男「デュエルディスクが発売された?」【遊戯王・短編集もどき】 (31)

注意書き

・妄想、駄文、遅筆
・カードへのキャラ付け
・特に深くもない世界観
・特に山も谷もない世界観
・不快に感じたならブラウザバック
・良くて某W○XOSアニメ程度のデュエル描写

以上

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1453122708

【ある日の雑談にて】

《ある大学》

男「……で?」

友「で?、じゃないだろーが!デュエルディスクだぜデュエルディスク!アニメみたいなソリッドビジョン完備なんだぜ!?」

男「でもお高いんでしょう?」

友「[ピーーー]万円だ」

男「一般大学生にはキツいんだが…」

友「ぐぬぬ……つか、もちっと驚くなりなんなりしろよなー」

男「いや…俺だって凄いなぁとは思うけど……もう二年くらいやって無いからな」

友「んだよ、たくっ………まぁいいや、それでちょっと頼みたい事があるんだけどよ」

男「ん?」

友「駅前近くにカードショップあるじゃん、五階建てのビル丸々使ってるやつ」

男「あー……確かあったな」

友「そこでよー、デュエルディスクの体験会っつーの?とにかくなんかそんな感じのイベントやるらしいんだけどよ」

男「うんうん」

友「頼む!俺の代わりに整理券を買っといてくれ!」

男「時給1000円な」

友「ぼったくりィ!?」

男「冗談だ…んー……いつよ?」

友「明日」

男「………………………………」

友「………………………………」

男「……まぁいいか」

友「マジか!?サンキューな!…あ、やべ、バイト遅れる!?………うん、時間とかは後で送っておくからな!あとデッキ持ってこいよな!じゃな!!」バタバタ

男「おう…………………………ん?」

【断るのも勇気、断れないのが友情】

《その日の夜、男のアパート自室》

男「………」ゴソゴソ

男「………………」ゴソゴソ

男「………………………」ゴソゴソ

男「………………………………?」ゴソゴソ

男「…どこに片付けたっけなぁ…」ゴソゴソ

男「あー、ダメだな、全然思い出せねぇ……ちらほらカードは出てくるんだけどなぁ」

男「……結構デッキあったはずなんだけどなぁ……というかなんで律儀に探してんだろ…」

男「いっそこのバラバラなカードで…………いや、流石になぁ…」

男「…………もしかして、俺デッキ崩したか?…それにしたって…」

スマホ<ピロリーン!ピロリーン!

男「ん?」

スマホ<オナジツウチオンガニカイ…クルゾ!

男「スマホか?……物出しすぎて何処にあるか分からねぇ…」ガサゴソ

ピロリーン!ピロリーン!

男「えーと?…この辺りか……よし、発見っと」

男「アレ?通知一件だけか?…二回鳴ったよなぁ………ん?」ゴトッ

男「……こんな所にあったのか、デッキ」

男「けど、あれだけ探してデッキ一個だけかぁ…なんかカード以外にも色々どっか行ってそうだな…………今度整理するかな」

男「さて、と……なんか明日思ったより早く起きないといけない様だし、さっさと寝るか…」

男「…………………………物出しすぎてベッドまで歩けねぇ… 」

【待てど暮らせど】

《翌日、駅前カードショップにて》

男「…………」ソワソワ

<カイジョウナンカイ?

<コノカードクダサーイ!

<ディスクタケェ!

男「…………来ない」

男(朝、早めに部屋を出て、結構な列に並んで、暇潰しが出来なくなった頃にやっと整理券を手に入れて……)

男「予定では12時には合流する筈なのに、現在13時……何やってんだアイツ…」

男(……いきなり人に面倒な列待ちさせて、しかもせっかく部屋掘り返してなんとかデッキ一個見つけて来たのに遅刻…なんかイラッとしてきたな)

男(………というか、どうせアイツの事だから久しぶりのデュエルで初見殺ししてドヤァするつもりだろ…いっそ帰る……いや、それはそれで疲れるだけで終わるから癪だしなぁ)

男(…逆に勝ってザマァしてやろうか………いやでも、このデッキあまり弄った記憶が…)

男「……はぁ…遅いな本当に…………ん?」チラッ

男「…ペンデュラム?……ふむふむ…うぇ、これアリなのかよ…」

男「てか、良く見ればレッドデーモンズドラゴンの種類増えまくってんのな……うわ、青眼も色々出てるよ………ん?」

男「このカードは……新しいのかぁ……うーん…」

男「……結構使えそうだなぁ…いやでも買うまでは……」

男「……………………」

《一時間後》

男「結局色々買ってしまった……ついでにデッキも弄った…なのにまだ来ないとか…」

<セイリケン23バンノカター、4カイイベントカイジョウヘオコシクダサイー

男「23番……て、順番来たのかよ!?」

男「連絡は…無し…………あー、えー…」

【カミの宣告?】

店員「えー、では……これより何回目かのデュエルを行いまーす!」

<ワーワーキャーキャーキャットベルンベルン!

店員「何度やっても冷めない熱狂が熱いですねー!」

店員「はいそれでは、次なる決闘者はこの二人です!」

茶髪「へへへ、無理矢理休んだ甲斐があったぜ!」

男「どうしてこうなった」

店員「力の籠った一言、有難うございます!」

男(この店員適当かつ強引に進めてやがる…!……というか辞退するつもりだったのに、いつのまにかデュエルさせられる流れになってるし!?)

店員「それでは早速このデュエルディスクを……まずは上司の髪をジュラック・インパクトしそうな貴方から!」

茶髪「おう!」

男(おう!じゃねぇよ!?)

店員「次にいかにも代理で来ました的な貴方!代わり探すと進行遅れちゃうから仕方無いね!」

男「!!?」

店員「ルールはマスタールール3!けどライフは4000!頑張ってブン回してねっ!」

<ニイチャンタチガンバレヨー!

<ナルベクナガビカセテクレー!

男「あー……ほんっとうにどうしてこうなった…えーと、こう着ければ良いのか?」イガイトオモイ…

茶髪「っしゃあ!ブッ飛ばしてやんよ!」

店員「それでは皆様ご一緒に……せぇのっ」

『デュエル!』

【幻像の決闘・1】

ディスク<ピピピピピピピ……ピコーン!

茶髪「へっ、どうやら先攻は俺みてーだな!」

男(あ、こんな感じで決めるのか)

茶髪「さぁて……俺はフィールド魔法[歯車街(ギアタウン)]を発動!」

ギアタウン<カーンカーンカーン

店員「まずは歯車街が発動!室内なのに機械的な街並みが現れたぁ!」

男「っ……これは…凄いな……!」

<ウオオオォォォ!!

茶髪「盛り上がってる所わりぃんだけど、更に[サイクロン]で歯車街を破壊!」

ギアタウン<ヒッコムヨー

茶髪「破壊された事で歯車街の効果発動!デッキから[古代の機械巨竜(アンティーク・ギアガジェルドラゴン)]を特殊召喚するぜぇ!」

ガジェル<ゴゴゴゴゴゴ…!
星8 地属性 機械族 atk 3000 def2000 

茶髪「そして二枚セットしてターンエンド!」

『茶髪』 LP 4000 手札1
ガジェルドラゴン
セット×2

男「アンティーク・ギア…か?……あー、確か効果は………攻撃宣言時に魔法・罠が使えない……いや、ダメージステップ時だったか?」

男(………………というか)チラッ

ガジェル<コッチミンナヤー!
星8 地属性 機械族 atk 3000 def2000

男(………………効果映って無いんだけど!?効果はどう把握すんの!?しかも威圧感凄いし!)

男「…と、とにかく俺のターンか…………ドロー!」

【幻像の決闘・2】

男「…………」

男「………………」

男「……………………そういえばそうだった…」

店員「おおっとどうしたぁ!固まっているぞー!?」

男「…………………………俺は…」

男「ま…………[マドルチェ・マジョレーヌ]を召喚!」

マジョレーヌ<アタシ、サンジョウ!
星4 地属性 魔法使い族 atk1400 def1200

<カワイー!

<ニイチャンカオニアッテネーゾ-!

男(うるせええ!こうなるとは思って無かったんだよ!)

男「っと、マジョレーヌの効果でデッキから……えーと、さっき買った………[マドルチェ・エンジェリー]を手札に加える!」

男「……フィールド魔法[マドルチェ・シャトー]を発動!墓地のマドルチェは居ないけど…とりあえずマドルチェの攻守は500上がる!」

シャトー<アマイヨー

マジョレーヌ<ドヤァ!
atk1900 def1700

テンイン<コンドハイモタレシソウナオシロガアラワレタァ‼

男「…………確か…あれをあーして、効果で……なら…」ブツブツ

男「……俺はカードを三枚セット!ターンエンド!」

『男』 LP4000 手札2
マジョレーヌ
セット×3
フィールド・・・シャトー

【幻像の決闘・3】

茶髪「ガンガンやるぜぇ!ドロー!」

茶髪「[テラ・フォーミング]発動!デッキからフィールド魔法……歯車街を手札に持ってくる!」

茶髪「歯車街発動!……そしてバトルだぁ!」

男「ちょっと待った!バトルフェイズ開始時にセットの[収縮]発動!ガジェルの攻撃力を半分にする!」

ガジェル<チヂムー…
atk1500

茶髪「何だとぉ!?……ちっと予想外だが関係ねぇ!攻撃宣言時に手札から[ダブルサイクロン]発動!俺の歯車街とあんたのシャトーを破壊するぜぇ!」

男「!!」

茶髪「そして歯車街効果で2体目のガジェルドラゴン召喚!ついでにシャトーを破壊したから1体目のガジェルの攻撃力がマジョレーヌを上回ったぜ!」

ガジェル1<ワルイネッ!
atk1500

マジョレーヌ<イッターイ…
atk1400

男「くっ……マドルチェの共通効果発動、墓地に送られたマジョレーヌをデッキに戻す!」
LP 3900

茶髪「続けて2体目でダイレクトアタックだぜ!」

ガジェル2<ゴゴゴゴゴゴ…!

男「…え、ちょ、これ流石にこわi」ドガアアアアン!!

男「」LP 900

茶髪「ターンエンド!」

『茶髪』 LP 4000 手札0
ガジェル ガジェル
セット×2

【幻像の決闘・4】

茶髪「はっはー!ちょろいぜぇ!」

男「………………はっ!?」

男(あまりの迫力に少し意識が飛んだ気がする…)

男「と、とりあえずドロー!」

男「………………これか…んー…」

<アー!ナンデオトコガヤッテンダヨー!?

男(ガジェルが2体、セットが2枚…手札がこうで俺の伏せはあれだから………確かデッキには…)

男「……俺は、セットしていた[マドルチェ・ハッピーフェスタ]の効果発動!手札からマドルチェモンスターを好きな数特殊召喚する!手札のエンジェリーと[マドルチェ・クロワンサン]、[マドルチェ・メッセンジェラート]の3体を召喚!」

クロワンサン<バウッ!
星3 地属性 獣族 atk1500 def1200
 
エンジェリー<ヤッホー
星4 地属性 天使族 atk1000 def1000

メッセンジェラート<オヨビデスカー?
星4 地属性 戦士族 atk1600 def1000

茶髪「お?おお?」

男「そしてメッセンジェラートの効果!デッキからマドルチェと名のついた魔法か罠をサーチ!俺は永続魔法[マドルチェ・チケット]を手札に!」

<オオット、ナガレガカワルカー!?

男「これで良い……はず……!」

男「………………マドルチェ・チケット、発動!」

【幻像の決闘・5】

男「……こうなったら、やるだけやってみるだけだ!」

男「クロワンサンの効果発動!フィールドのマドルチェと名のついたカードを手札に戻してレベルを1上げて、攻撃力を300アップする!俺はメッセンジェラートを手札に戻す!」

クロワンサン<グルルル…ル?
atk1800 星4

男「更に!フィールドからメッセンジェラートが手札へ戻った事でチケットの効果を発動!デッキから[マドルチェ・ミィルフィーヤ]を……手札へ加えて…通常召喚!」

ミィルフィーヤ<ミャオー
星3 地属性 獣族 atk500 def300

男「そしてミィルフィーヤの効果により、手札から再びメッセンジェラートを特殊召喚!」

メッセンジェラート<ヨバレマシター

茶髪「……こぉこだぁああ!罠カード[激流葬]発動!モンスターを全て破壊する!」

男「カウンタートラップ[魔宮の賄賂]発動!激流葬を無効にするかわりに1枚ドローしてもらう!」

茶髪「あぁっ!?なんだよ賄賂かよっ!」ドロー

男「あぶねぇ……よし、メッセンジェラートの効果が発動!デッキから2枚目のシャトーを手札に加えて……エンジェリーの効果発動!エンジェリーをリリースして……[マドルチェ・ホーットケーキ]をデッキから特殊召喚!」

ホーットケーキ<ハチミツゥゥゥ!!
星3 地属性 獣族 atk1500 def1100

男「今度はホーットケーキの効果発動!墓地からモンスターを除外してデッキからマドルチェを特殊召喚できる!エンジェリーを除外して[マドルチェ・プディンセス]を召喚!」

プディンセス<イヤナヨカンガスルンダケド…
星5 地属性 天使族 atk1000 def1000

男「……そして、俺は……レベル4のクロワンサンとメッセンジェラートで…………お、オーバー……ゴホンゴホン…」

男「……ランク4、[クイーンマドルチェ・ティアラミス]をエクシーズ召喚!」

【幻像の決闘・6】

ティアラミス<コノトキヲマッテオリマシタワ
ランク5 地属性 天使族 atk2200 def 2100

茶髪「エクシーズ………だが、そんな攻撃力じゃあなぁ!」

男「ティアラミスの効果発動!オーバーレイユニットを一つ取り除いて、墓地のマドルチェカードを2枚までデッキに戻す!その後戻した数だけ相手フィールドのカードをデッキへ戻す!」

茶髪「なぁにぃ!?」

<コレハドウナルカワカラナクナッタゾー!!

男「俺は素材のクロワンサンを取り除いて墓地のハッピーフェスタとシャトーをデッキへ!そしてガジェル1体とセットカードをデッキへ戻す!」

茶髪「ちぃ、ミラフォが…」

男「そして!手札からシャトー発動!攻撃力アップ効果に加えて墓地にマドルチェモンスターがいるので、デッキへ戻す効果も発動!更に墓地からモンスターが消えたためプディンセスの攻撃力が800アップ!」

ティアラミス<ヒサシブリニハリキリマスワ
atk2700

プディンセス<キノセイネ、キット
atk2300

ミィルフィーヤ<フシャー!
atk1000

ホーットケーキ<ハァチィミィツゥ!!
atk2000

男「…………バトルだ!プディンセスでガジェルドラゴンを攻撃!」

【幻像の決闘・7】

茶髪「んだと!?諦めたのかよっ!」

プディンセス<キノセイジャナカッター!?
atk2300

ガジェル<シッポペシッ
atk3000

男「ぐっ……戦闘をした事により、プディンセスの効果発動!」LP 200

男「相手フィールド上のカードを1枚破壊する!…………俺はガジェルドラゴンを破壊!」

茶髪「…ハアッ!?」

プディンセス<コウナッタラミチヅレヨー!!

ガジェル<ギャアアア

男「最後だ!ミィルフィーヤ、ホーットケーキ、ティアラミスでダイレクトアタック!」

茶髪「うっそだろ!……って、ちょ、のわあああ!?」 

ボコスカドカバキ

茶髪「」LP0

男「…………ふぅ…やれば出来るもんだな…」

店員「-------ったああああああ!流れるような1ターンキルでしたぁ!」

<ヤルジャネーカニィチャン!

<オレニモヤラセロー!

男「…………ん?」

ティアラミス<ニコニコ……シュウウウウン

男(……気のせいか?ビジョンが消える前……?)

店員「はーい、じゃあ次がつっかえてるからマキで交代ねー!」

男「…え、あ、すいません」

とりあえず今回はここまで、書き溜めなんてないので細々更新します

需要?知ら管。

それでは…

こんばんわ、気が付いたら思ったよりも日が経ってました…

あと、感想感謝です、こんなんで良ければどうぞ

では、少ないですが投下

【人、それを自業自得という】

《それから少しして》

友「この…裏切者おおおおおおお!!」

男「うっさい黙れ遅いんだよ何やってんだよお前12時には来るとか言ってたよななぁなぁなあ!!?」

友「アッハイサーセンッシター…」

男「ファ○チキ二個な」

友「それくらいなら…」

男「もちろんプ○ミアムな」

友「それはちょっと…」

男「あ゛?」

友「ハイカシコマリマシター……ちくしょう踏んだり蹴ったりだ…」

男「まぁこれくらいで勘弁するとして…なぜ遅れた?」

友「いやちょっとワクワクが収まらなくて気が付いたら昼過ぎてた」

男「………………………子供か!!」

友「成人してないからな!」ドヤァ

男「あー俺この彼岸とかいうカードほしいなぁ!全部三枚くらい!」

友「 本 当 に す み ま せ ん で し た 」

【一日の終わり、何かの終わり】

《夜、自室》

男(結局あの後、友はずっとイベントを見ていて俺はそれに付き合う羽目になった…)

男(………実際凄かったし、まぁ悪くは無い一日だったな)

男「まぁそれもこの散々な状態の部屋を見るまでだったけどな…片づけるの面倒すぎる…」

男(しかもこれだけやってマドルチェしか出てこなかったとか…汎用エクストラさえ見つからなかったし…)

男「……………………それにしても…」ゴソゴソ

男「…久しぶりにやってみるとアレだな…やっぱ面白いな…」デッキトリダシ

男(昔は良く一人でデッキ二つ使って試運転とか、夜明けまで弄って寝不足とかなってたなぁ…)

男(…大学入ってから最初はほとんど余裕無かった……つーか仕組み勘違いして講義詰め込みすぎて、気が付いた時には片づけてたんだよな確か)

男(んで余裕が出来始めた頃には特に誰かと仲が良いという訳もなく、かといって悪いということも無く)

男(ということで何かに呼ばれることも無く……これ以上はやめよう、うん)

男「………ま、特にやることもないしなぁ…また復帰するのも悪くないか…相手いないけど」

男「……寝よう…うん……明日の講義は…あ、昼前に一個だけか…」

男「……………めざましは……いい……zzz…」

デッキ<………
















デッキ<ピカァー!

【甘味は歓喜の感動】

《???》

男「チーズケーキうまっ」モシャモシャ

?「お気に召された様で良かったですわ♪」

?「そうそう、こちらのホットココアと一緒に頂くともっと美味しく感じられますのよ?」

男「あ、すいませんわざわざ……ん…おおぅ…そんなに甘くないのがちょうど………あっつ!?」

?「うふふ、一気に飲みすぎですわよ?」

男「うへぇ…見苦しいところをすみません…」

男「………ふぅ…美味しかった…さて」

男(…………………………………いやいやいやいやちょっとまて)

男(俺たしか部屋帰ったよな?寝たよな?目覚ましなどいらぬ!しながら横になったよな!?)

男(なんで俺ファンシーでスウィートなルームでドレスな銀髪美女とケーキ食ってんの!?)

男(夢!?夢なのか!?いやでもココアめっちゃ熱かったぞ!?むしろまだヒリヒリするし!)

男(……………んんんんーーーー!?)

?「………ふふ」クスクス

男「…えーと…あー…な、なにか?」

?「あら、失礼しましたわ……あまりにも自然にされておりましたので、つい」ニコリ

男「………いや、実際そろそろ限界なんですが…」

?「あらあら…うふふ、まぁ仕方ありませんわ、普通ならばありえない事なのですから」

男「えー、と?」

?「そうですわね…話をさせていただく前に、礼儀としてまずはわたくしの事を話さなければいけませんわね」














「…改めて、初めまして…いえ、お久しぶりになるでしょうか?」

「わたくし、ティアラミスと申しますわ…うふふ♪」

【挨拶は大事である】

男「あ、どうもご丁寧に、自分は…」

ティアラミス「」ニコニコ

男「おと……こ……」

ティアラミス「」ニコニコ

男「……………」

ティアラミス「」ニコニコ

男「……」





























男「」アタマノLP0

ティアラミス「あら?…………男様?」

《LP回復中……暫くお待ちください》

【世の中わりと不思議】

男「―――――つまり、ティアラミス…さんはカードの精霊で、ここは何か精神的な空間で、なんか出来る様になったから早速やってみたと?」

ティアラミス「えぇ、その認識で問題ないですわ」

男「……………夢…じゃないよなぁ…むしろこんな味覚とか痛覚とかに訴えてくる夢とか見たくない…」

ティアラミス「あら、わたくしとしてはもう少し、取り乱してしまうかもと思っておりましたが…」

男「むしろ一周回って困惑するしかないんですが……というか、なんで今になってこんな事が出来る様になったんですか」

ティアラミス「それは…なんといいうべきでしょうか………色々な事象が重なった、と言えばよろしいでしょうか」

男「?」

ティアラミス「こればかりは、複雑な事柄ですので一概には言えないですわ……ですが一番のきっかけは、幻とはいえ『形』を得た事ですわね」

男「形………あ、もしかして」

ティアラミス「はい、あのデュエルディスク、ですわ」

男「……本当にどうしてこうなった」

ティアラミス「この世は、男様が思っている以上に不思議で溢れておりますわ…うふふ」

男「溢れすぎて目の前に現れるとは思わなかったです…」

ティアラミス「ふふ……さて……わたくし、何もただ驚かせるためだけにこうしてお呼びした訳ではないですわ」

男「ん?………何か?」

ティアラミス「はい……」

ティアラミス「実は…『ほかの方々』の事なのですが…」

【思いの交錯】

男「…ほか、の…?」

ティアラミス「…男様、不思議に思いませんでしたか?あの様にくまなく探しましたのに、デッキが出て来なかった事に」

男「………え…」

ティアラミス「…実は、本当ならわたくし達以外も見つかっているはずなのですわ」

男「それって………どういう…」

ティアラミス「どうにも皆様…複雑な様子と言いますでしょうか…二年という歳月で、それぞれ思うところがあるようですわ…」

男「…………………」

男「………まぁ…それは仕方ない、と思います…今思い返せば、本当にある日パッタリと手を出さなくなりましたから…」

ティアラミス「………………」

男「……まぁ、ですけど…少なくとも、出来れば全部探し出したいとは、思ってたんですけどね…」

ティアラミス「……ふふ、大丈夫ですわ」

ティアラミス「皆様、少しだけ拗ねているだけ…男様がそう思っていてくださるのでしたら、そのうち動きがあると思いますわ」

男「……そうなら、いいんですが…」

ティアラミス「えぇ、わたくしも…それを聞くことが出来て安心しましたわ♪」

男「?…そういえば、他がそうなら、なんでティアラミスさんは……?」

ティアラミス「………うふふ、女の秘密、という事で♪」ニコリ

男「…んー?…気になる……」

ティアラミス「さて男様、そろそろお時間ですわ…何分わたくしも慣れていませんので、今回はこのくらいにしておきますわね」

男「あー、分かりました……とりあえず、時間を見つけてまた探してみようと思います…見つかるかわかりませんけど」

ティアラミス「その気持ちをお持ちでしたら、きっと悪い方には向かいませんわ……それと、なのですが…次は、いつも通りの男様で接していただきたいですわ」

男「あー…いや、なんというかこれは癖といいますか…慣れてない相手だと、つい…」

ティアラミス「存じておりますが……そのような他人行儀、不要でございますわ」

男「えーと…きをつけま……じゃなくて、気を付ける、な?」

ティアラミス「はい♪……それではまた、ごきげんよう…」

男「ん…それ……ねむ……zzz…」

投下終了

こんな感じで進んでいきますのでご容赦を…

それでは、また

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