友「へ?…まぁ。」
俺「ところでお前、『ガード』って知ってるか?×ボタンで相手の攻撃を防御できるんだ。
おっと、飛び道具や魔法は防げないぜ?」
友「なに、何の話?」
しかももう一度話しかけると同じこと喋ってくる
友「なぁハサミ持ってない?持ってたら貸してくんね?」
俺「いいぜ!でもお前『装備』って知ってるか?どんな武器や防具も装備しないと使えないぜ。
STARTボタンを押して装備してみろよ。」
友「それさっきから何の真似なの?」
村人ごっこ?
友「なぁ竹田どこいったかわかる?」
俺「竹田かい?朝はここにいたけど、なんだか思いつめた顔して『体育館』の方に走っていったなぁ。」
友「え、マジ?何時くらいの話それ?」
俺「何かあったのかなぁ…」
友「ねぇそれいつの話?」
俺「何かあったのかなぁ…」
面白いなその妄想
それやって一日過ごすわ
こんな連中に囲まれてりゃRPGの主人公が無口になるわけだ
すれ違うときにスローになるのはよくやる
ゲームの主人公みたいな会話してたら気が触れそうだな
~体育館~
竹「くそ!その『鍵』を返せ!」
DQN「しつこい野郎だぜw」
DQN「静かに寝てやがれ!!」
竹「うぐぅ!」
友「…。」
DQN「あぁ!?なんだてめぇこいつを助ける気か!?」
友「いや僕はただ先生に竹田君を呼んでくるように…」
DQN「どっちにしろ顔を見られちまったぜ!!」
竹「逃げてくれ!!俺のことは放っておいて逃げるんだ!!」
友「え、いや」
DQN「やるってぇんだな!!」
友「ぎゃああああ!!!」
~保健室~
友「ううっ…」
保「気がついた?ここは『保健室』よ。」
友「…わかってます…痛ってー…」
保「すごいケガだったわ。しばらくじっとしてなさい。」
友「いや大丈夫です…先生呼んで来ないと…」
保「まったく最近の子はしょうがないわねぇ…」
友「友達が3組の人たちに暴力をふるわれてたんです。先生を呼ばないと」
保「まったく最近の子はしょうがないわねぇ…」
友「…。(もういいや自分で行こう)」
先生もかよ
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