上条「いや、マジで無能力者なんすよ」美琴「納得いかないわね」(213)

南蛮船のガチ無能力者設定
原作の少し前から始まります


不良1「ねぇねぇ、彼女~、俺らと遊ぼうよ~」

美琴「………」

不良2「黙ってないで名前教えてよ~。あ、その服常盤台だよねー、可愛いなぁ」スッ

美琴「触んなっつーの」バチッ

不良2「あつっ! てめ――」


??「おいっ!!」


不良3「ああ!?」

美琴「………?」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1365989868

上条「女の子一人に、恥ずかしくないんですかね」

不良1「あぁ!? てめーにゃ関係ねーだろ!」

美琴(なにこいつめんどくさいわね)パチッ

上条「関係ないってんなら、お前らとその子だって関係ねーだろ!」

不良2「うっせーぞっ! こいつは俺に向かって能力使ったんだよ! その時点で戦争だろうがっ!」

美琴「……やれやれ、ほんとよくもまぁきゃんきゃんと…」バチバチ

上条「とにかく、その子を解放してやれよ! ただの女の子だろっ!」

不良3「はっ! 常盤台と言えば優秀な能力者が行くところだろ! ただの女の子の訳あるかっ! しかも、常盤台の電撃使いと……い、え…ば」クルッ

美琴「……いえばぁ?」バチバチバチ

不良達「「レベル5、電撃使いの御坂美琴……?」」ゾク

美琴「大・正・解よ!!」ビリビリビリ

不良達「「あばばばばばばばb!!」」+カミジョウ

美琴「………あ」

不良達「」プスプス

上条「」プスプス

美琴「………ま、いっか」クルッ

小萌「上条ちゃーん? なんで服がそんなにボロボロなんですかぁ?」

上条「あ、えっ、いや……ちょっと雷に撃たれまして…はは」

青ピ「上やんの不幸体質は相変わらずやなー」

上条「そんなことないぞ。昨日は懸賞に当たって高級肉手に入れたしな」

土御門「………」

青ピ「上やーん、ほなら今夜予定空けときますんで」

上条「やらねーよ! すでに七日分に切り分けてるんだよ!」

吹寄(意外に計画的なのね……)

土御門(アレイスターはなぜこんな学校に行けと…?)

上条「それにしても、かっこよかったなぁ…」

青ピ「ん?」

上条「レベル5の超電磁砲だよ」

青ピ「ああ、常盤台の?」

上条「やっぱ学園都市に来たからには、あんな能力者になりたかったよなぁ」

青ピ「すでに諦め口調なのが上やんらしいなぁ」

上条「自分のことは自分が一番分かってますから」

青ピ「まぁワイも人のことは言えへんけども、超電磁砲は能力よりむしろそのルックス…」

上条「……ロリコン」

青ピ「失礼なっ! ストライクゾーンが広い言うてくれまへんかっ!」

上条「ちなみに上は?」

青ピ「綺麗なら何歳でも」

上条「下は?」

青ピ「歩けるなら何歳でも」

上条「変態だーーー!!」

小萌「二人とも放課後スケスケミルミルですよー」

上青「「そんなぁ~~~!」」

クラスメイト「はははっ!」

土御門(……しょうもな)ハァ

放課後、公園

上条「……はぁ、今日は調子悪かったなぁ」

上条(でも、青ピよりはマシだったな)

美琴「………」

上条「あっ、超電磁砲」

美琴「………」スタスタスタ

上条「行っちまった…」

上条(まぁ、レベル5ともなれば大勢の人と関わるだろうし、上条さんなんか覚えられる訳ないか…)

上条「……帰って肉食おう…」

ガチ無能力か
どうなるんだろう

こんな上条じゃない。偽上条だな。

そっか、そげぶがないから不幸度も一般人並か……
これだとインなんとかさんも隣のベランダにぶら下がるんじゃね?

御坂の糞さが尋常じゃない、ただの傷害犯や

とある日。

上条「はぁー、今日も天気いいし、布団干すかー」ガラッ

上条「………」ヨイショ

上条「………」パンパンッ

上条(あっ、そういえば布団を叩くのはあんまよくないらしいな…)スリスリ

上条「んー、良い天気だぁ~。夏休みだし、今日もエンジョイするかぁ~」ガラッ

上条(あれ、そういえば隣の部屋の…土御門だっけ? あいつ転校してったけどどこに行ったんだろう。空き部屋になってるみたいだし…)


隣の部屋


禁書「」死~ん

公園

上条「青ピは今頃補習か~」

上条(俺もまたレベル0判定くらったけど、授業態度と一般教養でなんとか免れたもんね)

美琴「………」

上条「あ、超電磁砲……いっ!?」

美琴「チェイサーー!」ドゴッ

自動販売機「」オエェェェ

上条「う、うわぁ…」ドンビキ

美琴「………」スタスタ

上条(ど、どうする。注意するか? でも相手はレベル5……)



パパママ『当麻、お前の名前は“当たり麻え”と書くんだ。人として当然のことができるようになってほしいと思ってそうつけんだよ」

チビ条『それこじつけじゃねぇ?』



上条(いくらレベル5でも年下の間違いを正すのが年上の役目だっ)キリッ

上条「お、おいっ! 超電磁砲!!」

美琴「………?」クルッ

上条「自動販売機だって生きてるんだぞ!」

美琴「生きてるの?」

自動販売機「」

上条「生きてないな」

美琴「それじゃ」クルッ

上条「ま、まてっ!」

美琴「なによ~」

御坂のクズっぷりが尋常じゃない

御坂はただのDQNだった  完

上条「お前にとってはその辺にあるただの自動販売機かもしれない! だけどっ、こいつがここで存在証明を勝ち取るまで様々な人の汗と努力があったんだぞ!」

美琴「………」

上条「本体だけでもメーカー、製造、卸し、輸送、設置、送電、さらに缶ジュース一本だって努力と技術と忍耐で大人たちが頑張ってくれたから、お前は喉を潤すことができるんだっ!」

美琴「………っく」

上条「分かるかっ! この世界には水一杯だってろくに飲めない人間がいる! 別にそいつらが可愛そうだからとか言ってるわけじゃない! そういった人たちを少しでも減らそうと努力し続けた結果を―――」


上条「お前は否定したんだっ!!!」


美琴「………っぐ」

上条「?」

美琴「う、うぇぇぇぇええん!!」ペタリ

上条「は、はぁ!?」

美琴「私が、わ、悪かったわよぉ」エェェェン

上条(しまった! レベル5であんな行動とってたから極悪人相手にしてる気分だったけど、ただの中学生じゃねぇか!!)

美琴「ぐすっ、ひっく、えっぐ…」

上条「な、泣くな超電磁砲! レベル5だろ!!」

美琴「!!」ビクッ

美琴「れ、レベル5がんけいないもん!」グスッ

上条「そ、そりゃそうだ。すまん」

美琴「………ぐすっ、ね、ねぇツンツン頭のお兄さん…」

上条「! お、おう?」

上条(涙目上目遣いかわええ///)ドキドキ

美琴「どうすれば…いいかな」

上条「……そうだなぁ…」

上条「」prrr

受付「はい、こちら●●コールセンター○○です」

上条「あ、はい、あの第七学区の公園にある自動販売機なんですけど」

受付「はい、現在自動販売機の前でございますか?」

上条「あ、そうです」

受付「それでは、お手数ですが電話番号が書いてある場所にあるシリアルナンバーを教えていただけますか?」

上条「あ、はい。…えっと…」

受付「ありがとうございます。第七学区の公園にある自動販売機ですね」

上条(だからそうと最初に言ったのに…)

受付「何か不備がございましたでしょうか?」

上条「あ、自動販売機の調子が悪くて、勝手に品物が出てくるみたいなんです。それで、後輩が側面を叩いたら品物が出てきてしまって」

受付「さようでございますか。それは大変ご迷惑をおかけしました。お怪我はございませんでしたでしょうか?」

上条(めっちゃいい人だ!)

上条「いえ、全然大丈夫です! それで、学生達に叩けば商品をただでゲットできるという噂が広まる前に対処していただきたいんですけど」

受付「わざわざありがとうございます。すぐに対応させていただきます」

上条「おねがいします。あ、出てきた商品なんですけど」

受付「出てきた商品につきましては、ご迷惑をおかけしますがお客様に処分をお願いできますでしょうか?」

上条(くれるということか。でも、公然とそれは言えない…)

上条「分かりました」

受付「それでは失礼いたします」

美琴「……ど、どうだった?」

上条「ああ、直してくれるってさ」

美琴「よかった…」ホッ

上条「これに懲りたら、ズルして儲けようなんて考えんなよ」

美琴「うん…ごめんね」

上条「いや、俺は何の被害も受けてないし。謝るならやっぱり」チラッ

自動販売機「」

美琴「自動販売機さんごめんなさい」ペコリ

上条(かわええ…)

上条「それじゃ、俺はこれで…」ガシッ

美琴「ま、待ってよ///」

上条「どうした?」

美琴「お、お礼!」

上条「オ・レ!」ビシッ

美琴「違うわよ! お礼をしたいのっ!!」

上条「はぁ?」

美琴「あんたには電話してもらったし、貸し借り作ったままなんて嫌なのよ!」

上条「はぁ」

美琴「だから、ご飯おごってあげる!!」

上条「いや、お前貧乏なんだろ?」

美琴「え?」

上条「だって、缶ジュース一本買うのに困ってるんだから、無理すんなって」ポンポン

美琴「ちょっ、ごか――」

上条「それじゃーなぁ~」バイバイ

美琴「………んもうっ!」

ほうほう

上条宅。

上条「いや~、今日はレベル5と話したし、スーパーで安い食材買えたし良い一日だったなぁ~」

上条「風呂の前にアイスでも買いに行こうかな」ガチャッ

禁書「うにゃーー! 何これー!」ダダダッ

清掃ロボ「」ウィィィィン

禁書「にゃーーーーー!!」ダダダダダッ

上条「……なんだあれ?」

幻想殺しないなら上条さんにフラグ立つ事もないような…
幻想殺しがあって初めて色々な人を助けてるんだしそれによりフラグが立つと思うの
だから完全な無能力者ならフラグは立たず青ピ達と普通の高校生活送るだけじゃね?
仮にインフィニティさんと出会っても助けようとしてもステイルの炎で死ぬわけだしフラグ立ちもしないよな
そうなると物語を全否定してるようなもんじゃね?このSS

コンビニ

店員「ありあとしたー」

上条「学生はやっぱりホームランバーだよなっ!」

??「わかる。学生はやっぱりホームランバット」ボソッ

上条「えっ?」

??「わかる」スタスタスタ

上条「……それ、スタンロッドじゃね?」


青ピ「かっみや~ん」ガバチョ


上条「うわっ!」ベチャッ

青ピ「あっ」

上条「ふ、不幸だぁ…」

青ピ「わ、悪いことしたなぁ」

上条「まぁ、でも安いしまた買うよ」

青ピ「ほんま上やんはええ奴やでー」

上条「えへへー」

俺「えへへー」

青ピ「そういえば上やん」

上条「ん?」

青ピ「この辺りに出てくるドッペルゲンガーの噂聞いたことある?」

上条「ドッペる?」

青ピ「せや。なんでも、常盤台の超電磁砲に瓜二つの女の子が何人も現れるらしいで」

上条「ふーん」

青ピ「なんや、あんま興味なさそうやな」

上条「だって、ここ学園都市だぜ?」

青ピ「そういう能力者がいるってことやね」

上条「そういうこと。まぁ、知らない仲じゃないし、なんか事件なら手助けくらいはしたいけどな」

青ピ「上やん~?」

上条「ん?」

青ピ「いつの間に常盤台の美少女と仲良しこよしになったんやーーー!!」グリグリ

上条「だぁあ! 知り合い程度だっつーーーーの!!」

青ピの話し方、関西人にケンカ売ってる?

>>24
青ピ自体関西人じゃないですし
米どころ出身ですし

青ピ「ほな、行くわな」

上条「ほい、じゃぁなー」



??「………」ヨロッ



上条「あれは…御坂?」タッ

??「………」スッ

上条「………!?」バッ



上条「いない……」

上条(気のせいか…)ポリポリ

上条「帰ろ」





100028号「………」バタリ

100028号ってどんだけいんだよ
10028号で

ワイとかおまへんとか、青ピはここまでコッテコテ関西弁使うキャラじゃない

数日後。

上条「………暇だな」

上条(俺って無能力者なのに、補習も受けてないし、何のために学園都市にいるんだ?)

上条「………布団干そう」


上条「………」ガラッ


ステイル「」バッ

上条「」


ステイル「」タタタタッ

上条(と、飛び降りたのに…普通に走ってる)

上条「な、な……」


上条「なんだただの能力者か」パンパン


上条(今日も散歩行こっと)ガラッ

公園

上条「そういえば、最近超電磁砲みないな…」キョロキョロ

上条(自動販売機も直ってるし、ここに用はないのかもな)ハハッ

上条「………暇だなぁ」

夕方。

上条「まずい、このままじゃ非常にまずい」

上条(両親の薦めで学園都市に来て早数年。未だに能力のノの字も出せていない。学園都市のカリキュラム自体が能力者向けにできてるせいで一般教養も凡人以下…)

上条「選択の時か…」


??「………」フラッ


上条「ん? あれはっ!」

上条(やっぱり見間違いなんかじゃなかったんだっ!)ダダダッ

作者は原作読んでるのかな?
また読んだとしたらどこまで読んだか知りたい

原作を全否定しかねない(もしくはしている)SSなんて少なくないし何をそんなに必死になっているんだか

おっと、ここで妹と出会うのかな?

ただ完全な無能力者だったらというifで再構成してるだけだろ
二次創作としてはごく普通のことじゃん

原作の上条はあんな腕持ってて無能力者って言い張るのは無理があるよな

自分の信念しか武器がない、それがいいんじゃあないか
御坂自販機の件とか見る限り個人的にはこの上条さんかなりトップクラスのイケ条さんとお見受けした

完全に無能力なら、ステイル相手に死亡して終わりだな
本気で当てる気がない美琴相手なら、奇跡的に避けたり出来るだろうけど、[ピーーー]気満々な魔術勢相手にはどうにもならん

そもそも初めから無能力なら無能力なりに考えるだろ
浜面は体鍛えてるし誰か忘れたけど小型ロボつくったりとか
この上条さんは一般教養通ってるし無能力らしい戦い方するんじゃね?

ラッキーマンみたいになると思う

原作でも不幸とか言いながらそうとう主人公補正ついてたしな
幻想殺しなかったら相当幸運に違いない

ステイルも大概馬鹿だからどうにかなりそう

そもそも人払いにかかって寄らない

あれ?じゃあこの上条さんはなんのために学園都市に?


何か幻想殺しがないそげぶとか新鮮だな意外と楽しみ

佐天さんと同じじゃないの?

普通に能力者になりたかったんじゃね
フラグ建築能力は幻想殺し関係無いんだっけか

不幸なのにラッキーマンとか意味不明だなw
対ステイル、対神崎、対ペンデックスの3連戦をどうやって凌げるかだな
正直無理だろ

それでも一方通行並みの頭の良さや、浜面並の機転の速さや器用さがあるならいいけど、
赤点だらけの馬鹿で特技もない一般高校生じゃな

ちなみに、原作の妙な頭の良さや運動能力は幻想殺し前提の戦闘経験の賜物だからな
それがない上条に、高レベルの能力者相手の立ち回りとか不可能

そ、そうですか

お、おう

なんでインデックスが学園都市入れてるの?あれって美琴怒らせて大停電させた時に入れたって話じゃなかったっけ

ラッキーマンとジョセフジョースターを足したような戦い方に期待

いや、駒場利得みたいな体躯と運動能力と波紋法もってるジョセフと同じ戦い方は無理だろ

ひたすら攻撃避けて、相手の自滅か自爆か、あるいは偶然と奇跡だよりの戦いとかか
聖人クラスの音速の攻撃を避けまくるとか普通の高校生には無理じゃね?

(こいつ頭悪そう)

じゃあジョルノで

一方通行が作中頭良かったことなんてあったっけ

そもそも事件に巻き込まれるかどうかも分かってないのに何故戦闘ありきで先読みしてるのか

マジレスするとステイル以下一連の魔術師との戦いは回避されてるし、吹寄とかの例を見てもそうだけど幻想殺し関係なくフラグは建つ。
で問題は今から妹達編に入ろうとしていて、入ったら一方通行との戦いになるんじゃないか?もしそうなら幻想殺し無しで上条さんはどう戦う?って話
これはかなり新鮮な設定だから続きを期待

スレタイ見ると謎の能力に目覚めるのかも

とりあえず1巻終了までは続くなら読んでみるぜ

すぐ妹達編入りそうな雰囲気だな
期待

ただいまです
帰ったらすごいことになってる

続きですー

上条「超電磁砲!!」バッ



上条「………いない?」

上条(いや、そんなはずはない…)キョロキョロ

上条「超電磁砲!!!」



美琴「それってあたしのこと?」ヒョコ



上条「超電磁砲!! 大丈夫かっ!!」バッ

美琴「ちょ、ちょっといきなり何!?」

上条「お前、傷だらけ……で?」

美琴「傷? 私が?」

上条「どういうことだ…?」

美琴「ねぇ、あんたの名前は?」

上条「か、上条当麻」

美琴「ふーん、私の名前は御坂美琴だから、ちゃんと名前で呼んでね」

上条「上条さんが常盤台のレベル5様を名前で呼んでもよろしいのでしょうか?」

美琴「あー、んー…私苦手なんだよねーそういうの」

上条「そういうの?」

美琴「年上に敬語で喋られたり、特別扱いされるの」

上条「そうは言ってもやっぱりレベル5と言えば学園都市の憧れだしなぁ」

美琴「じゃあ、レベルの高い私が言ってるんだから、素直に従いなさいよね」ニッ

上条「わ、わかった……美琴」


美琴「はえっ!?」カァ///


上条「えっ、だから美琴って…」

美琴「な、ななっ、なんでもないなんでもない!!」ブンブン

上条「???」

美琴(男の人に名前呼ばれるのって恥ずかしいのね///)

上条「美琴、お前、ドッペルゲンガーの噂知ってるか?」

美琴「ドッペルゲンガー?」ピクッ

上条「ああ、なんでも美琴の分身が街に何人もいるらしいぞ」

美琴「………」

上条「上条さん的にはそういう能力者の仕業だとおも――」

美琴「とう……上条……先輩、上条先輩、悪いけど今日は帰るね」

上条「急にどうした?」

美琴「………ちょっとルームメイトからの呼び出しがあったの。じゃ!」タタタッ

上条「……なんだってんだ…?」





美琴「やっぱりまだ………」ギリッ




この上条さんがだだの無能力者ならどっかの誰かが「幻想殺し」を持っているんだろうな……
じゃなきゃアレイスターさんが学園都市を作った意味が……

とある倉庫

ステイル「……帰ろう」

神裂「本当にこれで良かったのでしょうか…」

禁書「」zzz

ステイル「分からない。分からないが、喜びはそれ以上の悲しみを呼びこむ。彼女の苦しみを少しでも和らげたのなら僕はそれで十分だよ」

神裂(……それは自己満足というものではないでしょうか…)


幻想殺しが存在するという幻想をブチ殺した世界という可能性も

……持ってるけど、まだ目覚めてないとか

おっと更新中だったか、すまねぇ>>1
これからROMるわ

上条宅

上条「………」

上条(本当に良かったのか…これで)

美琴『ドッペルゲンガー?』ピクッ

上条(あの時の美琴の顔、驚きというよりは怒りに近い感じの…)

上条「なんで怒るんだ…?」

上条(以前も誰かが美琴の姿を使って悪さをしていたとか?)

上条(だけど、レベル5の美琴がそんな姑息な奴を噂レベルに達するまで放置しておくのか?)

上条「………くそっ、気になって眠れない」スッ

上条「いるかどうか分からないけど、見回ってみるか」ガチャ

この世界の幻想殺し
1・存在はする。ただし上条ではなく別の人物
2・上条が持っているがまだ覚醒していない
3・幻想殺しなんてなかったんや!
4・その他

インさんは完全スルーか
どうぞ続けて

学園都市最北端

ステイル「………全く、ツイてないとしか言いようがないね」シュボッ

神裂「同意見です」



10029号「ハァハァハァ、そこの銀髪のシスターさん、今すぐ逃げてくださいとミサカは息も切れ切れに忠告します」バッ

禁書「そんな訳にはいかないんだよ! 可愛い女の子が傷つけられていたら、それは助けるしかないんだよ!」


一方通行「ンだァ、面白ェ奴もいたもんだァ! この一方通行の攻撃が効かないなんてねェ!」ゴォッ


禁書「っ! 無駄なんだよ! 私の着てる服はありとあらゆる災厄から身を護ってくれるんだよ!」パキィンッ


一方通行「ギャハッ! これは計画なんかよりおもしれェじゃン!!」ドドドド


禁書「だから無駄なんだよ!!」パキンッ

10029号「あなたは一体…と、ミサカは動揺のあまり茫然と立ち尽くします」


一方通行「間接攻撃は完全シャットアウトって訳ですかァ? それならっ」バッ


禁書「!?」


一方通行「直接攻撃はどうなンですかねェ!!」

そういえばすごい服だったねインスパイアさん

インセプションさんぱねぇ

神裂「はぁあああ!!」ブンッ

一方通行「あァ?」パキンッ

神裂「くっ」ザザザッ

神裂(私の攻撃が跳ね返された!?)

一方通行「あのシスターのお仲間さンかァ? 下品な格好した姉ちゃンよォ」

禁書「違うんだよ! 初めて会った人なんだよ!」

神裂「!!!」

神裂(やはり…何度言われても心に刺さりますね…)

一方通行「それじゃァ、さっさと死んで痴態を晒しとけってんだ!!」ゴォッ


ステイル「やれやれ、今は戦いって気分じゃないんだけどね」パチンッ


一方通行「!?」ゴォッ


禁書「白髪の人が炎に包まれたんだよ!!」

10029号「………」

初見の魔術はちゃんと反射できないからオワタ

この展開は新しいな

一方通行in炎「」ゴォゴォ

ステイル「彼、学園都市第一位だっけ? ベクトルを操るとか言っていたけど」スーッ

一方通行in炎「」ゴォゴォ

ステイル「いくらベクトルを操ったって無限に出てくる炎を前に無意味だよね」ハーッ


10029号「勝った…のでしょうか、とミサカはありえない出来事にどうしていいか分かりません」

禁書「それより、身体は大丈夫なのかなっ!?」

10029号「ええ、この身体は最初から壊される目的で存在していますので、とミサカは節々の痛みを気にする様子もなく答えます」

禁書「つまり痛いんだね」

10029号「まぁ多少は、とミサカは強がります」

神裂「二人とも、今のうちに遠くへ逃げますよ」

禁書「えっ?」

ステイル「……そりゃあ決まってるさ…」


一方通行in炎「」ゴゴゴゴ


神・ステ「「学園都市の第一位は伊達じゃないってこと」です」


禁書「……分かったんだよ!」ガシッ

10029号「あっ」

禁書「痴女と不良のヒーローさんありがとうなんだよ!!」


神裂「ちっ、ち…ち!?」

ステイル「……不良ね…」プッ



一方通行「だァァ!!」ボンッ



ステイル「これでも神への祈りは欠かしたことないんだけどね」グリグリ



一方通行「……さァ、こっからは一方通行の時間だァ」ニマァ

いや、ただ発火させただけかもしれん

数時間後

上条「………」ハァハァハァ

上条(どこにもいない…)

上条「まぁ、活動時間ってものがあるよな…」

??「こっちなんだよ!!」

上条「?」

??「待ってください、とミサカは全身の痛みに耐えながら走ります」

上条「うわっ!」ドンッ

禁書「えっ」パキンッ

10028号「さすが、歩く教会の護りは鉄壁ですね、とミサカは拍手で褒め称えます」パチパチパチ

禁書「それほどでもないんだよー」

上条「ちょ、吹っ飛ばされた上条さんの心配はなしですかぁ」テテテ…

禁書「あ、ご、ごめんなんだよ!!」タタタッ

10028号「これは失礼しました、とミサカはツンツン頭のお兄さんを引っ張り上げます」

上条「美琴! やっぱりお前何かの事件に!?」ガシッ

10028号「み、美琴とは誰のことでしょうか、とミサカは腕の痛みに思わず顔をゆがめます」

上条「す、すまんっ」パッ

禁書「知り合いなのかな?」

上条「……それじゃあ、美琴のクローンが何体もこの街に…」

禁書「神への冒涜なんだよ…」

10028号「この実験が神に許される行為かどうかは実験材料の妹達には判断できません、とミサカは落ち込みます」

上条「お、お前っ、ちょっとは気を使うってことができねーんですか!?」

禁書「ご、ごめんなんだよ!」

10028号「いえお気になさらず、とミサカは笑顔で答えます」ニコッ

上条「………それにしても第一位か…」

禁書「とっても強かったんだよ…」

上条「戦ったのか!? 第一位と!?」

禁書「ふふーん、驚いた?」ムンッ

10028号「正確には一方的に攻撃されていただけ、とミサカは正しい情報を公開します」

禁書「ちょっとミサリン!?」

上条「まぁ、それでも十分すごいんですけどね」

10028号「……それでは、そろそろ戻ります、とミサカは立ち上がります」スッ

禁書「戻るって、第一位のところなのかな!?」

上条「それはまさか…」

10028号「妹達の存在は第一位一方通行に殺されて初めて証明されます、とミサカは説明します」

禁書「そんなのダメなんだよ!」

上条「そ、そうだ!! 生まれてきた以上殺される道理なんてないんだ!」

10028号「では……



 第一位を倒して計画を壊してくれますか?」



上・禁「「っ!!」」

10028号「と、ミサカは優しさに甘えて意地悪を言ってしまいました」

上条「お、俺は……」

上条(無能力者の俺に何ができる…)



禁書「それでも、私は目の前で助けを求めている人間を見過ごせないんだよ」ニコッ



上条「!!」

製造ロットが一つ戻ったんだけど、10029は回収班だったのか?

同時刻、路地裏

美琴「………急に呼びだしてごめんなさい」

佐天「いえいえー、御坂さんの呼び出しならいつでも来ますよー」

美琴「……たぶん、私一人じゃ無理なの…」

佐天「…事情があるんですね」

美琴「………」コクリ

佐天「それじゃ、行きましょ!」グイッ

美琴「えっ…内容は聞かないの?」

佐天「何言ってんですか御坂さん!



友達が困ってるのに内容聞いてから決めるなんておかしいじゃないですか」ニマッ



美琴「………うんっ」グスッ

佐天「あ、でも、どうすればいいか分からないんで、行きながら教えてくださいね」

>>85
間違えました。10029号でした。
今のところ彼女しか妹達出てくる予定なんで以下ミサカでいきます。

インテグラさんの台詞を妹がとったがこれだとまさか……佐天さんが幻想殺し持ち?

一方通行「ぎゃはっ! いいねェいいねェ、最高っだねェ! もっともっときゃンきゃン腰振ってくれよォなァ!」

ステイル「……最悪の展開だね」ボロッ

神裂「まさか能力者というものがこれほどのものだとは思いませんでした」

一方通行(しかし…、こいつらの力、明らかにぶっ飛んだ方程式してやがる…)

ステイル(神裂、術式が整った。“消えるから息を潜めるんだ”)シュッ

神裂「………」コクリ

一方通行「ンァ?」




一方通行「な、な、なな、





何消えてやがるんですかァあああああああ!!!!」





同時刻、公園

上条「………」

上条(結局…二人について行けなかった…)

上条「は、ははっ、まぁそうだよな。第三位に瞬殺される上条さんが、第一位の前に立ったって……」ポロッ

上条「な、何泣いてんだよ…。能力ないんだから仕方ないじゃないか…」ポロポロ

上条「……く……


くそぉおおおおおおおおおおおお!!!」



美琴「こんな時間に何叫んでんのよ」

上条「!? 美琴!?」

佐天「御坂さん、知り合いですか?」

上条(黒髪の美人…美琴の知り合いか?)グスッ

美琴「えっと、彼女は佐天涙子、私の友達」

佐天「どもー、美琴さんのベストフレンド佐天涙子でーす♪」

上条「は、ははっ、ども」ペコッ

美琴「それでこっちが……



私の間違いを教えてくれた、大切な先輩上条当麻」




上条「!!」グスッ

美琴「ちょ、ちょっとどうしたのよ!」オロオロ

美琴「泣いてちゃ分かんないわよ。力になるから教えてよ、ねっ」サスサス

上条「お、俺は…心底ダメなやつだ! 自分の無力さを言い訳にして、救いを求めて伸ばした手を掴めなかった!」

佐天「………」

美琴「………上条先輩…」

上条「俺に力が、力さえあれば! どんな困難も苦しみも痛みも全てをぶち壊してくれるような力さえあれば!!」

美琴「あ、あのね、私が思うに――」

佐天「それってただの言い訳じゃないんですかー?」

上条「!!」

美琴「ちょっと佐天さん!」

佐天「先輩みたいな泣き虫は最強の力を持ってったって、動いてないと思うなぁ」

上条「……っ、君もどうせ常盤台の能力者なんだろ! 俺の気持ちが分かってたまるか!」

美琴「………佐天さんは無能力者、レベル0よ」

上条「……えっ」キョトン

佐天「どもー、万年レベル0の佐天で―す」ニコッ

美琴「厳密に言えば、右手だけ人とは少し違うけど、それ以外は上条先輩と何ら変わりないわ」

上条「それなのに……君は行くのか?」

佐天「そりゃーもちのろんですよー」

上条「どうして―――

佐天「勇気が持てるのかって? 勇気なんかないですよー。超ビビりですもん私ー。……でもね、



友達を助けるのに、勇気なんていらないんですよ。その人の悲しい顔を笑顔に変えたいと思ったら、もう勝手に動いてますもん」



上条「………俺…、俺は…」

同時刻、第七学区北部

禁書「だから、ミサリンは隠れててって言ってるんだよ!」

ミサカ「それはこちらの台詞です、とミサカは言い返します」

禁書「んもー! 巻き込まれても知らないんだよ!」

ミサカ「巻き込まれてるのはあなたの方です、とミサカはドヤ顔を見せつけます」

禁書「むかつくんだよ!」




ミサカ「なら帰ってくだ―――」ゴシャッ




禁書「えっ……」

ミサカ「」ドサッ



一方通行「どこ行きやがったんですかァ!? クソアマどもォォ!!」



禁書「み、ミサリン!!」

ミサカ「」

禁書「………」ワナワナ

一方通行「……そういえば、銀髪シスターを護ってる感じだったなァ」ニマァ

禁書「許さないんだよ…」

一方通行「なァにが許さないってェ?」ピト

禁書「えっ…」

一方通行(ふーん、解析するとけっこう単純なんだなァ)ズバッ

禁書「あ………」ドサッ

一方通行「ぎゃはっ! 出てこいよ! 骨の髄まで犯しつくしてやんぜェ!!」


神裂「インデックスーーーー!!」バッ


ステイル「くっ!! 炎よ!!」バッ

一方通行「くはァ!! 本当に出てきやがった!!」バシュッ

ステイル「一瞬で消された!?」

一方通行「なんだなんだなんなんですかァ! 解析しちまえばこんなもんなんですかァ!?」シュバッ

ステイル「がぁっ!」ドサッ

神裂「ステイル! ……くっ」

禁書「………はぁはぁ…」

神裂(傷が深い…このままでは…しかし)


一方通行「……結局、あいつらを殺さなきゃ次のステップへは行けそうにねェのか…」


一方通行「ツリーダイアグラム!! 見てるんだったら早く次のモルモットよこしやがれ!!」






美琴「そうはさせないわよ」バチバチッ





一方通行「………ンだよォ、オリジナルか」ハァ

うわぁ…クソスレ決定だわ。

美琴「こんな実験をまだ……」バチバチバチ

一方通行「ァあ? 引っこんでろよババァ、お前に用はねェよ」

佐天「まぁまぁ、用があるのは私ですし」ヒョコッ

一方通行「………誰だよお前」

佐天「無能力者の佐天涙子でーす♪」ニコッ

一方通行「………ンならさっさと死ンで―――」

佐天「無能力者の私が、第一位倒しちゃうんで、よろしくお願いします!」バキッ

一方通行「ンべェ!!」ドサッ


一同「!!!??」


美琴「………」

美琴(……本当ならこんなことに佐天さんを巻き込みたくない…けど実験自体を阻止するためには無能力者の佐天さんに…)

一方通行「………?」

一方通行(何が起きやがったンだ?)

佐天「うりゃ」ブンッ

一方通行「調子のンな!!」ドガッ

佐天「ぐぅっ!?」

一方通行「どうやって俺に触れたか分かンねーけど、毛も生えてないようなガキに素手で負ける訳ねーンだよ!」

美琴「佐天さん!」

佐天「ごほっ! ごほごほっ!」

美琴「………くっ」バチバチバチ

一方通行「……格下は外野で腰振っとけ」バシュッ

美琴「きゃぁ!!」

神裂(なんとかインデックスの傷は処置しましたが…このままでは…)









上条「いい加減にしろよてめー」







一方通行「……次から次へワラワラと…今日はゴキブリの大移動なんですかァ!?」

上条「そうやって自分より弱い存在を見下して! 他人の不幸を考えたことあんのか!!」

一方通行「はァン!? この学園都市は俺様のために存在してンだァよ! 俺以外の誰が不幸になるかなんて関係ねーだろーが三下ァ!」

上条「黙れ!! そうやって、どこまでも他人を拒絶して生きるってんなら! 自分が最強で何してもいいって思ってんなら!!」ダッ

一方通行「ァ?」シュバッ

上条「まずは! その幻想をぶちやぶへらぁっ」ゴシャァァァ

上条「」ピクピク

美琴「上条先輩!」

一方通行「……ちっ、どいつもこいつも雑魚ばっかりで話になンねェなー!!」クルッ

美琴「待ちなさい!!」

一方通行「………せめて勝てる算段が付いてから現れやがれ」シュタッ

美琴「………」ガクッ


ミサカ「」

佐天「」キゼツ

禁書「」ハァハァ

ステイル「」キゼツ



上条「」シボウ



美琴「あ、あぁ…、あぁああああああ!!!」

神裂(インデックスさえ無事なら…)

数日後

土御門「…それで、何の用だ」

アレイスター「……良い実験体を見つけてね。君に監視を頼みたい」

土御門「実験体?」

上条「」パッ

土御門「こいつは確か…」

アレイスター「それじゃあ頼むよ」

土御門「説明もなしか」クソッ

アレイスター(……人の器に人々の願い…)ゴポゴポ

アレイスター(虚数の塊は夢を見るのだろうか…)ゴポゴポ

アレイスター「幻想…そう、彼は幻想そのものだな」ゴポゴポ

とある病室

佐天「………」スゥスゥ

禁書「zzz」

美琴「………」

初春「………」イライラ

黒子「………」ヤレヤレ

美琴「……う、初春さん、屋上に行きましょう」

初春「…そうですね、こんな所で暴れる訳にはいきませんからね」

黒子「ちょっと初春」

美琴「黒子は黙ってて」

黒子「………」シュン

屋上

初春「御坂さん、最初に一つ聞いて良いですか?」

美琴「……ええ」

初春「“知ってて”利用したんですか?」

美琴「利用だなんて…そんな」

初春「!!」ガッ

美琴「っ!」

初春「佐天さんは全く関係なくて! それで背骨が折れるようなことをさせておいてどの口がそんなことを!!」

美琴「………」グスッ

初春「……佐天さんはお調子者ですが、いつも周りばかり気を使って自分の事を犠牲にしがちでした」

美琴「………よく知ってるわ」

初春「そんな佐天さんが友達である御坂さんに頼まれたらどんな怖いことだって平気な顔して請け負うくらい分かってたんじゃないですか?」

美琴「…私は…」

初春「無理強いはしてない…ですか?」

美琴「………」

初春「…佐天さん、あの日私に電話をしてきたんですよ」

美琴「えっ?」

数日前、初春の部屋

prrrrrrr

初春「…佐天さん?」ポチッ

佐天『やっほー初春元気してるー?』

初春「ええ、元気ですよ」

佐天『そっかー、それは良かったー』

初春「急にどうしたんですか?」

佐天『んー? なんか急に声が聞きたくなってさ』

初春「声ですか?」

佐天『ねぇ初春、言ってもらいたい台詞があるんだけど』

初春「漫画の台詞ですか? 良いですよ」

佐天『やったー。じゃあ、今から言うから覚えてね―――』

屋上

初春「佐天さんを邪魔する恐怖はぜーーんぶ、初春様がぐすっ、い、いただ…きまし…ふぇ…」ペタ

美琴「………」グスッ

初春「返してください! 私の大好きな佐天さんを返してください!!」

美琴「………」

初春「う、うわぁあぁぁぁぁぁああぁぁ!!」


黒子「………」スッ


学園都市上空

黒子「」パッ

黒子(許しませんの…)ギリッ

黒子「佐天さんを傷付け、初春を悲しませ、お姉さまを苦しめている存在…」

黒子(学園都市第一位一方通行…)



黒子「ここからは白井黒子と戦争です!! 一方通行!」シュンッ



今日はここまで。
おやすみなさい。

上条さんに幻想殺しがつくフラグか?

10029号が実験内容について話していたが、関係者以外に漏洩はできないよね
コード確認しなくちゃならないし
後、一方通行がすぐに魔術を解析したっていうのもなんかな……

こまけえことにうるせえ読者様だな
先生の誤字脱字指摘して悦に入る中学生か?



怪我人だらけwwww

>>110
誤字脱字程度なら気にしないで脳内変換はするさ
俺が言ってるのは設定の問題だよ

>>神裂(インデックスさえ無事なら…)

神裂さん何気にひどいな
救われぬ者に救いの手をじゃなかったんですか……

>>112
二次創作相手にになにいってんだこいつ

>>112
つか例えばなしと皮肉も理解出来ないんだなゆとりって

学級崩壊スレ

ssの設定にけちつけちゃうひとって…

なんだかよくわからんがアニレーは漫画通りやってください。

期待しておる

>>119
偉そうに期待する前にsageろよ…

めっちゃ面白いから続き楽しみ

おもしろい

今まで、あまりない設定で。読みやすいし、大変期待しております!

口調さえ合ってれば設定なんか話に必要なだけ変えたらいい パロなんだから 

乙  上条さんが持ってる力と佐天さんの力はまた別物なのか、そのへん明かされるのを楽しみに続き待ってる

乙ー!!
主人公補正のない上条さんがどこまで頑張れるか期待。

おはようございます!
伏線張って焦らして…くぅ!ってタイプのssばかりじゃ疲れると思うので、勢いだけでいきます!

舞台は再び病院に戻ります。

病院

美琴「失礼します。…先生、話ってなんですか」グスッ

冥土返し「泣いているところ悪いんだけどね。話があるんだね」

美琴「はい、佐天さんのことですか?」

冥土返し「そうなんだね。僕も今でこそ冥土返しなんて大層な字名がついているけどね。これでも昔は闇の中にどっぷりと浸かっていた時期もあったんだよ」

美琴「………」

冥土返し「話が見えてこないって顔だね。つまり僕が言いたいのはね、


君は彼女を闇の底へ引きずり込んだように捉えてないかい?」


美琴「っ!」ビクッ


佐天無双出なくて良かった。
楽しいよ

冥土返し「もちろん、僕の主観で言わせてもらえば彼女はただの学生で君はクローンを造られて実験させられてるような立場なんだね」

美琴「……はい」

冥土返し「でも、それは君の光が強すぎて大きな影ができただけで、君自身は闇の中なんかにいない…違うかい?」

美琴「……そう、思いたい…です」グスッ

冥土返し「そこで相談なんだけどね」ズズイ

美琴「は、はい…」

佐天・禁書の病室

佐天「………あーあ、かっこ悪いな私…」

禁書「なんでなのかな?」

佐天「だってさ、この右手の力…御坂さんには〝能力外し”なんて名前付けてもらって調子に乗ってさ。年上の男の子には説教かまして、学園都市最強を殴ったからって勝ったつもりで…それで…それで…ぐすっ」

禁書「………だからかっこ悪い?」

佐天「だって結局誰も救われてない! 私は! 自分が無能力者だと思ってた頃と何一つ変わってない!!」

禁書「……かっこ悪くなんかないんだよ」

佐天「えっ」

禁書「誰かを救いたい、誰かのためになりたい。その気持ちを持った時点で、人は人として正しい道を歩むことができる。その過程でつまづいたって、誰も笑ったりなんかしない」

佐天「………っ」グスッ

禁書「むしろ、つまづいて倒れても小石のせいに、誰かのせいにしない黒髪はとってもカッコイイかも!!」

佐天「………えへへ、そうかな」テレテレ///

禁書「それに、魔術の力で動かなくなった身体はなんとかなるんだよ!」

佐天「……魔術?」

禁書「そうなんだよ! 任せてほしいかも!」

佐天「………うん、ありがと」ニコッ

美琴「……あっ」ガラッ

佐天「御坂さん…」

御坂「あ、あのね……佐天さん…」

佐天「………」

御坂・佐天「「ごめんなさい!!」」

御坂「えっ?」

佐天「えへへ、御坂さんならたぶんそういうと思ってた。でも、その気持ちは私も一緒なんですよ」

御坂「そんな…私…」

佐天「じゃあ聞きますけど、逆の立場なら怪我をするからって私のこと助けないんですか?」

御坂「そんなことない!! どんな危険な場所でも危険な相手でも、私の命に代えても佐天さんを救い出して見せるわ!!」

佐天「………相変わらずカッコイイなぁ…」ボソッ

御坂「え?」

佐天「だって私のこんな姿を見て、即答できるなんて本気で思ってくれてる証拠ですもん」

御坂「……佐天さん」

佐天「御坂さん、私、大丈夫ですから」

御坂「?」

佐天「自分で決めたことだし、結果歩けなくなっちゃいましたけど、御坂さんが負い目を感じる必要はないですよ」

御坂「………」

佐天「……きっと、わたしみたいな美少女なら、すぐにお金持ちの素敵な男性が養ってくれますから」エヘヘ

御坂「…佐天さん」スタスタ

佐天「えっ、な、なんですか?」ドキドキ

佐天(ち、近いですよぅ!)///








御坂「私が、佐天さんを守るから」ギュッ

佐天「はぇ!?」カァ/////

禁書(完全に蚊帳の外なんだよ…)





御坂「ねぇ、佐天さん、右足をあげようとしてみて」ボソッ

佐天「えっ、でも私…」

御坂「考えるだけでいいから」

佐天「は、はい…」

御坂(脳から送られる電気信号がどこで切断されているか…)ツツッ

佐天「あっ/// く、くすぐったいです」///

御坂「もう一回お願い!」

佐天「は、はい」

回想

冥土返し「つまり、彼女の場合は折れた背骨が神経を切断して脳から送られる命令を下半身に伝えきれていなんだね」

御坂「それじゃあ」パァァ

冥土返し「喜ぶのはまだ早いんだね。外部で信号…義足を使う技術なら今でこそ形を成しているけど、内部…途中で切断された神経を繋ぐことなく動かすのは完全にオーバーテクノロジーなんだね」

御坂「でも私なら…」グッ

冥土返し「おそらく君の力をもってしても、彼女の意思通りに下半身を動かすのは学園都市第一位になり替わるくらい難しいんだね」

御坂「……それでも、友達のためならやります」

冥土返し「全力で手助けするんだね」

佐天「………うごけぇ…」ンギギギ

御坂「………ここだ」ピトッ

佐天「ひゃうっ!」ビクッ///

御坂(反応もしてるし、間違いないわ)

佐天「ま、まだ続けますか?」

御坂「……ご、ごめんねっ! もう大丈夫!」

佐天「もう、急に抱き着くから御坂さんが目覚めちゃったのかと思いましたよー」

御坂「目覚める?」

佐天「女の子同士の関係にです」ニヒヒ

御坂「ちょ、ちょっと何それ!」カァ///



黒子が血涙流すな

御坂「あのね、佐天さん、お願いがあるの」

佐天「はいはい、この佐天涙子。愛する御坂さんのお願いなら何でも聞きますよー」

御坂「ありがとう、あのね、今日からずっと私と手を繋いで生活してほしいの」

佐天「ぶふっ!」

御坂「あっ/// ち、違うの! 本当に目覚めてないから!」

佐天「理由があるんですね」

御坂「今はまだ理由は言えないけど、お願い!」

御坂(説明して緊張されたら正常な信号を解析できないし…)

佐天「あ、あの…一つだけ質問良いですか?」

御坂「な、なにかな…」ドキドキ




佐天「おしっことかの時も…ですか?」カァ///










御坂「ええ、もちろん。おしっこの時も、うんちの時も、お風呂も一緒よ」アッサリ

佐天「」

禁書「」






路地裏

初春「………ちっ」ボロッ

スキルアウト「あ、あがっ…」プスプス

初春「今のままじゃ全然だめです」ガシッ

スキルアウト「や、やめ…」ジュゥ

初春「右手の火傷跡見たら佐天さん泣いちゃうかなぁ…」パッ

スキルアウト「ぅ、うぅ…」

初春(保温するなら…もっと高熱で…自身の手を溶かすような…)

初春「御坂さん、待っててくださいね。私があなたを……」フフ、フフフフフ

キマシタワー?

神裂「この少年が…ですか?」

土御門「そうだぜぃ。きっと、銀髪シスターを助けることができる」

上条「………」ボーッ

ステイル「……とてもそうは見えないね」シュボッ

土御門「パンドラの匣、こいつを一言で表すならパンドラの匣だにゃー」

神裂「すべての災厄が…一つに…」

土御門「もちろん、開ければ全てが世界に飛び出す。だが―――」

上条「」ヌボーッ

土御門「パンドラの匣は無限に詰め放題の四次元ポケットみたいなもんだにゃー」

ステイル「………ふーん」スパーッ

上条(………ね、が…い……)ボーッ

どこかの路地裏

一方通行「………くそっ」

一方通行(あの痴女たちの力を解析してから、何かが狂っちまったぜェ)フラフラ

一方通行(まるで、〝俺自身が一つの何か”に変わっていくような…くそっ)

一方通行「……クソして寝―――」




「見つけましたわよ」シュンッ





一方通行「ァあ?」

黒子「学園都市第一位ベクトル使いの一方通行で間違いございませんわね」

一方通行「だったらなンだっつーの?」

黒子「ジャッジメント……いえ、〝元”ジャッジメント白井黒子が、あなたを断罪しにきましたわ」

一方通行「くはっ! めっンどくせェ!!」ブンッ

一方通行(どいつもこいつも弱いくせにワラワラと…)イライラ

黒子「あなたの単調な攻撃は効きませんの」シュンッ

一方通行「うるせーよ三下ァ」バッ

一方通行(何があっても俺に傷つけて欲しいみてェだなァ…)イライラ

黒子「………今日で最強伝説は終わりですのよ」シュンッ

一方通行「あァ?」

黒子(学園都市の序列は能力の有用性に加えて、演算能力の高さにも比例している…ならジリ貧はこちらが不利になるだけですの)

一方通行「ほらほらァ! 逃げ回ってないで、攻撃してきなァ!」ブンッズバァ

黒子(チャンスは一度ですの!)シュンッ

一方通行「自らケツ振りにくるたァ、淫乱かァ?」

黒子「慢心は罪、ですのよ」ペタッ

一方通行「ァ? ンで、触ってるんですかァ?」

黒子(ベクトル…力自体のテレポート…。こればかりは二度とできる気がしませんわね)

壁「」ボコッ

一方通行「無駄だよターコ!」

黒子「今ですの!」シュンッ

一方通行「なっ?」




ブシュゥゥゥゥ!!!




黒子「み、右手がお邪魔しますの」ボタボタボタ

一方通行「ァ、あ?」フラフラ

黒子(第一位の自動防御については研究所に忍び込んで研究済みですの)

一方通行「て、てめェ、何しやがったンだ?」ドサッ

黒子「あなたの身体に張られている絶対防御の幕は言うなれば光を全反射する鏡、外からの光は完全に反射しますけど、一度内側に入ってしまえば無意味ですのよ」フラフラ

一方通行「く、クカカカっ! おンもしれェ奴」ゼェゼェ

黒子「チェックメイト、ですわ」ヨロヨロ

黒子(血液を常に同じ場所へ転移させて出血は防げますが、心の痛みはどうにもなりませんわね)ハァハァ








黒子かっけぇ!

分かるっちゃ分かるけど地の文ないとアクションシーンは辛いな

ごめん、想像はできても、同じことを想像できてる自信がまるで持てない

あ、復活してた
今日か明日の夜から再開します
>>144>>145
たぶん地の文つけてもわからないと思う(>>1の腕)のでノリでお願いします

復活しないと思って深夜のほうに進撃ssも投下してしまった・・・

ドンマイ、

キモい

舞ってる

つづきー。
人生初、地の文いれてみる


 常盤台のレベル4、ジャッジメントの白井黒子は戸惑っていた。
 失った右手の感覚がいつまでも消えないからだ。

(なんで効き腕にしましたの…)

 お姉さまこと御坂美琴と比べて暴走することのない冷静な人間だと自負していたが、何のことはない“どこにでもいるただの中学生”なのだ。黒子は自嘲気味に口を開いた。

「“馬鹿な真似”はやめて、大人しく投降するんですの」

 友人の身体を壊し、大切な人の心を傷付けた行為すら、今の黒子には馬鹿な真似と思えてしまう。
 学園都市の特殊性を考慮しても、中高生が“戦争ごっこ”をしてる限り、それは愚かしく微塵も認められない行いなのだ。

「な、なァに言ってやがんだァ? ゴホッゴホッ」

 一方通行――学園都市第一位のベクトル使い。
 最強の名を欲しいままにしたアルビノの少年も苦しみには耐えられないようで、気付けば黒子の口の端はつりあがっていた。



(………私は今、笑っているんですの?)




 驚き…いや違う、これは“気づき”だ。黒子は一方通行を迎え入れんばかりに両手を広げた。

「そうですの。学園都市は究極の“ごっこ遊び”の場ですの」

 無意識―――ではなく意識的に左手を太ももにあてる。鉄の冷たい感触が沸騰する感情をほんの少し冷ましてくれた。

一方通行はよしねやオラ


「!? ァ…が……ぎ…」

 一本。最強の細い身体がビクンと跳ねる。

「どうしたんですの?」

 二本。この世の全てを見下したような表情が苦悶に歪む。

「な…に、し…やぐぅ!?」

 三本。怒りが苦痛に変わった瞬間を視覚として認識できる。




「あなたの鉄のように冷たい心には、これがお似合いですのよ」




 ちゃりん。残りの三本をわざと地面に落とす。

「は、ンしゃは…まだ…あ、るのに…」

 言葉を発するのも苦しそうだ。とても苦しそうで苦しそうで、黒子はとても嬉しくなった。

「教えてあげますの」

 ゆっくりと一方通行に近づく。右腕の出血を抑えるのに能力を割いているので、走ることすらできない。

「あなたの自動で発動する反射は、180度の強制反転ですの。ですから…」

 黒子は財布から一枚の硬貨を取り出し、それを宙に投げる。

「私の転移で“運動エネルギー”ごとあなたに転移させれば」

 

「がっ!? ぎ、ぐ……げェ!?」

 黒子の投げたコインにかかる運動エネルギーは、一方通行の右目そばで強制的に反転し、




ぐちゃりと眼球にめり込んだ。





「―――――ァ!!!」

 最強の悲鳴が空に放たれる。

いいぞ、やっちまえ

ヒャッハー!


 ―――ぐちゃり。

 佐天の恨みは右手を犠牲にして晴らした。

 ―――ぐちゃり。

 お姉さまの恨みは超電磁砲に使うコインで晴らした。

 ―――ぐちゃり。

 名前も知らないシスターの恨みは鉄くぎで晴らした。

 ―――ぐちゃり。

 ……じゃあ、これは“誰の恨み”を?

「ふふっ、ふふふっ」

 ―――ぐちゃり。

 コンクリート、ガラス、布、鉄、視界に収まった“ありとあらゆる物体の欠片”で最強の身体を侵し、完全なる不純物を造りだした。

「………右手だけは返して貰いますの」

 “最強だった物体”にもはや反射を使う力はなく、黒子は自分の右手を空間転移させなんなく取り戻した。

 どうということはない。




 第一位はレベル4の空間転移使いより弱かったのだ。




「……敵はとりましたの」

 黒子は“仕上げ”のために、一方通行に手を伸ばす。地中深くに飛ばせばすぐに死ぬだろう。












「………あ」











 例えるならそう、強く熱したフライパンを無理やり押し付けられるような。

 平行だった世界がだんだん傾いていく。黒子は自身が倒れている途中であることを悟った。


 ――なぜ?


 右足が、ない。

「ぁああぁああぁああああああああ!!!?」

 掴んでいた右手を放り投げ、左手で右足を掴もうともがく。

 ――が、そこには何もなく。

「…ちィっ、しとめ損なったかァ…」

 誰かの声がしたが、黒子の耳には届かない。



 真っ白い道路のキャンバスに描かれた真っ赤な芸術。



 黒子の意識は、落雷のように不意に―――。

忘れてた…
一方通行、身体は弱いクセに滅茶苦茶死にづらいんだった…

は?


 御坂美琴はいくつもの感情が同時に湧き出ていた。

「………んっ」

 佐天涙子の肌はどうしてこんなに綺麗で気持ちよくて柔らかいのに弾力があるんだ。

「…ちょ、ぁっ…」

 佐天涙子の声はどうしてこんなに官能的で、悶える姿は嗜虐心をそそるのか。

「……ふぁ、もぅ、ふぁめ…」

 佐天涙子の匂いは、どうしてこう……。



「いい加減に…するんだよぉおおおおお!!!」



 いくつもの感情が、甲高い少女の叫び声で不意に途切れた。
 それはとても苦しくて、悲しくて、しかしこれ以上手にしていたら二度と離せなくなるような。

「じょ、冗談よ冗談。あはははは」

 それを追いかけようとしないことに必死で、とても情けなかった。

「もぅー、御坂さんったらー」

 佐天が笑ってくれる。
 それだけで許された気がした。

「あはは、だって佐天さん可愛いんだもん」

 私が笑っても怒らない。
 それが嬉しすぎた。


 prrrrrrrr


「あ、ちょっとごめん、電話に出るね」

 鞄からスマホを取り出し画面を確認する。

『初春飾利』

「……ちょっと外で話してくるね」

 病室を急いで立ち去る。二人の声が追いつかないくらいに。



 もう二度と、佐天と会えない気がした。



『もしもし、御坂美琴さんですか?』

 その声は、美琴の知っている初春飾利と同じで、少し安心した後に深く深く悟った。

「その言い方……、私を許しては…」

 普通友人を呼ぶ時、フルネームで呼んだりはしない。まして、携帯は相手の番号が登録されているのだから。

『許すってなにがですか? 私はただ単純に、あなたに死んでもらいたいだけですよ?』


「………っ」


 心に刺さる。痛い。痛いよ。

『それじゃあ、あの公園で待ってます。あなたがよく犯罪していた所です。ああ、自覚なかったですか? 自動販売機があるところですよ』

 佐天さん佐天さん佐天さん。心の中で何度も反復する。これは好意じゃなく依存だ。しかし、今の美琴にそれをどうすることもできなかった。

「………分かっ『覚悟してきてくださいね』

 旧式の電話で言う“ガチャリ”のような勢いで通話が途絶える。

「…………あー、辛いわ―…」

 美琴の声は簡単に霧散した。

いったんここまでです!

では。

鬱SSだったのか

なんで、初春は殺意を覚えるとこまでいったのか、よくわからんわ。

書いてる人変わった?

まあ頭が悪いという意味とは別のアホとキチガイの集まりが学園都市ですから

どうしてこうなったと言いたくなるくらいの急転直下っぷりだな
最初との落差が凄ぇや

なんかあっというまに糞SS

この展開最初の構想通りなのかな  なんかスレタイが浮いてるよ

痛い。痛いよ。

堕天使 ☆12 At 3700 Df 3700 闇属性 天使族

一旦、叩き始まると続くって面白ーい

とりあえずめげずに書いてくれ
一応応援してるからさ

面白いじゃん
期待

糞おもんないわー
普通なら放置して読まないだけだけど
書き込まないと気が済まない位、糞だわー

自己顕示欲の強いアホが湧いてるな。
ニーズがある以上成り立つんだよ。
待ってるよ。

俺も待ってる

色んな意見ありがとうござます
がんばります
つづきー


 初春飾利の本質は“保つ”というよりも“ぶれない”といった方が正しいだろう。

「御坂さん来てくれるかなー」

 自動販売機の側面を熱で焦がしながら、初春は空を見上げて待ち人が来ることをひたすらに望んでいた。

(御坂さんも苦しみの果てに佐天さんを頼り、彼女がそれに答えただけってことは分かってます…分かってますけど)

 許せない…いや、最初から許す許さないの状況になどなっていない。
 今の初春は自身の能力と同じ。自分の周りに帯びた怒り悲しみ苦しみを“そのまま抱きしめ続けている”。

「御坂さんを倒せば、計画は頓挫するはず…」

 初春は調べた。調べ尽くした。
 その結果、彼女が得たのは驚愕の先にある暗く重い感情だった。

(レベル5の御坂美琴がレベル1の戦闘向けではない能力を持つ私に負ければ、科学者たちは考え直すはず…)

 とどのつまり、自らの右手を焼き尽くし第三位に喧嘩を売るこの少女は、


 御坂美琴を救いたい、ただただそこに帰結するのだ。


「来ましたね。御坂さん」

 そして、戦いは始まる。

きたか

これ面白いな

まさかの御坂VS初春……

ヤンデレ気味ですね


 御坂美琴が公園に行くと、鉄の焦げたような臭いが鼻孔を刺激した。が、自動販売機横に座る花飾りの少女を見てそれどころではなくなる。

「初春さん、あのね…」

 美琴は指先の震えに気付かないふりをしながら、必死に笑顔を造った。

 美琴は思い出す。
 幼少のころ、母親から貰ったおもちゃをとても大切にしていた。それは女の子には似つかわしくない飛行機のおもちゃで、彼女はそれをより遠くへ飛ばそうと躍起になっていた。

 ―――でも、壊れてしまった。

 正確には、飛行機の羽根が一つ折れてしまっただけだが、世間一般的に見てもそれはすでに“飛行機”ではなく“壊れたおもちゃ”だ。しかし美琴は以前より大切に大切に飾っておくことにした。

(佐天さんはもう、私がいなきゃ…)

 その心の本質は“罪悪感”か“庇護欲”かそれとも―――“独占欲”か。


 しかしながらその性質は誰もが持っており、特にジャッジメントの仕事で誰かを守ることの悦びを知ってしまった人間は――。


「御坂さん、本気でお願いしますね」


 初春飾利が立ちあがると、美琴は軽く悲鳴を上げた。


「う、初春さんその手!!」

 爛れた右腕は紫に変色し、ところどころ筋肉のようなものが覗いていた。目の錯覚か右腕の周りが蜃気楼のようにぼやけて見える。

「私の能力は温度を一定に保つこと。“低レベル”に興味のない御坂さんは覚えていないかもしれませんね」

 違う。聞きたいのはそんなことじゃない。

「そんなことしたらあなたの腕が!」

 御坂の叫びに、初春は口の端を歪めながら答えた。


「右腕を失っても、歩くことはできますよ」


 そして、美琴の頬を“何か”がかすめた。


「私の右手は今、100度近くで保たれています。すごいですよね。水が蒸発する温度でも“皮膚が溶ける”程度なんて」

 美琴は初春の心配をしながらも、思考レベルを不良たちと戦う時と同じまで引き上げていた。

(鋭利な刃物…いや、違うわね。温度…、沸騰…、蒸発…)

 結局のところ、御坂美琴のたぐいまれなる戦闘に対する思考と発想はひらめきよりも知識と経験に依存している。特に研究時に行った実験の数々は、普通に生きている人間では思いつくことすらできない体験だった。

(おそらく、密閉された容器を能力で熱したのね。……でも、100度程度であの威力が出せるかしら…)

「ああ、もしかして今の爆発を気にしてますか? 答えはこれですよ」

 初春は子供に種を明かす手品師のように、左手を前につきだした。

「………氷…」

 右手の紫とはまた違う紫。0度を下回る低温により細胞が壊死している色だ。

「絶対零度とはいきませんが、業務用の冷凍庫を利用したのでかなり低い温度を保てています」

 初春の左手が自動販売機に触れると、パキパキという音と共にサンプルを表示しているプラスチックの窓が凍りついて割れた。

「水蒸気爆発…?」

 単純に発想するならそうだ。だが、爆発の方向を定めることなどできるのか。美琴はさらに思考を巡らせる。

「まぁ、現象の名前なんてどうでもいいじゃないですか。試してみませんか?」

 初春は嬉しそうに言った。美琴はポケットに手を入れ、答える。

「超電磁砲……」

 例えるなら“指向性水蒸気爆発”対“超電磁砲”といったところか。美琴は不謹慎ながら試してみたい衝動に駆られた。

「良いんですよ。遠慮しなくても」

 初春は両手で水筒のようなものを掴み、先端を美琴に向けた。

「後、十秒で発射します。準備してください―――御坂美琴」

「………っ」

 見下していたのだろう。初春も佐天も能力者としては底辺の底辺。戦うこともなければ、“もし戦ったとしたら”なんて発想すらしたことがない。
 そんな相手が第三位最強の技を打ち破るつもりでいる。


 気付けば、コインを宙に飛ばしていた。もしかしたら笑っていたかもしれない。



 そして―――放たれた。


 公園に爆発音が轟いた瞬間、上条当麻は病院に訪れていた。

「あれ? 上条先輩じゃないですかー」

 車椅子に乗った佐天涙子が少し遠くから手を振っている。

「あ、え……あ?」

 上条当麻は知らない。車椅子の少女の知り合いがいることを。

「もー、忘れちゃったんですか? 涙子ですよ、佐天涙子」

 上条当麻は知らない。佐天涙子という美少女を。

「あ、……お、おーっ! 久しぶりだなー!」

 上条当麻は知らない。目の前の美少女とほんの少し前まで共闘していたことを。

「えへへー、病院に何のご用ですか?」

「あ、ああ。ちょっと気になることがあって」

 ここへ来た理由は一つだ。


 記憶喪失の治し方を聞くため。


 上条当麻は知らない。


 何も、知らない。




 ―――覚えているのではなく。




 

>>186の最後の一文、

誤)―――覚えているのではなく。

正)―――覚えていないのではなく。

です。脳内で変換お願いします。
今日はここまで。
では。

乙ー!!


「ふーっ、まさか君がいるとはね」

 ステイル=マグヌスにとって、インデックスの記憶がリセットされたことは悲しい反面ほんの少し喜ばしいことであった。

『背の高いお兄さんは誰なのかな?』

 敵として自分を認識しないインデックス。それはかつて彼女が毎日のように向けてくれていた視線に近しいものであり、何よりも真正面から向き合うことができることは本当に幸せだった。

「黄金錬成〝アルス=マグナ”。まさか机上の空論とまで呼ばれていた古代魔術をこんな場所で発動させるとはね」

 かつてステイルと同じ喜びを知り、哀しみを知り、葛藤を抱き、悩み、苦しみ、迷い、傷つけ、傷ついた者。

「必然。世界の中心は常に彼女を置き、私はそれを回すのだよ」



 アウレリオス=イザードは、いた。




「しかし、分からないな」

 ステイルはタバコを取り出すと口にくわえた。アウレオルスは指をパチンと鳴らした。タバコの先端が赤く変色し、ステイルの口内に煙が広がった。

「術式をここの人間達に同時展開させることで発動させることは理にかなっている。…だが、学園都市全体に範囲を広げるなど、魔術師一人の成せる業ではない」

 もし自分ならルーンとの並行作業でこのビル全体に範囲を広げることはできるかもしれない。だが、稀代の天才と謳われた彼でさえ、学園都市という巨大な土地全体を範囲指定することは不可能だと判断した。

「当然。世界は広い。イギリス清教のみが世界のお前には理解することは叶わぬ」

 アウレオルスは得意げな笑みで、窓際に移動した。

「断然。全ては彼女ただ一人の為。彼女がこの世の幸福と呼べるもの全てを手にする為」

「俄然。彼女は権利を有する。全ての人間を踏み台にしても神に罰を受けないだろう」

 ステイルはうなずいた。うなずいたが、心は同意しかねていた。

(……確かに、〝考えたことを現実に持ち出せること”は彼女の状態を限りなく正常に戻せる)

 ステイルはタバコを吐き捨てると、踵を返した。

「疑問、君はなぜ私に〝敵意”を向ける?」

 アウレオルスは望むものすべてを手に入れる。
 たとえ相手の感情でも、知りたいと欲すればそれは自然と向こうから訪れる。


「………ふん、僕は最初から君の〝味方”などではなかったさ」


 扉はゆっくりと開き、そして、閉じた。



いったんこれだけ

アウレリオスと書いてしまったのは無視してくださいorz

では

いったんおーつ

おちゅ★

間違いなくゴミスレだな

fuck yooooooooooooooooooooooooooooooooooooooooooooooooooooooou!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


出たよ保守荒らし

小学生だから許してあげて

マジで荒らすなよ 荒らしは糞でもしてネット閉じろ

マジで荒らすなよ 荒らしは糞でもしてネット閉じろ

>>200
マジでsageろよsageをしない奴は糞してネット閉じろ

佐天が説教しだした辺りからクソ展開

これでなんか文句あっか?あん?

>>203
sage ましょう

>>203
バーか

>>203
モンカッカ()

見ないうちに小学生のたまり場になっちゃったな

>>28
ワイとかおまへんとかそんなもん関西人でも使わん

続きいつなん?

続き続きはやくしてくれぇぇぇぇっぇぇぇぇぇえええ

書き方は良いのに
佐天初春ageが酷過ぎて
読むに堪えない糞SS

>>211
そういうこと言うから続きこなくなるんだよ
頼む続き書いてください!!

皆が糞スレと罵ろうが俺は待ってます!
更新よろ!

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