煌「おはようございます、姫子さん」(139)
姫子「んん、おはよう、花田……って、え?」
姫子(……ここは、花田ん部屋?)
姫子(そして、私は花田んベッドで寝とる)
姫子(しかも……)
煌「そろそろ用意しないと遅刻しますよ」
姫子「……」
煌「先に行ってますよ」
パタン
姫子「しかも……裸……?」
姫子「……こ、こいは一体……」
――3日前(先輩たちの修学旅行2日目)
姫子「はぁ」
煌「今日も元気がないですね」
姫子「やっぱり寂しか……」
煌「部長は修学旅行ですもんね」
姫子「たった1週間が長かよ」
煌「まだ先輩たちが修学旅行に出発してから2日だというのに」
姫子「はぁーー」
姫子「中学3年ん時に比べたら、ましやけど……最近はいつでん一緒におったけん、辛か……」
煌「ふむ……」
ふむ
姫子「こげんことばかり言っとらんで片付けせんとね」
煌「そ、そうですね」
姫子「ばってん、こげん時に片付け当番当たってよかった」
煌「?なんでですか?」
姫子「寮に帰っても部長はおらんし、一人でいる時間が増えるよりよかよ」
煌「……姫子さん」
姫子「花田と一緒っていうんも楽でよか」
煌「え?」
姫子「花田は話しやすかやし、何でん話せっとよ」
姫子「こうやって愚痴れんのも花田だけやし……って迷惑やろか?」
煌「そんなことは、ないんですけど……」
姫子「何かいつでん私ばっか花田に甘えとる気がすっけん」
煌「はは」
元ネタが分からん
姫子「たまには、花田に何かお返しせんとね」
姫子「何かして欲しいことある?片付け一人でもやっとよ?」
煌「なんでもいいんですか?」
姫子「お金は貸せんけど……今月ピンチやけん」
煌「じゃ、じゃあ、ここに座ってください」
姫子「うん」
煌「……」
姫子「はな――――――」
チュッ
煌「……」
姫子「……え」
煌「あ……ご、ごめんなさい!」ダッ
姫子「え、あ……!は、花田!」
姫子「もう、おらん……足、速かね……」
姫子「……花田、私に……キス、しよった……?」
姫子「……でも、なんでやろ?」
姫子「……ってなんで私、怒っとらんと?」
姫子「……花田、泣きそうな顔しよったな」
煌たんはカワイんだよ 神聖不可侵である花田の所の煌たんにどんどん手を出してくれよ 百合百合脳どもが
百合は神聖なもので 女の子同士は清潔なの わかる? お前らのしてることは いちゃついてる女の子達に 花咲かせて喜んでるようなものなんだよ
あと 咲が百合漫画じゃないとか言ってる奴はアニメ見てないだろ 麻雀興味ないから 原作は知らないけど あんな百合百合してる素晴らしいアニメの原作が百合漫画じゃないわけがない それに 作者も百合好きらしいし 咲が百合漫画だというのは 紛れもない事実
それに 百合が世間ではマイナーだとか 言ってる奴がいるけど そんなわけ ねーだろ なのはやゆるゆり らきすたがどれだけ人気だとおもってんだよ こんな当たり前のことも理解できずに 百合のためだけに喚き散らすから煌たんは可愛すぎるって事にされるんだよ
煌(あぁ、もう何をやってるんでしょうか、私は!)
煌(勢いに身を任せて、姫子さんにあんなことを……!)
煌(でもでもだって!あの顔は反則ですよ)
煌(しかもうまい具合に夕日に照らされて……)
煌「って、何言い訳ばかり考えてるんでしょうか私は!」
支援
――2日前(先輩たちの修学旅行3日目)
煌「……どういう顔をして会えば……とにかくちゃんと謝らないと」
姫子「花田、おはよう」
煌「お、おはおあ、おはようございます」
姫子「何焦っとん?」
煌「え、いや、だって……」
姫子「昨日のことば気にしとるん?」
煌「そりゃあ、勝手にキスしましたし」
姫子「怒っとらんよ」
煌「でも……ごめんなさい」
姫子「謝らんでいいけん、一つだけ教えて」
煌「?」
姫子「……なんで私にキスしよったん?」
煌「……そ、それは……」
姫子「花田ってそげん冗談すっ人やなか」
煌「……気の迷い……と言いますか……」
姫子「気の迷い?」
煌「夕日に照らされた姫子さんが素敵で素敵で……つい」
煌(って何言ってるんですか、私は!?)
姫子「そ、そうなんや……」ズキッ
姫子(って何に傷付いとるんやろう?)
④
支援
すばらって姫子呼びじゃなかったっけ
煌「あ、あの……ごめんなさい」
姫子「もうよかって」
煌「でも……」
姫子「昨日んはノーカンよ」
煌「ノーカンですか?」
姫子「そげんことにすっけん、そいでよかね?」
煌「……はい」シュン
姫子(何で、寂しそうにすっと?)
煌(色々言い訳を並べたくせにノーカンにされるのは嫌だなんて、わがままですよね)
煌「あ、あの……ごめんなさい」
姫子「もうよかって」
煌「でも……」
姫子「昨日んはノーカンよ」
煌「ノーカンですか?」
姫子「そげんことにすっけん、そいでよかね?」
煌「……はい」シュン
姫子(何で、寂しそうにすっと?)
煌(色々言い訳を並べたくせにノーカンにされるのは嫌だなんて、わがままですよね)
姫すば
姫子「……」
煌「……」
「なんか今日の花田元気なかね」
「鶴田は先輩達が修学旅行行きよったけん、一昨日から元気なかけど」
姫子(……花田ん奴、今日ずっと元気なかね)
煌「……」
姫子(こげん元気なか花田ば初めて見た)
煌「……」>ロン
煌「はい……」
姫子(あんな簡単に振り込みよって……)>ロン
姫子「はい……」
支援
姫子(なんでやろ……?昨日までは部長んことでいっぱいやったのに)
姫子(私今、花田んことばかり考えよる)
煌(はぁ……何をやってるんでしょうか私は……)
煌(せっかく姫子さんが冗談にしてくれたのに、これじゃ……)
「お疲れさまでしたー」
「二人とも今日は変やったけど、当番代わろうか?」
姫子「ん、大丈夫」
煌「お気遣いありがとうございます!だけど大丈夫です」
あんまり早いとさる食らうぞ
しえんぬ
姫子「……」サッサッ
煌「……」フキフキ
姫子(気まずか……)
煌(普通に普通に……普通ってどんなだっけ?)
姫子「……」
煌「……」
姫子(何か喋らんと)
煌(やっぱり代わってもらった方がよか……)
姫子「花田、今日元気なかよね。まだ昨日んことば気にしとるん?」
煌「え!いや、元気ですよ」
姫子「嘘やね」
煌「嘘なんて……」
し
姫子「花田、今日は一度もすばらって言うとらんし」
煌「はうっ……!」
姫子「もうノーカンやし、気にせんでよかって」
煌「……あの」
姫子「ん?」
煌「……なんでもないです」
姫子「気になっけん」
煌「なんでもないですって」
姫子「なんで?言ってよ」ズイッ
煌「何もないですって」
姫子「言うて!」バッ
煌「か、顔が近いですよ……」
支援
しえn
煌(夕日が当たって、昨日みたい……)
姫子「……なんか花田が言っとったことが分かった気がすっとよ」
煌「へっ?」
姫子「夕日が当たった花田ん顔、綺麗やね」
煌「!」ドキッ
姫子「……」
煌「……もう一度、してもいいですか?」
煌(な、何を言ってるんですか私はーーー!?)
姫子「よかよ」
煌「え?」
姫子「花田は友達やし、ノーカンやけん、よかよ」
煌「……」
きゃー
姫子「花田?」
煌「……ごめんなさい」
姫子「え?」
煌「やっぱいいです」
姫子「え?なんで?」
姫子(だって、昨日も今日も花田がキスしたかゆうから)
煌「……ノーカンなんて寂しいです」
姫子「へ?」
煌「嫌です」
姫子「え?え?は、花田?」
煌「私は……、姫子さんのことが、好きなんですよ!!」
ああ^~いいっすねぇ
支援
姫子「……へ」
煌「……っ!」ダッ
姫子「あ、ちょ、花田……」
姫子「ほんとに足、速かね……デジャヴやね」
姫子(……花田、また辛か顔しよった)
姫子(なのに、何で私、ちょっと喜んどるんやろ)
姫子(花田ん顔、綺麗やった。それはほんとやけど……)
姫子(それだけやなか)
姫子(今んは、私がしたかったと……)
姫子(よく分からんけど、私が花田とキスしたかったと)
姫子(……最低やね)
恋敗れるすばらは悲しくも美しい
支援
煌「何やってんですか何やってんですか!」
煌「昨日のことだって後悔したのに、なんで私告白なんて……」
煌「言わないつもりだったのに……」
煌「だって姫子さんは哩部長のことが好きで……そんなこと分かってたのに」
煌「あぁもうっ!」
煌「なんで姫子さんのこととなると私はまったくもってすばらくないことばかりしちゃうんでしょうか」
煌「わけわかんない!!」
――1日前(先輩たちの修学旅行4日目)
煌(うーん……学校行きたくないですね)
煌(でも、そういうわけにもいかない……ですよね)
煌(休んだら、もっと気まずくなりそうですし)
煌「……でも、冗談にしたいわけでもないんですよね」
煌「……すばらくない」
新道寺はいいね
ぐう聖揃いの新道寺
姫子「お、おはよう花田」
煌「お、はようございます」
姫子「……」ギクシャク
煌「……」ギクシャク
「花田が2日連続で元気なかとか……」
「明日は雪でん降るかもしらん」
煌「はぁ……」
「花田、今日は帰った方がよかと思うんやけど」
煌「え、いや……だいじょうぶです」
姫子「花田無理せん方がよかよ」
煌「……」
姫子「一人で帰れんのやったら、私が送っけど」
「鶴田も花田も寮やし、それがよかね」
「鶴田も部長おらんと元気なかやしね」
煌「姫子さん……」
姫子「行こ?」
煌「……はい」
姫子「今日の当番とかごめん」
「よかよか」
「花田んこと任せたよ」
煌「……」トコトコ
姫子「……」トコトコ
煌(うぅ……自分で蒔いた種とは言え、怖いですね)
姫子「……花田、大丈夫と?」
煌「大丈夫です」
姫子「……」
煌「あ、あの、大丈夫ですから、姫子さんは部活に戻って……」
姫子「そいはできん」
煌「あの……なんで?」
姫子「花田が言った好きってどげん意味?」
煌「へ……?」
姫子(こげんこと聞くなんて私は悪か人やね)
姫子「友達とかでん言うけん、わからなかよ」
煌「それは……」
姫子(友達同士でキスすっ子もおるって聞いた事あっけん、確信が持てなか)
煌「それは……」
姫子(なんで私、こげんこと聞きたがっとんやろう)
煌「……友達……」
姫子「……!」
煌「じゃないです」
煌(……冗談になんかできません。したくありません)
姫子「……そうなん」
煌「ごめんなさい」
姫子「なんで花田が謝ると?」
煌「だって…………姫子さんは部長の事を好きなんでしょう」
姫子「……」
すばら
支援
煌「……」
煌「わざわざ送っていただきありがとうございました」
煌「頭、冷やします」ガチャ
姫子「待った」ガチャ
煌「な、なんですか!?」
姫子「花田ともうちょい話がしたか」
煌「え……でも」
姫子「いいから」バッ
パタン
姫子「……」
煌「……あの」
姫子「ん?」
煌「諦めますから」
姫子「え?」
煌「明日から元通りにしますから」
姫子「花田?」
煌「私、姫子さんを困らせたくなんてないんです。なのに……」
煌「私、姫子さんが幸せならそれでいいんです」
姫子「幸せ……」
煌「って言えたらいいんですけど」
煌「……言っても嘘になるから、言えません」
姫子「花田……」
煌「最低ですね、私」
姫子「花田にそん顔は似合わんね」ギュッ
煌「……」
姫子「……」
すばら…
煌「優しくしないでくださいよ……、私、勘違いしそうですよ」
姫子「わからんよ」
煌「何がですか」
姫子「自分がどうしたいかとか」
煌「……離してください」
姫子「や」
煌「……私は、姫子さんのこと、好きなんですよ」
煌「だから、駄目です」
姫子「わからん……自分の気持ちとかなんかもうよう分からんけん」
煌「姫子さん?」
姫子「……私は、部長んことが好き」
煌「……知ってます」
しえん
姫子「ばってん、花田のことも好いとうよ」
煌「……慰めなんて……」
チュッ
煌「!?」
姫子「自分でんもうわからんとよ」
姫子「ばってん、私、花田ともキスできよる……」ギュウゥ
姫子「昨日キスしたかやったんは、私やったと」
煌「でも、そんな……」
姫子「私がおかしかよ……」
姫子「私が最低たい……部長の悲しか顔見たくなか」
姫子「ばってん、花田の悲しか顔も見たくなか」
煌「姫子さん、泣かないでくださいよ」
支援
姫子「花田……私、最低な奴やけん」
姫子「そいでも、好いとってくれると?」
煌「……決まってるじゃないですか」
煌「嬉しいことです」
煌(本当はいけないってわかってます)
煌(今までの私なら、たぶん、ちゃんと自分を抑えられるはずなのに……)
煌(なぜでしょうね……たぶん、姫子さんだから……私、我儘になってしまいます)
煌「キスしていいですか?」
姫子「うん」
煌「チュッ」
姫子「ん……」
煌「……あの、」
姫子「よかよ」
煌「姫子さん……」チュッ
姫子「ん……んちゅ……ふ……ぁ」
煌「……んぅ……ちゅ……んん……ぷはっ」
姫子「あ……」
煌「姫子さん、綺麗です」
姫子「……優しくすっとよ?」
煌「姫子さん……」
煌「いいんですか?」
姫子「うん」
煌「優しくできるかわからないですよ?」
姫子「……よかよ」ギュッ
__
/▲ LIVE中継
▼/ 木間
/▲
▼/
/▲
▼/
/▲
▼/
/▲
▼/
/▲
▼/
/▲
▼/
/▲
▼/ __
.___ /▲ |□□|
|□□| /▲ |□□|
|□□| ▼/ |□□|
木間市タワー [Kima City Tower]
(1990竣工 日本)
煌「……あの、」
姫子「よかよ」
煌「姫子さん……」チュッ
姫子「ん……んちゅ……ふ……ぁ」
煌「……んぅ……ちゅ……んん……ぷはっ」
姫子「あ……」
煌「姫子さん、綺麗です」
姫子「……優しくすっとよ?」
煌「姫子さん……」
煌「いいんですか?」
姫子「うん」
煌「優しくできるかわからないですよ?」
姫子「……よかよ」ギュッ
しえん
すばら
支援
ほいきた支援
煌「……あの、」
姫子「よかよ」
煌「姫子さん……」チュッ
姫子「ん……んちゅ……ふ……ぁ」
煌「……んぅ……ちゅ……んん……ぷはっ」
姫子「あ……」
煌「姫子さん、綺麗です」
姫子「……優しくすっとよ?」
煌「優しく出来るかわかんないですよ?」
煌「いいんですか?」
姫子「……よかよ」ギュッ
木間市の塔がまた高くなるのか・・・支援
④
煌「姫子……いい?」
姫子(呼び捨て……)ハァハァ
煌「今本当に拒否してくれたら……」
姫子「んっ」チュ
煌「ん」
姫子「よかって言うたやろ……」
姫子(私も今更止められんよ)
煌「……姫子」
姫子「ぅひゃ……」
煌「可愛い」
姫子(耳元で呟かれただけやのに……変な声出ちゃった)
煌「姫子」ナデナデ
姫子「うぅ……」
煌「可愛い」サスサス
姫子「ふぁぁ……」
煌「ちゅ」
姫子「ん……ぅんんぅ……」
煌「んん……んちゅ……れろ……」サスサス
姫子「んっ!!……んぅっ!……」
姫子(は花田が胸、触りよる……)
煌(綺麗過ぎて、あまり激しくすると壊れそうですね)サスサス
姫子「んぅ……」
姫子(なんやろこれ……焦らされて変な感じ……)
姫子はいつも受けだな
支援
しえん
煌「ぷはっ……姫子、顔真っ赤」
姫子「はぁはぁ……花田ぁ……」ギュウ
煌「姫子!?」ドキッ
姫子「……もうちょい、激しくてもよかよ……」ギュッ
煌「……」プツン(理性の切れる音)
姫子「花田?」
煌「煌って名前で呼んで?」
姫子「は、恥ずかしかよ」
煌「呼んでよ」キュッ
姫子「ひ……!」
煌「や?」クチュクチュ
姫子「ぁ……んぁ……」
煌「姫子」
姫子「ふぁぁ……き、煌ぇ……ぁんッ……」
――現在(先輩たちの修学旅行5日目)
姫子「お、思いだしたと」
姫子「私何ちゅうことを……」
姫子「と、とりあえずシャワー浴びて落ち着かんと」
姫子「……私、花田と……」
支援
新道寺の切なくも爛れたこの関係
煌「おはようございます」
姫子「お、おはよー」
煌「結局遅刻ですか」
姫子「う、うん……はは」
煌「……」
姫子(うぅ……花田ん顔まともに見れん)
煌「姫子さん」
姫子「……」ドキッ
煌「今日どうする?」
姫子「へ?きょ、今日って??」
煌「何って部活ですよ」
姫子「え?」
煌「昨日は早退しちゃいましたからね」
姫子「ど、どげんしょーかー」
支援!!
煌「……忘れていいですよ、昨日のことは」
姫子「へ」
煌「一夜限りってことで……」
煌(一夜限りであろうと、夢が叶ったわけですし)
煌「昨日は私がちょっと暴走しちゃいましたしね」
姫子「……花田」
煌「はい?」
姫子「昨日んは冗談やなかよね?」
煌「冗談であんなことしませんよ」
姫子「あの……」
キンコーンカーンコーン
煌「授業始まりますよ、姫子さん」
穏乃「山で迷子にしたら大変なことに」
姫子(姫子さん……か)
姫子(ばってん……これでよかよね?)
姫子(花田んことは好きやけど、部長んことの方が好きやし)
姫子(……あぁなんか知らんばってんもやもやすったい)
煌(……昨日はすばらでした)
煌(だけど……それは私にとってはであって……)
煌(冗談にはしないけど、これ以上は……)
姫子「は、花田」
煌「はい?」
姫子「今日の部活は出っけん」
煌「そうですか、すばらですね」
煌「……当番は代わった方がいいですか?」
姫子「え、な、なんで??」
煌「いや、必要がなければいいですけど」
姫子(二人きりになっから?意識すっから?)
煌(今日はずっと目を合わせてくれませんし、気まずいかなと思ったんですけど)
姫子「二日連続で代われんよ」
煌「……そうですね」
20話
姫子「部長と繋がってからこげんな事1度も」
ファッ?!
おつかれさまでしたー
煌「では、さくさく始めましょうか」
姫子「やね」
煌「……」フキフキ
姫子「……」サッサッ
姫子(……なんやろ、こんモヤモヤ感)
煌「姫子さん、そっちは終わりそうですか?」
姫子「あ、うん」
煌「手伝いますね」
姫子「あ、ありがとう」
煌「……」フキフキ
支援!!!!
しえん
姫子「なぁ、花田」
煌「なんですか?」
姫子「……花田は私のどげんとこが好きと?」
煌「いきなりですね」フキフキ
姫子(私突然何言っとんやろ)
煌「姫子さんは部長のどういうところが好きですか?」フキフキ
姫子「え……」
煌「教えてくれたら教えます」フキフキ
姫子「ずるかね……」
姫子「……どことかそういうんやなか」
姫子「部長の全部が好きで、一緒にいるとドキドキして、落ち着いて」
姫子「ずっと一緒にいたかーって思って……」
姫子「……部長の全部ば好いとうよ」
煌「……私も同じです」
煌「同じように姫子さんのことが好きです」
煌「いつからだったかもう分かりませんけど」
姫子「……」
煌「……はぁ……」
姫子「え……花田?」
煌「ゴミ捨ててきますね」サッ
姫子「あ、うん」
姫子(私なんでこげんこと聞いたんやろ)
姫子(花田は忘れてくださいって言いよったんに……)
姫子(私忘れたくなかって思っとる)
姫子(最初キスされた時はノーカンなんて言った癖に)
姫子(今なら花田がノーカンなんて嫌って言った気持ちが分かる)
姫子「花田……」
姫子「私、自分の気持ちが分からん……」
煌「ただ今戻りました」
姫子「帰ろっか」
煌「はい」
煌(どういうところが好きかだなんて、どうして今更……)
姫子「花田」
姫子「私、花田に好きやって言われて本当に嬉しか思っとる」
煌「……」
姫子「こげんこと花田に言うことやなかって分かっとうばってん」
姫子「私やっぱ花田んことも好きやけん」
姫子「なかったことにはもう出来んよ……」
煌「……でも」
姫子「部長んことも花田んことも好きなんて……私は欲張りやね」
煌「……」
姫子「はな……煌」
煌「……」ドキッ
姫子「……こげん私なんて……嫌いになって」
支援よ
姫子「私、ずるか女やけん」
姫子「私が諦めることができん」
姫子「やけん……お願い、煌……」
姫子「私んこと嫌いになって」
煌「……」
煌「……今更嫌いになんてなれないです」
姫子「……私は部長んことも好きやって思っ」
煌「私は、それでもいい!」
煌「……それでもいいです」
煌「私のことを好きな姫子も、部長の事を好きな姫子も全部姫子だから」
煌「姫子の全部が好きだから」
姫子「……煌」
しえん
煌「明日、部長が帰ってきますね」
姫子「そうやね」
煌「姫子、嬉しそう」
姫子「まぁ、そりゃあね」
煌「ちょっと妬けちゃいます」
姫子「……」
煌「でも、これが最後ってわけじゃないでしょう?」
姫子「決まっとるやろ」
煌「ならいいです」
支援
しえn
姫子「煌……なんかやっぱごめ」
煌「」チュッ
煌「謝るのはなし」
姫子「ん……」
煌「姫子……いいよね?」
姫子「うん……」
煌「ん…ちゅ……ん……」
姫子「ん……んぅ……」
④
仁美「いやーたかが1週間やゆうのに随分久しか感じよる」
哩「仁美、いつまでお前ははしゃぎよる」
美子「そげんこと言う哩ちゃんも姫子ちゃんに会うの嬉しかくせに」
仁美「ほぉ~」
哩「こっち見んな」
美子「部活寄ってくやろ」
哩「お土産もあっし」
仁美「鶴田もいるしな」ニヤニヤ
哩「……こん阿呆は無視やな、美子」
美子「はいはい」
ガラッ
哩「みんなやっとるね」
おかえりなさーい
姫子「部長!」
煌「お帰りなさい、先輩方」
美子「今日は帰ってきたばっかやし、打っていかんけど」
仁美「お土産ば持ってきたと」
わー わー
ありがとうございます
姫子「お帰りなさい、部長」
哩「元気やった?」
姫子「ちょっと寂しかやったとです」
羊先輩可愛い
姫子「部長は?」
哩「姫子と同じ」
哩「楽しかったばってん、姫子がおらんのは寂しかよ」
仁美「ふふふ」ニヤニヤ
哩「仁美、いつまでニヤニヤしとっと……」
美子「哩ちゃん、私達は先帰るけど」
仁美「お二人はごゆっくり」ニヤニヤ
哩「仁美!」
仁美「逃げっぞ、美子」タタタッ
美子「またね」
哩「まったく……あいつは……」
姫子「……」カァー
哩「……私はちょっと打っとくけん、帰りは一緒に帰らん?」
姫子「はいっ」
煌(やっぱりちょっと悔しいですね)
おつかれさまでしたー
姫子「部長、私当番ですけん、ちょっと待っとってくれませんか?」
哩「あ、当番やったか」
哩「私も手伝っちゃる」
姫子「嬉しかですけど……」
煌「今日は私一人でやりますから、二人はどうぞお先に帰ってください」
姫子「え、花田?」
煌(名字呼び……)
哩「一人やったらけっこう大変やろ」
煌「大丈夫ですよ」
姫子「私もちゃんとやっけん」
煌「ですけど……」
哩「私も手伝って3人でやればすぐ終わるやろう」
煌「でも部長は帰ってきて部活にも参加してお疲れでしょうから」
し
新道寺の関係好きだわ
姫子「やったら、元々の当番表通り私と花田でやって、部長は昇降口で待っとってください」
姫子(こうでも言わんと煌ん奴、折れなさそうやし)
哩(仕方なかね)
哩「そうすっかね」
哩「そいぎ、昇降口で待っとうよ」スタスタ
姫子「はい」
煌「……」
煌「気を遣ったのに」フキフキ
姫子「そげんことしなくてよかよ」サッサッ
煌「……ちょっと嫉妬した」ギュッ
姫子「え、ちょ……花田?」
煌「姫子……」
姫子「花田?」
煌「……キスしたい」
姫子「そ、それは……」
煌「だめ?」
姫子「ここで?」
煌「誰もいないですし」
姫子「……い、一回だけなら……」
チュッ
哩「忘れもn……」
姫子「……!」バッ
煌「……」
ダークすばら?
哩「お、お前ら……」
姫子「あ、あの部長……」
哩「……そげん関係やったんね」
姫子(違かとは言えん……)
哩「姫子は、花田んことば好きやったとね」
姫子「……」
煌「部長」
哩「姫子、何か言ったらどうね」
姫子「私は……」
煌「部長、今のは私が勝手に……」
哩「今は姫子に聞いとっと」
姫子「私は……」チラッ
いいぞ
もっと荒れろ
煌「……姫子」
哩「姫子」
姫子「私は……」
姫子「……煌んことも好きです」
煌「!」
哩「……分かった」スタスタ
姫子「ばってん!!部長んことも好き」
哩「……!」ピタッ
哩「わけがわからなかよ……!」
姫子「部長」ギュッ
哩「……」
姫子「私が悪かです!」
姫子「二人の人を同時に好きんなって、選べんで……」
姫子「……軽蔑しますよね」
哩「……」
修学旅行行ってたらこんなことになるとか一生のトラウマもんですわ…
④
これは3Pの流れか
哩「……今更軽蔑なんてなか」
哩「姫子は私ば好きか?」
姫子「好きです」
哩「花田とどっちが好き?」
姫子「……分からんとです」
哩「……花田は姫子が私んことも好きやって知っとんのか?」
煌「知ってます」
哩「……姫子が私んこと好きっていうんは確かなんやろ?」
姫子「はい」
哩「そいなら私ともキスできっか?」
姫子「……煌ん前でですか?」
哩「できん?」
姫子「……」チュッ
煌「……」
NTR全開
哩「……」ギュウ
姫子「……」ドキドキ
哩「姫子、花田とはどこまでした?」
姫子「へ?」
哩「キス以上のこともしとっと?」
姫子「……」カァー
哩「そうか……」
哩「私は……姫子んこと好いとうよ」
哩「今更嫌いになんてなれんほど、姫子ば好いとうよ」
哩「……まさか花田んことも好きやなんて思いもせんかったばってん」
哩「今、姫子ん中で私んことも花田んことも同じくらい好きやったら……」
哩「奪うだけ」
姫子「……」
煌「奪わせません」
姫子「……」
すばっ!
哩「残りの掃除は花田に任せてよかやろ?」
姫子「?」
煌「……今日くらいはいいですよ」
哩「姫子、帰っぞ」グイッ
姫子「え?え?」
煌「……でも、負けません」
哩「鎖の絆、舐めんな」
煌「私はそう簡単に諦める人間じゃないですよ」
④
すばら先輩が退かないとは!?
姫子「……部長?」
哩「なんかあれやな」
姫子「あれ?」
哩「私も花田も子供みたかって」
姫子「いや、私が……」
哩「正直嫉妬しとるよ」ギュッ
姫子「部長?」
哩「花田が姫子んこと呼び捨てしよるんも」
哩「姫子が花田んこと名前で呼びよんのも」
姫子「……名前呼びゆうたら部長も安河内先輩んこと名前で呼びよるやないですか」
哩「そいでも……なんか悔しかよ」
姫子「ぶちょー……」
哩「姫子と花田がキスしよるんもそれ以上んことしよるし」
哩「なぁ姫子?私とも出来っか?」
姫子「……」チュッ
哩「ん……んっ……んちゅ……」
姫子「ぷはっ……」ハァハァ
姫子「ぶちょー……」ハァハァ
哩「こんキスは花田に教わったと?」
姫子「ぶちょー」
哩「姫子は悪い子やね」チュッ
姫子「んっ……んぁ……ん」
哩「ん……ちゅ……」サスサス
しえん
④
姫子「ふッ……ぅ……ん」
哩「ぷはっ……花田にここ触られた?」サスサス
姫子「ん……(太ももが……)」
哩「ここは?」サスサス
姫子「はうっ……」
哩「姫子はもっと強か方がよかよね?」グイッ
姫子「はぁ……ぁ……ぶちょーぶちょー」
哩「ばってん強くしてやらんばい」サスサス
姫子「あ……ぁ……」
哩「可愛か」
姫子「ふぃっ!?」
哩「服の上から触っただけなんに……」
哩「……服の上でこれやったら実際に触ったらどうなるんやろね?」
姫子「ぁ……(耳元はだめ……)」
しえん
哩「姫子……」
哩「可愛か胸やね」
姫子「ぶ、ちょ……恥ずかしか……」
哩「そげん可愛か顔しよるけん、もっと見てみたくなっとよ」
姫子「……ふぁ……あっ……」
姫子「ぶ、ちょ……触って」
哩「触っとるやろ?」
姫子「あ……ん……そ……意味やなくて……」
哩「仕方なか子やね」ペロ
姫子「ふぇ!?」
哩「おいしそうやけんね」ペロペロ
姫子「ん……ああ……ぁ……」
哩「」ペロペロ クリクリ
姫子「りょ、両方とか……ぁ……あぁ……」
哩(可愛か反応もっと見たか)ペロペロ
姫子「ぁ……ふぁ……」
哩(もっと苛めたくなっけん)ペロペロ
姫子「ふ……ふぅ……ぅ……あ……ぶちょー……」
哩「ペロっ」
姫子「ぅくっ……」ゾクゾク
哩「えらい顔になっとるね」
姫子「ぶちょ…んせい……ですよ」
哩「……」ゾクゾク
哩「……」サスサス
姫子(も、もうちょっと上……早く……早く……)
しえしえ
哩「もうこんなに濡れとる」
姫子「や……」
哩「本当に嫌?」
姫子「……」
哩「嫌なら太ももをずっと撫でることにすっけん」サスサス
姫子「……」
哩「……」サスサス
姫子「……っちょー……」
哩「んー?」サスサス
姫子「……触って……ほしか……です」
哩「仕方なかね」クチュッ
姫子「ふッ……!!」
哩「なぁ姫子、ここも花田触ったんやろ?」
姫子「……ぁあッ……」
哩「本当に姫子はどうしようもなか子やね」
哩「ばってん」
哩「好いとうよ」
姫子「ぶちょー……」
哩「好いとっけん、もっと可愛か姫子を見せんね」グチュグチュ
姫子「あッ!!!ああ……っ!」
哩「姫子」チュッ
姫子「ん……んちゅ……んぅ……んふ……」
哩「んちゅ……れろ……」グチュグチュ
姫子「……んんんっ!……んんんぅっ!!!」ビビクン
④
哩「……ぷはっ」
姫子「んんぁ……」
哩「姫子、涎垂れとる」ペロッ
姫子「んっ」ピクッ
哩「こげんことで感じっと?」
姫子「……」カァー
哩「……可愛か……姫子は誰にも渡したくなか」ギュッ
姫子「……ぶちょ……」
哩「姫子……」
哩「もうすぐインターハイやね」
煌「そうですね」
哩「あれから随分と経ったばってん」
煌「ですね」
哩「順番制もなんか面倒臭かやし」
煌「はい?」
哩「3人でやればよかやん」
煌「はぁぁ!?」
哩「こうやって姫子のおらんとこで花田と姫子んこと話すうちに競争すんのが阿呆らしく感じるようになったと」
煌「ま、まぁわからなくはないですけど」
哩「姫子への気持ちとはまた別のもんやけど、私は花田んこと好いとうよ」
煌「私も好きです」
煌「姫子への気持ちとは違いますけど」
哩「ならもうよかやん」
煌「争ってる内は姫子も辛いですしね」
姫子「何話しとんのですか?」
哩「……姫子は私んこと好いとる?」
姫子「はい」
煌「私のことは?」
姫子「もちろん」
哩「二人とも同じくらい好きなんか?」
姫子「……はい」
煌「すばら」
姫子「すばら?」
哩「こいからは3人で寝っか」
姫子「え?」
煌「可愛い可愛い姫子を部長とも共有しようって思いまして」
姫子「え?え?え?」
哩「どっちが好いとるとかもうよかよ」
姫子「は、話についていけんのですけど……」
煌「3人で仲良くやっていきましょうってことですよ」
姫子「……」
哩「嫌なんか?」
姫子「……嫌なわけやなかですけど……」
煌「けど?」
姫子「私ん体が持つやろかって……」
哩「そいは保証できんね」
煌「ですね」
こうして3人は幸せに暮らしました
めでたしめでたし
はなまいひめ
色々ミスったすまん
やっぱ方言分らんかった
支援ありがとうございました
おつ
3P編はよ
すばらっ!!
乙
乙乙
よかった
すばら! おお……すばら!!
乙乙
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