【安価】 化物語。鬼畜クラブ 【蹂躙、調教】(86)

時系列は化物語の初期から。

地の文、キャラ崩壊、胸糞、軽くリョナあり、原作ほとんど無視。

苦手な方はUターンでお願いします。

 僕の名前は阿良々木暦。

 どこにでもいる高校生という訳ではないが、ある一点を除けばごく普通の人間だと自分では思ってる。

 普通の、鬼畜な人間だと。

 はっきり言ってしまえば、僕は人でなしと呼ばれる類いの人間だ。実際、他人がどうなろうと知った事じゃない。この世で最も大切なのは自分以外ないのだから、それ以外はどうでもいいのだ。

 一匹の吸血鬼に会って、僕はそれをしみじみ痛感するに至った。

 人なんか助けるものじゃない。僕の為に利用し、そして使うものだ。

 半分、化物になってしまった僕は、後悔と共にそれをつくづく悟った。

「阿良々木君、ちゃんと聞いてるの?」

 そんな事をぼーっと考えていたら、子供をたしなめる様な口調で尋ねられた。

「聞いてるよ。文化祭だろ」

 片手でシャープペンを回しながら僕は適当に返事をする。下校時刻をとうに過ぎているので、教室には僕と羽川翼の二人きりだ。

 巨乳のメガネ娘で真面目っ子。羽川翼を一言で表現するならそれしかない。早い話、僕の性奴隷にしたい候補ナンバーワンだ。こういう女を調教するのが一番楽しいと思う。

 人がいない今、出来る事ならこのまま襲って、無理矢理犯して、泣き叫ぶ中、存分に中出しして絶望を与えてやりたいところだがそこは我慢する。

 なにせ、こいつは頭が良いし、状況判断も的確で、その上、運動神経も悪くない。今、僕が襲いかかっても逃げられる可能性は高い。

 第一、こいつに脅しと口止めが効くかどうか。下手したら警察に通報されて、僕が捕まりかねない。羽川翼に対して、脅すという行為は色々とリスクが大きすぎる。つまり、こいつはそんな、芯の強い頭のいい女だ。

 だからこそ奴隷にして、色々と楽しませてもらいたいんだろうけども。

「そういえばさ、羽川」

「何?」

「僕、忍野のところに用があったんだ。すっかり忘れてた」

「忍野さんのところに?」

「そう。だから悪いけどさ」

「……仕方ないなあ。じゃあまた今度、その分の埋め合わせをしてもらうからね」

「了解」


 そう。先程までに、僕はもう戦場ヶ原ひたぎの事については十分聞いた。これ以上こいつに用はない。

 僕はさっさと立ち上がって、教室を後にした。

「羽川さんと……何の話をしてたの?」

 教室を出るなり後ろから声をかけられた。この声どこかで聞いたような……。そんな事を思いながら振り向くと

「動かないで」

「!?」

 戦場ヶ原ひたぎだった。そしてこいつは僕の口の中めがけてカッターを突き入れてきた。ギリギリのところで寸止めされている。

「ああ、違うわね。動いてもいいけど大変危険よ、が正しいかしら」

 戦場ヶ原は僕の目をしっかりと見据えながら、そんなどうでもいい事を言っていた。アホだな、こいつ。この状況下でのんびり喋るなんて。

「何よ、右側が寂し……うぐっ!!」

 僕の目の前で戦場ヶ原が綺麗な顔を思いきり歪めた。体は少し宙に浮いている。やっぱりこいつ有り得ないほど軽いんだな。まさか腹蹴り一つで体が浮くとは思わなかった。ざまあみろ。

「あ……なた。何を……」

 僕は答えず、空いてる右手でこいつの腕を押さえると、それから腹めがけてもう一度思いっきり蹴飛ばしてやった。今度は腕を掴んでいるから、逃げようがない。

 戦場ヶ原は呼吸が出来なくなったのか、あるいは痛さのせいか、体がくの字に折れ曲がり、床に倒れるようにうずくまった。ただ、これだけではつまらない。

「痛っ!!」

 知るか。髪の毛を掴んで強引に顔を上げさせた。戦場ヶ原は涙目になっていた。それでも、こちらを見る視線は相変わらず鋭い。こうでなくちゃ面白くないよな。

 僕はひたぎの腕を取って強引に上体を反らさせると、もう一度渾身の力を込めて腹を蹴ってやった。僕を脅そうとした罰だ。当然の報いだ。

 ひたぎは口からよだれだか何だかを垂らして、再びその場に倒れるようにうずくまった。体は小刻みに震えている。ついでだから頭も踏んでおいた。床に密着させるように、それなりの力を込めて。楽しくてたまらない。

「さてと。これからどうしようか」

 ぐりぐりと頭を足蹴にする度に、戦場ヶ原、いや、もうひたぎでいいか。ひたぎはその度にくぐもった呻き声を出す。最高の気分だ。

「戦場ヶ原的にはどうされたい?」

「……っ……やめ……」

 まだ喋れるのか。その事に苛立って、もう一度横から腹を思いきり蹴ってやった。ひたぎの体がカエルみたいに小さく跳ねてかなり楽しい。それから再び、頭に足を置いて床に押し付ける。

「戦場ヶ原的にはどうされたい?」

「……ぃ……ぁ…………」

 ひたぎは小刻みに体を震わせたまま答えない。今度こそ喋る余裕がなくなったらしい。僕は満足して、これからこいつをどうするかを考えた。

 あまり時間をかけると羽川が教室から出てくる可能性もある。幸いこいつは軽いから場所移動ぐらいどうにでもなるはずだ。さてさて、どうしようか……。


↓1から↓5までどうするかを安価。その中のどれかをこちらが勝手に選びます。
なお、今日の更新はこれまで。


体育倉庫に連れて行く

屋上に行こう

トイレに行こう

 屋上に連れていくか。あそこなら人目につきにくいし、こいつが多少騒いだところで問題はないだろう。

 そうと決まれば即実行だ。僕はひたぎの頭を踏んだまま、こいつが声を出さないようポケットからハンカチを取りだし、それを丸めて無理矢理口の中に押し込んだ。

「ぅぅっ!!」

 ひたぎは目を見開いてそれを取ろうと手を伸ばしたが、僕がそんな事を許すはずもない。ひたぎの両手を掴むと、こいつの長い髪の毛を使って後ろ手に縛ってやった。咄嗟に判断してやった割には、自分でも上出来だったと思う。

「もういいか」

 僕は足をどける。これで逃げられる心配はなくなった訳だし、何より苦痛にのたうつこいつの顔が見たかった。足をどかすと、ひたぎは僕が期待していた通りの反応を示してくれた。

「ぅぐっ!!」

 首がぐいと上がり、それと同時に苦痛に喘ぐ表情をひたぎが見せる。当然だ。振りほどこうともがけばもがくほど、自分の首が上がってしまい、余計苦しくなる仕様なのだから。目からは屈辱からか恐怖からか痛みからか、とにかく涙がぼろぼろ流れていた。すごくいい。

 僕は思わず大声で笑いだしそうになった。女を好きなようにいたぶるのが、これだけ楽しいとは本当に思ってもいなかった。

「さ、行くぞ。戦場ヶ原」

 僕がそう言うと、ひたぎはびくっと震え、くぐもった声で何かを叫んだようだ。口にハンカチが詰まってるから何を言っているのかはわからなかったけど、表情を見る限り「許して」とか「助けて」とかそんな言葉じゃなさそうだ。

 多分、罵詈雑言とか拒否の言葉とか、その手の類いだろう。少し苛ついた反面、強気の女だって事がわかって嬉しくもなった。こういう女を屈服させ奴隷にしていくのはさぞかし愉しいだろうと思う。

「行くぞ」

 とりあえず苛ついた分として、今度は胸あたりを容赦なく二度ほど蹴ってやった。蹴る度にひたぎの体がびくんと跳ねる。こういう強気な女は、動物と一緒で暴力でしつけるのが一番いいだろう。

 逆らったらどうなるかを徹底的に体に教え込ませるべきだ。パブロフの犬と同じで、条件反射になるぐらい。

 僕はひたぎの首根っこあたりを掴むと、廊下をずるずると引きずるように屋上へと向かった。雑巾代わりに丁度いいな、なんて事を思いながら。

 屋上に着く頃には、ひたぎもずいぶんと大人しくなっていた。途中で三回ほど殴ってやったのと、階段の上りが効いたんだろう。いい傾向だ。

 僕は試しにひたぎに質問してみる事にした。質問自体は何でも良かったから天気の話にした。「今日はいい天気だな」とか、そんなどうでもいい事だ。

「……ぁ…………」

 ひたぎは痛みを耐える様な表情で呻き声を出しただけで、恐らくは何も答えなかった。目からは涙がずっと流れてる。僕の言葉自体聞いてなかったかもしれない。

「おい、戦場ヶ原。今日はいい天気だな。何か答えろよ。首を動かす事ぐらい出来るだろ?」

 少し低い声で、拳を目の前でわざと握ってやると、ひたぎは怯えた表情を見せ、微かにだが首を縦に動かした。階段を登る時にこいつが暴れたので、「罰だな」と言ってわざと段差に足をしこたま打ち付けてやったのが効いているんだろう。

 痛みってのは人体の危険信号だ。僕に反抗するのは、これ以上まずいと、こいつが頭でなく体で悟った結果に違いない。やっぱり僕の考えは間違ってなかったと確認が出来た。

 ここまで来れば、こいつに何をしても平気だろう。嫌がるようならまた殴ってやればいい。第一こいつは縛られていて僕にどうこうする事なんて絶対に出来ない。何も問題ない。僕はそう結論づけた。

 さて、こいつが僕に危害を加えようとした理由は後で聞くとして、その前に、僕にそれをしたらどんな目に遭うかをまずは徹底的に教え込ませなきゃいけない。

 ついでに、僕に反抗しようとしたらどうなるかも。これは今日確実にやっておかなきゃいけない事だ。心さえ折っておけばこの先どうにでも出来る。僕のいいなり奴隷にするのはそれからだな。

 そこまで考えた僕は……。


ひたぎにする事を安価↓1から↓3まで。こちらでどれかを選びます。

犯す

SMプレイ

犯す

 犯す事にしよう。そう決めた。

 僕は屈み込んでひたぎの服を脱がしにかかった。と言っても制服の上をまくっただけだが。腕を縛っているから、上は脱がしにくい。まくるだけで我慢しておこう。

「んー! んんっ!」

 これから何をされるかは流石にわかったらしく、必死に体を揺らして抵抗するひたぎ。は。こんなものが抵抗の内に入るわけがない。

 ひたぎのブラはレース付きのピンクだった。顔に似合わないな、と僕は思わず冷笑した。にしてもひたぎが相変わらず逃げ出そうとしてて、押さえつけるのが少しめんどくさい。

 殴って大人しくさせようかとも思ったが、このまま無理矢理に犯すのもいいかもしれない。前者は支配感が強くて楽しめそうだし、後者はレイプの感覚が楽しめそうだ。どちらにしよう。


安価↓1から↓3で多数決。

後者

後者

 やっぱり最初だしレイプ感覚を味わっておこう。まあ、実際レイプなんだけど。

「戦場ヶ原。これからお前を犯すから」

 わざわざ宣告してやった。ひたぎの目が恐怖で見開いた。まるで化物でも見るような目付きで僕を見ている。まあ、実際半分は化物なんだけど。

「んっ!! んー!!」

「悪いが、僕には何を言ってるのか、全然わからないな。きちんと説明してくれ」

 そうこう言う間に、ひたぎの体をがっちりと押さえ込む。足を力任せに開かせて、両腕でしっかりと固定した。下に目を向けると、スカートがまくりあがってこいつのパンツが見えてる。こっちもやっぱりピンク色だった。似合ってるとは到底思えなかったけど、薄く透けていて毛が少し見えた。興奮はする。

「もう一度言うぞ、戦場ヶ原。これからお前を犯すから」

「んーっ!!」

 相変わらずじたばたと無駄な抵抗をするひたぎ。体をよじって何とか逃げようとするひたぎが妙にエロくて、僕のは当然大きくなっていた。

 ぶっちゃけ、殴ってここまで連れてきた時から大きくなっていたが。

 覆い被さるようにして、ひたぎのブラを強引に手で下げる。形のいいおっぱいが出てきた。羽川ほどではないがそこそこ大きい。僕は力任せにそれを掴んでみた。すると、苦痛というより、絶望にも近い表情がひたぎの顔に浮かんだ。こいつ、もしかしたら処女かもしれないと、その時、何となく思った。

「なあ、戦場ヶ原。お前、ひょっとして初めてなのか?」

「んんっ!! んぐっ!!」

「あー、もう! 動くな!」

「ゃっ!!」

 ほとんど反射的に僕はひたぎの頬を張り飛ばしていた。しまった。叩くつもりはなかったんだけど。ただ、胸を揉んだ瞬間から、どこにそんな力があるのかってぐらいにこいつが暴れ出したのでそのせいだ。

 見ると、涙ももう流れていないみたいだ。ただ、恐怖にひたすら怯えている。結構な事だ。挿入するまで散々怯えさせてやろうと、僕は決心した。そうでなくちゃ、僕が面白くない。

 だとすると、何をしようか。とりあえず、絶望の声が聞けないってのも寂しいかな。口のハンカチはとってやろうか。ただ、それをすると声が誰かに聞かれる可能性もある。どうしよう。


ハンカチを取るか取らないかで、安価↓1から↓3で多数決。

取らない

取らない

 少し考えたところで、リスクを背負うのはやめた方がいいという結論に出た。少し寂しいが仕方ない。慎重に行くべきだろう。

 僕の下ではひたぎがずっと暴れてる。これは殴っても大人しくなるレベルじゃなかったかもしれない。その事については僕はラッキーだったと考えるべきか。

 さて、これから挿入まで何をしよう。ハンカチのせいでキスも出来ないし、愛撫とかで気持ちよくさせてやる気は僕には毛頭ない。痛みをこいつは味わうべきだし、何よりこれから奴隷になるやつの事を思いやるなんて論外だ。

 ひたぎを押さえつけながら、僕はとりあえずこいつのパンツをずらしにかかった。これぐらいなら片手でも出来る。初めて見る、女のアソコ。想像以上にグロかったけど、無理矢理しているせいか、僕はかなり興奮した。

「んんっ!! ぐっ! んぐっ!!」

「だから、暴れるな!」

 下のひたぎはほとんど半狂乱の様になっている。首を必死に振り、その度に腕と繋がっている髪の毛のせいで痛みからぎゅっと目をつぶるの繰り返しだ。押さえ込んでいない状態でこれを見たら、多分、僕は大笑いしていたに違いない。

 あがいてもあがいても、どうにもならない状態で、でも本人はその事に気づいていないなんてとんだバカ女だ。大人しく諦めて抵抗を断念していたら、僕も多少は優しくしてやったかもしれないのに。

 とりあえず、挿入までこの楽しい楽しいオモチャでどう遊ぼうか。僕は色々考えた末……。


安価↓1から↓3まで。ひたぎに何をするか。現在の状況で不可能なのは、無効

おっぱいモミモミ出来るよ!

希望を与えて絶望させる

マゾへ調教

これは良いマララギさん

ぞくぞくしてきたw

 そうだな。まずはもう少し胸を揉むか。

 と言っても、優しく揉んでやるつもりなんて僕には当然なかったけど。それをして、もしもこいつが感じ始めたりなんかしたら興醒めもいいところだからな。

 僕は片手でひたぎの胸をわし掴みにすると、握り潰すかのように揉んでやった。

「んぐっ!! んーっ!!」

 僕が力を込める度にひたぎの体が弓なりになる。ちょっとしたロデオ気分だ。悲鳴を聞けないのが残念だけど、痛がっているこいつのこの表情だけでも十分に満足出来る。

 しばらくそうやった後、握った手を離すと、ひたぎのおっぱいにはしっかりと僕の手の跡が赤くついていた。たまらないな。

 僕は、今度は乳首をつねるようにつまんで、そのままぐいっと引っ張りあげた。「っっっ!!」これもかなり痛かったらしい。ひたぎは弓なりの格好で停止したまま、目を大きく開けて涙をぼろぼろと溢していた。歯を食いしばれないのだから、痛さは相当なものなのだろう。表情がすごい良い。

 僕は笑って、そのまま、つまんでいた乳首をぐりんとひねってやった。まるで電気ショックでも受けたかの様にひたぎの体が跳ねた。面白かったので、しばらくそのままにした。ひたぎは暴れもせず、というよりそれどころじゃなかったんだろうな。弓なりの状態のまま、くぐもった悲鳴をずっと上げていた。

 このおっぱい遊びは僕にとってかなり愉しかった。「もう一回やるからな」と言うと、その度にひたぎは心底怯えた表情を見せてかなり暴れるのだが、実際にやり始めるとずいぶん大人しくなる。痛みが強すぎて抵抗する余裕がなくなるんだろう。

 そして、終わった後は放心状態になるのか、僕がどれだけおっぱいを触ろうと、撫でようと、乳首をなめまわそうと、大した抵抗がなくなる。

 だから、僕はその間、ひたぎのおっぱいを好きなだけ弄り、好きなだけ吸い、好きなだけ揉みまくった。

 そして、それに飽きたら、「もう一回やるからな」とひたぎに言う。ひたぎはまた暴れ始めるので、僕はまたレイプ感覚をずっと楽しめる。

 後はそれの繰り返しだ。これを何度も何度もひたぎに繰り返してやった。僕が飽きるまで。多分だけど、30分ぐらいはそうしていたと思う。

 気がついたらひたぎのおっぱいは僕の手の跡で真っ赤になっていたし、ひたぎの暴れ方もずいぶんと弱々しくなっていた。体力の限界がこいつに来たんだろうか。そう思うとがっかりだ。もう少し僕を愉しませる義務がこいつにはあるはずだ。

 僕は面白くなかったので、ひたぎの顔めがけて唾を吐きかけてやった。ひたぎはよけようともせず、顔にかかった唾に反応する訳でもなかった。ただされっぱなしだ。本当に面白くない。

「なあ、戦場ヶ原」

「…………」

「そろそろやめてほしいか?」

「……!」

 ずっと無反応だったひたぎが、この言葉でようやく反応した。反応するって事は、こいつはまだ、僕のオモチャになってるって事に気がついてないんだろうな。つまり、バカだ。バカは救いようがないから、僕に何をされても仕方がない。

 ひたぎは、憔悴しきった様子だったが、虚ろだった目には少しだけ光が灯っていた。溺れる者は藁をも掴むというけどその通りだ。藁なんか掴んでもどうにもならないんだけどな。ただ、それがわかっていてわざと藁を投げるのは、岸で見ている人間としては楽しい限りだ。

「お前が今日の事を誰にも言わないっていうなら、ここでやめてやるよ。どうする?」

「……!!」

 ひたぎが何か声を出した。助けを求めるような表情でこくこくと何度も首を縦に振った。僕はこの時のひたぎほど、可愛いと思った事はない。僕が完全に上の立場だと理解して、そして僕に憐れみをお願いする表情だ。最高に可愛い。

「……わかった。じゃあこれでやめてやるよ」

 僕がそう言うと、ひたぎは涙を流して何度もうなずいた。それにしても、女の涙ほど美しいものはないと僕は本当に思う。だから僕はこいつを散々なまでに泣かせてやりたいんだろうな。そんな事をふと思った。

「ただし」

「……!?」

「保険はかけさせてもらうからな。早い話、お前の裸の写メを僕は撮る。それが嫌なら犯す」

「……!!」

 ひたぎは驚きの表情を見せ、そしてそれは徐々に歪んだ泣き顔へと変わっていく。そりゃそうだろう。これで何事もなく終わると思ってたはずなんだから。そんな甘い話があるはずもないのに。

「それで、どうする? 大人しく写メを撮られるなら、僕は本当にこれ以上何もしない。神に誓ってそうする。ただ、それが嫌なら犯すしかないけど」

 そう言うと、ひたぎは僕に許しを乞うような絶望的な目を向けた。最初の頃なら、こいつはきっと殺意をもった目で僕を睨み付けていたのだろうけど、今じゃそんな反抗心すらひたぎにはありはしない。少なくとも今の主従関係ぐらいは理解している訳だ。心を完全に折るまでもう少しというところだろう。

「……ぃ…………」

 ベトベトに濡れたハンカチの奥から、少しだけ声が聞こえた。何て言ったかはわからなかったが、それをYESととった僕はひたぎの片足を持ち上げてこいつのスカートを脱がしにかかった。

「…………」

 ひたぎは反抗しなかった。僕にされるがままだった。僕は口を近づけて、ひたぎの柔らかい太ももを軽くなめてみた。ひたぎは軽く震えたが、それでもじっとしていた。僕はその時、痛いほど勃起していた。こいつを支配したという満足感で一杯だった。

 スカートを全部脱がしたところで、僕は念のため自分のベルトを外してひたぎの足首に巻きつけ、今度はそれを近くにあった配水管にくくりつけた。これで、こいつはもう完全に逃げ出す事は出来ない。念には念をだ。

 パンツはどうしようか少し悩んだが、最終的にはAVでよくあるような、片足にかかっている状態にした。この方が全裸よりエロいと僕は思ってる。

 下はこれで良かったが、上の服は両手を髪の毛で縛っているからやっぱり脱がせられない。仕方なく限界まで上にまくるだけで良しとした。途中、こいつの服の袖とかから大量の文房具が出てきてびっくりしたが。それもコンパスとかハサミとか尖った系のものばかり。なんなんだろうな、この女。

「仕込み武器ってやつか?」

「…………」

 ひたぎが首を縦にも横にも振らなかったので、僕は腹立たしさから、丸見えになっているこいつのあそこを手で弄ってやった。びくっと飛び退いて逃げ出そうとしたから、今度は体を押さえつけてかなり乱暴に弄った。多分、痛みしか感じないレベルでだ。

 案の定、ひたぎは「んーっ! んーっ!」言いながら首を振ってまた涙を流し始めた。僕に忠実でない態度を取るからだ。バカが。

 その後、腹いせに鼻をつまんでしばらく息が出来ないようにしてやってから、ひゅーひゅー涙目で呼吸しているひたぎの撮影会を僕は始めた。携帯を取りだし、まずはひたぎの全身を何枚か撮る。こいつはスタイルがいいからこういう写真は妙にエロい。

 次におっぱいとあそこをドアップで撮った。ひたぎが足を閉じようとしたので、その度に乳首をつまんで思いきりひねってやった。ひたぎの呻き顔も撮れたので、これにはそこまで腹が立たなかったかな。しばらくそれを繰り返してたらもう足を閉じようとはしなくなったし。ここら辺は動物の調教と同じだな。

「戦場ヶ原。次は片足を上げて、大きく足を広げろ」

「…………」

 何も言わず僕の言われた通りにするひたぎ。撮影しながらこいつの体もずっとまさぐっていたので、僕はその間、勃起しっばなしだった。これから僕のをこいつの中にぶちこむかと思うと余計に期待も股間も膨らむばかりだ。僕はわざと細かく指示しながら、自分を焦らすように何枚も何枚も写メを撮っていった。ついでにこいつの身体中をなめまわしながら。

 ひたぎはずっと耐えるような表情でじっとしている。快感とかじゃなく、嫌悪感に、だけど。これさえ終われば助かるんだと信じきっているに違いない。

 全く。僕がこいつとの約束なんて守る訳ないのにな。それを知った時のこいつの反応が、僕は今から楽しみで仕方なかった。

このまま、挿入で良ければ1。ひたぎでもう少し楽しみたければ2で
安価↓1から↓3まで多数決

2の場合は、その↓1から↓3で何をするか安価。その中から一つ選びます

大晦日は多分来ないので、また来年。皆様、良いお年を

乙 安価は1で

乙安価は2で

1

乙でした

あけおめ

 さて、ずいぶん写メも撮った事だし、僕のものもズボンの中で痛いぐらい膨らんでいたので、そろそろこいつを犯すとしよう。

「戦場ヶ原。撮り終わったから、もういいぞ。これで終わりだから」

 僕は出来るだけ優しくそう言ってやった。上げて落とすのは基本中の基本だ。

「ぁ……ぅ…………」

 ひたぎは助かったと思ったのだろう。気が緩んだせいか、また涙をぽろぽろと流し始めた。あれだけ泣かせてやったというのに、まだ涙が出てくるんだから、こいつは本当に可愛らしい。僕の奴隷として長く楽しめそうだ。これから何度でも何度でも泣かせてやる事にしよう。

 僕はひたぎの頭をそっと撫でてやった。これは本心からの行動だ。正直な話、こいつがとても愛らしかった。泣いているこいつは本当に綺麗だ。

 僕の初めてのオモチャ。僕の初めての奴隷。泣き虫で弱虫の可愛らしいやつだ。僕の筆下ろしがこいつで良かったと心底思う。

 僕は泣きじゃくるひたぎの頭をしばらく優しく撫でてやった後、おもむろにズボンを脱ぎ始めた。それを見て、ひたぎが固まる。何を……!? というそんな顔だ。この顔だけで僕は一回イケる自信がある。怯えと恐怖と困惑が入り交じった顔だ。可愛いよ、ひたぎ。

 僕はトランクスも下ろすと、その場にしゃがんで、既にびんびんになっている僕のものをひたぎのあそこに近づけた。勢いよく後ずさりするひたぎの足を掴み、僕は無理矢理引き寄せる。体重が軽いってのは本当に便利だな。難なくこれが出来る。

「んーっ! んーっ!」

 ひたぎが怯えた表情で何か言っている。いや、恐怖にひきつった顔と言った方が正しいかもしれない。ハンカチを取ったら、多分こいつは「何で!?」とか「約束は!?」とかそんな事を喚き散らすんだろうな。

 だから、僕はあえて言う。

「何を言ってるかわからないな、戦場ヶ原。きちんと喋ってくれないか」

「んんーっっ!!」

「聞こえない」

「んんんーっっ!!」

 絶望の表情でひたすら泣き叫ぶひたぎ。希望はこれまで十分感じたんだろう。そこから地獄へ突き落とされる気分はどうだ? ここまでしておいて、結局、お前は僕に犯されるんだよ。諦めな。これから僕の奴隷第一号としてきちんと可愛がってやるんだから、感謝されなくては。

 僕は自分のものを、ひたぎのあそこにあてがった。触れた先はぬるぬるしてた。散々いじくり回してやったからそのせいだろう。入れるのには何も問題なくて丁度いい。

「んーっ! んーっ! んーっっ!!」

 ひたぎも僕のものを肌で感じたんだろう。さっきまでかなりへばってたくせして、激しく抵抗を始めた。そっちの方が僕は興奮する。大人しくされてたらつまらない。

 暴れるひたぎを押し倒すようにして押さえ込むと、僕は自分のものをひたぎの中に少しずつ入れていった。「んぐっっっ!!!」ひたぎが下で跳ねるので、それをまた強引に押さえ、少しずつ少しずつ入れていく。温かくてぬるぬるしててすごく気持ちがいい。

「っっっ!!!!」

 不意に膣内で何かをぶちっと破る感触が伝わった。それと同時にひたぎが大きく跳ねる。ひょっとして、これが処女膜ってやつだろうか。こいつ、本当に処女だったんだな。やっぱりお前は最高の奴隷だよ。

「んっっっ!! ぁぐっ!!!」

 僕の下でひたぎがぴくぴくと痙攣してる。処女を僕に無理矢理奪われたのと、処女膜を破られた痛みのせいでひきつけみたいなものを起こしているんだろう。それに加えて、これまで僕が殴ったり蹴ったりした分や、抵抗した分の体力の消耗、そこらへんが一線を越えた事で一気に襲ってきたに違いない。

 残念だったな、ひたぎ。お前が大事に大事に守ってきたものは、僕に騙され裏切られた揚げ句、結局、無理矢理奪ってやったぞ。そして、これからお前は僕の専用肉奴隷として生きる事になるんだ。本当に、お前にとって最高の人生だよな。

「ぁっ……!! がっ……!!」

 ひたぎが目を見開いて、僕の下でびくっびくっと震えている。視線は僕の顔に向けられてたけど、まるで僕を見ていないような表情だ。どこか別のところを見ているような、そんな感じだ。

「ひたぎ。良かったな。これでもうお前は処女じゃない。そして、僕の命令にお前はこれから逆らえない。逆らったら全裸の写メをネットにアップするからな」

「ぃんっ……!! んぐっっ……!!」

 僕は緩やかに腰を動かしながら、ひたぎの脳と身体に刻み込むように言葉を吐き出す。ここでこいつをしっかりと奴隷にしとかなきゃいけない。自分の立場ってものを理解させ、僕のいいなりにさせておかないと。

「お前は処女を僕に奪われた事で、もう守るものを何もかも失ったんだ。お前のこれまでの人生なんてそんなものだ。中身が何もない空っぽの人生だ。生きてる人形みたいなものだよ、お前は。だから僕がお前を使って遊んでやるからな。お前が僕の言う事をきちんときいていたら、それなりにお前にもいい目を見させてやるよ」

「ぁっ……!! んんっっ……!!」

「ただ、僕の命令をきかなかったり、僕に逆らうような事をしたら、こんな風に容赦はしない。死んだ方がマシってぐらいに徹底的にお前をいたぶる。だから僕に精一杯尽くせ。わかったか?」

「んっっ!! ぁぐっっ!!!」

 まあ、わかっていようがいまいが、僕はこいつをひたすら犯すだけなんだけどな。僕が腰を動かす度にこいつはいい表情で鳴いてくれる。もう抵抗もしないし、今は最高のオナホになってくれてる訳だ。

「んっっ!! ぅぐっ!! ぁっ!!」

 気がつくと、いつのまにか、僕は腰を激しく振っていた。ゆっくりゆっくり味わおうとしていたんだけど、ひたぎの壊れたような泣き顔を見てるとあまりに興奮して腰が止まらない。くちゃくちゃと音を立ててる結合部もたまらなかった。気持ちよすぎる。

「んっ!! ぃぁっ!! んんっっ!!!」

 ひたぎのくぐもった悲鳴もそそる。僕は叩きつけるように激しく腰を動かした。ひたぎは相変わらず壊れた表情のままで痛みに大きく顔を歪ませている。もう本当にたまらない。

「っ、もうそろそろ出すからな!」

「ぁぃっ!! ぃんんっっ!!!」

 ひたぎが悲鳴を上げた。きっと中に出されると思ったんだろう。今日の中で一番の表情をしていた。絶望の淵で、僕に助けをお願いするような目だ。そんな顔をされたら、僕はもう止まらない。顔にかけるつもりだったけど、中に出してしまいたくなるじゃないか。

 このままひたぎの希望通り中出ししてやったら、さぞかしこいつはいい表情をしてくれるだろう。ただ、それで妊娠がどうのこうのとかになったら少し面倒かもしれないな……。僕は一瞬悩んだ。どうしようか。


どこに出すか。安価↓1

 やっぱり中はやめておこう。僕はそう判断した。妊娠の問題もあるし、絶望を与えすぎると調教の時にめんどくさそうだ。ある程度は妥協しておこう。

「戦場ヶ原、外に出してやる。感謝しろよ」

「んぅっ!! んっんっっ!!」

 僕はひたぎの腰を掴むとラストスパートにかかった。ぱんぱんと思いっきり腰を打ち付け、それから小刻みに強く打ち付ける。ダメだ。出る!

「んんーっっ!!!」

 僕は急いで自分のものを引き抜くと、ひたぎの顔めがけて思いっきりぶちまけた。自分でもびっくりするぐらいの量が出た。飛び出した精子はひたぎの頭や顔にべたべたとかかり、ひたぎがくぐもった悲鳴を上げた。

 僕の精子にまみれてるひたぎ。こいつはまた涙を流していた。目を閉じてずっと小さな嗚咽を奏でていた。精液を浴びた事で、自分が汚されたんだと改めて理解出来たのかもしれない。身体が時折思い出したように痙攣する事以外は、ひたぎは人形のようにじっと動かず、ただただ涙を流し続けていた。

 僕はひたぎの顔に僕のものをこすりつけると、残った精液も全部こいつの顔に塗りつけてやった。それから、手で顔中まんべんなく僕の精液を塗り広げる。こいつが僕のものとなった証としてだ。その写メも何枚か撮った。やっぱりお前は綺麗だよ、ひたぎ。

 さて、写メも撮り終えた事だし、十分満足もした。とりあえず服を着よう。

 あいにく僕のものはひたぎの血と愛液でぬるぬるになっていたので、それはこいつのパンツで綺麗に拭きとる事にした。その時、ひたぎの足に手をかけたが、こいつは全く無反応だった。そして、相変わらずたまに身体がびくっと痙攣する。

 ひたぎはまだ小さな嗚咽を上げて泣いているから、別に身体がヤバい事になっている訳じゃなさそうだが、これは少しやり過ぎたかもしれないなと僕は思った。それとも蹂躙としてはこれぐらいは普通なのだろうか。初めての事だけにこればかりはどうにもよくわからない。

 別にひたぎが壊れる事自体はそこまで問題じゃない。ただ、悪い方向に壊れてしまったら奴隷として使い物にならなくなってしまうのが問題だ。どうしたものかと、僕は少し考え込んだ。蹂躙は簡単だけど調教ってのは難しいものだな。

 僕はズボンをきちんとはき、それからもういいだろうと思ってベルトもひたぎの足首から外した。どうせ今のこいつは僕に逆らう気なんてありはしないだろう。あったとしても、また殴り付けてやれば済むだけの話だが、果たしてこれ以上こいつを追い込んでいいものかどうか。あるいは、調教する為にはもっと追い込まなければいけないのか。こいつは気の強い女だから、少しでも甘いところを見せるとつけあがるかもしれない。

 本当にどうしたものか。

 僕はきちんと服を着た後、再びひたぎを見た。ひたぎはさっきと変わらず目を閉じて涙をずっと溢している。身体がたまにびくっと痙攣するのも変わらない。ただ、さっきよりはずいぶんとマシになっているみたいだけど。

 さあ、これからこいつをどうしよう。今日はここまでにしておくべきか、それとももう少しいたぶるべきか、あるいは多少は優しくしてやるべきか。

↓1から↓3でこれからどうするかを安価。その中から一つ選びます。

なお、バッドエンドあり。セーブポイントもコンテニューもないので、ひたぎの今の様子と性格を考えた上で慎重にどうぞ。アウトの安価は選びませんが、三つともアウトの場合はバッドエンドになります

今日はもう寝ます。遅ればせながら、明けましておめでとうございます

かなり優しくする

拘束したまま衣服を整えてやる

やばいぐらい優しくして依存させる
あくまで上下関係は維持したままで

↑+警戒はとかずに

 僕は色々考えた上で、こいつにかなり優しくしてやる事にした。

 なにせ、これだけ痛めつけたんだ。洗脳と同じで、飴と鞭を与え続けたら、ひょっとしたら僕に依存してくるかもしれない。そう思っての事だ。

 とは言っても、こいつは仕込み武器を携帯しているような危険な女だ。警戒はしとかなきゃいけない。気を許す訳にはいかないのは当然の事だ。

 とりあえず、まずはこいつに服を着せてやろう。縛った状態は流石にそのままにしておくけど。まだこいつがどう行動するかは僕には予想がつかないからな。

 まずは、スカートか。パンツは僕のものを拭くのに使ってしまったからかなり汚い。もう履かさなくてもいいだろう。一応、証拠隠滅の為に、パンツは僕のポケットの中にしまった。後で燃えるゴミに出せばいい。

「ひたぎ。スカートを履かせるから足を上げろ」

「……ぅ…………」

 僕が声をかけたというのに、ひたぎはろくに反応すらしない。まだすすり泣いてやがる。僕の命令を無視するとはいい度胸だな、こいつ。かなりムカついたが、優しくすると決めた僕だ。僕の言葉が頭の中に入ってないものだと思って、殴るのはやめておいた。だけど、こんな事が続けば僕はきっと我慢できないだろうな。いつかはこいつを殴り飛ばすだろう。

 僕は出来るだけひたぎが警戒しないように、そっとひたぎの足を上げて、スカートを履かせにかかった。こいつはさっきと変わらずされるがままだ。まるで等身大のフィギアみたいだな。面白くないので、あそこや太ももを弄くり回してやりたくもなったが、我慢我慢。あくまで優しくだ。

 スカートを履かせ終えた後は、ブラも戻してやって、まくった服も丁寧に戻した。これでぱっと見、こいつは元の状態だ。

 というか、ひたぎのやつ、いつまで泣いてるんだ。目も開けやしないし、喋りもしない。僕がこのまま放っておいたら、明日になってもずっと屋上でこうしてたんじゃないだろうかなんて、そんな事まで思ったぐらいだ。

 ……まあ、それはいいか。とにかくこれでひたぎは、両手を後ろ手に縛られている事と、ハンカチを口に突っ込まれている事と、ノーパン以外は元の状態だ。

 ん?

「…………あれ?」

 この状態で、こいつに優しくするってどうすればいいんだろう。このままいたぶる方法ならいくらでも思いつくけど、あいにくそれ以外はさっぱりだ。一体何をすればいいんだろう。珍しく困ったぞ。


どうするか、安価↓1から↓3。セリフでも可

お姫様抱っこ

抱きしめてなでなでする

悩み相談

 とりあえず、思い付いた事を片っ端からやってみよう。まずはお姫様抱っこだ。放心しているひたぎを抱き起こすと、足と背中に手をかけて持ち上げる。

 ひゃほっー。軽いなあ。

「……ぅ…………」

 ひたぎは反応なし。何か声をかけた方がいいかなと考え、「ひたぎ」と優しく囁くように声をかけてやった。うん。やっぱり反応がない。このまま屋上からぶん投げてやりたい気分だ。そうすれば流石にこいつも反応ぐらいはするだろう。もちろんしないけどさ。

 次に僕が思い付いたのは、抱き締めながら頭を撫でてやる事だ。大人しくしてるひたぎは可愛いから、これは問題ない。自然と愛情も込み上げてくる。

 僕はひたぎを一旦地面に下ろすと、後ろから優しく抱き締め頭を撫で始めた。前からだと精液まみれの顔が見えるから、こっちの方がいいと思っての事だ。

 改めて触ってみて思ったが、こいつの髪の毛は細くて触り心地がいい。だから、撫でる分には僕も文句はない。だけど、撫でられる側の態度がやはり気に入らない。少しぐらいは反応を見せろよ。たまにびくっと動くだけってどういう事だよ、お前。段々腹が立ってきた。

 僕は少しいらついたまま、ひたぎの悩み相談を聞いてやる事にした。具体的には体重の事だ。こいつはあまりに軽すぎるからな。病気だとかそんなレベルの軽さじゃない。多分だけど、怪異が絡んでるような気がする。それなら、僕でもきっと相談に乗れるだろう。

「なあ、ひたぎ」

「…………」

「お前、体重が異常に軽いよな。どうなってるんだ、それ。何かあったのか?」

「……ぃ……ぅぅ…………」

 ひたぎは急にさっきよりも泣き出しやがった。まるで迷子になった子供みたいにめそめそだらしなく泣いてやがる。というか、お前、僕の質問に答えろよ。こいつの飼い主として、流石にもうそろそろ僕にも我慢の限界がきそうだ。腹パンをかましたくてしょうがない。


これからどうするか、安価↓1から↓3。セリフでも可。

吸血鬼パンチをぶち込む

暦「僕ならおまえの悩みを解決してやれるかもしれない、だから話してみろよ」

蟹…

 僕は怒りをぐっと堪えて、辛抱強くひたぎに尋ねた。

「僕ならお前の悩みを解決してやれるかもしれない、だから話してみろよ」

「ぃ……ぅっ…………」

 こいつ、全く聞いちゃいない。もう駄目だ。我慢の限界だ。奴隷の分際で御主人様の言う事を聞かないってのは論外だろう。僕はひたぎを抱き締めていた手を離すと、こちらを振り向かせ腹に一発かましてやった。

「っっ!!」

 一応言っておくと、きちんと手加減はした。忍の力を借りた吸血鬼パンチをお見舞いしてやろうかとも思ったが、せいぜい呼吸が少し止まるぐらいにしておいた。僕も甘いとは思ったけど、優しくしてやると結論づけた手前、本気でぶん殴るのは良くないと思ったからな。

 それから再度ひたぎに尋ねる。

「僕ならお前の悩みを解決してやれるかもしれない、だから話せ」

「……がっ! ……ぐっ!」

 ひたぎは息が止まったせいか、ようやく目を開けた。殴った衝撃で、ハンカチを吸い込みでもしたのか、げほげほ咳き込んでちょっとした呼吸困難に陥っているみたいだ。足と身体全体を動かしてじたばたともがいている。罰としてはこれぐらいで許してやるか。

「ひたぎ。僕が優しくしてる内に、話せ。お前は僕の奴隷なんだから、僕の命令は絶対だ。いちいち僕を苛立たせるな」

「……っ! ぐっ……!! ごほっ!!」

 ようやく持ち直したのか、こいつは九死に一生を得たような表情で荒い息をし始めた。さて、それじゃ話してもら……ん?

「ぃっ……!! ぁっ!!」

 ひたぎの体が急に震え始めた。見ると、ものすごく怯えた目つきをしている。そして、ひたぎの視線は僕ではなく、僕の真後ろに向けられていた。

 一体、何だっていうんだ? 僕は振り返ってみたが、そこには何もない。ただの空間。もう陽が沈みかけていたので夕日が眩しい。それだけだ。

「ぁっ!! ぃっっ!!」

 なのにひたぎはその何もない空間を見つめ、心底怯えた表情を見せている。まずい。もしかして、妙な感じで壊れてしまったんだろうか。

「んんーっ!! んーっ!!」

 突然、ひたぎが逃げ出そうとした。なので、僕はひたぎの足首を掴み転ばした。ひたぎは手を使えないのだから地面に直撃を受けて結構なダメージを食らったはずだが、しかし、こいつはそんな事は微塵も感じさせない様子で、それでも這ったまま逃げ出そうとしている。

 本当に何だっていうんだろうか。僕はもう一度振り向いたが、やっぱりそこには何もない。いや、待てよ……。

 ひょっとして……怪異。なのか?

 怪異がそこにいて、それはひたぎだけに見えているんだろうか。もし、そうだとしたら僕はどうするべきなんだろう。

 少なくともこのままひたぎを逃がす訳にはいかない。とはいえ、もしこの怪異が僕にも何かしてくる類いのものだったら、僕自身が危ない。まずいな、どうするか。


安価↓1

怪異に全力パンチ

 結論。やられる前にやれ。いい言葉だ。これからの僕の人生訓としよう。

 僕は立ち上がって、大きく息を吸い込んだ。ひたぎは一旦離す。この怪異を退治してから追いかければ済む事だ。パンチ一発全力でぶちかませば余裕だろう。何せ僕は怪異の王様である吸血鬼もどきだからな。

 僕は、その見えない「何か」に向かって助走した。大きく振りかぶって、パンチングマシンにするように全力で一撃をぶちかます。

 決まった! 確かに何かに当たった。手応えありだ!

 え、あれ……?

「うわっ!!」

 僕の体が不意に宙に舞った。そして、屋上のフェンスへとしこたま体を打ち付けられた。痛ぅっ! ……これ、洒落になってないぞ!

 ぎちぎちと僕の体を締め付ける「何か」。フェンスが歪み、折れ曲がっている。おい、マジでヤバいってこれ。このままだと、僕はここから突き落とされ……。

 あっ……。

 ばきっという嫌な音が背中でした。

 フェンスが折れたのか。

 いつのまにか僕の体は完全に宙に浮かんでいた。

 死ぬ前には、周りの光景がスローモーションになるっていうけど本当だな、あれ。ひたぎが立ち上がって、後ろ手でドアノブを回し、屋上から出ていくのが見えた。

 逃げられた。

 何でこんな事になったんだよ。

 僕はそのままゆっくり地上へと自由落下していった。ひたぎの時は僕が受け止めたけど、僕の時は多分無理だろうな。そんな酔狂なやつ僕ぐらいしかいないはずだ。誰も受け止めてくれやしないだろう。

 くそ…………。

 後日談、というか今回のオチ。

 結論からいくと、僕は生きていた。吸血鬼もどきだからな。ただ、死ぬほど痛い思いをしたとは付け加えておこう。体がひどく壊れたので、再生が遅く、校舎から逃げるひたぎを遠目に見ながら、僕は何も出来なかった。

 そして、ひたぎは縛られた状態のままだったので、通りすがりの人が当然不審に思い、ひたぎを保護すると同時に110番通報した。

 ひたぎは僕への恐怖からか、あるいは脅しが効いていたからか、とにかく何も喋らなかったらしいが、校舎から出てきたところは目撃されていたので、警察はすぐさま学校へと来て、そして倒れている僕を発見した。

 その時、僕の体の再生は全部終わっていたけど、僕は痛みから全く動けない状態で、つまり、されるがままにパトカーに乗せられた。名目は保護だが、実質的には不審者への事情聴取だ。

 僕はもちろん黙秘した。だけど、僕のポケットにはひたぎのパンツが入っていたし、そのパンツは血と愛液で濡れていたからほとんど意味がなかった。おまけに僕の携帯にはひたぎの写メが大量に保存されている。状況証拠がありすぎで、僕には抗う術がなかった。

 検察が僕を婦女暴行罪、強姦罪、傷害罪で起訴した翌日、火憐ちゃんと月火ちゃんが揃って面会に来た。

 火憐ちゃんは怒りで目を燃やして、面会室の窓ガラス越しに僕を殴りつけ、そして何も言わず涙目で去っていた。月火ちゃんはもっとひどく、汚物でも見るような目で僕を見た後、こう言った。

「刑務所から出たら、私が必ず殺すから」

 流石は僕の自慢の妹たちだ。なんだか無性に泣けてきたぞ。

 その後で忍野が面会に来て、「やあ、久しぶりだねえ、阿良々木君」といつもと全く変わらない様子で僕に話しかけてきた。こいつだけは、本当にどんな時もぶれないな。ある意味、尊敬に値するよ。

「阿良々木君。今回は派手にやらかしちゃったみたいだね。何か楽しい事でもあったのかい?」

 あったよ。色々な事がさ。その結果がこれだよ。

「怖いねえ。そう睨むなよ。これは全部君の責任なんだぜ」

 ああ、そうだな。だからって何がどう変わるって訳でもないけどさ。

「まあ、僕がここで何を言っても、多分、君には意味のない事だろうから、僕は君の知りたがってるであろう事だけ話すよ。あのお嬢ちゃんの事さ」

 そう言って、忍野はべらべらとひたぎのその後の事について話し始めた。ひたぎは学校にも行かなくなり、食事もろくにとらなくなり、入院する事になったらしい。重度の鬱病だそうだ。僕にとってはどうでもいい事だったけど。

「そう言うと思ったよ」

 忍野はそんな事を言った。

「ただねえ、阿良々木君。君はその事を知っておかなきゃいけないのさ。君がどういう風に思おうとも、物語には結末が必要だからね」

 忍野はそう言い残して出ていった。多分、もう会う事はないんだろうな、と僕はその時思った。

 独房は寒い。気温の問題じゃない。多分、心の問題だ。夜になり消灯時間を過ぎると余計にそう思う。

 結局、僕は何が駄目だったんだろうか。怪異に立ち向かった事がよくなかったんだろうか。それともひたぎを追い込み過ぎたのが問題だったんだろうか。あるいは怪異の事をよく知らないままにしておいた事が駄目だったんだろうか。

 まあ、今更どうしようもない事なんだろうけど。

 独房の中で僕がガタガタ震えながら縮こまって過ごしてると、鉄格子で出来た窓枠から不意に懐中電灯の光が射し込んだ。看守の見回りの時間のようだ。

「……ぐわっ!」

 ??

 何が起きたんだ? 今、看守が倒れるような音がしたぞ。

 僕は立ち上がって、様子を確認しようとした。すると、不意に僕の影から、一人の少女が現れた。いや、少女じゃなくてこいつは……。

 吸血鬼の残りカス……。今は名もなき化物だ……。

 吸血鬼の成れの果て。その残りカス。

 こいつのせいで僕は……!!

「ちくしょう!!」

 気がつくと僕はこいつを蹴り飛ばしていた。こいつの姿は、今は幼い少女だから思いっきり蹴れば簡単に吹き飛ぶ。壁にぶつかったところを、僕は掴んで引きずり寄せ更に殴り付けた。こいつのせいで! こいつのせいで! こいつのせいで!

 少女は手でガードもせず、ただ殴られっぱなしだった。何もせず、ひたすら痛みに耐えているようだった。まるで僕に殴られる為にこいつはここに現れたかのようだった。

「ちくしょう……!! ちくしょう……!! ちくしょう……!!」

 殴りながら僕はいつのまにか泣いていた。涙が自然と溢れてきた。何でこんなに悲しいのか全く理解できない。こいつを殴る度に、僕の心は痛みで張り裂けそうになる。なのに、僕は殴る手を自分の意思では止められない。

 もういい。やめろ! やめてくれ! もう十分だろ!!

 やめてくれっっ……!

 気がつくと僕はこいつに抱きついて泣いていた。子供みたいに泣いていた。

 涙が本当に止まらなかった。

「お前様……」

 こいつは小さな手を伸ばすと、そっと優しく僕の頭を撫でた。ずっと撫でてくれていた。散々殴ったというのにそれでもこんなに優しく撫でてくれた。

「良いのじゃ、お前様。たかが人間一匹の事で、お前様が悩む事も悲しむ事もない。人間など死のうと生きようとどうでも良いのじゃ」

 こいつは小さな体で僕の頭を強く抱き締めた。

「安心するがよい、お前様。お前様には儂がついておる。この世の終わりまで儂とお前様は離れる事はないぞ」

 僕は嗚咽で声にならなかった。

「もうよいのじゃ。このようなところから逃げ出して二人で過ごそうぞ、お前様……」

 僕は泣きながら言われるままに頷いた。嬉しくて悲しくて辛くて本当に涙がいつまででも止まらなかった。



バッドエンドルート、完

これでこのスレは終わりです。その内、バッドエンドルートではなく、調教ルートを通った「家畜マイマイ」を立てるかもしれませんので、その時また宜しくお願いします

なんてこった


そら蟹に殴りかかったらそうなるよ

完全調教ハーレムEND的なのを見たかったな・・・。

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