美希「中の人が結婚したの!」(13)
春香「えっ、本当!? おめでとう美希!」
響「おめでとうだぞ! 美希!」
貴音「誠に、めでたきことにございます」
美希「美希が結婚したわけじゃないの!」
真「それでもめでたいことに変わりはないよ!」
美希「何か複雑だけど、みんな、ありがとうなの!」
P「美希、おめでとう!」
美希「ハニー? 何度も言うけど、美希が結婚したわけじゃないんだけどな」
P「わかってるさ。真も言ったけど、それでもめでたいことに変わりはない」
美希「やっぱ複雑なの……」
P「765プロのみんなを代表して、俺も結婚式に行ってきた」
伊織「そういやあんた、めずらしく休暇を取ったと思ったら、結婚式に行っていたのね」
P「実はそうなんだ。765プロ代表として祝辞を読み上げてきたよ」
亜美「兄ちゃん兄ちゃん! 旦那さんどんな人だった?」
真美「イケメンだった?」
P「ああ。イケメンってだけじゃなく、優しそうな人だったよ」
律子「旦那さんは一般の方なんですよね?」
P「そうらしい」
小鳥(いいなぁ……)ボソッ
あずさ「あらあら。じゃあ、次はどの中の人が結婚するのかしらねぇ?」
真「案外、春香とかあり得そうじゃない?」
春香「わ、私!? 私は結婚なんて……」
雪歩「春香ちゃん、中の人の話だよ?」
春香「あっ、そうだった……//////」カァ
やよい「うっうー! もしかしたら雪歩さんかもしれませんよ~?」
雪歩「えっ!? 何で!?//////」カァ
やよい「わたし、知ってます! この前、男性に声かけられたんですよね?」
雪歩「!」
あずさ「あらあら!」
響「そうなのか!? 雪歩!」
雪歩「わ、私が声かけられたわけじゃなくて、中の人が……//////」
P「大丈夫か雪歩! 何もされなかったか!?」
美希(むっ……)
雪歩「わ、私は別に……//////」カァ
亜美「だから兄ちゃん」ハァー
真美「中の人の話だってば」ヤレヤレ
P「あっ、そうだった……」
アハハハハハハハ!!!!!
P「もうお前たちなのか、中の人たちなのか、わけがわからなくなってきた……」
律子「確かにちょっと混乱しますよね」ハハハ
小鳥(そういえば私の中の人ってどうなのかしら……?)ボソボソ
P「まぁ何がどうであれ、お前たちはお前たち、中の人は中の人」
伊織「そんなのわかってるわよ!」
貴音「存じております」
P「お前たちはこれからもしっかり、トップアイドルとして突き進んでくれ!」
みんな「は~い!」
P「中の人はともかく、お前たちはみんなのアイドル! 恋愛禁止だからな~?」
みんな「は~い!」
小鳥(私はただの秘書だし、恋愛してもいいよね……)ボソボソボソッ
律子(今回はプロデューサーに徹するって言った以上、私は恋愛してもいいよね……)ブツブツ
律子&小鳥(ジーッ)
P「ん? どうした二人とも? 俺の顔に何かついてる?」
律子「い、いえ……//////」カァ
小鳥「な、なんでもないです……//////」
P「さぁみんな! そろそろ各々の仕事に向かってくれ~!」
美希「ハニー!」
P「ん? どうした美希? お前もこの後撮影があるだろ?」
美希「さっき雪歩が男の人に声かけられたって聞いた時、雪歩のことすごく心配してたよね?」
P「ああ。プロデューサーとして、アイドルの安全が第一だ」
美希「じゃあもし、美希が同じように男の人に声かけられたら心配してくれる?」
P「当然だ。お前もうちの大事なアイドルだ」
美希「美希、昨日男の人に声かけられたの」
P「中の人がか?」
美希「違うよ。美希が声かけられたの」
P「もしかして美希も結婚するのか?」ハハハ
美希「……美希のことは心配してくれないの?」
P「冗談だよ。もちろん心配だ」
美希「ハニーの嘘つき!」
P「だけど美希は、そんなナンパ目的で声をかけてくるような男に付いていかないことくらい俺は知っている」
美希「……」
P「それに……」
P「美希は誰にも渡さないよ」
美希「!」
P「アイドルは恋愛禁止だ。だがな……」
美希「ハニー……」
P「結婚は禁止してないぞ?」
終わり
短いですが以上です。
改めまして、星井美希の中の人、
長谷川明子さん、ご結婚おめでとうございます。
ミンゴス、キング、先生、二後さん
あたりは心配になるよね…
おつ
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