豊音「天狗だよー!天狗の仕業だよー!」(77)

ID:TQzdt7RV0

しえん

しぇ

代行ありがとうございます
がんばります

うん

宮守麻雀部部室

豊音「部室一番のりだよー」ガチャ

豊音「…」

豊音「まだ誰もいないよー…ぼっちだよー…」

豊音(…退屈だよー、早く誰か来ないかなー)

豊音「…」

豊音「…退屈だから一人で『上海』でもしてるよー…」

豊音「ぼっち遊びならお手の物だよー…」

豊音「…あれ?でも雀卓に何か箱が置いてあってできないよー」

しえん

            , ;,勹

           ノノ   `'ミ
          / y ,,,,,  ,,, ミ
         / 彡 `゚   ゚' l
         〃 彡  "二二つ

         |  彡   ~~~~ミ      はいはい、わしのせい わしのせい
     ,-‐― |ll  川| ll || ll|ミ―-、
   /     |ll        |   ヽ
  /       z W`丶ノW     ヽ

 /        \\   / /      |
/    天      \`i / /  狗   |

豊音「この箱、何が入ってるんだろー?」パカッ

ケーキ「よっ」

豊音「…」

豊音「……」

豊音「………」

豊音(ケーーーーーーキ!?)

豊音(何で!?何で部室にイチゴのショートケーキがあるの!?)

豊音「…」

豊音「…ちょー美味しそうだよー」ゴクリ

シリアスな神隠しとかじゃなくて良かった

豊音「で、でも勝手に食べちゃダメだよね?」

豊音「きっと誰かが買ってきて、置き忘れてるんだよー」

豊音「勝手に食べちゃったら、怒られちゃうかもしれないよー…」

豊音「…」ソワソワ

豊音(…でもやっぱり、ちょー美味しそうだよー)

豊音(今なら誰も見てないし…)

豊音(一口くらいかじっても、きっとバレないよね…?)

豊音「…」

豊音「…辛抱たまらん!」パクッ

トヨネは八尺様可愛い

数分後

胡桃「よーし!急いで準備するよ!」ガチャ

豊音「!」ビクッ

塞「あれ?豊音、先に来てたんだ」

豊音「わ、私は何も食べてないよー!?」

白望「…何の話?」

エイスリン「ソンナコトヨリ、早ク準備!」

塞「あ、そうそう。豊音にはまだ言ってなかったから急で悪いんだけど」

豊音「な、何?」

塞「今日はこれから、部室で黒髪さんのお誕生日会やるから」

豊音「えっ」

黒髪さん・・・一体誰なんだ

一方その頃

白望『放課後、一人で麻雀部部室に来て』

黒髪「…とは言われたものの、一体何の用だろ…?」

黒髪「小瀬川さんをお昼ご飯に誘い続けて、苦節三年目」

黒髪「まさか、小瀬川さんの方からお誘いがくるなんて…」

黒髪「もしかして、遂に一緒にお昼ご飯食べてくれる気になったとか!?」

白望『ずっと前から好きでした。一緒にお昼ご飯を食べてください』

黒髪「…なーんて言われたらどうしよう!まいっちゃうなもう!」

黒髪「…まぁ、冷静に考えてそんなわけ無いよね。うん、現実見よう」

黒髪「期待しすぎると、後でガッカリしちゃうし」

黒髪「それにもしかしたら、もっとネガティブな理由で呼び出されたのかも…」

白望『毎日お昼ご飯に誘われるのダルいからやめて』

黒髪「とか」

白望『私、エイスリンと付き合ってるから諦めてほしい』

黒髪「…とか言われたら、もう生きていけない…」

黒髪「…やばい、想像しただけで落ち込んできた」

黒髪「せっかくの誕生日に、なんでこんな暗い気持ちにならなきゃ…」

黒髪「…ん?誕生日?」

初春「糞スレが伸びてる理由もわかりませんし」

初春「百番煎じのSSは、書いてる奴も読んでる奴も何考えてるんですかねぇ」

初春「独自性出せないなら創作やるんじゃないっつーの」

初春「臭過ぎて鼻が曲がるわ」

初春「結果として面白くないのは許せます。許せるだけで面白くはないんですが」

初春「パクリ二匹目のドジョウ百番煎じは許せませんね。書いてて恥ずかしくないんですか?」

初春「ドヤ顔してる暇があればとっとと首吊って死ねよ」

初春「まあ、一番の害悪はそういったSSを持ち上げてる人たちなんですが」

佐天「初春?」

初春「そうネットに書いてありました」

佐天「なんだネットか」

黒髪「いやいやいや、それは無いって!」

黒髪「小瀬川さんが私の誕生日覚えててくれてるわけないし!」

黒髪「期待しちゃダメって、さっき言ったばっかじゃん!」

黒髪「…」

黒髪「…いやでも、もし、もしもよ」

黒髪「もし私のために、麻雀部の皆さんでサプライズパーティーなんか開いてくれたり、」

黒髪「もし私のために、誕生日プレゼントなんか用意してくれてたりしたら…」

黒髪「…いやいやいや、やっぱり無いって。部員でもないのに」

黒髪「…でも、ちょっとくらい、期待しちゃおうかなぁ」

黒髪ちゃん可愛いよ

黒髪「なんて考えてるうちに、部室のドアの前まで来てしまいました」

黒髪「…落ち着くのよモブ子。まずは深呼吸」スーハー

黒髪「…このドアを開けた瞬間、突然クラッカーの破裂音が鳴り響いて」

黒髪「『お誕生日おめでとー!』とか言われて、誘われるままに席に座らされて」

黒髪「テーブルの上に豪華なケーキが置いてある、なんてのはただの私の妄想」

黒髪「現実は甘くないの…。だからモブ子、何があっても平常心よ」

黒髪「期待しちゃダメなの。誰も私みたいなモブキャラの誕生日なんて覚えてないんだから」

黒髪「たとえ小瀬川さんから三行半を突きつけられようとも…」

黒髪「私は、きっと、強く生きてみせる!」

しえんた

黒髪「…南無三!」ドアガチャ

塞「今だっ!せーのっ!」

パーン パパーン

塞「黒髪さん!」

全員「「「お誕生日おめでとー!!!」」」

黒髪「…っ」

胡桃「ほらそこ!主賓は早く席に座る!」

エイスリン「ケーキモゴ用意シマシタ!」

黒髪「…うっ」

黒髪「うわあああああああん!」(大号泣

塞「うわっ、何泣いてんの!?」

しえんた

黒髪とか誰やねんってなったら昼飯のあの娘か

黒髪「だって、だってぇ…」グスン

白望「ダルいから泣くのやめて」

黒髪「う、うん…ごめんね、小瀬川さん」

黒髪「それにみんな、ありがとう。私みたいなモブキャラのために…」

胡桃「シロがお誕生日会やりたい、って言い出したんだよね」

黒髪「…小瀬川さんが?」

白望「それ言わない約束…」

塞「まぁまぁ。それに私たちも、合法的に部活サボって遊べるってとこあるから」

胡桃「…それも言わない約束!」

エイスリン「トヨネ、ドウシタノ?サッキカラ静カ」

豊音「ひっ」ビクッ

豊音「そ、そんなことないよー、楽しいよー」アタフタ

塞「さて!そろそろバースデーケーキのお披露目といこうか!」

豊音「!?」

塞「黒髪さんのために、特注のケーキを買ってきてあるから!」

塞「刮目せよ!オープン!」パカッ

塞「…あれ?」

黒髪「…あの、カラッポですけど…」

塞「おかしいなぁ、箱を間違えた?」

豊音「…」ドキドキ

豊音(一口のつもりが、全部食べちゃったよー…)

ちょーでぶだよー・・・

トヨネチャンかわいい!

胡桃「まさか、誰かに食べられちゃったの!?」

エイスリン「セッカク買ッテキタノニ…」

塞「まさか、シロが食べちゃったんじゃないの!?」

白望「ううん、知らない」

エイスリン「私モ、知ラナイ!」

胡桃「私も食べてないよ!」

塞「豊音は?最初に部室にいたよね?」

豊音「げっぷ」

豊音「…私も知らないよー」

塞「…ふーん」

しえん

黒髪「…そっか、ケーキは無いんですね…」

黒髪「いえ、気にしてませんから…皆さんのお気持ちだけで充分ですから…」

塞「いやいや、ケーキはホントにあったんだって!」

塞「きっと誰かが食べちゃったんだよ!誰なの犯人は!?」

エイスリン「ヒドイヨ…極悪非道ダヨ…」

胡桃「ケーキ食べちゃった人、絶対許さないよ!」

白望「…豊音」

豊音「ひぃっ!な、何?」

白望「口のまわり、生クリームがついてる」

アッー

数分でホール完食とか197cmは伊達じゃないな

塞「あ、ホントだ。豊音、さっき何か食べてたの?」

豊音「いや、あの、その」

エイスリン「ハイ、ティッシュ!」

豊音「あ、ありがとー」フキフキ

胡桃「犯人は絶対見つけるから!」

塞「でも、犯人は何一つ証拠を残していないのよね…」

エイスリン「モウ、コノママ泣キ寝入リシカナイノ!?」

白望「一体、犯人は誰なんだろうね…」

豊音「天狗だよー!天狗の仕業だよー!」

支援でー

ちょーピンチだよー

これは完全に天狗のせいだな(棒)

塞「ところで豊音さぁ」

豊音「はい!ごめんなさい!」

白望「何で謝るの…?」

塞「豊音は最初から部室にいたでしょ?ホントに何も知らない?」

豊音「な、何も知らない!私は何も知らないよー!」

豊音「あんな美味しいイチゴのショートケーキなんて、私は知らないよー!」

塞「そっかー、手がかりゼロかぁ」

白望「…じゃあ、ケーキ無しでお誕生日会やる?」

塞「仕方ないか…。それに、ケーキの代わりと言っちゃなんだけど」

塞「私たちから、黒髪さんにバースデープレゼントがあるから!」

黒髪「マジで!?」

エイスリン「マジデ!」

塞「というわけで白望さん、どうぞ!」

白望「はいこれ」スッ

黒髪「何コレ?メッセージカード?」

白望「開いて、読んでみて…」

胡桃「私たちが調査に調査を重ね、考えに考えぬいて、」

塞「黒髪さんの一番欲しい物を用意したつもりだから!」

黒髪(何て書いてあるんだろ…?)ペラッ


『シロと一日お昼ご飯券』


黒髪「うおおおおおおおおお!!!」(大歓喜

しえんた

なんもかんも天狗が悪い

楽しい時間はあっという間に過ぎて

塞「…それでは、宴もたけなわではございますが」

塞「夜も遅いし、そろそろおひらきということで」

黒髪「今日はホントに楽しかったです…みんな、改めてありがとう!」

胡桃「でも、唯一の心残りが…」

エイスリン「ウン…ケーキ、食ベタカッタ…」

胡桃「もし犯人が見つかったら、ただじゃおかない!」

塞「ええ、徹底的に洗い出すわよ!」

豊音「ひぃぃ」ガクブル

犯罪に手を染めてても可愛いよ

白望「ねぇ、もし犯人が見つかったらどうするの?」

塞「そんなの決まってるでしょ!」

塞「『ダチョウ倶楽部の刑』よ!」

豊音「『ダチョウ倶楽部の刑』!?」

豊音「あ、あの~。具体的にそれは、どーゆー?」

胡桃「まず、有無を言わさず無理やり熱湯風呂に入れる!」

豊音「!?」

塞「その後、アツアツのおでんを無理やり食べさせる!」

豊音「あわ、あわわわわ」

お、俺が食いました

一日お昼ご飯券って一回限定なのか一日中お昼ご飯を食べるのか

なにそれやりたい
泣き出すまでやりたい

数日後

白望「ダル…」ボケー

黒髪「こっせがっわさ~ん!」

黒髪「今日こそ!今日こそ一緒にお昼ご飯食べよ!」

白望「うーん…今日はやめとく」

黒髪「そんなこと言わせないよ!ほらコレ!」スッ

白望「あぁ、お昼ご飯券…ホントに使うんだ…」

黒髪「というわけで、お昼ご飯に出っ発ー!」グイグイ

白望「ダル…」フラフラ

やったね黒髪ちゃん!チャンスが増えるよ!

ホテル『コークスクリュー』○○号室

白望「…あの、ここどこ?」

黒髪「どこって、ホテルだけど?」

白望「うん、それはわかるんだけど…」

白望「お昼ご飯食べるのに、ホテルの部屋おさえる必要あるの?」

黒髪「え?だって私たち、今から【お昼ご飯】するんでしょ?」

白望「うん」

黒髪「でしょ?じゃ、制服脱いでベッドに横になって?」

白望「うん…ううん?」

アッー

黒髪「こせがわさんっ!」ガバッ

白望「…なんで私の上に乗るの?」

黒髪「ねぇ、『白望』って呼んでいい?」ハァハァ

白望「いいけど…早くお昼ご飯食べようよ」

黒髪「うん…私も、白望のを食べたくってたまらないの」

黒髪「ねぇ、白望の【タコさんウィンナー】食べていい?食べるね?」

白望「いや、あの、ちょっと」

黒髪「白望は、じっとしてていいからね…?いただきまぁす…」パクッ

白望「ふあぁっ」ビクン

貝類じゃなくてウィンナーなのか(驚愕)

黒髪「ぺろ…んふ…ちゅっ…」

白望「うぅん…っ、く、黒髪さん…」

黒髪「ふふ…白望のウィンナー、すごく美味しいよ?」

黒髪「ほら、だんだんおっきくなってきた。気持ちいい?」

白望「…うん」

黒髪「お昼ご飯がこんなに気持ちいいなんて、知らなかったでしょ?」

黒髪「あの留学生のことなんか、忘れさせてあげるんだから…」クチュクチュ

白望「く、黒髪さん…私、もう…」ビクビク

黒髪「もう限界?でも、まだダメ…」

黒髪って誰だよ

なるほど豊音の天狗でシロを救うのか

黒髪「ねぇ、お願い。白望も、私もこと気持ちよくして…?」

白望「うん…」

黒髪「ほら見て?私の【たまご焼き】、こんなに濡れちゃってるの…」クパァ

白望「黒髪さん、さわるよ…?」クチュ

黒髪「うぁっ…」ビビクン

白望「すごい…黒髪さんのたまご焼き、あったかくって柔らかくって…」

白望「美味しそう…私も、黒髪さんの食べたい…!」

黒髪「うん、いいよ…?私も、白望に食べてほしい…」

白望「い、いただきます…」ピチャピチャ

黒髪「ふあぁぁっ!し、白望ぃ…っ!」ビクンビクン

ギシッ

黒髪「白望は動かないで…私が全部してあげるから…」

白望「く、黒髪さん…」

クチュッ…

黒髪「うあぁっ!し、白望のが、入ってくる…」プルプル

白望「黒髪さんっ!黒髪さんのお昼ご飯、すごく気持ちいい…っ!」ハァハァ

黒髪「ねぇ白望?あの留学生のお昼ご飯と、どっちが気持ちいい?」パンパン

白望「黒髪さん!黒髪さんの方が気持ちいいよ!」ビクンビクン

黒髪「ホント?ふふっ、嬉しい…」

なんだこれは(驚愕)

白望「あぁっ、でちゃう!私の【ふりかけ】もうでちゃう!」ガクガク

黒髪「うんっ、いいよ!だしていいよ!」

黒髪「白望の【ふりかけ】、私の体にいっぱいかけてぇっ!」

白望「くっ…くろかみさんっ…!」

白望「…あぁっ!うあぁっ!」ビクッビクン

黒髪「…ふあぁ…しろみぃ…」

黒髪「しろみの…いっぱいかけられちゃった…」

白望「…黒髪さん、大好き…」ハァハァ

黒髪「…うん、私も白望が、大好きだよ…」ハァハァ

姉帯さんどこ行ってもうたんや…

一方その頃

豊音「押さないでよー!?絶対押さないでよー!?」プルプル

豊音「自分のタイミングで行くから!自分のタイミングで行くからね!?」プルプル

胡桃「いいから早よ入れ!」(背中ドンッ

ボチャーン!

豊音「熱っつぅぅぅぁぁぁぁぁぁ!!!」バシャバシャ

胡桃「まだまだ!あと10秒!」グイグイ

エイスリン「スゴク熱ソウ…」

トシ「熱いだろうね。80℃に設定してあるからねぇ…」

豊音「殺す気かっ!」(帽子バチーン

トシ「でも、なかなか良いリアクション芸だったわねぇ」

豊音「芸じゃないよー!本気で熱かったよー!」

エイスリン「トヨネ、帽子落チタヨ?ハイ、拾ッテアゲル!」ヒョイ

豊音「あ、ありがとうだよー」

豊音「くるりんぱ、と」パサッ

塞「はーい、アツアツおでんの準備できたよー」グツグツ

胡桃「私が食べさせる!」

豊音「も、もうやめてよー!」ブルブル

一体何が…

胡桃「豊音、食べないの?」

豊音「そんな熱そうなおでん、食べられるわけないよー!」

塞「あぁそう…じゃあ、私が食べようかな?」

豊音「えっ」

胡桃「いやいや、だったら私が食べるよ!」

トシ「待ちなさい、ここは私が食べるよ」

エイスリン「私も食ベタイ!」

豊音「…」

豊音「じゃ、じゃあ私も…」スッ

エイ胡塞トシ「「「「どうぞどうぞ」」」」

豊音「何でだよ!」(帽子バチーン

ダチョウ倶楽部の芸風の偉大さを
身をもって思い知った豊音でしたとさ

 めでたしめでたし

えっ

終わりです
ご支援ありがとうございました

ノリノリじゃねーか

このSS自体が天狗の仕業という高度なネタってことですか・・・?

もみくちゃにされた後に全裸になってる豊音はよ
できれば画像ではよ

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom