【食堂】

男「……」ﾓｸﾞﾓｸﾞ…

友1「でさー、……がよ、そう言ってさ……」

友2「あはは！ マジおもしれー！！」

男「……」ﾓｸﾞﾓｸﾞ……

友1「おい男、気分でも悪いのか？」

男「え？ いや、別に。どうして？」

友1「お前さっきからずっと喋ってねーじゃん」

男「まあ、でも知らない人の話だし」

友1「そうだけどさあ」

友2「おい友1、いいじゃん。知らない人らしいし。」

友1「そうだけどさあ、何て言うか。……男ってさ、色々と突っぱねてるよな」

男「……」

男「じゃあどうして昼飯に誘ってくれたの？」

男「俺といて何か楽しいかな？」

友1「おい！ いい加減にしろ！！」

友2「ちょ、喧嘩すんなって！！」




男「……先帰るわ」

友1「……」ﾌﾟｲ

友2「お、おう。じゃあ俺はしばらくここに居るわ」

男「うん」

ほう、ホモか

【帰り道】

昼の授業をすっぽかしてしまった。むしゃくしゃして、つい。
まあ学校では割りと真面目にやれて来たし、先生は大目に見てくれるだろう。
友1と口喧嘩をしてしまった。どうしよう。自分は上手に人と喋る事が得意ではない。もしかしたら卒業までずっと喧嘩したままかもしれない。
まあやってしまった事はしょうがない。この問題も時間が解決してくれるだろう。たぶん。
今日の所はさっさと家に帰って寝よう。むしゃくしゃした状態じゃ何をやっても失敗する。

続け

られない