扇風機「私は扇風機」 (18)

扇風機「二年前、ご主人様は私を買ってくれました」

扇風機「買った時は真夏の日。
ご主人様は「暑い暑い」と言いながらダンボールの中にいる私を取り出しのを覚えています」

おばさん?

扇風機「必死に羽を回転させてる私にご主人様は「安いのにいいじゃんこいつ」と言ってくれました」

扇風機「初めての仕事で褒められてとても嬉しかったです」

扇風機「その日から約二ヶ月間ぐらいでしょうか、私を毎日使ってくれました」

>>2
ご主人様は男だよ

似たようなの見たことある

>>5
それは申し訳ない
パクリではないから見ていってくれ

扇風機「私は毎日羽を回してとても疲れましたが、」

扇風機「ご主人様は週に一度、私を水雑巾で拭いてくださり」

扇風機「そのおかげで毎日サボらず仕事をこなせました」

扇風機「さらに日にちがたち、」

扇風機「紅葉が綺麗な秋になりました」

扇風機「それからはまたダンボールの中での生活が始まりました」

扇風機「仕方ないです。夏は過ぎたのですから」

扇風機「私はコタツさんとバトンタッチしました」

扇風機「秋、冬になり、春。そしてまた夏が来ました」

扇風機「その年の夏はとても暑く、貧乏だったご主人様でも、私を使わずクーラーさんを使い始めました」

扇風機「久々に使われたクーラーさんは喜んでる様子でした」

扇風機「それを見ると、(よかったなー)と思いました」

扇風機「しかし、ある日ご主人様にとって不幸が起きました」

扇風機「私を使い涼んでいましたら遅刻する時間になり、急いでいたご主人様は家の鍵を閉め忘れ、」

扇風機「空き巣が家にはいってきたのです」

扇風機「ご主人様の家の家具達は必死で応戦しましたが、所詮、手動か電気さんがなければ動けない物」

扇風機「ご主人様は家を出る時、全てのコンセントを抜いてしまいまっていて家具達は動けませんでした。が、」

誰かみてる?

扇風機「なんと私だけは唯一コンセントがさされていました。抜くのを忘れていたのでしょう」

扇風機「私は頑張りました」

扇風機「電気さんの力を最大限に借り、壊れる覚悟で羽を回し」

扇風機「耐えきれなくなった羽を空き巣へ投げ飛ばしました」

扇風機「私の羽は最大スピードで当たり、空き巣は怒り私を蹴飛ばして家を出て行きました」

扇風機「皆は大変頑張った!と喜んでいますが」

扇風機「私は今にも眠りそうでした」

扇風機「空き巣に蹴飛ばされた時、大事な配線が壊れてしまったのです」

扇風機「そして遂に私は…眠りました」

それからは記憶にありません。
私はどうなったのか…多分壊れてしまったのでしょう
ですが、私は家の家具達にお別れは告げませんでした
またご主人様の家具になれると思ったからです
扇風機サイドfin

家の鍵を閉め忘れてしまった、その焦りが足を早くさせる
「朝は余裕持って生活しろっ!!」と母にキツく言われていたのに、全く忘れていた

家の扉を前にするが、開けれない
もし空き巣が入っていたら鉢合わせするからだ

手を震わせながら、音をたてず扉を開ける

見えたのは______扇風機の羽が辺りに散っており、そのせいで照明のガラスが割れていた

空き巣が入っていなかったのは安心だが、扇風機にはとことんイラつかせた
なんだこの不良品
安く買えるのはこうなる事があるからか?


羽がない扇風機を捨てに行こう
近所のゴミ捨て場でいいか?

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続けて

>>13
人がいないからもう終わっちゃったw
これが言う駄ss主かw

思い出したボールペンの奴か

>>15
あー!緑ボールペンなら見たことあります

しえん

見てるよー

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