今日…あの場所へいってみた…あの人が居た場所へ…

そう…私が小学校1年生のときだった

近所の広場にグミ屋が出来たと聞いて学校が終わって急いで近所の広場に向かった
そこは噴水がある簡素な広場だった

私「おじさ～んグミちょうだ～い！！」

Mr.スイーツ「やあ、お嬢ちゃん今日も元気だね」

おじさんはいつも両手にオルゴールを持っていた
私がいつも来る度にオルゴールを回して聞かせてくれた
屋台にはいろいろな色のグミが並んでいた

私「今日はね～黄色！」

Mr.スイーツ「はっはっは、黄色だね」

私「うん！今日のラッキーカラーは黄色だったの！」

Mr.スイーツ「はい、どうぞ黄色だよ」

おじさんのグミは甘くてとっても美味しかった

おじさんのオルゴールを聞いていると太陽
が沈まなかった
でもいずれ夜は来る私はおじさんと別れるのは嫌だった
でもあのおじさんの顔とオルゴールが見れると思ったら楽しくて仕方なかった

私「おじさん！今日は青！」

Mr.スイーツ「はいはい、青ね」

こういう日々が毎日続いた
今日も…明日も…明後日も…
でも、いつしか私は行かなくなった