ジャン「なあライナー、ベルトルト」(88)

ジャン「俺たちは何を見せられてるんだろうな」


ライナー「気持ちは痛いほどわかるが……我慢するしかねぇだろ」


ベルトルト「ミカサがエレンといちゃいちゃするのはまぁ、全然気にならないけど」


ベルトルト「クリスタがユミルといちゃいちゃしてるのはきつい……」


ユミル「パンがほっぺについてるぞ」ペロッ


クリスタ「もう!普通にとってよ……///」


サシャ(食べたかった……)


ライナー「なんだよ!ユミルからの一方的な愛じゃなかったのかよ!」バンッ!


ジャン「いつからだろうな、クリスタまでああなっちまったのは」


ライナー「間違いなく昨日の夜からだ…」

ベルトルさん………

ベルトルト「そうだね……一体何が」


アルミン「君たちもあの光景を見てしまったからそうなってるんだろ?」


ライナー「アルミンか」


ジャン「アルミン、同情するぜ……」


ライナー「幼馴染二人がくっ付いていちゃいちゃし始めた挙句、クリスタとユミルまで……」


アルミン「……」


ベルトルト「皆で傷を舐めあおう……」


アルミン「ライナーだってクリスタと結婚したいって言ってたじゃないか……」


アルミン「ジャンだって!訓練初日からミカサのことが好きだったのに!」


ジャン「もういい、よせ……」

ライナー「よりによってユミルか……アルミンなら多少は許せたかも知れんが」


ベルトルト「同感だね。なんだか兄妹みたいだ」


アルミン「もう……やめてくれ……これ以上は……無意味だ……」


ベルトルト「ごめん……」


ライナー「俺はクリスタじゃなきゃダメなんだよ!」


ライナー「なのになんであんなソバカスに……!」


ベルトルト「ライナー、抑えて」


ジャン「いくらなんでも言いすぎじゃないか?」


ライナー「すまん…だが逆に考えればクリスタの相手がユミルでよかったかもしれんな」

ベルトルト「なるほどね…」


ジャン「男じゃなけりゃいいわけだ」


ライナー「そういうことだ。精神衛生面での問題だ。クリスタが他の男を好きになるのが問題なんだ」


ジャン「若干キモイがわかるぜ」


アルミン(その気持ちを現在進行形で味わっているジャンの精神は……これ以上はよそう)


アルミン「なにもモテたい訳じゃないのに!ただ隣で笑ってくれる人がいて欲しいだけなのに!」


ライナー「俺はクリスタにこだわりすぎていたのかもしれんな……」


ジャン「俺はミカサにこだわり続けるが」


ベルトルト「ジャンはミカサを諦められる?」


ジャン「諦められるわけねぇだろ? 2年前から俺はそう決めてる」

アルミン「そこまで想われるなんてミカサは幸せ者だよ」


ライナー「想われすぎるのも考え物だがな」


ベルトルト「ジャンはこれからどうするつもりなのかな」


ジャン「俺は……応援するぜあいつらを」


アルミン「正気か!?エレンを応援するの!?ジャンが!?」


ベルトルト「アルミンも酷いな」


ジャン「そうだ。そのほうがミカサが幸せだってんなら、俺は結婚式にだって出てスピーチしてやるよ」


ベルトルト「漢だ……尊敬するよ」


ライナー「俺には覚悟が足らなかったようだ……ジャン、お前ならミカサを幸せに出来る」


ジャン「できねぇよ……誰しもあの死に急ぎ野郎みたいにな……モテねぇんだ……」


アルミン「ジャン……」


アニ「辛気臭いねここは」


ライナー「おいアニ、ここは神聖なボーイズトークの場だぞ」


アニ「モテない男が寄り集まって傷の舐めあい、の間違いじゃないのかい?」


ジャン「その通りだ……でもお前だってモテねぇだろうが」


アニ「興味ないね」


ジャン「興味ないぃ?冗談だろ?格闘訓練で寝技と称して密着しまくってんのは誰だったっけ?」


アニ「別にエレンとはそんな関係では……ゴニョゴニョ」


ジャン「あれ?俺は名前を出した覚えはねぇがな?それにお前、密着してたこと否定しねぇのな」

ベルトルト「ジャン!その辺にしておくんだ!」


ライナー「死ぬぞ!命が惜しいなら土下座しろ!」


アルミン(今ので二人がどういう目でアニを見てるかわかっちゃったよ)


アニ「うるさい!」ダッ


ライナー(無事だった)


ベルトルト(死ぬかと思った)


アルミン(ジャンに言葉責めされるアニ……ありかも)


ジャン「……あいつだって傷ついてんだよ。アレを見せられて」


ライナー「そうだな。あいつだって年頃の女の子なんだ……こ、恋ぐらいするよな!」


ベルトルト「ライナーはちょっと口を慎むべきだよ」


ジャン「だから、あいつには俺の役に立ってもらおうと思ってな。あいつにとっても得だし」


ベルトルト「憲兵団になるジャンならミカサを幸せに出来る…!」


アルミン「…なんで罪の無い人間が苦しまなくちゃいけないんだ!兵士たるもの、不純異性交遊などもってのほかだ!」


ライナー「まったくだ!乱れた連中に天誅だ!」


ベルトルト「そこまでしなくても……」


ジャン「だがな、クリスタとユミルのせいで訓練兵団の士気は確実に落ちてる。ほら見てみろ」


トーマス「なんでだ……クソッ」


ダズ「ちょっとトイレいってくる……」


コニー「なんか皆元気ないな!」


サシャ「なんかあったんでしょうか」


ライナー「……落ちてないのもいるな」


ジャン「アレは例外だろ」


ベルトルト「ブレないなーあの二人は」


アルミン「逆にミカサはすごい士気上がりそうだよね」


ライナー「勝てる気が全くしない」


ベルトルト「あんな筋肉ゴリラ女を選ぶジャンとエレンの気が知れないよ」


ジャン「はは……全くだよな……なんで、あんな女なんか好きになっちまったんだろうな……」


ライナー「ジャン、もう休め…!お前には休息が必要だ!」


ベルトルト「ジャン、ごめん……」


アルミン「顔色もひどい!呼吸も荒い!明らかに体に異常をきたしてる!」



ジャン「俺はあんなヤツには負けねぇ……全部の科目で勝ってやる」


ライナー「お前、応援するんじゃなかったのか?」


ジャン「俺がミカサを奪えなかったときの話だ。結婚しちまったら……俺はあいつらに迷惑かけるだけじゃすまねぇからよ」


ジャン「じゃあな。俺は何をしてでもあいつに勝って、ミカサを奪う」


アルミン(エレン浮気騒動でも起こしそうな勢いだ)


ライナー(さすがにそこまで姑息なヤツじゃないと思うが)


アルミン(直接脳内に!?)






ジャン「アニ」


アニ「ハァ……」


ジャン「話聞けよ!」


アニ「どうせミカサをエレンと引き離せって言うんでしょ?」


ジャン「お前にとっても悪い話じゃねぇんだけどな?」


アニ「どういう意味?」ギロッ


ジャン「悪い悪い!あのな!付き合ってくれ!」

アニ「は?……あんたミカサは諦めたの?」


ジャン「エレンと付き合ってくれ!頼む!」


アニ「そういうこと……」


ジャン「な?悪い話じゃねぇだろ?」


アニ「いやだから」


ジャン「だから…アニ……お前…本当に…頼むぞ?」ガシッ


アニ「うん……」

ジャン「じゃあな!」


アニ「ジャン、あんた健気だね」


ジャン「お前もな」


アニ「…じゃあね」


アニ(ゴリ押しに弱いな私……)

格闘の時間


ジャン「おいアニ」


アニ「わかってるよ……エレンだね?」


ジャン「悪い話じゃなかっただろ?」


アニ「ハァ……あんたの考えてることなんかお見通しだよ」


アニ「私と浮気したと思われたエレンはミカサに愛想を尽かされる。そこにあんたが付け込む」


アニ「無理じゃない?その程度じゃ私が半殺しにされるだけだと思うけど」


ジャン「……」


アニ「でも悪くないね」ニコッ


ジャン「フン、笑えるじゃねぇかよ。ほら、エレンが来たぜ」

エレン「アニ!ジャン!三人で訓練しようぜ!」


ジャン「いや俺はいい。お前ら強すぎるからな。せっかくの骨休めの時間が台無しだ」


エレン「そうか?お前さっきはマルコ相手にかなり本気でやってたと思うんだが」


アニ「フン……」


ジャン「おまっ!鼻で笑いやがって!」


エレン「お前ら仲良さそうだな!邪魔して悪かった!じゃあな」


アニ「あの野郎…!なんでこんなときだけ敏感なんだい!」


ジャン「同感だな……ま、胸のひとつでも当ててやりゃぁコロッと落ちるだろ」


アニ「そそそんなことできるわけないでしょ!?」


ジャン「あんなに密着してたんだぜ?胸があたってドキドキしたことぐらいあいつにも……」


アニ「しゃ、喋ってないでかかってきな!教官に見つかったら憲兵団にいけないよ!?」


ジャン「ところでアニ、エレンのヤツ、去り際に寂しそうな顔してたぜ」


アニ「!!???」


ジャン「隙あり!」ヒュッ


アニ「ぐっ……」ドサ


ジャン「アニ、立てるか?」スッ


アニ「うん…いや自分で立てる」スクッ


ジャン「あー悪いな。汚しちまって」ポンポン

アニ「どこ触ってんの!?」バッ


ジャン「だから尻が汚れて――」


アニ「変態っ!」ダッ


ジャン「おいアニ!エレンのところ行ってやれよー!」

エレン「アニ…ジャンはどうしたんだ?」


アニ「あいつはいいだろ?」


エレン「悪いアルミン、アニと訓練するからお前の相手が見つかるまで三人でやるぞ」


アルミン(ボロボロ)「いや…ジャンと訓練するよ。ジャンなら怪我しないで良さそうだし」


アニ「…アルミンにも手加減しないんだね」


エレン「あいつはそういうのは嫌いだからな。俺はもっと嫌いだが」


アニ「そう…じゃああんたが暴漢役だね?得意でしょ?」


エレン「ああ……そういえば最初にお前と訓練したときも俺が暴漢役だったな」


アニ「そんなの覚えてないよ」


エレン「行くぞ!」ダッ

アニ「ふんっ!」バシッ


エレン「ぐあっ!」ドサッ


アニ「全然なってないね」


エレン「そうだな!やっぱアニはすげぇよ!」


アニ「褒めても何もでないよ」


エレン「そうだな!続きやるか!」


アニ「懲りないねぇ……」

ジャン「アルミン、どうだった?」


アルミン「ジャンこそどうなの?アニと仲良くなってるみたいだけど。もしかしてミカサは諦めたの?」


ジャン「別にそんなんじゃねぇよ。エレンとアニがくっ付けば色々と有利だからな」


アルミン「ジャンはポジティブだね!ある意味死に急ぎだよ!」


ジャン「いや、アニはああみえて優しいし女らしいところもあるんだぜ?ミカサには負けるがな!」


アルミン「まぁジャンが無事ならそれでいいけど……無茶はしないでね?」


ジャン「ああ。アルミンが味方についてくれれば心強いんだが」


アルミン「それは無理だね……力にはなりたいんだけどね」


ジャン「そうか……そろそろ格闘訓練も終わりだ。次は昼食だ」


アルミン「お昼ご飯の間に作戦会議をするんだね?」

ジャン「ああ。クリスタとユミルのほうはお前らで動いてるのか?」


アルミン「うん。ユミルをベルトルトが担当してるんだ」


ジャン「お前ら、もしかしてクリスタを取り合ってるのか?」


アルミン「そんなところだね。今のところは二人でやってるけど」


ジャン「ライナーなら何かやらかしそうだな」


~~~回想~~~

食堂、数時間前


ベルトルト「ユミル!ちょっと来てくれないか」


ユミル「なんだよベルトルさん?私は見ての通り忙しいんだが」


ベルトルト「遊んでるだけじゃないか」グイッ


ユミル「いつになく強引だぞ!」


ベルトルト「何が目的だ?お前が男嫌いなのは知ってるが、まさか女が好きって訳じゃないだろ?」


ベルトルト「良かったら教えてくれないかな?ユミル」ニコニコ


ユミル(こいつ……本気だな)

ユミル「クリスタ、ちょっと行ってくる」


クリスタ「ユミルいってらっしゃーい」フリフリ


ライナー(結婚しよ)


アルミン(かわいい)



ユミル「なんだ?いきなり呼び出したりして」


ベルトルト「とぼけるな。なぜ今朝からクリスタと仲良くしだした?」


ユミル「私が愛の告白をしてクリスタがそれに答え――」


ベルトルト「ふざけるな」

ベルトルト「言えよ。お前はその理由をクリスタに説明できるのか?目を見て全てをだ」


ユミル「言えないな。こんなこと」


ベルトルト「だったらその前に俺に言え」


ユミル「…私だって別に好きでやってるわけじゃねぇよ。クリスタに男が寄り付かないのならこんな汚れ役でもやってやる」


ベルトルト「そんなことだろうと思っていたが……」


ユミル「これで満足かよ?じゃあなベルトルさん」


ベルトルト「待て」ガシッ


ユミル「まだあるのか?」


ベルトルト「いままでの君に戻ってくれ」


ユミル「わかったよ……クリスタとのスキンシップは控える」

ベルトルト(スキンシップってレベルじゃなかったけど)


ベルトルト「よかった……約束だからね?」


ユミル(裏表で変化が激しいなコイツ)


ユミル「わかったからそろそろ離せ、腕」


ベルトルト「ごっごめん!掴みっぱなしだったよね!」


ユミル「帰ろうかベルトルさん。まだ飯食ってないだろ」


ベルトルト「うん……」

クリスタ「ラ、ライナー!?」


ライナー「本当だな!?ユミルとはその……愛し合ってるとかは無いんだな!?」クワッ


アルミン「ライナー、怖いよ顔が!」


クリスタ「ユミルはただの友達だよ……今朝からやたらとべたべたして来るけど」


アルミン(クリスタなにげに口悪いぞ…まさかこれが素なのか?)


ライナー(結婚しよ)

ライナー「お、ベルトルトたちが戻ってきたぞ」


ユミル「クリスタ!」


ベルトルト「ユミル?」


ユミル「チッ…」


アルミン(ベルトルト怖い)


回想終了

アルミン「いや、ライナーは何もやらかさなかったよ。ちょっとうるさかったけど」


ジャン「そうか……ベルトルトがユミル担当ってのは笑えるな。ベルトルトはやらかしたのか?」


アルミン「それがすごい優秀でね、ユミルがすごく大人しくなってたんだ。もしかしたらやらかしたのかも」


ジャン「まさか……押し倒して無理やり…!みたいなことはねぇよな?」


アルミン「それは無いと思うけど、確証はもてないな」


ジャン「そうか。で理由はわかったのか?」


アルミン「ベルトルトに聞いたけど、クリスタに男が寄り付かないようにするためだったみたい」


ジャン「そうか…ユミルらしいな」


ジャン(エレンとミカサも同じである可能性が微粒子レベルで存在するのか…?)

ジャンが希望を持ったところで終了
続きは深夜にします

おつおつ

しえん

あいまいな記述をしてしまって申し訳アリマセン
昼ごろになったら再開します



ジャン「おいアニ」


アニ「あんたか」


ジャン「どうだったんだ?エレンとの訓練は」


アニ「あんたが期待するようなことは何もないよ」


ジャン「そうかそうか……ミカサは出てこなかったのか?」


アニ「ミカサか……私のほうが技術は上だから」


アニ「あいつが強くなるために我慢してるみたいだね」


ジャン「そうか……エレンの反応はどうだったんだ?ちゃんと胸は当てたか?」


アニ「いつもと全く変わらなかったよ。あんたの言うとおり胸の一つでも当てようかな」


ジャン「フン……そうでもしないとあの鈍感野郎はお前のことを意識しねぇからな」

アニ「あんたさあ、なにが言いたいの?」


ジャン「言いたいことはねぇよ。強いて言うなら応援だ」


アニ「応援って……」


ジャン「まあ報告を聞く限りでは順調そうじゃねぇか」


アニ「まあね…」


ジャン「…じゃあな。アニ」


アニ「じゃあねジャン。変態野郎」

食堂、昼


ミカサ「エレン、髪がはねてる」


エレン「そうか?どこだ?」


アニ「……」


ジャン「ゲファ!」ドバドバ


マルコ「ジャン!しっかりするんだ!」


ライナー「あいつの精神は限界だな……」


ベルトルト「僕らと同じ諦めの境地に来ればいいのに」


ジャン「マ、マルコ…ちょっと向こうへいって来る…」


マルコ「ああ…無理するなよ」


ジャン「ゼェー…ハァ…」


ライナー「よく来たな。ここがお前の居場所だぞ」ニコッ


ジャン「そんな笑顔で言うんじゃねぇよ!」


ベルトルト「仕方ないじゃないか。ジャンも通過儀礼を終えたんだから」


ジャン「通過…儀礼……?」


アルミン「ジャンはさっき、今までに無い量の吐血をしただろ?」


ジャン「……ああ」


ライナー「あれこそ俺たちと同じ証だ」


ベルトルト「君は僕たちと同じなんだ。さあ、こっちに来るんだ」

ジャン「ふざけんな!俺はあきらめねぇぞ!」


アルミン「もうそのぐらいにしておくんだ!君もわかってるんだろ!?」


ジャン「俺は……まだ終わってねぇ…」


ライナー「俺もな、最初は病気かと思ったが違ったんだよ」


ベルトルト「僕たちはもう二度と、彼女が出来ることは無い」


ライナー「一回も出来たこと無いがな」


アルミン「僕にいたっては彼氏なら出来るって言われたよ」


ジャン「エレンとお前がくっ付いちまえばいいんだよ!そうだろアルミン!」

ライナー「落ち着けジャン!」


ベルトルト「また吐くぞ!」


ジャン「ハァー…ハァ…」チラッ


ジャン「ゲファ!」ドバドバ


ライナー「また吐血したぞ!」


ベルトルト「命に別状は無いはずだと思う」


アルミン「一応医務室へ運ぼう!」


アニ「それなら私が行ってやろうか?」


アルミン「アニ!??!!??」


アニ「こいつとはいろいろと相談があるからね」

ライナー「珍しいな。アニが自分から力仕事を手伝うとは」


アニ「蹴られたいの?」


ライナー「いえ!滅相もございません!」


アルミン(ジャンに言葉責めされたいのか・・・?)


アニ「じゃあね」


ベルトルト(アニはどうしたんだ?)


アルミン(それはそれでアリ・・・)

まさかジャンアニとかにならんよな

それはない
断言できますよ

アニ「ジャン、大丈夫かい?」


ジャン「お前はお前の心配してろよ……俺は問題ねぇよ」


アニ「そうだね。あんたなんか心配する価値ないね」


ジャン(淡白すぎるだろ…)


アニ「……ジャン、あんたはどうしてそこまでミカサを?」


ジャン「俺だってわかんねぇよ……なんでこんなに好きなのかなんてな」


アニ「ハナから勝てないのに、あんたはどうして…」


ジャン「俺だってわかってんだよ……自分でもバカなことしてるって思ってる」


ジャン「罪悪感もある。でもな、後悔は無い」


アニ「私もだよ。勝ち目があるだけ私のほうがましだけど」

ジャン「…エレンはミカサのことが好きだと思うか?」


アニ「どうだろうね?私はどっちでもいい」


ジャン「……胸当てたらわかるんじゃねぇか?」


アニ「練習する?」


ジャン「バカか」


アニ「冗談だよ」

アルミン「ジャンはどうしたんだろうね」


ライナー「死んではないだろ」


ベルトルト「通過儀礼に耐え切れなかったものも少なくない。ジャンは大丈夫だと思うけど…」


アルミン「ミカサは本当に罪作りだね」


ライナー「それは酷いな。それが幼馴染に対する言い草か?」


アルミン「僕は本気だよ」


アルミン「エレンとミカサは調査兵団に入った後で結婚すればいいんだよ。今は訓練に専念して欲しい」


ベルトルト「結構本気じゃないか」


ライナー「クリスタもなかなかだがな。ユミルにあんなことまでさせた上、俺たちまでこんなことに……」


アルミン「クリスタはかわいいだけじゃなくて、男が勘違いするぐらい優しいからね…」


ベルトルト「ライナーは勘違いどころじゃないけど」


ライナー「まあ俺らにも落ち度はある。だがミカサやクリスタが大勢に被害を与えてるのも事実だ」


ベルトルト「僕はちょっと向こうに行って来るよ」


アルミン「許せない!」


ライナー「ジャンもなんかアニと仲良くなってるし!なんだよ一体!?」


ライナー「俺とアルミンは真の非モテ男だとでも言うのか!?」

アニはジャンに友情すら感じ始めてる設定
山奥トリオは戦士ではない設定です

ライナー「ベルトルト……成績優秀なデカ優男ってそれ……」


アルミン「もてない訳無いんだよね…」


ライナー「チビパツキンオカッパってお前!なあアルミン!」


アルミン「ライナーだってゴリラだし眉毛へンだし下ネタ大好きじゃないか!」


ライナー「眉毛のことはお前も人のこと言えねぇだろ!」


アルミン「ライナーとクリスタとじゃ犯罪臭がするんだよ!」


ライナー「お前とクリスタだってただの兄妹にしか見えねぇよ!」


アルミン「…確かにライナーとはクリスタの取り合いになるし、僕らが一番不遇だね」


ライナー「ベルトルトめ……クリスタのテーブルに行きやがって!!」クワッ


アルミン(ナチュラルにユミルとサシャは無視するんだね)

アニ「気付いた?」


ジャン「いや別に気絶してなかったんだが」


アニ「こんなか弱い乙女に肩を借りて医務室まで運ばれてきた気分はどう?」


ジャン「大男を空中で一回転させるかよわい乙女なんざいねぇよ…」


アニ「あんたはもう少し女の子との喋り方を学んだほうがいいね……」


ジャン「ミカサとの喋り方だけで十分だ」


アニ「……もういい。全く、元気が無いねえ」


ジャン「血ぃ吐いたんだぞ?もうちょっと優しくしてもいいだろ」


アニ「あんた、私に優しくされたいの?」


ジャン「ああ。そのつもりだ」


アニ「……」


ジャン「まあ無理だがな」


アニ「ミカサに優しくされたら?」


ジャン「それをオカズに巨人を殲滅できる」キリッ


アニ「フン、元気になったじゃないか」


ジャン「それが優しさか?」


アニ「どうだろうね」

>>1は時間を守れない人なので次いつ書くかは不明
終了します

中途半端乙

おつ

関係ないですけど今回の進撃の巨人、総集編ですね
これからかなりの連戦になるので作画兵団の皆さんには休んでもらいたいです

ベルトルト「クソッ……アニはジャンとどっかいっちゃうし、クリスタとユミルも結局べたべたしたままだし…」


ベルトルト「僕ってかなり不憫じゃないか?」


サシャ「ベルトルト?珍しいですね!ライナーと一緒じゃないんですか?」


ベルトルト「サシャか……」


サシャ「私じゃダメだったですか?」


ベルトルト「そうじゃないけど……」


サシャ「そういえばさっきライナーたちと話してて突然どっか行っちゃいましたけど、何かあったんですか?」


ベルトルト「それは……僕が二人の暗い雰囲気に耐えられなくなってここに来たんだよ」


サシャ「確かにジャンアルミンライナーベルトルトの四人は今日は暗いですね」

ベルトルト「何でだと思う?」


サシャ「解りません!」


ベルトルト「実はね、ミカサとクリスタが関係してるんだけど」


サシャ「ああ、そういえば今朝から様子が変ですね。特にミカサが」


ベルトルト「ミカサとユミルが急にクリスタとエレンにべたべたしだして……」


サシャ「それとなにか関係があったんですか?」


ベルトルト「ライナーはクリスタと結婚したいとかいつも言ってるんだ」


サシャ「意外ですね」


ベルトルト「アルミンもね。そしてジャンはミカサ大好きだから、チャンスが永久に無くなったと思ったみたいなんだ」

サシャ「ベルトルトはもしかして、ユミルが好きだったとか!?」


ベルトルト「違うんだ。ライナーと一緒にいたらいつの間にか自分まで暗くなっちゃってて……」


サシャ「じゃあベルトルトは誰が好きなんですか?アニですか?」


ベルトルト(人の話聞けよ)


ベルトルト「………誰でもない」


ベルトルト(アニでもサシャでも、尻に敷かれる未来が目に見えてるんだよな……)


サシャ「へー!じゃあ調査兵団に行くんですか?」


ベルトルト「憲兵団かな……僕ってこう見えても結構優秀だし」

サシャ「ライナーと一緒ですか?」


ベルトルト「ライナーは調査兵団じゃないかな?希望兵科は聞いたこと無いけど」


サシャ「友達なのにですか?」


ベルトルト「別に聞いてどうにかなるわけじゃないし。ドライだと思うならそれでもいいよ」


サシャ「ドライですね……確かに聞いてもどうにもなりませんけど」


ベルトルト「サシャはどこにするの?」


サシャ「……まだ決めてません」


ベルトルト「じゃあ憲兵団に来てよ。サシャってなんだかんだで優秀だよね?」


サシャ「なんですかそれ?プロポーズかなんかですか?」


ベルトルト「ん・・・?えーと、つまり?」

サシャ「僕と憲兵団に来てくれ!なんてプロポーズじゃないですか!」


ベルトルト「かなり軽い感じで言ったんだけど……じゃあ憲兵団に来てよって」


サシャ「そ、そういう風にさらっとプロポーズしないでください!」


ベルトルト「だから違うって!」


サシャ「違うんですかぁ……?プロポーズしておいて、今の無しって!最低ですよぉ……」


ベルトルト「だから!プロポーズ自体してないって!なんなんだよ!」


サシャ「じゃあアレはなんだったんですか!?」


ベルトルト「憲兵団に行くのってアニとジャンとマルコとコニーぐらいじゃないか」


ベルトルト「だったら一人でも同期が多いほうがいいかなって思ったんだけど」


サシャ「なーんだ!そういうことだったんですね!」


ベルトルト(うぜぇ……!)ビキビキ


サシャ「私は調査兵団に行きます。エレンに影響されちゃいましてねー」


ベルトルト「そう……」


サシャ「あれれ!?もしかしてベルトルト、拗ねちゃいました?」


ベルトルト(拗ねてねぇーーー!!)

サシャ「さ!機嫌直して、一緒に憲兵団に行きましょう!」


ベルトルト「うん……頑張ろう」


サシャ「それじゃ!さよならベルトルト!」


ベルトルト「うん、じゃあね」


ベルトルト(サシャはだれが好きなんだろう……芋かな)




ライナー「クリスタはある程度はユミルと距離が出来たな」


アルミン「だからといってユミルが側にいることに変わりは無い。注意深く見守ろう」


ユミル「ほら、あーん」


クリスタ「いいよ、恥ずかしいよぉ…」


ライナー「可愛いな」


アルミン「可愛いね」


ライナー「まあ欲を言えば俺があーんしたいが」


アルミン「僕もだよ」




ジャン「ここは……医務室か」


アニ「気が付いた?」


ジャン「俺は気絶してたのか……それとも寝ていたのか」


アニ「間抜け面で寝てたよ」


ジャン「って昼飯の時間じゃねぇか……帰る」


アニ「血吐いたのに?立てるの?」


ジャン「俺のことは心配いらねぇっていっただろ?」ムクッ


アニ「そうだったね」

ジャン「エレンは誘ってないのか」


アニ「まだだけど?」


ジャン「じゃあお前、あれからここに居たってのか?」


アニ「食堂にいても不愉快なだけだし」


ジャン「……すまん」


アニ「謝っても仕方ないよ。迷惑被ってるのはあんたも同じだろ?」


ジャン「そうだな……昼飯はここで食うか?」


アニ「あんたがエレンを引き剥がせなかったらね」


ジャン「まあ力技で行ってやるよ」


アニ「単純なヤツには単純な手で行ったほうが良いってこと?」


ジャン「凝ったやり方は性に合わねぇしな」


ジャン「…よし!行ってやる」ガバッ


アニ「さっきは私が優しくしたんだから、あんたも私のために何かしてよ?」


ジャン「解ったよ……」ザッザッザ…

エレン「ミカサ!別にパンなんかついてねぇって!」


ミカサ「付いている。ほらここにも」グニュッ


エレン「おい!?今押し付けただろ!?」


ミカサ「取ってあげる」ペロッ


エレン「だから普通に取れって!」


ライナー「ミカサもよく飽きねぇな」


アルミン「やっぱりキツイな……あ!ジャンが帰ってきたよ


ジャン「……」プルプル


ライナー「吐血寸前だな」


アルミン「なんとかこらえてる…!でも油断は出来ないよ!」

ジャン「エ、エレン……話がある」プルプル


ミカサ「エレン、よそ見しないで」


エレン「何だジャン?そういえばさっき血吐いてたな。大丈夫か?」


ジャン「ああ、俺は大丈夫だ……エレン、耳をかせ」


エレン「?」グイッ


ジャン「アニがお前と二人で食べたいって言ってたぞ」ヒソッ


エレン「……解った。ミカサ、ちょっと席外すぞ」


ミカサ「ジャン、あなた一体何を吹き込んだの?」


ジャン「もうどうでもいい……好きにしろ。俺は吐かねぇ」


ミカサ「そう……なら」

アルミン「やめるんだミカサ!」クワッ


ミカサ「アルミン、ジャンはエレンと私を引き裂く害虫」


アルミン「(間違ってないな)ミカサ!君には最初から勝利が約束されてるんだよ?」


ミカサ「どういう意味?」


アルミン「エレンは君のことを家族だと思ってるんだったよね?エレンは巨人を駆逐したら、外の世界のすごく綺麗な場所に家を建てるんだって」


アルミン「そこで家族と暮らすんだって言ってたんだ!ミカサ、どういう意味か解るだろ?」


ミカサ「エレンと私は……外の世界にある家で……一緒に暮らす」


アルミン「そうだろエレン!?」


エレン「そうだったな。ミカサ、覚えてなかったか?」


ミカサ「嬉しい……」

エレン「おいおい、もうガキじゃねぇだろ?泣くなよ」 フキフキ


ミカサ「でもエレン……!私嬉しくて……」


ジャン「…ゲファ!!」ドボドバ


ライナー「ジャン!」


アルミン「医務室だ!通過儀礼の時の流血ををはるかに超えている!」


アルミン「じゃあね!二人とも!」


ライナー(完璧に一人になったぞ…寂しい)


エレン「ミカサ、一緒に外の世界で暮らそうな!」


ミカサ「うん!」


ライナー(アニとジャンの分の昼飯、もって行ってやるか)スクッ

アルミン「やっと着いた……やっぱりここにいた」


アニ「アルミンか……そいつまた血吐いたの?」


アルミン「そうみたいなんだ……」


ライナー「ライナーニキもいるぞ!」


アニ「ライナーは何しに来たの?」


ライナー「飯を持ってきたんだよ。二人分あるぞ」


アニ「気が利くね…ありがと」

ライナー「アニ、悪いがもう一回言ってくれ」


アルミン「僕も良く聞こえなかったんだよね」


アニ「調子に乗るんじゃないよ」


ライナー「すみませんでした!」ペコッ


アルミン「申し訳ありませんでしたぁっ!」ズザァ


アニ「で、コイツはどうだったの?」


ジャン「」


アルミン「エレンに何か言ってたね。それでエレンが席を立ったんだ」


ライナー「するとミカサがジャンを殺す勢いで出てきたんだったな」


アルミン「うん。ジャンはそのあといろいろあって嫉妬したり自分が情けなくなったりして血を吐いたって訳」

アニ「じゃあお昼はここで食べようかな」ギイ


ライナー「そうか。じゃあな」バタム


アルミン「作戦会議かい?」


アニ「どうでもいいでしょ?」


ジャン「……起きてるぞー」


アニ「知ってたよ。半笑いだったもん」


ジャン「すまん、上手く行きかけたんだが」


アニ「私だってあんなのを目の前で見せられたら冷静じゃいられないよ」


ジャン「晩飯のときにもう一回行ってやるからよ、それで勘弁してくれ」


アニ「そうだね。それで失敗はチャラにしてやるよ」

ジャン(もしかして俺にメリットないんじゃないか!?)


ジャン「しっかし俺は情けねぇな……一日でもう二回失恋してる」


アニ「人の愚痴を聞かされる身にもなってよ?それより早く食べるよ」


ジャン「そうするか……腹が減って死にそうだ


ジャン「なんかいつもより旨いな」


アニ「非日常ってヤツだね」

食堂、夜


ジャン「エレン、アニが二人で食べたいって」


エレン「ああ、昼間のか。じゃあ行ってくる」


ジャン「ミカサ、エレンはいいのか?」


ミカサ「正妻の余裕」ドヤ


ジャン「そうか……」


アニ「エレンか……」


エレン「ジャンを使っておいて良く言うぜ」


アニ「まあ座りなよ」

エレン「ジャンから事情はあらかた聞いた」


アニ「そう」


エレン「俺は調査兵団に行くし、アニは憲兵団に行くだろ?」


エレン「もう半年で卒業だ。つまりお前とはお別れって事だ」


アニ「そういうことになるね」


エレン「俺だってお前に恋愛感情がなかったわけじゃない」


アニ「そうだったんだ……」


エレン「俺はこれ以上アニを好きになったら離れられなくなる」


エレン「だからあと半年ぐらい、とも思わないようにしてた」

ジャン(アニが必死に興味なさそうにしてる……)


エレン「だからお前とは師匠と弟子で居たいんだ。ダメか?」


アニ「元々そうだったでしょ?」


エレン「解ってくれるか」


アニ「私はあんたなんかより自分の命のほうが大事だからね」


エレン「俺にとって、自分の命より自由のほうが大事なんだよ」


エレン「だから小さいときから調査兵団になるって言ってて、異端扱いされてた」


エレン「アニの生き方を否定するつもりはない。だからこうしてお願いしてるんだ」


アニ「はぁ……世話の焼ける弟子だね」


エレン「アニ!本当、ありがとな!」

アニ「さっさと保護者のところに戻りな。師匠は孤独が好きなんだ」


エレン「じゃあなアニ!また格闘術教えてくれよな!」


ジャン「アニ……どうあがいても無理だったようだな」


アニ「あんたはやっぱり女の子との話し方を学ぶべきだよ」


アニ「失恋した女の子との話し方をね」


ジャン「悪かった!俺が無神経だったよ」


アニ「……あんたは、人についていく目的で調査兵団に入る人のこと、どう思う?」


ジャン「さあな。好きにすればいいんじゃねぇのか?俺は憲兵団に行くが」


アニ「そうだね……」


アニ「憲兵団では負けないから」

ジャン「あ、ああ……」


ジャン(今……泣いてたな)


ライナー「どうだったんだ?」


アルミン「気になるね」


ジャン「イヤ解るだろ!失敗だ!」


ベルトルト「残念……」


ライナー「また次が……ないな」

ジャン「全く……お前ら楽しんでんだろ」


アルミン「まあね」


ライナー「クリスタが落とせないからな。ストレス発散だ」


ベルトルト「クリスタはどこに行くんだろうね?」


アルミン「調査兵団じゃないかな」

ライナー「憲兵団は……クリスタは行かなさそうだな」


ベルトルト「クリスタはユミルと一緒に憲兵団に行きそうだけど」


アルミン「ユミルは調査兵団に行くクリスタに嫌々ついていくんだ」


ジャン「ああ、ありそうだなそれ」


ライナー「それなら俺も調査兵団にするな」


アルミン「そこまでなのかライナー!?」

ライナー「そこまでって……俺は別に憲兵団に行きたいわけじゃねぇからな」


ジャン「だがお前なら確実にトップ3には入るぜ?多分俺より扱いはいいと思うが」


アルミン「ライナーも来るんだね」


ライナー「確かお前とエレンとミカサは調査兵団だったな」


アルミン「うん……外の世界が見たいからね」


ベルトルト「今期の調査兵団は多いだろうな」


ジャン「全く酔狂な野郎どもだ」

エレン「どういうことだジャン!?」ガタッ


ジャン「うるせぇよ死に急ぎ野郎が!…っつーか」ガシッ


ジャン「羨ましいんだよこの野郎がああああ!!!」

翌日


アニ「ここって落ち着くね…」


ジャン「だろ?」


ベルトルト「いい所だ……」


ライナー「アニが仲間になるとはな」


アルミン「でも歓迎だよ」


サシャ「皆さん……私もそこに入っていいですか……?」


ベルトルト「どうしたの?」

サシャ「くらーいベルトルトと一緒にいたら移っちゃいました……」


アニ「おいで……」


アルミン「サシャも歓迎するよ……」


ライナー「今度はユミルか……」


ユミル「なんか……懐かしい気持ちになれるな、ここは」

ジャン「お前……まさか……」


ユミル「クリスタに突然「ユミルってべたべたしすぎてちょっと気持ち悪いよ?」って言われた」


アニ「酷いね……」


ライナー「でもそんなの関係ないぞ。傷を舐めあうんだ」


アルミン「皆がいれば辛くない……」

ライナー(でも今ならクリスタ狙い放題じゃないか!?)


ライナー(やっぱりもういい……どうだっていい……)


アルミン「クリスタはどうしてるの?」


ユミル「ミカサと仲良さ気に喋ってるよ……」


サシャ「本当ですね……ミカサも表情が明るいです」


ジャン「クソッ……」


ライナー「最悪だ……」


ベルトルト「なんでこんな目に……

こうして男達が必死になって作り上げた一日は、水泡のように消えてなくなった
それどころか更なる日陰者を生み出して被害を広げる結果となった

ユミルの吐いた血の量が明らかに致死量を超えていたのはまた別の話




おつおつ!

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