サシャ「春です」(45)
季節は春…
英語でspring
もの事の始まりの季節
そう…
コニーの季節です
春になるとコニーが一面に現れます
一番コニーが輝く季節
コニーは人々の癒しです
エレン「今年もコニーがいっぱいだな」
蒸かしたコニーの人か
エレン「こうして見ると壮観だな」
エレン「さっそくコニーに癒されて来よう」
ミカサ「エレン、せっかちはいけない」
ミカサ「もっと癒されたいなら待つべき」
ミカサ「もっとコニーを育んでいこう」
エレン「言われなくてもわかってるっての!」
アルミン「そんなこと言って収穫する気満々だったでしょ」
エレン「んなわけねえって」
ライナー「エレンのところはすごいな」
ベルトルト「それと比べて僕たちのとこは…」
アニ「…あんたたちがだらしないからだよ」
ライナー「だらしない?違うぜ!質より量だ!」
アニ「言い訳してる暇があったらもっとコニーを増やす努力をしな!」ゲシ
ライナー「」
ベルトルト「はぁ…癒される」ジョリジョリ
マルコ「今年もまあまあだね」
ジャン「こんなもんだろ、これをミカサにプレゼントすれば…」
マルコ「向こうのほうが質も量も高い以上無理だ」
ジャン「うるせぇ!」
ユミル「なんかコニーってさ」
クリスタ「?」
ユミル「馬鹿って感じだよな」
クリスタ「もう!そんなこと言ってるといいコニーが育たないよ!」プンプン
ユミル「まあまあ怒んなって」ケラケラ
ユミル「これに馬鹿は褒め言葉だって」
クリスタ「だからそんなこと言うと…」
ユミル「大丈夫だろ」
そして春は過ぎていき
夏がやってきます
春よりコニーは大きくなります
そして春特有の癒し成分は消え、代わりに活発さが芽生えます
元気なコニーを見ているのも乙なものですよ
ユミル「あ!!待てこの馬鹿!!」
クリスタ「もう!!ユミルがバカバカいうから言うこと聞かなくなったじゃない!!」
ユミル「いや!こんなことになるとは思わなかった!」
クリスタ「どうするの!?」
ユミル「いやさっぱりわからん!正直反省してる!!」
クリスタ「ほんとに?」
ユミル「ほんとほんと!!」
クリスタ「じゃあもっと愛情込めて育ててね!」プンプン
ユミル「はい」
ライナー「…なあ」
ベルトルト「なんだい?」
ライナー「俺たちのところのコニーは大人しいな」
ベルトルト「そうだね」
ライナー「これでいいのだろうか」
ベルトルト「心なしか他のコニーより小さい気がする」
アニ「…はぁ」
ライナー「ア…アニ?」
アニ「なんか落ち込む」
ライナー「……」
ベルトルト「……」
エレン「俺たちのコニーは元気だ!」
アルミン「ちゃんと言うことも聞いてくれるしね!」
ミカサ「エレンが愛情込めて育んだお陰」
エレン「いやミカサとアルミンのお陰だ」
エレン「俺一人じゃ無理だった」
アルミン「まだ安心するのは早いよ」
エレン「ああ!命の責任はしっかりとらないとな!」
ジャン「…なあマルコ」
マルコ「なんだい?ジャン」
ジャン「俺たちのコニー春と比べて変わって無くね?」
マルコ「…そうだね」
ジャン「何がいけなかったんだろうな」
マルコ「さぁ…」
ジャン「こんなコニーじゃミカサにプレゼントできねえ」
マルコ「たぶんその邪な気持ちが原因だよ」
長い長い夏も過ぎ…
季節は秋
コニーは冬に向けての準備を始めます
少し寂しくなるような切なくなるような…
そんな季節ですね
ジャン「コニー…お前ってやつは…」
マルコ「ジャン、どうしたの?」
ジャン「いやな、うちのコニーが頭を触らせてくれたんだ」
マルコ「本当かい!?」
ジャン「ああ…秋だからモフモフだぜ!!」
マルコ「夏には絶対触らせてくれなかったのに…」
マルコ(でも…もうすぐ…)
ユミル「もう秋か…」
クリスタ「そうだね…」
ユミル「案外早いもんだな…」
クリスタ「うん…」
ユミル「最初は馬鹿でいうこと聞かねえって思ってた」
クリスタ「うん」
ユミル「でも…いざ騒がねえと寂しいもんだな」
クリスタ「愛着っていうのは自然に湧いてくるものなんだ」
ユミル「ああ…」
エレン「もうそんな時期か」
ミカサ「いいコニーだと時期が進むのは早く感じる」
アルミン「そうだね」
エレン「でも…」
アルミン「うん」
ミカサ「必ずその時はやってくるもの」
ミカサ「でもまだ確かにコニーはいる」
アルミン「僕たちは命に責任を持たなくちゃ!」
エレン「…そうだな!」
ライナー「ただでさえ元気のなかったうちのコニーが…」
ベルトルト「もう限界も近いのだろうか…?」
アニ「…認めないよ」
ライナー「?」
ベルトルト「アニ?」
アニ「あんたはまだ頑張っちゃいない!」
アニ「自分の限界なんて決めつけるんじゃないよ!」
アニ「私はあんたに愛情をいっぱい注いだ!」
アニ「少しは答えてくれてもいいじゃないか!」
ライナー「アニ…」
短い短い秋が終わりを告げました
そして季節は冬
コニーはこの季節
長い長い眠りにつきます
そう…
コニーはその生涯を終えるのです…
アニ「……」グス
ライナー「…アニの奴…」
ベルトルト「それだけコニーに愛情を注いでたってことだ」
アニ「…ごめんなさい」グス
アニ「もっと…いっぱい…遊んであげればよかった」グス
アニ「コニー…ごめんなさい」グス
ベルトルト「ライナー」
ライナー「今は一人にしておいてやろう」
ジャン「…畜生」
マルコ「ジャン…」
ジャン「なんでこんなに悲しいんだ…」
マルコ「……」
ジャン「コニーのバカヤロウ」
マルコ「せめて…笑っておくってあげよう」
ジャン「ああ…笑っておくってやるよちきしょう!」
ユミル「あ~あ…馬鹿が逝っちまった」
クリスタ「馬鹿って言っちゃだめだってばー!!」ウワーン
ユミル「悪い悪い」
クリスタ「反省…してる…?」グス
ユミル「ああ」
ユミル(ぜってぇ涙は流さねえ…)
エレン「…逝っちまったな」
アルミン「…うん」
ミカサ「コニーはきっと幸せだったと思う」
アルミン「うん」
エレン「俺たちは命の責任を果たしたかどうかわからない」
エレン「でも…」
エレン「やれるだけのことはした…と思いたい」
ミカサ「エレンは十分責任を果たした」
エレン「いや…まだまだだ」
こうして…
人々はそれぞれの思いを胸に、コニーをおくりました
ある人は謝罪を、またある人は感謝を
コニーは様々なことを私達に与えてくれました
ありがとう…コニー
そして季節は巡り
エレン「今年もこの季節がやってきた」
ミカサ「エレン、前は成功したとはいえ油断しないで」
アルミン「そうだよエレン!」
エレン「わかってるって」
エレン「立派なコニー…育てよう」
エレン「それが前のコニー達から与えられた責任だ」
そう…今年も
ライナー「ああ…最高のコニーを」
ベルトルト「アニ…無理しなくても…」
アニ「大丈夫…私はあの子に…」
アニ「今回コニーを立派なコニーにすることが」
ライナー「前のコニー達へのはなむけだ」
ベルトルト「ああ!」
アニ「立派なコニーにしてみせるよ!」
あの季節が…
ジャン「やってやるぜ」
ジャン「なんだかんだいってハマっちまってるな」
マルコ「そうだね」
ジャン「いいや、ハマってるって言い方は違うな」
マルコ「?」
ジャン「コニーに感謝してるからこそ…だ」
マルコ「…ああ!」
やってくる!
ユミル「いっちょやるか」
クリスタ「ユミル!今回は馬鹿呼ばわりしちゃだめだよ!」
ユミル「んなのわかってるって」
クリスタ「そうやっていっても結局…」
ユミル「今回は大丈夫だ」
クリスタ「?」
ユミル「立派な馬鹿に育ててやる」
冬は終わり…
季節は春
皆いろいろな思いを胸に
今年もコニーの季節がやってきました
あたり一面に広がるコニー
そんなコニー達に皆感謝を込めてこの言葉をおくります
エレン「オアエリ」
ミカサ「オアエリ」
アルミン「オアエリ」
ライナー「オアエリ」
ベルトルト「オアエリ」
アニ「オアエリ」
ジャン「オアエリ」
マルコ「オアエリ」
クリスタ「オアエリ」
ユミル「オアエリ」
こえぇよ…
サシャ「オアエリ」
ナレーション:サシャ・ブラウス
コニー「なんだこれ!?」
サシャ「春です」
アルミン完
こにーがたいりょうはっせいしたゆめをみた>>1です
こわくなってかいてしまっためちゃくちゃはんせいしてる
まああれだくそssってやつだ
ちなみにかこさく
アルミン「女性恐怖症エレン」
ミカサ「私は神に仕えしアッカマン」
キース「罠を疑う?」アルミン「はい!」
鍋パはもうちょっとまって
では
コニーがゲシュタルト崩壊した、乙
なんだこれ
なんだこれ!
>>3
たぶんちがう
おれふかしたこにーをしらない
じゃあおやすみ
不思議な味わいのコニーでした
乙
見ろ!コニーがいっぱいだ♪
群生したコニーはともかくオアエリはやめろよ
めちゃくちゃ怖えーよ!!
あなたのえすえすはすきだよ
なべぱたのしみにまつてる
またおまえか
つぎのえすえすもたのしみにしてるぞ
俺の近所の公園にある芝生も、もしかしたら大量のコニーの頭頂部かもしれないな
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