黒「不快にさせるだけか?」
黄「ああ、情報は確かだ」
猫「楽な仕事だな、殺される心配がない」
黒「俺たちの目標は」
黄「そのことなんだがな、個人を特定できる程の情報がないらしい」
猫「だったらどうやって探すつもりだ、銀は友達と秋葉原に行っていないんだぞ」
黄「何も分からないわけじゃねぇ、どこにいるかぐらいこっちだって掴んでる」
黄「あそこに学校が見えるだろ?」
黒「ああ」
黄「お前たちに始末してほしい契約者が在学してるって話だ」
猫「俺と黒で潜入し、その契約者を見つけ出して殺せ、と」
黄「そういうこった、頼んだぜ」
黒「しかし、そいつを殺す理由はなんだ?」
黄「その理由なんだが・・・・お偉方が不快にされただとかって噂らしいぜ」
猫「知ってるぞ、そういうのを逆ギレって言うんだろ?」
黒「理由はどうであれ、組織からの命令なら果たすまでだ」
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ジリリリリリ ピッ ピーーーーーーーボンッ
俺「ふわぁ〜あ」
俺「また目覚ましが爆発した」
ガチャ
俺「おはよー」
妹「うわっキモっ、学校に行ってくるー!」
母「いってらっしゃーい・・・あら、おはよう」
俺「う、うん」
母「朝ごはんできてるから、早く食べちゃいなさい」
俺「うん、いただきます」
パクパクモグモグ クチャクチャネチャネチャ
母「・・・・んぐっ!?」
バタバタバタ バタン
オェェェェェェェェェェェェェェェェェェ
俺「・・・・・」
俺「か、母さん大丈夫かな」
俺「ねぇ、姉さん?」
ガタン
姉「お姉ちゃん今生理だからぁ!」
俺「ご、ごめん」
俺「行ってきまーす」
母「あ、お弁当忘れてるわよ!」
ブンッ
俺「へ?」
ドカッ
俺「は、鼻から血が・・・・」ボタボタ
母「まぁ大変!はいティッシュ」
バチィン
俺「痛っ!?」
母「ち、違うのよ!これは体が勝手に!」
バチィン
俺「痛っ!?わ、分かったからもう行くね!」
母「行ってらっしゃーい」
俺(なんだかなー)
俺「高校に入学してから、みんながイライラしてるというかなんとうか」
俺「すれ違う人には舌打ちされるし、不良には必ずからまれるし」
俺「でもその頃から感情が死んでるというか、合理的になったっていうか」
幼馴染「やっ、おはよう」
俺「あ、おはよう」
幼馴染「一人で何をぶつぶつ言ってたの?」
俺「んー、高校に入学してから環境が激変したなーと思ってさ」
幼馴染「へぇ、どんな風に?」
俺(幼馴染だけはこんな俺にもずっと優しくしてくれる・・・・・・)
幼馴染「でもお前は変わらないでいてくれよ、って?」ニヤニヤ
俺「そんな恋人じゃあるまいし」
幼馴染「」
俺「急に真顔になるなよ!?」
キーンコーンカーンコーン
幼馴染「そ、それじゃあね・・・・元気でね、心はいつまでも一緒だよ」
俺「クラスが違うだけでおおげさだな」
幼馴染「休み時間にまた来るからね、絶対に結婚しようね」
俺「最後のはなんだ」
幼馴染「バイバイ!バイバイ・・・・・」
タッタッタッ
俺「幼馴染は変わらないな」
ガララララッ バシャッ
俺「うっ・・・・み、水?」
男子「あっれー、雨なんて降ってたかー?」
ギャハハハハハハハ
俺(無視無視)
俺「あ」
俺「机が・・・・ない」
女子「おめーの席ねーから!」
女子「とっとと帰れば?お前みたいなのが来ても迷惑なですけど?」
俺(くそっ・・・・・くそぉ)
ドッテーン
俺「え・・・?」
「いたたたた・・・これ、水?」
「どうしてこんな所に?」
女子「やだ、イケメン」
女子「水に滑ってこけるなんて、かわいい!」
女子「あ、あの大丈夫ですか?」
「え、ええなんとか」
男子「その服、清掃員っすか?」
「はい、本日新しく採用されました」
李「李舜生といいます」
男子「」
女子「」
ギャハハハハハハ
李「え・・・あ、あはは」
女子「まじウケるんだけど、突っ込みどころ多すぎ!」
李「突っ込み・・・・?」
担任「みんなおは・・・君、何やってるの?」
李「あ、あの職員室ってどこでしょうか?」
担任「・・・・そこの階段から一階に降りて、突き当りを左に行けばあるよ」
李「ありがとうございます、失礼します」
ガラララッ ピシャッ
担任「なんなんだあいつは」
女子「ちょーかっこよかったよね」
女子「かわいい所もあって私まぢ好きなんだけど」
担任「はぁ、授業始めるぞ」
担任「おい俺、何を突っ立っとる」
俺「え、えっと・・・俺の机がないんです」
担任「教科書とかはそのカバンに入っとるだろ?」
俺「え、ええまぁ」
担任「だったら授業についていけるだろ、地べたでやれ」
俺「えっ」
担任「お前のせいで他のみんなに迷惑がかかってもいいと言うのか?んん?」
俺「・・・・・分かりました」
担任「もう二分も無駄になった、授業を始めるぞ」
俺「・・・・」
俺(すごく辛いけど、涙は流れない)
俺を殺すのか……
黒「猫、聞こえるか」
「ああ、何か掴んだか?」
黒「良くも悪くも普通の高校だな」
「そうか、こっちも似たような感じだ」
黒「猫、二年一組の俺という生徒が分かるか?」
「ああ、確かいじめを受けているように見えたが」
黒「今のところ怪しいのはそいつだ」
「なら、狙いを定めてみるか」
黒「誰か来たようだ、通信を終了する」
ガララッ
女子1「えー、さっきの人いるかな」
女子2「いるって、ほらほら」
女子1「わわっ、ちょっと押さないでよー」
李「あれ?どうかしましたか?」
女子2「いた!」
女子1「あ、あの・・・・」
女子2「がんば!」
李「?」
女子1「こここれ!」サッ
李「これは・・・?」
女子2「この子からのラブレターだから、良かったら読んであげてよ」
女子1「ちょ、ちょっと!」
李「わぁ、ラブレターもらったの初めてです」
李「ありがとうございます、後で読ませてもらいますね」
女子1「は、はい!」
幼馴染「でねでね、その後どうしたと思う?」
俺「え、えっと・・・・・」
幼馴染「寝ちゃったんだよかわいいいいいいいいいいいいいい」
俺「そ、そうなんだ」
俺(俺が幼馴染の家に遊びに行って早々に寝てしまった話を俺にされても・・・・・)
男子1「なぁ幼馴染、放課後カラオケ行こうぜ」
幼馴染「行かない」
男子2「たまには来いよー」
幼馴染「私は俺君と遊ぶもん」
男子2「俺も俺らといっしょにカラオケ来るってさっき言ってたよな」
幼馴染「えっ!」
俺「えっ、そんな約束」
男子2「したよな?」
俺「・・・・う、うん」
男子2「な?だからお前も来いって」
幼馴染「ちょうど俺君に聞かせたいラブソングがあったし、私も行く!」
俺「また歌上手くなったのか、うらやましいな」
幼馴染「やだ、みんなが見てる前でそんな事・・・・・」
俺「えっ」
キーンコーンカーンコーン
俺「ふぅ・・・やっとお昼だ」
俺「地べたで食べなくちゃいけないのかな」
幼馴染「俺君、ご飯だよ」
俺「相変わらず来るの早いね、ってその二つのお弁当箱は?」
幼馴染「俺君の分も作ってきたの!」
俺「俺は母さんが作ってくれてるから別に・・・・・・」
幼馴染「え?お前を食べちゃいたい?」
幼馴染「やだー!俺君大胆ー!」
俺「面白い耳してるよね、幼馴染って」
俺「いただきます」
幼馴染「・・・・それじゃ私、お弁当箱おいてくるね」
俺「う、うん」
俺「あ、このウインナー辛い・・・・」
キャアアアアアアアアアアアアアア
俺「えっ、なに、殺人?」
女子「さっきの人だああああああああああああああああ」
李「どうも、お昼に誘ってくださってありがとうございます」
女子「うそっ、誰が誘ったの!?」
女子「さっきの人!うちの隣空いてるよ!」
女子「私の隣に来てください!」
ザワザワ ザワザワ
俺「さっきの清掃員・・・・さっきの人、って覚えられてるのか」
俺「俺も覚えているわけじゃないけど、名前の感じからして外国人なのかな」
今回はここまでにしておきます
一体何が始まるんです?
_
//.|
//./|
//./| |
//./ /|. |
//./|/::/| | _______________
□/ / // | |. |
| |/.;;;;//. | ||. | じゃあ、>>1は死刑という事で・・・。
| | ;;;;;;// | ||| |_
| |.;;;// | |.|| ∧ ∧ |/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
| |//.. | | ||. ( ・∀・)
| |/. | |. || ( ) ワイワイ ガヤガヤ
______.| |___//| ||__ / | | |__
| | // |. ̄∠/(__(__) /.| ∧_∧ ∧_∧ ∧ ∧.
..∧_∧ (| |⌒/. ∧ ∧⊃イヤァァァ. //| (´-`;)(@・ )(;´∀)(
( ・∀・).(⌒| |//(;´Д`) ←>>1 // | ∧∧ ∧ ∧ ∧_∧. ∧∧
( )  ̄| |/ (⊃ / ⊂.⊃. // | (∀・ )( ´,_ゝ)( )(´∀`
| | |. | | / └─┘ // /. ∧_∧ ∧ ∧ ∧ ∧. ∧_∧
(__)_) | | / // / <_` )(´・ω)(д゚` )(
| |/ // /. ∧_∧ ∧ ∧ ∧_∧. ∧_∧ ∧
~~ // / ( )( ゚∀゚)(` )( )(゚д
. // / ∧_∧ ∧_∧ ∧_∧ ∧_∧ ∧_∧
. // / (д- )( )( ´,_ゝ)(TдT)(∀` )
ザワザワ ザワザワ
俺「清掃員のお兄さんのとこはとてつもなく盛り上がってるなぁ」
幼馴染「ただいまー」
俺「おかえり、向こうはすごい盛り上がってるよ」
幼馴染「え?口移ししてほしいの?」
俺「ううん、あっちのお兄さんがすごく人気者だねって意味」
幼馴染「そっかぁ」
俺「イケメンなんだよ、優しそうな感じの」
幼馴染「そうなんだ〜」
俺「・・・・あのさ、俺じゃなくて向こう見て返事してよ」
幼馴染「俺君の事を見ていたい・・・・・・・うふふ」
俺「段々視線を下げるのやめてくれない?」
幼馴染「大丈夫、俺君のすべてが好きだから」
俺「それって大丈夫なのかな・・・・・・」
李「どうも、初めまして」
俺「!?」
幼馴染「俺君は普段どんな音楽を聴くの?」
俺「!?」
李「え、えっと・・・・こんにちは」
俺「こ、こんにちは」
幼馴染「俺君はライブとか言ったりするの?」
俺「え、いや・・・行った事ないけど」
李「あの、こんにちは!」
幼馴染「じゃあさ、今度一緒に行こうよ」
李「・・・・・・」
俺「清掃員のお兄さん、この子に悪気はないと思うんです」
李「・・・・!」ゾクゾク
李(な、なんだ!?この不快感・・・・・・)
幼馴染「実は私、ライブのチケット持ってるんだ〜♪」
俺「そ、そうなんだ」
李(くっ!今すぐ始末してやりたい、この不快感から一刻も早く・・・・・!)
李「ライブに行くんですか、うらやましいです」
幼馴染「俺君と二人きりで行くから、あなたの分はないよ」
李「あはは、分かっていますよ」
女子「李さーん、こっちに戻ってお話ししようよー!」
男子「早く喋る猫の話してくださいよー」
李「あ、今行きます」
李「じゃあ、僕はこれで」
俺「ど、どうも」
俺「人気者だなー、あのお兄さん」
幼馴染「・・・・ねぇ、屋上行かない?」
俺「屋上?いいけど、幼馴染がお弁当食べ終わらないと行け・・・・」
ギュ
幼馴染「じゃ、行こ」
俺「え?幼馴染?」
ダッ タタタタタタタタ カチャ カチッ ジジジジジジ ドォン
俺「どうして屋上行くのに人間大砲使うかな」
幼馴染「・・・・あの人」
俺「ん?さっきのお兄さんの事?」
幼馴染「うん、あの人は変だよ」
俺「変かな・・・まぁ、外国人らしいけど」
幼馴染「そうじゃないの、そうじゃなくて」
俺「・・・・・言いたい事があるんなら、気にせず言っていいんだよ」
幼馴染「うん、分かった・・・・・」
俺「清掃員のお兄さんがどうかした?」
幼馴染「俺君と仲良くなろうとしてるなんて、変だよ」
俺「えっ」
幼馴染「きっと何か裏があるんだ、じゃないと普通の人は俺君に近づこうとしないはずだもん」
俺「もっと気にしろよぉ!」
黒「黄、標的の契約者と接触した」
黄「そうか、ならとっとと殺れ」
猫「いじめられっ子を殺るのか、いささか気が引くな」
黄「実際に手を汚すのは黒だぜ」
猫「それもそうだな」
黒「ふん」
黄「変な情を抱くんじゃねぇぞ、分かったな?」
黒「・・・・・・」
ザッザッザッ
黄「けっ、相変わらず何を考えてるか分からねぇ野郎だぜ」
猫「まったくだ」
幼馴染「絶対変だって!変ったら変!」
俺(泣こう、帰ったら泣こう)
幼馴染「危ない!」ガバッ
俺「ふぇっ!?」
カキィン
俺「こ、これは剣・・・?」
幼馴染「俺君大丈夫!?怪我ない!?」
俺「う、うん僕は大丈夫だけど」
幼馴染「良かった・・・・・」
ボタボタ
俺「血だ」
幼馴染「背中をかすめた程度だから、平気だよ」
俺「でも!」
黒「大した身のこなしだ」
幼馴染「・・・・・・」
俺「な、なんだあんた!?」
猫「黒の死神、さ」
俺「へ・・・ね、猫?」
幼馴染「契約者揃いね、しかもあのBK201なんて」
俺「お、幼馴染?」
タッタッタッタッタッ
俺「うわぁっ!?」
黒「ふんっ!」
ザクッ
俺「うぅ・・・・・・」
黒「そんなにこの男が大事か」
俺「あ、あれ?」
幼馴染「まあね、私にとって半身のようなものだから」
俺「幼馴染!腕が・・・・」
幼馴染「どうって事はないよ、俺君を守る為だもん」
黒「お前を殺すようには言われていない、邪魔だ」
シュゥゥゥゥゥゥ
黒「なに!?」
幼馴染「おりゃ!」
ドンッ
黒「くっ!」
幼馴染「俺君こっち!」
俺「あぁ・・・・」
飯食う
寝る、今日はこここここここまでです
あれ?契約者って能力発動には対価が必要で任意じゃなかったけ?
>>22
それ以上は! いけない!!
アンバーみたいな自動引き落とし型…ないか
能力使ったあとに対価を払うタイプも居るだろ
若しくは予め払ってあるか
黄「ああ!?逃げられただと!?」
黒「・・・・・」
猫「黄、これには訳があるんだ」
黄「どんな訳があろうと、逃げられた事に変わりはねぇだろ」
猫「契約者がもう一人いたんだ」
黄「なに?」
黒「俺の電流を止めた・・・・いや、流れなかった」
黒「契約能力の使用不可、それが女の契約能力のようだ」
黄「面倒くせぇのがいたもんだ」
黒「問題ない、女には怪我を負わせた」
黄「へん!逃げられてるじゃねぇか、標的は男の方だってのが分からねぇのか?」
黒「血だらけの女がいれば騒ぎになる」
黄「騒ぎが起きれば居所くらい分かるだろうがよ・・・・・・」
黄「見てみろよ、平和そのものだぜ」
黒「ああ、そうだな」
猫「なんだ黄、まだ分からないのか?」
黄「何がだ?」
黒「騒ぎが起こっていないという事は、奴らは動いていない」
黒「この学校の、どこかに身を潜めている」
黄「・・・・うるせぇ!」
黄「俺だって初めから学校が怪しいと思ってたんだ!」
黄「なにぼさっとしてる、手分けして探し出すぞ!」
猫「やれやれ」
幼馴染「うぅ・・・・・」
ボタボタ ボタボタ
俺「お、幼馴染・・・・腕、大丈夫?」
幼馴染「・・・・俺君」
ガバッ
俺「えっ」
ドサッ
俺「いたた・・・お、幼馴染?」
幼馴染「俺君・・・・・しよっ?」
俺「は!?」
幼馴染「一つになろうよ・・・私と・・・・・」
俺「ちょっちょっ、こんな時に何やってんのさ!?」
幼馴染「もう我慢できないよ、しようしようしようしようしよう」
俺「幼馴染!」
パシィン
幼馴染「・・・・俺君?」
俺「なんか・・・幼馴染変だよ、おかしいよ!」
俺「さっき襲わればかりなのに、幼馴染だってボロボロで!」
幼馴染「俺、君・・・・ごめんなさい」
幼馴染「こめんなさい、もうこんな事しないから嫌いにならないで」
幼馴染「お願いだから!私にはあなたしかいないの!」
俺「泣かないでよ、俺だって幼馴染の事好きだけどなんだからさ」
俺「逃げよう、一緒に」
幼馴染「俺君・・・・」
俺「幼馴・・・・・」
俺「あいつが追ってくる、迎え撃つぞ」
「それはお前が攻撃の能力じゃないからだ!」
黒「男の声?」
幼馴染「ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい」
黒「黄、猫、標的を発見した」
「誰だ!?」
李「あ・・・いやぁ、怒鳴り声が聞こえてきたものですから」
俺「清掃員の・・・・・」
シュゥゥゥゥゥ
李(くっ、この不快感・・・・)
李「さっきはどうして怒鳴っていたんですか?」
俺「あんた・・・・・」
李「そちらのお嬢さんは怪我を」
俺「さっきのか!」
黒「!?」
バシュッ
俺「幼馴染!」
ザクッ
幼馴染「くっ・・・・」
黒「またか!?」
俺「よくやった、次はこちらの番だ」
シュゥゥゥゥゥ
黒「ぅぐっ!?」
黒「精神が、歪んで」
黒「ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙」
飯食す
黒「ひぐっ・・・・ぅええっ!」
ビチャビチャ ビチャビチャ
俺「ふん」
ゲシッ
黒「かはっ!」
ドサッ
俺「あっはっはっはっ!ざまぁみろ!」
幼馴染「俺君・・・・」
俺「もうお前の知っている俺じゃない」
幼馴染「もしかして・・・・・・」
俺「だからそんな目で見るなぁ!」
ブンッ
幼馴染「うっ!?」
ドサッ
俺「はぁはぁ・・・・・」
俺「くそったれ、どいつもこいつも」
「黒!?」
俺「ああ!?」
俺「ね、猫・・・?」
猫「黒!しっかりしろ!」
俺「そうか、あんたも契約者か」
猫「お、おい黒!お前がしっかりしてくれないと俺がやばい!」
俺「ふふ、ふはははは!」
俺「俺の精神崩壊能力は人間にしか効かない、あんたには使えない」
猫「精神崩壊能力だと?」
自覚なしかと思ってらありかよwwwww
対価はアンバーみたいに自動的に払うやつか?
猫「お前の契約能力は不快感を植え付ける能力じゃ・・・・!」
俺「何を言っている・・・俺が契約者になったのは、ついさっきの事だぞ!」
猫「まさか・・・・・不快感の力は、モラトリアム?」
俺「知るかぁ!」
猫「!?」
俺「そんな事に興味はない、その体で挑む気か?」
猫「お前、契約者のくせに感情的すぎないか」
俺「これが俺の対価さ!」
猫「なるほど・・・・」
カチャッ
俺「この男は変わった剣を持っている」
ブンッ
猫「うぉっ!?」
カラン カラン
猫「危ないだろう!」
カチャッ
俺「お前たちの方が危険だからに決まって」
ガシッ
俺「ん?」
幼馴染「俺君・・・痛いよぉ・・・・・」
俺「だからなんだ、こいつらは俺を殺しにきたんだ」
俺「だったら殺してやる!」
ブンッ
パシッ
俺「受け止めた!?」
黒「組織の命令には納得できなかったが、今は違う」
猫「黒!」
俺「力のコントロールが完璧ではなかったのか」
幼馴染「俺君・・・・助けて・・・」
俺「ちっ、こいつは使い物にならないかぁ!くそぉ!」
シュゥゥゥゥゥ
俺「正気を保っていられない程!精神を壊してやる!」
黒「ちぃっ!」
ガシッ
猫「え?へ、黒?」
ブンッ
猫「ぬわぁ!?」
俺「何!?」
黒「貴様の能力は単体にしか通用しない」
黒「能力の対象外に阻まれ、俺まで届かない!」
俺「くそぉ!なら猫を!」
シュタッ
猫「うわわっ、ほっほっほっ」
俺「こいつ!」
ガシッ
黒「終わりだ」
俺「はっ・・・・」
バババババババババ
俺「ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙」
幼馴染「俺君!?俺君!」
幼馴染「俺君!俺君!俺君!」
猫「能力の無効化にも範囲があるみたいだな」
幼馴染「ぐっ、届けば・・・・俺君!俺君!」
俺「」
幼馴染「いやぁ・・・・・いやよこんなの・・・・・・」
黒「・・・・・・」
ドサッ
黒「任務完了」
幼馴染「俺君・・・・」
黒「なぜそうしてまでこの男に拘る」
幼馴染「俺君・・・・いやぁぁぁぁぁぁぁ!」
猫「黒、いくぞ」
黒「・・・・ああ」
タッタッタッ
幼馴染「・・・・・」
幼馴染「救えた」
黒「何?」
幼馴染「届いていれば、救えたのに!」
幼馴染「あなたたちが来るまで、幸せだったのに!」
黒「そいつはお前を・・・・物としか見ていなかった」
幼馴染「それでもいい、それでも良かった!」
幼馴染「俺君への依存が私の対価なのに!」
猫「依存が対価だと?」
幼馴染「異性への依存、それが私の対価だった」
幼馴染「でも・・・・あなたたちが奪った!」
幼馴染「あなたたちのせいで・・・・・・」
猫「だが、救えたというのはどういう意味だ」
幼馴染「私の契約能力・・・・」
猫「契約能力の無効化か、だが範囲内での話じゃ救えたとは」
幼馴染「違う」
猫「なに?」
幼馴染「私の契約能力は、契約の無効化」
黒「契約の無効化?」
幼馴染「その気になれば・・・・契約者を人間に戻せたのよ」
猫「ほ、本当か」
黒「俺が能力を使えなかったのは、加減していたからなのか」
幼馴染「でももうそんな事どうでもいい」
幼馴染「私は俺君と一つになるの・・・言葉通り、一心同体に」
カチッ
猫「ライター!?」
黒「何を!」
幼馴染「近づいたら人間に戻すわよ」
ボォッ パチパチパチパチ
幼馴染「これで俺君と一つになれる、一つに・・・・・」
猫「こいつ火を点けやがった!」
幼馴染「一つ一つ一つ一つひとつひとつひとつ」
黒「くっ、逃げるぞ猫!」
猫「あ、ああ!」
黄「本当に始末したんだろうな?」
黒「疑うのか」
猫「次からは、首でも持ってくるか」
黄「俺だってお前たちの所には行こうとしたんだぜ?」
黄「でもよ、学校の中が思ったより複雑で・・・・・・」
猫「呼び出してもらえばよかったのにな、黒?」
黒「まったくだ」
黄「うるせぇ!やっとお前達を見つけたと思ったら」
黄「逃げろって言うから何事かと思ったんだぞ」
黄「まぁでもこれで良かったじゃねぇか、任務は達成した!」
猫「はいはい、分かったよ」
黄「そろそろ銀が帰ってくる頃だ、迎えにいってやれ」
黒「ああ」
猫「俺も行っていいか?」
黒「好きにしろ」
黄「へっ、契約者は契約者と仲良しってな」
黄「・・・・・・」
黄「別に寂しくなんかねぇぞ」
男「うおっ、まじかよこのニュース」
黄「?」
「今日未明、某高校にて火災が発生しました」
「火は一時間後に消し止められましたが、生徒二名が死亡」
「教員が一名軽い火傷を負い、病院へ搬送されました」
「火災の発生直前、学校内に不審な人物が目撃されているとの事から」
「警察は放火とみて捜査を続けています、次のニュースです」
黄「かぁ〜、放火犯の顔が見てみたいぜ」
終わり
銀ちゃんぺろぺろ
HTML化の依頼してきます
ありがとうございました
おつ!
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