モバP「サナエさん」(その5) (27)

モバP「サナエさん」
http://elephant.2chblog.jp/archives/52023625.html

モバP「サナエさん」(2)
http://elephant.2chblog.jp/archives/52024467.html

モバP「サナエさん」(3)
http://elephant.2chblog.jp/archives/52025144.html

モバP「サナエさん」(4)
http://elephant.2chblog.jp/archives/52025732.html

の続きです

と言っても話は繋がってません

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1366897491

仁美「こんにちわー」

モバP「おう、来たか」

仁美「見せたいものって何かな?」

モバP「……」

仁美「……なに、それ」

モバP「なんだと思う?」

仁美「長くて、先端が丸くて……」

比奈「……ネオアームストロングサイクロンジェットアームストロング砲のミニチュアッスね、再現率高いッス」

モバP「いつの間に」

仁美「なにそれ」

比奈「知らないんスか?」

モバP「いや、比奈も間違ってるからね?」

比奈「え」

モバP「これはたんぽ槍っていうものでな」

比奈「たんぽ……な、なに言ってるんスか! プロデューサー! こんなの、入るわけ……」

モバP「たんぽ【槍】な。槍の練習に使う、まあ、刀に対する竹刀みたいなもんだと思え」

比奈「」

仁美「えーと、比奈さん、どんまいどんまい。ね?」

比奈「……」

仁美「えーと、そ、それでプロデューサー、そのたんぽ槍をアタシに見せてどうするの?」

モバP「あ、これ。さっきも言ったように槍の練習用なんだ」

仁美「うん」

モバP「使ってみないか?」

仁美「へ? アタシ?」

モバP「朱槍みたいに」

仁美「朱槍……慶次様みたいな!?」

モバP「そうそう、練習用だからそんなに重くないしな」

仁美「こうかな……」

モバP「そうそう、いいな、なかなか」

仁美「うふふふ」

モバP「よし、そこで慶次になり切って」

仁美「うんうん」

モバP「しごくんだ!」

仁美「ん?」

モバP「槍をしごくんだ! こう、ほら、前に後ろにごしごしと、しこしこと」

モバP「持ちにくいか、よし俺が支えてあげよう、こう股に挟んで……」

モバP「さあ! しごくんだ!!」

比奈「あ、もしもし、早苗さんっスか? はい、荒木です」

モバP「電話駄目ぇええええっ!!!」

早苗「」

モバP「早えっ! そしていつの間に?!」

早苗「疾きこと風のごとし、静かなること林のごとし、シメること火のごとし、だよ」

比奈「風林火山ッスね」

仁美「なに、それ」

早苗「え」

比奈「え、あの、ほら、風林火山、武田信玄の……」

仁美「知らない、誰それ?」

モバP「」

早苗「」

比奈「」

 
 
 
 

 ♪〜

 慶次を愛する歴女の 仁美ちゃん

 にわかがばれたぞ 呆れるサナエさん

 みんなが呆れてる だりーなも呆れてる

 ルルルルルル 今日もかぶきもの

 〜♪

 
 
 
 
 

モバP「あ、みんないたのか」

モバP「えーと、仁奈、小春、千佳、鈴帆、薫、早苗さんか」

仁奈「おはようごぜーます」

小春「おはよぉございますぅ〜、ほら、ヒョウくんもご挨拶だよ」

千佳「おはよーー」

鈴帆「おはよーございますっ! 今日も頑張るけんねっ!」

薫「おっはよーう!!」

早苗「おはよー」

鈴帆「で、なんやろか? そのでっかば荷物」

モバP「ああ、これな」

モバP「よいしょ」

仁奈「でっけー箱でごぜーます」

小春「なんだろう……」

薫「あ、なんか書いてあるよ……?」

早苗「どれどれ」

薫「難しい字だね」

鈴帆「……薩摩たい」

仁奈「薩摩?」

千佳「サツマ……サツマ……サツマイモ?」

モバP「ピンポーン! この前さ、雫のロケがあっただろ?」

薫「えっと……ああ、『牛さんと一緒』だよね」

 (『牛さんと一緒』……及川雫が愛牛と一緒に各地の農家を回り、農作業を手伝ったり牛と遊んだりする番組)

モバP「あのロケ先のサツマイモ農家から、二箱送ってきたんだ。雫が一つを実家に送って、こっちはみんなで食べてくれって」

ちひろ「じゃあ、裏庭で焚き火でもしましょうか」

ちひろ「ちょうど、処分する古い書類も溜まってきたことですし」

早苗「いいねえ。焼き芋」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 …………

早苗「うんうん……ううう、美味しい」

薫「ほふっほふっ」

仁奈「ふーふー」

千佳「あちちちだね」

小春「ヒョウ君は生の方がいいよね」

鈴帆「はぐっはぐっ」

モバP「やっぱ焼き芋は焚き火だなぁ」

ちひろ「レンジで蒸かしたんじゃ、こうはいきませんものね」

仁奈「うまうま」

薫「うまうま」

早苗「うまうま」

千佳「うまうま」

ヒョウ君「うまうま」(翻訳済)

小春「うまうま」

鈴帆「うまかうまか」

ちひろ「うめ、うめ」

モバP「おかわりもいいぞ」

 ぼふっ

 ぼふっ

仁奈「」

薫「」

早苗「」

千佳「」

小春「」

鈴帆「」

ちひろ「」

モバP「!?」

モバP「今のは……」

モバP「今の音は一体……」

仁奈「ち、違うでごぜーますよ?」

薫「薫も、違うよ?」

鈴帆(今のは……あかん、アイドルには……薫ちゃん達にはあるまじき音ばい!)

鈴帆(早苗姐さんは……まあ、ええかもしれんと)

千佳「ち、違うよぉ」

小春「あ、あの……」

鈴帆「あかん! この子らに言わせるわけにはいかんとよ! ウチなら、笑って誤魔化せるばい!」

鈴帆「わははははっ!」

モバP「鈴帆?」

鈴帆「すまんばい、つい、うっかり」

鈴帆「芋が旨すぎたけん、仕方なかと」

小春「あ、あの……」

鈴帆「今のは、ウチの屁や! ほんまこつ、すまんかったばい」

モバP「鈴帆」

鈴帆「なんば?」

モバP「本当に今のは、お前の放屁音なんだな」

早苗「P君?」

小春「あの、あの……」

鈴帆「嘘はつかんけん」


モバP「そうか」

モバP「えっと……今のは上田鈴帆、と……」

早苗「なんでメモしてるの」

モバP「忘れたら大変ですからね」

早苗「何を?」

モバP「放屁音ですよ!」

早苗「ごめん、お姉さんにもよくわかるように説明してくれるかな」

モバP「ですから、今の放屁音の音声データにですね、ちゃんと注釈つけておかないと誰のものかわからなくなるでしょう?」

ちひろ「音声……データ?」

モバP「芋を持ってくるときに、念には念を入れて準備しておいたんですよ、レコーダー」

早苗「あー、それで、みんながオナラをしてしまったらそれを録っておこうと」

モバP「そうそう」

早苗「鈴帆ちゃん、サンドバッグのかぶりものってあるかな」

鈴帆「それはなか。ばってん、鏡餅なら、サンドバッグの代わりに使ってもええけん」

早苗「よし、行こうか」

モバP「なんで俺は捕まえられてるのかな?」

ちひろ「大丈夫ですよ、プロデューサー」

モバP「ちひろさん!」

ちひろ「残りのお芋は後から来る皆と一緒に食べますから」

モバP「そっちかよっ!!」

 
 
 
 
 
 ♪〜


お芋を食べさせ録音 準備した

モバPのデータを 破壊だサナエさん

オナラは誰がした オナラは誰がした

ルルルルルル 小春は知っている

 〜♪

 
 
 
 
 
 

 
ヒョウくん(すまぬ、上田殿……拙者の不作法故に貴殿に迷惑をかけるなど……すまぬ……すまぬ)

 
 
 
 
 
 

早苗「安部先輩CDおめでとうございます」

菜々「ありがとう! だけど、先輩はおかしいかなって」

早苗「アイドルとしては先輩ですから」

菜々「あー、そういうことですかぁ……」

モバP「ネタとしては、CDでなくてレコードでも面白いかと思ったんだけどな」

菜々「あははは、さすがにウサミン星でもレコードは古すぎますよぉ」

モバP「ま、さすがにな」

早苗「本当にそうねえ」

菜々「MDならまだしも」

早苗「……えむ……でぃ……?」

モバP「メガドライブ?」

菜々「」

 
 
 
 
 
 ♪〜


CDデビューのお祝い したけれど

相手の返事が イミフだサナエさん

みんなもわからない ななさんじゅうななさい

ルルルルルル ウサミンいい天気

 〜♪

 
 
 
 
 


以上、お粗末様でした

おつ

乙〜



安部先輩、MDはネタとしても中途半端ですよ

毎度笑ってしまう 悔しい

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