海棲艦は協力するって言ってんだ。それを活かす手しかないよな)


下1から2、このあとは?

ー誰も入ってくるな(ぼのたんは可)ー


漣「ご主人様が部屋に篭りましたな」


大井「金剛作戦のプランを考えてるんでしょ」


漣「たまーーーーに集中するご主人様は有能ですぞ」


大井「私があのクズを認めてる唯一の部分ね」


漣「あんな不真面目な人でもギリギリ提督でいられるのはアレがあるからですもんね」


大井「普段から集中してるのが普通の提督なのよ」

漣「第一艦隊もよく考えられてますよね」


漣「大井っちさんは速力が低いってよく言ってますけど、それくらいしか文句付けるところないですよね」


大井「第一艦隊を決める時もああやって篭ってたわ」


漣「ご主人様が好かれずとも嫌われないのはここの方針もありますよ」


漣「他の鎮守府ならバランス良く鍛えるのが普通ですけど、ここは得意なものをひたすら伸ばせ!ですから」


大井「アイツにイラついて演習でそのストレスを発散させる子は多いわね」


漣「愚痴を言いながら演習して最終的にここより酷い所はある、で落ち着くんですよ」


大井「クズがこうなったら作戦には期待できそうね」


下1から2、この次はどうなる?

漣「そういえばなんですけど気になることがあるんです」


漣「最近夕雲ママの様子が変なんですよ」


大井「あの子は元々変わってるじゃない」


漣「その方面とは違うんです」


漣「なんだか落ち着きがないというか不安がってる感じがします」


大井「金剛作戦を嫌がってるんじゃないの?」


漣「出撃で活躍するのは第一艦隊じゃないですか」


大井「そう言われればそうね」


漣「ご主人様がこの状態ですから話だけでも聞きにいきませんか」


大井「私も一緒に行く必要があるの?」


漣「ご主人様絡みだった場合大井っちさんは強力な味方ですからね」

ー執務室ー


漣「ご主人様は部屋に篭って作戦タイムなので夕雲ママには執務室に来てもらいました」


夕雲「そう……」


漣(ね、おかしいでしょ?いつもなら貴女のママになった覚えはー~とか言ってくれるんです)


大井(様子がおかしいのは事実みたいね)


漣「あのですね最近夕雲ママの様子が変だったので面談でもしようかと思ったんです」


大井「金剛作戦を気にしているなら杞憂よ」


夕雲「夕雲は第一艦隊じゃありませんから……」


漣「そうっすよねえ」


大井「ここにはあのクズは居ないわよ。もしあの男が何かしてるって言うなら私に教えて」


漣「もちろん何もなかったらそれでいいですよー~」


下1から2、夕雲の返事は?

夕雲「実は浜波さんが不評を買ったようで心配で……」


漣「誰に対してですか?」


夕雲「この前の観艦式での話なの」


大井「そんな報告受けてたの?」


漣「初耳ですけど」


夕雲「ごめんなさい……報告はしていないの」


漣「そりゃ知れるわけないっす」


大井「どうして知らせなかったのよ」


夕雲「浜波さんのことを思うと報告できなかったの」

漣「その感じだと一般人怒らせたとかじゃないっすね?」


夕雲「そうみたいね……」


大井「妹の為を思うなら報告すべきよ、最悪の事態になったらどうするの?」


夕雲「提督がとりなしてくれるとの言質は頂いたわ」


漣「ご主人様があ?うっそお」


大井「アイツがそんなことするとは思えないわよ」


夕雲「そうすることで提督に得があるのだと思うわ」


漣「あーー~それを機にその人とのコネも欲しいっていうならわかります」


大井「でもアイツ一人に任せておけないわ」


漣「同感です。手土産を持っていくなら絶対に漣の助けは必要になりますぜ」


夕雲(……ふふ)


下1から2、このあとどうなった?

漣「ご主人様としっかり話し合う必要がありそうです」


大井「とりなす気があるのか詰問してやるわ」


夕雲「そんなことをすると逆にやる気を無くしてしまいませんか?」


漣「ありえるうーーー~」


大井「最悪は私たちにまで責任を負わせようとしてくるわ」


漣「浜波さんのことを考えればそれでもいいですよ」


漣「ただご主人様が解決に向けてメチャクチャ変な道筋を立ててるのを邪魔するかもしれやせん」


夕雲「結果が出るまで待とうと思ってるの」


漣「どうしますかね?」


大井「かなり気になるけど保留よ」


夕雲「結果が出ればすぐに報告するわ」

ー鎮守府地下ー


提督「おい調教の時間だぞ」


夕雲「今日は漣さん、大井さんと話したわ」


夕雲「浜波が観艦式で誰かさんを怒らせたことをね」


提督「ああん?」


夕雲「提督がとりなしてくれるからって言って納得してもらったわ」


提督「お前……」


夕雲「これで良かったんでしょ?」


夕雲「調教は作戦を考える息抜きにでもなるわよね」


夕雲「ふふふ、ふふふふ」


下1から2、どうなる?

提督「浜波のことはどうでもいいってか?」


夕雲「途中までは本当に心配してたのよ」


夕雲「でも提督が自分で調教するって言い出した所で気付いたの」


夕雲「浜波が怒らせた人は大したことは無いのよ」


夕雲「もちろんその通りよね」


提督「なぜそう言い切る」


夕雲「提督は経験豊富ってわけじゃないから仕方ないわ」


夕雲「調教は……自分がやることが最高に気持ちいいの」


夕雲「調教されたものを欲しがるのはよっぽどもの好き」


夕雲「観艦式を身分も隠さず直接見にくるような人が、そんなもの好きなわけないのよ」

夕雲「ただ夕雲の体を求めるだけなら通報して終わってた」


夕雲「けど貴方は私を調教するって言ったわよね?」


夕雲「そういうの……大好きなの」


夕雲「通報されたくなかったら夕雲を調教してみなさい」


夕雲「貴方好みのメス豚にでもなってあげるわ」


夕雲「ただし提督にそんな甲斐性があれば、ね」


提督「全てわかった上で誘ったわけか」


夕雲「提督の選択肢は一つだけよ。これから楽しみにしてるわね」


下1から2、どうなった?

ー数日後ー


夕雲「提督今日はどうするの?」


提督「……」


夕雲「あ、ちょっと」


ーさらに数日後ー


夕雲「今日は貴方が喜びそうな下着を着てみたわよ」


提督「……」


ーさらにー


夕雲「ねえ無視しないで」


提督「……」


夕雲「あ……」

夕雲(提督はただ無視をしてるわけじゃないわね)


夕雲(放置プレイなんて素敵)


夕雲(考えてみれば曙さんを選ぶ提督なんだから素直な性癖じゃないわよね)


夕雲(夕雲が優位に立ってる状況も気に食わないのよね)


夕雲(提督がそれを望むなら夕雲も付き合うわ)


夕雲(気持ちよくなるお薬を飲んで提督に懇願しに行くの)


夕雲(お願いですから夕雲を好きにしてって)


夕雲(理性がトんじゃうようにお薬も多めに飲んでおくのがいいわね)


下1から2、どうなった?

ー地下ー


夕雲「どうして呼び出しなんかしたの?」


提督「お前らは知らないだろうから教えてやる。艦娘が薬を買うと提督に連絡がくるんだよ」


提督「どういう意味かわかるな」


提督「お前が買った薬がとんなヤツかは知ってる」


提督「なにか言い訳があるか?」


夕雲「……ごめんなさい」


夕雲「もう少しでピークだったのに……お薬に頼ろうとしてしまったわ」


夕雲「お薬になんか頼らなくても、あと少しで最高な時間を過ごせたのに」


提督「まだ謝ることがあるなら謝っておけよ」

夕雲「提督を試すようなことしてごめんなさい……」


提督「お前みたいな豚が上になれるわけないだろ」


夕雲「はい……夕雲は醜い豚です……」


提督「どうして欲しい?」


夕雲「惨めで哀れな豚を教育して下さい……ご主人様」


提督「仕方ないから教育してやるよメス豚」


提督(賢い奴の手綱はちゃんと握っておかないとな)


提督(コイツが豚じゃなきゃ俺は通報されてたんだ。やっぱりあちこち手を出すのは得策じゃないな)


下1から2、このあとはどうなった?

意味不明

下1から2再安価

ー後日ー


夕雲「大井さんに漣さんも丁度よかったわ」


漣「なんでしょう?」


大井「浜波の件ね」


夕雲「ちゃんと提督に解決してもらったと報告したかったんです」


漣「あのご主人様が解決と、ほおん」


大井「信じられないけど事実なの?」


夕雲「本当ですからもう心配いりません」


漣「確かに最近夕雲さんは元気そうでしたよね」


大井「あの男から何かされてるとかも無いのね?」


夕雲「提督は信頼されてないのね」

〈鎮守府内放送、秘書艦漣、直ちに執務室まで来られたし〉


大井「今の放送は提督?」


漣「やっっっっば」


夕雲「どうしたの?」


漣「館内放送の内容でご主人様と合言葉決めてんですよ。今のは抜き打ちの監査のヤツです」


大井「もう来てるの?!」


漣「来るから準備しろ、かもしれません」


大井「深海棲艦がここに居ることがバレたらどうするのよ?!」


漣「バレないようになんとかするんですよ!」


夕雲(監査が終わったら今日も躾けてくれるかしら)


下1から2、どうなった?

監査官「う~っす」
提督「ひさしぶり~」

ー執務室ー


監査官「うぃーーっす」


提督「おう久しぶりだな」


漣「へええええ……」ヘナヘナ


提督「来たか漣、コイツが監査官だ」


漣「あのですね……漣がどれだけ焦ったと思います?」


提督「嘘は言ってないだろうが」


監査官「秘書艦を無意味に焦らせてやるなよ」


提督「いい運動になっただろ」

提督「ちゃんした監査の時は前もって準備するし、抜き打ち担当はコイツだ」


監査官「俺が仕事を辞めない限りお前は自由にやれるってとこだな」


漣「そんなの知りません……」


提督「言ったら意味ないだろうが」


監査官「その通りだ。しかし今回は彼女に知らせたな?」


提督「割と真剣な話があるからな。なあ漣」


漣「えっと……どれですか?」


提督「ああ?」


漣「ご主人様やらかし過ぎててどれのことかわからないです」


提督「クソピンクが」


監査官「あははははははは!!この鎮守府大丈夫かよ!」


提督「深海棲艦についてに決まってるだろ、コイツには知らせる必要がある」


下1から2、監査官の反応は?

ー説明後ー


監査官「子どもも含め友好的なんだろ?なら任せる」


提督「無責任だな」


監査官「お前に言われたくない。それになんだかんだでマイナスにはならんからな」


提督「なんだよそれ」


監査官「お前が絡むとロクなことが起こらないが最後は全部解決する」


監査官「心当たりが無いわけないだろ」


漣「監査官殿お茶のお代わりはどうでしょう?」


監査官「いやそこまで長居するつもりはない」


漣(だったら早く帰りやがれってんです)


漣(ご主人様がソレを自覚すると良くないんですからね)

漣(今まで深く考えてこなかったから気付かなかったんです)


提督「心当たりなあ」


漣(ほら回想し始めたじゃないですか!)


漣(余計なことを考える前にご主人様の注意を別のことでひかなければ!)


漣(突然裸踊りでもしますか?!いやでもそれは最終手段です)


漣(なんでもいいから話題を!もしくは何かが起こって下さい!)


下1から2、このあとどうなる?

大井「なによ抜き打ちってアンタが来ただけじゃない」


監査官「お!大井っちも来たか」


提督「お前は呼んでないぞ」


大井「漣の慌てようを見てたら心配になるでしょ」


漣「すいません監査官殿のことを知らなかったんです」


提督「このピンクには知らせてない、というより艦娘で知ってるのはお前だけだ」


大井「こんな奴知りたくもないわよ」


監査官「大井っちのキレっぷりは変わらないな」


提督「プッツン女は変わらないぞ」

漣(助かりました……これで話題は大井っちさんに変わります)


漣(タイミングが良過ぎたので多分外で会話聞いてましたよね)


漣(ご主人様に自覚させるのはマズイと言い出したのは大井っちさんです)


漣(漣より警戒するのは当然ですかね)


大井「アンタはサボってないでとっとと帰りなさい!」


監査官「ここに来るのが仕事なんだよ」


大井「クズも仕事する!作戦の準備があるでしょ!」


提督「うるせーーー~」


監査官「作戦?そんなもんあったか?」


提督「遠くにいるキチってる深海棲艦を沈めに行くんだよ」


監査官「面白そうだなよく聞かせてくれよ」


漣(早く帰って欲しいですけど仕方ないですね)


下1から2、このあとどうなる?

提督「作戦内容を聞かせてやるのはいいがお前も教えろよ」


監査官「次の監査の予定はまだ出てないぞ」


提督「そうじゃない女の話だ」


監査官「お前……この状況で話せると思うか?」


大井「……」


漣(おろろ?監査官殿は大井っちさんのこと知ってるっぽいですね)


提督「お前らのことだからどうせ気にしないだろ?」


大井「……」


バタン


提督「なんだアイツ」


漣「漣は気にしませんのでアレやコレらを存分に話し合って下さい」


監査官「そ、そうか。なら話してやるよ」

提督「抜き打ちの日時を教える代わりにヤらせろっていうのは無いのかよ」


監査官「何回か向こうから打診があったが全て断った」


提督「偽善者かよ」


監査官「貰うなら金じゃないとな」


提督「現実主義だな」


監査官「それよりお前がロリコンだったとは驚いたぞ」


提督「ぼのたんは特別なんだよ。それに改二で少しはロリじゃなくなっただろ?」


監査官「そんなジロジロ見てないっての」


漣(ご主人様が楽しそうに話してるのは久しぶりに見ましたな)


漣(立場は違えど友には変わりないということですね)

監査官「しかし元はお前のせいとはいえ大胆な作戦だな」


監査官「もし成功すれば大手柄どころじゃないぜ」


漣「そんなに凄いんです?」


監査官「お前らが叩こうとしてるのは大ボス中の大ボスだ。上の精鋭部隊や何重もの連合艦隊で決戦を挑んだ」


監査官「その結果は全て敗北だからな」


漣「そんな決戦知りませんけど、知られてないってヤツですか?」


監査官「負けた戦いを公表する意味が無いからな」


漣「ご主人様今すぐ作戦を中止しましょう」


提督「するわけねぇだろ」


監査官「凄い自信だが深海棲艦と艦娘と連合ならなんとかなるかもしれないな」


提督「なんとかならないなら終わりだろうな」


漣(ご主人様いつの間に覚悟決めちゃってんです?!)


下1から2、次はどうなる?

提督「敵のことを知ってるなら都合が良い、戦力を教えろ」


監査官「俺は提督じゃないから詳しくは知らない」


監査官「取り巻きは居ないようだっていう不確定な情報ならあるがな」


提督「それはこっちもわかってる」


漣「ここに来た深海棲艦が単騎で暴れてるって教えてくれましたから」


提督「連合艦隊の編成はどうなってた?」


監査官「知らないな……俺が聞いたのは連合艦隊が負けたって事実だけだ」


提督「なんだよ聞くだけ損じゃねえか」


監査官「お前がそんなことを企んでるだなんて知らなかったんだよ」


漣「連合艦隊でも勝てないって絶望しかありませんぜ……」

提督「ならお前に用は無いとっとと帰れ」


監査官「お前な」


提督「手ぶらで帰すつもりは無い。漣、歳暮か何かを見繕ってコイツに渡しとけ」


漣「りょ!」


監査官「持て余してるもんを俺に横流しするだけだろ」


提督「……」


監査官「おい聞いてんのか?」


提督「漣は行ったな。おいこれを渡しとく」


監査官「なんだこの封筒はまさか遺書じゃないだろうな」


提督「当たりだ」


監査官「なに?」


提督「作戦が失敗したら全員解体どころじゃないからな」


提督「ぼのたんとついでにガキを守るためだ」


監査官「おい……」


提督「言っとくがぼのたん優先だからな。ガキが難しいなら放っておけよ」


下1から2、このあとは?

ー部屋の外


曙(嘘……でしょ……クソ提督が……)


曙(金剛さんを元気付ける作戦だったのよね……?)


曙(なんでクソ提督が死ぬだなんて話になってるの……?)


曙(最悪の事態なんて今まで考えたこと無かったわよね?)


曙(それにどうして)


曙(あたしに相談してくれなかったの?)


曙〈一言くらいあってもよかったわよね?)

曙(あたしってなんなの?)


曙(クソ提督に選ばれたつもりになってただけ?)


曙(ただの艦娘が恋愛なんかおこがましいの?)


曙(う……えっ)


曙(気持ち悪い……吐きそう)


曙(いろんな気持ちが頭の中ぐるぐる回って……)


曙(無理……早くトイレに……)


曙(なんでこんなことになっちゃうのよ……)


下1から2、曙はどうなった?

大井「私の事情を知らないとは言えよく艦娘の前で女性関係の話なんかできるわね」


〈げえ……っ〉


大井「ちょっとこの声って……大丈夫なの?」


曙「おえ……」


大井「曙?なんで貴女が……」


大井「体調でも悪いの?なにかあったの?」


曙「うう、ごめん、なさい……」


大井「後片付けはやっておくから貴女は入渠してきなさい」


曙「う、うえ……っ」


大井「もう……こんな時にアイツはなにをやってるのよ!」

「パパこっち」


提督「なんだよ引っ張るなよ」


漣「ご主人様監査官殿のお見送り……ぬお?!」


曙「う……」


「ママがー~」


提督「大井てめぇ!!ぼのたんに何しやがった!」


大井「それはこっちの台詞よ!曙が苦しんでるのにアイツと馬鹿な話してんじゃないわよ!」


漣「ぼのさん平気ですか?立てませんか?」


提督「食あたりか?」


大井「詳しく調べないとわからないでしょ!」


下1から2、曙の反応は?

曙「なんで……どうしてえ」


「パパにしがみついてる」


「きたなくない?」


提督「バーカ服は着替えればいいだろ」


曙「どうしてあたしに言ってくれなかったのお!!」


漣「はいご主人様が悪いーー~」


大井「このクズ!」


提督「待ってくれよおい」


漣「待つわけねぇでしょうがああん?可愛い姉妹艦がよお、ゲロ吐きながら泣いてんですよ?」


大井「半殺しじゃ済まないわよ?」


提督「ぼのたん俺はなにを言わなかったのか教えてくれないか?」

曙「遺書……渡してたでしょ」


大井「アンタ……」


漣「渡してた相手は監査官殿ですな」


提督「よりにもよってぼのたんに聞かれたか」


曙「あたしのこと、なんとも思ってないのよね」


曙「だから相談もしてくれなか……うえ……っ」


漣「はいやっぱりご主人様が悪いーーー~このクズうーーー~」


大井「そこまで思い詰める前にやることがあるでしょ?!」


提督「自殺するとかじゃねえよ今度の作戦が失敗したら責任取らなきゃいけないだろ?」


漣「死ぬにはかわりないでしょうが!」


大井「ふざけてると思ってたけどここまでふざけてるとは思わなかったわ」


大井「アンタ最低よ」

提督「相談というか話はするつもりだった」


提督「でもぼのたんが子育てで疲れ果てるのを見るとな」


曙「あだじのせいだっでいうの!!」


漣「はい最低ーーー~ばーかばーか」


大井「……もう言葉も無いわ」


提督「だってよお、ぼのたんを危険な目に合わせたくないだろ?」


提督「そう思ってからは隠し通すつもりだった」


提督「でもまあ……間違ってたみたいだな」


提督「俺が、悪かった」


下1から2、曙の反応は?

バシッ


「ママがパパ叩いた」


「喧嘩だ」


曙「このくずぅ!何処にも行かせないわよ!」


提督「おお」


曙「あたしとずっと一緒なんだからぁ!!」


提督「わかってる」


漣「おチビちゃん達喧嘩は終わりましたぜ」


大井「解決してないことはまだあるわよ」


漣「今はそっとしておいてあげませんか?」


大井「仕方ないわね」


漣「漣は監査官殿を見送ってきます。お待たせしてしまってるので怒ってないといいですけど」


大井「アイツはそんなことで怒らないわよ」

大井「アンタと曙は着替えてきなさい。この子達の面倒は見ておくわ」


「大井っち」


「怒らない?」


大井「私のイメージって怒るしかないの?」


「いつも怒ってる」


大井「怒らせてるのはコイツよ」


「また怒った」


大井「もう……」


大井「とにかくそんな格好じゃ話もできないでしょ、二人でお風呂にでも入ってきなさい」


提督「そうする」


曙「くず、くずぅ……」


下1から2、このあとどうなった?

ー執務室ー


監査官「長いって」


漣「すいませんねちょーーーっとトラぶりました」


監査官「アイツが戻ってこないんだからそうだろうな」


漣「ですのでお見送りは漣一人になります」


監査官「見送りはいいからアイツの所に行ってやってくれ」


漣「ではお言葉に甘えて」


監査官「いや、やっぱり待ってくれ」


監査官「一つ伝えておくことがある」

監査官「件の海域について上が何かしようとする動きがあったら教えてやろう」


漣「それはありがたいです」


監査官「本当はそんなつもりは無かったんだが、こんなもんを貰っちまったからな」


漣「ご主人様の遺書」


監査官「アイツがここまで俺を信頼してるとは思ってなかった」


漣「ご主人様は信頼とか口に出さないですよ」


監査官「そうだな……」


漣「これからもご主人様と仲良くしてあげてくださいね」


下1から2、このあとは?

ー執務室ー


漣「監査官殿は帰られましたしご主人様待ちですねえ」


ヴェールヌイ「司令官はまだ来ないんだね」


漣「すうう……えっと、どこから聞いてました?」


ヴェールヌイ「司令官の遺書」


漣「違うんすよ冷静に話聞けます?」


ヴェールヌイ「それは漣次第だよ」


漣「そんなこと言われてもやらかしたのはご主人様なんですよ」

漣「ご主人様は今回の作戦に失敗したら責任を取るつもりだったんです」


ヴェールヌイ「知ってて止めなかったのかい?」


漣「そんなこと考えてたら止めるに決まってるでしょうが!」


漣「漣どころかぼのたんにも言ってなかったんすよ?!」


ヴェールヌイ「金剛さんを元気付ける為の作戦で司令官が死ぬなんておかしい」


漣「恐らく全部の責任を取ろうとしたんですよ。深海棲艦がここに居ること事態イレギュラーですし」


漣「ご主人様はぼのたんと深海の子どもを助ける為だって言ってましたけど、多分全員助かります」


ヴェールヌイ「司令官は死なせない」


漣「それは漣も同じです。ヴェルさんは第一艦隊なんで張り切っちゃって下さいよ」

ヴェールヌイ「それしかないよ」


ヴェールヌイ「司令官は絶対に死なせない」


漣「もちろんヴェルさんも沈まないで下さいね。誰か一人でも沈めば終わりなんで」


ヴェールヌイ「わかってる」


ヴェールヌイ「司令官は私が守る」


ヴェールヌイ「何があっても敵は沈める」


ヴェールヌイ「安心してて司令官」


漣(闘志が燃える感じがしてますけど大丈夫ですかね)


下1から2、このあとどうなる?

ー入電ー


漣「アローもしもし漣です」


暁〈司令官はどうしたの?〉


漣「ちょっとした野暮用ですよ」


暁〈今日は遠征泊地から帰る予定だったけど下見を兼ねて偵察に行ってきたの〉


暁〈そうしたら周辺海域が凄いことになってたのよ〉


暁〈地形はグチャグチャだし海が真っ赤なの〉


漣「赤って血的な赤さですか?」


暁〈そうよこのまま放置してれば人間だけじゃなくて全ての生物が殺されるわ〉

漣「まさか会敵なんかしてませんよね?」


暁〈姿は見かけなかったわ。万が一見られてても私と初春なら逃げ切れるわよ〉


漣「韋駄天のお二人なら大丈夫でしょうけど警戒は続けて下さい」


暁〈全力で警戒しながら全速力で帰ってるわ〉


漣「帰るルートは事前に決めていたルートですね?」


暁〈遠征泊地からは遠回りして帰るルートよ。もし私たちが襲われても遠征泊地に被害は出ないわ〉


漣「その暴れっぷりなら見つかったら終わりだと思って充分に警戒して下さい」


下1から2、このあとどうなる?

初春「提督への通信は終わったかえ」


暁「出たのは漣だったけど内容は伝えたわ」


初春「あの地形から推測するに大口径の炸裂弾が主な攻撃手段じゃろう」


暁「それを無差別にぶっ放すなんてまともじゃないわ」


初春「動くもの全てが敵なのかもしれん」


暁「そんな相手に勝てるのかしら」


初春「あの提督なら負ける戦はやらんじゃろう」

初春「帰ったら響姉の作戦も進めねばならん」


暁「司令官のことは頼んだわよ」 


初春「姉の為ならこの体を捧げるくらい安いものじゃ」


暁「無理にする必要はないわよ、あくまで司令官が」


ゾクッ


暁「……」


初春「暁姉も感じたようじゃの」


暁「誰かに見られてる」


初春「敵影は無いが気配はあるのう」


暁「全速力中の全速で帰るわよ!」


初春「もし引き離せんようなら鎮守府には帰れん。燃料を使いきるまで逃げ回るぞ」


下1から2、このあとは?

……


暁「敵の攻撃機?!」


初春「こちらを見つけたようじゃな」


暁「攻撃機を振り切るなんて無理よ!」


初春「かと言って迎撃しておれば本体がやって来るじゃろう」


暁「こっちができることは逃げることだけだなんて!」


初春「それでも逃げるしかない、気を抜くでないぞ」

……、……


暁「引き返していった?」


初春「攻撃性能は高そうじゃったが飛行距離に難ありといったところかの」


暁「本体は私たちより遅いわ、これなら逃げ切れる!」


初春「それに敵の正体もわかったのう」


暁「大口径の主砲を装備して」


初春「攻撃機を放ってくるヤツと言えばアイツじゃな」


暁「そのことも司令官に報告しないといけないわね」


初春「報告するには無傷で帰らんといかん。このまま全速力じゃ」


下1から2、どうなった?

ー鎮守府、近海ー


暁「ここまでくればもう安心ね」


初春「攻撃機に見つかった時はちと肝を冷やしたの」


暁「アイツは間違いなく戦艦レ級よね」


初春「それしか無いじゃろう」


暁「だとしたら強過ぎると思わない?」


初春「妾はそうは思わん」


初春「戦艦レ級のふらぐしっぷならあり得るじゃろう」

暁「レ級のflagshipは確認されたことが無いのよ?」


初春「ならあれが初めての個体じゃろう」


暁「あり得ないわ……」


初春「近付けば雷巡並の雷撃、対潜も隙がないじゃろう」


初春「これじゃと倒す方法が存在せぬぞ」


暁「司令官の作戦は通用するの?」


初春「急ぎ帰り再考を進言すべきじゃな」


下1から2、このあとは?

ーブリーフィングルームー


提督「作戦で使うのは現第一艦隊と深海棲艦の連合艦隊だ」


大井「『現』第一艦隊ってことは秋津洲も入ってるのね」


初春「的になって終わるだけだと思うがのう」


提督「あいつはデコイだ」


暁「でも相手はflagshipの戦艦レ級よ?」


加賀「囮なんか通用しないわ」


赤城「まとめて沈められてしまうでしょうね」


金剛「バーニングなラブも届かなければ無意味デス」

ヴェールヌイ「作戦は変える必要はないと思う。司令官の考えたものだからね」


暁「こんな時に冗談言ってないで真面目に考えなさい!」


提督「コイツに乗るわけじゃないが作戦は変えない」  


初春「正気かえ?」


提督「レ級のフラグは予想してなかったが相手が一人なら同じだ」


加賀「勝機があるとは思えないわ」


提督「誰が勝つって言ったんだよ」


赤城「どういうことなんですか?」


提督「こっちの攻撃を敵の装備に集中させろ。間違っても本体は狙うな」

提督「攻撃機は全部叩き落とせ、主砲も潰せ」


提督「それでも抵抗したら殴り合いだ。全員で囲んでリンチしろ!」


大井「とても軍人が考えるような作戦じゃないわね……」


金剛「提督の作戦に従いマス!」


初春「逃げられたらどうするんじゃ?」


提督「何の為に遠征泊地を再建したと思ってる。こっちは補給して地の果てまで追いかけろ!」


暁「本体じゃなくて装備に攻撃を集中させるなんて普通じゃないわ」


ヴェールヌイ「司令官だから思い付くんだよ」


下1から2、このあとは?

ー演習海域ー


金剛「デーーーース!」ボガーン


大井「あんな小さい的によく当てるわね」


ヴェールヌイ「負けてられないな」ドゴーン


大井「私だってそうよ対空は苦手だけどここでは考えなくていいもの」


大井「その分魚雷を叩き込んでやるわ!」ドゴーン


金剛「バーニングラーーブ!」


ヴェールヌイ「Урааааа!!」

加賀「向こうは派手にやっているようね」


赤城「私達も負けていられません加賀さんも私と一緒に派手にやりましょう」


加賀「私はいいわ」


赤城「また烈風しか積ませてもらえないなんておかしいです、今日という今日は提督に文句を言いに行きます」


加賀「赤城さん」


加賀「ずっと黙っていたことがあるの」


赤城「加賀さんが秘密を持っているなんて信じられません」


加賀「私は艦載機の扱いが下手なの」


加賀「何種類もの艦載機は扱えない」


赤城「加賀さんが下手だなんてそんなの冗談ですよね?」


加賀「烈風係は私が言い出したことなの」

加賀「提督には感謝しているの」


加賀「言い方に腹が立つこともあるけど」


加賀「こんな私でも第一艦隊に選んでくれた」


赤城「烈風役は加賀さんから言い始めたことだったなんて……」


加賀「私の取り柄はそれだけ」


加賀「赤城さんを全力で援護する」


加賀「それが私の役目よ」


下1から2、このあとは?

赤城「隠していたことがあったもしても加賀さんには変わりません」


赤城「ただほんの少し提督を誤解していましたね」


加賀「誤解するのは少しでいいわ」


赤城「そうですね調子に乗らせてはいけませんから」


加賀「赤城さん」


赤城「加賀さん」


赤城「私は貴女の為に戦うわ」

ズズズ……


秋津洲「赤城さんの爆撃凄い衝撃かも」


秋津洲「第一艦隊のみんなも凄いかも」


秋津洲「そんな中あたしのやることは囮かも」


秋津洲「あたしを邪魔もの扱いした提督のことは許せない」


秋津洲「でも作戦に従わないと皆んなが危ないかも」


秋津洲「提督と決着をつけるのは後回しかも」


秋津洲「大艇ちゃん、一緒に頑張るかも!」


下1から2、このあとはどうなる?

ー囮ー


秋津洲「なんでみんなこっち向いてるかも?」


大井「囮がすぐやられちゃ話にならないでしょ」


大井「だから貴女を鍛えるのよ」


秋津洲「あたしは一人でやってるかも!」


ヴェールヌイ「動く的の方がこっちの演習にもなる」


金剛「ぶっ潰す」


加賀(金剛は秋津洲が提督のことを恨んでいるのを知ってるわね)


赤城「ごめんなさい秋津洲さん」


秋津洲「う……うわあーーーーー!」

ー演習中ー


秋津洲「オゴッ!!」


金剛「仕留めタァ!」


ヴェールヌイ「首なんてよく狙えるね」


秋津洲「カ……ハッ……!」


赤城「大丈夫ですか秋津洲さん」


大井「やり過ぎと言いたいところだけど貴女の演習も兼ねているの」


加賀「首くらい狙えないと装備は狙えないでしょう」


秋津洲「やって……やるかも」

ブーン


金剛「ファーーーック!!空を飛ぶなデース!」


秋津洲「これがあたしと大艇ちゃんの回避術かも!」


ヴェールヌイ「艦娘が飛ぶのはいいの?」


赤城「提督を拐いに来た深海棲艦も二式大艇に捕まってきたそうですね」


加賀「艦娘も飛べるわ」


大井「秋津洲のは飛行というよりトビウオの要領ね」


ヴェールヌイ「深海棲艦は飛んできたんだよね?」


大井「多分あの子重いのよ」


ヴェールヌイ「なら仕方ないね」


下1から2、このあとは?

ー陸地ー


漣「なんか空飛んでますけど」


提督「おーやればできるみたいだな」


提督「やっぱりアイツはデコイ役で入れとこう」


漣「アレは有りなんですか?」


提督「海に潜るヤツがいるんだから問題無いだろ」


漣「潜水艦は潜って当たり前なんですよ」


提督「戦闘で正々堂々なんか言ってられないだろうが」


提督「大井が秋津洲を的にするって言い出したらしいが有りだな」


提督「暫くはアイツを的にして演習を続けさせておくか」

ーブリーフィングルームー


提督「お前らを連合艦隊には入れるがドンパチ撃ち合う必要はない」


戦艦水鬼「どうしてだ」


提督「お前らのメインはレ級の武装を破壊してからだ。アイツは殴り合いでもタイマンは強いだろ?」


港湾棲姫「勝てない」


提督「だから数で囲んでやっちまえ」


港湾棲鬼「勝てるかどうかわからない」


提督「向こうには武器が無くなってんだ、蜂の巣にしてやれ」

飛行場姫「私は普通に撃ち合った方が強いわよ」


提督「じゃあヤバくなったら援護しろ」


駆逐古鬼「私はどうする」


提督「お前ってさあガキの面倒見れないのか?どう見てもチビだから問題無いだろ」


駆逐古鬼「私の力が強過ぎる。あんな幼体の手足は握り潰してしまう」


提督「チッぼのたんの負担を減らそうとしたのによ」


提督「じゃあお前も援護要員だ。第一艦隊がヤバそうなら助けろ」


下1から2、次はどうなる?

ー子ども部屋ー


曙「世話を手伝わせて欲しいだなんてどういう風の吹き回しなのよ」


夕雲「貴女が体調を崩したっていうからよお」


曙「直接関係は無いわよ」


曙「ただ正直助かるわ、一人で五人の面倒を見るのは大変どころじゃないのよ」


夕雲「これからは夕雲もママになるのよお」


曙「……」ピクッ

曙「アンタ正直に答えなさい。クソ提督と何かあったわね」


夕雲「どうしてそう思うの?」


曙「ママの言い方がおかしかったのよ」


曙「あの子達のママになろうとはしてないわね」


夕雲「響さん達とは違うわよお」


曙「あの二人とは違う匂いがするのよ」


曙「メスの匂いがプンプンするのわ」


曙「クソ提督と何があったのよ!」


下1から2、夕雲の答えは?

夕雲「貴女から〈提督〉を取るつもりはないわあ」


夕雲「そういった関係ではないし提督もそう思ってないの」


夕雲「〈提督〉は貴女を一番大事に思ってるわ」


曙「ふっ……ふざけるんじゃないわよ!!」


夕雲「あら?」


曙「なにがご主人様よ!クソ提督とヤることやってるんじゃない!」


夕雲「あ、つい癖で……」


曙「クソ提督ーーーーーー~!!」

ガチャッ


「パパー~」


提督「ぼのたんが罵る声が聞こえた」


曙「このクズ!どういうことか説明しなさい!」


夕雲「ご主人様ごめんなさい曙さんに知られちゃいました」


「ご主人様?」


曙「言い訳なんかすればその時点で離婚よ!」


曙「ちゃんとアンタの口から説明しなさい!!」


下1から2、提督はどうした?

提督「夕雲は愛するぼのたんの為の実験台達だよ」


曙「はあ……?」


提督「ハードなのをぼのたんにいきなり試すのは危険だからな」


「ハードなのって?」


提督「後ろの穴に突っ込んだりだろ、それからな」


曙「子どもの前で言うことじゃないでしょーーー!!」

曙「そもそも女の子をもの扱いはどうなのよ!」


提督「夕雲はそれでいいんだろ?」


夕雲「ご主人様の調教ゾクゾクするのよ」


「調教って?」


提督「それはだな」


曙「口にしたらどうなるかわかってる?」


提督「ぼのたんのビンタならご褒美なんだけどな」


曙「冗談じゃないわよ!」

曙「そういえばさっき実験台達って言ってなかった?」


提督「嘘は言ってないぞぼのたん」


曙「まさか……」


ガチャッ


「こっちこっち」


暁「なんなのよもう」


提督「来たな実験台一号」


暁「は?!」


曙「アンタ……」


下1から2、暁の反応は?

暁「よ、よろ……よろしくお願いします……?」


曙「アンタはそれでいいの?!」


暁「だって気持ちいいんだから仕方ないでしょ!!」


提督「開き直ってやがる」


夕雲「おチビちゃん達は耳を塞いでおいた方がいいわねえ」


「なんで?」


「卑猥な話してる」


「えっちだ」

暁「曙がお尻で楽しめてるのは私のお陰なのよ!」


曙「なによそれ!」


提督「あながち間違ってはないな」


曙「クソ提督は黙ってなさい!」


夕雲「曙さんは最近縛られたりしなかった?それなら夕雲で試したものでしょうね」


曙「あーーーーー~!!」


夕雲「夕雲達はもの扱いされようが別にいいのよお」


暁「奪うつもりは無いんだから堂々としてればいいのよ!器が小っちゃいわね!」


下1から2、曙の反応は?

曙「こんな奴らに試さないであたしに何でもしなさいよ!!」


提督「え、いいの?」


夕雲「やめた方がいいと思うわよ」


暁「敏感になり過ぎで次の日なんか子育てなんて無理」


曙「ぐ、うう」


提督「ぼのたんをブチ犯せるなら歓迎だが怪我をして欲しくはない」


暁「体型も似てる私達なら実験台としてうってつけね」


夕雲「ご主人様の実験台になれるのは本望だわ」

曙「クソ提督のことは『一応』信頼してるわ」


曙「あたしが一番の自負もあるけど、やっぱり実験台だなんて扱いに納得できないのよ!」


曙「クソ提督!二人まとめて責任取りなさい!!」


提督「えーーーー~コイツらにも指輪渡すのかよお」


暁「実験台を辞めるつもりはないから、曙が納得する形ならなんでもいいわ」


夕雲「できたら首輪がいいわねえ」


曙「指輪でも首輪でもいいから責任を取る!いいわね?!」


提督「ぼのたんがそう言うなら従うしかない」


下1から2、このあとどうなる?

提督「納得いかないがお前ら、ママが増えたぞ」


「いえーーい」


「新ママだー~」


暁「ちょっといきなり抱き着いてこないで!」


「こっちのママおっぱいでかい」


夕雲「うふふふふ」


提督「そうか結果的にぼのたんの負担は少なくなるのか」


曙「あたしからすれば楽にはなるわね」


提督「これなら疲れ果てて夜はすぐ寝ることも少なくなるな!」


曙「アンタはそれしか頭の中にないのね……」

ー風呂場ー


初春「向こうから帰ってきてようやくまともに風呂が入れるのは嬉しいのう」


提督「お前の髪は響が洗うんじゃないのかよ」


初春「こういう余興も良いじゃろ?」


提督「お前の都合に付き合わせるなっての」


初春(そうは言うが妾の髪を嬉しそうに触っておる)


初春(好き放題洗わせてやったあと此奴に体を捧げてやろう)


初春(そうすることが響姉が提督と結ばれる道標になるのじゃ)


初春(姉の為なら純潔も惜しくはない、一思いにやってもらわねばのう)


下1から2、このあとどうなった?

ー手洗い中ー


初春「んあーー~好き放題洗われるのたまらんのう」


提督「そうか?」


初春「髪が痛むことも考えず好き勝手に洗っておるじゃろ」


提督「そうかもな」


初春「お主の髪フェチは限度を超えておるぞ」


提督「言ってろ」


初春「あん……お主は提督じゃなかったら美容室で雇ってもらたかもしれんな」

初春「その髪にかける情熱を他にも回せと言いたくなるの」


提督「ふん」


初春「あ、ああ、んんあ、んんんんん」


初春「ふう……こんなもので良いじゃろう」


提督「まだ終わってないぞ」


初春「妾の準備ができたといっておる」


提督「は?」


初春「ぬふふふ、妾の体が見えるかえ?」


初春「このまま最後まで洗いたければ妾と繋がりながらじゃそれ以外は認めん」


初春「ここなら後処理も楽じゃろう?さあお主の好きにすれば良い」


下1から2、どうなった?

提督「お前の言いたいことはわかったが待て」


提督「股開いて座ってろ」


初春「ほう手加減無しということじゃな」


提督「違えよバカ。こんなもじゃ毛で勃つわけないだろ」


初春「んなぁっ?!おおおおお主なにをするつもりじゃ!」


提督「動くなよ」


初春「ししし、下の毛は触って良いとは言っておらん!」


提督「うるせえ剃りにくいだろ」


初春「ひゃあ!」


提督「変な匂いとかしてないだろうな」


初春「嗅ぐでないわこのたわけーーー!」

提督「匂いはしてないがこの触り心地は、ほう」


初春「にゃああーー~!」


提督「やっぱ剃るのやめたわ」


初春「はえ?!」


提督「こっちの毛で楽しめるのはお前だけかもな」


提督「考えてみりゃこの髪の量が上にあるなら下にもあるな」


提督「好き勝手にやるから覚悟してろよ」


初春「こんなはずじゃないんじゃあ!!」


下1から2、どうなった?

ー脱衣所ー


提督「これで終わりだ」


初春「下の毛にヘアアイロンまでかけるとは……」


提督「アイロンがかけれるくらい長かったからな」


初春「肝心の行為はせずにずっと妾の毛を弄りよって」


提督「好き勝手にするって言っただろ」


初春「こんなことになろうとは想像できんかった」

初春「純潔は保たれたが一生分の辱めを受けたわ」


提督「髪も良いがこっちの感触もいいぞ」


初春「触るでない!!」


提督「こっちの毛がふわふわなのウケるぞ」


初春「お主がやったんじゃろうが!」


提督「こうなったらちょうどいいな、渡すもんがある」


初春「なんじゃあ!」


提督「これだ」


初春「下着……かえ?」


提督「ここで穿いてみろ」

初春「なんじゃこの破廉恥な下着は?!」


提督「毛がはみ出まくってるな」


初春「妾にこんなものを穿いて過ごせというのか?!」


提督「過ごせ」


初春「な……なにを考えておる!」


提督「お前の(毛の)ことだよ」


初春「んにゃっ?!」


提督「髪は響でもできるだろうが下は俺じゃなきゃ無理だ」


提督「そんな下着を穿いてたら手入れも大変だからな」


提督「これからは俺が面倒見るからな」


下1から2、この次はどうなる?

ー廊下ー


初春「こんなはずじゃなかったのじゃ」


初春「妾を経由して彼奴と響姉と結ぶつもりがどうしてこうなった?」


初春「こんなこと暁姉にどう知らせれば良いんじゃあ」


初春「断れば良かったのはわかっておる」


初春「しかし……んんーー~!」


初春「下着を受け取った時点で妾の負けじゃったな……」


初春「彼奴に恋心は無いが体は逆らえん」


初春「すまぬ暁姉……」

〈一回離れてって言ってるでしょ〉


初春「今のは暁姉の声かえ?ここは曙と深海の童がおる部屋じゃが」


ガチャッ


暁「あら初春じゃない」


夕雲「お風呂上がりみたいねえ」


初春「これはどういうことじゃ?」


曙「二人はクソ提督から指輪を渡されるのよ」


初春「なんと?!」


夕雲「でも提督を奪うとかそういう話じゃないわ」


暁「責任を取らせたのよね?」


曙「女の子をなんだと思ってるのよクソ提督は!」


初春「ちょっ、一寸暁姉を借りる!少しだけじゃからな!」

ー部屋の外ー


暁「驚くのは無理はないけど」


初春「その話はあとじゃまずは妾の話を聞いて欲しい」


初春「妾を通して響姉をという作戦じゃが途中までは上手くいった」


初春「挿入の一歩手前までいったんじゃがな」


初春「下の毛を弄ばれて負けてしもうた」


初春「服従ではないが負けを認めるものを受け取ってしもうた」


初春「すまん暁姉の作戦は失敗じゃ」


初春「出来の悪い妹で申し訳ない謝ることしかできん」


下1から2、暁の反応は?

暁「頑張ってくれてありがとう謝る必要なんてないのよ」


初春「本当かえ?」


暁「どっちかというとヤバいのは私の方だから……」


初春「指輪に嫉妬する響姉の姿が想像できるのう」


暁「それだけで済めばまだいいわ」


暁「私と司令官の関係を知られたらどうなるかわからないわよ」


初春「そうじゃ責任と言っておったがどういうことなんじゃ?」


暁「私は司令官の実験台だったのよ」


初春「ふぅん?」


暁「早い話がセフレみたいなものかしら」

初春「なにがあってそうなったんじゃ?」


暁「色々とあったのよ」


初春「指輪のことはいつ艦隊に知らされるんじゃ?」


暁「すぐかもしれないし、知らされる前に噂で広まってしまうわ」


初春「これからどうするんじゃ」


暁「どうにかするわ」


初春「どう説明しても納得するとは思えん」


暁「響への説明より司令官とくっつける方を優先するのよ。そうすれば実は私もって言いやすいでしょ」


下1から2、このあとは?

ー第六駆逐隊ー


ヴェールヌイ「私はまだ司令官を楽しませるレベルには達せていない」


ヴェールヌイ「チャンスをくれたのに駄目にしてしまったからね」


ヴェールヌイ「でも焦る必要はないさ、私と司令官の未来は見えているからね」


雷「今は司令官よりも作戦に集中した方がいいわよ」


電「下手すれば沈んでしまうのです」


ヴェールヌイ「そうだね沈んでしまったら元も子もないね」

暁(まだ誰も指輪のことは知らないみたいね)


初春(じゃが時間の問題じゃろう)


暁(そうね……なら)


暁「ねえ貴女の思ってる未来っていうのは指輪を貰ったりすること?」


ヴェールヌイ「それもあるよ」


暁「じゃあ他の艦娘、そうね例えば私なんかが指輪を貰ったとしたらどうするの」


雷「司令官のこと好きなの?」


暁「仮の話よ」


初春「指輪は貰いはしたが提督を奪おうとはしとらん。あくまで指輪を貰っただけじゃ」


電「そんなことあるのです?」


暁「あったとしたらどうなのって話をしてるのよ」


下1から2、ヴェールヌイの反応は?

ヴェールヌイ「もしそんなことがあるなら私も追いつけるように努力しないと」


ヴェールヌイ「あの司令官から指輪を貰うということは、なにかの形で提督を満足させられたということだからね」


電「それはそうだと思うのです」


ヴェールヌイ「他の艦娘に嫉妬してるだけじゃ未来は近づかないんだ」


雷「少しは成長したのかしら」


電「以前のキチ具合は無くなっているのです」


ヴェールヌイ「私も成長しないといけないからね」

暁(これなら指輪の件が知られても大丈夫そうね)


初春(この際言ってしまえば良いと思うぞ)


暁「そうね……実はね響」


ヴェールヌイ「指輪を貰った話はもしもじゃないんだよね」


暁「ええ」


雷「本当なの?!」


電「性奴隷にでもなったのですか」


暁「実験台っていう役目だから奴隷とは近いかもしれないね」


電「頭おかしいのです」


初春「妾も最初は正気を疑ったぞ」

暁「その役目だけじゃなくて曙が責任を取りなさいって言ったのよ」


雷「暁は本当にそれでいいの?あの司令官よ?」


暁「指輪を受け取るデメリットがほぼ無いのよ」


電「あるとしたら響ちゃんなのです」


ヴェールヌイ「私の様子を伺っていたんだよね」


初春「気付いていたとはのう」


ヴェールヌイ「司令官に関することは敏感だからね」


暁「さっきも言ったけど司令官を奪うつもりはこれっぽっちも無いわ」


暁「だから響にしかできない役目だったり、なにかで司令官を満足させられるはず」


暁「応援してるわよ響」


下1から2、このあとは?

下1から2、このあとは?

ー風呂場ー


ヴェールヌイ「成長はしたけど嫉妬しないわけじゃないんだ」


提督「だからって俺を使うな」


ヴェールヌイ「髪を触らせてあげるからいいじゃないか」


提督「仕方ねえな」


ヴェールヌイ「いつも通り好きにしていいからね」


提督「言われなくてもそのつもりだっての」

ヴェールヌイ「私が以前のままじゃなくて良かったね。指輪のことを知った瞬間に司令官は刺し殺していたよ」


提督「言ってろ」


ヴェールヌイ「指輪を貰った二人はそれぞれ司令官を楽しませている」


ヴェールヌイ「司令官のことが好きじゃないっていうのも大きいみたいだね」


ヴェールヌイ「今の様子だと初春にも指輪を渡すよね」


提督「なに言ってんだ?」


ヴェールヌイ「初春のスカートの中が見えたんだけど下品なことになっていたよ」


ヴェールヌイ「あれは司令官の趣味だよね」


提督「チッ」

ヴェールヌイ「私は絶対に指輪を貰う」


ヴェールヌイ「これでちょうど五人なんだ」


ヴェールヌイ「深海棲艦の子どもの数と同じになるね」


ヴェールヌイ「私も司令官を愉しませるよ」


ヴェールヌイ「私にだけできることがあるはずなんだ」


ヴェールヌイ「それはまだ見つけていないけど必ずある」


ヴェールヌイ「よければこの場でリベンジしてもいい」


ヴェールヌイ「私は未来を掴んでいるんだよ」


下1から2、どうなる?

提督「まあ、髪の毛を触ってて一番楽しいのはお前かもな」


ヴェールヌイ「嬉しいな」


提督「反応も一番いいんだよ。下の毛は初春だけどな」


ヴェールヌイ「そういうことだったのかい」


提督「アイツの下半身はだらしなくしてやるつもりだ」


ヴェールヌイ「司令官が好きそうなことだね」


提督「ああいう勘違いしたヤツを堕としていくのが最高なんだよ」

ヴェールヌイ「髪の量では負けてるけど質では勝ってるんだね」


ヴェールヌイ「それがわかれば充分だよ」


提督「パイパンの癖に口は立派だよな」


ヴェールヌイ「曙が剃ってたから司令官が好きなのかと思ったんだ」


提督「嫌いではない」


ヴェールヌイ「曙のは司令官が剃ってるのかい?」


提督「俺が初春の髪を洗ってる裏で自分で剃ってたな」


ヴェールヌイ「司令官が剃りたいなら今度から伸ばしておこうか?」


提督「考えとく」


下1から2、このあとは?

ーブリーフィングルームー


漣「演習も終わり全ての準備が整いましたね」


提督「あとはいつ決行するかだな」


ヴェールヌイ「私は明日にでも大丈夫だよ」


赤城「凄い気合いですね」


金剛「負けてられないデス!」


加賀「敵は戦艦レ級よ、張り合うのは程々にしておいて」


大井「できるだけ目立たない方がいいわよね」


漣「三日後に上の直属の連合艦隊の観艦式がありますな」


提督「ならそれに被せるか」

秋津洲「三日後に出発かも?」


提督「それだと遅いだろうがよ」


漣「移動時間も考えて二日後に出発ではどうでしょう」


赤城「遠征泊地で最終の準備を整えられますね」


加賀「一つ気になったいたのだけど、旗艦は金剛なの?」


提督「違うに決まってるだろ」


金剛「提督ーーー~!」


提督「うるせえバカ。旗艦は大井がやれ」


大井「言われなくてもそのつもりよ」


下1から2、このあとは?

安価はあと1つ受け付け中

ー出撃前日ー


提督「さあぼのたんいよいよ明日だ」


曙「もし失敗しても死ぬだなんて言わないでしょうね」


提督「責任は取る」


曙「それで?」


提督「処刑されるかもしれないからその前に逃げる!」


曙「あたしも一緒に逃げるわ」


提督「本当ならぼのたんには安全に暮らして欲しいけどな」


曙「地獄の底までついて行ってあげるわよ」

曙「子ども達も連れて行くわよ」


提督「大人数で逃げるのは大変だろうな」


曙「そうならないように祈りましょう」


提督「神様なんか居ないんだから祈るだけ無駄だ」


提督「どうせなるようにしかならないんだ」


曙「クソ提督の癖に変に現実主義なのね」


提督「俺の神様はぼのたんだからな」


曙「なによそれ」


提督「俺の世界はぼのたん中心に回ってる。ぼのたんに罵られることが最高の幸せだからな」


下1から2、このあとは?

ー出撃当日ー


大井「準備はできてるわね」


金剛「デェーーース!!」


ヴェールヌイ「問題ないよ」


大井「そっちも大丈夫?」


戦艦水鬼「無問題だ」


加賀「行きましょう赤城さん」


赤城「無事に帰ってきましょうね」

ー航海中ー


大井「索敵はどうなってるの?」


飛行場姫「問題無し」


秋津洲「ずーーっと遠くまで敵影は見えないかも」


駆逐古鬼「アイツ私がやってたみたいに飛んでる」


港湾棲姫「索敵でも使える」


赤城「このまま行けば遠征泊地で補給してすぐに決戦ね」


加賀「準備は出来ています」


金剛「レ級をぶっ飛ばしてやるデス!」


ヴェールヌイ「司令官のために頑張るよ」


下1から2、どうなった?

ー遠征泊地を後にー


大井「ここからは暁のくれた情報が役に立つと思ったけど」


赤城「どうやらその必要はありませんね」


港湾棲鬼「感じる」


加賀「これが本物の恐怖なのね」


金剛「怖気付くヤツは帰れデース!」


ヴェールヌイ「やってやるさ」


秋津洲「とりあえずは敵影は見つからないかも」


飛行場姫「こっちも見つけられてないわ」


大井「気配の感じる方に進みましょう」

ー赤海ー


加賀「あれは?」


大井「赤い海ってだけでも異常なのにあれは何?」


ヴェールヌイ「オーラみたいなのが見える」


秋津洲「黄色と蒼が混じった変なのが見えるかも!」


飛行場姫「こっちも見えるわ」


赤城「あれがフラグシップの印だというの?」


大井「攻撃はまだよ姿を確認してから装備を狙って」


秋津洲「ここからはあたしが先行するかも!」


飛行場姫「援護を出す」


大井「できるだけ高く跳びなさい!貴女は一撃でも当たれば終わりなのよ!」


下1から2、どうなる?

ドオオオン


戦闘水鬼「撃ってきたぞ」


秋津洲「かもーー~」


大井「よく避けてるわよ秋津洲!」


ドオオオンッ


金剛「大口径の主砲を連発してマス!」


ヴェールヌイ「装填速度が異常に速そうだね」


赤城「このまま攻撃を続けさせればオーバーヒートを狙えるかもしれません」


加賀「艦載機はまだ出していないようね」


大井「秋津洲がいい囮になってくれてるのよ。この隙に私と響は接近するわ!」

秋津洲(怖い怖い怖い怖いーーー~!!)


秋津洲(当たったら大破どころか轟沈するレベルかも!)


ドオンッ


秋津洲(がもぉーーーーー!!)


秋津洲(金剛さんのとは比べものにならないくらい大きい砲弾がすぐ横を通っていくかも!!)


ドドオオンッ


秋津洲(二発同時?!そんなのありかも?!)


秋津洲「うーーー~!!着水!」


バッシャーン


秋津洲「炸裂弾が夾叉?!ヤバイかもーーーー!!」


秋津洲「高さは捨ててもっと早く飛ぶかも!!」


秋津洲「これが秋津洲の回避術かも!!」


下1から2、どうなる?

赤城「秋津洲さんが頑張ってくれているんです、負けていられませんね」


加賀「予め戦闘機を出しておけば制空権も確保できます」


飛行場姫「向こうはまだ何も出していない」


赤城「これはチャンスですね。飛行場姫さんも手伝ってもらえますか」


飛行場姫「いいだろう」


加賀「では参りましょう」


赤城「この機を逃しません」

ビシュッ


赤城「狙いは敵の飛行甲板です」


加賀「本体は狙わないで」


飛行場姫「そんなコントロールはできない」


赤城「大まかでも構いません狙いは飛行甲板です」


飛行場姫「やれるだけやってやろう」


加賀「秋津洲のお陰でこの距離まで近付けたわね」


赤城「航空戦は私達の勝利です!」


下1から2、このあとは?

ビシュッ


飛行場姫「今更出してきたようだ」


赤城「もう遅いです。ねえ加賀さん」


ドドドドドド


加賀「私の烈風の前では無力よ」


飛行場姫「やるな」


赤城「加賀さんのお陰で制空権は確保しました」


加賀「私の仕事はまだ終わっていないわ」


加賀「赤城さんを無事に帰すまでが私の仕事なのよ」

ー制空権確保ー


ヴェールヌイ「制空権を確保したみたいだね」


ドオオオンッ


秋津洲「がもーーーー~!」


大井「秋津洲に限界が来る前にやるわよ」


ヴェールヌイ「わかってる」


大井「狙うはアイツの機関部よ!」


ヴェールヌイ「私は舵も狙うよ」


大井「ありったけの酸素魚雷をくらいなさい!」


下1から2、どうなった?

ボゴオオン


赤城「飛行甲板は壊したわ!」


ドオオオン


大井「機関部もやったわよ!」


ヴェールヌイ「舵も破壊したよ」


金剛「バーーーーーニングーーーーーーー~」


ドゴオオオオオオッ


金剛「ラーーーーーブ!!」


秋津洲「敵主砲の沈黙を確認したかも!」

〈ナンナンダヨ……〉


加賀「声が聞こえる」


レ級「ナンナンダヨオマエラ!!」


秋津洲「本体はまだピンピンしてるかも!」


大井「装備を壊しただけなんだから当たり前よ」


ヴェールヌイ「向こうはまだ暴れるみたいだ、後は頼むよ」


戦艦水鬼「こっちはまだ弾はある」


港湾棲姫「この数なら負けない」


下1から2、どうなった?

レ級「ウオオオオオッ!」


秋津洲「なんであたしの方に来るかも?!」


加賀「あれだけウロチョロされたら苛立つでしょうね」


秋津洲「回避っ!!」


ブーーーン


レ級「オリテコイ!!」


港湾棲鬼「よし今だ」


駆逐古鬼「私は尻尾を抑える」

レ級「ハナセ!!」


飛行場姫「私も尻尾を手伝うわ」


レ級「グオアアアアアアアッ!」


戦艦水鬼「お前の負けだ」


港湾棲姫「大人しく」


港湾棲鬼「してろ」


ボゴッ


レ級「ガ……」


大井「気絶した?」


ヴェールヌイ「沈めなかったんだね」


金剛「ぶっ殺せデース!」


戦艦水鬼「提督が言ってた」


港湾棲姫「捕まえられるなら捕まえろ」

大井「アイツは何を考えてるのよ……」


赤城「鎮守府に連れて帰っても暴れるなら沈めるしかありません」


駆逐古鬼「鎖で拘束する」


飛行場姫「武装が無ければ脱出できないわね」


港湾棲鬼「危険性は無い」


加賀「提督の命令だというなら従うしかないわ」


ヴェールヌイ「きっとなにか考えがあるんだよ」


下1から2、このあとは?

ー鎮守府地下ー


提督「あの戦艦レ級もこうなっちまえば可愛いもんだ」


レ級「ハナセ!コロシテヤル!」


提督「ぼのたんとは違ったツン具合がいいな」


提督「俺は媚びへつらうような女が一番嫌いだ」


提督「それとは逆にお前みたいな女が好きなんだよ」


提督「今まで好き勝手に生きてきたんだその報いを受けろ」

ワシャワシャワシャ


レ級「ンギィィィィッ!!」


提督「なんだ尻尾も神経あるんだな」


レ級「オ!オオオオ!!」


提督「一回もシャンプーなんかしたことないだろ。そんな奴にこの刺激は強すぎたか?」


レ級「オ……オカシクナル……ッ!!」


提督「なっちまえよ」


提督「お前は俺が好きにするんだからな」


下1から2、このあとは?

ー事後ー


レ級「ハヒ……ッヒィ……」


提督「やっぱお前みたいなの最高だわ」


提督「おいレ級さっきのをまたして欲しいならこの首輪付けろ」


レ級「クビワ……?」


提督「俺に服従するって印だ」


レ級「ニンゲンフゼイガ……」


提督「首輪とさっきのはセットだ。これをしなければ二度としない」

レ級「マケタワケジャナイ……」


レ級「アレヲヤラセルダケダカラナ!」


提督「なんでもいいから首を差し出せ」


レ級「グ……」


カチャッ


提督「これでお前は俺に逆らえない」


提督「これからは俺を楽しませる為にここに住め」


下1から2、このあとは?

ー数日後ー


提督「んー~」


大井「こっちは大変だっていうのに機嫌が良さそうね」


提督「なんだよ」


大井「私と漣で普段の生活を教えてるわよ」


大井「深海勢も文化の違いを教えてくれてるわ」


提督「暁と夕雲もいい教育をしてるようだな」


大井「戦艦レ級を無理矢理仲間にするなんてなにを考えてるのよ」


提督「そりゃ何かを考えてるだろうな」

大井「質問を変えるわこの状況は貴方が望んだ通りになってるの?」


提督「どうだろうな」


大井「真面目に答えなさいよ!」


提督「答える必要がないだろ」


大井「アンタねえいい加減にしなさい!」


提督「うるせえ黙ってろ」


大井「なんなのよ……何を考えてるって言うのよ」


下1から2、どうなる?

提督(やっぱりぼのたんの安全を第一に考えるとこうなるよな)


提督(近海周辺が落ち着いて万が一のときの戦力も十分だ)


提督(暁達を使ってぼのたんに負担をかけない環境もできてる)


提督(大袈裟な野心は持つ気もない。ぼのたんに罵られ続ける環境を維持できるのが理想だ)


提督(そうなると上をどうするかなんだよな)


提督(大本営を敵に回したくねえし、いいように使われるのも癪だ)


提督(どうするのがベストなんだよこれ)

提督(あーーーー思い付いた。けど面倒くせぇな)


提督(ぼのたんとの生活を思えば必要なことか)


提督(仕方ねえな)


提督「漣ーーーー~」


漣「なんでしょうかご主人様」


提督「出掛けるから用意しろ」


漣「どちらに行かれますか?」


提督「大本営。お前も来い」


提督「あとレ級も連れて行くから引っ張ってこい」


下1から2、どうなる?

ー大本営ー


上官「貴様のようなのが戦艦レ級のフラグシップを仕留めただと?」


提督「これが証拠だ」


レ級「……」


上官2「このオーラは間違いないぞ」


上官3「なんということだあのレ級を捕獲したのか」


漣「提督の編み出した作戦が見事に成功した成果であります」


上官「所属艦娘はどうなっている」


提督「それはそっちで調べた方が早いだろ」


上官「貴様口の利き方を習わなかったのか?」


提督「上官の主な死亡原因って味方の誤射らしいな」


レ級「……」

上官2「上官を脅すつもりなのか?」


提督「交渉に来てやったんだよ」


漣「深海棲艦の鹵獲技術を提供します」


提督「その代わりに俺に地位くれ」


上官3「簡単に言ってくれるが簡単なことではない」


提督「じゃあお前ら以外と交渉するわ」


上官「なんだと?」


提督「大本営に何人偉い奴が居ると思ってんだよ」


漣「貴方達は話がわかると思って交渉しに来たんです」


提督「地位をよこすかこの話は聞かなかったことにするか選べ。俺からの命令だ」


下1から2、このあとは?

上官(どうする、こんな奴の為に大本営に席を用意するのか)


上官2(しかし深海棲艦の鹵獲技術は欲しい)


上官3(大本営直属の連合艦隊でも仕留められなかったあの戦艦レ級を鹵獲しているから確かだろう)


レ級「……」ニタァ


上官(なんだあの笑みは)


上官2(断れば本当に殺すというのか)


上官3(そんなことをすれば……いや待て、あの戦艦レ級を大本営は止められるのか?)


上官(なに?)


上官3(数で押せば無力化は可能だがその数が今ここに居るのか?)


上官2(直属の連合艦隊は各地の観艦式の為に出ているぞ)

上官(仕方……あるまい)


上官「貴殿の望む通りにしよう」


提督「話が早いじゃねえか」


漣「席は新たに用意してもらえれば大丈夫です」


提督「俺は提督を辞めるつもりは無いからな」


上官2「紛いなりにも大本営に席が出来るということはこちらにも顔を出してもらうぞ」


提督「その度にレ級を連れてきてやる」


上官3「なら……最低限で構わない」


提督「わかってるならいい」


上官「鹵獲技術を評価し席を新たに用意したことにする。席の種類は深海棲艦の鹵獲に関するものだ」


提督「それで許してやろう」


漣「ご主人様、ここはちゃんとしときましょうよ」


提督「仕方ねえな」


提督「自分の働きを評価し、大本営所属にしてもらい感謝の意を表します」


提督「これからもその役職に恥じぬよう努力を積み重ねて参ります」


上官「全く……とんだ提督も居たものだ」


下1から2、このあとは?

ー鎮守府にてー


監査官「大本営の上官を脅したんだってな」


提督「まあな」


監査官「戦艦レ級を手懐けた男としても有名になってるぜ」


提督「これで誰も俺にちょっかい出そうとはしないだろ」


監査官「むしろお前が出しそうだよな」


提督「そこで何もしないのが俺のやり方だ。勝手に憶測してくれればいい」


監査官「勝手にお前の名前を出す奴が居ないかチェックしといてやるよ」


提督「気が利くじゃねえか」

監査官「ついでにこれも教えてやる。お前に監査役の艦娘がつくぞ」


提督「いらねぇ」


監査官「大本営に席がある奴は強制なんだよ」


監査官「お前の場合はレ級を使っての謀反が怖いだろうからな」


提督「どうやっても無理か」


提督「なら大人しくさせる方法を考える。来るのはどんな奴なんだ」


下1から2、艦娘と特徴を

監査官「軽巡の五十鈴だな。極度の男嫌いらしい」


提督「出たー~俺の苦手なタイプだ」


監査官「曙みたいなツンデレが好きな癖に男嫌いはダメなのか?」


提督「何かを嫌ってるヤツは先入観から入る」


提督「その評価を覆すのにどれだけ時間がかかるか知ってるか?」


監査官「あの戦艦レ級よりはマシだろ」


提督「アイツは人間のことをよく知らなかったから好き放題出来たんだよ」


提督「男が嫌いというステータスが出来上がった奴ほど面倒なものは無い」


監査官「ご愁傷様ってヤツだな」

監査官「お前のことは調べられてるんだろ。だから五十鈴が着任するんだ」


提督「クソ野郎共がブッ飛ばしてやろうか」


監査官「上官を脅した報いだと思っとけ」


監査官「これで済めばかなりマシな方だからな」


提督「チッ」


監査官「監査役とはうまくやっておけよ。敵対してもいいことはない」


提督「おいおい敵対するしか無さそうなんだがよ」


監査官「誰が来るか教えてやっただけでも感謝しろっての」


下1から2、五十鈴対策はどうなる?

ー数日後ー


五十鈴「監査艦として着任した五十鈴よ」


漣「わざわざ大本営からありがとうございますです」


提督「お前のことは聞いてる」


五十鈴「随分な口の利き方ね」


提督「好きに報告してろ。そっちの事情も知ってんだ」


五十鈴「その質問に答える義務はないわ」


提督「いいから黙ってついてこい」

ー子供部屋ー


「パパだ」


「パパーー~」


提督「いっぺんに抱き着んじゃねえ」


漣「両手足に胸に抱き着かれて、フルアーマーの完成ですな」


五十鈴「……」


提督「ここの事情を聞いてないとその反応にはならないだろうな」


五十鈴「質問をしたいのだけど」


提督「こっちの質問には答える義務がないと言っておきながらお前が質問するのか?」


五十鈴「……」


提督「コイツらとここにいる深海棲艦には手を出すなよ」


下1から2、このあとは?

ー鎮守府内ー


五十鈴「深海棲艦は大人しくて仲も良好」


五十鈴「艦娘達もぞんざいに扱われている様子も無い。髪にもツヤがある子が多い」


五十鈴「上官を脅した割に身内には甘いようね」


五十鈴「でも男なんて裏で何してるか分かったものじゃないのよ」


五十鈴「油断しないようにしないといけないわ」


五十鈴「子供に懐かれるということは裏は誰にも見せていない」


五十鈴「あんな奴に裏がないはずないのよ」


五十鈴「いずれボロを出すに決まってるわ」

〈早く来いっての〉


五十鈴「噂をすればってヤツかしら」


五十鈴「提督が連れているのは戦艦レ級?」


レ級「うぐぅ」


五十鈴「苦しそうで変な顔をしてたわね」


五十鈴「たとえ深海棲艦でも拷問は許されないのよ」


五十鈴「五十鈴が化けの皮を剥いであげるわ」


下1から2、このあとは?

ー地下ー


五十鈴(鎮守府の地下に秘密の部屋)


五十鈴(男は考えることが同じなのよ)


五十鈴(上官を脅したこと、この秘密の部屋でやっていること)


五十鈴(二つを合わせればもう終わり)


五十鈴(五十鈴の最短記録になりそうね)


五十鈴「監査艦として部屋の中に入らせてもらうわ。拒否権は無いわよ」ガチャッ

ー地下の部屋内ー


レ級「ひ、ひぎいっ」


提督「大人しくしろって言ってんだよ」


五十鈴「なにをやって……いるのかしら」


提督「見てわかんねえのかよ」


五十鈴「どうしてそんなことを地下でやる必要があるの?」


提督「こんなトロ顔他人に見られたいか?」


レ級「あへ、へへええ」


五十鈴「シャンプーに媚薬でも仕込んでるのね」


提督「それは市販のヤツだ調べるなら勝手に調べろ」


五十鈴(これ……美容院で使われるような本格化なものじゃないの)

五十鈴「もしかして深海棲艦の弱点は髪なの?」


提督「外れてはいないだろうな」


提督「海のど真ん中でこうやってシャンプーする施設があるなら話は別だろ」


レ級「や、やめ、あああ」


五十鈴「本当に何も盛ったりしてないの?」


提督「しつけえな調べるなら勝手にしろって言ってるだろ」


五十鈴「……」


提督「好き勝手に見て回るのはいいが、勝手に決めつけんじゃねぇぞ」


下1から2、このあとは?

ー鎮守府内ー


五十鈴(レ級の様子を見る限り提督は只者じゃないわ)


五十鈴(あれで女性なら髪のケアを頼もうと思えるのだけど、男の時点で無理よ)


五十鈴(男に髪を触れるなんて生理的に無理)


五十鈴(あの提督とも距離を保った方が無難ね)


五十鈴(深海棲艦を手懐けるだけの提督)


五十鈴(そう思えば案外大したことは無さそう)


五十鈴(次はどこを見ていこうかしら)


下1から2、五十鈴が向かったところは?

ー演習海域ー


五十鈴(演習は問題なくやってるみたいね)


五十鈴(それどころか楽しそうにも見えるわ)


五十鈴(楽しく訓練をやっているから練度が上がらないのよ)


五十鈴(レ級を倒したっていう第一艦隊の練度も特別高くはなかった)


五十鈴(手を抜いた訓練なんかやる意味ないわ)

〈命中っ!〉


五十鈴(砲撃も特筆する所は無さそうね)


五十鈴(距離も特別遠くはないみたいだし)


〈よしっ!)


五十鈴(ちょっと待ちなさいよあの的はなに?)


五十鈴(大本営直属の艦娘でもあんな小さな的は使ってないわよ)


五十鈴(こんなの曲芸レベルよ)


〈こんなものか〉


五十鈴(この命中精度であの程度の練度しか無いの?)


五十鈴(この鎮守府はどうなっているのよ)

ブーーーン


五十鈴(何の音?)


秋津洲「これが秋津洲の回避術かもーー!」


金剛「降りてこいって言ってんでショーーー!!」


五十鈴「艦娘が飛んでる?!」


五十鈴(あ、あ、ありえないわよ!)


五十鈴(完全に飛んでるわけじゃないみたいだけど、そんなのって有りなの?!)


五十鈴(第一艦隊に秋津洲なんかが居た理由はこれね!)


五十鈴(その謎は解けたけどこの鎮守府のことがわかったわけじゃない)


五十鈴(頭が痛くなりそうよ)


下1から2、このあとは?

ー見張り中ー


漣(いきなり地下に行った時は焦りましたけどなんとかなりましたね)


漣(演習の様子もバッチリ見てましたな)


漣(監査艦なら見回って当然なのはわかりますよ)


漣(でも何処かで折り合いはつけてもらわないと無理っす)


漣(こっちは報告上げられたらアウトなこともあるんすよ)


漣(男嫌いの監査艦って絶望しかねえです)


漣(どうすりゃ納得するんでしょうな)

漣(ルールをガチガチに守っているから強いとは限らない)


漣(無法地帯とは言いませんけどここは緩いとこは緩いですからね)


漣(その方向でいけば或いはってとこですか)


漣(レ級氏を鹵獲してる時点で実力があると認めてくれるでしょう)


漣(んーーー~どの方面から攻めればいいんですか)


漣(これは知恵をお借りするしかないかもですね)


下1から2、どうアピールする?

ー中庭ー


青葉「監査艦に直撃インタビューーー!」


五十鈴「くだらないことしてるわね」


青葉「恐縮ですう!」


五十鈴「答えられない質問もあるわよ」


青葉「わかってます!」


五十鈴(外でやるってことはやましいことは無いんでしょうね)


下1から2、質問内容は?

青葉「五十鈴さんの好きなことはなんですか?」


五十鈴「ノーコメントよ」


青葉「ええ……」


五十鈴「プライベートを曝け出す必要はないでしょ」


青葉「インタビューの意味ってわかります?」


五十鈴「失礼しちゃうわね」


青葉「曝け出す気がないならインタビュー受けないで下さいよ!」


五十鈴「それは五十鈴の自由じゃない」

青葉「それじゃあ一番聞きたいことを聞きます」


青葉「なにがきっかけで男性が嫌いになったんですか?」


五十鈴「穢らわしい生物だからよ」


青葉「ケダモノ的な話ですか?」


五十鈴「それ以外にある?」


青葉「そうですよねえ」


五十鈴「どんな男も同じなのよ。女を裸を見れば飛び込む」


五十鈴「あれほど汚らわしくて愚かな生物、生きてるだけで不快よ」


下1から2、このあとは?

五十鈴「男なんて……もういいでしょ」


青葉「あ、はい」


五十鈴「貴女もつまらないことばっかりしてるんじゃないわよ」


青葉「善処します!」


五十鈴「ふん……」


青葉「これは過去に何かあったんですねえ!」


青葉「青葉ワクワクしてきました!」


青葉「とりあえず司令官が大丈夫そうなのはわかりました。誰でもいいって人じゃありませんから!」

ー鎮守府内ー


提督「五十鈴をどうするかだな」


提督「アイツを丸め込めねえと安心できねえ」


提督「暁と夕雲の調教もやりたいんだよ」


提督「初春の下半身も育てたいしな」


ドドドドドド


提督「ああん?」


金剛「テーーーーートクーーー!」


金剛「約束!!覚えてますよネ!!」


金剛「レ級を倒したんデスよ!!」


提督「こんな時にややこしい奴が来やがった」


下1から2、このあとは?

提督「金剛、ちょっと手伝え」


提督「お前は迫る役で俺は段階を踏むべきと静止する」


提督「五十鈴をなんとかしないと何もできねえ」


金剛「了解デース!」


提督「あと一つ言っとくが避妊はするぞ」


金剛「薬飲めばいいデスか?」


提督「なら認める」


金剛「では五十鈴がいる時に突撃しますネ!」

ー数時間後、執務室ー


五十鈴「随分と手際が悪いわね」


漣「ご主人様に書類仕事は期待できませんから」


提督「面倒くせーーー~」


五十鈴「本当に不真面目な提督ね」


ガチャッ


金剛「テーーートクーーーー!」


提督「うるせえ」


金剛「頑張ったからご褒美下サイ!」


提督「ああ?」


金剛「提督との濃厚生ハメフ○ック!!」


五十鈴「……チッ」

漣(やっぱり下品なのは嫌いですよね)


提督「あのなあいきなりヤれって無理だろ」


提督「お前とはデートもしたことねえんだよ」


金剛「愛さえあれば関係ありまセン!」


提督「俺が気にするんだよ。そもそも曙に許可取ったのか?」


金剛「そんなの関係ありまセーーーン!」


提督「指輪を渡した奴に了解を取ってこい」


提督「俺は女なら誰でもいいわけじゃねえんだよ」


下1から2、五十鈴の反応は?

五十鈴(当然そっちもだらしないのかと思ったらそうじゃないのね)


五十鈴(いいえロリコンだから金剛に興奮しないんじゃないの?)


五十鈴(そう考えた方がしっくり来るわよね)


提督(まだ疑ってる顔してやがるな)


漣(仕方ありませんな、ここは漣も協力しますか)


漣「そうですよ金剛さんちゃんと段階を踏まないと」


金剛「ンン?」


漣(協力しまっクス!)


金剛(オーケーデス!)

漣「ご主人様と何度もデートを重ねている漣なら無問題なんですよね!」


提督「あ?ああ……違うだろ」


漣(気付いてくれましたね!)


提督「お前と行ったのはデートじゃねえ挨拶回りや出張だろうが」


漣「いやーんもう照れ隠しはいいですよお」


提督「いっとくがお前も許可は取れよ。段階を踏めって話だ」


漣「段階を踏めば漣と?!」


提督「誰がお前みたいなちんちくりんと」


漣「なーーーおっ!!」


五十鈴(ロリコンってわけじゃないのね……)


提督(ここまでやってようやくか。こりゃ苦労するぞ)


下1から2、このあとは?

ー地下ー


提督「お前からやって欲しいとはどういうことだ?」


五十鈴「特定の艦娘にだけやらないのは問題よ」


提督「知ってるか?そういうの職権濫用っていうんだぞ」


五十鈴「どうかしらね」


提督「それになんだその格好は」


五十鈴「まさか裸になれとでもいうの?」


提督「水着になれと言った覚えもない」


五十鈴(下心ある男ならこの胸に飛びついてくるわよ)タプンタプン

提督「勝手に始めて勝手に終わるからな」


五十鈴(終わるのは貴方の方よ」


提督「……」


五十鈴(この角度なら見えるでしょ)ゆさゆさ


提督「……」


五十鈴(違ったかしら)タプンタプン


提督「……」


五十鈴(無視?)


提督(細かく動いてやりずれえ。なんなんだよコイツ)

五十鈴(ならこれはどう)ドタプン


提督「動くな」


五十鈴「な……」


提督「やり辛いから上下に動くのをやめろ」


五十鈴(まさかもう下半身が反応してるの?!)


五十鈴(して……ないわね)


五十鈴(なんなのよコイツ本当に男なのよね?)


提督「やっと大人しくなったか」


提督「もう動くんじゃねえぞ」


下1から2、どうなった?

ー行為中ー


五十鈴(普通に気持ちいいわね。レ級のは演技じゃなかったみたい)


五十鈴(待ってまさかこれが狙いなんじゃ)


提督「……」


五十鈴(何もないわね)


五十鈴(髪を洗う技術は美容師レベルなのにそれ以外がだらしない)


五十鈴(それにあの艦娘達の様子)


五十鈴(なるほど……理解できたわ)

提督「終わったぞ。お前のは特に面白くねえな」


五十鈴「こっちも終わったわ」


五十鈴「ここがどういう場所なのか理解できたのよ」


五十鈴「演習で砲撃をやってた子達の精度は凄かったわ」


五十鈴「でもその他がまるでダメなのね」


五十鈴「だから能力値は平均以下になってしまう」


五十鈴「こんなカラクリがあったのね」


提督「ほーん」

五十鈴「艦娘は提督に似るというけど正にその通り」


五十鈴「貴方の髪にかける熱、フェチズムとも言えばいいかしら」


五十鈴「それが艦隊にも影響してるわ」


五十鈴「得意な分野を徹底的に伸ばす」


五十鈴「こんなのどこの鎮守府もやってないわよ」


提督「どいつもコイツも馬鹿みたいに基礎訓練を教えやがる」


提督「平均に近付けてなにがしたいんだよ」


提督「どんなことをやるにしても楽しくなかったら終わりだろ」


五十鈴(この提督だから成り立つのね)


五十鈴(こんなものの言い方で誰からも嫌われていないのはこれが理由)


五十鈴(こんな提督が居たのね)


下1から2、このあとは?

ー後日ー


五十鈴「大本営に提出する書類ができたわよ」


提督「わざわざ見せつけやがって何のつもりだ」


五十鈴「あら問題が無いって書いてあげたのが不満なの?」


提督「俺と交渉しようってか」


五十鈴「交渉と言えばそうなるかもしれないわ」


五十鈴「五十鈴がここに居る間は勝手にやらせてもらうわね」

提督「いつまで居座る気だ」


五十鈴「それは貴方次第よ」


五十鈴「これまで通り好きにやってればいいわよ」


提督「んー~一旦は解決したと思っておくか」


提督「五十鈴が終わってもまだ次がある」


提督「金剛に響に秋津洲」


提督「どいつから片付けていくかだな」


提督「本当に面倒くさいな」


下1から2、どうする?

ー地下ー


初春「ひいいい!」


提督「やっぱお前の下の毛いじってるといいわ」


初春「んんんんんっ!あ……」


提督「臍下触っちまうと反応するな」


初春「やめ……」


提督「やめるわけないだろうがよ」


初春「こんなので、気持ち良く、なりとうな……イッ!!」


提督「口だけは達者だよな」

ー事後ー


初春「やはり金剛から解決すべきじゃろうな」


提督「理由は」


初春「放置すればするほど危険じゃろ」


初春「五十鈴の危険が無くなったのなら優先すべきじゃ」


提督「一番面倒なのを先にやれってか」


初春「お主に損はなかろう?」


提督「そうだけどよ」


初春「今日にでも部屋に呼んでやればよいじゃろう」


下1から2、金剛はどうした?

ー鎮守府内ー


提督「五十鈴がどうにかなったからお前との約束を果たすぞ」


金剛「イエーーーーース!」


提督「いつがいいんだ」


金剛「今日!!今晩デス!!」


提督「やっぱりか」


金剛「いつでも準備万端デース!」


提督「そのやる気を他にも回せよ」

提督「今晩俺の部屋に来い」


金剛「曙はどうするんデス?」


提督「七駆と子供部屋行きだ」


金剛「提督も準備万端デス!」


提督「ガキと五十鈴対策なんだよ」


金剛「流石は提督デーース!」


提督「初めに一番面倒なのが終われば後は楽、そう考えとくか」


下1から2、どうなった?

ー深夜、事後ー


提督「クソ……戦艦を舐めてた」


金剛「あへへえ」


提督「考えてみりゃ俺の相手は駆逐艦だけだ。艦娘でも楽勝だと思ってたのが間違いだ」


提督「もう少しで俺が好き勝手にされる所だった」


提督「そんなのは絶対に認めねえ」


提督「女に好き勝手されるくらいならちょん切った方がマシだ」


提督「そうならないように鍛えてたつもりだったんだがな」

提督「コイツに母親は無理だから指輪は渡せねえ」


提督「だが万が一次があった時勝てるかわからないぞこれ」


提督「金剛はセフレにしとくか」


提督「コイツが断るはずないだろうし、俺も鍛えることができる」


提督「体を鍛えるだけじゃ限界があるってよーくわかった」


提督「どんなことにもプラスがあるって本当だとはな」


下1から2、このあとは?

ー翌日ー


金剛「セフレだなんてそんな下品な言葉恥ずかしいデス」


提督「はああ?」


金剛「提督と繋がれて私は満足デース!」


提督「昨日まで生ハメがどうこう言ってやがっただろうが」


金剛「ノンノン、そんな言葉はしたないネー」


提督「コイツ……」


金剛「私は可愛い妹たちの所に戻りマース!」


提督「なんなんだよ、これなら最初から一発ヤっとけば良かったのか」


提督「こんな誤算は滅多にしないが腹が立つな」


提督「まあこれで問題が一つ解決したし悪くないだろ」

ー金剛型ー


比叡「金剛お姉さまが淑女になって帰ってきました!」


金剛「イエーーーー!」


霧島「今までのは欲求不満を拗らせていただけだったんですか?」


金剛「そうかもしれないネ」


榛名「榛名は以前のお姉さまの方が好きです」


金剛「榛名は優しいデスね」


霧島(彼女は本気でそう思ってるかもしれないんですよ)


比叡(榛名のことをお姉さまは知る機会が無かったですからね)


下1から2、榛名はどんなだった?

比叡(榛名は世話焼きなんです)


霧島(ただの世話焼きなら可愛いもの。だけど榛名は少し異常なところがある)


比叡(以前聞いたことがあるんです、もしお姉さまがちゃんと淑女になったらどうするんですかって)


榛名〈そうなったらお姉さまの腕を折ります〉


霧島(ニッコリ笑いながらそう言った榛名に恐怖を覚えてしまったわ)


比叡(榛名は自覚してないタイプなんです!思考回路がサイコパシーなんです!)


霧島(我々が充分に気をつけていましょう)


比叡(お姉さまと榛名は二人きりにしてはいけない!)

ー執務室ー


提督「金剛は解決した残りは二人だ」


漣「ここは無難にヴェルさんじゃないっすかね」


提督「そうなるかー」


漣「必要であれば漣は席を外しますよ」


提督「んーー~外しとけ」


漣「りょ!!」


提督「響もアッサリと解決してくれたらいいんだけどよ」


下1から2、どうなった?

ー執務室ー


ヴェールヌイ「私は冷静さを欠こうとしてる」


ヴェールヌイ「金剛さんとは同じか私が上だと思ってたよ」


ヴェールヌイ「それなのにこの仕打ちはおかしい」


ヴェールヌイ「貴方を殺せば私の気持ちを理解してくれるのかな」


提督「まーたお前はすぐ殺すだのなんだの」


ヴェールヌイ「黙れ」


ヴェールヌイ「次に吐く言葉が不真面目なら殺す」


ジャキッ


提督(武器構えやがったなコイツ)


提督「はいはいっと。じゃあ地下に行くぞ」

ー地下ー


ヴェールヌイ「子供騙しで納得しないよ」


提督「そうじゃねえっての」


提督「ちょっと待ってろよ久しぶりだから時間かかる」


提督「こうきてこうなって。これをこうする」


提督「おおそうだよし。よく覚えてたぞ俺」


提督「これで終わりだ鏡見てみろ」


ヴェールヌイ「……」


ヴェールヌイ「髪を編んだのかい」


提督「ぼのたんはやらせてくれないんだよ。だからお前が鎮守府では初めてになるだろ」

ヴェールヌイ「初めて……」


提督「他の奴はここまでやる気はなかったからな」


提督「変に集中力使うからあんまりやりたくねえ」


ヴェールヌイ「それを私にやってくれたんだね」


提督「子供騙しじゃなかっただろ」


ヴェールヌイ「こういう繋がりもあるんだね」


提督「勝手にそう思ってろ」


ヴェールヌイ「子供達にやってみたいから教えてくれないかい?」


提督「お前はまだ指輪を渡してねえ」


ヴェールヌイ「世話をするくらいいいだろう?曙の負担も減るよ」


提督「はあ、仕方ねえな」


下1から2、このあとは?

ー暫くしてー


ヴェールヌイ「難しいね」


提督「簡単にはできないだろ」


ヴェールヌイ「自分の髪で練習しておくよ」


提督「勝手が違うから覚悟しとけよ」


ヴェールヌイ「そんなに違うのかい?」


提督「そもそもガキ相手は難しいからな」


ヴェールヌイ「早く慣れるように司令官も沢山教えてね」


提督「へいへい」

提督(これで残りは秋津洲だな)


提督(アイツに関しては逃げるのもありなんだよ)


提督(コイツらと違うベクトルの殺意があってもおかしくねえ)


提督(無能扱いしたのは俺なんだよな)


提督(責任転嫁できる奴がいねえ)


提督(どうしたもんか悩む)


提督(逃げるならぼのたんとガキを連れてか。大人数だな)


提督(やっぱ逃げるのは現実的じゃねえか)


下1から2、秋津洲はどうした?

ー演習海域ー


大井「今日も大活躍だったわね」


秋津洲「一回も被弾しなかったかも!」


大井「艦載機ならともかく艦娘が飛ぶのよ。対処法はないに等しいわ」


秋津洲「相手の構えた所を見てから回避が間に合うかも!」


大井「絶対的な命中精度の金剛の砲撃を避けてる時点で凄いわよ」


秋津洲「これが秋津洲の真の実力かも!」


秋津洲「気付かせてくれた大井さんには感謝しかないかも!」

大井(邪魔者扱いされて卑屈になってた時とは大違いね)


大井(彼女は今が楽しいのよね提督への復讐なんて頭に無い)


大井(復讐はするものじゃないとは言うけど私はそう思わない)


大井(秋津洲を手伝ったのは『復讐』をしたがってたから)


大井(私も同じ気持ちなのよ)


大井(私を犯して大した罪にもならなかったアイツ)


大井(殺せるならこの手で殺したい)


大井(今までは皆んなに迷惑がかかると思ってできなかったけど事情がかわった)


大井(大本営に役職のある提督の鎮守府。その艦娘が不祥事が起こしてもなかったことにするわよね?)


大井(あの男のことを庇ったみたいに!!)


大井(この手で地獄に落としてやるわ)


下1から2、どうなる?

ー資料室ー


大井「これね……」


五十鈴「大本営の人事録なんて見てどうするつもりなのかしら」


大井「貴女には関係ないでしょ」


五十鈴「そのページに載ってる教官はケッコンしてて既に引退済みよ」


大井「……」ギリッ


五十鈴「それはそれは幸せな生活を送ってるそうよ」


大井「許せない……」


五十鈴「だからって殺すなんてことさせないわよ」


大井「貴女に私の気持ちなんかわからないでしょ!」


五十鈴「わかるのよ」

五十鈴「私だってなんでも知ってるわけじゃない。どうして引退した教官の情報なんか持ってると思うの?」


大井「五十鈴も……なの?」


五十鈴「私が男を嫌う理由になった原因はアイツ」


大井「なら私のやろうとしてることを止めるはずがないでしょ!」


五十鈴「あんな奴の為に罪を犯す気になんてなれないわ」


大井「私が殺すのよ!」


五十鈴「殺す殺さないはおいといてこのまま野放しっていうのもおかしいわよね」

五十鈴「当時のことを告発しようにも証拠はない」


大井「揉み消したんだから全て処分されてるわよ!」


五十鈴「難しいわね」


五十鈴「アイツを殺さないっていうなら五十鈴も協力するわよ?」


大井「ならお断りよ」


五十鈴「手を取り合わない理由はないと思うのだけど」


大井「そっちはそっちで勝手にしてなさい」


下1から2、このあとは?

ー大井っちー


提督「なにをしてんだよお前はよお」


大井「話しかけないで」


提督「おおん?なんだって?」


大井「ウザイのよ!」


提督「提督に向かってなんだよその態度はよお」


大井「ほんっとに何がしたいのよアンタは!!」


提督「お前の邪魔をしたいんだよ」

提督「なにをしようとしてんだよ」


大井「絶対に貴方には関係ない話よ!」


提督「お前は俺の艦娘だろうが」


大井「うるさい!!」


提督「お前が居なくなったら第一艦隊はどうなる」


大井「私がいなくても充分回るでしょ!」


提督「金剛はまともになって響は落ち着いたし秋津洲が覚醒したな」


提督「でもお前の代わりはいねえな」


大井「ぐ……」


提督「俺の地位が使えるなら使わせてやる。なにがあったのか話せ」


下1から2、このあとは?

大井「話してあげるけど私が納得できる方法で解決しないなら殺しに行くから」


提督「なにをそんなに恨んでるんだよ」


大井「訓練所の時の話よ、教官のことは覚えてる?」


提督「あのインチキ臭い奴だろ覚えてる」


提督「俺が優秀候補生だかなんだかで半月早く卒業した時には居なかったな」


大井「私はその教官に襲われたのよ」


提督「お前をー~?」


大井「ふざけたらアンタから殺してやる」


提督「げ……マジでそんなことあったのかよ」

大井「大本営はこれを揉み消したのよ」


提督「お前が訓練所を辞めて俺と鎮守府に配属されたのはそれが原因か」


提督「じゃあ俺の優秀候補生も何かあってのことか?」


大井「あんたが教官の目を盗んで銀蝿した日本酒の瓶を窓から落としてしまったわよね」


提督「なんで知ってんだ?!」


大井「その下に教官と私が居たのよ。なにをしてかはわかるわよね」


提督「げえええ……」


大井「アンタか酒瓶を偶然落としたことは知ってるのよ。でも大本営はアンタが助け舟を出したと解釈した」


提督「優秀候補生は口止め料ってことだったか」

大井「その教官はもう引退して結婚までしてる」


大井「それはそれは幸せな生活を送っているそうよ」


提督「なるほどな」


大井「それで貴方はどう解決してくれるっていうの?」


提督「復讐したいっていうなら止めねえよ」


提督「ただお前が殺す必要がないだろ」


大井「それ以外にあるなら教えなさいよ」


提督「結果的に死ねばいいとも考えられるだろ。やり方はどうとでもなる」


下1から2、どうなる?

五十鈴「話は聞かせてもらった!」
提督「プライバシーとかご存知ない???」
五十鈴「監査艦特権よ。それより私にも協力させなさいよ」

提督「殺したら一瞬だそれより今の幸せをぶっ壊してやる方がいいだろ」


提督「教官にとって死は救いだぞ」


大井「救い……」


提督「アイツを殺せばお前が捕まって教官は救われる。大井は損しかしてねえな」


大井「……」


提督「なにか行動を起こす時は損得を考えろって習っただろ?」


大井「あの教官が言ってたわね」


提督「だったら俺達が実践してやろうじゃねえか」

大井「方法は決まってるの?」


提督「教官の嫁に犯されたことを言っても信じないだろ。根回しはしてるはずだ」


大井「動画も含めて証拠も無いのよ」


提督「だから正攻法じゃ無理だ」


大井「じゃあどうするのよ」


提督「教官の嫁を犯すとか家燃やすなら手っ取り早いな」


提督「とりあえず嫁になにかしらをするのは確定で、ついでに教官って方向だな」


下1から2、このあとは?

大井「アンタも足つかないようにしないと駄目でしょ」


提督「ああ?」


大井「あ!か、勘違いしないで曙達のためよ!」


提督「そうだろうな」


大井「~~っ!」


提督「なんだよその顔」


大井「アンタには関係ないでしょ!」


提督「相変わらずお前のキレるタイミングがわからん。プッツンは治した方がいいぞ」


大井「うるさい!!」

ーブリーフィングルームー


漣「えっと今から行うのは一般人をどう攻撃するかって会議っすかね?」


提督「まあな」


漣「提督って復讐を止める立場ですよね?」


提督「俺は止めねえ」


漣「なんともご主人様らしいといいますか」


提督「パッと思いつくのは観艦式を見学に来た教官共を誤射で殺すって案だけどな」


漣「観艦式に来るはずないですよ」


提督「そうなんだよ現実的じゃねえ」


漣「誤射にしたって場合によっては解体が待ってますよ」


提督「状況がおかしかったら解体だろうな」

提督「なら誤射が起こっても仕方ない状況を作る」


漣「どうするんですか?」


提督「ここに居る深海棲艦に嫁を襲わせる」


提督「それを助けに来た奴が誤射で仕留める」


漣「しっつもーん。誰が誤射しますか?」


提督「そうなるよな」


漣「最悪殺せって命令出すのは理解してましたね」


提督「俺だったら絶対やりたくねえ」


漣「あと深海棲艦から協力が得られない可能性もありますぜ」


提督「あるだろうな」


漣「やっぱ復讐やめません?」


提督「俺がやると言ってるからやる」


漣「はああ……難儀なご主人様ですよ」


下1から2、どうなった?

漣「ねえーーー~証拠をどうにかする方向でいきましょうよーー~」


提督「でもよお」


漣「こっちには大井さんがいるんですから証言は問題無いじゃないですぞ」


漣「そもそも殺すのって後味悪いですってえ」


提督「悪いのはアイツなんだし当然だと思うけどな」


ガチャッ


「パパー」


漣「んー~ごめんなさいですよおパパはお仕事なうなんですー~」


提督「ん……」


提督「そうだコイツが使えるぞ」

ー執務室ー


大井「どんな作戦を思い付いたか聞かせてもらうわ」


提督「お前母親になれ」


大井「はあ?!」


提督「深海のガキの一人がお前の子供だってことにする」


大井「なんでそうなるのよ!」


提督「証拠が無いなら作る。お前が犯されて妊娠した結果ってことにするんだよ」


提督「どうせ避妊なんかしてなかったんだろ?」


大井「証拠を作るって……嘘だってバレたらどうするのよ!」


提督「犯されたのは本当だろうが」

提督「ガキが五人に対してぼのたん含む指輪持ちが四人。お前を含めればちょうど五人だ」


提督「これで数も合っていい感じになるだろ」


提督「もう指輪は用意しといた、つけろ」


大井「あ……アンタねえ!!」


提督「ガキの肌も白さは消えたからバレねえって」


提督「おらとっとと嵌めてガキと話してこい」


下1から2、大井の反応は?

大井「もうちょっと雰囲気ってものがあるでしょう……」


提督「知らねえよ」


大井「もう!!ちゃんと嵌めたわよ!」


提督「ならガキと打ち合わせてこい」


大井「言われなくてもそうするわよ!!」


ガチャッ


提督「これで大井の証拠は大丈夫だろ」


提督「あとは大本営の腹黒連中にも手伝わせるか」

ー電話中ー


上官〈教官についての事は全て記録が無い〉


提督「そうだろうなだからこっちで証拠を作った」


上官〈捏造は犯罪だぞ〉


提督「ほおん艦娘犯すのは犯罪じゃねえってか」


上官〈証拠が無ければ罪にはならない〉


提督「艦娘が被害を訴えてんのに無視するんだな?」


上官〈もう終わった話だ〉


提督「……よし」


上官〈なんだ?〉


提督「この電話録音してんだよ」


上官〈なんだと?!〉


提督「お前も教官側ってことでマスコミにばら撒くわ」


上官〈どうしてそうなる!〉


提督「短い付き合いだったがもう終わりだな」


上官〈待て!待て!!〉


提督「艦娘の言うことは揉み消したのに自分は待てってアホか?」


上官〈ぐ……〉

提督「いっとくがお前とは交渉しねえ。お前の席は俺の物になるからな」


上官〈誰となら交渉すると言うんだ〉


提督「大本営の元帥」


上官〈貴様のような者が話せるお方じゃない!〉


提督「あっそ。じゃあもういいわ」


ガチャッ


提督「さてこれで上官はこっちの言う事を聞くしかなくなったわけだ」


提督「元帥と話ができるはずが無いのはわかってんだよ。要はこっちが上だってことをわからせればいい」


提督「消しきれてない証拠くらいあるだろ。それを探させればこっちの勝ちだな」


下1から2、このあとは?

ー子供部屋ー


曙「そんなんじゃだめよ!」


大井「どうダメだったのか説明してもらえる?」


曙「抱き抱える姿勢が不自然!」


大井「そうなのね難しいわ」


曙「変な所でボロが出ないようにしないとだめなんだから!」


大井「曙の指摘は勉強になるわ」


曙「五人の面倒をいっぺんに見てたから経験値は豊富よ、任せて!」

ヴェールヌイ「大井さんが指輪を受け取るのは意外だったよ」


曙「それは確かにそうよね」


曙「クソ提督の思いつきに大井さんが乗るのも意外よ」


大井「それは……」


ヴェールヌイ「ママ役なんてどこで使うんだろう」


曙「きっと大本営の上官相手になにかしようと企んでるのよ」


ヴェールヌイ「さすがは司令官だ」


曙「下手なことをしないかが心配で仕方ないわ」


下1から2、大井の反応は?

大井(漣達に全てを知らせる必要はあるわ)


大井(私が面倒をみるこの子もそうだけど今じゃない)


大井(全てが決着すれば話そう)


大井(証拠として利用するために面倒をみるだなんて外道よ)


大井(けれど私は指輪を受け取ってしまった)


大井(受け取るということは道が外れていようが構わないという気持ちがあったから)


大井(絶対にアイツは許せない)

「ママ怖い顔してる」


大井「え?」


曙「クソ提督に付き合わされてるんだから当然よ」


ヴェールヌイ「でも子供の前ではそんな顔しないでほしいな」


大井「そうね……ごめんなさい」


「抱っこして」


大井「いいわよ来なさい」


「おう、ふわふわしてる」


ヴェールヌイ「私たちとは体型が違うからね」


曙「胸のサイズも違うわね……」


大井(巻き込んでしまってごめんなさい。せめて愛情は惜しみなくかけるから)


「ふわっふわ。これいい」

ー執務室ー


漣「ご主人様に連絡が入ってます」


提督「まわせ」


漣「はいどーぞ」


上官〈私だが……〉


提督「元帥」


ガチャッ


漣「即切りとはやりますねーー~」


提督「こんだけプレッシャーかければ動くだろ」


提督「欲しいのは教官の住所やらなんやらの個人情報だ」


提督「それが手に入れば動くぞ」


下1から2、このあとは?

ー数日後ー


漣「ぐへへ大本営から小包が届きやしたぜ旦那」


提督「上官からだな」


漣「中身は置いといてこんなメモが入ってやした」


提督「何とは書いていないが住所と連絡先だな」


漣「『流血沙汰は避けるように』とは書いてありやすぜ」


提督「それ以外はやり放題ってわけだ」


漣「ぐっへへへ極悪人にお仕置きしてやりませう」

漣「お!小包の中身はDVDっぽいですぞ!」


提督「映像ってことか」


漣「もしかしてですけど教官が撮ってた動画なんじゃ」


提督「これって俺が確認したらヤバイよな?」


漣「ヤバイっす」


提督「でも中身がなんなのかわからないままじゃ使えないよな」


漣「そうっす」


提督「誰にも見つからない場所で一人で見るのが正解か」


漣「それを口に出さなければ百点満点でしたね」


下1から2、このあとは?

ー視聴後ー


提督「てっきり大井だけかと思ったがこりゃ凄えわ」


提督「何人分の動画があるんだよって話だ」


提督「動画の中には五十鈴も居たがうちにいる奴だろ」


提督「アイツも被害者で確定したか」


提督「だがまあ今は大井のことを考えてるから五十鈴は後回しだ」


提督「いやそもそもアイツにこのDVD渡せばいいのか」

提督「五十鈴だけじゃなくて動画に出てきた全員に送るのも有りだな」


提督「教官の住所を付ければどういう意味かわかるだろ」


提督「教官殺されそうでウケるな」


提督「大本営が揉み消してくれたお陰で悠々自適な引退生活う?」


提督「普通ならそれは叶ってただろうな」


提督「だが俺に見つかった時点で終わりだ」


提督「教官の女の情報は大井に渡しとくか」


提督「さてと教官を地獄に落としてやる」


下1から2、このあとは?

ー某所ー


ピンポーン


教官「どなたかな」


ガチャッ


提督「ういーーっす」


教官「……」


提督「教官ー~無言でドア閉めようとしちゃダメだろ」


〈誰がいらっしゃったの?〉


教官「警察を呼べ!不審者だ!!」


大井「よくそんなことが口にできるわね」


教官「大井……」


提督「嫁もここに呼んでもらおうか、んん?」

嫁「貴方達はどちら様です?」


提督「教官の教え子と練習艦だ」


嫁「子供連れでいらしてくれたのね」


提督「この子供は教官の子だ」


教官「嘘を言うな!」


提督「ほらよDNAの鑑定書だ。親子関係は99.9%あるらしいぞ」


教官「バカなことを言うな!」


提督「お前って○□で働いてるよな?そこでお前のDNAは採取してあるから」


教官「なんだと……」


提督(鑑定書は本物だ。ただし教官とはなんの関係も無い赤の他人のヤツだけどな)

提督「それからこれがお前が艦娘犯してる動画だ」


教官「ハッタリだ!そんなものは存在しない!」


提督「大本営が揉み消したからか?」


提督「残念ながら俺はその大本営所属なんだよ」


教官「お前のような出来損ないが席を用意してもらえる組織じゃない!」


提督「この勲章に見覚えないか?」キラッ


教官「なに?!」


提督「特別勲章ってヤツだ。これを貰うってことはどういうことかわかるな?」


「ママー」


大井「……」


提督「まだ続けるならやるぞ?」


下1から2、どうなった?

嫁「どういうことか説明してもらえますか?」


教官「コイツらの言っていることは全てデタラメだ!」


嫁「すいませんそのDVDをお借りできますか?」


提督「貸すもなにもあげますよ。なんたってこれはコピーですから」


嫁「わかりましたでは確認してきます」


教官「おい待て、待て!!」


嫁「この人達の言うことはデタラメなんでしょう?」


嫁「何が待つ必要がありますか?」


教官「違う、違うんだ……」

嫁「あなたの態度で全てわかりました」


嫁「夫の罪は私の罪。すべて私が償います」


提督「土下座したからって済む問題じゃないよな」


嫁「承知の上です。養育費と慰謝料をまとめてお支払いします」


提督「それだけじゃ足りないと思いますけど。それ見てもらったら早いですけどね」


提督「コイツ何人も襲ってますよ」


提督「教官という立場を利用して動画まで撮って服従させた」


提督「金はもちろん頂きますけど、それで終わりじゃあないですよねえーー~」


嫁「然るべき措置を望みます」


提督「これで一面は決まったな。恐怖!鬼畜教官の悪行三昧って感じだな」


提督「これでコイツを庇った役人どももクビだろ。いい大掃除になりそうだな」


下1から2、このあとは?

教官「そんな……バカな……」


嫁「お見受けしたところ貴方は提督で間違い無さそうですね」


嫁「私は貴方の下で艦娘として復帰します」


提督「本当か?」


「使い潰すなりなんなりとご自由に申し付け下さい」


大井「この人ってアレよね?」


提督「間違いなくそうだろうな」


大和「戦艦大和。私は貴方の艦娘です」

提督「大和型を保有とか大本営の中でも限られた存在だぞ。俺がその仲間入りっていうのかよ……」


大井(珍しく困惑してるわね)


大和(ちょっといいかしら?)


大井(あ、えっと)


大和(その子供は深海棲艦ですね?)


大井(……)


大和(あの人からされたことは嘘ではないんでしょう。子供を見た反応から避妊もしてもらえなかった)


大和(貴女を責めるつもりは全くありません)


大井(そう……それならよかったわ)


大和(肌が白くなくともわかるものなんですよ)

大和(深海棲艦の幼体はいくつか例を聞いてます)


大和(過去の例から言って貴女達の所には深海棲艦も居ますね?)


大井(全くその通りよ流石は大和ね)


大和(大本営に居れば様々な情報を耳にします)


大井(そんな貴女がうちの鎮守府に来るっていうの?)


大和(大本営は認めないわけがありません)


大和(あの人を野放しにしていた罪は重いです)


下1から2、このあとは?

提督「一つ聞いていいか?」


大和「なんでしょうか」


提督「お前達は幸せだって聞いていたのにあっさり捨てやがったな」


提督「責任を取るどうこうより教官と何かあっただろ?」


大和「いいえ何もありませんでした」


大和「何も……無かったんです」


提督「なかったことが原因か」


大和「あの人は私を手に入れたことに満足していました。関係を築いてからは何もありません」


大和「愛情もなにもかも減っていく一方でした」

提督「釣った魚に餌はやらないってか」


大井「教官の場合は大和を手に入れるのは安心する為でもあったのよ」


大井「もし過去のことが掘り返されても大和がいるとなれば対応も違うわ」


大和「その通りですだから私はあの人から離れるんです」


提督「そうすることが最善ってわけだな」


大井「頭の回転もなにもかも一流ね」


提督「これが俺の艦娘か……」


大和「さっきも申し上げた通り大和のことは好きに使って下さいね」


下1から2、このあとは?

ー鎮守府ー


五十鈴「五十鈴に話があるっていうの?」


提督「一応お前にも知らせておこうかと思ってな」


提督「教官が捕まったってよ」


五十鈴「そう」


提督「そういう犯罪って普通は被害者が届出を出さないと罪にならないらしいな」


提督「まあ今回は合わせ技一本みたいな感じで届出は必要ないってよ」


五十鈴「それで五十鈴に恩を売ったつもり?」


提督「そう捉えるならそれでいいぞー~」

提督「お前は教官をどうするつもりだったんだ?」


五十鈴「貴方は知らないでしょうけどアイツの奥さんは元大和なのよ。そこを崩すつもりだったわ」


提督「大和に渡す証拠集めの為に監査艦を志願したのか」


五十鈴「貴方にしては鋭いじゃない」


提督「それ無駄だったぞ上官より上が抹消してやがった」


五十鈴「そう……」


提督「完全には消してなかったのが大本営らしいけどな」

提督「あんな映像なら大本営じゃなくても残してたかもしれねえけどな」


五十鈴「見たの?!」


提督「中身の確認は必要だろ?」


五十鈴「最低よ!!アンタもアイツと同じ!!」


提督「アレは警察の関係者も見るんだぞ」


五十鈴「だからって……」


提督「それと大和もここに来ることになったからな」


五十鈴「嘘でしょ?!」


提督「くれぐれも変なことは考えるなよ大和は本物だ」


提督「お前には報告と忠告ってことだな」


下1から2、このあとは?

ー大井の元へー


五十鈴「提督が言ってたことは本当なの?」


大井「ええ本当よ」


五十鈴「誤魔化したりされてるんじゃないの?」


大井「教官の所には私も直接行ったのよ」


五十鈴「大和の話も本当ってことね」


大井「貴女に協力していたらこうはなって無かったわ」


五十鈴「嫌味でも言いたいの?」


大井「貴女も結局自分のことしか考えてなかったのよ」

大井「提督のお陰で救われた艦娘は何人もいるわ」


大井「貴女のやろうとしていたことで同じ結果は導けたと思う?」


五十鈴「無理ね」


五十鈴「でもそれがどうしたの?自分の為に動くことは当然じゃない」


大井「自分の為『だけ』に行動を起こす人と一緒にしてはいけないわ」


大井「提督は不真面目で尊敬できる所なんか無い。けどこういうことがあるのよ」

大井「今回の件で提督は様々な可能性を考えていたわ」


大井「教官を庇った役人達は辞職していってお世話になってる上官さん達が昇進」


大井「艦娘だけじゃなく大本営の清浄もやってしまったのよ」


五十鈴「提督は凄いわねって言って欲しいの?」


大井「ここまで言ってわからないのね」


五十鈴「五十鈴はこの生き方を変えるつもりはないわ」


五十鈴「けど……お礼は言っといてあげる」


下1から2、このあとは?

ー大和着任ー


大和「戦艦大和、推して参ります」


漣「ほんとに来ちゃったじゃないですか」


提督「やべえな……」


大和「どんな任務でもおっしゃって下さい」


漣「そうは言われましてもですね、この付近には敵は居ないわけで」


提督「レ級のフラグも無力化したしな」


大和「我々の連合艦隊でも全く歯が立たなかったあの戦艦レ級のflagshipを倒すだなんて驚きました」


大和「それは全て提督の作戦のお陰だと聞いた時は納得致しました」


提督「おいおい……」

漣「とりま第一艦隊と演習してもらいますか」


提督「そうだな」


漣「皆さん楽しく演習をやってるんですぐわかりますよ」


大和「演習を楽しく?」


漣「この鎮守府の特色は移動しながら伝えときますねー~」


提督「任せたぞ」


ガチャッ


提督「さてこれからどうすればいいって話だ」


提督「そもそも第一艦隊の目的も無くなってたんだ。レ級をどうにかしちまえば次の目標がいる」


提督「それに加えて大和だろ。アイツは出撃オンリーみたいな使い方しかできねえ」


提督「あーー~どうするよこれ」


提督「教官のことを考えてたせいでこっちの考えが無い」


提督「やべえなこれ詰みか」


下1から2、どうなった?

ー演習海域ー


ドガーーン


金剛「やりましターー!」


大和「あんな小さな的に何度も当てられるんですね」


赤城「ここは得意なものは徹底的に伸ばすという方針なんです」


大和「常識とはかけ離れた考え方ですね」


加賀「でも演習や訓練は楽しいわ」


大和「練度が低くても強い原因はこれですか」


ヴェールヌイ「練度だけで強さは測れないさ」


大和「私が常識だと思っていたものは間違っていたんですね」

秋津洲「第一艦隊じゃなくても凄い子はいるかも!」


加賀「暁と初春の速さは一流ね」


赤城「大本営連合艦隊の島風さんは記録持ちですよね?」


大和「規定海域の周回のタイムですね。樹立以来誰にも破られていない記録です」


ヴェールヌイ「暁はそれより早いよ」


大和「信じられませんなぜ記録を申請しないんですか?」


秋津洲「申請したらどうにかなるかも?」


加賀「なりませんね」


赤城「この鎮守府では名誉に拘る方は殆ど居ないんです」


大和「衝撃です……」

秋津洲「やりたくないことはやらないかも!」


金剛「提督がそういう人デスから!」


ヴェールヌイ「大本営とは考え方から違うよ」


赤城「貴女が家庭に入ったのも日頃のことがあったからかもしれませんね」


加賀「辛い訓練を毎日なんか考えられません」


大和「同じことをやろうとしても鎮守府が回らなくなって成立しません」


大和「あの提督だから成り立つんですね」


下1から2、このあとは?

秋津洲「大和さんの得意なことは何かも?」


大和「強いて言えば長距離砲撃でしょうか」


金剛「私は得意じゃないから必要な役割デスね!」


ヴェールヌイ「どのくらい遠くを狙えるのかな」


大和「届かせるだけなら5キロくらいでしょうか」


加賀「ひゅっ」


赤城「加賀さん変な声が漏れてますよ」


大和「金剛さんのように百発百中以上を狙うならもう少し距離を縮めなければいけませんね」


赤城「偵察機と秋津洲さんを合わせれば3キロなら安全に確認できますね」


金剛「大和の目標は決まったデース!」

ヴェールヌイ「私は第一艦隊を外れると思う。大和さんになら後を任せられるよ」


大和「そんなことありません」


赤城「私もそう思います響さんが抜けてしまえば速力が大きく落ちます」


金剛「今でギリギリなのは理解してマス」


加賀「かと言って大井も必要よ」


秋津洲「秋津洲を外すなんてあり得ないかも!」


大和「編成は提督次第ということですね」


ヴェールヌイ「どうやらそのようだね」


漣〈大和さんご主人様がお呼びです、至急戻ってきて下さい〉


大和「噂をすれば提督からお呼びがかかりました。それでは失礼しますね」

ー地下ー


大和「この鎮守府は独自の考え方で運営されているんですね」


提督「大和は第一艦隊で使うつもりだが編成が難しい」


提督「それに新しい目標を立てられねえ。困りに困ってるんだよ」


大和「大和に手伝えることがあればなんでも」


提督「本当になんでもいいんだな?」


大和「泥水を啜る覚悟はあります」


提督「なら頭をスッキリさせたいから体を貸せって言ったらどうする?」


大和「孕み袋として使っていただいても構いません」


提督「そこまで覚悟してんのかよ……」

提督「そんな乱暴に扱うつもりは無いが体は貸して欲しいんだよ」


提督「大和は経験豊富だよな?」


大和「残念ながらそうですね」


提督「残念どころかそれがいいんだよ」


提督「この前の作戦が成功すれば金剛に俺とヤらせてやるって言ったんだが、それがヤバくてな」


提督「戦艦の体力を舐めてたと思ったんだがそうじゃねえかも知れねえ」


提督「俺の実力を測って欲しいんだよ」


大和「どれくらい上手かということですか?」


提督「第一艦隊の目標を決めるには俺とぼのたんの未来も必要だ」


提督「下手くそだから嫌われるとか一番嫌なんだよ」


大和「わかりましたあくまで客観的に評価させてもらいますね」


下2コンマ 大和の提督の評価、ゾロ目はボーナス

コンマ76、かなり良い


大和「結論から言えば悪くなかったですよ」


提督「本当だな?」


大和「大和個人の感想ではありません。あくまで一人の女性に対しての点数です」


大和「私が満足していないからと言ってそれが悪い評価には繋がりません」


提督「悪く無いっていうなら安心した」


大和「駆逐艦を相手にするなら不満は出てこないですよ」


提督「よしこれでぼのたんから嫌われる不安は払拭できたな」

提督「確認しとくが悪くないってことは最高ではないんだな?」


大和「そうなります」


提督「なら俺を鍛えてくれねえか?」


大和「鍛える……ですか」


提督「こんなことアイツらには相談できねえんだよ。こっちに負い目がある大和になら頼める」


大和「やれと言われれば断ることはしません」


提督「これから定期的に頼むわ」


大和「道具のように扱われるよりプレッシャーがかかりますね」


大和「ですがどんな任務にも手を抜きません」


提督(別のもんは抜くけどな)


下1から2、このあとは?

ー数日後、地下ー


大和「ん……ふうう」


提督(大和の表情が余裕から少し変わったな)


提督(ぼのたんを気絶させる勢いでようやくって感じか。こりゃ道は長そうだ)


提督(長いといえばこれからやることだ)


提督(目標みたいなもんは決まったがそれが意味があるかどうかだな)


提督「なあ大和聞いてもいいか」


大和「ピロートークもご要望ですか?」


提督「そうじゃねえ終わったばっかだが真面目な話だ」

提督「支援艦隊をこっちから派遣するのは有りなのか?」


大和「要請を受けて出撃するのではなくですか」


提督「苦戦してそうな海域見つけてこっちが潰す」


大和「何かの規定に違反していることはありませんね」


提督「モラルは無いだろうな」


大和「提督によっては怒る人もいると思います」


提督「恨みを買うくらいどうってことない」


提督「これなら艦隊を複数運用できるしやり甲斐もあるだろ」


提督「場合によっちゃ恩も売れる。この方向でいくか」


下1から2、どうなった?

ー演習海域ー


ドオオオオン


秋津洲「大和さんの砲撃がくるかもーーー!」


ヴェールヌイ「くるかもじゃなくて来てるよ」


ドゴーン


赤城「的が粉々になってしまいましたね」


加賀「精度もそうですが威力も凄まじいです」


金剛「色々と溜まってたんでしょうネ」


大井「怒りを魚雷にこめるのと同じね」

赤城「大和さんは第二艦隊の主力ですね」


加賀「響は速力の関係で第二艦隊に異動ね」


ヴェールヌイ「やることは変わらないさ」


大井「派遣艦隊だなんて聞いた時は耳を疑ったけどやり甲斐はありそうね」


金剛「強敵と戦うのも楽しみデス!」


秋津洲「レ級みたいに鹵獲できそうならするって言ってたかも!」

大井「遠征には速力が必要だから暁と初春が第一と第二艦隊に異動してくるわ」


ヴェールヌイ「二人も喜んでいたよ」


赤城「これからは自分のこともやりつつ第二艦隊の指導もやらなければいけません」


加賀「私の代わりが無理なら空母は三隻必要よ」


秋津洲「秋津洲の回避術を伝授する後輩が着任するかも!」


大井「二式大艇が使える艦娘をわざわざ呼んでくるなんて」


金剛「提督も本気ということデス!」


ヴェールヌイ「まだまだやることは沢山あるよ」


下1から2、このあとは?

ー夜、提督の部屋ー


曙「クソ提督」


提督「どうしたぼのたん」


曙「アンタはやっぱりクズね」


提督「当たり前なんだなこれが」


曙「大和さんにまで手を出すなんてクズ中のクズよ」


提督「大和は俺の師匠みたいなもんだ。今日もぼのたんを気持ち良くできたのはいい指導をしてもらってるからだ」


曙「その発想がクズなのよ」


提督「ぼのたんに罵ってもらえるの最高」

曙「クズで最低のクソ提督なのにこんな鎮守府を作り上げるなんて」


提督「ぼのたんが居たからな」


曙「ほんとアンタってそればっかりよね」


提督「事実なんだから仕方ないだろ」


曙「あたしのことばっかり言って恥ずかしくないの?」


提督「全く」


曙「はああ……」


曙「そうねアンタはそういう人間なのよね」

曙「アンタがクズなのには変わらないみたいね」


曙「でもそんなクソ提督を選んだのはあたし」


曙「あなた」


曙「これからも宜しくね」


提督「お……ぼのたんのデレデレは珍しいな」


曙「勘違いしないであたしだけ愛を返してないみたいで嫌だったからよ」


曙「非情な女だなんて思われたくないのよ」


提督「完全にデレ切らないのもぼのたんだ、うん」


下1から3、締めか続くか

じゃあ続きます


新スレ建ててちょっと進めときます

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