小鳥「みきいおは好きですか?」 (33)
小鳥「プロデューサーさん方、あけましておめでとうございます」
小鳥「ところで皆さん、みきいおは好きですか?」
小鳥「私は……大好きです」
小鳥「やよいおりも好きだけど、やっぱりみきいおは、私がアイマスで初めてハマったカップリングなんです」
小鳥「だから、今年はみきいおを流行らせようってことで、このSSを書くことにしました」
小鳥「はやれ、みきいお、はやれ……」
小鳥「作者の言葉を、音無小鳥が、代弁させていただきました」
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1390746400
良い。非常に良い。
小鳥「……ふぅ、これで半分くらい、お仕事の整理は終わったかしら……」
P「やれやれ……疲れたっと」
小鳥「あ、プロデューサーさん、お疲れ様です」
P「おう、あー、だりぃなぁ、なんか眠いし」
小鳥「もう……そんなことばっかり言ってるから、凄腕だけど皆から信頼されないんですよ?」
P「いいんだよ、実際俺のおかげで、最近星井美希って言う奴は実力ついてきてるしな」
小鳥「実力ついても、お仕事無かったら意味ないんじゃ……?」
P「そこはメガネちゃんのやるところさ」
小鳥「でも、美希ちゃんは来てないですよね?」
P「……今日は、レッスンに来てねぇなぁ。伊織と、美希の二人でレッスンの予定だったが……」
ガチャッ
伊織「プロデューサー! どういうことよ! 美希の家に電話しなさい!!」
P「ちょ、おま、プロデューサーはお前らの手足じゃねぇんだぞ!? 自分で電話しなさい!」
小鳥(この人、なんでこんなにガキなのかしら)
伊織「……もー!! 仕方ないわね……美希が出なかったら、やっつけてやるんだから」
ポパピプペ
伊織「…………」
美希『もしもし?』
伊織「何普通に家にいるのよ!?」
美希『え? 何か問題あるの?』
伊織「大ありよ……」
美希『どんな?』
伊織「今日、私と美希、プロデューサーのレッスン受ける予定よ? それは?」
美希『知ってるよ』
伊織「…………はぁ?」
美希『でも、ミキはレッスンしなくても……』
プチッ
小鳥「あれ? もういいの?」
伊織「……プロデューサー、私美希の家に行ってくるわ」
P「おう、行って来い。地図やるよ」
伊織「……ありがとね」
伊織「美希のやつぅ……ぜぇったいに許さないわよ…………」
小鳥「行ってらっしゃい、伊織ちゃん」
伊織「行ってきます!!」
―美希の家―
伊織「……美希?」
美希「zzz」
伊織「起きなさい!」
美希「あいたっ! なんでミキの胸叩くの!?」
伊織「ふんっ、アンタがレッスン来ないのが悪いんでしょ?」
美希「……でこちゃん、もしかして……」
伊織「………………何?」
美希「自分に胸がないからって、ミキに嫉妬してるの?」
伊織「論点はそこじゃないの!!」
美希「じゃあ、何なの?」
伊織「さっきも言ったでしょ? 電話での内容よ……」
美希「別に、ミキはレッスンしなくても、もう十分お仕事あるし、いいの」
伊織「…………ねぇ」
美希「ん?」
伊織「それ、本気で言ってるの?」
美希「うん、そう、だけど……あれ? でこちゃん?」
伊織「いい加減にしなさいよ!! アンタ、自分がちょっと実力ついて売れ始めたからって、調子乗ってるんじゃないの!?」
美希「でこちゃんよりかは、確かに売れてるよね~、もしかして、嫉妬なの?」
伊織「もう!! 何よアンタ!! 私の話を真面目に聞く気はないわけ!?」
美希「でこちゃん、そんなに怒らないで? ミキ、笑ってるでこちゃんの方が好きだよ?」
伊織「……うっさい! もういい!!」
美希「え? でこちゃん?」
伊織「お邪魔しました!!」
―事務所―
P「……んで、帰ってきたと」
伊織「もう知らないわよ、あんな奴……」
小鳥「美希ちゃん、確かにちょっとずつ、お仕事が増えてるけど」
P「……はぁ、まったく仕方ねぇなぁ……15歳っつーのは、喧嘩してなんぼな時期だからねぇ……俺、もう帰るわ」
伊織「え、えぇ!? ちょっと!!」
P「じゃあな」
バタン
小鳥「……行っちゃったわね」
伊織「……なんか、ばかばかしくなってきたわ。私も帰る」
―翌日、伊織の家―
伊織「はぁ……昨日はあんまりよくない日だったわねぇ……」
新堂「お嬢様、本日は8時より、稽古がございます」
伊織「今から行く準備をするわ……って、あれ?」
新堂「……どうか、なさいましたか?」
伊織「……体が重くて、動かない……わね」
新堂「……少々、お待ちを……これで熱を測ってくださいませ」
伊織「…………えっ、嘘? 37度7分?」
新堂「……本日はお休みするよう、事務所にお伝えしておきます」
伊織「……そう、ね、そうするしかないかしら……」
伊織(昨日と言い今日といい、なんなのよ……)
よろしいのではないでしょうか?
―事務所―
小鳥「はい、もしもし……え、伊織ちゃんが? ……わかりました。お大事にしてください」
美希「……でこちゃん、どうしたの?」
小鳥「……熱でお休みですってよ」
美希「……今日は逆にミキだけなの……プロデューサーも来ないし……」
小鳥「プロデューサーさんは、別のアイドルのライブを見に行ってるわ。そこで勉強をしてくるんですって」
美希「ふーん……ねぇねぇ、そのお菓子は何?」
小鳥「あ、これ? さっき知り合いからもらったのよ。これ、気になるの?」
美希「……ひと箱もらいたいな」
小鳥「いいわよ。はい、どうぞ」
美希「えへへ、じゃあ、行ってきますなの」
小鳥「え? どこに?」
美希「でこちゃんちー。地図はもらったよー」
小鳥「……え?」
―伊織の家の前―
美希「うわぁ、大きいなぁ……」
美希(多分、これを押せばいいんだよね……)
ピンポーン
美希(割と普通な音なの。ちょっとがっかりって感じ)
新堂「お嬢様、星井という方が、来客でいらっしゃっています。どうしますか?」
伊織「え? 美希が……?」
ピンポーン
伊織「しばらく無視ね。そいつとは今話したくないわ」
新堂「お伝えしましょうか?」
伊織「いや伝えちゃダメでしょ!」
ピンポーン
新堂「…………」
伊織「……我慢よ、我慢するの、私……けほっ、けほっ」
ピピピピピンポーン
新堂「連打しておられますね」
伊織「我慢よ……」
美希『でーこーちゃん!!』
新堂「およびになっていますが?」
伊織「まだ無視よ、あと、でこちゃんって言っただけで私ってわかるの、ちょっと悲しいわ」
美希『でこちゃーん! でこちゃーん! でっこっちゃーん!!』
伊織「……そろそろ帰りなさいよ」
美希『でこちゃんのおっぱいは77センチー!! ミキは86センチー!!』
伊織「あいつ、なんちゅうことを……すぐに入れたげて!!」
新堂「か、かしこまりました!」
美希「はぁ、やっと入れてくれたの。ミキ、叫ぶの疲れちゃったよ」
伊織「私もいろんな意味で疲れたわよ……まさか胸のサイズの話されると思ってなかったわ」
新堂「では、私はこれで失礼いたします」
伊織「ん、ありがとね、新堂」
パタンッ
伊織「……さてと、んで? 何の用?」
美希「お見舞いなの」
伊織「……どうして?」
美希「レッスンがプロデューサーいなくてできなくなっちゃったから」
伊織「自主練すればいいじゃない」
美希「でこちゃんいなかったら、やりたくないもん」
伊織「……美希」
美希「とーにーかーくー、ミキ、今日はでこちゃんに全部あげるの!」
伊織「何よそれ……なにもいらな、げほっ、ごほっ」
美希「はっ! でこちゃん、大丈夫?」
伊織「ちょ、背中さするとか、いいから……げほっ、ごほっ」
美希「…………これ、飲んで」
伊織「……水?」
美希「ポカリ。風邪の時はこれなの」
伊織「…………ん、ありがと……あれ?」
美希「どうしたの?」
伊織「力はいらなくて、開かない……」
美希「でこちゃん可愛いの~、すりすり」
伊織「ちょ、やめなさい! 本気で恥ずかしい! いいから早く開けてよ!」
美希「はい、どうぞ」
伊織「んくっ、んくっ……ごくん」
美希「どう? おいしい?」
伊織「まあまあ、ね……けほっ、こほっ」
美希「……でこちゃんの風邪って、ミキのせい?」
伊織「は?」
美希「ミキがレッスンに行かなかったから、でこちゃんが風邪引いちゃったのかなって……」
伊織「……そ、そうよ、バカ」
美希「……………………うぅ」
伊織「へ? ちょっと、泣くことないじゃない」
美希「だってぇ……ミキが、でこちゃん、の、具合、悪くさせちゃった、から……ぐすっ、えぐっ」
伊織「はぁ、何で病人が元気な人を励まさなきゃいけないのよ……よしよし」
美希「ぐすん……ふぇ」
伊織「……落ち着いた?」
美希「でこちゃん、あったかいね」
伊織「まあ、熱でてるしね」
美希「ううん、違うよ。あったかいの……ぎゅー」
伊織「むぎゅっ、ちょ、逆に抱かれるとアンタの胸が苦し……」
美希「でこちゃん早く元気になーれ!」
伊織「ちょ……まじで…………やめ…………」
美希「ミキがおまじないしてあげるの! 病気よ病気よ、プロデューサーにとんでいけー!」
伊織「」
美希「……あれ、でこちゃん?」
伊織「ぷはぁ、割と本気で死ぬところだったわ、風邪とか関係なしに」
美希「……ごめんね」
伊織「本当よ。……でも、アンタが実力あることは、私認めてるんだからね」
美希「……え?」
伊織「実力あるってことは、レッスンしたらもっと力が付くんでしょ? それってすごいことじゃない……私は、まだ全然足りないから、頑張ってるけど」
美希「そうなの? ……そっか、そういうことになるのかな?」
伊織「だから、イライラするのよ。レッスンしたら、アンタは誰よりも輝けるんだから」
美希「…………誰よりも、輝ける?」
伊織「私の知ってる中では、ね?」
美希「でこちゃん……」
伊織「ま、また……でも、今回はゆるいわね、ちょうどいいわ。どうしたの?」
美希「ごめんね、ミキ、でこちゃんに胸が小っちゃいって、ひどいことばっかり言って。千早さんに怒られちゃうね」
伊織「そこじゃないでしょ……本当一回千早に怒られればいいのに」
美希「でもでも、ミキはでこちゃんのこと、大好きだから。でこちゃんにちょっと意地悪したくなるときとか、あるんだよ?」
伊織「その理屈はよくわからないけど、そうなのね?」
美希「うん、そうなの」
伊織「……反省した?」
美希「したの。もうサボるのはやめるね」
伊織「当たり前のことだからね。ごほっ、けふっ」
美希「えへへ」
伊織「……ねぇ」
美希「ん?」
伊織「何で私のベッドに入って来てるの?」
美希「ダメ?」
伊織「あと、そろそろ離しなさいよ……」
美希「はい、離したよ」
伊織「ベッドから降りる」
美希「それはヤ」
伊織「このわがまま!」
美希「だって一人じゃこれ、おっきいでしょ? そんなことよりミキ、仲直りの印にでこちゃんとしたいことがあるの」
伊織「……まさか、アンタ、その手に持ってる赤い箱は……」
美希「ポッキー! 小鳥からの頂き物なのー!」
伊織「………………」
伊織「あぁ、具合悪くなってきたわ……ね、寝る、私もう寝る」
美希「え!? じゃあ、一緒に寝よ?」
伊織「そっちの方が嫌ね……わかった、わかったわよ」
美希「あはっ、一回やってみたかったんだよね」
伊織「念のために聞いておくわね。ポッキーを?」
美希「? シェアだよ?」
伊織(シェア……そうやってごまかすのね……なるほど…………)
美希「ミキ、チョコいっぱい食べたいなぁ」
伊織「じゃあ、私先っぽチョコなしでいいわよ」
美希「そう? やったの!」
伊織(……まさかとは思うけど……)
美希「はい、じゃあでこちゃん、そっち咥えて?」
伊織「……でちょ!?」
美希「はむっ。ほあ、はあくぅ」
伊織(………………準備速すぎよ。私は、まだ心の準備が……)
美希「? でこしゃん?」
伊織「……どうしてこれをやろうと思ったのよ……」
美希「小鳥言ってたの。なかなおいは、その人とのふえあいが大事だって」
伊織(ふれあいって……唇の?)
伊織「小鳥は死刑ね……」
美希「じゃあ、咥えて?」
伊織「……わかったよ。はむっ」
美希「でこちゃん? どうしたの?」
伊織「ん? え、ああ、何でもないわよ?」
伊織(……なんて妄想してんのよバカ!! 私の脳みそバカ!!)
美希「でこちゃん、どうして自分の頭ポカポカ叩いてるの?」
伊織「はぇ!? な、なんでもにゃい!!」
美希「でこちゃんって、タマにすっごく変だよねぇ……ポキッと……はい」
伊織「あ、シェアって……半分こね?」
美希「? そうだよ? それ以外に何か……」
伊織「いや、ないわ。正解よ」
美希「えへへ、だよねー」
伊織「……ありがとね、美希」
美希「ううん、でこちゃんこそ、ミキを怒ってくれて、ありがとうなの」
伊織「……これで、仲直りね」
美希「……うん、そうだね」
伊織「……って、アンタ指チョコまみれじゃない!! やだ、ベッドに触んないで!!」
美希「でこちゃんうるさいの」
伊織「当然でしょうがぁ!!」
―翌日、事務所―
伊織「おはようございマース」
小鳥「あら、伊織ちゃん、おはよう。もう大丈夫なのね」
伊織「ええ、元気モリモリ、スーパーアイドル伊織ちゃんの復活よ!」
美希「ミキも一緒だよ!」
小鳥「あら、二人とも、おとといと違っていい雰囲気ね。うふふ」
伊織「あれ? そういえばプロデューサーは?」
小鳥「……なんだか、風邪を引いちゃったらしくて……」
美希「……でこちゃん」
伊織「……アンタのおまじない……すごいわね……」
美希「…………ミキ、超能力者かもしれない」
小鳥「ん? 二人とも、どうしたの?」
―END―
終わりです。
風邪、ポッキー、ベタだったけど書いて満足。
みきいお流行れ。
皆みきいお書いてくれ。俺はもう書いたから。
いつでもみきいお募集中だから!!
おまけ
美希「でーこーちゃん♪」
伊織「でこちゃん言うな」
美希「凸ちゃん」
伊織「漢字にしてもダメ!!」
おつおつ
みきいおはもっと評価されるべき
はい、クズゴミ以下ですね。キモいからさっさと死 ね
おつー
2人ともかわいかったよ
みきいお良い、乙乙
おつおつ
みきいおは素晴らしい
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