モバP「料理を教えて欲しい?」 (25)
仁奈「そうじゃねーですよ!『料理を教えてくれる人を教えてくだせー』ですよ!」
モバP(以下P)「料理を教えてくれる人?あー、料理教室の講師とか?……そうか、つまり今度料理教室の講師をスカウトして来いって事d「そんな訳無いでしょうが」む?」
ちひろ「仁奈ちゃんは、自分で料理を作りたいから誰かに教えて欲しいのよね?」
仁奈「そーでごぜーますよ!ちひろおねーさんは話がはやくて助かりやがりますね!」
P「そういうことだったのか。で、なんでまた急に料理なんて?家庭科は5年生からだろ?」
仁奈「ふっふっふ、聞きてーですか?」
P「あぁ、聞かせてくれ」
仁奈「実は今度パパがお仕事から帰ってくるんでごぜーます!だからその時に仁奈が料理をふるまいてーんですよ!!」
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かぁいい
ちひろ「良かったわねー仁奈ちゃん。それなら頑張らないとね」
P「となると、誰が良いかな……。クールの木場さんかキュートの響子ちゃん、うちなら葵とか、か?」
ちひろ「まゆちゃんや川島さんも料理が得意じゃありませんでしたっけ?」
P「でも今挙げたアイドルは皆今日はいないんですよねー」
仁奈「……誰も仁奈に教えてくれねーんですか?」
P「いや、1人いるな」
ちひろ「え、今日いる子で料理が得意そうな子っていたかしら?ま、まさかありs「俺だ」ぷ、プロデューサーさんですか?」
P「イエス、アイアム。ちなみに仁奈、包丁を使った事はあるかい?」
仁奈「ママが危ないからダメって言うんで使ったことはねーです」
P「なるほど、でも問題ない。俺が教えるのは包丁を使わないレシピだからな!」
ちひろ「まさかお湯を注ぐだけ~なんてオチじゃないですよね?」
P「メインにはその手は使いませんよ。じゃあ仁奈、買い物に行こうか」
仁奈「了解でごぜーます!」
P「と言う訳で、30分ほど席を外します」
ちひろ「い、今からやるんですか?」
P「善は急げと言いますから。じゃあ出発!」
仁奈「おー!」
30分後
P「さて、今日仁奈に作ってもらう料理は“ピラフ”だ!」
仁奈「おー、仁奈も大好きでやがりますよ!」
P「しかも包丁も火も使わない、“炊飯器ピラフ”だ!!」
仁奈「すいはんきって、ご飯のやつでごぜーますよね?どうやりやがるんですか?」
P「それをこれから教えるんだよ。じゃあ先ずは米を研ごう」
仁奈「トグ?それはなんでやがりますか?」
P「お米に付いたぬかとかゴミを取ることだな。最近は無洗米なんて物もあるが、今回は使わない」
仁奈「お米をキレイにしやがるんですね?」
P「そういうことだ。米を研ぐことでおいしいご飯が炊けるしな」
仁奈「では教えてくだせー!」
P「今回は4合分炊くから、この180mlのカップにすり切り4杯の米を使う。合って言うのはお米に使う単位のことだ。身長ならcm、体重ならkgみたいにな」
仁奈「んしょ、んしょ……」
P「いいぞ、その調子だ。米をボウルに移したら、研ぎ始めるんだが、ただ研げばいいってもんじゃない」
仁奈「そうなんですか?」
P「最初に米に水を加えるんだが、ゆっくりしてるとヌカ臭さも米が吸うからな、2~3回底の方から混ぜたらすぐにザルに移す」
仁奈「でもママがザルを使ってる所を見たことねーですよ?」
P「水だけ捨てるのって慣れるまでは難しいんだ。だから今回はザルを使う」
P「で、ザルに移したらまたボウルに移して野球とかのボールを握るような手つきで20回位掻きまわすようにする。この時、力を入れすぎたり水を入れたまま研いじゃあダメだ」
仁奈「了解でごぜーます!」
P「で、掻きまわしたらボウルに水を入れて白く濁ったとぎ汁を捨てる。捨てる時に一回底から混ぜてから捨てるのがポイントだな」
P「で、研いで水を入れて捨てる、これを合計3回位やれば米とぎは終了だ。わかったか?」
仁奈「む、むつかしそーですよ……」
P「安心しろ、俺がついてるから」
仁奈「では始めるでごぜーますよ!」
5分後
仁奈「ど、どーですかP?」
P「初めてにしては上出来だ!上手いぞ仁奈!!」
仁奈「えへへ。それは良かったでごぜーますよ」
P「でも、肝心なのはこれからだからな?」
仁奈「そ、そーでごぜーましたね」
P「元々ピラフって言うのは研いだ米を具材と一緒に炒めてから炊くものなんだが、今回は炊飯器に直接具材を入れる。で、使うのがこれだ」
仁奈「ミックスベジタブルとエビでごぜーますね」
P「どっちもスーパーの冷凍食品コーナーに売ってるから手に入れるのは簡単だな。これをはかりで50gずつ量っておく」
仁奈「ぴったりじゃないとダメでやがりますか?」
P「少しズレても平気だよ。で、さっき研いだ米を炊飯器の内釜に入れるだろ?」
仁奈「んしょ、は、入りましたよ、P」
P「で、水を内側に書いてある4合の部分まで入れるんだけど、少しだけ少なくいれるんだ」
仁奈「なんででごぜーますか?」
P「ミックスベジタブルとむきエビの水分があるからな。で、水を入れたら量った具材を入れる」
仁奈「えい」
P「で、こいつを入れる」
仁奈「キャラメルでごぜーますか?」
P「コンソメだよ。顆粒、つまり粉の状態のものもあるんだけど、今回はこうしたブロック状の物を使う。量は米1合につき1個。つまり今回は4個だな」
仁奈「これ、かてーですけど、だいじょーぶなんでやがりますか?」
P「おう、平気だ。コンソメを入れたら蓋をしてスイッチを入れてスタートだ」
仁奈「これで後は出来あがるのを待つだけでごぜーますね?」
P「いや、炊飯器が仕事をしている間に洗い物を済ませる。料理ってのは後片付けまでキッチリこなすものなんだよ」
仁奈「じゃあさっそく始めますですよ!」
50分後
仁奈「良い匂いがしてきやがりましたね、P!」
P「あぁ、完成は近いぞ」
ピーッ
仁奈「出来やがりましたよ!!」
P「落ち着け仁奈。仕上げが残ってるから」
仁奈「それはなんでごぜーますか?」
P「今蓋を開けると、蓋に水がたっぷり付いてる。これを綺麗な布でふき取る。そうすると余計な水分がご飯に付かないからな」
仁奈「だからPは布を用意したんでごぜーますね?」
P「あぁ、で、水分を拭き取ったらしゃもじでご飯を掻きまぜる。今の状態だと具材が全部上に行っちゃってるからな」
仁奈「おもしれー形でごぜーますね」
P「子どものころよくしゃもじをマイク代わりにして歌ったもんだよ。じゃあ開けるぞ?」
パカッ
仁奈「おー、ほんとにエビが上に来てやがりますよ!」
P「こぼさない様にゆっくりまぜるんだぞ?」
仁奈「りょ、了解で、ごぜーますよ……」
P「はっはっは、米の時より重いだろ。かきまぜたら最後にこれを入れる」
仁奈「またコンソメでごぜーますか?」
P「いや、これはバターだ。この切れてるバターを1つ入れてもう1回蓋をする」
仁奈「これでおしまいですか?」
P「バターが溶けたらもう1回掻きまぜて、皿によそって最後に乾燥パセリを少しまぶしたら完成だ」
仁奈「出来やがりましたよ!!」
P「良く頑張ったな、仁奈。じゃあ食べてみて味が濃いとか薄いとかを確認して次に活かそう」
??「その役目、私たちに任せて貰おうか!!」
仁奈「だ、誰でやがりますか!!」
??「誰でやがりますかと聞かれたら、答えてあげるが世の情k「いや、未央じゃないか」もー、プロデューサーノリ悪いよ?」
P「で、何の用だよ。予想はつくが」
未央「ちひろさんに聞いたんだよ、仁奈ちゃんがお父さんの為に料理をプロデューサーから習ってるってね!」
渚「で、私たちにも何か手伝えることが無いかと思ってね?」
柚「せめて味見役を買って出ようって話になったんだよ♪」
P「……正直に言ってみな?」
未央「こんな良い匂いさせておいて、私たちだけ食べられないなんて不公平だー!」
茜「私もごはん食べたいです!!」
真尋「おなか空いたー!」
腹減ってきた
ワーワーギャーギャー
仁奈「ど、どうしたらいいんですかP!ピラフは沢山ねーですよ!?」
P「なぁに、こんなこともあろうかと既に別の炊飯器と文化鍋で同じものを作っておいてあるのさ!!」
光「さすがPだ!!」
美嘉「事務所の給湯室がキッチンになってることには誰も突っ込まないの?」
莉嘉「細かい事気にしちゃダメだよお姉ちゃん☆」
P「よし、じゃあ皿とか必要な物を会議室に運べ!今から試食会だ!」
アイドル’s「「「おー!」」」
会議室
P「配膳は済んだかー?」
未央「オッケーだよー!」
P「じゃあ仁奈、号令を頼む」
仁奈「では皆さん、手を出してくだせー!」
仁奈「いただきます!」
アイドル’s「「「いただきまーす!!」」」
茜「おかわり!!」
P「はえーよ!?」
菜帆「こっちもお願いします~」
P「だから早いって!!つーか自分でよそれよ!!」
薫「仁奈ちゃんおいしいねー」
仁奈「うめーですよ!これならパパも喜ぶことまちげーねーですよ!!」
美嘉「良かったねー仁奈ちゃん★」
ワイワイ ガヤガヤ
この後、Pはキュート・クールの腹ペコ系アイドルに「何故自分にも試食させなかった」と改めてピラフを作らされ、仁奈ちゃんは無事パパに特製ピラフを御馳走できました。
おしまい
今回のピラフの手順
1、米を研ぐ
2、釜にセットする時少し少なめに水を入れる
3、米の合数に合わせたコンソメとお好きな具材を入れて炊く
4、炊けたらバターを入れて蒸らす
完成
ニナチャーンの口調難しい。
昨日ピラフを作ってて「これ包丁使わないから子どもでも作れるなー」と思ったので書いた。
それでは失礼します。
Pa全員いるの?
一応試食会にいるのは名前が挙がったキャラ+数名のつもりです。
乙乙
腹減ってきた
また違う料理で書いてほしい
乙
炊飯器でケーキも頼む
乙
乙
おつ
おっつおっつばっちし☆
炊飯器だけで朝食作ってた時期があったな。
ゆでたまごに鮭、温野菜がおかずだったよ。
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