まさかのモノノケ！！

支援！！

言い忘れてたけど後は頼んだ

言い忘れてたけど後は頼んだ

必死過ぎるだろ…

ほ

も

ワロタ

黒子(クスリ売り？！まさか、麻薬の密売人ですの？これは危険人物に違いありませんわ！！)

黒子(そういえば、近頃一部のスキルアウトを中心に幻想御手とかいう能力アップアイテムが流行っているという報告がありかましたが)

黒子(もしやこの方は、それと何か関わりがあるのでは？)

黒子「……わかりましたわ。ではクスリ売りさん、貴方は今からジャッジメントのしふ

誤爆orz


黒子(クスリ売り？！まさか、麻薬の密売人ですの？これは危険人物に違いありませんわ！！)

黒子(そういえば、近頃一部のスキルアウトを中心に幻想御手とかいう能力アップアイテムが流行っているという報告がありかましたが)

黒子(もしやこの方は、それと何か関わりがあるのでは？)

黒子「……わかりましたわ。ではクスリ売りさん、今から貴方にはジャッジメント支部へ来て頂きます。そこで場合によってはアンチスキルへ通報させて頂きますが、覚悟はよろしいですわね？」

薬売り「おや…まあ」


薬売りさんの喋り方わかんね＼(^o^)／あとはまかせた

薬売り「……」スッ

黒子「あまり不審な動きをなさらない方がよろしいかと」ヒュン！ビシッ！！

黒子「次に不審な動きをされた場合、この針を貴方の体内へ直接飛ばさせていただきますわ」

黒子(少々強引過ぎる気もいたしますが)

薬売り「……」ジー

黒子(このクスリ売りとか言う殿方、まったく動揺している気配がありませんわ)

黒子(……わたくしが言うのもなんですけど、普通このように理不尽な仕打ちをされたら、もっと怒り出すなりうろたえるなりするものではないですの？)

黒子(何にしても、警戒するに越したことはありませんわね)

黒子「おわかりになりましたら、懐から手を出して、両手を頭の後ろで組んでいただけますかしら？」

薬売り「おや…おや…」スッ

黒子「賢明な判断ですわ」

黒子「そのまま少々じっとしていて下さいまし」

黒子(いくらなんでも危険物を持っているかもしれない人物を支部へ連れて行くわけには参りませんわ)キモノゴソゴソ

黒子(まあ、今日は支部に固法先輩もいらっしゃいますし、仮に爆発物を所持していたとしてもすぐに発見出来るでしょうが)キモノゴソゴソ

黒子(念には念を……ん？)キモノゴソゴソ

黒子「なんですの？これ」キラキラ

薬売り「くすくす」

黒子「……何がおかしいんですの？」

薬売り「失礼。くすぐったくて…つい…」

黒子「は？」

薬売り「お嬢さんの手が…ねぇ….」

黒子「なっ！！」カアァァァ

黒子(わたくしとしたことが、殿方の身体に不用意に触りすぎてしまいましたわ)

黒子(い、いくら身体検査だからって、そんなふしだらな……////」

黒子「って、身体検査なんですから、触るのは当たり前ですの！くすぐったくてももう少し我慢して下さいまし！！」

薬売り「くすくす」

黒子「あー、もう！！ですから！！」

薬売り「おお…怖い…………くすくす」

黒子「ガ マ ン な さ い！！」顔真っ赤

きたのか？

風紀委員支部にて

黒子「……で？これは結局何なんですの？さきほど、懐から取り出そうとしていたものですわよね？」キラキラ

黒子(クスリ売りの身体と背負子の中身を一通り調べたところ、爆発物などの危険物は所持していないとわかりましたが、)

黒子(背負子の中にはよくわからない草花や爬虫類の干物のようなものがわんさか入っていて)

黒子(それらを専門機関に鑑定して頂いている間、このクスリ売りは支部で預かることになりましたが)

初春「あ、それ私も気になってましたー！キラキラしてて綺麗ですよね～。モチーフは蝶々でしょうか？」

固法「細工も凄く凝ってるわよね。もしかして、結構高いものなんじゃない？」

薬売り「ふふ…秘密…ですよ」

黒子(見るからに不審者然とした……いえ、許可証を持っていない外部の人間ですから、完璧不審者ですわね。にも関わらず)

初春「この着物も凄く素敵ですよね～！！どうして女物なのかナゾですが」

固法「帯といい簪といい下駄といい、なんていうか、花魁？みたいな雰囲気よね。薬売りさんの着こなしって」

佐天「でも、それが似合っちゃってるのが薬売りさんの凄いところですよねー！」

薬売り「どうも…くすくす」

キャーキャー

黒子(……どうしてここにいる女性達はこんなにもこの殿方と打ち解けているのでしょうか)

黒子「そろそろ、お話を元に戻してもよろしくて？」

佐天「ああ、ごめんなさい！遊びに来ただけなのにお仕事の邪魔しちゃって。なんていうか、つい」

固法「学園都市で着物とか見るの久しぶりだったから、つい」

初春「白井さんが男性を連れてくるなんて珍しくて、つい」

薬売り「お嬢さん方が可愛らしくて…つい」

黒子「つい、じゃありませんの！！特に後半お二人！！反省してませんわね！？」

ギャーギャーワーワー


黒子「ああ、もういいですわ。話が進みませんの」

黒子「とにかく、これはいったい何なんですの？」キラキラ

黒子(このクスリ売りの所持品。薬物と思われる類のものを除けば)

黒子(飾り刀ーーもともと柄と鞘をくっつけているのか、どうやっても外れませんでしたが、刀には違いありません)

黒子(それと金色の杭のようなもの。初春が言うように蝶々のような形をしてますが、先端が鋭く尖っていますの。これが複数個)

黒子(抵抗されては困りますので、これらを我々でいったん預からせて頂いたのは良いものの、いったい何に使うものなのやら……)

黒子(特にこの杭のようなもの。どんな用途か、まったく検討がつきませんの)

薬売り「なに。ただの天秤…ですよ」

黒子「てんびん？これがですの？」キラキラ

初春「天秤って、重さを計るあの天秤、ですよね？とてもそうは見えませんが」

佐天「なんていうか、変わった形ですねー。どうやって計るんです？すぐに倒れちゃいそうですけど」

薬売り「傾き…です」

固法「かたむき？」

薬売り「傾きが、モノノ怪の位置を…教えてくれるんです」

佐天「……もののけ？」

黒子「……」じーっ

黒子(決まり、ですわね)

黒子(もののけ……おそらく、クスリをキめたときに見える幻覚に違いありませんわ)

黒子(見た目からしてロクな殿方では無いと思っておりましたが)

黒子(……いけませんわ。初春や佐天さん、固法先輩と話す姿を見るうちに、少し絆されたのかも知れません)

黒子(……この薬売りを名乗る殿方に……少し、失望しているなんて)

佐天「あの！！モノノケってあのモノノケですか？！化け猫とか、海坊主とか、のっぺらぼうみたいな！！」

初春「なんですか？それ」

佐天「知らないの、初春？！簡単に言えば超昔の都市伝説だよ！！すごーい！！そのモノノケってどうやって見つけるんですか？」

初春「いや、それは知ってますがそういうことでは無くてですねーー」

黒子「(これ以上妙なことを吹き込まれては困りますの)佐天さん。クスリ売りさんとのお喋りはそろそろ切り上げてーー」

薬売り「いいですよ」スッ

黒子、初春、佐天、固法「あ！！」

天秤「……」シャラン

黒子(机の上に置いてあった天秤が、一斉に立ち上がり、傾き、ましたの)

佐天「わー！！スゴイ！！薬売りさんって能力者だったんですか？」

黒子(念動力か、磁力操作か、詳しくはわかりませんが、このようなことが出来るのは、なんらかの能力者のみ。つまり、能力開発を受けた学園都市の関係者のみですの)

黒子(……ですが)

コンコン！

？？？「邪魔するじゃん」

抜けた

>>19佐天さん二回目のセリフに
「見せて見せてー！」を追加

黒子と佐天さんは加代さんポジション。いまのところは。

黄泉川「アンチスキルの黄泉川じゃん」

鉄装「お、同じくアンチスキルの鉄装です！こ、こちらで預かっているという不審者の身柄を受け取りにきました!」オドオド

黄泉川「不審者は……ああこいつか。わかりやすいじゃん」

鉄装「く、くれぐれも、暴れたり、な、なななさらないよう！！」ビクビク

薬売り「はい…はい…」スッ

鉄装「き、急に動かないでー！！」ビクー！！

黄泉川「落ち着け。鉄装」

黒子「……」

黒子「お待ち下さいまし」

黄泉川「なんだ？」

黒子「その方、能力者ですわ」

黄泉川「……なに？」

鉄装「えぇ？！そうなの？？？ダメよ暴れないで！」

薬売り「はい…はい…」

黒子(……アンチスキルでも把握してない能力者……ですか)

黒子「ええ。念動力か磁力操作か、詳しい能力はわかりませんが、物質の遠隔操作が可能なようですの。くれぐれも、お気をつけて」

黄泉川「……ちっ、そうか。忠告、感謝するじゃん。あと、わかってるとは思うが、このことは」

黒子「ええ。心得ておりますの」

黄泉川「手間が省けて助かるじゃん。行くじゃん、鉄装！」

鉄装「は、はははい！！あの、絶ッッッ対に、暴れたりしないで下さいね！！」ナミダメ

薬売り「はい…はい…」クスクス

バタン

※ここからちょっと捏造入ります


佐天「あーあ。薬売りさん行っちゃったー。もっとお喋りしたかったなー。薬売りさんの能力のこととか」

黒子「……」

固法「……」

初春「……」

佐天「あれ？みなさん怖～い顔してどうしたんですか？眉間に皺が寄っちゃってますよ」

固法「……初春さん」

初春「えぇ、固法先輩。学園都市のデータバンクに薬売りさんらしき人物の情報はありませんでした」

佐天「ん？それがどうかしたの？学園都市の人じゃないんだし、当たり前じゃないの？」

初春「えっと……実は、能力開発を受けた人の情報って、学園都市の決められた場所に、必ずデータが保存されるんです。制限はありますが、私たちジャッジメントはそれを自由に閲覧することができます」

固法「でも、薬売りさんのことは、その制限がさらに緩いアンチスキルの先生方でさえ把握して居なかった。さっき不審者を捕まえたと報告した際に白井さんが顔写真を送っていたにも関わらず、ね」

佐天「？？？」