京太郎「コミュ障の治療をする?」 (373)

京太郎「コミュ障というと、アッアッしか言えなくなるあれですか?」

京太郎「え?それだけじゃなくてコミュニケーションの観念が常識から大きく逸脱してる人も対象?」

例)「嶺上開花嶺上開花ツモカンツモ!麻雀って楽しいね!」

京太郎「あっ(察し)」

京太郎「ちょっと俺には荷が重くないですかねえ……というかなんで俺が」

京太郎「え?おもち持ちの娘を治療できる?やります」


※このスレは非安価です
※気が向いたら安価を導入する場面もあるかもしれません
※京太郎成分有り
※エログロはなし、ほのぼの

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1398223653

【case,1】

淡「こんにちはーってお医者さんが金髪だ!?」

京太郎「……」E.白衣

淡「え、えっと、今日は菫……じゃないっ、部活の先輩に、一回ここに行けって言われてきたんですけど」

京太郎「おもちなんて……ないじゃないか……」

淡「あのー、せんせー?聞いてますかー?」


京太郎「よくもだましたアアアアア!だましてくれたなアアアアア!!」


淡「私より先生に治療が必要だコレ!?」

あわあわはコミュ障の対極に位置する存在だと思うんですがそれは

京太郎「……それで、今日はどのような?」

淡「えーっと、部活の先輩から、コミュニケーション能力が足りないって言われて」

京太郎「しかし俺とは普通に話せていますよね?」

淡「まあそうなんだけど……なんていうのかな……気をつけていても、すぐに人を見下しちゃう、っていう自覚があって」

京太郎(ん、無意識下での他者への攻撃か。となると)

京太郎「他人というのは、自分以外全員ですか?先程言っていた部活の先輩は?」

淡「あの、部活って麻雀部なんですけど、自分より弱い人とか特に」

京太郎(麻雀って人格形成にまで影響を与えるのか)

京太郎「なるほど、あなたは麻雀がとてもお強いようで」

淡「白糸台の大将です」

京太郎「ほう」

京太郎(メチャクチャすげえじゃねえか!照さんのチームで大将かよ!?)

京太郎(なまじ会話はできる分たちが悪いな、ていうかコミュ障というより性格に難があるだけだろこれ)

京太郎(まあわざわざ来てもらったんだ、やれることはやらなきゃな)

京太郎「では目標はどのようにしますか?上下関係のない、対等な友人をつくる、といった具合ですかね」

淡「あっはい」

京太郎「となるとまあ、同年代ですし、俺を相手にシミュレーションするのが早いでしょう」

淡「同年代?」

京太郎「俺、高校一年生です」

淡「えっ」

京太郎「えっ」

期待

京太郎がコミュの魔物という風潮
アリだな

>>7
実際らぶじゃんでコミュ力はあるって明記されてるからね

認知行動療法の導入部がこんな感じだったわ…

面白そうな切り口だな

咲さんを麻雀へ引き戻した京太郎は男らしく責任をとるべき

>>11
和「それは私が許しません

むしろ咲はのどっちを泣かせた責任をとるべき

だいたい京太郎には可愛い優希ちゃんがいるんだじぇ

淡「なんで高校生がお医者さんやってんの!?」

京太郎「まあ色々あんだよ」

淡「す、すっごい不安になってきた」

京太郎「よーしお医者さんがんばっちゃうぞー」白衣パージ

淡「唯一のお医者さん要素が消えちゃったよ!?」



中断

>>7
咲さんと仲良く会話出来てる時点で(ry

期待してる
エロなしと言わずに触診してもいいんじゃよ?

それ逮捕されるやつや

女の子が?

前に触診して永水に嫁いだ話があったな

まーた京豚スレか

よく考えたら中学からの知り合いであの咲に京ちゃん呼びさせるのはすごい

咲ちゃんは引っ込み思案の魔物だからな

まぁ実際三年足らずの付き合いで引っ込み思案の女子を男子が下の名前で略称で呼ばせて男も下の名前で呼ぶってのは中々のコミュ力

京太郎が好人物であることは間違いないと思いますがね。

つまり京咲がナンバーワン!っと

咲は別にコミュ障ってほどじゃなくね?
京太郎の男友達とも普通に話してるし
タコスとも出会ってすぐに優希ちゃん呼びしてたし

なんもかんもあのサラダうどんのシーンが悪い

はるるとかも含めるならおもちありだよ!やったね京ちゃん!
いや、口数少ないこと悩んでそうだし、ねぇ...

でもヤンガンでも幼馴染になったじゃん

咲さんは照とのことがなければ
ちょっと気弱でドジなだけの普通の女の子

一番治療が必要なのはナチュラルに人を見下すコロたん

アラフォーですかね……

ころたんとか強すぎて孤独じゃなく
口が悪いからだろってレベルだしなぁ
咲キャラはダン!ヒィッ!ってさせたいの多いわ

ナチュラルに咲ちゃん呼びしてた京太郎の男友達のがコミュ力凄いわ

咲SSって他ジャンルと比べて雑談が多いのは何か理由でもあるの?

モモはコミュ力低そう(小並感)

>>35
咲は作品を見るだけじゃなくて、見た奴らで好き勝手騒いで楽しむものだからじゃね(受け売り)

>>36
アッアッってよりかは言動がおかしそうだよな
急に踊るし

再開

淡「でも何すんのー?」

京太郎「一気に馴れ馴れしくなったな……まあ普通に会話してみるのはどうですかね」

淡「……普通の会話っていうと」

京太郎「じゃあ、まずは俺とあなたとの共通点を探してみましょうか」

淡「きょーつーてん?」

京太郎「ええ、趣味だとか、読んだことのある本だとか」

淡「なんか小学校のグループワークみたいだね」

京太郎「それに近いかもしれません」

京太郎「まず俺は須賀京太郎といいます」

淡「大星淡、だよ」

京太郎「では大星さん、趣味などはありますか?」

淡「んー、今は麻雀が1番かな。実は須賀も麻雀やってたりしないの?」

京太郎「……まあ、少しは」

淡「お、いいじゃん!やろうよ!」

京太郎「いいですよ」





淡「弱っ」

淡「えぇー……ド素人じゃん」

京太郎「まあそうですね。でもトビませんでしたよ」

淡「代わりにCPUがハコ割れしたけど、ていうか須賀も危なかったんじゃん」

淡「ま、高校百年生の実力にはまだまだ遠いね!」

京太郎(高校百年生……?何言ってんだこいつ……)

淡「じゃあ淡ちゃんが勝ったわけだし、須賀には何か言う事聞いてもらおっかなー」

京太郎「いいですよ」

淡「あわ?」

京太郎「勝者の特権というやつですね」

淡「お、おおー。分かってるじゃん須賀!なんかお菓子買ってきてよ!」

京太郎「じゃあ少し待っていてください」

淡(結局、勝ってはパシり、勝ってはパシりの繰り返しだったなー)

淡(麻雀で勝つだけでああいうことができるもんなんだねえ)

淡「んー、ツモ。一発門前タンヤオ、ドラは……まあいいか、オーラスだし」

モブ「負けたあ~!」

菫「おい、点数計算ぐらい最後までしておけ」

淡「いいじゃんいいじゃん。あ、なんかお菓子買ってきてよー

モブ「え?わたし?」

淡「うん、だって負けたのそっちだし」

モブ「え、あ、うん」

淡「よろしくねー」



菫(……悪化してないかこれ)

悪化してんじゃねーか!

今日はここまでです
あわあわは庇護欲と嗜虐心を同時に煽ってくる稀有なキャラだよね
結婚して家庭築いて幸せの絶頂期に達したところで火災で一切合財を失わせたい

対等とは一体…うごごご

対局者のコミュ障を進行させる能力の持ち主か

可愛いウザキャラとかそんな感じなのかなあ乙

きっと、きっと何か考えがあるんだよ。

やべえよやべえよ
先輩からリンチされちゃうだろ…エスカレートして電ky…

ふんふむ

何となくタママが勘違いで隊長になった話を思い出した

再開します
コンマ判定を入れていく所存ー

京太郎「今日は何をしますか?」

淡「麻雀!」

京太郎「……他にも色々ありますよ?ゲームだったり、双六だったり、ただお話しするだけでも」

淡「ゲームなんてつまんないし、話は麻雀しながらでもできるでしょ」

京太郎「そう言うなら、いいですよ」



淡「ダブルリーチッ!」

淡「ツモ!」

淡「もらったよ、ロン!」

京太郎(ネト麻なのに元気だなあ)

淡「じゃあ今日は何してもらおっかな」

京太郎「なんでもどうぞ」

淡「じゃあマッサージでもお願いしようかなあ」

京太郎「本格的なものは無理ですが……肩もみぐらいならいいですよ」

淡「やった!ほら、じゃあ早く」

京太郎「はいはい」サワサワ

淡「んっ……」

京太郎「今度は勉強してみますから、全身にしてみてもいいかもしれませんね」モミモミ

淡「やっ……ちょっと、上手……んぅ」

京太郎「麻雀やってても肩って凝るんですか」グッグッ

淡「し、知らないよっ……やっ、うんっ」

京太郎「じゃあそろそろ力入れるんで、リラックスしてくださいね」

淡「!? ま、まだ強くなるの!? やっ、ちょっ、んあっ、あ――――」

淡「……」

菫「何をぼうっとしているんだ」

モブ「そのぼうっとしている大星さんに負けた私たちって……」

淡「……はぁ」

淡「ねえ、ちょっと、肩もんでよ」

モブ「え……?」

菫「お、おい、淡? 何を言っているんだ、お前」

淡「別にいいでしょ、これぐらい」

モブ「え、えっと」

菫「淡ッ!」

淡「……」

悪化しとるやんけwwwwwwwwwwww

菫さんが後輩の指導方法を学んだほうがいいレベル

モブ「べ、別にこれぐらい大丈夫ですから」モミモミ

菫「しかしだな、こんなこと、他の部員への示しが……」

淡「……全然ダメ」

モブ「え?」

淡「やっぱいいよ、全然気持ちよくなかった」

淡(須賀にまたしてもらわなきゃ……須賀じゃないと……)

菫「……ッ! この馬鹿野郎! いい加減にしないか、そうやって命令する権利なんて、お前にはない!」

淡「ああもう、うるさいなあ」

モブ「…………」

というわけでコンマ判定入りたいんだけど、人いますかねー?

いいからあくしろよ

いないよ




【コンマ判定】
菫からの好感度とモブの好感度と一般生徒たちからの印象を判定していきます
どちらも基準値は100で、そこからコンマの分だけ減ります
0になった場合は……まあ適宜ね(微笑)
00は100として扱います

といった具合です

>>59
>>60
ありがとナス!


では判定

↓1 菫
↓2 モブ
↓3 一般生徒


減りまくる予感

ほい

残念でもないし当然、散々こき使ったのにふさわしい結果といえる

菫 100→69
一般生徒 100→80


菫(人格に問題ありだとは思っていたが、これほどとはな)

菫(あのクリニック、照の紹介という時点で怪しかったが、藪医者だったか……?)

菫(今度は、改めて私が付き添っていくことにしよう)

菫(さすがに放っておくわけにはいかない)




「うわー、モブちゃんパシられてるねー」

「ああはなりたくないよね」

「気の毒っちゃあ気の毒だけど……でも、淡さんって元からそういう節あったし」

「犬にかまれたと思って諦めろって感じだよね。まあちょっとどうかと思うけどさ」

「いやー私じゃなくてよかった」

モブちゃんそろそろ「いつかぶっ殺してやる」とか陰で言っていてもおかしくないレベル

イチは他にss書いてますか?
安価なら下

モブ 100→32

モブ(……なんで)

モブ(なんで私が、こんな目に遭わなきゃいけないのよ……!)

モブ(クソッ、クソッ、クソッ……)

この少女は特段、麻雀に対して熱意があるわけではない。そして実力もない。

強いて言えば、彼女の根底にあったのは、弘世菫という少女への情景。それを抜きにすれば麻雀部にいる意味などなかった。

大星淡はその点で、一年生でありながらレギュラー入りを果たし、菫にも可愛がってもらっていたという点で、目の上の瘤であった。

そんな大星淡の相手を務めているのに打算があったかといえば、ないとは言えない。

だが、ともに卓を囲んでいるうちに、彼女自身への認識が改まっていったのは事実だ。

彼女は純粋だった。麻雀に対しても真摯だった。強者と弱者の関係をよく理解していた。だから彼女の振る舞いも鼻につかなかった。

モブ(けどッ、けどッ、こんなの――)

だがこの頃の彼女の行動はおかしい。

モブ(こんなの、大星さんじゃない)

肩をもむ手が振り払われた。


大星「もういいよ」


モブ(あんたなんか――大星さんじゃない)

モブ(本物はどこ? 本物の大星さんはどこ!? どこよ! どこのやったのよ!! 出してよ! 返してよ!! 私の大星さんを!!)

全部須賀って奴の仕業なんだ

>>68 京太郎スレは初めてです

京太郎「……それで?」

『淡は元々そういう節があったから、あまり拒絶はされてない』

京太郎「そっか、ある意味じゃ、人徳ってやつなのかもな」

『菫は淡がおかしいことに気づいてる。次は菫も着いていくらしい』

京太郎「シャープシューターの人……だっけ? 怖そうだなあ」

『あと……淡の相手をよくしていた一年生が、少し変』

京太郎「……」

『少し、様子がおかしくなってる。でも、単純に淡を恨んでるとは、また違うみたい』

京太郎「その子について詳しくは?」

『調べてるところ。見たところ普通の子だと思うんだけど』

京太郎「何かわかったらすぐ教えてほしい」

『分かった。京ちゃんもあんまり無理しないでね』



京太郎「分かったよ――照さん」

照『困ったときはお姉ちゃんを頼ってね』

お前のせいなんですが…





モブ「あれ、大星さんは?」

「今日はいないよ、部長も一緒。なんか二人でどっか行くみたいだったけど」

「いやーモブも今日はゆっくりできるね。ほら久々に打とうよ」

モブ「……」

モブ(二人でどこかに……)




ほのぼの(ほのぼのとは言ってない)

京太郎「お変わりはなく?」

淡「うん。じゃあ今日も打とうよー」

京太郎「俺はかまいませんよ。ただ、そちらの方は?」

菫「ああ、いや、照に聞いて、こいつをこちらに紹介した者です。大星は部活の後輩ですが」

淡「別にいいでしょー、そんなのっ。ほら須賀、早く早く」

京太郎「すぐ行きますから、少し待っていてください」



菫「……率直に聞くが、淡に何をした?」

京太郎「治療ですよ、治療」

菫「ふざけたことを……効果がないのは一目瞭然だ。むしろ悪化している。もうあいつはここには来させない」

京太郎「紹介しておきながらずいぶんな言い方ですね……弘世さん、あなた、風邪を引いたことはありますか?」

菫「ある。それがどうした」

京太郎「痰って、無色だったり、黄色く濁ってたりしますよね」

菫「回りくどい話はやめてくれ。何が言いたいんだ。私は今すぐにでも淡を連れ出したいぐらいなんだ」

京太郎「今、大星さんはウイルスと戦っています。だから痰は黄色です。あの黄色は、白血球と細菌の戦いで生まれた残骸の色なんですよ」

菫「信用できない。話も明快でなく怪しい。やはり私の判断ミスだった」

京太郎「……そうおっしゃるのなら」




淡「え、帰るの?」

菫「ああ。今日は彼の都合が悪くなってしまったらしい」

京太郎「すみません大星さん。また今度いらっしゃい」

淡「ぶー……分かったよ、またね、須賀!」

京太郎「ええ。……っと、電話ですね」

菫「さあ出よう」

淡「はーい」

菫(……この部屋だと、以前の淡みたいだ。一体どうしてしまったっていうんだ……?)







モブ「……」

【コンマ判定】
あっそうだ(唐突)
いまさらですが登場キャラ判定をします
ストーリーの大筋は変わらないので、好きなキャラを狙う具合でどうぞ

00~33:大沼秋一郎
34~66:小鍛治健夜
67~99:戒能良子

↓2判定

ほい

むん

よっしゃかいのーさんやんけ!



淡(私は、孤独だった)

淡(強者とは孤独だ……そんな言葉をよく聞いてきた。勝ち続けるからこそ孤独に孤立していくんだと聞いてきた)

淡(孤独と、孤高は、違う)

淡(私は、孤高になりたかった)

淡(でも今の私には居場所がある。肩を並べる肩がいる。それでいいと思っていた)

淡(でも、勝つことの意味は?)

淡(何のために戦って、何のために勝つの? 仲間のため?)

淡(勝って何かを奪う。闘争は、根源的な意味は、そこにあったはずなのに、それを私は忘れていた)

淡(……これから、どうしよう)

淡(自分でも、自分がおかしくなっていってるのがわかる)

淡「ロン」

「――――」

淡(調子はいい、すこぶるいい。勝てる。けれど)

淡「一発ツモ」

「――――」

淡(『その先』ばかりを考えている)


淡(勝ったら何をしてもらおう。何をさせよう)

淡(相手を虐げたい。

  負けたやつの、この部室にいる価値のない雑魚の背中を踏みにじって屈服させたい。

  跪かせて

  足を舐めさせて

  歯を全部へし折って

  髪を引きちぎって

  鼻を折って

  鎖でつないで

  床を這いまわる蛆虫みたいなそいつらに唾を吐きかける)


淡「……ツモ」

淡(そんなことを考えている間に、対局が終わってしまう)

菫「まるでマシーンだな、最近の淡は」

誠子「弘世部長、そんな言い方……」

菫「どうかしてるよ、あいつも、あの男も」ギリッ

誠子「あの男?」

菫(私が何を言っても上の空だ。どうすればいい。あいつの元へもう一度――ダメだ! あいつのせいでこうなったんだぞ!)

菫(……ウイルスと闘っている、か)

菫(あいつの言うウイルスとは何だ? 対人コミュニケーション能力のことか? それとも……もっと別の……)


菫「少し出る」

誠子「あ、はい」

一見大成功の反対だけど果たしてどうなるか

【コンマ判定】
度々すまんな
挟むのもあれだし、必要になる分はここでまとめてやってしまいます
と思ってたらなんやこの量……(ドン引き)


・京太郎の異能レベル(異能の内容は固定です・麻雀の異能ではありません)
コンマが高いほど強力です
ゾロ目は例外で100扱いとします


・淡の治療法(ストーリー分岐)
00~49:荒療治
50~99:ウイルスとの殲滅戦


・良子との関係性
京太郎→良子
00~33:胡散臭いおもち持ちのお姉さん
34~66:頼りになるおもち持ちのお姉さん
67~99:異性として……?

良子→京太郎
00~66:今後に期待してる
67~99:割と頼りにしてる
ゾロ目:異性として……?



順に
↓2
↓3
↓4
↓5

ほい

アラサーダヨ!

こい

コンマ安価もやるのね
あと>>1、酉つけてくれたら嬉しい

ほいっと

割りと良さげに見えるが…

関係ないところでゾロ目かー

ゾロ目は99扱いってつけ忘れたけどまあゾロ目とか出るわけないか

「00でーーすwwwww」
まあ今回はこっちの不手際なので、京太郎→良子の好感度判定は99扱いにします

そして京ちゃんっょぃ

酉ついたかな?

一応選択安価も今からあるんでお願いします
時間をとってから多数決で行く予定です

結果
京ちゃん異能83(型月表現でA+)
話は聞かせてもらった!ウイルスは殲滅する!
京太郎「年上もいいなァ」
良子「You still have lots more to work on…」

――――――――――――――――――――――――――


京太郎「あ、良子さんいらっしゃ……弘世さんでしたか。どうしたんです」

菫「少し、聞きたいことがあるんだ」

京太郎「……かまいませんが、先日の電話の相手がここに来るので、できれば手短に。イスにおかけになってください」

菫「分かった。……じゃあ、質問なんだが」



『①あいつにどんな治療をしていたんだ?
 ②あいつの何を治療しようとしていたんだ?
 ③どうして照は君を紹介したんだ?    』


五分後に多数決取ります

00とったのは淡の判定安価だけどゾロ目関係ないから下にずれたってことかな?
安価なら下

コンマずれてね?

表記は下2345だけど実際は1234で取ってるっぽい?
まあ悪くなるわけじゃなしいいんじゃね?

コンマなら二つも下にする必要はあんまりないかも?
わからなくなる原因にもなりかねないから一個下とかでいいんでは

うわ本当だ安価ズレてる……
ちょっと修正

京ちゃん能力値70(まあ普通に高め)
淡は荒療治(殲滅じゃないからヘーワヘーワ)
京太郎「頼りにしてますよ」
良子「こちらこそ」

こんな感じかな


あ、じゃあ多数決取ります
番号指定してください

↓1~5

↓2からじゃなくて↓1からになってる?

sageてた……
安価下

てか次からはコンマ直下にした方がいいんじゃない?

いけ

照との関係が気になるから?で

1


3

2

2と3で再安価?両方やる?

3

京ちゃんスレどころか安価進行スレ初めてなんで不手際は大目に見てやってください……(震え声)

選択安価なので番号を指定しているものをカウントします
>>106は文字化けしてるのでズラします、ごめんなさい
①が一票
②が二票
③が二票

じゃあどっちもやりましょうかね~

文面的に文字化けは3だと思…

>>114 まあズラさなくても結果は同じですし(目そらし)

③→②の順で処理していきます


菫「なぜ照は、君を紹介したんだ?」

京太郎「照さんから聞いてるわけでは、ないみたいですね」

菫「ああ。正直に言うと、君と照の間に何か関係があるとは考えにくいんだが……」

京太郎「まず俺はごく普通の高校生であって、とある事情でここにきているわけです」

菫「とある事情? ここでこのクリニックをするためではなく、か?」

京太郎「クリニックというのも実は隠れ蓑みたいなものなんですけどね。

    それより、質問に答えましょう。実は照さんは、俺がここに来るきっかけでもあったんです」

菫「何だと?」

京太郎「かつて俺は――照さんを治療しました」

菫「!?」

京太郎「まああの時は、治療とも言えない処置でしたが……そうして今の照さんがあります。

    弘世さんは、照さんとは中学時代からの付き合いでしたね。俺はその前、照さんが長野に住んでいたころに照さんと出会いました」

菫「ま、待ってくれ!」

文字化けしてたか 申し訳ない
3を選んだつもりでした
結果は変わらないみたいだけど

なんと、既に実績ありだったか

テルーは治療されてあれなのか(絶望)
あわあわもダメみたいですね・・・

菫「あいつが中学に入学する前……小学生のころか!? 何だ、その治療というのは!

  君は照の何を治療して、淡の何を治療しようとしているんだ!」

京太郎「……そうですね、話していいものかどうかはわかりませんが」


良子「ニードレスですよ、京太郎。彼女を巻き込む必要はない」


京太郎「良子さん!」

菫「……!? 戒能プロ!?」

菫(なんだ、なんなんだこれは!? 一体あいつらは何に巻き込まれているんだ!?)

良子「ソーリー、弘世さん、もうあなたはこれ以上踏み込んできてはいけない」

菫「なに、を……」

京太郎「仕方ないですね、良子さんがそう言うのでしたら」

菫「待て、待ってくれ……! 私は、あいつの……!」

良子「ここでのメモリーを封じさせていただきます。では」

菫「……ッ!!」


菫(彼女に肩をつかまれた瞬間、視界が真っ白になって、それで――)

一瞬能力者スレになったのかと

菫(……どこだ、ここは)

菫(学校の外……? 部活の時間だ、私は何をしているんだ)

菫(早く戻ろう……頭が痛い……早く部室に……一回寝たほうがいいかもしれないな……)




淡「ツモ。……ほら、終わったんだから、飲み物買ってきてよ」

モブ「……」

淡(私はどうしちゃったんだろう……そうだ)

淡(もう一回、須賀のところに……菫にバレないように、行ってみれば……)




良子「今回もベリーハードな仕事になるかもしれませんね」

京太郎「照さんの時より楽なら、かまいませんけどね」

良子「今回はどうするのです? かつてのようにウイルスをすべて……」

京太郎「いえ、治療のカギはもうあります」

京太郎(彼女が……最後にして唯一の切り札だ)

良子「そういうことでしたら、私は全力で京太郎をサポートしましょう。あなたならできると信じています」

お前は踏み込みすぎた...的なことを言いながら現れる幹部キャラみたいな

いまさらですがよほどのことがない限り京ちゃんが死ぬことはありません
戦闘もコンマ判定で体力の削りあい、とかではないので事前の判定に積み重ねがすべてです



【コンマ判定】
菫からの好感度とモブからの好感度と一般生徒たちからの印象を判定していきます
00は100として扱います

今回はコンマを2で割った数値をそれぞれ引きます(奇数で割り切れないと切り上げ)
参考に現在の数値
菫69
モブ32
一般生徒80

モブに限った話ですが、数値がゼロを下回るとアレな感じになります

では
↓1菫
↓2モブ
↓3一般生徒

おまかせあれ!

ほい

おまかせあれ!

あらら

ていうか死ぬリスクはあるのね
ほのぼのとは一体...うごごごごごご

言ったそばから…

菫69→40
モブ32→-10
一般生徒80→67


菫「……また、淡か」

「あ、弘世部長」

誠子「部長。さすがに淡の様子が変です。何かあったんですか? ……部長? 顔色が優れませんよ?」

菫「少し休ませてくれ」

「部長も大変だなー」

「大星さん、結構やりたい放題だもんね」

「まあムッとはするけど、それだけの立場ではあるってことなのかな」

菫(そうだ、淡がおかしくなって、それで私は……何かしようとして……何をしたんだ?)

菫(そもそも、私に何ができるっていうんだ……あいつの性格が引き起こした問題だ……私に何が……だめだ、何も考えたくない)

菫(なんで私があいつを庇わなきゃならないんだ……なんだ、何を考えているんだ私は)

菫(しっかりしろ、お前はこの麻雀部の部長なんだぞ/
  どうでもいいじゃないか、こんな茶番、女子学生の、仲良しごっこだ)

菫(私がどうにかしなくちゃならないんだ。そうだ、その責任があるんだから/
  責任など糞くらえだ。関係ない。休みたい。何も考えたくない、何も考えちゃいけない)

菫(頭が、痛い…………)

い、一周回って好感度振り切れるかもしれないから

おや? すみれさんの ようすが……

つまりどういうスレなんだここは…

ほのぼの(修羅場がないとは言ってない

握った拳から血が滴った。

どうして自分はあんな偽物に仕えているんだろう。

自動販売機のうっとうしい白光をぼうっと見ながら、少女はさらに拳を握りこんだ。

その瞳には照り返す照明が映るだけで、彼女自身の輝きはなかった。


(あんなの、いらない)

(あんな偽物、もういらない)

(弘世部長を苦しめるだけのあれは、まがい物だ)

(そんなまがい物は、私が焼いて、それで、弘世部長に褒めてもらう)

(あんなの……あんなの……あれ……アレの名前、何だっけ……なんでもいいか……)

(なんだっていいや……弘世部長の邪魔になってるんだもん……仕方ないよね……)

(ほんものとかにせものとか、そんなのどうもでいいや)

(邪魔なあれをもやしちゃえばいいんだから……)

(これでいいよね……)


少女は拳に握りこんだライターの感触を確かめた。

え?淡を依存させるスレじゃなかったっけ?

俺もなんのスレかよく分からなくなってきたぞ

※このスレは非安価です
※気が向いたら安価を導入する場面もあるかもしれません
※京太郎成分有り
※エログロはなし、ほのぼの

うん、こんな感じの雰囲気で女の子と仲良くなるスレだったな(錯乱)

では今回はここまでですー
質問とかあればしばらく受け付けます
ヒントとかもある程度は出せるかもしれません(謎解きとかないけど)


戒能さんは助手兼スポンサー的な立ち位置でいいの?
というか高感度とか上げて仲良くなれるの?

>>1の説明ほとんど嘘じゃねーか!いいかげんにしろ!

>>138
かいのーさんは助手兼スポンサー兼師匠兼ヒロインやで
まあスポンサーは照のほうが適任かもしれんけど
好感度あげることはできます
まあ好感度上げられるヒロインは一人ではないですが

>>139
え?淡とセクロスしたいって?(難聴)


というかこれからはちゃんとヒロイン出てくるたびに一回好感度判定しよう……

>>139 まだ何も起こってないから...(起こらないとは言ってない)

乙 巡回スレが増えて嬉しい

赤い文字怖いんですが…

にしてもほのぼの出来ないスレやな

方向性まとまってないじゃん(小波感

どういうことなの...

なんか混乱させてしまって申し訳ない

一応は『(病んだ人間や神をぶっ倒して)ほのぼの(を目指す)スレ』です

何も間違えてないじゃないか

ヤンデレに期待

昔の畜生安価スレが蘇ったかのような感じだ……気を付けないとまた淡が入水するぞ……

なんかタカヤを見てるみたいになりました(小並感)

>>1のレスが嘘ということはこれからエロい事件が起こる可能性もないでもないかもしれない……

っていうかこれ菫さんが余計なことしてるよね
最初の性格で普通に付き合えてたんじゃん

思ってたのと違った

既に迷走してるな。

まるで訳がわからんぞ!

>>1に非安価ってあったのは何だったのかってくらいの糞安価スレになってるな
というか迷走しすぎだろ

安価入れれば人が居るのを実感出来るからだろ

京太郎スレの>>1は八割方鬱好き(偏見)
そしてそれは住人にも感染する

こうして鬱の輪は広がるのです

淡が京太郎に依存というゴールにたどり着くのなら仮定や方法などどうでもいい

迷走し過ぎ同意。着地点というか、何がしたいかわからん

>>155
そういう風潮作るのやめーや
それで宮守スレやら借金スレやらいろいろ諦めざるをえなかったんだぞ

嫌なら見るなとしか 鬱だってニーズがあるのは確かなんだし

正直結構しっかり描写してるからこれはこれで好き

鬱でも安価でもいいんだが最初からそうしといたほうがいい
迷走しすぎなのが明らかやん・・・

コミュ症の方達とドタバタイチャイチャコメディを繰り広げるだけのアレかと思ったのに
ウイルスとからへんからやな予感はしたけどもだ

迷走迷走うるさすぎ
自分が予想した展開にならないと嫌なの?

そっ閉じもできない時点でお察し

前あったヤンデレスレっぽいな

誰もいなさそうな時間に非安価部分を進行していくスタイル

いやでもさすがに>>1の段階で説明が足りてなかったですね……気を付けます


では更新していきますー

昼飯時だし時間とって覗いてるのは何人かいると思...

来たか!

菫「ん、淡は来てないのか」

誠子「はい、授業が終わって、どこかに行っちゃったみたいで……」

モブ「まあ、多少はサボってもいいんじゃないんですか?」

菫「まあ後で注意しておくか」

誠子「……弘世部長? ちょっと顔色が優れないみたいですけど」

菫「最近ちょっとな。ふっ、後輩に心配をかけさせるとは、面目ないな」

誠子「そんなこと言わないで下さいよ」

モブ「そうですよ!心配なんですから!」

菫「……ありがとう。助かるよ」

(……何か、雰囲気がおかしいな。おかしいというより、何か、不自然だ)

自分のすぐそばでニコニコと笑っている1年女子。彼女にはよく淡の世話をしてもらっている。

「そうだ、君は少し暇かもしれないな。一緒に打つとしよう」

「本当ですか!ありがとうございます!」

喜色満面といった具合で雀卓に座る。

不意に、頭の裏側に痛みが走った。 何かを警告するかのような稲妻だった。

(……どこかがおかしいんだ。何かは分からないが……何かが)

彼女の向かいに座った。その目をまっすぐ見る。彼女の瞳は、菫への、こそばゆいほどの憧れに満ちていた。

(…………)

対局が始まった。

説明が足りないっていうか詐欺する気満々だったやんけ
これはこれで面白いけど

淡「やっほ、須賀。来ちゃった」

京太郎「……弘世さんには、何と言ったんですか」

淡「んー、無断欠席?」

京太郎「要するに何も言ってないんですね……今日も麻雀ですか?」

淡「そう、だね」

京太郎「? どうかしたんですか?」

淡「あのね、私、少し話したいことがあるんだけど――」

淡はすべてを話した。異常な加虐嗜好ばかりが頭を占めていること。

これらは最近になってからのものであること。

さらに詳しく言えば――京太郎の元を訪れてから、この状態であること。

(なるほどな。いい調子だ)

京太郎はじっと淡の目を見た。

その瞳。今まではきらきらと輝いていた目の奥に、うごめく何かがいる。

「それは、麻雀をしている間だけですか?」

「……ううん。だんだん、普段からこういうことばっかり考えてるようになっちゃってる」

どうしたらいいかな? そう言って、彼女は視線を床に沈めた。

咳払いをしてから、京太郎は身を乗り出す。

「その考え方は、異常だと思いますか?」

「……え?」

「それは、もちろん、おかしいと思うけど」

口ごもりながら答える。

「でも、それが当然だと考える人もいます」

「そんなの! ……ッ」

そうだ。自分だって、かつてはそう考えていたんだ。勝てば奪い、負ければ奪われる。それを当然とみなしていたのだ。

きっと、これは、誰だってそうだ。

この世に生を受けた者なら誰しもがそう思う。他人のものを奪いたい。他人のものを凌辱したい。その欲望はいつまでも人間の心に染みついている。

かつて自分は奪う側だった。

では今は?

仲間とともに戦っている、けれど、本質的には、何も変わらないのでは?

「私は……」

戦うことは奪い合うことだ。勝者は勝ち上がり、敗者は叩き潰される。未来を、栄光を奪われる。

勝ち続ける者は、いつしかそのことを思考の外へ追い払ってしまう。

ちょうど白糸台のように。

『虎姫』とはなんと皮肉な名前なのだろうか。

姫であっても、虎なのだ。食物連鎖の頂点に立ち、下位の者を食らい続ける、そうしなければ生きていけない、そうするのが当然の役目。

「今の大星さんがこのことをどう考えるかは、自由です」

けれど。

「あなたがあなたである限り、このことからは逃げられないんですよ、『大』星さん」

というわけで中断。
高確率で今晩は更新できなさそうです。

一応今後の方針を。
・菫さん視点で淡とモブに接触していく
・淡とモブに『チェックカウンター』を設置
・条件を満たせばカウンターがたまっていく(選択安価やコンマ判定)
・先にどちらかのカウンターがたまると……?
・選択次第では京太郎の助けを借りることも(現在菫は京太郎のことを思い出せない)

では休憩終わったので行ってきますー

まーた京豚スレか

乙乙 今後どう動いていくか期待

京豚スレならまだ読めた
前置きで騙すの前提だったのか構ってちゃんが発症したのかわからんがどっちにしてもクソスレ

確かにこのままいけばおもちの娘を治療できそうだな

時間ができたので再開しますー

なんか数値が無限大に広がっていって把握がめんどくさそう

麻雀スレに比べたら数値把握はまだ楽だろ...

結局鬱系のスレなら一度ちゃんと注意書きした方がいいんじゃ
>>1でほのぼのって書いといて何の警告もなく実は鬱でしたーってのはさすがに…

再開する(再開するとは言っていない)

ほのぼのではないけど別に鬱でもない
今のところは

べつに鬱なら鬱でも構わないけどこの手のスレによくある作者の「私病んでますよ」アピールとかし出したらホントに終わりだな

好感度のコンマだけど期待値計算して設定してないだろ
「エログロなし、ほのぼの」にしたいなら好感度が0以下になる確率を下げた方が良い
3キャラに対して一回目コンマそのまま、二回目コンマ/2って、毎回0以下のキャラを出したいのか

「気が向いたら安価」ってあるけど、優柔不断だから安価出してんだろ、ていうかただのコンマだし
そんなの自分のレスのコンマでも使ってろよ

>>140で読むのやめたわwwwwwwwwww

このスレには期待してるから完結だけはしてほしい

ほのぼのでもないし、非安価でもない
>>1とはなんだったのか

「読むのやめたわ」と草生やして宣言するようなマジモンのコミュ障がチラホラ湧いてるのが気になる

>>137とか見るに最初から釣る気満々だったけど反応が思ったより良くなかったって感じか

え、何、釣っちゃいけないの?
>>1の自由じゃん

釣ってもいいけど批判はされるだろうな
そんだけ

なぜ京太郎スレは普通に女の子とイチャつかないのか
なぜすぐに鬱展開に走るのか

再開するって何だったんだよオラァ!(泣き土下座)

というわけで再開します。本当にごめんなさい……

あ、いちゃいちゃも普通にあります(小声)

よっしゃ!
攻略待ってたで!

大星淡という少女は、人を魅了する輝きを持っている。

彼女はいつも溌剌として、場の空気を彼女のカラーに染める人間だ。

ムードメーカーになるしかないような彼女が、今はその輝きをひそめている。

物憂げなため息を吐きながら遠くに視線を飛ばす。それはそれで絵になっているのだけれど、以前からの彼女を知っているなら、そこに違和感をぬぐいきれない。

白糸台麻雀部のもっぱらの噂は、淡が恋に落ちただとか、身内に不幸があっただとか、とにかく彼女の動向についてが大半を占めていた。

そこに悪意はなくても善意はない。本気で心配している人間は少ない。

単なる話のタネだ。

そして彼女の暴虐も、話を盛り上げる一因でしかない。

一年生であるにもかかわらずレギュラー入りしているのだから、ある程度の我儘が許されてしまうのは不可抗力だ。

だが、彼女の言動は、その根をどこに張っているのか、だれも知らない。

自分の部屋の中で、菫はぎゅっと枕を抱きしめていた。

頭痛がひどい。何かを思い出せと、叫んでいる。

(淡……)

今日来なかった彼女はどこで何をしていたのだろうか。

自分は彼女が心配だった。だが、そこで何をしていたのか分からない――中途半端に途切れた記憶。映画のフィルムを引きちぎってしまったかのような違和感。

……何かしなくてはならない。そんな焦燥が胸の内を焦がしていく。

……何かをしていたのだけれど、何をしていたのかが思い出せない。忘却は人間の武器だが、それが時として本人を苦しめることもある。

ベッドに置かれたスマートフォンを手に取る。

なんとなく、誰かに電話をして、相談したい。何を相談するのかもまとまっていないけれど。

(心配をかけてしまうかもしれないが、一人で抱え続けるのも、また問題だな)

そう自分を納得させた。

連絡先をスクロールしていって――


【菫チェックカウンター:0】

【電話相手選択安価】
①照
②誠子
③淡

※コンマがゾロ目の場合は強制でモブ

↓1選択安価

テルー

菫「もしもし……照か?」

照『珍しい時間の電話、何かあった?』

菫「少し相談があるんだ」

照『私に相談……? あまりいい相談相手になれるとは思わないけど』

菫「お前にも知っておいてほしいというか、なんというか……」

少し息を吸った。自分の考えをまとめるためにも、思考をアウトプットしたかった。

菫「淡の様子が、変なんだ」

照『……最近、ほかの子をいじめてるみたいだね。照だけに』

菫「そういう冗談はいい。何か知らないか?」

照『菫のほうが詳しいと思う。私は、あまりかかわっていない』

菫「しかし急に変貌してしまって、私も驚いているんだ。何か、前兆があっただとか、そういう話は聞かないか?」

照『前兆、というよりも、あれが正しい姿だと思う』

菫「正しい姿だと……?」

照『勝った人が強いんだから、ああなっちゃうのがふつう。今までがおかしかっただけなのかも』

菫「ふざけるな! 私は認めないぞ、そんな横暴!」

照『別にふざけてはいない。ただの、一つの意見だから』

菫「……何か、原因が分かればいいんだが」

照『私は、あのままでもいいと思うけど』

菫「しかし……」

照『どうせ、すぐに決まる。前に進むか後ろに退くか』

菫「? どういうことだ?」

照『菫がその時、どこに立っているかは、今から次第』

電話越しの声は、やけに冷たく聞こえた。

小粋なジョークを挟む辺りテルーはまともか

その声が、不意に温度を持った。


『でも――大丈夫』


『菫なら、運命を撃ち抜けるはずだから』


「運、命……?」


『強者の理だって、それを破った人間はいる。破ってこその人間だから』

『私は、彼の手伝いがなかったら、きっとひどいことになっていたけれど』

『菫もきっと、淡の助けになれるはず』

菫「……難しい話だな」

照『私はあまり話が上手じゃない。でも、話が上手でも、必要な情報を話してくれるとは限らない』

菫「私はお前のそういうところは好きだぞ。いつも直球だからな」

照『照れる』テルテル

菫「ぽんこつなところをどうにかすれば完璧なんだがな」

照『』

菫「じゃあな。また明日」

照『わ、私はぽんこつなんかじゃな』

ブツリ。

スマートフォンを放りだして、菫はベッドに体を沈み込ませた。

きっと明日、もっと話をすれば、何かが分かるはずだ。

そう思って、目を閉じた。

淡の笑顔が脳裏にきらめいた。


【菫チェックカウンター:1】

菫(……今日の部活も、なかなか思い通りにはいかないな)

菫(淡はいつも通りだし、照はお菓子を食べ続けているし)

菫(ん、対局が終わって、淡がまたあの子を使いっ走りに行かせたのか)

菫(では私は――)



【選択安価】
部活で菫が話しかける相手を選択します。

①照
②誠子
③淡

※コンマがゾロ目の場合は強制でモブになります


↓1選択安価

2

なんで菫にチェックカウンターつけてんだよバカかよ!
チェックカウンターの数値は5たまるとイベント入ります



菫「誠子。淡はまだあの調子か」

誠子「はい。でも、周りも大して気にしていないようです」

菫「ふむ……どうしたものかな」

誠子「急に始まりましたし、急に終わったり――まあしませんよね」

菫「発作じゃあるまいし、それはないだろう……」


【チェックカウンター:変動なし】

菫(部活の時間が終わると、淡はすぐ部屋を出てしまった)

菫(今はみんなが帰りの準備をしている)

菫(どうしたものか――)


【選択安価】
部活終了後の菫の行動を選択します。

①照に話しかける
②淡を追う
③帰宅する

↓1選択安価

3

カバンを床に置き、息を吐いて座り込む。

思い切りのびをして足を投げ出した。細菌疲れがたまっている気がする。

(――人間のあるべき姿、か)

ふと、デスクの上になるノートパソコンに視線が向いた。

ダメ元に近いが、インターネットで少しそういった、性格の豹変について調べてみてもいいかもしれない。

(まあ、そこまで有用な情報が得られるとは期待していないが……)

イスに座ってパソコンを立ち上げた。

起動するまでの時間、物思いにふける。

(確かに、勝てば官軍という考え方は生来的に根付いたものかもしれない)

(我々だって勝負の世界にいるんだから、そういう考え方は有ってしかるべきだ)

(だが――淡のあれは)

(何かが違う気がする。私のそれと、淡のあれは、違うものに見える)

ところでモブの好感度が下回ったやつは放置?
あれでイベント終わりなん?
それともコンマ判定不評だから辞めた感じ?

完結してくれればイッチの好きなように書いてほしい所存

googleにアクセスして、『性格 豹変』と検索。

……どうでもいい記事ばかりだ。同じような相談はあるが、結局根本の解決にならない回答ばかりされている。

それはまあ、その個人の問題なのだから、完璧な回答などネットでは期待できないだろう。

そして菫が参考にすることもできない。

(……検索ワードを変えるか)

『闘争本能 人間 あるべき姿』

バカバカしい、と、打ちながら思った。

けれど手がかりをつかむためには、なんでもする他なかった。藁に縋る思いだった。

>>214
判定でゾロ目が出れば出番です
コンマ判定もちょいちょい混ぜていく所存ー



(……ん?)

表示されたサイトの一覧に、少し引っかかった。

(天照大神……おいおい、照の文字が見えたからって、これはさすがに関係ないだろう)

そう思いながらも、そのサイトに踏み込んだ。

天照大神。日本を代表する神。

目が滑るような説明の中、ふとスクロールが止まった。

書いた人間の思想がそこには書きなぐられていた。


『天照大神の影響を受けた人間はいる。神に愛された子だ。天照大神に愛された子らは、この世で何かを成し遂げるだろう。必ず現れる。そしてその子らを殺そうとする者もいる。だが時は充ちていない。いずれ満月は穴を開け、鳩が空を埋め尽くす中女神が零落し、魚は泥水から清流に流され、時計は鳴り、土が起きて平和を歓喜する。世界が終わって始まり、人々は泣き喜び、獣は足を踏み鳴らして駆ける。争いが始まるのだ。平和こそ争いなのだ。利を奪い合うことこそ平和なのだ』

(――奪い合いこそが平和、か)

そうは思わない。それはきっと現代に生まれ、現代に生きているからだ。

菫はこめかみに指をあてた。

きっと、この考え方は、一つの思想だ。そしてそれに反発するのも、所詮は一つの意見で、同等なのだ。

(……そうなのか、淡)

スマートフォンを手に取り、ほとんど衝動的に淡に電話をかけた。

3度目のコール中に彼女は出た。

『もしもし? どしたのー?』

「なあ淡……」

視線はまだ画面にあった。文字を拾い上げていきながら、同時にそれを唇の隙間から漏らす。


「【天照大神は暴力と平和を同等に結びつける】らしいが、私はそうは思わない。きっと、奪い合いのない平和だって、あるはずだ」

『……いきなり何言ってんの?』

「いや、なんでもない。忘れてくれ」

自分でも、自分が何をやっているのか、なぜこんなことをしているのか分からなかった。

でも言わなければならない、そんな気がした。

『……私は、どっちでもいいと思うけどね』

「え?」

『奪い合いでも、勝った人間……というか、勝ち続ける人間からすれば、平和なんじゃない?』

「……かもな」

きっとここだ。ここがズレているのだ。

そのことは知っていた。大星淡はそういう、勝ち負けの定理を認識している少女とは、だれもが知っていた。

『負けるようなやつは、存在価値がないんだよ。負けたら何もかも失うんだから』

だがこんなにもおごり、敗者を見下すような人間ではなかった。

菫は瞳を閉じた。

何か言葉をかけてやりたい。その道の先には破滅しかないのだと言わなければならない。

息を吸った。

「お前がほしかったのは、そんな勝利だけなのか……?」

『え?』

「私は、お前が来てくれてうれしかった。なぜだから分かるか? それは、仲間ができたからだ」

『ッ……』

「肩を並べる仲間がいる。それだけで人間は強くなれる。奪い合うことは、時としてその仲間も殺すんだぞ」

『でも、それでも負ける人は負けるよ……』

通話が切られた。

けれど、何かが進んだ気がした。

【淡チェックカウンター:1】

「大星淡、か」

照はティーカップを傾け、紅茶を流し込んだ。

「照さん、備え付けのスティックシュガーがごっそり消えてるんですがそれは」

「彼女もきっと目覚める。イザナギに殺されるために生まれた哀れな子として」

「照さん、俺の昼食であるメロンパンが袋だけ残して消えてるんですがそれは」

「その時はがんばってね、清々しい青空を護るものとして」

「照さん、ちょっと重くなった気がするんですが」

京太郎の膝上で優雅なティータイムを楽しんでいた照は、振り向きざまに宮永ホーンで京太郎を刺突した。

「いてェ!!」

ちょっとギスギスしすぎィ!

京太郎「何しやがるんですか!」

照「女の子にその発言はない。というか私は客なので、もっと優しく扱うべき」

京太郎「タダ飯食うためだけにクリニック上がり込んできておいて何を」

ドスッ<宮永ホーンの刺突音


京太郎「だからいてぇよ!!」


照「でも、無茶はしないでね。できれば『力』も使わないでほしい」

京太郎「あー……その辺は大星次第ですねー」

照「大丈夫、彼女は、昔の私よりずっと強いから」

京太郎「なら、少し安心しました」

照「じゃあ力をチャージしよう」

京太郎「……充電って言いますけど、これ、むしろ照さんがチャージしてるんじゃ」

照「うん。お菓子を食べるためのエネルギーを京ちゃんからもらってる」


京太郎「一方的な搾取じゃねえか!」

ナチュラルに膝上テルー

「殺してやる……」

少女が一人、自分の部屋の中で呟いた。

壁を埋め尽くすかのように貼られた写真は、いずれも、大星淡か弘世菫のどちらかを写していた。

手に持ったボールペンで、金髪の笑顔が写された写真を抉る。目を突き刺し、喉元を破って、めちゃくちゃに赤く染めていく。


暴力は伝染する。

人々が暴徒と化すとき、一人の人間が最初に拳を振り上げるように。

世界を巻き込む戦争が、一人の人間がトリガーを引くだけで起こるように。

暴力とは権威の象徴だ。

それは血を流すものかもしれない。権利を奪うものかもしれない。だが他者を脅かす暴力は、どんなものより明快に権威へと結びつく。

だからこそ、天上に位置する者、またはそれの庇護をうける者に、根源的な破壊衝動が宿ってもおかしくはない。

そしてそれが伝染しても、不自然ではない――

「ころしてやる」

それは、時間が経つにつれ膨らんでいく爆弾だ。

今日は切り上げです。
もっとカウンターが増えるイベントをサクサクやっていきたい所存ー
昼間からありがとうございました

あ、モブの方はカウンターたまらなければ無害です。
時間制限とかもないのでゆっくりためていく方針でー

さすがにもう無理
トリップ継続して使ってね
あぼんに入れるから

根元的破滅将来体?(乱視)

耐性ないの増えたな まだマシだろ
締め方次第だが期待しよう

内容とか方向性は悪いとは思わないけど最初に嘘書くのはやめた方がいいよ
初投下の滑り出しで重いスレだって内容で示しとけば更に問題置きにくい

なんかカウンターとかよくわっかんねーけど内容は嫌いじゃないし面白い

テンプレで嘘書いてるのは擁護できんわ
嘘書くのも自由だけどそれやったら荒らされるまで自己責任でしょ

問題が起きているというか叩きどころを見つけて喜んでる人がいるって感じだけどな
とりあえず一区切り付くまでは面白いか判断できんなこういうのは

鬱とシリアスの区別が付いてない子がいるな
それとテンプレ詐欺は別問題だが
最近の読者様は繊細だから迂闊だったね

思っていた面白さの方向性と違うけどこれはこれで面白いからええわ

まあもうGWだしな
テルー可愛いんでこれからもオナシャス

自分の意に沿わないからって平気で中傷する輩の多いのには悲しくなるぞ
認める器量が無いなら無いなりに無関心でもって捨て置く潔さを持ってほしい

次からは1にシリアスあります位は必要になるね

ほんと3月のあれ以来 意に沿わなきゃ荒らすガキみたいな奴が更に増えて 色々なSS薄ら寒くして回ってる

京太郎SSファンのメンタルブレイク物だとしても それはそれで面白いから雑音気にせず好きにやってくれ
その程度も楽しめない奴は出てけばww

ヒント休日

マジかよ社会人最低やな

変に喧嘩腰の奴も余計に荒れるから止めてくれ

>>242
喧嘩腰の奴も荒らしの一種だからかまっちゃダメよ

こういうのも好きだから頑張って欲しい

【悲報】俺氏財布を盗られ鬱に

?????? (’ω’) ??????うわああああああああああ

そんなことより更新だ!
今日は判定大目で


菫「朝か……」

菫(靴良し、カバン良し、忘れ物なし。朝食もしっかり食べた)

菫「行ってきます」

ハーイ

菫(さて)

菫(学校まで行くには、バスか電車があるわけだが)

菫(普段はバス通学をしている。今日は――)



【コンマ判定】
菫の通学手段=遭遇人物を判定します。

00~50:バス=モブ
51~99:自転車=淡

↓1コンマ判定

はい

おまかせあれ!

判定結果:バス通学によりモブと遭遇


モブ「おはようございます!」

菫「おお、元気だな。というか私が入ってから挨拶までのスピードが早くないか?」

モブ「そりゃいつも使ってるって知って……ゲフンゲフン、誰かが言ってたんで、心待ちにしていたんですよ!」

菫「そ、そうか……」

菫(ちょっとストーカーっぽいのか……?)

菫「もし君と付き合う男がいたら、苦労するかもしれんな」

モブ「……?」

菫(さて、通学時間はまだまだある)

菫(何を話すべきだろうか――)


【選択安価】
菫がモブに振る話題を選択します。
3つのうち、カウンターがたまるのが2つ、たまらないのが1つです。

①恋愛のこと
②淡のこと
③麻雀のこと

↓1選択安価

2

菫「そういえば」

モブ「はいー?」

菫「……今日淡が来たら、私が相手をする」

モブ「……え?」

菫「君は、ほかの1年と打つといい」

菫(……これでいいはずだ。今は、この子と淡は離したほうがいい)

菫(正しい判断だ。今日はゆっくり、淡と話そう)

菫(あいつだって話せばわかる人間のはずなんだ。だから大丈夫だ)


モブ「――嫌です」

菫「……ぇ?」

それが断たれると、自分は終わってしまう。

嫌だけれど、それが唯一の手段だった。

それしかないのだ。

大星淡を殺せる距離にいて、弘世菫の信頼を得るには、この立ち位置しかない。

淡にいびられることで、菫は自分に同情してくれる。

唯一だけれど、この上ない効率的な立場。

そこにいるのを、手放したりはしない。

この立場を捨てるのは――すべてを終わらせる時だ。

だから。

「私は大丈夫ですよ、弘世部長っ」

許せないからこそ近い距離にいるってのでマタタビ思い出した

菫(午前の授業にはあまり集中できなかった)

菫(ふつう、もう淡を見限らないか……?)

菫(そこまで淡を信奉しているのなら、それはそれでいいのだが)

菫「……」

【選択安価】
菫が昼休みに行く場所を選択します。
それぞれに別の人物が出現します。

①部室
②教室
③中庭

↓1選択安価

1

菫(今日は部室で昼食をとるか)



モブ「あ、弘世部長?」

菫「君は……」

モブ「えへへ、なんとなく今日はここに来ちゃって。部長もそうなんですか?」

菫「あ、ああ。邪魔じゃなければ私もいいだろうか」

モブ「もちろんですよ!」



菫(彼女との話は楽しかった)

菫(だが、あまりにも楽しすぎて、彼女が一年生だということを忘れそうになった)

菫(彼女の話し方は私好みで、というよりは、私の好みに合わせているようで――)

菫(少し、気味が悪いぐらいだった)


【モブチェックカウンター:2】
※忘れていた通学分を足しました

菫(さて部活だ)

菫(今朝、彼女はああ言っていたが、結局は私がどうするのかに寄る)

菫(個人としては、淡を引き離すのが一番なんだが――)

【コンマ判定】
部活動の様子をコンマ判定します。

00~33:淡がいない(淡イベント)
34~66:淡とモブを組ませる(モブ・淡のイベント)
67~99:自分とモブが組む(モブイベント)

↓1コンマ判定

菫「む、淡のやつはいないのか」

誠子「みたいですね。まだ無断で……」

照「探す? 手伝うけど」

菫「ありがとう。でもお前は外に出ると迷子になるから駄目だ」

誠子「ありがとうございます。でも迷子を増やしたくはないのでダメです」

照「」テルーン


菫(さて、探しに行くのもいいが、別にここに残ってもいい)

照「……淡を探したほうがいいと思うよ。後輩の面倒ぐらいなら私でも」

菫「そうか。すまないな……頼むぞ、誠子、尭深」

照「私は?」

誠子「任されました!」

尭深「……淡ちゃんを頼みます」

照「私は?」



照「私は?」

妙なところでコンマが

菫(さて、淡の奴はどこに行ったのか……)

菫「ん?照から電話……?」

照『もしもし』

菫「いきなりどうした、何か言い忘れでもあったか」

照『うん。がんばって思い出してね』

菫「はぁ?」

照『彼もきっと、本当は、淡だけじゃなくて菫にも来てもらいたがってるはずだから』

菫「彼……誰のことだ」

照『がんばって』

菫「あ、ちょっと……まったく」


【??カウンター:1】
※3つたまると菫が須賀クリニックの記憶を取り戻します

淡「やっほ」

京太郎「どうも」

淡「今日もお話ししよー」

京太郎「そうですね。何のお話をしますか?」

淡「んー、ここじゃなくって向かいの喫茶店に行こう!」

京太郎「分かりました。デートみたいですね」

淡「須賀なんかがこの淡ちゃんとデートなんて100年早いんだからね!」

京太郎「はいはい」


淡(……須賀相手だったら、仲良くできるのにな)

京太郎「アイスコーヒー2つ。どちらも砂糖をお願いします」

カシコマリマシター

淡「…………」ジーッ

京太郎「? どうかされましたか?」

淡「あのさ……須賀って、私相手にも仲良くできるじゃん? 何かコツとかってあるの?」

京太郎「コツゥ?」

淡「私の周りの人に、そういうのを教えてもらえたらなー、って」

京太郎「……お前が努力するんじゃなくて、向こうに努力させんのかよ」

淡「あ、敬語外れた。たまにそうなるよねー」

京太郎「コツなんて言っても、普通に大星さんに合わせてるだけですよ」

淡「んー、だけどさー」

京太郎「最近は麻雀をせずに、こうして話してばかりでしょう? 部活の人たちにもこうしていればいいと思いますよ」

淡「それは……相手が須賀だから、なんとなく……やりやすいっていうか」

京太郎「後、もしも……俺にそうした態度を取っていてつらくなったら、すぐ言ってくださいね」

淡「ッ、どういうこと?」

京太郎「いずれ分かりますから。……コーヒー飲みましょう。今日は俺の知り合いの、瞬間移動とかできる執事さんの話をします」

【淡チェックカウンター:2】

【コンマ判定】
淡のイベント発生を判定します。

00~33:イベント未発生
34~66:イベント発生
67~99:菫を巻き込みイベント発生

くんっ

直下でいいのかな?

書き忘れてた……
まあよくあるこった気にすんな(震え声)
【再判定】

↓1コンマ判定

hahahaha

【判定結果:菫を巻き込み発生】

(なんか、奢ってもらっちゃったけど、悪い気分だなあ……)

上着のポケットに手を突っ込んで、淡は青空を見上げた。清々しい風が髪を揺らした。

心地よい空間を引き裂くように、凛とした声が響く。

「ん、見つけたぞ」

「ゲェッ、菫、何でここにいるの!」

「なんとなく歩いていただけだ、本当にいるとはな……まだ間に合う、部活に来い」

言いながらも菫は後輩の腕をむんずと掴み、引きずり始めた。

「もー、ちょっと相談してただけだって! 須賀に!」

「はあ? 須賀? 相談って、一体何を――――」

人間の知覚というものは、感応できる幅は意外に狭い。

目に見えない光や、耳では聞き取れない音域も多々ある。

一般的に心霊写真の正体を解き明かす際は、そういった不可視光が関わっている可能性が高いのだ。

だからこそ、他人に見えないものが見えるとき、それは恐怖を呼ぶ。科学的裏付けの有無に関係なしに、それらは心霊のイメージと結びついて人間を怯えさせる。

「……ぁ」

淡が体を固まらせた。

観念したのかと、菫は彼女に振り替える。

「ほら、子供じゃないんだから、もう歩け」

「……なに、あれ」

震える声色。

尋常ではないそれに、菫は咄嗟に淡の視線の先を追った。

「ぇ……」

異形が、いた。

路地の奥、シルエットしか見えないが、それは明らかに人間ではない、しかし人間大の、二足歩行の、人間とは別の何かだった。

肩部が大きく尖り、先端は刃のように鈍く光っている。衣服をまとっている様子はない。

そいつが一歩進み出た。光がそいつの姿を照らす。ぬめりを見せる体表。大きく裂けた赤い口。

淡と菫は二歩下がった。鋭い牙から唾液が滴った。

「……ッ!!」

呆然としている後輩の腕を引いて、菫は駆けだした。アスファルトを砕かんとばかりに踏みしめ必死に走る。――が。

異形が一歩跳躍した。

距離が殺された。

その醜く腫れ上がった拳がたたきつけられる。

おっ、オカスレか?

「危ないッッ!!」

淡が菫を引きずり倒した。

異形の黒い拳は、先ほどまで菫の頭があったところを通り過ぎ、奥の塀に突き刺さった。

コンクリート製のそれが、コピー紙のように引き破られた。

「……!」

どくっ、どくっ。

心臓がうるさい。血が頭に上り、ぐるぐる回っている。

走れ。

走らないと死ぬ。自分も、淡も死ぬ。

もつれそうになる足で必死に走る。

異形の笑い声が聞こえた。それは鳴き声にも近かったが、嘲笑している声にも聞こえる。

「だめ、逃げきれないよ……!」

諦めるな。

諦めるな。

それだけが頭の内を満たした。

「私を置いて逃げて!!」

ふざけるな。何を言い出すんだ。

異形の爪をしゃがんで避けた。後ろの電柱が両断された。人間の骨など簡単に切り落とされるだろう。

「たぶんあいつ、私を狙ってるんだよ!」

何を、何を言っている。

「分かんないけど、分かるの! あいつは私を狙ってて、それで菫が邪魔だから、菫を殺そうとしてる! 菫が私を見捨てたら、もう菫は追わないんだよ!」

だからどうした。

それが完全に憶測である、ということより、自分を見捨てろという少女の叫びが、気に食わなかった。

「見捨てるわけないだろうが、バカ野郎!!」

怒鳴りつけると、淡はハッと顔を上げた後、視線を地面に沈ませてしまった。

人通りが少なすぎる。誰にも助けを求められない。排熱して冷却された思考が違和感を提示する。

その通りだ。何かがおかしい。人がいない。背後の化け物の仕業か?

地を揺るがすような咆哮が響いた。それでも窓は一つも開かない。

立ち止まった。

「菫!?」

諦めるな。言葉だけが空回りしている。

どうしたらいい?

「ヤバいよ、早く私から離れて! 追いつかれる!」

どうしたらいい?

「早くッ!! 菫ぇぇ!!」

淡が菫の手を、無理やりに払おうとした。

それは咄嗟の反応だった。

振り払おうとした淡の動きを流して、逆に彼女の華奢な体をアスファルトの上に引き倒した。

目を丸くした彼女の顔が、目と鼻の先にある。

(ダメだ、それだけは、ダメだ)

致死の刃が迫っているのを、生存本能が警告した。

(仲間を見捨てるなんてできるものか。お前にとっては、勝者以外は有象無象の塵芥でも、そうじゃないんだ)

震えて、この場から飛びのこうとする体を、必死に心が押さえつけた。

(私はそういう仲間を一人一人、大切にしていきたい)

なぜなら。


(お前も、私の、そして白糸台麻雀部の、仲間なんだから――)


目を閉じた。








「――砕け散れッ!!」

肉のひしゃげる音がした。





生きていた。体の感覚は失われなかった。

「……?」

まず目を開けて、背後に振り向いた。

先ほどまでの異形の姿はなかった。

代わりに、黒い、バラバラになった『何か』があった。

だがそれらは蒸気に包まれすぐに消えてしまう。

(一体、何が――?)

幻覚だったのか? いや、遠くには、両断された電柱がある。穴の開いたブロック塀もあるだろう。

現実だったのだ。

(ではあの異形はどこへ?)

「……須賀?」

大星淡が口の中で転がした名前は、菫の耳には届かなかった。

【淡チェックカウンター:3】


日が沈み、ビルの照明が人々を照らす夜。

そのビルの屋上に、人影が佇んでいた。

京太郎「……ったく、雑魚のくせに一匹で出てきやがって。タイミングが早ぇんだよ。照さんが捕捉しなかったらマジで気づかなかったぞ」

照「褒めて褒めて」

京太郎「まあ……照さんがいなけりゃ、二人ともこいつにやられてたかもしれませんね」

足元に転がった、異形の残骸。胸部と頭部だけ残ったそれをけっ飛ばし、京太郎は鋭い視線を空に向けた。

雲一つない、清々しい夜空。

だがその星々が何を描いているのかは、見る人によって意味を変える。

照「凶兆の星。ひどい夜空だね」

ポリポリと、照がプリッツを齧る音が響いた。

京太郎「……それでも」

今の京太郎は、黒のスラックスに白いワイシャツと、高校生とも社会人とも言える服装をしている。

不意に、その右足が大きく歪んだ。照は悲しげに眉を下げ、京太郎は苦痛に抗い歯を食いしばる。

その右足は――ちょうど先ほど淡たちを襲った異形のように、禍々しい形状に変貌していた。

京太郎「俺は諦めない」

一踏みで、異形の体はバラバラにはじけ飛んだ。

京太郎「あと……三人……それで終わる、この戦いも、俺の戦いも、すべてが」

照「京ちゃん……」

京太郎「だから」

寄り添う照に気づかないのか、あえて無視しているのか、京太郎はただ月を見上げるだけだった。




「待ってろよ、咲……」

というわけで切り上げです。
こういうスレなんですよぉええ!楽しいでしょう!?(ガンギマリ)

このペースだと1スレじゃ終わらないので、次スレの時は>>1の注意書きを修正します。
天照大神以外も積極的に治療していきたい所存ー

え、なにこれは……

なんじゃこれ

なんなのこれ…

マジでなんやねんこれ

展開の方向性がどんどん切り替わっていくな
世界観が見えてくれば落ち着くと思うけど現状謎だらけでわからん

????
何がどうなったの

ひっでぇなこれ
>>1の歳いくつなん?

世界観の説明を兼ねてるのが淡編ですー
やっぱまだ全然説明できてないからね、訳分からんなこれ

そもそも何を思って>>1みたいなこと書いたんだ?

一体何がしたいねん

>>1は完全に的外れなこと書いとるな
自分で今見直してもひどいわ

一応こういうライダースレモドキを書きたかったんやけどねえ……

ライダースレ的なの書くなら間違いなく鬱る

ほのぼのからシリアスに変わって突然オカルト入ってバトルのフラグみたいなのまで入って
あんまり言いたくないが迷走してるように見える
やりたいこと決まってるならその路線だって最初から明確にした方がいいで
方向性がいきなりで何度も変わると読者が置いてけぼりくらう

読み直すと迷走してるようにしか見えんなこれ
これはひどい

一応根底はライダースレモドキなので、そこにサブとしてほのぼのやらファッション鬱やらが積まれてる感じです
すごい今更だけど

同じ作者の学園都市のほうをリスペクトしよう(提案)

ちょっとミスりました的な空気出してるけど明らかに故意だろこれ

パニキ辺りを参考にしようとした結果、主にほのぼのを期待した違う層が見に来て内容も詰め込みすぎて中途半端になった感じ

悪く無いんだけど一貫性が無さすぎて読んでて疲れるな

説明するんだったら一気にせんと
ましてやこんな一貫性の見えない話の流れじゃ

なんかライダーよりぬーべーっぽい感じだな。

迷走し過ぎ。この一言に尽きる

コミュ障の治療がなぜこんなことに・・・
まぁ流れはともかく、こういうシリアスっぽいのも好きだよ

ある程度の不満点は>>1の治療ってことで手打ちにしてください(震え声)

タカヤみたいな迷走でワロタ

最後にナルトっぽくなった某スレを思い出す

おもち少女はまだですか?(震え声

何が迷走してるようにしか見えないだよ、明らかに迷走してんじゃねーか

説明や描写諸々省きまくったパニキみたいやな
文章は割りと好きやで

視点固定するか小説形式なら地の文は誰が何をが伝わるよう意識した方がいいよ
俯瞰型はボカすと読みにくくなっちゃう

詐欺に失敗するとこうなるという列

>>307
この釣り方と超展開と迷走っぷりは確かにあのスレっぽい

釣る気満々だったくせにしらばっくれてんじゃねぇぞ

まあ今は小出しに投下されとるからな
一気に淡編投下してればまた評価も変わるかもやろ

いや変わらんと思うけど

いや、そんな叩かんでもいいと思うが
立て直してプロローグからやるのも手かと

話が面白かったら許された
このクオリティじゃ無理

某糞スレ位ぶっ飛ばさないとね

なんか最近色んなスレに煩いの涌いてるな
あ、スレ頑張ってね1さん

釣りまで擁護するとかマジでキモい

ようやく方向性が見えてきて面白くなってきたな。ただ次からは最初からこういうもんだって教えてねw
こういう話好きだから応援させてもらうぜ

※エログロはなし、ほのぼの

この状況のどこにほのぼのを見いだせと?

おもんな

突っつく奴多すぎてさすがにウザくなってくるわ
もうスレタイとテンプレ修正して立て直して続きはそっちでやって欲しい
そうしたらここでうだうだ詐欺だのつまらんだの言ってる奴は来ないだろ

せやな

なんで嘘をついた奴が擁護されてるんですかね?

思っていたのと違っていたらそっ閉じしたらいいのに何で粘着して噛み付いてるんですかね?
叩ける材料見つけて喜んでるだけじゃないの?

俺はこれで楽しんで読んでるんだ
他にも楽しみにしてる人もいるだろう
叩かれまくって途中でやめられたら残念なんだよ

>>326
ほんこれ

>>326
そんなこと言ったぐらいで荒らしがいなくなるわけではないがな

>>1はめげずに頑張ってくれ

叩かれてるのは詐欺だけじゃなくて
>>293みたいにグダグダ言い訳してる態度が主じゃないの

態度が気に入らないならそれこそスレ閉じてお気に入りのSSでも見に行けばいいじゃん

こんなクズをなんで叩いちゃダメなの?

ええんやで(ニッコリ

いたぞー!なんJ民だ!殺せー!!

なにがしたかったんだこれ
とりあえず>>1で大嘘書いてる以上叩かれても仕方ない事だけは分かるけど

とにかく投下しまくれば叩かれる暇もなくなり読者も満足できて最高だと思うよ!

これは一旦落として立て直した方がいいかもな……
それで1の注意書き直せば問題ないだろう
今のままだと噛みつく奴が多すぎる

>>1の好きにしたらいいよ
俺は楽しんでるから続けてくれると嬉しい

何故作者に聖人である事を求めるのか

聖人じゃなくて普通を求めてんだよ
最初に嘘から入るなんて聖人どころか普通のヤツすらしねぇよ

わりと本気で立て直して欲しい
このままだと叩く人が多いから一旦立て直して、注意書き直せば問題ないだろう

注意書き直して立て直した方がいいのは同意
ただ内容があんま面白くなかった

立て直すならスレタイ変えてね
期待してたやつと全く違ってめちゃくちゃガッカリしたから

>>342
何でスレタイ変える必要があるんだよ
お前が見なきゃいいだけだろ

どうせもうこないよ

>>343
俺と同じような被害者増やさねえためだろ
同じスレタイならまた荒れるに決まってんだろ

SS読むのに何被害者面してんだよwwwwww

被害者クッソワロタwwwwwwww

>>345「スレタイで面白そうだと思って読んだが思っていたのと違い、精神的苦痛を受けた」

ですか?
アホすぎだろ

被wwww害wwwwww者wwwwwwwwwwwwwwwwww

お客様精神もここまでくるとネタやな

■ HTML化依頼スレッド Part17
■ HTML化依頼スレッド Part17 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1396957268/926)

926 名前:◆0XyuEolHtI [sage] :2014/05/04(日) 17:55:27.35 ID:1v7HZrfc0
http://ex14.vip2ch.com/i/responce.html?bbs

この依頼はこのスレについてのものでしょうか?
上記依頼はURLに誤りがあるのでこのままではHTML化の処理ができません。
HTML化スレの>>2にあるURL変換ページを使い、スレッドのタイトルを明記した上で再度依頼をしてください。

落とすつもりなのか
立て直しのため、と思いたいがここに告知ないし違うだろうなぁ
>>1に落ち度があったとはいえ、異常なまでの叩きっぷりで心折れたか

ただの荒らしかもよ

酉までついてるのに意味がよくわからない

>>354
トリップバレを懸念して万一のためってことで処理保留にしてるらしい
作者以外の報告スレで俺が報告したけど★付いてる人にそういう説明された
>>1がちゃんと報告し直さないと処理されない

依頼もまともにできねぇのか

馬鹿どもがグダグダほざくから

投げるのも書き続けるのもどちらでもいい自由とはそういうものだ方向性が行き当たりばったりでも面白かったり上手かったりすれはば大抵許される
しかし技量が伴わないならプロローグ等で分かりやすく示すべき
次があれば教訓を活かせばいい

まーた荒らしに潰されたのか
荒らしなんて気にせず好きに書いていいのに

今度は報告できてる

90 ◆0XyuEolHtI sage 2014/05/07(水) 22:33:56.54 ID:4cu7/DEl0
京太郎「コミュ障の治療をする?」
京太郎「コミュ障の治療をする?」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1398223653/)

書き込みを続けられなくなったのでお願いします。

結局何の言葉もなしかよ

最悪な逃げ方だな

>>361 >>362
書き込みを続けられなくなったんだからここに言葉書けるわけ無いだろ
頭大丈夫?

>>363
そんなの言い訳に決まってんだろ
お前頭相当悪そうだなww

>>363
そんなん嘘に決まってるだろwwwwwwwwwwww
頭大丈夫?wwwwww

※このスレは非安価です
※気が向いたら安価を導入する場面もあるかもしれません
気が向きすぎですね
スレタイと導入部分がこのスレの最高潮でした

※エログロはなし、ほのぼの

「殺してやる……」(赤字)

まあさすがにこれに一切文句言うなというのは無茶だろうが
一人が書けば分かる事を何度もオウムみたいに繰り返しても阿呆にしか見えないから気を付けような

なぜ依頼スレに書き込めてここに書き込めないと思うのか

心が折れて書き込めないって意味だろうね
そこまで嫌いじゃないがスレタイ、注意書き詐欺といわれてもおかしくない内容だったしね
スレ主的にはこのままHTML化してこのスレに触れないのが正解だね

まさか作者がコミュ障だったというオチで終わるとは。

最初の方まではよかったんだがな

いろんな人の悩み聞いたり元気付けたりするイチャコメラプソディかと思ったのに

>>372
スレタイと注意書だけ見たらそう取るよなぁ
俺もそう思ったよ

ちょっと忙しくてログ溜めてから読んだらなんかキナくさくなって来たんで
最新だけ先に読もうと思ったら既に荒れてた
リアルタイムで追いかけてなくて良かったよ

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