こいし「みんなで闇鍋をしましょう!」 (21)

こいし「はあぁぁぁ。うぇぇ、外はすっかり寒くなっちゃったわね~」

こいし「地霊殿は年中あったかいから堪えるわ^~」

こいし「それにしても、この季節になると人間たちはお鍋ばかり食べてるわね……」

こいし「あっ!そうよ!お鍋だわ!地底のみんなと、お鍋をしましょう!」

おしまい

……

こいし「みんなー!じっこしょーかい、いっくよー!」

こいし「私、古明地こいし!心を閉ざして早数百年、今日も元気に放浪中よ!」

こいし「みんなに好きな食材もってきてね、って言ったけどちゃんと持ってきてくれたかしら?」

こいし「じゃあ次、お姉ちゃん!」

ノロウイルス伝染確定

さとり「姉の古明地さとりです。地霊殿の主をしています」

さとり「この子ったらたまに帰ってきてお鍋をしようだなんて……」

さとり「それも闇鍋とは……」

さとり「では、次は私のペットを2匹紹介します」

さとり「まずは貴女よ、お燐」

東方のこんなスレは最近珍しい気がするな

燐「あたいは火焔猫燐!長いから、『お燐』って呼んで!」

燐「死体が大好きだから、死にそうになったらいつでもあたいの所においで~?」

燐「じゃ、次はお空ね」

空「はーい!お空でーっす!えーと、名字は……えへへへへ、忘れちゃった♪(池沼)」

空「とにかく、みんなも私と一緒にニュークリア、フュージョンしていきなさい?」

空「えーと、次は……誰だっけ?」

支援

パルスィ「私よ、この鳥頭」

パルスィ「私は、水橋パルスィ。地底の門番をしているわ」

パルスィ「でも、一体なんで私が呼ばれたの?地霊殿の奴らだけでしていればいいのに……」

パルスィ「どうせ、勇儀を呼びに行ったついでね。そうに違いないわ」

パルスィ「そうなんでしょ?勇儀」

勇儀「はは……それは私に聞かれても知らんさぁ」

勇儀「んんっ、星熊勇儀だ。鬼の四天王をしている……いやー、していた……か?」

勇儀「酒が呑めるっていうから来たけど、相変わらず騒がしい奴らだなぁ」

こいし「これくらいが楽しいんじゃない!」

こいし「さぁみんな、明かりを消して、持ってきたものドンドン入れていくわよ」

カチカチ

グツグツグツ・・・・・・

こいし「みんな、一品ずつ入れたわね?」

さとり「えぇ、でも、本当にするの?お肉や野菜もあるんだし、普通に食べたほうがおいしいんじゃない?」

こいし「そんなんじゃだめよぉ、みんなが無意識にもってきたものを食べる、それがこのお鍋の醍醐味よ。
    ふつうのお鍋がしたいなら、これを楽しんでからにして?」

さとり「そうなの……?でも、あんまり危ない物入れたりしてないでしょうね?」

パルスィ「そうよ勇儀、あんた、オニオンリングとか入れてないでしょうね?猫もいるんだから」

勇儀「入れてねぇよ!オニオンリングどっから出てきたんだよ!」

こいし「あ、そうだわ!せっかく一人一品あるんだから、順番にとっていきましょ?
    もちろん、一度とったものは絶対に残しちゃいけません!」

さとり「えっ?困るわよそんなの……この子だったら何を入れたかわかったもんじゃないのに」

こいし「あー!今お姉ちゃん心読もうとしたでしょ?あん、ダメダメ!そんなのしたら面白くないから、心読むの禁止!」

さとり「うー、禁止……できるかな」

こいし「ズルしようとしたから、順番はお姉ちゃんからね?時計回りでグルーっといって、私が最後。
    ちょうどお鍋も煮えてきたんじゃない?え、じゃーお姉ちゃん!早速いっちゃおう!」

さとり「私が最初なの……?もう……じゃあ、とるわよ?」

さとり「な、なんか固い感触が……こっちは柔らかいし……」

こいし「選り好みしない!さっととるのよ?」

さとり「うぅ……えいっ!」ポチャ

さとり「じゃあ……いただきます」

さとり「んっ、んっ、んっ、ん!なに……これ……甘っ!えっ、お饅頭?」

こいし「あー!それ私が入れたお饅頭だ!お姉ちゃん早速あたり引いたねー!」

さとり「んむぅー……醤油味の汁に絡まる、餡子の甘味……無理よ、こんなの食べられないわ!」

こいし「えぇー!?残すなんてダメよ、食べきらなきゃ許さないからね?」

さとり「うぅー……はぁ、あむっ……んっ、んっ、んっ……んはぁ、はぁ……食べきったわよ。これでいいでしょ?」

こいし「はい!お疲れ様。次は……お燐の番ね」

燐「ほーい!チョコと玉ねぎ以外なら何でも食べるよー!っと、じゃあこれ!」ポチャ

燐「うにゃ?これは……何?わっ、これミカンだ!わーい、こたつにミカーン!」ムキッ

ムキッ  ムキッ ムキッ

さとり「私が入れた奴ね……あれ?でも猫ってミカン嫌いじゃなかったっけ」

燐「えー?そうですかぁ?っはぁ、あたいは大好きですよ?やっぱり冬は猫はこたつに入ってミカンでしょ!」

燐「んっ、んっ……うぅ、ちょっと出汁の味がしみ込んでるけど」

こいし「まったくお姉ちゃんったら~お燐が喜んでるじゃなーい」

さとり「え?なによりでしょう?おいしいほうがいいじゃない」

こいし「それじゃ面白くないのっ!次、お空ね!」

空「わーい!ずっとセリフがなくて退屈だったよー!さぁて、ど・れ・に・し・よ・う・か・なぁーっと」

空「んーん、これだっ!」ポチャ

空「んえっ?なにこれ~?」

こいし「どしたのー?お空」

空「んんんんー?これは……瓶?なんかの瓶がとれたよ」

勇儀「あっ、それは私が入れた酒だなぁ。チッ、あーそれ私が呑みたかったのになぁ~」

パルスィ「いや、あんた酒好きなのは分かるけど、一升丸々って……」

パルスィ「しかもこれじゃあ鍋関係ないし」

勇儀「えぇ?熱燗みたいでいいだろ?それとも瓶から出して入れるべきだったか?」

パルスィ「はぁ……あーもうどうでもいいや」

空「んえぇ、えーとー、じゃあ、いただこうかなー……んっ、んっ」

燐「おっ、お空!そういえばあんたお酒弱いんじゃなかったっけ?」

空「んひぇひぇひぇひぇひぇひぇひぇ、おり~ん」

燐「んにゃ!ちょっと、あんたやっぱ酔っぱらってんじゃん!」

空「えぇ~?そんなこっとないよぉ~うわぁ~お燐のお腹気持ちいい~」

燐「どっ、どこに顔埋めてんの!離れなさい!さとり様も助けてくださいよぉ~!」

さとり「んはっ、ははは」

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