-序章-
“声”が、聞こえる。
顔も名前も知らない、聞いたこともない少女の声が。
声は一つだけではないようで、幾つもの声が重なり合い、光と共に流れていく。
まどか「……誰? 私を呼ぶのは……」
無数の声が、光の中に浮かぶ少女の体を突き抜ける。
その声は少女に何かを訴え、その光は少女の心を温かく包む。
その声、その光が、何人もの少女達の思惟の顕れだとは、まだ知る由も無かった。
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その時であった
触手編に見えた…ort
明日仕事なのに熱まで出てきやがった
-第一章-
*
この日、鹿目まどかは未知との接触を果たした。
罪無き人間を襲う魔女、そして、その魔女と戦う使命を帯びた魔法少女。
加えて、彼女自身は気付いてないが、宇宙から降り注いだ“意思”も。
そして、その“意思”は常に彼女を見守っている。
まるで、彼女に何かを訴えるように――。
あんまり更新遅いとくー疲コピペ貼られるぞ
またキリスト教アレンジのクソssか
どう見てもイデオンだろ!いい加減にしろ!
何が始まるんです?
*
ベランダから覗く夜空は青く澄み渡り、幾つもの散りばめられた星々がきらきらと輝いている。
巴マミの日課――というより楽しみは、一日の終わりにこの美しい夜空を眺めることだった。
マミ「…………」
今日も、大切な二人の命を救うことができた――。
そう思うだけで、独りで戦う辛さも、悲しみも、大分和らいだ気がする。
キュゥべえ「やっぱり、ここに居たんだね」
マミ「キュゥべえ……」
白くふかふかした体表を持つ白い生き物が、赤く無邪気な眼球を見開きながら近づいてくる。
キュゥべえ「今日は良かったね。魔法少女の素質がある子を二人も見つけられるなんてね。これでもう、この街の魔女は大人しくなるんじゃないかな」
マミ「こらこら、あの二人が契約するなんて、いつ言ったのかしら?」
キュゥべえに選ばれたからには、どんな願いも叶えてもらえる権利がある――。
しかしそれは、終わりの無い戦いに身を投じることと同義であった。
それが、奇跡を願った魔法少女の対価であり、宿命である。
マミ「(……だから、私がどうこう口出しする問題じゃないのよ。あの子達が自分で考え、自分で決めなきゃいけないの)」
とは言っても、心の奥底では、自分と一緒に戦ってくれる仲間ができることに期待を寄せていた。
幼くして最愛の両親を亡くし、一時期は共に戦ってくれた魔法少女とも決別し、ずっと独りで生き、戦ってきた彼女にとって、二人の契約の話は願っても無いことだと言える。
マミ「……私は、鹿目さんと美樹さんを守るだけ。それで十分よ」
そう自分に言い聞かさないと、自分が自分でいられない気がした。
つまんね
期待
しない
キュゥべえ「それにしても、君もよく飽きないね。そんなに星を見るのが好きかい?」
マミ「……あのお星様が、私たち魔法少女を見守ってくれているなんて、素敵だと思わない?」
キュゥべえ「やれやれ、またその話か。僕には、根拠もない言い伝えを信じることなんてできないよ」
マミ「キュゥべえったら、夢が無いのね」
キュゥべえ「力尽きた魔法少女がどうなるのか、確かに僕もわからないよ。そういった点では、なかなか興味深い話だけどね」
その“伝説”は、魔法少女なら誰もが知っている。
?魔を使いし少女潰える時、その魂は天に昇り、星となりて現世を見つめん?
要するに、力尽きた魔法少女の魂は天に召されて星になり、遥か宇宙の彼方から現世を見守り続けるという意味である。
巴マミも含めて多くの魔法少女は、自分たちが何者なのか、そして、自分たちが戦ってきた魔女の正体を知らない。
だから、誰にも気付かれず、いつ命を落とすかわからない身の上で自分の死後を考えた時、そういうロマンチックなお伽噺を、つい信じてみたくなるのは仕方の無いことだろう。
>>13の修正
キュゥべえ「それにしても、君もよく飽きないね。そんなに星を見るのが好きかい?」
マミ「……あのお星様が、私たち魔法少女を見守ってくれているなんて、素敵だと思わない?」
キュゥべえ「やれやれ、またその話か。僕には、根拠もない言い伝えを信じることなんてできないよ」
マミ「キュゥべえったら、夢が無いのね」
キュゥべえ「力尽きた魔法少女がどうなるのか、確かに僕もわからないよ。そういった点では、なかなか興味深い話だけどね」
その“伝説”は、魔法少女なら誰もが知っている。
“魔を使いし少女潰える時、その魂は天に昇り、星となりて現世を見つめん”
要するに、力尽きた魔法少女の魂は天に召されて星になり、遥か宇宙の彼方から現世を見守り続けるという意味である。
巴マミも含めて多くの魔法少女は、自分たちが何者なのか、そして、自分たちが戦ってきた魔女の正体を知らない。
だから、誰にも気付かれず、いつ命を落とすかわからない身の上で自分の死後を考えた時、そういうロマンチックなお伽噺を、つい信じてみたくなるのは仕方の無いことだろう。
この発想は無かった
完走させて欲しい
円環世界でまどかご存命?
キュゥべえ「まあ、僕としては、伝説の中に語られるもう一つの言い伝えの方が気になるんだよね」
マミ「全ての魔女を倒し、世界を救うと云われている、“イデ”の力を持った少女と“巨神”のこと?」
キュゥべえ「そうさ。あの有名な《ワルプルギスの夜》については、過去に何度かその存在が確認され、数多くの文献も残っている。僕もそれは認めるよ。けど、“イデ”と“巨神”については、魔法少女に伝わる大昔の旧原典以外には、どこにも記されていないんだ。そもそも、“イデ”と“巨神”が一体何なのか、それらはこの世界に存在し得るものなのか、誰も見たことも無いしわからないんだからね」
“イデの力を借りたる少女現れる時、巨神目覚め、悪しき魔女を討ち滅ぼし、世界を浄め、天の星に還り、善き心来るを待つ”
この一文は余りにも有名で、《ワルプルギスの夜》と並ぶ魔法少女二大知識の一つである。
どんな魔法少女でも、何かしらの方法でこの伝説を知り、口伝という形で語り継ぐ。
その伝説を聞く魔法少女の中には、イデと巨神の力を崇拝し、魔女との戦いにおける希望の拠り所として神聖視する者もいる。
そこまで極端ではないけれども、巴マミもその伝説を信じてみたくなった一人である。
マミ「イデと巨神……。伝説の通りなら、あの《ワルプルギスの夜》も倒せるほどの力があるのかしら」
キュゥべえ「全ては謎のままだ。《ワルプルギスの夜》と違って、実例が無いものは僕でも確認の仕様が無いよ」
つまらない物言いをする生き物を一瞥した後、再び視線を夜空に戻す。
マミ「(今日も、綺麗ね)」
“伝説”は、既に始まっていた。
そして、その始まりの地である宇宙を、星空を、巴マミはいつまでも見ていたいと思っていた。
イデオンクロスか
最後は改変オチかな
ティロ・フィナーレ! (発動)
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