P「芳乃」
芳乃「何でしょうー」
P「アイドル活動に熱心なのはいいんだが……オフは遊んでもいいんだぞ」
芳乃「遊ぶと言われましてもー何をすればいいかわからないものでしてー」
P「趣味とかは?」
芳乃「趣味ですかー」
P「おう、仕事がない時に熱中できる趣味をだな!」
芳乃「なるほどー……少し考えてみますねー」
――――――
『芳乃のお悩み相談室』 ババーン
P「……」
芳乃「趣味を大々的に行うことといたしましたー」
P「お前がそれでいいなら、いいよ」
ガチャ
加奈「あの!お悩みを解決してくれるって本当ですか!?」
P「何で知ってんの!?」
加奈「頭の中に声が……」
P「え!?」
芳乃「アイドルたるものーその程度できなくてどうするのですかー」
P「(アイドル アイドルってなんだ)」
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1401344899
依田芳乃(16)
http://i.imgur.com/DUzNncq.jpg
今井加奈(16)
http://i.imgur.com/sPmjXHU.jpg
――――
加奈「……アイドルになってから少し経つんですけど」
芳乃「はいー」
加奈「なんだか……他の子に比べて、個性が弱いなって感じることがあるんです」
芳乃「なるほどー」
加奈「あ、これお供え物です」
芳乃「お心遣い助かりますー」
P「(何でお供え物!?何でお茶とおせんべい!?)」
芳乃「個性というのはそんなに重要なものなのでしょうかー」
P「うーん。あるに越したことはないけどなぁ。そりゃ」
加奈「やっぱり、人気が出る子って、それだけ個性が強い子が多い気がして……」
P「ま、否定できない部分はあるなぁ。個性が強い奴のCD化は結構速いイメージだ」
加奈「だから私も!何か個性が欲しいんです!」
芳乃「個性と言うものはーその人自身の生い立ちや性格から自然に表れてくるものといいますかー」
加奈「うっ」
芳乃「後付けの個性はーそれこそ付け焼刃のように不自然なものとなるでしょうー」
加奈「うう……」プルプル
芳乃「しかしー」
加奈「!」
芳乃「何事もやってみなければわからないものでしてー挑戦すること自体には意味がありますー」
加奈「……」
芳乃「なのでー付け焼刃の個性でもー自分にあったものが見つかるかもしれないでしょうー」
加奈「……なるほど!!」
登場したばかりなのにキャラを把握してるだと……!?
―――――
芳乃「芸の基本はーまず真似事からといいますかー」
芳乃「参考になりそうなものをーとにかく取り入れていくだけでも効果はでるものでしてー」
加奈「…‥なるほど!」メモメモ
P「参考になりそうなもの……?シンデレラガールとか?」
加奈「……はっ!」
P「いや、そこまでのリアクションは求めてないぞ」
芳乃「高い位置にいるということはー必然的にーその理由があるわけでしてー」
加奈「その秘密が……個性にあるかもしれないってことですか!?」
芳乃「そうとは言い切れませんがー関係がないとは言えないでしょうー」
加奈「……シンデレラガール三人の個性……」
ホンワホンワ
愛梨「暑いので脱ぎますね!」ヌギヌギ
蘭子「闇に飲まれよ!」
凛「ふーん、アンタが私のプロデューサー?」
ホンワホンワ
加奈「確かに個性的でした!」
芳乃「おそらく偶然ではありませんーそれぞれを想起させるようなー言葉もあるはずでしょうー」
加奈「……そ、そうです!」
芳乃「まずは彼女らの個性を取り入れてみるのもー一つの方法と言えるでしょうー」
十時愛梨(18)
http://i.imgur.com/ydFwBEE.jpg
神崎蘭子(14)
http://i.imgur.com/cGch84L.jpg
渋谷凛(15)
http://i.imgur.com/NbLUo7W.jpg
加奈「個性を取り入れる……」
加奈「(まず愛梨さんは脱衣だよね。とにかく脱ぐこと……)」
加奈「(次に蘭子ちゃんは……かっこいい、言葉、かな……?よくわかんないや)」
加奈「(凛ちゃんは……クールな振る舞い……かっこいい言葉と合うかな?)」
加奈「(かっこよくて……クールで……)」
芳乃「二つの個性を兼ね備えたー新たな個性と言うものもあるわけでしてー」
加奈「(……わかった!英語だ!!)」
加奈「(覚えたての英語はちょっと中二病っぽくて、でもかっこいい!!)」
加奈「(さらに言えばクールな要素も含んでいる!)」
加奈「(これだ!!)」
芳乃「閃きましたか―」
加奈「はい!」
芳乃「まずは実践あるのみでしょうープロデューサーに評価していただきましょうー」
――――――
P「……シンデレラガールを参考にした全く新しい個性?」
加奈「はい!!」
芳乃「彼女からー良い気を感じますー」
加奈「ミュージック、スタート!!」
カチッ
~♪ ~♪
加奈「ぐっもーにん……えぶりわん」
P「(ひどい発音だ)」
加奈「まいねーむいず かな!」
ヌギッ!
P「!?」
加奈「おーう……あいむ、ほっと、そうほっと……」
※I'm hot so hot すごく暑いですね
~♪ ~♪
ヌギッ……
P「ちょ……」
加奈「イエース……イエス、カモン……」
ヌギッ…… ヌギッ……
P「ストップ」
加奈「はい?」
P「これストリップショーじゃねぇか」
案その一『シンデレラガールの個性を取り入れる』
→どうみてもストリップショーになってしまったため失敗。
依田ァ!
そらちんが泣いた
―――――
芳乃「気に病むことはないでしょうー」
加奈「そうですか……?」
芳乃「人間は誰しも、過ちを犯すようにできているものでしてー」
芳乃「しかしそれこそが人間らしさというものでしてー」
加奈「ありがとうございます……」メモメモ
芳乃「先ほどの失敗はー個性を良く知らなかったことが原因でしてー」
芳乃「自分で個性を創り上げる、つまり個性の神に教えを乞えば良いといいますかー」
加奈「個性の神……!?」
芳乃「はいー、ここにもいるはずでしょうー作り上げられた個性で活躍している方がー」
P「あっ……」
―――――
菜々「お話は伺いました」
加奈「はい!」
菜々「個性が無くて悩んでいることはわかりました」
芳乃「そういうわけでしてー」
菜々「でもなんで菜々なんですか!?菜々は別に作ってませんよ!?」
P「好きなアニメは?」
菜々「レイアースですけど?」
P「ほら」
菜々「しまった……!?」
※魔法騎士レイアース 1994年~1995年にかけて放映されてたアニメ。1997年にはOVA化もされた。
少女漫画には珍しく、巨大ロボットに搭乗して戦ったりする。
安部菜々(永遠の17歳)
http://i.imgur.com/5dbEgyn.jpg
芳乃「この方ならー個性について詳しいでしょうー」
菜々「もー……私がわかってる部分だけですよ?」
加奈「お願いします!」
菜々「まず、個性は『総合性』だと思います」
加奈「総合性?」
菜々「はい、外見、性格、年齢……その他全ての要素を複合してひとつの『個性』となるんです」
加奈「……」メモッ?
P「なんだか難しい話になってきたな」
菜々「聞いてきたのはそっちじゃないですか!」
菜々「例えば愛梨ちゃんは……あの明るい性格、物事を気にしないおおらかさ、ゆるい服、素晴らしいスタイル」
菜々「それらに『暑がりですぐ服を脱ぐ』という要素はぴったりだったという事です」
加奈「……ぴったり?」メモッ
菜々「逆に考えてみてください」
芳乃「……」
菜々「愛梨ちゃんが『口が悪い』『冷たい』『脱がない』『つるぺた』」
菜々「これらの要素を、どれか一つでも含んでいたとしたら……?」
P「なんかもう……それは愛梨じゃないな」
加奈「!」
菜々「そうなんです。要素とは相反するものでもあるんです。
なので、無理に自分に合わない個性を追加することは、それもまた無意味……」
芳乃「……この世界にもーなかなか面白い人間がいるものなのですねー」
菜々「つまり、菜々が言いたいこととしては、『個性』を一つのものと考えない方がいいってことです!」
菜々「いろんな要素が混じって、初めて『個性』と呼ばれるものになるんじゃないですかね?」
菜々「もちろん、菜々は17歳なのでよくわかりませんがっ!」キャピーッ!
芳乃「そなたー」
P「なんだい」
芳乃「この人間はー何なのですかー?」
P「自称・宇宙人だ」
芳乃「最近のアイドルにはー宇宙人もいるものなのですねー」
P「神でも把握してないのか」
芳乃「この世界にはー八百万の神がいるものでしてー」
芳乃「それぞれがーそれぞれの持ち場を見ているだけにすぎないわけでしてー」
菜々「(この子……何者?)」
加奈「個性は総合……個性は総合……」メモメモ!
え?何?暫く提督になってた間に神様までスカウトしてんのモバP(困惑)
とんでもねぇあたしゃ神様だよ
どちらかと言えば神代かね
―――――
案その二『個性を教わる』
→個性に詳しい謎の宇宙人に聞けてきっちり理解!大成功!
芳乃「個性については理解しましたかー?」
加奈「はい!」
芳乃「ならばーあなたに合う個性を見つけていくべきということでしてー」
芳乃「まずは自分の要素を理解しておくべきでしょうー」
加奈「自分の要素……」
P「加奈の要素かぁ……メモ娘とか?ドジとか?」
加奈「なんでそんな微妙な感じなんですか……!?」
P「事実っちゃ事実だし……」
加奈「うう……」
芳乃「それではーそれに合う要素をー、見つけていけば良いと言う事でして―」
加奈「私に……合う要素」
P「加奈に合う要素……?」
加奈「……はっ!わかりました!」
P「お、何がだ」
加奈「特技です!」
P「特技……?」
加奈「そう……私にもなにか……目立つような特技があれば!!」メモォ!
芳乃「自らの向上心はーその人を高みに導いてくれるといいますかー」
加奈「なので……なにか特技になるようなことを身に着けたいです!」
加奈ちゃんはそのままがいいというのに
みうさぎと同じよ
――――――――
あやめ「それでわたくしのところに来たというわけですか」
加奈「はい!忍術を教えてもらおうと思って!」
あやめ「ニンニン!そういうことであれば不肖浜口あやめ!協力致します!」
P「(何か違うような……)」
芳乃「大切なのはー結果なのではなくー過程なのでしてー」
あやめ「本来忍術は長期間の修業が必要ですが……今回は簡単かつ一日で学べるものに致しましょう!」
―――― プール
P「……なんでここ?」
あやめ「今回教えるのは『水上走り』!水を使った簡単な忍法です!」
加奈「水上走り……?」
あやめ「やり方は簡単です。まずは水に右足をつけます」
チャプ……
あやめ「次に―――」
ザパッ!!
あやめ「『右足が沈む前に』!『左足を水につける』!!」
パシャッ!!
あやめ「あとはそれを繰り返し!」
パパパパパパパパパパッ!!
P「……」
芳乃「……」
加奈「右足をつけて……左足……」
P「(できるのか……?)」
芳乃「……人の力は未知数といいますかー」
浜口あやめ(15)
http://i.imgur.com/pRGZJk2.jpg
――――
加奈「やってみます!」
あやめ「ニンニン」
加奈「(右足をつけて……)」
チャプ
加奈「(左足ッ……!)」
ザパッ
ドッポーン
P「ですよねー」
芳乃「仕方ないこともありますといいますかー」
――――
あやめ「次は水蜘蛛の術です!」
P「水蜘蛛?」
あやめ「さっきの水上走りより難易度の低い技ですね」
加奈「ふむふむ……!」メモメモ
あやめ「この水蜘蛛を使います」
P「そのままだな!?」
あやめ「これを足に装着して……」
ごそごそ
加奈「……えっと」
ごそごそ
パシャッ……
あやめ「これで!水の上を歩くことができます!」
スイー
加奈「できましたーー!!」
スイー
P「おお!やったな!」
加奈「はいこれで私もにん」
ズルッ
ドッポーン
P「 」
芳乃「……」コクリ
あやめ「 」
ここのあやめ殿は武吉くんかな?
加奈ちゃんは謙虚でひたむきで頑張り屋なのが個性。
――――――
案その三『忍術を身に着けて個性アップ』
→そもそも向いてないため失敗
芳乃「人には向き不向きがあるというものですねー」
芳乃「とりあえずなんでもやってみようというその前向きさは良いのでしてー」
加奈「……すみません」
芳乃「気に病むことはないでしょうー、次へ参りましょうー」
P「そもそもアイドルに忍術は必要ないだろ……」
期待
あやめちゃん、ガチで水の上走れたんだ
俺、ずっとユッコみたいななんちゃって系で忍術なんか出来ないんだと思ってたよ……
―――――――
加奈「そもそも人の個性を真似る時点でおかしかったんです!」
P「確かに」
芳乃「失敗にも意味があるということですねー」
加奈「私流の新たな個性を見つけ出して見せます!」フンス
P「今いない個性のアイドルか……」
加奈「……」
P「スイーツ好き、脱ぎたがり、セクハラ魔、ニート、中二病……」
P「バリエーションが多すぎてむしろいないアイドルがいないような」
加奈「いるはずです!」
芳乃「世界は非常に広いものでしてー」
芳乃「ありとあらゆる要素を取りそろえることはー至難だといえましてー」
加奈「うちにさえいない個性……」
P「たとえば……弁護士系アイドルとか?」
加奈「弁護士系アイドル!?」
―――――
ダンッ!
加奈「異議あり!」
芳乃「許可しましょうー」
加奈「被告人の発言に矛盾があります!」
P「ナニィ!?」
芳乃「具体的には何がでしょうー」
加奈「えっ」
P「……」
加奈「……」
P「向いてないな」
加奈「ですね」
歌人系アイドルはまだいないな
いつものメモ書きを筆で書くようにすればそれっぽく見える?
―――
P「……記憶喪失系アイドル?」
―――
加奈「……あなたは、誰ですか?」
P「どうしたんだ加奈!」
加奈「すみません……ここ数か月の記憶が……」
P「ナニィ……!?」
加奈「……」
P「……」
加奈「発展しませんね」
P「だな」
―――
P「霊能力者系アイドル」
―――
加奈「ここに悪霊の気配が……!」
P「ナニィ!」
加奈「りんぴっとうしゃかいじんれつ……!」
ブツブツ
芳乃「……」
小梅「や、やめてほしい……」
P「お前いつの間に」
小梅「霊力が無くても言霊があるので……」プルプル
P「マジか……」
加奈「ごめんね……」
白坂小梅(13)
http://i.imgur.com/IRvfCRu.jpg
P「歌人系アイドルとか」
―――
加奈「ふといつも まわりをみれば おもうこと
おとなのように はやくなりたい」
P「それ川柳っていうか愚痴じゃないか」
芳乃「願望がダダ漏れでしてー」
加奈「朝露の……」
加奈「あさ……」
加奈「……」プルプル
P「うん、無理言ってごめんな」
芳乃「チャレンジする精神こそが大事なのでして―」
―――
P「精神不安定系アイドル」
―――
加奈「アヒッ……ヒィッ!!」
ガタガタガタッ!
P「か、加奈……!?」
加奈「近寄るなァ!!!」
バッ!!
ドサッ!!
P「くっ……!」
芳乃「……」
P「……」
加奈「あの……そろそろ」
P「ごめん、俺が悪かったよ。うん」
P「(ドラマの仕事増やそう)」
P「ロリババァ系アイドル」
―――
加奈「ワシはおぬしらより100年長く生きておる……」
P「うーん、いまいちだな……」
加奈「えーっ?じゃあどんなのがいいですか?」
P「キャピーン!カナカナ星からきたカナピョン星人ですよーっ☆とかは?」
菜々「なんか遠回しに菜々のことディスってません?」
P「ごめんなさい」
加奈「いたんですね」
芳乃「彼女はー何か特別な気を感じるといいますかー」
―――
P「ハムスター系アイドル」
―――
加奈「ヒマワリの種ー!!」
もぐもぐっ!
加奈「ほお袋に溜めておきます!へけっ!」キュピーン!
P「あのさ」
加奈「はい、なんでしゅの!?」
P「ちょっと、『しれぇ!』って言ってくれない?」
加奈「は、はい……?」
P「いや、なんでもないんだ!」
芳乃「別世界の電波を受信したような気がするのでしてー」
P「魔法使い系アイドル!」
―――
加奈「ファイア!!」
加奈「……ファイア!ファイア!!」
P「……」
芳乃「……」
加奈「……」
P「ごめん……」
加奈「……できるわけないですよね普通」
ボゥッ
芳乃「(あっ、できてしまいましたがー……これは見なかったことにしてきましょうー)」
―――
P「大道芸系アイドル」
―――
加奈「いつもより多く回っておりまぁ~っす!!」
クルクルクルー
加奈「……ッ」
クルクルクル……
加奈「……おえっ」
P「加奈あああああああああ!!」
芳乃「回るものを見続けてー、目を回すのは当然なのでしてー」
自称・偉人の生まれ変わり系アイドル
超☆借金持ち系アイドル
椅子学者・椅子愛好家系アイドル
雲竜派釘バット職人系アイドル
公共の乗り物大好きアイドル
ヤバい面白いww
わりとハムスター似合いそう
P「乗馬系アイドル……?」
―――
パカラッ!パカラッ!
加奈「ハイヨー!シルバー!」
ヒヒィイ~ン!
加奈「ハッ!」
加奈「あっ」
ズル
ドシャァァーッ!!
P「……大丈夫か?」
加奈「……どちらかというとプロデューサーさんが大丈夫ですか?」
芳乃「女の子の下敷きになることはー、とある業界ではご褒美なのでしてー」
―――
P「自称・生まれ変わり系アイドル」
―――
加奈「私はジャンヌダルクの生まれ変わりです!!」
バーンッ!!
P「おお!」
芳乃「……」
加奈「……あの」
P「ん?」
加奈「ジャンヌダルクって……どんな性格なんですか?」
P「えっ」
芳乃「聞いてくることもできましてー?」
P「あ、いやいいよ」
加奈「(誰に!?何で!?どうやって!?)」
建築関連(not土方)アイドル
フェンシング系アイドル
やさぐれ(not森久保)アイドル
寒がりアイドル
などもあるぞ!
P「……公共の乗り物大好き系アイドル?」
―――
加奈「見てください!あの電車は今年で運行が終了してしまうんです!」
P「へー」
加奈「1997年以降から継続的に人気があった車両なんですが……物寂しいものがありますね」
P「ほー」
加奈「聞いてます?」
P「メモ通り喋ってるだけだろ」
加奈「うぐっ」
芳乃「そもそもそういったものはー、興味が持てない時点で無意味なのでしてー」
―――
P「……建築系アイドル」
―――
カンカンカンッ!
加奈「へへ、オイラっちにかかればこの程度!」
カンカンゴッ
加奈「~~~ッ!?」
ジンジンジンジンジン
P「ハンマーを使う時はちゃんと手元見ような……」
加奈「ひゃい……」
ジンジンジン
虫博士系アイドル
超常現象好き系アイドル
骨董趣味・鑑定人系アイドル
盆栽、アクアリウム、ガンプラ系アイドル
プロペラ機・ハングライダー系アイドル
>乗馬アイドル
浜川さん「」
P「やさぐれ系アイドル」
―――
加奈「……へっ」
P「……」
加奈「どーせね?どーせ私なんてちんちくりんですよ……」
加奈「へっ……」
P「……アイドルじゃないな」
加奈「……ですね」
芳乃「ファンの方に申し訳ないのでしてー」
―――
P「虫好きアイドル」
―――
加奈「見てください!ダイオウグソクムシですよ!」
P「何でいるの!?」
加奈「可愛いですよね!この独特のラインが」
ゴソッ
加奈「ヒッ!!」
ビクゥ!!
P「……」
芳乃「……」
加奈「虫は……普通に苦手です……」
P「だろうな……」
―――
>>42
P「あっ……ごめん浜川さん……素で忘れてた」
芳乃「そなたにもミスがあるのですねー」
ママチャリアイドル
P「鑑定士系アイドル」
―――
加奈「おおっ!この石は……!」
加奈「……」
加奈「……すみません、これなんですか?」
P「……これ、ホープダイヤモンドじゃね?」
加奈「そうなんですか?神様にもらったんですけど……」
P「(芳乃の呼び方は神様で決定なの!?)」
P「(そして何でホープダイヤモンド!?)」
芳乃「そのあたりで拾ったものなのでー、気にしない方が良いものでして―」
P「拾うのか……?これ」
―――
P「鳥人間系アイドル」
―――
ビュォォォォ……
P「ここなら大丈夫か」
加奈「……いきます!」
バッ
バサバサッ!!
P「おお!本当に飛んでる!」
バサッ
ブワァッ
P「あっ」
ヒュルルルル……
P「加奈ァー!!!」
芳乃「神よー、彼女を助けたまえ―」
P「あれ?芳乃って神じゃなかったっけ?」
芳乃「具体的には違うものでしてー」
―――――
P「……駄目だな」
加奈「……駄目ですね」
芳乃「ここまでがんばったことは素晴らしいことでしてー」
P「途中のハムスター系はありかなって思ったけどな」
加奈「本当ですか!?」ヘケッ!
ガチャ
かな子「おはようござ……あれ?加奈ちゃんって今日レッスンあったっけ?」
加奈「かな子ちゃん」
P「いや、別にそういうわけじゃないんだよ」
芳乃「私のお悩み相談室の件でしてー」
かな子「えっと……新人の依田さん?」
芳乃「気軽に芳乃様で結構なのでしてー」
P「気軽かそれ?」
加奈「実は……
―――
かな子「個性かぁ……」
P「そうだ、色々試したけどどうもな……」
かな子「……あの、必要なんですか?それ」
P「え?」
かな子「だって加奈ちゃんは頑張りやさんで……真面目で……
ちょっと頼りないところはありますけど、年下の子にも優しくって……」
かな子「今のままで、十分魅力的だと思うんです」
加奈「か、かな子ちゃん……!」
かな子「あはは。個性なんて、案外自分じゃわからないものだよ」
P「お前のは尋常じゃないくらいわかりやすいけどな」
三村かな子(17)
http://i.imgur.com/CiX0maE.jpg
加奈「……そっか、そうだよね」
P「何か、わかったのか?」
加奈「神様、プロデューサー、今日は協力してくれてありがとうございました!
でも私、自分の……このままの私でがんばってみたいです!」
芳乃「それも貴方が選ぶ道なのでーきっと正しいものでしょうー」
芳乃「意思の力はー、思いのほか強大なものでしてー」
P「おう、加奈が納得できる答えを見つけられたなら……俺たちも協力したかいがあった!」
かな子「……解決ですか?」
加奈「うん!かな子ちゃんもありがとう!」
――――
P「いやぁ今日は疲れたー。しかし無事加奈の悩みが解決して良かったなぁ!」
芳乃「この充実感はー他には代えがたいものでしてー」
P「お前が趣味にする気持ちもわかるよ……」ニコッ
P「それじゃ、俺はそろそろ」
芳乃「お待ちをー」
P「えっ?」
ガチャ
乃々「悩みが解決するって本当ですか……?」モジモジ
ありす「頭の中に声が聞こえたので」
幸子「フフーン!可愛いボクが来ましたよ!特に悩みはありませんがね!」
P「えっ」
芳乃「さぁー彼女たちの悩みも解決しましょうー」
P「もう勘弁してくれ!!」
終わり
■おまけ やっぱり適正はあった
加奈「……」
パクパク
加奈「(この前はなんとなくノリで食べてたけど)」
加奈「(ヒマワリの種って結構おいしいな~!)」
パクパク
ガチャ
みく「おはようございにゃー……」
ピクッ
加奈「~~♪」 ポリポリ
みく「……」 ウズウズ
ガバーッ!!!
加奈「きゃあああああっ!?み、みくちゃん!?」
みく「あ、ごめんにゃ……つい、何故か体が勝手に動いてしまったにゃ……」
加奈「ど、どういうこと……?」
P「(ああ、トムとジェリー、的な……?)」
森久保乃々(14)
http://i.imgur.com/NfP7uHH.jpg
橘ありす(12)
http://i.imgur.com/Sx3dInI.jpg
輿水幸子(14)
http://i.imgur.com/CKuTeFy.jpg
前川みく(15)
http://i.imgur.com/QFeKUK7.jpg
以上です。岡山の新人が可愛かったのでつい。
あと加奈ちゃんメインはもっと増えてもいいと思いました
芳乃ちゃんいいキャラだなー
乙
乙
加奈ちゃんは前歯のせいでげっ歯類のイメージがあるわ
次は岡山出身の新人もお願いします
>>27
ユッコだってガチだから!
ちゃんとサイキック(力技)でスプーン曲げられるから!
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