とある上条佐天の恋愛模様 (54)

※注意
この話は某スレで軽い気持ちでやった『短編小説を>>1に書かせる権利』を行使する事によって書かれた物語です。
提示された内容を簡単にまとめると以下の通りですが、果たして>>1はきちんと履行しているのかどうか、確かめるのも面白いかも知れません


佐天さんと上条さんのほのぼのイチャイチャコメディが見たい
学園都市は平和そもそも世界が平和
佐天さんと上条さんは親戚同士で 昔から一緒に遊んだりお風呂入ったりしてた 兄妹みたいな感じだけども、めちゃめちゃ両想い。呼び方は甘えるときはお兄ちゃん、人前は兄さん、だけどテンションあがるとお兄ちゃんと言ってしまう
上条さんは涙子と呼ぶ。ファーストキスは子供の時に遊びでシた(もちろん上条×佐天が)
部屋は学園側の手違いで一緒になる。買い物と言う名のデートしたり、フラグメーカーな上条さんに怒りつつも正妻の余裕
フラグ立てられた女の子は、上条さんと佐天さんの様子を見て入る隙が無いのであきらめる。周りから は夫婦扱い。あとはひたすらほのぼのイチャイチャコメディしてもらえば シリアスはいらん。ラッキースケベ全開
最終的には結婚して妊娠、子供がいたりなんかしてほしい。プロポーズイベント必須
部屋は手違いで一緒になったけども 親戚同士なら、まぁいいかってことになったエロは出来ればと言ったが、本音を言えば絶対欲しい
シリアスは無しでね!


最初に謝っておきますが、エロ実装出来ませんでしたゴメンナサイ。偏に私の力量不足です
コメディはまぁ割と私の芸風ですが、イチャイチャは……精いっぱいやりました、えぇ

余談ですが>>1は『トールさんTSして上条さんに激しく愛されるのを御坂に目撃されるNTR』を要求されたらどうしようかと内心ビビっていました

ともあれ最後までお付き合い頂ければ幸いです

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1367976454

——朝

佐天「(はいっ!そんなワケでやってまいりました第七百、えっと……?62回ぐらい?)」

佐天「(——のっ!『お兄ちゃんの寝顔見ようぜっ!』コーナーのお時間ですっ)」

佐天「(お相手はみんなのアイドルっ上条(予定)涙子っ18歳ですっ!)」

佐天「(えっ18歳じゃない?サバ読み過ぎだ?)」

佐天「(いーんですよぉもぅっ!色々と厳しいご時世なんですからっ)」

佐天「……」

佐天「(かかってこーいアグ○スっ!やったンぞっ民○党っ!潰してみやがれ有○イミフと特定日本○っ!)」

佐天「(さーて、現時刻は朝のっ4時半っ!起きるには早いそんな時間でありますっ!)」

佐天「(当然我がお兄ちゃんも眠やがっている訳でっ!)」

佐天「(この隙にあんな事やこんな事をしようかと、苦節三年っ!)

佐天「(当っ然まだスヤスヤとスリーピングビューティのように眠っているお兄ちゃんへっ!)」

佐天「(あたしがイタズラ(含む性的)をしようと画策しているのでありますっ!)」

佐天「(それでわっテレビの前の皆さんサヨウナラッ!)」

佐天「(こっから先はあたしとお兄ちゃんのプライベートになりますので、残念ながら中継はここまでって事で!)」

佐天「(いやーすいませんねー。いやでもほらアレですってば、やっぱその、色々と恥ずかしい訳ですし、ね?)」

佐天「(でわでわ、上条涙子(予定)は今っ、いまっ!名実共に一つ——)」

上条「——何やってんの?」(後から)

佐天「」

上条「トイレから戻ってきたら、何かくねくねしている涙子を見つけて思わず観察したんだけど、何やってたの?」

佐天「あ、あっれー?おかしいなー、ここあたしの部屋じゃないですよねー?」

上条「いやまぁ同じ部屋に住んでるんだから、同じっちゃあ同じだけども。ベッドはあっちだよな?」

佐天「で、ですよねー?いやだなぁあたしったらもう寝ぼけてっ!」

上条「と言うかもう何回目?むしろ毎日毎日俺の布団へ潜り込んでくるよね?」

佐天「それは仕方がないよっ。お兄ちゃんと一緒に寝てたんだもん」

上条「小さい頃はな」

佐天「お風呂だって一緒に入ってたし」

上条「それも小さい頃だよね?」

佐天「えっと……ごめんね、てへっ?」

ほほー?期待!

長井産業

上条「はい正座」

佐天「ちょっ朝の4時からっ!?」

上条「……あんな朝早く人の布団に潜り込むとしたのは誰?」

佐天「事故ですっ!」

上条「明らかに場所も段差も違うだろうがっ!つーか実家に居た頃は別々の部屋だったろ!」

佐天「いやでもあたしがダダこねたら、お父さんは壁ぶち破ってくれたし?」

上条「叔父さんは娘に甘すぎるっ!」

佐天「お母さんは『一発決めて既成事実を——』」

上条「叔母さんは自由すぎるだろうがっ!?つーか涙子も悪い部分を遺伝されすぎだっ!」

佐天「いやでもっあたし寂しかったんだからね?ある日、お兄ちゃんがお風呂とか同じお部屋とかイヤーって言い出して」

上条「そりゃまぁ、色々ある訳だし?」

佐天「ねぇ?たかが毛が生えたぐらいで、ねぇ?」

上条「恥じらいを持てっつーのに!」

佐天「いやでも二人で学園都市の寮へ入った時には、びっくりしたよねー?」

上条「おい、話を変えるな。お兄さんは妹に言いたい事がいっぱいあります」

佐天「まっさか同じ寮の同じ部屋で寝泊まりするとは思わなかったよ。これはまさしくっ天の配剤!」

上条「……お前がついて来たんだからね?俺が一人で受験したと思ったら、出発するその日に、叔母さんがものっそい良い笑顔で——」

上条「『娘を宜しくねっ、当麻君っ』って大量の荷物と大きなお荷物を押しつけて来やがったんだからね?」

佐天「やだ兄さん……大きいって、えっち」

上条「言ってねぇよっ!いや言ったかも知れないけどもっ!こう『荷物イコール邪魔』的なニュアンスが含まれてるからっ!」

佐天「でも良いじゃないですかっ?こうして二人で住めるようになったんですし、予行演習だと思えば」

上条「お兄ちゃん、お前の言葉を肯定する訳にはいかないから聞き流すけど、つーか一人部屋に二人放り込んで二年だよなぁ?」

上条「何回か転居と抗議書出してんのに、中々受理されないし。杜撰つーかアバウトっつか」

佐天「230万人の学園都市だからねー、しょうがないと思うよっ?」

上条「……」

佐天「どうしたのお兄ちゃん?まだ朝まで時間あるし、寝ないと駄目だよ?」

上条「待て!そっちは俺の布団だ!」

佐天「えー、どっちでも良くない?」

上条「だったら俺がベッドに寝ると?」

佐天「もれなくあたしがついてきますっ!」

上条「明らかにトレースしてるじゃねぇかっ!?……あーいやいやそうじゃない」

期待って訳よ

上条「そうじゃなくってさ。仲の良い友達、初春さんだっけ?」

佐天「妹の友人に手を出すなんてっ!?」

上条「お前の中では名前を呼ぶと手を出した事になるのかっ!?」

佐天「うんっ」

上条「良い笑顔で肯定するなっ!……じゃなくって、その子ってハッキングとか得意なんだよな?」

佐天「うんもうっほんっとに凄いんだよ?能力じゃないのに、天才ってのは初春みたいな子を指すんだと思う」

上条「へー?んじゃさ、例えば学園のデータベースとか、簡単に見れたりするの?」

佐天「超よゆー。って言うか日常茶飯事みたい」

上条「ほー。だったらさ、例えばさ——出した書類をもみ消したりとか、出来るんだー?」

佐天「簡単っ簡単っ!あたしが『お願いしますっ!』って頼めば大体は」

上条「——つまり、俺が今まで出してた書類は、お前が握り潰させていた、と?」

佐天「……」

上条「……」

佐天「せ、責任、取ろっか……?」

上条「脱ぐな脱ぐな脱ぐなっ!?主に俺の自制心がヤバい事になるからっ!」

佐天「いえーい!あたしの勝ちーっ!」

上条「せめて反省する素振りぐらい見せやがれ!」

佐天「いやー、別にお兄ちゃんに怒られるんだったら、まぁそれはそれで?」

上条「……叔母さんっ、明らかに娘さんの教育間違えてますからっ!」

佐天「結構興奮する?」

上条「しないからなっ!?」

佐天「あ、やばっ」

上条「どうしたの今度は」

佐天「今、怒られてイっ——」

上条「言うな言うな言うなっ!朝四時に兄妹でその話題はマズイっ!?」

佐天「んじゃちょっと着替えて——」

上条「俺の目の前で脱ぐなっ!回り込むなっ!あとパンツ脱いだまま歩き回るなっ!?」

佐天「えー……面倒だし。ってか1Kの学生寮で無理があるよね?」

上条「いや二人で住む事自体に無理があるわっ!しかも揉み消しやがったのは誰だっ!?」

佐天「おふこーすっ!」

上条「……意味が分からない……つーか、朝から叫びすぎて喉痛い……」

佐天「風邪?いっけない人肌で暖めなくちゃっ!?」

上条「科学の最先端の町で民間療法を試そうとするなよ!?」

佐天「待っててお兄ちゃんっ!あたしが色んな意味でお世話するからっ!」

上条「必要のないやる気を起こすんじゃないっ!?」

——同時刻。学生寮・上条・佐天の隣室

初春「……」

初春(朝……4時から……)

初春「……」

佐天『妥協案として一緒に——』

上条『意味が分からん。つーか妥協しているのは俺だけ——』

初春(……佐天さん、うるさいんですけど……)

——通学路

佐天「やー、ごめんねー初春?兄さんが寝ぼけててさぁ」

上条「責任全部お前だろっ!?」

佐天「いえ、兄さんが悪いんですよね?素直に寝ない方が悪いと思いますっ」

上条「事実の一部だけを切り取るなよ!」

初春(いや、大体の事情は聞いてたから、分かっているんですが)

佐天「あたしは寝ようって言ったのに、兄さんが騒いで大きな声出してたんですからね?」

上条「だからその場所がマズいっつってんだろうが!」

初春(毎朝毎朝、この二人に付き合わされる私の身にもなって欲しい、と言いますかね)

佐天「そんな事言ったって、体は正直なんだぜ?」

上条「お前通学路で何口走ってやがるっ!?」

初春(いえ、嫌いじゃないんですよ?佐天さんは私の親友ですし、そのお兄さんも、ま、まぁまぁ、ね?)

佐天「って言うかむしろ兄さんこそ信じられませんって!一体あたしの中○生ボディの何が気に入らないのか、と!!!」

上条「いませんよー?この作品には18歳未満の子は出ていませんからねー?」

初春(な、何回か助けて貰いましたし、まぁアレですっ!初恋の人、的な感じなんですが——)

佐天「あーもうっ!この不能っ!ノータッチっ!エッチだと思う方がエッチなんですよっ!」

上条「キレる意味合いが分からねぇよっ!」

佐天「そんなお兄ちゃんなんて、あたしと結婚すれば良いんですっ!」

上条「……すまん。何一つお前の言っている事が分からない。反抗期なの?それとも俺が馬鹿なだけなの?」

佐天「こまけえこたぁいいんですってば!取り敢えず、さっと取り出した婚姻届に——」

上条「なんでそんなモン持ち歩いてんの!?つーか通学路で軽々しく取り出すような書類じゃないだろっ!?」

佐天「あ、ほらほら。証人欄にお父さんとお義父さんの名前も書いてありますよー?」

上条「あっ、ほんとだぁ凄いね——ってこれ片方ウチの親父の筆跡じゃねぇかっ!?」

上条「つーか今ナチュラルに『おとうさん』×2しやがったよなぁ!?」

佐天「いえーいっ!どうするー、外堀は埋まってんぞー?バッチこーいっ」

上条「……いや、落ち着こうぜ涙子?お前まだ結婚出来る年齢じゃ——」

佐天「あっはっはっはっーっ!このSSには18未満は出てないんですよっ!つまりお兄ちゃんがここに名前を書きやがれば、目出度く上条涙子と相成りますっ!」

上条「都合の良い時だけ年齢ごまかしやがって!つーかお前ん所の叔父さんも、嫁入り前の娘がこう言う事しちゃいけないとか、言わないのかっ!?」

佐天「あー、はい。確かに言ってまししたね、えぇ」

上条「だろうっ!?叔父さん厳しい人だったしな」

佐天「『早く実家へ戻っておいで?どうせ家業を継ぐんだから』——そうです」

上条「親子揃ってダメダメだろうがっ!つーかお前なんでついてきたっ!?」

佐天「兄さんに悪い虫——いや蠱がつかないようにですっ!」

上条「なんでイメージ悪い方の虫を使ったの?」

佐天「いっぱい湧くに決まっているからです」

上条「……いや俺モテないよ?自慢じゃないけど」

佐天「だったら別にあたしでいいと思いません?」

上条「そう言われると、なぁ?」

佐天「家事も出来ますしお料理も——は、まだ兄さんの方が上手いですけど。器量良しで性格も『お前いい性格してるよな?』って言われますし?」

上条「明らかにdisられているよ?つーかお前にそう言った奴を教えなさい。俺ちょっと幻想殺してくるから」

佐天「こう見えてクラスでは結構モテる方なんですよ?でもあたしが他の人と付き合うのもイヤなんですよねー?」

上条「いや、って訳じゃないけど。ホラ、俺も叔父さんから頼まれているからさ」

佐天「いやいやいやいやっ!他の人もダメー、兄さんもダメー、なんてのはおかしくありませんか?」

上条「それを言われるとキツいけども。子供ってのはある程度目上の言う事を聞くもんだぞ?」

佐天「出たっ!都合が悪くなるとそれっ!」

上条「否定するけどさ。俺だってまぁ、ほんの少しだけど人生経験は積んでいるし、涙子よりは色々知っていると思うよ」

佐天「そりゃあ、あたしも頼りにしてますし」

上条「だろ?だったらしばらくは言う事聞いて欲しい、なっ?」

佐天「ぶーぶーっ」

上条「道ではしたない事しない」

佐天「かかってこぉいっ!」

上条「道でファイティングポーズ取る意味が分からんっ!?」

初春「あーーーっ!もういい加減にしてくださいっ!なんてお二人は朝から昼から夜までイチャイチャしてるんですかっ!?」

上条・佐天「いえ、ぜんぜん?」

初春「速攻で否定されましたっ!?」

上条・佐天「いや、ふつーふつー」

初春「普通な訳ないですよねっ!?私の知る限りでは腕組んで登校する兄妹がどこに居るかとっ!」

上条「え、そ、そうなの?」

初春「へ、えぇそうですよっ。そうですとも——」

初春(あー、うん。上条さん佐天さんに小さい頃からこうやられているから、感覚が麻痺しちゃってるんだー)

初春「大体ですねー。そう言うのはお付き合——」

佐天 ゴゴゴゴゴゴゴッ

上条「どうした初春さんっ!?まるで近くに熊が居るような怯えっぷりだぞ!」

初春(あなたの隣に、熊というか鬼がっ!)

佐天「——ね、初春?」

初春「は、はいっ!?」

佐天「別に、普通、だよね?」

佐天「兄妹が、腕を組むのは、普通、だよね?」

初春「あー、はははは、はい、うん。そう言うご家庭があっても、まぁいいんじゃないかなー、なんて?」

上条「無理に言わされてないか?さっきから冷や汗が尋常じゃないんだが」

初春「最近暑いですよねー、ほらっ。もうすぐ夏ですしっ!」

上条「だなぁ。二人はどっか行くのか?」

初春「え、えーと風紀委員のお仕事があるので、あんまりは」

上条「そっか。んじゃ夏休みに入ったら、何か差し入れもってくよ」

初春「ホントですかぁ?わぁい、私上条さんのお菓子大好き——」

佐天「——うっいっはっるー?」

初春 ビクビクッ!?

佐天「ちょっとクラス行く前に、お話ししよっかぁ、ね?」

初春「た、助けて上条——」

上条「二人はあっちの教練だったよな。んじゃー」

初春「!?」

佐天「はーい兄さんっ!お勉強頑張ってくださいねー」

上条「お前も初春さんに迷惑かけるなよー?」

佐天「はーいっ!あ、兄さんっ!」

上条「おー?」

佐天「露出狂ポニテとシスター服ロリ系と巨乳と隠れ巨乳と二人っきりになったら駄目ですからねー?」

上条「お前俺の知り合いめちゃくちゃ言うなよっ!?」

佐天「大きな声出すか、前渡した防犯ブザーを鳴らしてくださいっ!いいですね?」

上条「聞いた事がねぇ!俺の知り合いの悪口言うなっ!」

佐天「えー、なんでしたっけ?あの、プリンプリンセス?」

上条「『女教皇』な?」

佐天「ピンクのシッポを落とす敵ですよねっ」

上条「ウルセェよっ!んなローカルなネタ分かるかっ!」

佐天「あとイン——あぁそれはいいや。まあ兎に角っ危険です。兄さんにラッキースケベを起こさせて、既成事実を作ろうとしていますっ」

上条「……なぁ校門前でしょーもない話止めようぜ?コイツらバカなの?的な目で見られてるし」

佐天「って言うわけで、お昼になったらご飯のお誘いに行きますからっ!」

上条「……あーうん、好きにすればいいんじゃないかな?」

——お昼休み

土御門「おーい、カミやーーんっ!嫁さーん来てるぞーっ」

上条「……おー」

佐天「どうしたんですか、兄さん?随分とお疲れ様な感じですけど」

青ピ「テストのデキが悪かったらしく、小萌センセにしぼられたっちゅうわけ」

青ピ「それよりさて——」

バスッ

青ピ「……」 バタッ

上条「いらっしゃい。まぁどうぞどうぞ」

佐天「……あの兄さん、今高速で右手が青い人に打ち込まれましたが?」

上条「気のせいじゃないかな?ほら、疲れているんだよ」

土御門「いやー、幾ら何でも過保護だと思うぜい?名前呼ぼうとしただけで、腹パンは流石に」

上条「じゃあ聞くがこいつがもしお前の妹の名前を呼んだらどうする?」

土御門「殺すな」

上条「だろう?」

土御門「確かに。まぁ仕方がないにゃー」

佐天「あの、お二人とも周囲がドン引きしているんですけど」

上条「あー、んじゃ食うか?土御門は学食だっけ?」

土御門「あー……そう言う訳じゃないけど、ちょっと、な?」

上条「ふーん」

佐天「ほらっ、気を遣ってくれてるんですってば!」

土御門「いやまぁ確かに、気を遣うといえば、まぁそうなんだが」

土御門「んじゃカミやんまた後でにゃー」

上条「何かおかしいよな?つーか教室も大分少なくなったし」

佐天「兄さんのクラスメイトさん達が空気読んだんでしょうかね?」

上条「いやー……でも別に空気読ませるような事は何も、なぁ?」

佐天「してませんし、ねぇ?」

クラスメイト一同(お前らのその息の合いっぷりがムカつくんだよ!!!)

上条「食おうぜ」

佐天「はい——って、兄さんおしぼりっ」

上条「お、サンキュ」

佐天「あー……やっちゃいましたねー」

上条「どした?」

佐天「お箸入れるの忘れて来ちゃいました!」

上条「……なんでお前、そんな元気いっぱいに報告するの?」

佐天「いやー仕方がないっ!これはっ、しっかったっがっなっいっ!ですよねー!?」

上条「……なぁ涙子?」

佐天「はい、兄さんっ。あたし卵焼きから食べたいですっ」

上条「今日の弁当、俺が作ったんだけどさ」

佐天「ですよねっ!兄さんの愛妻弁当ですっ」

上条「お前が高確率で箸を忘れるから、三回ぐらい入ってるかどうかを確かめたんだけど?」

佐天「……」

上条「……」

佐天「ぐ、偶然って事もありますよねっ」

上条「——って言われると思ったから、もう一週間ぐらい同じ事を続けてるんだが?」

佐天「……あー……」

上条「もしかして、意図的に、箸、抜いてない?」

佐天「あ、すいません。ちょっと兄さんのお箸貸して貰えますか?」

上条「いや、そんなんじゃ騙されないから——」

佐天 ヒョィッ(箸を奪う)

上条「あっ、こら話はまだ終わってない」

佐天 モグモグ(先に食べる)

上条「いやお前何を——」

佐天「んーーーーっ?」

上条「ムリムリムリムリっ!?つーかグロいっ!と言うかどんな思考回路を経てそうしようと思ったの、今っ!?」

佐天 ゴックン

佐天「あーいや、何となく?でも兄さんが一つの箸で間接キスを嫌がるんだったら、直接——」

上条「その発想はないよっ!?それは親鳥がヒナへ餌を与える時のヤツだものっ!?」

佐天「あーでもこれで目出度く、兄さんがご飯を食べる時には、この箸を使わねばならない羽目になっりましたっ」

上条「威張る要素ゼロだからな?むしろお兄ちゃんちょっと引いているからね?」

佐天「でもっ!兄さんが何と言おうともっ、この事実は覆りませんよー?さー、どうするどうなるー?」

上条 ガソゴソ

上条 パキッ(取り出した割り箸を割る)

上条「いただきます」

佐天「用意万端っ!?」

上条「周到な?つーか遊んでないで涙子も食べなさい」

佐天「横暴だっ!?」

上条「何一つ合ってない」

佐天「大体ですよ、お兄ちゃんと同じ箸を使って間接キスをしない気持ちが分からないっ!」

上条 モグモグ

佐天「と言うか間接キスぐらいで恥ずかしがる歳じゃないでしょう!?違いますかっ!?」 ペロペロッ

上条(って言ってる割には執拗に狙ってたよね?むしろ今君、俺の箸をガンガン舐めてるよね?)

佐天「ってかあたし達キスしてるじゃないですかっ!」

上条 ブーッ!?

クラスメイト達 ザワザワ

上条「何の話だっ!?」

佐天「いや子供ん時の話でしょ。だから今更お兄ちゃんが恥ずかしがる必要は無いよね、って」

上条「今それを、ここでカミングアウトする意味が分からないっ!?」

佐天「いやっだーかーらっ!『間接キスなんかどうってコト無いぜ!』って言う意思表明ですよっ!」

上条「昔は昔だろーがっ!つーかほぼ全てお前がだまし討ちしやがったクセに!」

佐天「あーっ、あーーあーっ!ほぼってコトはすべてじゃありませんー、中にはお兄ちゃんからしてもらったコトだってありますー」

上条「やってないですー、どうして俺がそんなコトしなきゃいけないんですかー?」

佐天「通行君があたしを泣かした時にやってくれましたー、覚えてないんですかー」

上条「そ、それはお前が泣きやまないから仕方なくですー」

佐天「他にも結婚式ごっこしたときだってーありますー」

上条「あー……」

佐天「どーですかー、あたしがただしいんですー」

上条「今思い出したっ!お前っ通行に泣かされてなかっただろ!?」

佐天「えっ!?」

上条「キスしたら速攻で泣きやんだから、おかしいなーと思ってたんだよっ!そーか嘘泣きだったのかよっ!?」

佐天「嘘じゃないですっ、ちょっと盛ってただけじゃないですかっ!?」

上条「どこから?」

佐天「いじめられた、ってトコから?」

上条「100%じゃねーかっ!?つーかあの後オレ通行殴りに行ったんだぞ!?」

佐天「お兄ちゃん……」

上条「やっべ地元帰ったら謝んないと——ってお前もだ、つーか反省しろ!」

佐天「はーいっ!」

上条「スッゲェ嬉しそうに見えるんだけど?」

佐天「いやーでもあれですね、まさかキスの話でここまで盛り上がるとは」

上条「俺達も子供じゃねぇんだから、あんまフザケんなよって事だよ」

佐天「でも今もしてますけどね」

上条「そうなのか?全くいい加減にしないと——って今、なんつった?」

佐天「『せ、責任、取ろっか……?』」

上条「戻りすぎだよっ!?つーかクラスの人の俺を見る目が悪くなるからっ!」

佐天(ま、それも目的だったりしますが)

佐天「いやしてますよねー、って」

上条「だ、誰が?」

佐天「あたしが」

上条「だれ、と?」

佐天「お兄ちゃんと」

上条「してねぇよっ!?……してねぇよ!」

佐天「今ちょっと考えましたねー?残念ながら、こないだ酔っぱらって帰ってきた日は、ノットギルティです」

上条「え、え、どう言う事?つーかマジで?」

佐天「マジです」

上条「俺、覚えてないんだけど?いつ?」

佐天「お兄ちゃんが寝ている間に——きゃっ」

上条「お前何やってんのおおおおおぉぉぉっ!?人の意識が無いウチに何してくれてんだあよおおぉぉぉぉぉっ!?」

佐天「いやー、照れますねぇ」

上条「照れてないよっ!イヤ照れてるけどもだっ!それよりもお前怖いよっ!?」

佐天「愛ゆえにっ!!!」

上条「いや力強く言ったって犯罪だからね、フツーに犯罪だから?」

佐天「くっくっくっ……24時間お兄ちゃんのクチビルを狙うあたしに、果たして守りきれるかなっ!」

上条「……俺なんでこんな犯罪者と暮らして居るんだろう……?」

佐天「嫌ですか?」

上条「えっ?」

佐天「お兄ちゃんがほんっっっっっっっっっっっっとーにっ嫌だったら、止めますっ」

上条「思いっきり溜めたのに悪いけど、合意がないのは駄目だからな」

佐天「そっか、じゃしょうがないですね。次からは起きている時にします」

上条「だな。そうしなさい」

上条「……」

上条「……あれ?いま何かおかしな所無かったか……?」

佐天「あー、そうだ兄さん。帰りにお買い物に付き合って貰っても構いませんか?」

上条「分かった。それより今の話なんだけど——」

佐天「今日はカツオが安いんですよねー」

上条「あー、旬だもんなぁ。地元にいた頃、叔父さんによく捌いて貰ったっけ」

佐天「スーパー行くんでついでに食べたいなー、なんて思ったり」

上条「だな。でもウチのキッチンで炙れるかな?」

佐天「昨日の料理番組では大丈夫っぽかったです」

上条「だったらそれにしよ——あー、ニンニク醤油苦手なんだっけか?」

佐天「やー、好きは好きですけど、ちょっとほら気ぃ遣えって事ですよ!」

上条「大根おろしとポン酢でいいか。でもこないだ焼き肉行った時には普通に食ってたよな?」

佐天「そりゃまぁ、元気つけなきゃなっ!的な葛藤があったからですね」

上条「ガキん時から知ってる仲だし、別に今更だと思うけど」

佐天「お兄ちゃんにはデリカシーが足りませんっ」

上条「お前には常識が足りないっ!」

佐天「HAHAHAHAっ」

上条「上手くないからな?余計にそのオーバーリアクションがムカツクからな?」

キーンコーカーンコーン……

佐天「っとそれじゃそろそろ行きますね?放課後どうします?」

上条「校門でいいだろ。こっちまで来るの大変だし」

佐天「やだっ、あたし愛されてるっ!」

上条「あーはいはい愛してる愛してる。だからとっとと教室戻りなさい」

佐天「……」

上条「どうした?」

佐天「デレた——」

上条「小芝居はいいから帰んなさい」

佐天「はーい。じゃまた」

上条「おー」

……

吹寄「……上条、ちょっといいか」

上条「ん、ああ煩くしてごめんな」

吹寄「いや、そうではなく。これを——」

上条「名簿?ウチのクラスの?」

吹寄「イジメをしているみたいで気が引けるのだが、そのな?」

上条「なんだよ」

吹寄「お前と妹さん会話を聞いていると、胃がもたれる、気分が悪いと言った意見が多くてな」

上条「あー……それでか。だからクラスに人居ないんだ」

吹寄「署名した奴は『どっか余所でやれ』と」

上条「……なんかもう、色々ゴメンナサイ。もうホントっに」

吹寄「あぁいや悪くないのは分かっているし、署名した者も悪意は無い。無いのだが——」

吹寄「只々、鬱陶しい、と。リア充死ね、と」

上条「ごめんよみんなっ!次からどっか行くからなっ!」

——放課後・校門前

佐天「にっいさーーーんっ!いぃや——」

上条「待て待て!テンション振り切りすぎだろっ!?どんだけ待てはそこまでテンション上がるんだ!」

佐天「5時限からぶっちぎって待ってました!」

上条「二時間以上っ!?……え、嘘?午後全部さぼったの?」

佐天「いや、流石に冗談です。兄さんを呼び出させる訳にはいきませんからっ」

上条「あーうん、そりゃいいんだけど。そう思うんだったら、こないだの進路調査書に『嫁』って書くのやめてもらえるかな?」

佐天「えっ、決定事項でしょ?」

上条「してないよなぁ?」

佐天「式なら何回も挙げてますし、事実婚みたいなもんじゃないですか」

上条「子供の時の話だからなっ!?しつこいようだけど、昔だっ、昔!」

佐天「いやでもなー、事実は事実ですし?つーか見て下さいよ、これこれ」

上条「ん、あぁお前のつけてる花の髪飾りな」

佐天「見覚え無いですかねー?」

上条「んー……あー……どっかで見た、なぁ、これ。どこだっけか?」

佐天「縁日で買って貰った指輪、ちょい変えてヘアピンにつけてます」

上条「……マジで?10年以上前のヤツだろ、それ」

佐天「なんでちょっと引いているんですかお兄ちゃんっ!?ここは『涙子、昔から俺が大介だったんだねっ』って言う所じゃないですかっ!」

上条「お前今大好きと大介噛んだだろ?後、ちょっとじゃない、割とな」

佐天「そんな酷いっ!あー……でもこれには新機能が着いていまして」

佐天「実は、外してみると、裏側、ヘアピンと髪飾りの部分がネジで脱却可能になっていまして」

上条「へー、凝った作りしてんのなぁ。自分でやったのか?」

佐天「いやぁ流石にあたしも小さい頃から、そんなに芸達者じゃなかったですし」

上条「叔母さん、お店の事もあって手先も器用だもんな」

佐天「いえお父さんが」

上条「何やってんですかっ叔父さん!?」

佐天「専門業者に持っていきました」

上条「しかも依頼しただけかっ!?」

佐天「んで、こっちをリングに填めれば……ほらっ!指輪の出来上がりなんですよー」

上条「へー」

佐天「……」

上条「……」

佐天「はいっ」

上条「渡そうとするなっ!?あと左手突き出して薬指をくいって強調するなっ!」

佐天「いや昔みたいに着けてくれてもいいんじゃないかなー、って?」

上条「あー……気が向いたらな、その内に」

佐天「けちーっ、お兄ちゃんなんて大好きなんだからっ!」

上条「怒りながら告白するの止めなさい!つーか校門で何やってんのよ、俺らっ!?」

佐天「え、でもふつーですよね?いつもやってるじゃないですか?」

上条「そ、そうか?いいのか?」

佐天「あたしだってきちんとわきまえてますもん。人前ではしたない事はしないって」

上条「お前のそれは今一信用出来ないけど——まぁ、いいや、帰ろっか」

佐天「いえスーパーですね」

上条「カツオのたたきだっけか。あると良いけど」

佐天「旬ですからねー」

——近所のスーパー

上条「ああっと、あー混んでんなー」

佐天「そりゃ夕方ですし。あ、迷子にならないよう手を繋いで行きましょう」

上条「うん、だったら校門からずっとお前が握っているのは、誰の手なんだろうな?」

佐天「どうせだったら両手繋ぎましょうよー」

上条「周りからアタマおかしい人だと思われるからなっ!?」

佐天「こう、向かい合ってクルクルと?まるで舞踏会のようにっ!」

上条「……なぁ涙子、周り人達ちょっと引いてるから、音量絞ろう?あと出来ればテンションも、ね?」

佐天「この上条(予定)涙子了解でありますっ!」

上条「していなからね?取り敢えず既成事実を埃のように溜めようとしてる姿勢は評価するけど」

上条「ってバカやってる場合じゃない。カツオ、カツオ、っと。このぐらいでいいかな?」

佐天「はい。兄さんはそれで足りますか?ってかちょっと多い?」

上条「半分は角煮にしようと思ってさ。あ、お酢ってまだあったっけ?」

佐天「あー……最後に使ったのが、確か、お父さんとお母さんが来た時、ちらし寿司を作った時、でしたねー」

上条「……あん時ゃ死ぬかと思った……何で手を出していないのに怒られるんだっ!?」

佐天「途中からお父さんが『当麻君、一度専門の人に看て貰った方が良いんじゃないか?』って言い出したんですよっ!」

上条「お前のトコの、つーか叔父さんと叔母さんはオカしいっ!」

佐天「ですよねっ!余所様に診せるなんてとんでもないっ!」

上条「えっ」

佐天「えっ」

上条「……お酢、ってお酒コーナーだったよな」

佐天「あたしカシス呑みたいですっ!」

上条「酔ったフリするから駄目だっ」

佐天「あー、じゃ酔ったフリしません。本気で酔いますから」

上条「言ってる意味が分からないんだけどっ!?」

佐天「お兄ちゃん、あたしを酔わせて——」

上条「たーかーらーっ!公共の場所でそれは止めなさいっ!明らかに主婦の皆さんが俺の事を特殊な性癖だと思ってらっしゃるからっ!?」

佐天「あ、義理なんで問題ないですよー?そーゆープレイですからー」

上条「プレイって言うなやっ!」

佐天「縛り?」

上条「それ……はどうなんだろう?あぁ、もういいや。何でも買って帰ろうぜ?」

佐天「明日平日だし、週末にでも飲も?」

上条「それ、今日買う意味無いよね?」

——食後

佐天「いやー美味しかったねー、お兄ちゃん。これでウチの実家を継いでも安泰だねっ!」

上条「せめて疑問系にしよう?確定じゃないんだから」

佐天「……」

上条「……涙子?どした」

佐天「朝さ、そのあたしが学園都市についてきた、って時の話なんだけどね」

上条「……あぁ」

佐天「どうしてお兄ちゃんは、一人でここを受験しちゃったのかなー、って」

佐天「何度聞いても教えてくれないから、その、さ?」

上条「あぁだから今日テンション高かったんだな?」

佐天「分かっちゃうんだ?」

上条「……分からない訳はないって。お前だって、そうだろ?」

佐天「うん、何となくは、だけど」

上条「あー……何もなかった、からかな?」

佐天「何もって?」

上条「あーいや、俺って普通だろ?」

佐天「うん、確かに」

上条「否定しろよっ!?……あぁまあね、なんつーか特技の一つでも無いし、精々料理が上手いぐらい?」

佐天「お父さんが『遊び』と称して散々仕込んでたもんねー」

上条「お前知ってたのかよっ!?……いやいやっ、だから、その」

佐天「良く分からないけど、強くなりたい、的な話?」

上条「強くならなきゃな、って話」

佐天「どうして?なんで?」

上条「あー……まぁ、なんだ」

佐天「ナンだ」

上条「涙子を守りたいから、って言ったら、笑うか?」

佐天「笑わないよ、あたしは」

上条「……そっか」

佐天「あっはっはー!」

上条「二秒前の台詞を思い出せよっ!?」

佐天「……だって面白いんだもん」 ギュッ

上条「涙子」

佐天「大好きな人に、やっと大好きだって言って貰ったんだよ?そりゃ、女の子だったら、誰だって笑うでしょ」

上条「いやぁ、大好きだーとまでは」

佐天 ジーッ

上条「……まぁ、その——」

上条「好きだよ、涙子。生まれた時からずっと、とは言わないけど、出会ってからはずっと」

涙子「いえーーいっ!」

上条「さっきからリアクションおかしくないかっ!?」

涙子「だって、やっと言わせたんだからっ……」 グスツ

涙子「そりゃ、ね?あたしだって、心配、だったんだよっ」

上条「ごめんな。待たせちまって」

涙子「……ううんっ、いいよ。その間もずっと、あたし側に居たからっ!」

上条「これからも」

涙子「お兄ちゃんと、一緒にっ」

上条「——ってお前何脱いでんのっ!?」

涙子「え、いやそういう雰囲気じゃ?」

上条「特別な日ってのは、もっとちゃんとした——」

佐天「ね、お兄ちゃん。そのさ、世の中のカップルって色々、必要だよね?」

佐天「そーゆー、なんてんだろ、特別な日?」

上条「あー、まぁあるのかな?」

佐天「初めてデートに行ったり、初めてキスしたりとか、色々あったり」

佐天「でもね、あたしは——いつも、ずっと特別な日だから、ね?」

佐天「何気ない毎日の繰り返しがとても大切で、お兄ちゃんの側に居られれば、ただただ幸せで」

佐天「あたしは、毎日が、すっごく幸せでした」

上条「お前はホンっとに、俺で良いのか?」

佐天「お兄ちゃんじゃなきゃ、嫌っ」

上条「……知ってた」

佐天「でしょ?お兄ちゃんだってあたしじゃないと駄目なんだよね?」

上条「涙子しか要らない」

佐天「……うん、あたしも知ってたよ」

上条「だよなぁ——涙子、その、髪飾り——」

佐天「うんっ!ちゃんと指輪モードにしてあるから」

上条「準備良いなー、お前。ってかもしかしてお風呂上がりにいつも外してたのって!?」

佐天「毎日準備してたんだもん。上条(確定)涙子はいつなんどきお兄ちゃんの挑戦なら受けるっ!」

上条「……ここまで来ると申し訳なくなってくるんだが」

佐天「やーまぁあたしが甘えてるからイーブンって事で」

上条「んじゃ、左手出して貰えるか?」

佐天「……うん」

上条「えっと、気の利いた言葉は言えないけど。でも、その」

上条「愛してる。初めても貰うけど、最後まで、もらうな?」

佐天「……はい。こんなあたしで良かったら、全部上げます。あ、でも——」

上条「うん」

佐天「大事にして下さいね?」

上条「はい」 グッ

佐天「……あ」

上条「えっと、おいで?」



※このコンテンツは有料会員様のみへのご提供となっております。何卒ご理解下さいませ

——エンディング。新幹線の中

佐天「やー、まぁあれですね、あっはっはっーって感じですか」

佐天「あたしお兄ちゃんを好き過ぎるって言うか、まぁ、なんつーかしきゅ——」

上条「言うなっ!公共の場でそれは止めろっ!」

佐天「ええっと——全身でお兄ちゃんを欲していた、的な感じで?」

上条「その表現もどうかとは思うがな」

佐天「ってか一発でぶち当てるお兄ちゃんが悪いんですよっ!?……あぁいや、悪くないのか。お祝い事だしね」

上条「いやまぁ責任取るって言ったけど、つーかむしろ一生面倒見るつもりではあるけどさ」

上条「狙ってた……なんて事はないよね?」

佐天「ないないっ、それはないよっ!」

佐天「狙ってた云々言うんだったら、あたし毎日『早く手ぇ出さねぇかなー』って思ってたもん」

上条「うん、すっげぇカミングアウト来たけど、取り敢えずスルーな?」

上条「しかし親父達に怒られるかと思えば、第一声が『遅い』ってのはどうよ?」

佐天「ですよねっ!むしろ早かったですし。あ、でも若さでカバー——」

上条「だからヤメロっての!周りの人引いてるからな?」

佐天「まーでもいいじゃないですか。どっちにしろウチの実家継ぐのは確定だったんだから」

上条「否定しねぇし、悪くないかも、っては思ってるけど。しかし休学なんてよく許してくれたなぁ?」

佐天「あたし達の両親ですからね、所詮はっ」

上条「……まー、ウチの親父もお袋も緩いけど。お前ンちには負けるがな!」

佐天「でもどうしましょうねー。復学するのか、そのままカミングアウトするんでしょうか」

上条「俺は……まぁ、学園都市も楽しかったけどさ、落ち着くべき所に落ち着いたんじゃないかな、っては思っている」

佐天「ですねー。つーか幼馴染みがふつーにくっついただけの結末ですもんね」

上条「あー……あの後さ、通行に謝ったんだけど」

佐天「……怒っていませんでした?」

上条「それは全然。つーかパニクってた」

佐天「なんでまた?」

上条「アイツもパパになるみたいでさ」

佐天「もしかして打ち止めちゃんですか?」

上条「え、何知ってんのお前?」

佐天「名前だけです。地元の学校の後輩だって」

上条「家庭教師をしているウチに、って話」

佐天「へー、揉めそうですけどね」

上条「いやそれがな、アイツ見た目はアレだけど、医学部じゃん?しかも主席の」

佐天「お兄ちゃんの同期の出世頭ですしね」

上条「だもんで割とスムーズに『じゃ、責任取ってね?』ってさ」

佐天「そっかー。んじゃご近所ですし、あたし達の子供達も幼馴染み確定ですねー」

上条「だなぁ……嫌な予感しか、しねぇ」

佐天「あたしもちょっと。ウチの子が通行君のトコの息子さん、または娘さんに押しかける絵が何となく見えるような?」

上条「逆かもしんないけどな。まぁそん時は当人同士の意思だが、何だかんだで学園都市行っちまうかもな」

佐天「でもって寮も何故か同じ部屋になったり」

上条「毎日ベタベタして周囲をドン引きさせたり」

佐天「最終的に妹に押し倒されて、我慢出来なくなったり?」

上条「そーそ——俺達の話はそうじゃないぞっ!?」

佐天「まぁ結果的には同じですしねー」

上条「……まぁ、取り敢えずは地元戻って考えよっか」

上条「この先、何があったって一緒なんだし」

佐天「ですかねー。あ、お兄ちゃんっあたし駅弁食べたいっ!」

上条「次の駅で乗り換えなんだから、そっちで買おうぜ」

佐天「はーいっ。あ、そうだお兄ちゃん?」

上条「うん?」

佐天「大好き、ですっ!」

とある上条佐天の恋愛模様 −終−

乙ーテンポのいいSSでした。

ありがとぉぉぉぉ!!!!


正統派の上涙でした

全力の乙!!!!!!!

続き頼む



お金はどこに振り込んだら良いんです?



これは名作、このテンポは癖になる
よって続きor次回作を期待する

ほとんどリクエスト通りでした!

エロが無いのが若干悲しいが

おもろかった

>>1ですが再投下の前に◆RsInltgThpGfさんに一言。気分を害してしまうかもですが
希望を簡潔に一度で数行程度にまとめて伝え、他の流れを切らずにした方が宜しいかと
ってか向こうのスレ引いてませんか?何かちょっとそんな気がしたので

でも敬遠していたり嫌っている訳ではありません。でなければこうやって追加でお話を書かせて頂く事はなかったでしょうから
もしも似たような機会が私や他の書き手さんの所であった場合、『程々にしておく』方がきっとお互いのためになるかと存じます

>>30>>32
次回作じゃないですけど、上×佐のコメディ兼微弱ホラーも書いてます(ステマ)
ダラッダラとしたド深夜番組を作る体で、宜しければそちらもご覧下さいませ
このスレは本日投下分も含めて約2万語(原稿用紙50枚)、下のリンク先は約8万語程度の長さです

佐天「佐天さんの学園都市七大不思議探訪っ!はっじっまっるっよーーー!」
佐天「佐天さんの学園都市七大不思議探訪っ!はっじっまっるっよーーー!」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1367376694/)

>>31
日本産のお野菜か果物をイ×ングループ以外で買っといて下さい (`・ω・´)ゞ
面白いと思った分だけ高いの希望です

※注意!
以下の内容には若干の性表現がありますので、18歳未満の閲覧は禁止とさせて頂きます
また同描写があるのは例外なく全員18歳以上である事も付記致します
地の文書いてないからエッチぃくはないですが、まぁそれっぽい雰囲気が伝われば幸いです



——学園都市寮 22時

上条「んじゃ、左手出して貰えるか?」

佐天「……うん」

上条「えっと、気の利いた言葉は言えないけど。でも、その」

上条「愛してる。初めても貰うけど、最後まで、もらうな?」

佐天「……はい。こんなあたしで良かったら、全部上げます。あ、でも——」

上条「うん」

佐天「大事にして下さいね?」

上条「はい」 グッ

佐天「……あ」

上条「えっと、おいで?」

佐天「かかってこぉいっ!」

上条「真面目になろう?テンション上がるのは結構だけどもさ」

佐天「いやー?なんつーか超恥ずかしいなって、電気消しましょうか?」

上条「それ俺の台詞だと思うが。俺は別にどっちでもいいけど、恥ずかしいんだったら消した方がいいんじゃ?」

佐天「あー……それはちょっと困るので、このまま行きましょっか」

上条「思ったんだけど緊張してないよね?」

佐天「どう、ですかね。それは」

佐天「……確かめて、みる?」

上条「……突っ込んだ方が良いのか、誘惑に負けるべきか迷うんだがなっ!」

佐天 シュルッ

佐天「ど、っかな?お兄ちゃん」

上条「え?お前が『ツッコむとかエッチなんですからっ!』ってボケる所じゃ——んむっ!?」

佐天「ちゅる……んん……や……ちゅる……ちゅちゅ……」

佐天「や、ぢゅるっ!ちゅちゅ……んん……ちゅぷっ!」

上条「——ってトップギアに入りすぎ——んんっ!?」

佐天「や……くぷ、ちゅちゅっ、ちゅば……ちゅぷ、ちゅちゅっ!」

佐天「あぅ……ちゅぷ、ちゅるっ、あぅ……や……くぷっ」

佐天「んー……お兄ちゃんの、エッチ!」

上条「お前だよっ!?見てる人はいないけどもっ、大抵はそう思——」

佐天「あぅっ、ちゅぶ、くぷ、あぅ……ちゅばっ、くぷっ」

佐天「ちゅちゅ、ちゅば、ちゅぷ……ちゅっ、あぅっ、ちゅぶ」

佐天「くぷ、あぅ……ちゅば……くぷっ、ちゅちゅっ、ちゅば」

佐天「ちゅ、ぢゅるっ、ちゅぶっ!ちゅ、んっ、ちゅぶっ!?」

佐天「くぷっ!?んっ、ちゅばっ!くぶっ!ちゅ、ぢゅるっ!」

佐天「ちゅぶ……ちゅっ、んっ、ちゅぶ……くぷ、んっ」

佐天「んんっ!ぢゅる、ちゅるっ!?んんっ!んっ!」

佐天「ちゅるっ!くぶっ、やっ!?ぢゅるっ!?」

佐天「くぶっ!んんっ!ぢゅるっ、やっ」

佐天「ん、んんーーーーーーーーーーーっ!?」

上条「……」

佐天「……はぁ。やだ、お兄ちゃん、キス上手……」

上条「……うん。俺もちょっと引いているからね?あと別に俺がどうこうって問題じゃないと思うんだよ」

上条「あの難しい事は分からないけど、地の文載せたら生々しい事になると思うんだ、うんっ!」

佐天「眠ってるお兄ちゃんで練習した甲斐がありましたっ!」

上条「いや、良いんだけどさ!良くないけどもっ!」

佐天「って言うか、胸見せたのに無反応?むー、ちっちゃいですかねー」

上条「同年代としては大きいんじゃないかな?」

佐天「お兄ちゃんってばエッチ本見ませんしねー」

上条「二人暮らしじゃ無理だろ。つーか俺を信じろ」

佐天「お兄ちゃん……」

上条「……あぁ!」

佐天「おっとノーパソのブックマークがこんな所にっ!五層ディレクトリの更に下、拡張子まで変えて存在しているっ!」

上条「すいませんでしたっ!もう見ませんからっ!」

佐天「いやー、初春の作ってくれたツールは優秀ですなー」

上条「あれ?それただのマルウェアじゃないの?違法だよね?」

佐天「あー、いやいやっ、そうじゃなくって——」

上条「——あー、どきどき、してんな」 モミモミ

佐天「そりゃあ、誰だって。うん」

佐天「……やっ、ちょっとイイかも?」

佐天「はぁ……ふぁはっ、んく、あああ……」

佐天「ひゃ……や……んぁ……あふ、」

佐天「ふぁは……ん……あああ……はぁ……」

上条「固くなってきた、かな」

佐天「そういう事は言わないのっ!……んんっ」

佐天「ひゃう、やんっ、んぁ……あん」

佐天「ふぅっ、んぅ……あぅ、はぁっ」

佐天「やんっ!んふぅ、あんっ、ひゃう……」

佐天「んぅ、んぁっ、はぅっ、ふぁは」

上条「……ってか思ったんだけど、感じやすい、とか?」

佐天「さぁ?別に触らせる人、一人としか居ないし良いし」

上条「だな。んじゃ、その」

佐天「……はい。貰って下さい」

——同時刻。学生寮・上条・佐天の隣室

初春「」

初春(……え?)

初春(風紀委員のお仕事が終わって、ファミレスで白井さんとご飯食べて帰ってきたら)

初春(隣からは尋常ではないギシアン音が……)

佐天『お兄ちゃん!』

上条『涙子っ!』

初春(……なんだろ、この罰ゲーム……?)

おっと、有料版きたか!

——学園都市寮 22時22分

上条「……痛、いよな?」

佐天「……そりゃまぁ?ッタイけどもねっ」

佐天「でもうん、嬉しいよ?」

佐天「いえーいっ!上条(確定)涙子は出来る子ですっ!」

上条「……お前はホントに悪い男に捕まったんだよなぁ……」

佐天「そっかな?あたしはみんな可哀想だと思うけど」

佐天「『あたしにはお兄ちゃんがいるけど、いないみんなは可哀想だぜ』って」

上条「大したもんじゃないと思うぞ、俺は」

佐天「あたし、知らないけどさ。幻想御手事件だって、何かケジメつけに行ったんでしょ?」

佐天「初春とコソコソして何かやってたもんね。人が寝てる間に」

上条「……いやぁ別に俺は能力者じゃないし、戦える力なんて無いけどさ」

上条「でもまぁ、あんな薬バラ撒いた人は殴っといた」

佐天「そっか」

上条「でも最後は第……五位?だかって人に助けられたけどさ」

佐天「お兄ちゃんも、ヒーローになりたい、かな?」

上条「そん時は、ちょっと思った。いや、すっげぇ思ったけど」

上条「まぁ俺なんかじゃ涙子一人で手一杯だな、って」

佐天「……うん、それで良いんだよ、きっと」

佐天「人が助けられる人なんてのは、たかが知れてるし」

佐天「お兄ちゃんはただ、それがあたしで売約済みってだけで」

上条「……えっと、そろそろ、な?」

佐天「……はい」

佐天「ん、んんっ!うぅっ、ふ、んう、あぁ」

佐天「ひゃ……ふぅっ、んんっ、あぅ、ふ、ん……」

佐天「あぁっ!うぅっ、ふぅっ、んう、あふ、はぅっ!」

佐天「んっ、んふぅっ、うぅ、ふ、んう……あぁっ」

上条「痛くないかな?」

佐天「……痛い、って言う女だと思います……っ?」

上条「意地っ張り」

佐天「いまさらですねー」

佐天「んぅっ!?あああ、はぁっ、やんっ!んく、あんっ、ひゃっ!」

佐天「んぅ……んんっ、はぁっ!ふぁはっ!んく、あああっ!ひゃうっ!?」

佐天「や、んぁっ、あふ……ふぁは、んっ、あああっ!はぁ」

佐天「やっ、んくっ!あふっ!ひゃっ、んぅっ!んんっ!はぁ」

佐天「ふっ!んくっ!?あああっ、ひゃっ、や……んん、あふっ」

上条「涙子っ、そろそろっ!」

佐天「はぅっ!んっ!?んふぅっ、うぅっ!ひゃうっ!?んうっ、んぁっ!はぅっ!」

佐天「ふぅっ、んふぅっ!あぅっ!ひゃうっ!?やんっ!あぁっ!あん、ふぅっ、」

佐天「んぅっ!あぅっ!?はぅっ、やんっ!んふぅっ!?あんっ、ひゃうっ!んうっ!」

佐天「んぁっ、はぅっ!ふぁはっ!?んふぅ、あぅっ!ひゃうっ!やん、んぁっ、」

佐天「あんっ!ふぅっ!?んぅっ!あぅっ!はぁっ!?やんっ、んふぅっ!あんっ!」

佐天「あ、あああぁぁぁぁぁんっ!」

——同時刻。学生寮・上条・佐天の隣室

初春「……ふぅ」

初春(……やっと終わった。と言いますか、親友とそのお兄さんが、ってのはキツい……)

初春(身内のアレって地味ぃにダメージ大きいですよね?)

初春「……」

初春(あー……私も彼氏欲しいなぁ……彼氏のマンションでお泊まり、とか?)

初春「……」

佐天『やだっ、もう一回だけっ!ねっ?』

初春「まだするんかいっ!?」

——学園都市寮 0時13分

佐天「いやー、堪能したなー、はい」

上条「……罪悪感がすっげぇんだけど、俺」

佐天「大丈夫だって。あたしから話しとくから」

上条「なんて?」

佐天「『お兄ちゃんは悪くないのっ!責めないであげて!』って」

上条「ちっとも合意に聞こえない不思議っ!?」

上条「あー、いやいやそうじゃなくって、避妊的なモノは大丈夫なんですかねー、って話だよ」

佐天「えっと……あ」

上条「『あ』っ何だ!今何を思いだしたのっ!?」

佐天「大丈夫、うん。多分、だけど」

上条「良かった。あぁいや別に欲しくないって訳じゃないよ?」

佐天「そこは心配してないけど。多分危ないよ、って」

上条「大丈夫って言ったの誰だよっ!?」

佐天「大丈夫っ、あたし責任取ってお婿さんに貰うから!」

上条「そっち!?そっちの意味で大丈夫って言ったのかっ!?」

佐天「まあでも流石に一発オーケーは無いかと。なんだったらアフターピルでも呑もっか?」

上条「……いや、それは何か嫌だ。責任は取るつもりだし」

佐天「だよねっ、呑むつもりもないけど」

上条「じゃあ聞くなよっ!」

佐天「あー、それより、なんですけど。さっきの事件の話、良かったら聞かせて貰えませんかね?」

上条「いや別に俺もしてないぞ?削板?だかって人が解決してくれたんだし」

上条「何かこう、能力で作ったバケモノみたいなのを、『だあらっしゃああぁぁっ!』っ言っただけで崩れていったし」

佐天「……もしかして、お兄ちゃん。それに触りませんでした?その人がどうこうする前に」

上条「おー、良く分かったなぁ。何回が殴ったんだけど全然効かなくてな」

佐天(あちゃー、『幻想殺し』は相変わらずかー)

上条「でもあの人が第五位か……うーん」

佐天「どんな人だったんですか?」

上条「白い学生服着た正義の味方っぽい人、かな?能力自体は大した事無かったよなぁ」

佐天「あー、一方君とか御坂さんとか、地元に居ますもんね」

上条「アイツらと喧嘩した方がよっぽど大変だった気がするけど」

佐天(うん、そりゃ『幻想殺し』と戦えば能力者もただの人ですからねー)

上条「あの二人も学園都市来てれば有名になったのかな、って」

佐天(えぇそれはもう。小さい時からお兄ちゃんに負けに負けて、『無能力者に負ける程度の能力』って刷り込みがされてなきゃ、確実に)

佐天「で、でもほら、そういう有名人って大変じゃないですかね。実験とか大人の色々な思惑に振り回されたり、だとか」

佐天「だから今のままのフツーが一番良いんですよっ、うんっ」

上条「……涙子、何か隠してない?」

佐天「まさかー。これ以上見たい、と?」

上条「エロい意味じゃねぇからなっ!」

佐天(ごめんなさいっ!お兄ちゃんがものっそい希有な能力持ってる事隠してますっ!)

佐天(他の人に知られたくないから、一方君と御坂さんには『不安定な能力ですねぷぷぷーっ』って自信をめっさ折ってます!)

上条「まぁ……致命的じゃないっぽいから良いけど。放置しても良いんだよね?」

佐天「意味は分かりませんが、もう手遅れですっ!」

上条「うん、聞かなかったからね?俺は何にも聞いてないからねっ!」

佐天「あたし達の方も手遅れですしねっ」

上条「嬉しそうに言うんじゃないっ!」

佐天「……ま、お兄ちゃん落とすまで13年かかっちゃいましたけど。結果オーライですね」

佐天「寝ましょ?……一緒に」

上条「……ん」

佐天「あ、でもこれから布団は要らなくなりますねー。次の粗大ゴミの日って何時だっけかな……?」

上条「起きてからで良いだろ。時間はあるんだし」

佐天「……だねー……あ、腕枕っ」

上条「痺れるんだな、これ」

佐天「……じゃおやすみなさい、おにいちゃん……」

上条「……うん。おやすみ……」

有料会員版 −終−

以上でこのスレの投下は終了致しました。読んで下さった方には深い感謝を
リンクは貼りませんが、>>1は『上条「今日からアイテムの一員になった上条です!」』ってのも書いていますので、宜しければそちらも是非ご覧下さい(ステマ2)
ジャンルとしては読んで下さった方の感想として『壮大なバトルラブコメ』だそうです

ではまたどこかでお会い出来れば幸いで御座います

乙したー!!
ああそうか、本来の1位と3位がいないから繰り上がってナンバーセブンが5位か。

31っす

涙子ちゃん可愛い、マジ可愛い。
とりあえず乙っ!

チョット八百屋行ってくる

サーセンフヒヒ
妄想が爆裂してしまって
つい、抑えきれなくて
あれでも自重した方なんですごめんなさい
追加ありがとうございました!

>>48
気持ちはよーーーっく理解できます。私も2ch始めた頃、似たような感じでした
恥ずかしく当時書き込んだスレを未だに開けません

>>49
いつもは自重してるんですけど
上涙になるとストッパーが働かなくて……

乙です。
あっちもあなただったのか、七大不思議探訪も面白かったです。
しかし地元ヤバいな、自信喪失してるとはいえ、あの二人が居るとは、御坂出ないの?とは思ってたけど。

よければまたイチャラブコメ上涙SS書いてください!乙でした!

ということは、五月計画はなかったのか

サテンサマ 気持ち良かったですのー

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