優花里「うぅ……ん……」
優花里「ここ、格納庫? ……私なんでこんなとこで寝てたんでしょう?」
優花里「今日は早めに来て……来て、それから……」
優花里「思い出せない……」
沙織「わあ! 麻子、見て見て! わんちゃんがいるよ」
優花里「え?」キョロキョロ
麻子「犬くらいではしゃぐな」
沙織「だってほら! ウチの制服着てるよ!」
沙織「何かのイベントかな?」
麻子「……確かに着てるな、だがそんな情報はなかったぞ」
沙織「なら、飼い主さんの趣味なのかな?」
優花里「制服……わ、私ですか!!?」
沙織「うわっ吠えた」
優花里「えっ?」
沙織「か、噛んだりしてこないよね?」
麻子「落ち着け。今のは威嚇ではないだろう」
優花里「……」
沙織「あ、なんか申し訳なさそうになった」
沙織「ごめんねー。ちょっとびっくりしただけだから」ナデナデ
優花里「ってなんで私を撫でてるんですか!?」
沙織「きゃ!」
麻子「いきなり手をだすからだ」
優花里「冷泉さんもですよ! なにかの悪戯ですか?」
沙織「麻子ー……なんか唸ってるよぉ」
麻子「大丈夫だ。そんなに凶暴そうな犬ではない」
麻子「噛まないとは言い切れないが」
沙織「う~……麻子の意地悪」
優花里「それは私のセリフです!」
④
さおゆか?
みほ「みんなどうしたの?」
沙織「あ、みぽりんに華」
華「あら? 可愛いわんちゃんですわね」
沙織「でしょ! 私達が来たときにはもういたんだ」
みほ「わんちゃん?」キョロキョロ
麻子「正面にいるだろ。Ⅳ号の隣に」
優花里(その位置って完全に私ですよね? 新手のいじめですか……?)グス
みほ「Ⅳ号の隣って……」
優花里「西住殿ぉ~」ウルウル
沙織「そういえば、ゆかりんいないね」
みほ「え?」
華「そうですわね。お昼もご一緒しましたのに」
沙織「早退しそうには見えなかったけどなぁ」
\4
麻子「そもそも早退なら連絡があるだろう。もうすぐ来るんじゃないか?」
みほ「みんな?」
みほ「秋山さんはここにいるよね?」
沙織「え? どこどこ?」キョロキョロ
みほ「いや、正面に。ね?」
優花里「西住殿ぉ!」パァ
華「わんちゃんしか見えませんが……?」
沙織「確かにゆかりん犬っぽいけど……ってそれは酷くない?」
麻子「まぁ、どことなく似ているな。雰囲気が」
優花里「……」
みほ「ええと……」
亜美「お待たせー! 早速始めるわよ」
自衛隊のお姉さんの名前ちょくちょく忘れる
4
亜美「って言いたいとこだけど、ちょっと急用が出来ちゃって今日の練習は中止ってことで……」
亜美「あら、可愛いわんちゃんじゃない。誰かの飼い犬? 凄い気合い入った衣装ね」
みほ「……」
優花里「……」ボーゼン
沙織「いやーそれが迷い犬らしくて」
亜美「そうなの。首輪もしてないし野良かしら?」
華「野良犬が服を?」
亜美「そうよねぇ……ってこんなことしてる場合じゃなかったわ」
亜美「他の子達には言ってあるから。今日くらい羽を伸ばしておきなさいね。それじゃ」
みほ(みんな本気で犬に見えてる?)
みほ(私が変なのかな……?)
優花里(え? え? どういうことですか……?)
優花里(皆さんだけなら冗談かと思いましたけど教官まで)
優花里(私、ホントに犬だと思われてる?)
優花里(でもさっき、西住殿は……)
みほ「え、ええと、どうしよう、このわんちゃん」
優花里(あれ……)グス
沙織「そのうち帰るんじゃない?」
華「でも、迷子だったらどうしましょう」
麻子「飼い犬かどうかも分からないしな」
沙織「野良だったらみんなで飼っちゃおうよ」
麻子「ここでか?」
沙織「広いし、先生とかは滅多に来ないから大丈夫だよ」
華「いいですわね」
しえ
優花里「西住殿……気づいてください」グスン
みほ「!?」
みほ(やっぱり犬なんかじゃない……よね)
華「どうされました?」
みほ「ううん。なんでもない、なんでもないよ」ソ~
麻子「だが、飼い主がいたらどうする?」
沙織「そしたら、見つかるまで預かるってことで」
みほ「あ、秋山さん、なの?」ヒソヒソ
優花里「西住殿……西住殿ぉ」ギュ
みほ「どういうことなの?」ヒソヒソ
優花里「わかんないです……」
沙織「あ、そういえばゆかりん遅いね」
麻子「そうだな」
華「電話してみましょうか?」
④
みほ「秋山さん携帯は?」ヒソヒソ
優花里「ポケットに」
みほ「電源切って」ヒソヒソ
優花里「は、はい」ピ
華「……繋がりませんわ」
沙織「そう……みぽりんにも連絡来てない?」
沙織「あ! みぽりんずるい! 私もわんちゃんと仲良くしたい!」
沙織「さぁおいで~怖くないよ~」
優花里「ど、どうしましょう?」
みほ「とりあえず、犬の振りしてて。なにか考えてみる」ヒソヒソ
優花里「は、はい」スタ
華「まあ」
麻子「おお」
支援
西住殿の自然な調教
沙織「すごーい! サーカスとかに居たのかな?」
みほ「あ、秋山さん、立っちゃダメだよ」ヒソヒソ
優花里「えっあ、すみません」
沙織「あー……歩けたりはしないか、やっぱり」
華「残念ですわ」
優花里(はぁ……四つん這いで動くしかありませんね)ノソノソ
沙織「よしよーし」ナデナデ
優花里「わ、わん……」
みほ(とりあえず、みんなと秋山さんを離さないと)
麻子「お手」
優花里「わん……」ポフ
華「伏せ」
優花里「……」サッ
沙織「賢いねー」ナデナデ
優花里(恥ずかしい……)
\4
みほ「あ、あの!」
沙織「なーにーみぽりん?」
みほ「今日は戦車道ないみたいだけど、みんなどうするのかなって」
沙織「う~ん、私はもうちょっとこの子と遊んでようかな」
麻子「私も」
華「私もそうしたいですわ」
みほ「そ、そう……」
優花里「あうう……」ショボン
・
・
・
④
支援
みほ「み、みんな。そろそろ暗くなってきたし」
沙織「そうだね。帰ろっか」
華「それでは、また明日お会いしましょうね」ナデナデ
優花里「はぅ~……」ヘロヘロ
麻子「では行くか」
みほ「わ、私ちょっと寄るところがあるからみんな先に帰ってて」
沙織「わかった。また明日ねー」
麻子「また明日」
華「それでは」
みほ「うん。それじゃね」
みほ「……ふぅ」
みほ「大丈夫? 秋山さん」
優花里「なんとか……」
みほ「それにしても……このままじゃお家に帰れないよね」
優花里「そう、ですね」
みほ「……私の部屋、来る?」
優花里「いいんですか!?」パァ
みほ「うん」
優花里「ありがとうございます」ウルウル
・
・
・
この西住殿は策士
気になる4
優花里「西住殿……手と膝が痛いです」ヨロヨロ
みほ「もうちょっとだから頑張って」
優花里「こんな大通りで四つん這いなんて恥ずかしい……」
みほ「大丈夫、みんな犬にしか見えてないから」
優花里「それちょっとショックです」
みほ「ほら、そこ曲がったら寮が見えるから」
優花里「頑張ります……」ヨタヨタ
みほ「着いたよ」
優花里「はぁ……はぁ……」クター
優花里「あの体勢で……ずっと歩くの、しんどいですね」
みほ「お疲れ様。お風呂沸かしちゃうからちょっとまってね」
優花里「はい。ありがとうございます……」
みほ「さてと、それじゃ色々質問していいかな?」
優花里「答えられる範囲なら」
支援
みほ「えっと、どうしてみんな秋山さんって気づかないのか分かる?」
優花里「いえ、私も全然見当が……」
みほ「なにかないの?」
優花里「何かと言われましても……授業終わりにハンガーに行って」
優花里「それから……」
みほ「それから?」
優花里「思い出せないんです。ハンガーに入ってから記憶がなくて」
優花里「気づいたらⅣ号の脇で寝ていたみたいで、武部殿達が……」
みほ「そう……」
ピピピ
みほ「あ、お風呂沸いたみたい。秋山さんどうぞ」
優花里「え、ですが……」
みほ「いいのいいの」
優花里「それじゃあ、お言葉に甘えて」
4
チャポン……
優花里「ふぅ……気持ちいい」
みほ「お湯加減どうかな」
優花里「は、はい。ちょうどいいです」
みほ「そう。よかった」ガラ
優花里「へっ……///」
みほ「一緒に入ろ」
優花里「あ、あああ、あの……」
みほ「ダメ?」
優花里「いえ、そんなことは」
みほ「えへへ」
優花里「あぅぅ///」
みほ「♪~~」ゴシゴシ
あんたら何回も一緒に風呂入っとるやん
しえしえ
優花里(あうぅ…2人きりだと変に意識してしまいます……)
優花里「/////」チラ
みほ「ん?」
優花里「っ///」サッ
みほ「♪~~」ワシャワシャ
優花里「わ、私もう出ますね」ワタワタ
みほ「う、うん。タオル置いてあるから」
ガラ…
みほ「ふふっ可愛い」
みほ「いつもみんなで入ってるのに」
みほ「でも、今は私しか秋山さんって分かってないんだよね……」
みほ「私だけの優花里さん……」
みほ「うふふ」
おや? みほ殿の様子が
西住流が出るぞー
こわい
忠犬
みほ「お待たせー」
みほ「あれ? また制服着たの?」
優花里「はい。今はこれしかありませんし、さすがに着替えを取りには戻れませんから」
みほ「なら、私のパジャマ着て良いよ。替えのがあるから」
みほ「あ、下着も同じのじゃ気持ち悪いよね」
みほ「たしか使ってないのがあったはず……ブラは合わないと思うから我慢してね」
優花里「そ、そんな。私は泊めていただけるだけでも……」
みほ「遠慮しないの」ゴソゴソ
みほ「あった。はい、これ」
優花里「あ、ありがとうございます」
優花里「着替えて来ますね」
みほ「洗濯物はカゴに入れておいて」
優花里「はい」
みほ「その間にご飯作っちゃお」
しえん
優花里「お待たせしました」
トントントン
みほ「お帰りなさい」ニコ
みほ「晩ご飯カレーでもよかった?」
優花里「はい、すみません……」
みほ「気にしなくて良いよ。好きでやってるんだし」
優花里「何かお手伝いできることは」
みほ「なら、材料切るの手伝って」
優花里「はい!」
みほ「あ……」
優花里「どうしました?」
みほ「秋山さん、タマネギ大丈夫?」
優花里「タマネギ……って西住殿まで犬扱いしないでくださいよ!」
みほ「あはは、冗談冗談」
優花里「もう」
ふふ、いいじゃないか
・
・
・
優花里「ごちそうさまでした」
みほ「お粗末様でした」
みほ「ところで、お家の人は大丈夫なの?」
優花里「西住殿のところで作戦会議ってメールをしておきました」
みほ「そう、でもさすがにこの土日が限界だね」
優花里「このまま誰にも気づいて貰えなかったら……」
優花里「私はどうすれば……」
みほ「だ、大丈夫だよ。きっとなんとかなるから」
優花里「西住殿ぉ」ウルウル
みほ「今日は色々あって疲れたでしょ? もう寝よう?」
優花里「はい……そうします」
しえん
ahoyyyyyyyyyy
みほ「どうぞ」ポフ
優花里「えっ」ドキ
みほ「お、お布団これしかないから」
優花里「わ、私は毛布か何かあればその辺で」
みほ「風邪引いちゃうよ?」
優花里「いや、でも……」ドキドキ
みほ「いいから」グイ
優花里「わっ」ボフ
みほ「ね?」
優花里「あうぅ///」
みほ「狭くない? その、もうちょっとこっち来てもいいよ?」
優花里「だ、大丈夫であります」
みほ「寝てる間に落ちたら大変だし」
優花里「……なら、少しだけ」モソモソ
みほ「おやすみ」
優花里「お、おやすみなさい」
みほ(優花里さんがすぐ隣に……ああ、触りたい撫でたい抱きしめたい)
みほ(もっと近くに……)ノソノソ
優花里「っ///」ドキン
みほ(ぎゅってしたい、でもさすがにこれ以上は我慢しなきゃ)
優花里「/////」
みほ(そうだよ。明後日までは一緒にいられるし)
みほ(焦って行動したらだめ)
みほ(我慢、我慢……)
・
・
・
しえしえ
④
優花里「んん……ふあぁ~……」
みほ「おはよう秋山さん」
優花里「あ、お、おはようございます」
みほ「よく眠れた?」
優花里「はい、お陰様で……ふわぁ~」
みほ「朝ご飯、準備出来てるから顔洗って、歯を……」
みほ「そうそう、歯ブラシ新しいの開けるね」
優花里「すみません……」
みほ「だから、そう気負わないで」ニコ
優花里「でも……」
みほ「朝なんだから、シャキッとしていこ!」
優花里「はい」
この雰囲気すばらしい
果たしてほのぼのなのだろうか
・
・
・
みほ「う~ん……」
優花里「こうなった原因が分からないと、どうしようもありませんね」
みほ「人が犬に見える薬、とかないのかな」
優花里「そんなのがあったら世の中大混乱ですよ」
みほ「だよねー」
優花里「はぁ……もしこのまま戻らなかったら」
優花里「私は犬として生きていくんでしょうか」
みほ(……それもいいかも)
みほ「な、なんとかなるよ……たぶん」
優花里「たぶん……」シュン
みほ「もしかしたら、もう戻ってるかも知れないし」
みほ「誰か呼んでみて……」
ピンポ~ン
優花里「お、お客さんですか?」
みほ「みたいだね」
みほ「はーい」ガチャ
沙織「みぽりん! あの子がいなくなっちゃった!」
みほ「あの子?」
沙織「わんちゃんだよ! 昨日格納庫にいた」
みほ「あ……」
沙織「もし野良だったらこっそり飼っちゃおうって、準備して行ったのに」
沙織「野良じゃなくても飼い主さんが見つかるまでって……」
みほ「そ、その子なんだけど……えっと……」
沙織「何か知ってるの?」
\4
おいついたしえん
みほ「知ってるっていうか……家にいるっていうか」
沙織「え?」
みほ「昨日別れた後に、このままだと凍えちゃうかなって思って」
みほ「連れてきちゃった」エヘヘ
沙織「ええー!」
沙織「じゃ、じゃあいまあの子いるの?」
みほ「う、うん」
沙織「よかったぁ~」ヘタ
沙織「いま会ってもいいかな?」
みほ「うん。どうぞ上がって」
沙織「お邪魔しまーす」
優花里「……」チラ
みほ「……」ドキドキ
わあ!わんちゃんだよ!←かわいい
沙織「きゃー会いたかったよわんちゃん!」キャッキャ
優花里「あぅぅ……」グス
みほ「あはは……」
沙織「ここってペットOKなんだっけ?」
みほ「ホントはダメなんだけど、お休みの間だけ」
みほ「月曜に学校でみんなに相談しようと思って」
沙織「昨日は結構冷え込んだしね。ナイスだよみぽりん!」
沙織「そうそう、今日はね」ゴソゴソ
沙織「じゃーん。首輪を買ってきました! 百均だけど」
みほ「首輪……」
沙織「付けてもいいかな?」
みほ(優花里さんに首輪……)
みほ「……それくらいなら」
優花里「ちょっ……西住殿!?」
沙織「やった」
優花里「わ、私は嫌ですからね」
沙織「みぽりんの後ろに隠れちゃった。すごい懐いてるみたいだね」
沙織「押さえといて」ニコ
みほ「うん」ガシ
優花里「に、西住殿! い、いや」
みほ「ごめんね」
沙織「さあ! 大人しくするのだ!」カチャカチャ
優花里「武部殿もちょっとストップ! 待って! お願いですから!」
沙織「こうして、留めてっと」
優花里「うぅ……ヒドイです」
みほ殿じきじきに付けてあげちゃうんですね!?
違った
4
沙織「可愛い~」
みほ「そうだね」
優花里「かわ///……ってそんなんじゃ騙されませんよ!」
沙織「あんなにはしゃいで、喜んでるのかな?」
みほ「きっとそうだね」
優花里「西住殿は聞こえてますよね!?」
沙織「でも何でパジャマ着てるの?」
みほ「えっ」
沙織「昨日帰った後に調べたんだけどさ」
沙織「確かに可愛いけど、家の中とか暖かいところならあんまり必要ないんだって」
沙織「抜け毛が散らないようにってのもあるみたいだけど、生え替わりの時期は過ぎちゃったし」
みほ「そ、それは……」
沙織「ってことで、脱がしちゃおう!」ガバッ
優花里「うわ! 武部殿! ダメです、無理!」
沙織「ほらほらー逃げちゃダメだよ」
優花里「逃げますよー」
沙織「さあ、もう逃げ場はないぞ-」
優花里「西住殿ぉ」フルフル
みほ(昨日一緒にお風呂入ったけど……今は……)
みほ(首輪で裸の優花里さん……いい///)
みほ「秋山さん、こっちこっち」ヒソヒソ
優花里「あ、ありがとうございます」ウルウル
沙織「あれ、どこ行くの!? 脱衣所?」
優花里「助かりました、西住殿」
みほ「ね、脱いじゃおう」
優花里「はい」
優花里「え? えぇえええ!!」
優花里「さすがにまずいです! 出来ませんよ!!」
┏━━┓ ┏┓ ┏━━┓┏━┓┏┓┏━━┓ .____ ( ) 。 ┏┓┏┓┏┓
┃┏┓┃┏┛┗┓┗━┓┃┗━┛┃┃┃┏┓┃ 〃  ̄ ヾ、 ( ) ). ┃┃┃┃┃┃
┗┛┃┃┗┓┏┛ ┃┃┏━┓┃┃┃┗┛┃┏━━━━━━━ i!_,.┻ 、!i_ ノノ━━━━━━━┓┃┃┃┃┃┃
┃┃┏┛┗┓┏┓┃┃┗━┛┃┃┃┏┓┃┃ . . /o  ̄ ̄ ノ ノ .┃┃┃┃┃┃┃
┃┃┗┓┏┛┃┗┛┃ ┏┛┃┗┛┃┃┗━━━━━━ i.0 イ━━━━━━━━┛┗┛┗┛┗┛
┏┛┃ ┃┃ ┗┓┏┛┏━┛┏┛ ┃┃ ゝ_____ノ ┏┓┏┓┏┓
┗━┛ ┗┛ ┗┛ ┗━━┛ ┗┛ ┗┛┗┛┗┛
みほ「沙織さん真面目に言ってるみたいだし」
優花里「そこは寒さに弱いとか理由を付けて……」
みほ「部屋は暖かいし」
優花里「そんな……恥ずかしいですよ////」
みほ「一緒にお風呂にも入ったんだから、気にしなくても」
優花里「で、では、西住殿は脱げますか!?」
みほ「……恥ずかしいかな」
優花里「ですよね? ですよね?」ウルウル
みほ「でも、今は秋山さん、わんちゃんだし」
優花里「西住殿ぉ~」グス
みほ「秋山さん」テヲトッテ
優花里「うぅ/////」
みほ「お願い」ウワメヅカイ
優花里「あぅっ////」ドキッ
゙' 、,,_. -‐ ' "´ ̄ `゙'' ..,_
`゙'':.、
゙':.、
. r‐=ミ .;.. ヾ、 .,,__
. ヽ:::::ノ _,,.. ..,,_ -‐ ゙:.、 二二ニ=ミx
,,. '"´ ,. ‐─-ミ 、 r= 、 :.:ミ :,:;/
{:::.:..:::::.:::::::゙:.\ヽ::::::} :ミ. ..;:/
.:.. \::.::::.::.:.:.:ノ ゙:.. ̄ :;, .::/ にしずみどの~
-‐ ‐ ∵∴:.:.7 ∴:´ '; ;: ,.:/
彡' : : :. .: /:. .: :. :. i ..,__ i,:;/
ノ ..___,,.. -─- .._ ヾ ヽ .;:'
ノ `ヽ ヽ \ ;:
優花里「わ、分かりました……脱ぎますから、その……///」
みほ「わんちゃんはひとりで脱げないよ?」
優花里「じゃ、じゃあせめて後ろを向いて……」
みほ「うん」クル
優花里「あぅぅ……恥ずかしい///」シュルシュル
みほ「もう大丈夫?」
優花里「はぃ///」
沙織「みぽりーん? 何やってるの?」
みほ「す、すぐ戻るよ!」
みほ「行こ、秋山さん」
優花里「あうぅ~////」
沙織「あ、服脱がせてたんだ」
みほ「うん」
優花里「私は犬・・・・・・犬///////」カアァ
④
みほ(裸で首輪して四つん這いの優花里さん////)
みほ(ああもう・・・・・・襲いたい///)
沙織「でも何で脱衣所で?」
みほ「えっ・・・・・・それは、ほら、毛とか舞っちゃったら掃除大変だし」アセアセ
優花里「毛なんてないですよ!!!!」
沙織「なんて犬かな~」
みほ「さ、さあ」アハハ
沙織「可愛いなぁ~わんちゃんってお腹撫でられると喜ぶんだよね」
みほ「そうなの?」
沙織「そうそう。ほらーおいでー」
優花里「む、無理ですよぉ///見られてるだけでも恥ずかしいのに///」
みほ「おいで」ニコニコ
優花里「西住殿ぉ助けてくださいぃ//」
この状況で外出したら…
沙織「ああん。またみぽりんのところに隠れちゃった」
みほ「ごめんね」グイ
優花里「え」コテン
みほ「気持ちいいかな?」ナデナデ
優花里「え・・・・・・な、なにして/////」
沙織「おお、手慣れてる・・・・・・」
優花里「待ってください///い、いろんなとこ丸見え////」ジタバタ
沙織「私にもやらせて」ナデナデ
優花里「ひゃうん///あっ//待って・・・・・・くすぐったあはははは」
みほ(優花里さん可愛い優花里さん可愛い優花里さん・・・)ナデナデ
優花里「あはははははっ・・・んあっ///に、西住殿っそこお腹じゃなくて内ももぉっ///」カアァ
優花里「胸もだめっ・・・です・・・・・・ぁ///」
優花里「んんぅっ///ホントにだめですっ・・・・・・よ///」ピクン
沙織「なんかすごいキュウキュウ言ってるけど大丈夫かな・・・・・・」
沙織「もしかして撫ですぎた?」
何故だろう、みほちゃんと悪魔のような軍人の姿が重なって見える
みほ(優花里さんの肌きれい・・・・・・可愛い、大好き)ナデナデ
優花里「ん・・・・・・あっ////」
沙織「みぽりん?」
みほ「あっ・・・・・・なに? 沙織さん」ピタ
沙織「わんちゃん大丈夫かな?」
優花里「はぁ・・・・・・ふぅ・・・・・・////」クター
みほ「う、うん大丈夫大丈夫」
みほ(つい夢中になっちゃった・・・・・・///)
沙織「なら良かった」
沙織「さて、もうこんな時間」
沙織「私はそろそろ帰るよ。これから麻子とデートなんだ」エヘヘ
みほ「デート!?」
沙織「映画観に行くだけなんだけどね」
ほう
みほ「そっか。楽しんできてね」
沙織「うん! それじゃね。バイバーイ」
みほ「また学校で」
みほ「だ、大丈夫、秋山さん?」
優花里「酷いですよぉ・・・・・・いきなりあんなこと///」
みほ(もう、いいよね・・・・・・///)
みほ「ごめんね」ギュ
優花里「え///あの//」
みほ「優花里さん・・・・・・///」ペロ
優花里「はぅっ///に、西住殿?」
みほ(優花里さんの匂い・・・・・・)スンスン
優花里「ちょ、は、恥ずかしいですよ////」
みほ「嫌? 嫌ならやめるよ」ペロ
優花里「そんな・・・・・・卑怯です・・・・・・」フルフル
\4
いけぇー西住殿ー
みほ「し、しちゃうよ?」ドキドキ
優花里「はぃ・・・////」
みほ「好き」チュ
優花里「んぅ///・・・・・・ん・・・・・・んぁ///」
みほ「ん・・・・・・んちゅ・・・・・・///」ソッ
優花里「あっんんぅ///そこはぁ//はぅっ//」ビク
みほ「もう濡れてる・・・・・・優花里さんってえっちだね」
優花里「だって・・・んっ・・・さっきから変なぁっ・・・とこ//」
みほ「ってことは、沙織さんの前でこんなになっちゃってたのかな?」サスサス
優花里「ひゃっ・・・い、言わないでぇ・・・////」ピク
みほ「可愛いよ優花里さん///」クイ
優花里「んんーっ・・・あっ・・・ああっ///」ビクビク
みほ「我慢しなくてもいいんだよ。もっと、声聴かせて」クリ
優花里「そんな・・・ぁ・・・恥ずかし・・・ぃっ・・・んああ!//」
西住殿が覚醒してしまわれた
みほ「大丈夫。私にしか聞こえないから」クチュクチュ
優花里「ああっ・・・んっ・・・はぅっ・・・・・・ぁあああっ///」ビク
みほ「イっていいよ//」クチュクチュ
優花里「だっ・・・め゛ぇ! ああ゛あ゛っ・・・・・・っ・・・・・・っ゛・・・あああっ///」ビクン
みほ「もっと、もっとたくさん///」クリュ
優花里「イ゛ってましゅぅ!! イって・・・ましゅからぁ!」ガクガク
優花里「ま、またぁ!! くるっ//イ゛っ・・・んぁああっ・・・・・・あっ・・・・・・っ・・・////」
みほ「えへへ・・・・・・床がびしょびしょだよ」
優花里「はぁ・・・はぁ・・・らってぇ・・・に、西住殿がぁ・・・」クター
みほ「優花里さんって感じやすいんだね…でもまだこれからだよ」ヌギヌギ
みほ「私もこんなになっちゃった////」ツー
優花里「っ//////」凝視
みほ「人のこと言えないなぁ///」
みほ「一緒に、気持ちよくなろ///」カアァ
あーなんで俺にはちんぽついてるんだよ
優花里「西住殿!」ガバ
みほ「きゃっ」
優花里「西住殿、西住殿ぉ////」ペロペロ
みほ「くすぐったいよぉ…優花里さんほんとのわんちゃんみたいだよ」
優花里「ご主人様ぁ~////」スリスリ
みほ「っ////」ドキ
みほ(い、いますごいドキッとした……)
優花里「大好きです///西住殿//」ギュウ
みほ「わ、私だって優花里さんのこと、大好きだよ」
優花里「はうぅ///」キュウン
みほ(ご主人様……優花里さんの……///)
みほ「ね、優花里さん…今のもう一回言って//」モジモジ
優花里「す、好きです//」
みほ「その前の…///」
優花里「……ご、ご主人様?///」カアァ
はよおおおおおおおおおおおおお
みほ「優花里さんっ//」ギュウ
優花里「ふぇっ///」
みほ「それいい////」キュン
優花里「えっ…あの、あれは勢いっていうか…く、首輪してるせいでしょうか」アハハ
みほ「今日だけ、お願い…///」
優花里「うぅ……ほんとに、今日だけですからね」
優花里「ご、ご主人様///」
みほ「優花里さん///」ナデナデ
優花里「はうぅ……////」
みほ「続き、しよ?」
優花里「はい、ご主人様////」チュ
みほ「んっ……んむ…」
優花里「ぷはっ……今度は私が可愛がってあげます」
・
・
・
みほ「っ…はぁ…はぁ……」クタ
優花里「はぁ……はぁ……っはぁ…」クテ
みほ「今更だけど、ごめん…ね」
優花里「な、何がですか?」
みほ「こんな無理矢理……」
優花里「確かに、順序逆ですね」
みほ「優花里さん、そ、その、もしよかったら……付き合ってください//」カァ
優花里「も、もちろんです///ご主人様//」エヘヘ
みほ「もぅ……////」カアカ
優花里「もし、もしですよ? このまま戻らなくて、みんなから犬としか思われなくても」
優花里「西住殿と一緒にいられるなら、それもいいかな……なんて///」
みほ「大丈夫、きっと戻るよ」ギュ
優花里「でも、そうしたらホントのご主人様ですよ?」
みほ「……このままでもいいよね?」
優花里「身代わり早すぎますよ!」
しえしえ
みほ「えへへ///だって、私も優花里さんと一緒にいたいから」
優花里「っ//」
みほ「好き///」
優花里「私も大好きです///」
みほ「私の方が大大大好きだもん//」
優花里「私だって大大大大好きです!//」
みほ「私は大大大大大――」ぐぅ~
みほ「あっ////」カアァ
優花里「あはは。もう夜近いですからね。お昼も食べてませんでしたし」
みほ「夕ご飯にしちゃおっか」
優花里「手伝います」
・
・
・
いいね
ピンポ~ン
みほ「うぅん…もう朝……誰だろ……」モゾモゾ
優花里「くぅ……すぅ……」Zzz
みほ「起こさないようにっと……」ソ~
みほ「あ、服着なきゃ……よしっと」
みほ「はい」ガチャ
沙織「おっはよーみぽりん!」
みほ「沙織さんに……」
麻子「朝からすまんな」
華「私達もあのわんちゃんに会いたくて」ウキウキ
沙織「来ちゃいました!」
麻子「寝起きみたいだし後で出直しても……」
みほ「ううん大丈夫。どうぞ」
沙織「やったーさっすがみぽりん」
あっ…
華「では、お邪魔させて……」
優花里「ご主人様~急に居なくならないでくださいよぉ~」グス
沙織「えっ……」
麻子「……」
華「あらあら……」
沙織「ゆかりん……?」ボーゼン
優花里「えっ! あ……ああ///」カアァ
麻子「そ、その、なんだ……服くらいは着た方がいいというか///」
華「首輪……///」
みほ「あ、あの! これには訳があって、その……///」
沙織「し、失礼しましたー!!!」
麻子「ほ、ほどほどにな……おい待て沙織!」
華「それでは」ペコ
これはハズカシイ
みほ「……////」
優花里「……////」
みほ「よ、よかったね、戻って……///」
優花里「あ、明日から学校行けませんよ!!!///」
みほ「わ、私だってすっごく恥ずかしいよぉ!///」
優花里「こうなったら、責任、とってもらいますからね///」
みほ「ゆ、優花里さんこそ、ずっと私の隣にいてもらうんだから//」
・
・
・
沙織「ねぇ麻子」
麻子「んー?」
沙織「実はさ、あのわんちゃんに買った首は、もう一個あるんだけど……///」モジモジ
何か物騒になった
首輪ね首輪
沙織「実はさ、あのわんちゃんに買った首輪、もう一個あるんだけど……///」モジモジ
麻子「なんだ、そんなことか」
沙織「え? いいの!?」
麻子「まぁ興味がないわけじゃないしな//」
沙織「じゃ、じゃあ////」
麻子「ほら、来てみろ。付けてやるから」
沙織「ちっがーう!! 私じゃなくて麻子が付けるの!」
麻子「断る! なんで私が」
沙織「いいじゃん! いつも私のベッドでにゃあにゃあ言ってるんだから!」
麻子「さ、沙織だって、朝私の布団に潜り込んで身体すりつけてくるだろ!」
沙織「そ、それはいいの!////」
麻子「意味が分からん」
おわり
悶え死んだ
華さん・・・
乙!
次はまこさおを詳細に書くのだ
乙
すごく興奮した
さおまこも読みたい
まだいけるだろ!
つ
otsu
このSSまとめへのコメント
このSSまとめにはまだコメントがありません