ことり「穂乃果ハートな海未ボディ」 (130)

入れ替わりに慣れてきた穂乃果たちがぷわぷわーお!スキスキ!
するラブライブ!SSですキスキス! プワプワ!
ぷわぷわーお!聴きながら書いたからワーオワーオ!
暇な人はぷわぷわーお!聴きながら読んでねプワプワ↑プワプワ↑

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――朝

海未(目が覚めたら海未ちゃんの身体になってた)

海未「今度は海未ちゃんになっちゃったかー」



prrrrr......



希『もしもし海未ちゃん? 朝からどうしたん?』


海未「穂乃果だよっ!」

希『またまたスピリチュアルやね。ちょっと準備したらうちも今回の敵を潰しに出るわ』

海未「いつもありがとう!」

希『ええって。みんなの日常はうちが守るから。大丈夫、まかしとき』


希『あ、もっかいレクチャーいる?』

海未「うん、簡単に」

希『内臓や感覚器の反応はボディ依存。』

希『梅干し見ると唾液がでるやろ? そういうことや』

希『今やったら炭酸飲むか、ピーマンかじればすぐわかるんちゃう?』

希『好きな味もにおいも肌触りもかわる』

希『でも肉体から沸き上がる衝動を受け止めきれるかは――』

希『……穂乃果ちゃんの精神力に懸かっとるからなー。応援しとるよ』

海未「はーい」

海未(???)

希『ほなまたなー』ガチャ

海未「とりあえず制服に着替えなきゃ」ガサゴソ

海未「この身体、なんか気が引き締まる……気分がきりっとする」シュルシュル

海未「髪の毛綺麗だなあ……長いし触れるとさわさわする……一本一本すべてに神経が通ってるみたいな感じがする」スッスッ

海未「海未ちゃんは髪が敏感なのかな? さわらせてくれないもんね」


ピンポーン ウミチャーン! イルー?


海未「ことりちゃんだ!」

海未(おどろかしてやろう)

ガチャ


ことり「あっ、海未ちゃん。おはよー」

ことり(海未ちゃん、今日は寝坊かな?)


海未「ふむ、ことりですか。おはようございます」キリッ

ことり(あっ、これ偽物だちゅん)ピクリ

海未「本日も晴天ですね。素晴らしい一日となりそうです」キリッ

ことり(あっ、これ穂乃果ちゃんだちゅん!)ニヘラー

海未「さあ、いざ参りましょう学び舎へ!」

ことり「いや、穂乃果ちゃんの家行ってからだからね……?」

海未「出発進行です!」スタスタ

ことり(海未ちゃんに対してどういうイメージしてるんだろ?)スタスタ

海未「……」ジーッ

ことり「ホノ……ウミチャン、どうかしたの? ことりの顔になんかついてる?」

海未「……」ジーーーッ

ことり「あぅ……///」

ことり(海未ちゃんに見つめられてる気分になってくるよぅ……)

海未「…………、ことり、なにか変えました? いつもよりかわいく見えますが……」

ことり「っ!!!?」

海未「あっ、いえなんでもありませっ、わっ!?」ガシッ

ことり「ちょっと穂乃果ちゃん!! 今のどういうことっ!?」

海未「え、ちょっ……」

ことり「一体何っ!? 全然似てないけど海未ちゃんの演技のつもり!?」

海未「ちょっ、ことりちゃ、落ち着いっ」

ことり「それとも海未ちゃんの目にはことりがかわいく映るってこと!!?」

海未「…………」

ことり「…………」ドキドキ

海未「……ああ、なるほど!」

こと「~っ!?」

こと(留学しないでよかったよぉ……///)ドキドキドキドキ

こと(あ、ことり泣きそう)ジワッ


海未(……海未ちゃんは目がいいんだね!)



ことり「……えーと、とりあえず穂乃果ちゃんち行こ? ほら///」ぎゅっ

海未「っ!」ピリッ

ことり「ん?」

海未「今、ことりちゃんに手を握られたときにね、なんか身体がぴりっとしたよー」

ことり「へ、へぇー……静電気かなぁー?///」チュンチュン

海未「あ、ふたりは毎朝手をつないで穂乃果のうちに来てたんだね!」きゅ

こと(そんなわけないちゅん)

海未「そういえばことりちゃん、ちょっと私の髪さわってみて?」

ことり「ええっ!?」ビクッ

海未「さわってみて?」こくり

ことり(いいのっ!? 海未ちゃんが誰にも触らせない髪に……)オドオド


海未「も~、はやく~!」

ことり「は、はいっ!」

ことり(ちょ、ちょっとだけ……やさしく……)なでなで


海未「……、んっ……ぴりぴりする」

ことり「もももも、もうだめぇっ!! おしまいっ!」

海未「えー、気持ちよかったのに」

ことり「穂乃果ちゃん急にどうしたの……?」

海未「海未ちゃんの身体はねー、髪の毛が敏感みたいなんだよー」

ことり「へ、 へぇー……そうなんだぁー///」

海未「やっぱり海未ちゃんの髪の毛には神経が通ってるのかな?」

ことり「髪の毛に神経はないよ……?」

海未「きっと独自の進化を遂げたんだね!」

ことり「ダーウィンも真っ青だね」

海未「独自の進化を遂げた海未ちゃんの髪の毛」

ことり「発見したらノーベル賞もらえちゃうね」


ノゾミチャンニハー?
もうでんわしたー!
ソッカァー……

――

――――

――穂むら

ピンポーン!

ガラガラッ

雪穂「すみません、お姉ちゃんまだ寝てます」

海未「あっ雪穂おはよー!」

雪穂「……? 海未さん? おはようございます……って!」

海未「雪穂ぎゅー!」ギュー

雪穂「お姉ちゃんっ!? また入れ替わっちゃったの!?」

ことり「手慣れたものだねえ……」

雪穂「ええまあ……ってお姉ちゃんはなしてよ!」

海未「ん? 雪穂ちょっと動かないで」くんくん

雪穂「やっ!? お姉ちゃんやめてぇー!!」ジタバタ

海未「なんかいいにおいがする……」グリグリ

ことり(姉妹でにおい似てるからなぁ……)



雪穂「もうっ! いい加減にしてよねっ!///」

雪穂(なんでお姉ちゃんは毎度ひとの体で私に抱きついてくるんだろう……///)

――穂乃果の部屋


ガチャ


海未「おっはよー!」

ことり「ちょ、穂乃果ちゃん、ノック……」

海未「あ、自分の部屋だからつい」


ぐぅぐぅ


海未「え……穂乃果くちあけてねてるよ……?」

ことり「いつもだよ?」

海未「なんかショック……」

ことり「ふつう自分の寝顔なんて見れないもんね」


ぐぅぐぅ


海未「穂乃果いびきかいてるし……いつもこんなんだったんだ……」

ことり(ショック……? このかわいい寝顔を見て……?)

海未「なんか恥ずかしい……」

海未「そもそもこんなのがホントにうみちゃんなの?」

ことり(こんなの?)

ことり「穂乃果ちゃんと絵里ちゃんが入れ替わったときもこうだったよ。起こしてみるね」

ゆさゆさ


ことり「ウ、ウミチャーン。朝だよぉ~」ユサユサ

穂乃果「ん……ねむい……だるい……おなかへった……」

ことり「……」ドキドキ

穂乃果「ん……ことり……?」

ことり「うん、ことりだよぉ~」ニヘラー

穂乃果「なんだかあたまがまわりません……」

ことり「海未ちゃん寝ぼけてるんだよぉ~」チュンチュン

穂乃果「それにやたら激しい食欲が……」

穂乃果「なんでしょう、無性にパンが食べ……た……」ピキッ

ことり(あ、起きたぁ。かわいいよぉ……)


海未「あれ……?」キョロキョロ

――

――――

穂乃果「……では、ことりにもしばらく迷惑をおかけするかもしれませんが……」

ことり「ことりもフォローするから大丈夫だよぉ~」

穂乃果「まだ対処のしやすい組み合わせですし、喜ぶべきなんでしょうか」ハァ…

ことり「そうだよねぇ~前回は大変だったもんねぇ~」

穂乃果「ところで、希には……」

ことり「穂乃果ちゃんがもう電話したって」


海未「…………」キョロキョロ ガサゴソ



穂乃果「それで、穂乃果は何をしてるんですか?」

海未「……なんかね、穂乃果の部屋に違和感があるの」スンスン

ことり(鼻をすんすんしてる……犬みたいでかわいい)

海未「変なにおいっていうか、甘いにおいがする」

穂乃果(……まぁ、自分のにおいは普段自覚できないものですからね)

ことり(なんというか……特徴的なんだよね)

海未「小学校の教室みたいな、ミルクくさい感じ!」

ことり(自分で言っちゃった!)

穂乃果(自分で言ってしまいましたね……)

海未「小さかった頃を思い出すのかなあ……なんかだんだん胸がいっぱいになってきちゃったよ」

海未「キュンとする感じ」

ことり(!?)

海未「とおい昔の、大事な思い出を夢に見たときみたいな……」

海未「切なくて、苦しくて、たまらない気持ちになるの」


ことり(ああ……あのいつもは端正な顔立ちがだんだん熱っぽく……あ、耳赤い……)

穂乃果「ノスタルジーですか? 詩的な表現ですね」

ことり(ふたりとも気づいてないっ!?)

海未「穂乃果……苦しいよ……」がばっ


ぎゅーっ


穂乃果「穂乃果! 私に抱きつくのはやめてくださいと言ったはずです!」

海未「穂乃果の身体だからいいんだもん! ……ん……?」すりすり

穂乃果「抱きつきは無しです! 離れなさい!」ぐぐぐっ

海未「…………?」すりすり

海未「…………んん??」くんくん

ことり(海未ちゃん、穂乃果ちゃんのにおい大好きだからなあ……隠してるつもりなんだろうけど)


穂乃果(あれ、私、意外と平気ですね。なんともありません……)

穂乃果(むしろ気持ちが落ち着くような……)ぎゅっ

海未「ひぅっ!?///」ぼんっ

ことり(穂乃果ちゃんの海未ボディが一瞬で点火しちゃったちゅん)


ことり(もうこれは……なんでだろう、身体が動かない……)

ことり(ことりが止めなきゃいけないんだろうな…ああ…かなしばりみたいに動けないちゅん)

穂乃果(なぜでしょう……肌と肌がふれあっている、ただそれだけなのに)ぺたぺた

穂乃果(心が落ち着いて、あたたかで、優しい気持ちが湧いてきます……)ぺたぺた

穂乃果(これが穂乃果が求めていたものだったんですね!)ぎゅううっ


ことり(穂乃果ちゃんは人肌恋しがりやだし、ひとにべたべたするの大好きだし……)

ことり(そんな穂乃果ちゃんにべたべたされて、海未ちゃんはいつも感情を表に出さない努力を……)



海未「へ……?? なに……これ……??/// なんなのぉ?///」

海未「こんなの……し、しら……ない……っ///」ぱくぱく

ことり(あ、穂乃果ちゃんわけが分からなくて困惑してる。ぴゅあぴゅあだからね)

ことり(自分の身に何が起こってるのかすら理解できないなんて……小さい子みたい)


海未「なんなの……/// ……ゎぃ……こわいよぉおおお……///」じわっ

ことり(穂乃果ちゃんが泣きそうだよぉ。病気だよ、って教えてあげたら信じちゃいそうだよぉ)



穂乃果「あ、私の髪……」さわっ

海未「ひぁあっ!///」

穂乃果(こうして触ってみると自分で思っていたよりもサラサラしてるんですね)なで

海未「~~っ!?/// やめ……っ/// おね……がい…………っ/// もう…………///」


ことり(弱点攻撃ですね。生存競争の基本だしね)


穂乃果(手触りが癖になるというか……自分で言うのもおかしいですが)なでなで

穂乃果(頭を撫でられるのは苦手でしたが、撫でる側ならよいものです)なでなで

海未「それ……だめっ……、はーっ、はーっ、もう……ゆる……し」


ことり(おーっと海未選手! 自らの弱点を執拗に攻める! 意趣返しなのか!)

ことり(対する穂乃果選手は泣いております! えぐえぐ言ってます!)

ことり(実況は南ことり! 今食べたいものは生地がパリパリのクレープだーっ!)

チーズケーキじゃないのか

つってもぷわぷわーお音源は持ってないよ…

――その頃 上空2000m

バババババババ!

希「理事長! このヘリもっとスピード出えへんの!?」

理事長「これが限界速度です!」

西木野「ごめんなさい! 次までにジェット用意しておくわ!」

希「いやジェットは着地が難しいから軍用ヘリのがええんやけどな?」


希(これじゃ遅いんや……『うちが守る』って……『まかしとき』って言ったんや……)

希「きっと今頃穂乃果ちゃんが苦しんどる……カードがうちにそう告げるんや」

希「はは、タロットも残酷やなあ……」



希(うちはもう誰も悲しませたくない。そう決めたんや……)

すぅぅっ……

希(――うちがそう決めたんや!!)

――カッ!


ゴウッ!

理事長「追い風!? どこから!?」

希「みんなしっかりつかまっときいいい! 限界速度を超えて飛ぶでえええ!」

-------------------------------------------------------

――ことりが不思議な力と共鳴した!

ことり「!」はっ!

ことり「ああああああーっ!」


穂乃果「ど、どうしましたっ!?」ビクッ

海未「こ、ことりちゃんどうしたのっ!?」

ことり「学校行かなきゃ! 時間ほら! ふたりとも時計見て!」

海未「あ、ほんとだ! いそがなきゃ!」

穂乃果「行きましょう!」

ことり(正気に戻れてよかった……)


穂乃果「身体が入れ替わったくらいで学校を遅刻するわけにはいきません!」

海未「そのとおりだよ海未ちゃん!」

ことり(次は私も混ざろう。ことりもべたべたされたい)

――

――――

――学校


海未「ふー、まにあったね!」

穂乃果「ちょっと、海未ちゃん、ここ教室だよ!」

海未「……ええそうでしたね、すみません」


クラスメイトD「――また入れ替わってるのー?」

クラスメイトE「えーまたー? 大変だねー」

クラスメイトF「あの……私たちも協力するから……なんかあったら言って?」


穂乃果「ああもう……」

海未「いつもありがとうっ!」ガバッ


ぎゅー


クラスメイトF(海未ファン)「うわわっ…?///」

海未「(ファンサービスだよっ?)」ぼそっ

もぞもぞ……

クラスメイトF(海未ファン)「ひっ!?///」びくっ


ことり(す、すごい……! 誰がどう見てもあの海未ちゃんがファンの身体をまさぐってる!)


海未「ふーっ」

クラスメイトF(海未ファン)「あっ!///」

ことり(え? 穂乃果ちゃん耳に息を吹きかけるなんてテクニック持ってた? 誰かの仕込み?)

素晴らしい

――その頃 遥か上空

ババババババババ!

西木野「東條さん! パラシュートは!?」

希「そんなもんで降りてったらあちらさんの標的にされておしまいやって」ガシッ

バッ!

希「みんながうちを待っとるんやあああああ!!」ババババババババ!

すぅぅっ……

――カッ!
-------------------------------------------------------

――海未が不思議な力と共鳴した!

穂乃果「!」はっ!


海未「(いつも支えてくれてるお礼にほっぺにちゅーしてあげようか?)」ぼそぼそ

クラスメイトF(海未ファン)「へっ!? やっ、あの……/// そのぉ……///」



穂乃果「~~っ!」


ガツン!


海未「海未ちゃん痛い……」ヒリヒリ

穂乃果(正気に戻れてよかったです……)プルプル


クラスメイトF「はーっ……はーっ……///」くらくら

ことり(いいなぁ……)

最高です

ことほのうみって素晴らしい


俺好みのSSですわ。期待してまーす

穂乃果「あっ……」

ことり「どうしたの? 海未ちゃん」

穂乃果「急いで出てきたので朝ごはんが食べられませんでした」

ことり「おなかすいたって言ってたもんねえ」

穂乃果「なんでこんなに強い食欲が湧くのでしょう……」

ことり「えーとね、絵里ちゃんとのときに希ちゃんが言ってたんだけどね、食欲とかは身体に依存するんだって」

ことり「メールして詳しいこと訊いてみるね」ピコピコ

穂乃果「うう、おなかが……燃費が悪いんじゃないですか? やたらエネルギッシュなことが多いですし」

海未「やたらってなに!?」

穂乃果「穂乃果にはもう少し落ち着きが欲しいのです!! 生徒会長なんですよ!?」

海未「……穂乃果、お静かになさい。まったくみっともないです。子供ですか」キリッ

穂乃果「きーっ! 私の真似しないでくださいっ!」

ことり(海未ちゃんが荒れてる……)

――その頃 希スカイダイビング中

希(空を落ちとる間ってやることないなあ……)バババババババババ!

希「ん? ことりちゃんからメールや」バババババババババ!

希「地面に着くまでに返しとこ」pipipipipipipipipipipipipipipipi
-------------------------------------------------------

穂乃果「しかし……こんなにパンが食べたい欲求に襲われたのは生まれてはじめてです……」

海未「穂乃果だって普段そこまでじゃないよ?」

穂乃果(そうでしたっけ?)


メールダヨォ♪ チュンチュン♪

ことり「メールの返信きたよ」

ことり(え? はやすぎないかな? 超能力者?)

ことり「読んでみるね? えーと――」



ことり「『あー食欲な。もっかい説明すると感覚器とか臓器の反応はボディに依存するやん?』」

穂乃果「臓器……胃腸のことですね」

海未(海未ちゃんの心臓はドキドキしすぎじゃないのかな? あと妙にほてって暑い)

ことり「『でもその生じた反応を律する能力は精神に依存するんよ』」

穂乃果「そこまではわかりますが」

ことり「『例えば前回えりちは「こんな激しいパン欲求に襲われたのは生まれてはじめてよ……」って言っとったけど』」

穂乃果(パン欲求……絵里の気持ちはわかります)

海未「みんな同じ反応なんだねえ」

穂乃果「しかし私も絵里も自制心というものは強い方だと認識してますが……」



ことり「『つまりな、穂乃果ちゃんはそれだけ大きなパン欲求を日常的に抱えとるから、それがもう当たり前のことになっとるんや』」

穂乃果(なるほど)

海未「?」

ことり「『それとずっといっしょに生きてきたから、それに対する耐性もできとるんよ』」

穂乃果(慣れてるかどうかということですか)



ことり「『ただな、耐性が強くなると欲求の側も対抗して強くなるもんや。競合するやんな』」

海未「??」

ことり「『そうやって長い間かけて膨れ上がっていった穂乃果ちゃんのパン欲求をな?』」

ことり「『いきなり何も知らん違う人が肩代わりしたら潰れてしまうって訳なんよ』」



海未「完全に無防備だった人がいきなり強烈な右ストレート食らうような?」

穂乃果「ガードがら空きからの一撃KOですね」

ことり「ことりがタオル投げてあげるちゅん」

ことり「『ここだけの話、あの我慢強いえりちでも堪えきれなくなってなぁ……』」

ことり「『隠れてパンをどか食いしとったよ、穂乃果ちゃんの身体で』」

海未「えええええっ! ひどいよ絵里ちゃん! 戻ったらなんかスカートきついなとは思ったよ!」

穂乃果(確かに少しスカートがきついのですが……)

穂乃果「絵里、どうして……穂乃果をダイエットさせたときの苦労をあなたも覚えていたはずです!」



ことり「『隠れてなにしてるんやろと思ってこっそり覗いてみたら……』」

ことり「『涙流して「ごめんね穂乃果、ごめんね」ってうめきながらパン食べとったよ』」

海未「絵里ちゃん……」

穂乃果(そこまでですか……)



ことり「『えりちパン食べ終わったあと、自分の情けなさにガチ泣きしとったから許しといたって?』」

穂乃果(でもそれ、希が泣き顔の穂乃果を盗み見してたってことですよね!?)

ことり「『パンなんかに負けたりしない!(キリチカッ ……とか言って我慢しとったんやけどな。』」

ことり「『どんどん雪だるま式に膨れ上がるらしいんよ。それで最後に暴走したんやろな』」

海未(絵里ちゃんかしこくないなぁ)



ことり「『ちゅーわけだから、ヘタに我慢せんほうがええよ。じゃあまたなー』……だってさ」

海未「……海未ちゃん、ちょっと食べ過ぎてもいいから手が付けられなくなるまで我慢しないでね?」

穂乃果「……あとでほむまん買いに行きましょうね」

ことり(たぶんこれ食べ物の問題では済まないちゅん)


――

――――

ぷわぷわーお!

――授業中

穂乃果「……、……」こっくり、こっくり

穂乃果「……はっ!」がばっ

穂乃果(まずいです……そんなまさか……眠い? なぜですか?)

穂乃果(授業中に睡魔と戦わなければならないなんて……)

穂乃果(そんなの想定していません……まぶたが重い……)ふらふら

穂乃果(かくなる上は、左手にペンを突き立ててでも……)

ぷにぷに

穂乃果(穂乃果のかわいい手にそんなことできません!!)

穂乃果(…………)ぷにぷに

穂乃果(身体のパーツがいちいち可愛くできてますね……)ぷにぷに

穂乃果(みずみずしくて赤ちゃんの肌みたいです……)ぷにぷに

穂乃果(ぷにぷに……)こくり、こくり

zzz... zzz....


ことり(海未ちゃん寝ちゃった)

穂乃果「……ぷわぷわぁ……ぉ……」ぐー

ことり(今なら新しい歌詞が書けるんじゃないかな?)

――

――――

――休み時間

穂乃果「ぐー……ぐー」zzz

海未「あーっ! 穂乃果が寝てる!」

ことり(別にめずらしくないよ?)

海未「穂乃果、ちゃんと海未ちゃんのノートとってあげたのに!」

ことり「え、ほんと?」ビックリ

海未「ほらっ!」ばっ

ことり(海未ちゃんのノートなのに……ハートマークがいっぱい)

ことり「……これからはノート交換したら? 今回は同じクラスなんだし」

海未「あっ、そうだね! ことりちゃん頭いい!」

穂乃果「……ゎーぉ、ゎーぉ……」ぐー、ぐー

ことり(今がチャンスかな?)

海未「流石ことりちゃんだねっ!」

ことり「いいアイディアでしょ?」

海未「うん!」

ことり「ご褒美ちょうだい?」

海未「うん?」

ことり「ちょっとこっちきて?」ぎゅっ

ぐいっ

海未「え、ちょっ、ことりちゃんどこいくの!?」たたたっ



穂乃果「……ひとりは……ぃゃぃゃ……」ぐー、ぐー

――保健室


海未「もう、学校で急に手をつないでこないでよー」

ことり「え? さっきクラスメイトに抱きついてたよね?」

海未「よくわからないけど、ことりちゃんだとドキドキするからさー」

ことり「よくわからないなら赤裸々に言葉にしないで……///」


海未「それにことりちゃんとふたりきりだと思うと胸がきゅんとしちゃうの」

ことり「あの……そういうことはプライバシーだからあんまり……///」


ことり(少しは意識してくれてるんだろうな、って思ってたけど、これは……///)

ことり(海未ちゃんが絶対に教えてくれないようなことを聞いてしまった……)

ことり(そんななんでもないことのように言われても、破壊力が……///)


海未「ことりちゃん顔赤いよ? 風邪? あ、だから保健室なのか」

ことり(ことりの理性がやばいちゅん……///)

海未「でも先生いないねー。とりあえず熱測る?」

ことり「……穂乃果ちゃんが測って?」

海未「ん、おでこでいい?」


ぴたっ


ことり(海未ちゃんの顔がこんなに近い……///)

海未「おー、熱くなってる……ことりちゃん大丈夫?」

ことり「ちょっとダメかも……穂乃果ちゃん看病して?///」

海未「いいよー、ことりちゃんベッドに寝て」


ごろん


ことり(……横になるだけなのにすっごいドキドキする///)ドキドキ


ことり「……あれぇ、まま、枕が、あ、合わないなぁ~?///」

海未「ああそっか、ことりちゃんお気に入りの枕じゃないと寝れないもんね」

ことり「え、えーと、そっ、それでね――」

海未「穂乃果が膝枕してあげよう!」すっ

ことり(頼むまでもなかった……)

ことり(鼻血でそう……///)


もぞもぞ


海未「はやくよくなれー♪ なれなれー♪」なでなで

ことり(本当に熱でちゃったらどうしよう……)


海未「~~♪ ~~♪」なでなで


ことり(海未ちゃんのふとももすべすべ)すりすり

ことり(頼んでないのに頭まで撫でてくれるし……)

ことり(どこまでなら、してくれるのかな)

ことり(本音を言えばことりなしでは生きていけない身体にしてあげたいけど)

ことり(海未ちゃんの本命は穂乃果ちゃんだろうし……)

ことり(ことりに少しでもどきどきしてくれるなら、それでもいいかな)

ことり(ことりの本命は海未ちゃんだけど。穂乃果ちゃんも好きだからなぁ)

ことり(おあいこだよね)

海未「~~♪ ~~♪」なでなで


ことり「……ねぇ、穂乃果ちゃん」

海未「なあに?」

ことり「ことりね、海未ちゃんのファンなんだ」

海未「そうなんだ。穂乃果もそうだよ」

ことり「だからなにか欲しいなぁ……って」

海未「さっき言ってたご褒美?」

ことり「ん……まぁ……無理のない範囲で……///」


海未「ええと……ファンにあげるもの……アイドルだから」

海未「あ、チケットとか握手券とかサインとか?」

ことり「そういうのじゃなくて……」

ことり(ことりも耳にふーってされたい)

海未(??)


海未(あとは……イベントで来た衣装とか……制服とか?)

海未(でも制服は替えがないからあげられないなぁ……あ、そうだ!)

海未「ねぇことりちゃん、いま履いてるパンツあげようか?」

ことり「ぴぃっっ!!?///」



ことり「ななななななんっなんでぱんつ!!?////」

海未「だって今ブラしてないし」

ことり「ぶふぅっ!?」ブーッ



ことり「えええええいまNo brand girlsなのぉおおおっっ!!?///」

海未「だって朝みつからなくて……」

ことり「海未ちゃんの身体だよぉおおおっ!!?///」

海未「探してたらことりちゃん家に来ちゃったし……」

ことり「言ってくれたらことりも探すの手伝うよぉっ!」

海未「なんかそれはことりちゃんに悪いかなって」

ことり(海未ちゃんに悪いとは思わないのぉおおお!!??)

私も鼻血でそうです

すっげぇ面白い、もっとみたい!

1日ブラなしってきつすぎじゃ

ほら、揺れるほど…な?

ことり(まずい、欲に流されちゃいけない、ことりはそんなはしたない子じゃない)

ことり「ああああのね穂乃果ちゃんっ!」

ことり「海未ちゃんの私物を勝手にひとにあげるのよくないよっ!?///」



海未「え? だって穂乃果と海未ちゃんの仲だよ? 雪穂より付き合い長いんだよ?」

海未「雪穂とだって服の貸し借りするんだから、何も問題ないよ?」

ことり(そうかなぁ!?)



ことり(もうだめぇ頭がぐるぐるして働かない……問題ない、そんな気がしてきた)ぐーるぐーる

海未「…………んしょ」もぞもぞ

ことり(直球で断るしかない……いらないと言ったら嘘になるけど……)ぐーるぐーる

海未「…………っと」ぬぎぬぎ

ことり(喉から手が出るほど欲しいけど……でも断らなきゃだめ……っ)ぐーるぐーる

ことり(よし……っ! 他のものにしてもらおう!)

ことり「――こっ、こっことりはっ他のものがっ」

海未「ことりちゃん手だして?」

ことり「え? おてて?」



海未「はいこれ」ぽんっ



ことり「あっ……///」

ことり(生あたたかい……)ほかほか



海未「え? いらない?」

ことり「…………」

――――

――

海未「じゃあことりちゃん、ちゃんとお布団かぶってなよー!」フリフリ


ガラガラッ!


ことり「…………」ほかほか



 シーン・・・・・・



 バサッ


ことり「…………」ごそごそ

ことり「…………」

ことり「…………」ほかほか

ことり「…………ぁ」

ことり「…………」もぞもぞ

ことり「…………」

ことり「…………」

ことり「あっ……///」ビク

(・8・)パンツには勝てなかったチュン

海未キチのことりはたまらんなー

ノーパソで過ごすわけですか これはハプニングのフラグですね

胸が苦しい

今までにも同じ作者さんが書いた入れ替わりSSがあったのかな?超読みたい
トリップ無いからわからないや

sidでの二年組の関係はいい感じに三角形で面白い

ゲーマーズを利用できないライバーの心を殺しにきてるSSですね

花陽ちんの声が邪魔して全く内容はいってこないよぉ
作詞海未ちゃんなわけがない…

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――謎の洞窟

希(ここが……悪のオカルト結社の本拠地……)

希(入れ替わりという禁忌の術を使う、前回潰したとこの上部組織……)

希(スピリチュアルな力をつかって迷惑なことをやらかす、風上にも置けん卑劣な集団や)

希(理事長たちには待機を指示したけど、すぐに待ちきれなくなって来てしまうんやろね)

希(……ほんまに、ええ人たちなんやから。うちにはもったいないわ)

希(追いつかれる前にケリをつけたる!)
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――1年教室前廊下  保健室からの帰り道

花陽「マ゙ダイ゙レ゙ガヷッ゙ヂャ゙ッ゙ダノ゙ォ゙!?」

真姫「ナニソレイミワカンナイ!」

凛「このふたりの反応も恒例行事みたいだにゃー」


海未「――ところで、真姫ちゃんって海未ちゃんのファンだったりしない?」にこにこ

真姫「ハァ? なによそれェ そんなわけないじゃない イミワカンナイ」ツーン

海未「そっかー、ならいっかー」

真姫(何言ってんのかしら)カミノケクルクル


海未「凛ちゃんは? 海未ちゃん好き?」

凛「もちろんだにゃー」

海未「いつもありがとう! これからもよろしくねっ!」ガバッ


ぎゅっ


凛「こんな廊下で海未ちゃん大胆だにゃー♪」すりすり

真姫(ヴェエエッ!?)


真姫「――アンタなにしてんのよ!///」ガシッ

海未「え? 海未ちゃんのファンに感謝の気持ちを伝えてるんだよ?」

真姫「本気で言ってるの!? ていうかまず離れて!」バッ

海未「もー、真姫ちゃん、ファンサービスの邪魔しないでよー」

凛「まったく、そうだにゃー」

真姫「大体っ……それを穂乃果がやっちゃダメでしょぉ!///」プルプル

海未「?」

凛「??」

真姫「なんでふたりして首かしげてんのよっ!」

海未「……凛ちゃん、何言ってるかわかる?」

凛「……まったく分かんないにゃー」ヤレヤレ



真姫(え? 私間違ってないわよね?)

海未「花陽ちゃんも海未ちゃんのファンだよね?」

花陽「は、はいっ! 一番最初のライブからっ――」

花陽「穂乃果ちゃんとことりちゃんと海未ちゃんの大ファンですっ!」

海未「よぉーし、いい子いい子、ご褒美あげちゃおう!」バッ


ぎゅーっ


花陽「はわわ……っ」

海未「(ほっぺで許してね?)」ぼそっ

花陽「へっ?」

海未「んっ」チュ

真姫(――ちょっとぉおおおォ!?/// 嘘デッショォオオオオオ!?///)

海未「……はいっ。これからもよろしくね?」

花陽「もちろんですぅ……」うっとり

真姫(…………///)ポカーン



海未「さてと」

真姫「…………」ソワソワ

真姫「…………」クルクル モジモジ

海未「じゃっ、教室もどるねっ!」

真姫(えっ……?)

花陽「また部室でねっ!」

凛「ばいばーい!」


真姫「…………」

真姫「まっ、待ちなさいよ!」ガシッ

海未「真姫ちゃん? 腕つかまれたら歩けないんだけど……」

真姫「えーと……エーット…………」


真姫「あっ、あなた誰にでもこんなことしてるわけ!?」

海未「まさかー。海未ちゃんのファンだけだよー?」

真姫「や、やめなさいよっ! そういうことぉ!!」

海未「なんで?」

真姫「ホラ……嫌がる人とかいるかもしれないでしょぉ……」

海未「大丈夫、真姫ちゃんにはしないよ?」

真姫「ッ……」


海未「それでね、もう教室戻りたいんだけど」

真姫「ま、まだ話は終わってないわ…………おかしいでしょ……」

凛(真姫ちゃんはごちゃごちゃ考えるからめんどくさいにゃー)

真姫「そういうものは本人が直接するもので……」

凛(そうだ!)



凛「穂乃果ちゃん、耳、耳かして!」

海未「ん?」こっくり

凛「…………でね、…………でしょ」ゴニョゴニョ

海未「うん…………、うん…………」コクコク

真姫(またなんかやってる……)


海未「……――ああっ」フラッ

凛「穂乃果ちゃん!?」ガシッ

凛「…………」ユサユサ

凛「気絶してる」ゴクリ


真姫「……」ジトーッ


海未「……はっ! ここはどこですか? おや、凛」パチッ

凛「目が覚めた! ここは凛たちの教室の前だにゃ!」

海未「なぜ私はこんなところに……」キョロキョロ

凛「まさか海未ちゃん!? 戻ったにゃー!!」

海未「ふむ、一件落着ですね」キリッ


真姫「……」ジトーッ


凛「そういえば真姫ちゃんが海未ちゃんの歌詞嫌いだって」

海未「まさかそんな! 本当ですか真姫!」キリッ


真姫「――この流れで騙される訳ないでしょぉ!!」

真姫「バカニシテルノ!?」


海未「本当なのですか……? 真姫……」シュン

花陽(流石に似てるなぁ……)

凛(思った以上にそっくり……もしかして本当に戻った?)



真姫「ウ……」ソワソワ

真姫「……そんなこと、言ってないわよぉ」クルクル

真姫「言うわけないでしょぉ……だって、私は……」ドキドキ

真姫「海未の歌詞……ほんとうに好きだもん……///」カァ



海未「そうですか。真姫、伝えたいことがあるので耳を貸してください」すっ

真姫「なによぉ……」こそこそ

真姫(近い……海未の綺麗な髪が私の顔にかかる……海未の息が私の耳に……)



海未「――私も真姫のこと、本当に大好きですよ」こそっ

真姫「ッ!///」カァッ

海未「んっ」ぺろっ

真姫「ヒャッ!///」


海未「ではまた部室で」くるっ たたたっ

真姫「~~~~ッ!!///」



真姫(……変な声出ちゃったでしょぉおおおっ!!///)

花陽(色っぽい声……)

凛(真姫ちゃん顔がトマトみたいだにゃー)



タタタッ……



――ねぇいま走ってったの園田先輩じゃない!?
――あっホントだ! 後ろ姿見れただけでもラッキー! わたし大ファンなんだ! 

『――!』クルッ
『あなたのハート、撃ちぬくぞぉ~……ばぁーん!』ラブアローシュート!

――キャァアッ!

『あっ、倒れちゃった……これすごいなあ……』タタタッ





真姫「……ってアレどう見ても偽物じゃない!!」

花陽(えっ? 凛ちゃんと穂乃果ちゃんの芝居に騙されてたの!?)


――

――――

最高やでえ…

――授業中

穂乃果(さきほどノート一式を交換しましたが……)

穂乃果(穂乃果がとってくれたノートを見たら……)プルプル

穂乃果(これ……私のノートなのに……)プルプル



  うみちゃん、ここテストにでるよ♡



穂乃果(ピンクのハートをたくさん……もう提出できないじゃないですか!)

穂乃果(まったく……こんなノートなんて……もう使えませんから……)




穂乃果(……宝物にしましょう)ぎゅっ


――授業中


真姫「…………」カリカリ

真姫「…………」ピタッ

真姫「………///」サワサワ

真姫「………はぁ」


凛(真姫ちゃんさっきから耳さわりすぎ)


――保健室


もぞもぞ


ことり「わたぁし、はっ、愛の、なぁかっ、およいでるぅぅっ……」プワプワ

ことり「苦ぅぅしくっ、させぇないでっ、恋、ごころぉっ……」プワプワ プワプワ

ことり「……会いたい、会いたい」


ことり「……会いに行こう」ムクッ


――

――――

――――――――

――放課後 部室


にこ「――希が解決に向けて動いてるわ。もっとも、もう連絡つかないでしょうね」

穂乃果「たったひとりで乗り込んだのですか!?」

にこ「音ノ木坂理事会と西木野財団がバックアップを務めているらしいけど、希の役に立つかはわからないわ」

真姫(今朝やたら騒がしかったのは特別チームの緊急招集だったのね)

ことり(お母さんなにやってるんだろ)


真姫「まったく、無茶するんだから」

海未「希ちゃんは『大丈夫、まかしとき』って言ってくれた……」

花陽「……希ちゃんは、約束破ったこと、ないと思うよ?」

凛「いままでもずっとそうだった。凛は希ちゃんを信じる」


真姫「それで、絵里はどうしたのよ」

にこ「あいつは朝から連絡つかないわ」


海未「――穂乃果が様子見てくるよ!」

穂乃果「私も行きます!」


海未「海未ちゃんはだめ! ちゃんと練習に参加して!」

穂乃果「なっ、なんでですか!?」

海未「穂乃果の体重! 2キロくらい絞っといてね!」バァン!


ダダダ……


穂乃果(えっ? 私がやるんですか?)

――

――――


ピンポーン……
ピンポーン……
ピンポーン……

海未「なかなか出てこないなあ」

海未(絵里ちゃん、パンのこと許さないんだよ! 問い詰めてやるんだ!)


ガチャ


亜里沙「……どちら様で――」コソコソ

海未「こんにちは亜里沙。絵里いますよね?」

亜里沙「あっ……」

海未「あがっていいですか?」キリッ


亜里沙(……、……)


亜里沙「……どうぞお上がりください」

――亜里沙の部屋


海未(亜里沙ちゃん、部屋に海未ちゃんの写真とグッズがたくさんある……熱心なファンなんだ)

海未(って、私は絵里ちゃんに用事があるんだけど)


亜里沙「……お茶をいれてきました、です」カタカタカタ

海未(なんか足取りが危なっかしい……)


亜里沙「……ふぅ」カシャン

海未(手が震えてるけど、緊張してるのかな?)

亜里沙「……どうぞ」

海未「あ、どうも」ズズーッ


亜里沙「…………」ズズーッ


海未「それよりも、絵里は?」ずいっ


亜里沙「まふっ!」ぶふーっ!

海未「うわぁっ!?」

亜里沙「げほげほ……」

亜里沙「……あの、海未さん、もう少し離れて座ってもらっていいですか?」すすっ

海未「……それより絵里は?」ずいっ

亜里沙「……ご用件は?」すすすっ

海未「どこにいるんですか?」

亜里沙「……話なら私がお伺いします」

海未「なんで逃げるんですか? なんで遠ざかるんですか?」ずいっ

亜里沙「近づかないでください。ほんとに。お願いします」すすすっ

海未(なんで?)


亜里沙「…………」ちらちら

海未「?」


亜里沙「…………」ちらっ


海未「…………」じーっ

亜里沙「っ!」ふいっ


海未(目をそらされた……なんか嫌われてる?)

海未「あ、もしかして私達ケンカとかしてました? なんか怒ってます?」

亜里沙「さぁ……それはないと思いますけど……なんとなく離れて座りたいだけです」


海未「だからってそんな壁を背にするまで後ろに下がらなくてもいいじゃないですか」じりっ

亜里沙「それは海未さんがにじり寄ってくるからです! なんにもないって言ってるじゃないですか!」


海未「じゃあなんで様子がおかしいんですか? なんで目を背けるんですか?」ずいっ

亜里沙「あぅ……」ぷるぷる


海未「なんでそんなに震えてるんですか? 言ってくれなきゃわからないでしょう?」ぐぐぐっ

亜里沙「……たしだって…………わから……な……///」じわわっ


海未「……亜里沙? もしかして泣いてますか?」



ぽたり ぽたり



亜里沙「……わたし、だって、わから……な…… からだが、かってに……っ///」ぽろぽろ

このSSの前に別のSSあったのかな?

海未「亜里沙……?」



亜里沙「はーっ……はーっ……///」ぽろぽろ

亜里沙(まずいわ……押さえ込むことができる感情の限界量を超えてきた……とりあえず深呼吸よ……)

亜里沙(亜里沙ったらこんな小さな身体の一体どこにこれだけの感情をしまいこんでたの……?)

亜里沙(頭がくらくらするわ……どんだけ海未が好きなわけ……)



亜里沙「……はーっ……はーっ///」ぽたぽた

海未「あの……さっきからずっとうつむいたままで、苦しそうですが……」

亜里沙(海未の声で頭の芯が揺さぶられる……声がでない……)


海未「亜里沙、大丈夫ですか?」

亜里沙「ぁ……ぅ……///」こくこく


ぽたり ぽたり


亜里沙(海未が目の前に居るだけで亜里沙の肌がぴりぴりする……)

亜里沙(この感じ、非常に危険よ……でも)

亜里沙(自分からスキンシップをとるタイプじゃない海未は、パーソナルスペースが人よりも広い)

亜里沙(万が一おかしいことになっても距離を確保できてるから逃げ切れるはず)

亜里沙(――と、かしこい計算をした上で部屋でふたりきりになったんだけど)

海未「えーと……とても大丈夫そうには見えませんが」


亜里沙「はーっ……はーっ……///」ぽたぽた


亜里沙(ナチュラルに、近いっ……海未の声が、耳元でささやかれてるような)

亜里沙(肌に海未の体温を感じる距離……)

亜里沙(なんでかしこい計算の前提を覆してくるのよぉ……)


海未「どこか具合が悪いのですか?」

亜里沙「……」ふるふる

亜里沙(認められない……私が海未に……)ふるふる

亜里沙(海未にこんな気持ちを思い煩うなんて……そんなの認められないわぁ)ふるふる


海未「……もしかして声でません?」

亜里沙「はーっ……はーっ……///」こくこく

亜里沙(いま話しかけないでくれるかしら……海未ってこんなにうっとおしかったっけ……距離近いし)


亜里沙(泣くわよぉ……もう泣いてるけどぉ……なんか最近泣いてばっかりじゃないかしら)

亜里沙(なぜか壁際まで追い詰められてしまったけど……立ってドアまで歩いて脱出……それだけよ)


亜里沙「ぅ……っく……///」プルプル

亜里沙(た、立てない……嘘でしょ……なんで身体に力が入んないのよぉ……泣くしかないわぁ……)プルプル


ぽたぽた


海未(立ちたいのかな? 生まれたての子鹿みたい)

亜里沙(机に……手が届けば……)プルプル


海未「あっ手なら貸しますよ」

きゅっ

亜里沙「ぁう/// ~~っ」ぞくぞくぞくっ

海未「え?」


くらっ

海未「亜里沙っ!? どうしましたか!?」がしっ

ぎゅっ

亜里沙「ゃ……!? ~~っ!! あっ…………///」

色々検索かけても何もないし多分前日談のSSは存在しないのかな?

素晴らしい

認められないわぁ


亜里沙(!?!?!?)びくっ

亜里沙(やばいやばいやばいやばいっ!)


亜里沙(こんなのだめ……こんな感情……だめなの……っ!)


亜里沙(違うのっ……私は……私が好きなのは……っ!)



亜里沙「はーっ……はーっ……///」ぽろぽろ


亜里沙(でも……もうだめっ……もうこれ以上こんな感情を押さえ込むのは……無理よ……)


亜里沙(どうして声さえ出ないの……なんで……)


亜里沙(たすけて――――)

-------------------------------------------------------
――その頃 洞窟の中の社 悪の組織中核


希「うちはμ'sのみんなが……」

希「そして音ノ木坂のみんなが大好きなんよ」

希「きっと今頃えりちが泣いてる。誰かに助けを求めてる」

希「風がうちにそう告げるんや!」すぅぅっ……

――カッ!!
-------------------------------------------------------

――絵里が不思議な力と共鳴した!

亜里沙(たすけて――――)

亜里沙「――――たすけて、穂乃果ぁ……」ぽろぽろ

亜里沙(声がでた……!?)


海未「――え? 亜里沙ちゃん、私が穂乃果だって気づいてたんだ」

亜里沙「……え?」

亜里沙(穂乃果?)

海未「今度は海未ちゃんと入れ替わっちゃってさー、絵里ちゃんに会いに来たんだ。絵里ちゃんいる?」


亜里沙「……」

亜里沙「私が絵里よ。私も亜里沙と……」


海未「えええっ!? なんで教えてくれなかったのぉ!?」


亜里沙(穂乃果の身体でパンどか食いしたのがバレて怒られると思ったから……)

亜里沙(亜里沙のふりをして追い返そうって閃いたのよ……正直かしこいと思った)

海未「今回は絵里ちゃん無事だと思ってたけど、亜里沙ちゃんと入れ替わりしてたんだ」じろじろ

亜里沙「あのね、それでね? 穂乃果、悪いんだけどちょっと離れてくれないかしら……」

海未「なんで?」

亜里沙「亜里沙がほら……海未のファンだから、緊張するっていうか?」

亜里沙「海未は人にそんなに近づいたりしないでしょう?」

海未「うーんとね、」

海未「でも亜里沙ちゃんは海未ちゃんのことが好きなんだよね? ファンなんだし」

亜里沙「そうだと思うわ」

亜里沙(これがファンとして抱え込んでる感情なのかわからないけど)

海未「好意を持ってくれてる相手には、べたべたしたっていいんじゃないかな?」

亜里沙「……」ぽかん

亜里沙(――そうかしら!?)

亜里沙「それはちょっとどうかと思うわ? よく考えて?」

海未「違うの?」

亜里沙「違う違う違う。絶対違う。あなたその価値観でこの歳まで生きてきたの?」

海未(え? 穂乃果の人生全否定?)


亜里沙「……その際どい発言への反論は置いといて、とりあえず今は入れ替わってるじゃない?」

海未「うん」

亜里沙「私たちはこんな姿をしていても中身は別人なわけでしょ」

海未「そうだね」


亜里沙「確かに亜里沙は海未のファンで、好きなのかもしれないけど、それは仮初めのことで」

海未「はぁ……」

亜里沙「だからね、本当の心が大事っていうか、そう、心の問題なのよ!」キリチカッ!


海未「心の問題って……今ここには穂乃果と絵里ちゃんがふたりでいるってことだよね?」

亜里沙「そうね」

海未「つまり、絵里ちゃんが相手なんだから、穂乃果、べたべたしてもいいってことでしょ?」

亜里沙(――あれぇ!?)


海未「違うの?」


亜里沙(なんか際どい発言ばっかり続いてる気がするわ!?)どきどき

海未「もしかして、いままでも嫌だったとか?」

亜里沙「そんなこと無いわよ!?///」どきどき


海未「だよね。ならいいよね。じゃあ穂乃果、これから絵里ちゃんにべたべたします」

亜里沙「ちょっと待って……考えるから、よく考えるから……待っててね」

海未「もう待たないよ」ずいっ


ぎゅっ


亜里沙「~~っ!! あっ…………///」

亜里沙(これ、されると……もうなにも……)


海未「いいんだよ?」ぼそっ

海未「穂乃果が勝手にべたべたしてるだけなんだから」ぼそぼそ

海未「絵里ちゃんは何も難しいこと考えなくていいんだよ?」ぼそっ

亜里沙「やめてっ……耳元でしゃべらなっ……///」ぞくぞく


海未「んっ」かぷっ

亜里沙「――ッ」


ぎぅぅっ……


亜里沙(あっ……また――――)

海未「――――かかったね絵里ちゃん!」ぐいっ

亜里沙「ふぇ?」



がばっ!



亜里沙「えっ……何かしらこの体勢……」

海未「ふっふっふっ」

亜里沙「そそそっそういうのは流石にまずいんじゃ……///」



海未「穂乃果のスカートきついの……絵里ちゃんのせいだったんだね」

亜里沙(やっぱりバレてた)サーッ…



亜里沙「その……ごめんなさい穂乃果、あれは、仕方なかったのよ……」

海未「許さない。穂乃果はおしおきにきたんだよ」ぷちぷち

亜里沙「脱がさないでっ!? きゃあっ!! なにやってんのよぉっ!」じたばた

海未「あ、かわいいパンツはいてるね」ぐいっ

亜里沙「んんっ?///」

亜里沙(朝確認したとき、あまりに子供っぽくて私は正直引いたんだけど……)


海未「うん、穂乃果気に入ったよ。これは罰としてもらっておこう」もぞもぞ

亜里沙「もらってどうするのよ!」

海未「はくんだよ? 穂乃果いまパンツはいてないし」


亜里沙「えええええ海未の身体なのにノーパンで出歩いてたのぉおおおっっ!?!?」

海未「うん」

亜里沙(なんで!?!? え!? 海未のいろいろは大丈夫かしら!?)


海未「だからこれちょうだい。それで許してあげるよ」ごそごそ

亜里沙「これは亜里沙のパンツよぉっ!? 嘘でしょっ!? あなた頭ぷわぷわしすぎよっ!?」


海未「姉妹なんだから着るものくらい貸し借りするでしょ」がしっ

亜里沙「エリーチカが中学生パンツなんてはくわけないでしょおおおっ!!///」


海未「亜里沙ちゃんに絵里ちゃんがおさがりパンツをあげれば問題ないよね」するする

亜里沙「亜里沙には早いわよっ!!!」

――

――――

普段どんなパンツはいてるんだよwww

クマさん




    君にっ飛んでけ♪ スキスキぷわぷわっ♪



「――ファンサービスって……? 亜里沙にだけ特別の……? あっ……だめっ!」

「――だからね? いやらしいのは亜里沙のからだであって、わたしじゃ……ひゃん!」

「――えっ……なんでこんなに……これは違うんだってば…… 本当よ? 信じて?」



    教えるよ♪ 信じてっ♪



「――~~っ! はーっ…… はーっ……」

「……ちがうの……これは夢よ……」



    そして わーおわーお! 夢じゃなく♪



――――

――


海未「これでよしっ……っと」パンパン

海未「絵里ちゃん! 練習行くよ! ほらっ、とろけてないで!」



亜里沙「はーっ……/// はーっ……っ//」ひくひく




海未「そういえばなんで学校来なかったの?」

亜里沙「それは、亜里沙に高校の授業を受けさせろって意味……?」はー はー

亜里沙「いつかみたいなことになったら……また私が変な目で見られるでしょ……」


海未「連絡つかなかったのは?」

亜里沙「ちょっと、亜里沙といろいろと揉めてね……///」

海未「ん? いま亜里沙ちゃんは?」

――絵里の部屋



絵里『んーっ! んーっ!』バタバタ



絵里(お姉ちゃん自分の身体だからって容赦なさすぎないっ!?)モゴモゴ

絵里(あわてて携帯壊さなくたって……中身のぞこうとしたわけじゃないのに)バタバタ

絵里(おトイレ行きたいよぉ……もう中学生なのにおもらしなんて絶対にいや……)じわっ

そのエリチカいただいて行きます

絵里(海未さんに大人に見られたくてずっとずっと頑張ってきたのに……!)

絵里(おもらしなんかしたらもう恥ずかしくて海未さんに顔をあわせられない……)じわわっ

絵里(あうう……もう……もれちゃう……っ!///)じわわわっ!

絵里(あっ…………///)


ガチャ!


海未「大丈夫っ!? 縛られて…………るって…………」ビクッ

絵里(――――――――)


――

――――

――練習場


海未「あの……ただいま」

にこ「絵里はどうしたのよ」

海未「あはは……ちょっとね……洗濯と床の掃除が大変そうで……」

にこ「は? 洗濯に床の掃除ぃ?」

海未(あと子守りかな……)



穂乃果「ぜーっ、はーっ、ぜーっ、はーっ」ゼーゼー


ことり「海未ちゃんあのあとひとりで何キロ走ったの……?」

穂乃果「ぜーっ……穂乃果の……はーっ……頼みですからっ……ぜーっ」ハーハー

ことり「すごい汗だくだよ……はいタオル」

穂乃果「はーっ、はーっ……ことり……いつもありがとうございます」グショグショ

海未「うわ海未ちゃん、おつか…………れ?」

穂乃果「?」

ことり(穂乃果ちゃん、目線がタオルに釘付けだよぉ)



海未(汗まみれで……息を切らして……熱で上気した頬に、汗で濡れた髪の毛が張り付いて……)ドクン

海未(自分の顔を見てるだけのはずなのに……この気持ちは……)ズキズキ

海未(うぅ……朝みたいにまた……胸が締め付けられるように苦しいよ)ズキズキ

海未(さっきの絵里ちゃんもこんなだったんだね……)ドキッ

海未(じゃあやっぱり……これは……っ)ズキズキ


海未「……っ! ちゃんとお風呂入ってよね! 汗くさいよっ!///」プイッ

穂乃果「私の扱いがひどくありませんか!?」

ことり(照れてる……? 穂乃果ちゃんが照れてる!? 気づいたのかな?)


海未「…………」シュン

海未(どうしよう穂乃果、今まで海未ちゃんのこと……)ズキズキ

スキスキに見えてキュンキュンした

間違ってない


海未「…………」



海未(気づいてしまったらもう、胸のずきずきが止まらない……)

海未(穂乃果は今までずっと、海未ちゃんのことこんなに苦しめてたのかな……)

海未(べたべたしないで欲しいって、そういうことだったんだ……)

海未(もう穂乃果は、好き放題しちゃいけないのかな…………)

海未(わからないよ……苦しいよ……誰か、たすけて――――)

-------------------------------------------------------
――その頃 洞窟の中の神社 悪の組織のアジト地下


悪の親玉「――まさかあの四天王どもを倒せる人間がいるとはな。信じられん」

希(しまった……力を使いすぎたか……あかん……目がかすむ……)ハァハァ

希(穂乃果ちゃんが助けを求めとる気がするけど……起き上がることもできん)グッタリ


悪の親玉「しかしもうこれまでだ……これ以上小娘ひとりでなにができる」

希「ひとり…………?」ピクッ

希(…………)


希「うちはもう……ひとりやない」ぐぐっ……

悪の親玉「もうよせ、寝ておけ……安らかな死を与えてやる……」

希「うちはずっとひとりぼっちやった。親が転勤族やったからな。友達ができなかった」ハァハァ

悪の親玉「……お前の力は十分見させてもらった。敵ながら驚嘆に値するものだった」

希「まあ今日も家帰ったらひとりなんやけどな……」ぐぐっ……

悪の親玉「お前ほどの者が死を恐れるわけでもないだろう。せめてもの敬意として丁重に――」



希「でももうな……? うちはひとりじゃないんよ」ぐぐっ……

希「なあ、あんた……μ'sって知っとる?」ぐぐぐっ……!

悪の親玉「ばかな! なぜその状態で立ち上がれる! どこからそんな力が!」ギリッ


希「なんや知らんのか……冥土の土産にうちが教えたるわ」ハァハァ

希「今年のラブライブで必ず優勝する、9人組のスクールアイドルグループの名前なんよ」ハァハァ

希「覚えとき。μ’sはな……」

希「えりち、にこちゃん、穂乃果ちゃん、ことりちゃん、海未ちゃん、真姫ちゃん、凛ちゃん、花陽ちゃん――――」

希「――――――そしてうち! 東條希をいれて9人やああああああああっ!」カッ!

希「もううちはひとりじゃないんよおおおおおおおおおっ!!!」


――ゴゴゴゴゴゴゴ!

-------------------------------------------------------


――穂乃果が強大な力と共鳴した!


海未「!!」はっ!


海未(……違う! そうじゃない!)

海未(考えてみれば、そうじゃなくても穂乃果は海未ちゃんに迷惑かけっぱなしだったんだ!)

海未(だから自分に正直に、本心で「やりたいこと」をやるんだ!)


海未「私やる! やるったらやる!」


穂乃果「穂乃果!? 急にどうしたのですか?」



海未「海未ちゃんごめん! 私、べたべたしたいの!!」



穂乃果「は!? 何を叫んでいるのですかっ!?」




海未「たとえ海未ちゃんが穂乃果のこと大好きで、それで海未ちゃんの胸が苦しくなっちゃうとしても――」

海未「澄ました顔してるくせに本当はどうしようもなく興奮しちゃうむっつりすけべだってわかっても――」




穂乃果「本当に何を大声で叫んでるんですかぁあああああっ!!///」




海未「――――――それでも穂乃果はべたべたしたいのおおおおおおおおお!!」




ことり「またすごい方向に開き直ったなぁ……」

ことり(パンツの1枚で罪悪感に沈んでたことりがばからしくなってきたちゅん)


海未「これ貸して! なんか気になるの!」ばっ

穂乃果「あっ、タオル……え? 何するつもりですか?」




海未「だって可能性感じたんだああっ!」




すぅううううううううっ!




ことり「あっ」

ことり(やばいっ! 死んでしまうちゅん!)




海未「~~~~っ!!///」




ばたーん!




穂乃果「はっ!? 穂乃果っ!? しっかりしてください!」



――

――――

――――――



――保健室



海未「…………」

ことり(…………)なでなで



海未「…………はっ!」パチッ

ことり「あっ、海未ちゃんおはようっ」ぱっ


海未「身体が戻ってる……」グーパー

ことり「うん。倒れた後、しばらくしたらね」

海未「……希には感謝しないといけませんね」

ことり「そうだねぇ」


海未「……ところでなぜ膝枕なのですか?」

ことり「海未ちゃん気絶してたんだよぉ?」

海未「ですがそこに普通の枕が……」

ことり「海未ちゃん気絶してたんだよぉ?」

海未「あの……はい。ありがとうございます。もう大丈夫です」むくり


海未「みんなはどこに?」

ことり「これからみんなで買い出しに行くんだって」

海未「私たちも行きましょう」

ことり「うんっ!」

-------------------------------------------------------

――帰りのヘリの中


希「……なぁ……理事……長……」

西木野「喋らないで! バイタルサインが危険域なのよ!?」

希「うちの新しい制服……用意してくれたか……?」

理事長「もちろん新品を用意してあるけど……どうして」

希「どうしてって……着替えるために決まってるやん……もう古いのボロボロやし……」

希「こんなボロボロな格好してるの見られたら……みんなに心配させてしまうやろ?」

西木野「あなたって……どこまで……」じわっ

-------------------------------------------------------


――夜 東京 住宅地


希「ドクター振り切るの大変だったなあ……まっすぐ歩けないし、そりゃそうか」ずるずる

希「それにしてもみんな……無事かなあ……傷ついた子はおらんかなあ……」

希「うちは本当に……みんなのこと守れたんやろか……?」ずるずる

希「遅すぎるって怒ってるかもなあ……明日学校でみんなに顔合わせるの怖いなあ……」


希「はは……だめやね……こう気力が尽きとると、どうしても弱気になってしまう……」ずるずる

希「心細いなあ……さびしいなあ……」


――希の家


ガチャ ギィイイッ――


 『おかえりなさいっ!!』


穂乃果「希ちゃんおつかれ!」

ことり「希ちゃん無事でよかったよぉ!」

海未「希、いつもありがとうございます!」

にこ「希! あんたもう11時半よ!? 遅すぎるわよ!」うるうる

真姫「希ったら……まったく心配ばっかかけるんだから……」グスグス

花陽「希ちゃん……信じてたよぉ」ぽろぽろ

凛「希ちゃん……希ぢゃんんん……」えーんえーん




希「……」ポカーン


希「……なにみんな、おおげさな」へらっ

希「うちはそのへんふらふらしとっただけよ。ほら、服もきれいやろ?」

絵里「希……」がしっ


ぎゅっ


絵里「制服……これきれいすぎるわよ……どうせボロボロになって新品に着替えたんでしょう……?」ぎゅううっ

希「あちゃー、えりちはかしこいなあ……かなわんわ、あはは」なでなで

絵里「どうしてそんなふうに笑うの……? どうしていつもそうやって……強がって……!」

希「えりち……」

絵里「私だって……希を受け止めてあげたいのに……!」ぐすっ


希「……」じわっ

希「……だめやん。うちだってやっと我慢しとったのに。そんなこと……言ったらだめやん」じわわっ

希「うちだって……泣いてしまうやん……」ぽろっ


絵里「いいのよ……希」ぎゅううっ


希「――うわああああああああん!! えりちいいいい!! うち怖かったよおおおおおおおっ!!」ビエエエエエン!



希「ほんとはもうダメだって何回も思った!! もう死んじゃうやろなって何度も覚悟した!!」ぽろぽろぽろ

希「でもその度にみんなの顔が……目に浮かんでぇ……まだお別れは嫌だっておも゙っ゙でえええ」ぼろぼろぼろ

希「みんなでラブライブ優勝するって……約束もした……うちの夢やったがら゙……」ぼろぼろぼろ


絵里「そうよ……みんなの夢よ……」ぐすっ

にこ「9人で優勝するんだから、ひとりだけ死ぬだなんてにこが許さないんだからね!」えぐえぐ

真姫「ノゾミノバカァ……あなただけの夢じゃないでしょ……」ヒックヒック

穂乃果「みんなで叶える夢だよっ!」


その夜9人で焼肉パーティーをしました!


おわり

ぷわぷわーお! は電波曲のふりをした何か プワプワ! そういうイメージ スキスキ!
これが処女作です ビュンビュン! ではまた! プワプワ↑プワプワ↑

処女作だったのかww

穂乃果ちゃんと絵里ちゃんが以前入れ替わった話も良かったらお願いします
乙!

ぷ わ ぷ わ し て き た



検討します
次回作(読みたいもの)
>>↓~今日いっぱいまで

やっぱ上にもあるけど、自分も以前の入れ替わりが読みたいです

変態王女と笑えない猫。

ほのえりの入れ替わりが見たいんだよ
俺はせっかちだからあくしろよ

可愛いことりちゃんください

入れ替わったままいちゃつくほのうみももっと見たい

一気に読んだ……あー面白かった
乙です

急かしはしないけど、確かに前回の入れ替わり?が気になってしょうがなかった
期待して待ってます

前回の入れ代わりが見たかったから探してみてたけど元々なかったのか


色々と強烈で面白かった
レス毎にアッパーカットを食らっているような衝撃だった

のんたんかわいい

一年生が空気だったから次回作では見せ場あるといいな

にこまきかまきりんぱな入れ替わりがみたいです

1年生が見たいです

ほのえり入れ替わりだなあ、読みたいのは
乙!

ほのうみ最高でした…

総入れ替わり見たいです!

一年生がみたいなー

HTML化依頼出してきます
ありがとうございました

乙!

途中まで前作があるのかと思ってしまったww
これからも期待

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