キョン「長門、こいつを読んでみてくれ」長門「……官能小説?」 (4)

キョン「ジャンルがそれなのはたまたまだ、偶然ってやつだ」

長門「……そう」

キョン「心を込めてとか無茶を言うつもりはない。今は無性に長門の声が聞きたい気分なんだ」

長門「……わかった」

キョン「ただ、願わくば、37ページの3行目、ユキは必死に声を押し殺して、からが望ましい」

長門「…………」

キョン「そう、そんな感じで冷めた目で睨みつけるユキさんが、心の中ではしっかり」

長門「……もう読んでいいの?」

キョン「それでこそ長門だっ!」

国木田の雄々しくそそり立ったそれの
裏筋を丹念に舐め上げ

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